説明

車両用空調システム

【課題】強い日射のある側の温度を確実に低下させることのできる車両用空調システムを提供する。
【解決手段】車両1内の幅方向に空気を送るための横断流送風機5と、車両1の側面に当たる日光の日射量を検出する日射センサー9a、9bと、車両1内の温度を検出する温度センサー7a、7bと、日射センサー9a、9bにより検出された日射量および温度センサー7a、7bの検出温度に基づいて車両1の日光の当たる側面側を冷却する必要があるか否かを判定し、冷却が必要と判定したときには、日光の当たる側面側に向けて空気が送られるように横断流送風機5を制御する制御部20とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、旅客用の鉄道車両や大型バスなどの室内の温度を常に快適にする車両用空調システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両内を冷房しているときに片側の窓から強い日射が入り、反対側の窓からはほとんど日射が入らない状態が長く続くことがある。そのため、空気調和装置が正常に運転されていても日射しが入る側の窓近くに座っている人は大変暑く感じ、反対側の人はむしろ寒く感じることがあり、車両の両側ともに快適性を保つことができないことがあった。
そこで、従来、車両の両側の温度差に基づいてダクト装置の角度を決定し、強い日射のある側とそうでない側とで送風量に差をつけて、強い日射のある側により多くの冷風を送るようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平04−163269号公報(第5−6頁、第2図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前述した従来の技術では、日射が差し込んでいない側にも冷風を送るようにしているので、その分、強い日射のある側の風量が少なくなっている。そのため、強い日射のある側の温度が余り下がらないということがあった。
【0005】
本発明は、前述のような課題を解決するためになされたものであり、強い日射のある側の温度を確実に低下させることのできる車両用空調システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る車両用空調システムは、車両の幅方向のほぼ中央の天井裏に配設され、車両内の幅方向に空気を送るための横断流送風機と、車両の側面に当たる日光の日射量を検出する日射センサーと、車両内の温度を検出する温度センサーと、日射センサーにより検出された日射量および温度センサーの検出温度に基づいて車両の日光の当たる側面側を冷却する必要があるか否かを判定し、冷却が必要と判定したときには、日光の当たる側面側に向けて空気が送られるように横断流送風機を制御する制御部とを備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車両の日光の当たる側面側に冷却が必要と判定したときには、その側面側に向けて空気を送るようにしたので、日射のある側の温度を確実に下げることが可能になる。そのため、日光の当たる車両の側面側に居る乗客に対して日射による不快感を和らげ、快適な状態をつくりだすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】実施の形態1に係る車両用空調システムの概略構成を示す図である。
【図2】実施の形態2に係る車両用空調システムの概略構成を示す図である。
【図3】実施の形態3に係る車両用空調システムの概略構成を示す図である。
【図4】実施の形態2における車両を模式的に示す斜視図である。
【図5】図4において横断流送風機を使用しなかったときの車両内の温度分布図である。
【図6】図4において横断流送風機から吹き出る空気を真下に向けたときの車両内の温度分布図である。
【図7】図4において横断流送風機から吹き出る空気を日光の当たる側面側に30°傾けたときの車両内の温度分布図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る車両用空調システムの概略構成を示す図である。
本実施の形態の車両用空調システムは、例えば旅客用の鉄道車両1(以下、「車両1」という)の屋根2に搭載された空気調和装置4と、車両1の幅方向のほぼ中央の天井3裏に配設された横断流送風機5と、車両1内の温度を検出する温度センサー7a、7bと、車両1の側面に当たる日光の日射量を検出する日射センサー9a、9bと、車両1内の空調を制御する制御部20とを備えている。
【0010】
空気調和装置4は、制御部20の制御に基づいて冷房運転や暖房運転などを行い、車両1内の空間を空調する。空気調和装置4からの冷風や暖風は、横断流送風機5の両側に配設されたダクトを介して天井3の空調吹出口10から吹き出される。横断流送風機5は、車両1の長手方向に複数台配置され、車両1の幅方向に揺動させる空気の吹出口を備えている。その吹出口からの空気は、車両1のほぼ中央の天井3に設けられた空気吹出口11から車両1の幅方向に吹き出される。温度センサー7a、7bは、例えばサーミスタからなり、車両1の天井の両側に設けられた空気流出口6の近傍に配置されている。日射センサー9a、9bは、例えば輻射熱センサー、赤外線センサーなどからなり、車両1の両側に設けられた窓8の近傍の側面に設けられている。
【0011】
制御部20は、空気調和装置4内に設けられ、例えば運転室に設けられた操作部からの操作に基づいて空気調和装置4の運転(冷房や暖房等)を行い、温度センサー7a、7bの検出温度が操作部の設定温度になるように空気調和装置4の運転を制御する。また、制御部20は、例えば空気調和装置4を使用する必要のない時期において、日射センサー9a、9bにより検出された日射量および温度センサー7a、7bの検出温度に基づいて車両の日光の当たる側面側を冷却する必要があるか否かを判定する。制御部20は、日射量および検出温度から冷却が必要と判定したときには、日光の当たる側面側のみに空気が送られるように横断流送風機5の吹出口を向ける。
【0012】
車両1の何れの側面に日光が当たっているか否かの判定は、例えば、日射センサー9a、9bの何れか一方の日射量が予め設定された閾値より高いときである。そして、その側面側を冷却するか否かの判定は、日光が当たっている側面側の例えば温度センサー7bの検出温度が反対側の温度センサー7aの検出温度より所定値以上高いときである。
【0013】
次に、本実施の形態の動作について説明する。なお、前述したように、空気調和装置4の運転が行われておらず、横断流送風機5のみが動作しているものとして説明する。
制御部20は、横断流送風機5を運転して車両1内の空気を攪拌しているとき、日射センサー9a、9bにより検出された日射量を読み込んで、何れか一方の日射量が閾値を超えているか否かを判定する。制御部20は、日射センサー9a、9bにより検出された日射量が共に閾値以下のときには横断流送風機5の吹出口の揺動(車両1の幅方向)を維持する。また、制御部20は、日射センサー9a、9bのうち例えば図1に示すように、日光が当たっている側の日射センサー9bの日射量が閾値を超えた場合には、日光が当たっている側の温度センサー7bの検出温度が反対側の温度センサー7aの検出温度より所定値以上高いか否かを判定する。
【0014】
制御部20は、日光が当たっている側の日射量が閾値を超えているときに、温度センサー7bの検出温度が温度センサー7aの検出温度より所定値以上でないと判定したときには、横断流送風機5の吹出口の揺動を維持する。また、制御部20は、日光が当たっている側の日射量が閾値を超えているときに、日光の当たっている側の温度センサー7bの検出温度が反対側の温度センサー7aの検出温度より所定値以上高いと判定したときには、横断流送風機5の吹出口を日光の当たっている右の側面側に向けて空気が送られるようにする。空気を日光の当たっている側面側に送風する場合、図1に示す破線の矢印Aのように横断流送風機5の吹出口を揺動させるようにしても良いし、横断流送風機5の吹出口の角度を固定して日光の当たっている側面側に空気を送るようにしても良い。
【0015】
以上のように実施の形態1によれば、日光が当たっている側の日射量が閾値を超えているときに、車両1の日光の当たる側面側の温度が反対側の温度より所定値以上高いと判定したときには、その側面側に横断流送風機5の吹出口を向けて空気を送るようにしている。これにより、車両1の日光の当たる側面側の温度を確実に下げることが可能になり、日光の当たる側面側に居る乗客に対して日射による不快感を和らげ、快適な状態をつくりだすことができる。
【0016】
なお、実施の形態1では、空気調和装置4が搭載された車両1に適用したことを述べたが、車両1内に横断流送風機5のみを備えた車両1に適用しても良い。
【0017】
実施の形態2.
図2は実施の形態2に係る車両用空調システムの概略構成を示す図である。なお、本実施の形態においては、実施の形態1と異なる部分だけを説明する。
本実施の形態における制御部20は、空気調和装置4を冷房運転しているときに、日射センサー9a、9bにより検出された日射量および温度センサー7a、7bの検出温度に基づいて車両1の日光の当たる側面側を冷却する必要があるか否かを判定する。制御部20は、日射量および検出温度から冷却を必要と判定したときには、日光の当たる側面側のみに空気が送られるように横断流送風機5の吹出口を向けて、ダクトから空調吹出口10を介して車両1内に吹き出される冷風を同一方向に誘導させる。
【0018】
車両1の何れの側面に日光が当たっているか否かの判定は、前述したように、日射センサー9a、9bの何れか一方の日射量が予め設定された閾値より高いときである。そして、その側面側を冷却するか否かの判定は、日光が当たっている側面側の例えば温度センサー7bの検出温度が反対側の温度センサー7aの検出温度より所定値以上高いときである。その所定値は、実施の形態1で述べた所定値と異なる温度値である。
【0019】
次に、本実施の形態の動作について説明する。
制御部20は、空気調和装置4を冷房運転し、横断流送風機5により車両1内の冷風を攪拌しているとき、日射センサー9a、9bにより検出された日射量を読み込んで、何れか一方の日射量が閾値を超えているか否かを判定する。制御部20は、日射センサー9a、9bにより検出された日射量が共に閾値以下のときには横断流送風機5の吹出口の揺動(車両1の幅方向)を維持する。また、制御部20は、日射センサー9a、9bのうち例えば図2に示すように、日光が当たっている側の日射センサー9bの日射量が閾値を超えた場合には、日光が当たっている側の温度センサー7bの検出温度が反対側の温度センサー7aの検出温度より所定値以上高いか否かを判定する。
【0020】
制御部20は、日光が当たっている側の日射量が閾値を超えているときに、温度センサー7bの検出温度が温度センサー7aの検出温度より所定値以上でないと判定したときには、横断流送風機5の吹出口の揺動を維持する。また、制御部20は、日光が当たっている側の日射量が閾値を超えているときに、日光の当たっている側の温度センサー7bの検出温度が反対側の温度センサー7aの検出温度より所定値以上高いと判定したときには、横断流送風機5の吹出口を日光の当たっている右の側面側に向けて空気が送られるようにする。空気を日光の当たっている側面側に送風する場合、図2に示す破線の矢印Aのように横断流送風機5の吹出口を揺動させるようにしても良いし、横断流送風機5の吹出口の角度を固定して日光の当たっている側面側に空気を送るようにしても良い。
【0021】
この時、空調吹出口10のうち日光が当たっている側面側の空調吹出口10から吹き出されている冷風は、空気吹出口11から吹き出ている空気により矢印Bに示すように同一方向に誘導される。
【0022】
ここで、図4に示すように空気調和装置4が搭載された一般的な車両1を解析モデルとして、窓8bから車両1内に日光が差し込んだ場合の温度分布について図5乃至図7を用いて説明する。
図4は実施の形態2における車両を模式的に示す斜視図、図5は図4において横断流送風機を使用しなかったときの車両内の温度分布図、図6は図4において横断流送風機から吹き出る空気を真下に向けたときの車両内の温度分布図、図7は図4において横断流送風機から吹き出る空気を日光が当たる側面側に30°傾けたときの車両内の温度分布図である。
【0023】
図4の解析モデルにおいては、空調吹出口10から例えば16℃の冷風が吹き出し、その中央に配置された横断流送風機5から27℃の空気が吹き出ているものとする。車両1内の空気は空気流出口6から排出される。また、日光は車両1の側面に対して60°の角度で窓8b側から車両1内へと射し込むように設定している。車両1の前面17および後面18は、扉によって閉塞されているものとする。
【0024】
横断流送風機5を使用していない場合は、図5に示すように、日光が射し込む車両1の右側の温度分布が28℃となっているのに対し、日光が射し込まない車両1の左側の温度分布は22℃となっており、車両の左右で6℃の温度差が生じている。
一方、横断流送風機5から真下に向けて空気を吹き出した場合は、図6に示すように、日光が射し込まない車両1の中央部から車両の左側では温度分布が24℃となっているが、日光が射し込む車両1の右側では温度分布が28℃となっており、車両1内において温度分布が不均一になっていることがわかる。しかし、図5と比較した場合、横断流送風機5によって車両1内の空気が多少攪拌されていることがわかる。
【0025】
横断流送風機5の吹出口を日光が当たる側(車両右側)に向けた場合は、図7に示すように、横断流送風機5から日光の射し込む側面側(右側)に吹き出す空気の流れに伴い、空調吹出口10から吹き出る冷風も車両1の右側へと流れているのがわかる。これにより、車両1内の温度分布の大部分は24℃となっており、図5、図6と比べた場合には、車両1内の温度分布がある程度均一になり、日光が射し込む車両1の右側においても、局所的に温度が高くなっていないため、快適性も向上することを示している。
【0026】
以上のように実施の形態2によれば、日光が当たっている側の日射量が閾値を超えているときに、車両1の日光の当たる側面側の温度が反対側の温度より所定値以上高いと判定したときには、その側面側に横断流送風機5の吹出口を向けて空気を送るようにしている。これにより、空調吹出口10から吹き出る冷風を日光の当たる側面側に送ることが可能になり、そのため、車両1の日光の当たる側面側の温度を確実に下げることができ、これに伴って省エネを実現できる。また、日光の当たる側面側に居る乗客に対して日射による不快感を和らげることができ、より快適な状態をつくりだすことができる。
【0027】
実施の形態3.
本実施の形態は、車両内の暖房として座席下に設置された暖房用のヒーターを用いたものである。
図3は実施の形態3に係る車両用空調システムの概略構成を示す図である。なお、実施の形態1、2と同様および相当部分には同じ符号を付している。
本実施の形態においては、冷房運転や除湿運転が可能な空気調和装置4が車両1の屋根2に搭載され、車両1の両側に設けられた座席12の下には暖房用のヒーター13a、13bが設置されている。各ヒーター13a、13bは、例えば常開の接触器14、15を介して電源16に接続されている。
【0028】
本実施の形態における制御部20は、接触器14、15をオンしてヒーター13a、13bにより車両1内を暖房しているときに、日射センサー9a、9bにより検出された日射量および温度センサー7a、7bの検出温度に基づいて車両1の日光の当たる側面側の暖房を停止する必要があるか否かを判定し、暖房の停止が必要と判定したときには、日光の当たる側面側のヒーター13bをオフ状態にする。
【0029】
車両1の何れかの側面に日光が当たっているか否かの判定は、前述したように、日射センサー9a、9bの何れか一方の日射量が予め設定された閾値より高いときである。そして、その側面側の暖房を切るか否かの判定は、日光が当たっている側面側の例えば温度センサー7bの検出温度が反対側の温度センサー7aの検出温度より所定値以上高いときである。その所定値は、実施の形態1、2で述べた所定値と異なる温度値である。
【0030】
次に、本実施の形態の動作について説明する。
制御部20は、接触器14、15をオンして車両1内を暖房しているとき、日射センサー9a、9bにより検出された日射量を読み込んで、何れか一方の日射量が閾値を超えているか否かを判定する。制御部20は、日射センサー9a、9bにより検出された日射量が共に閾値以下のときには接触器14、15のオン状態を維持する。また、制御部20は、日射センサー9a、9bのうち例えば図3に示すように、日光が当たっている側の日射センサー9bの日射量が閾値を超えた場合には、日光が当たっている側の温度センサー7bの検出温度が反対側の温度センサー7aの検出温度より所定値以上高いか否かを判定する。
【0031】
制御部20は、日光が当たっている側の日射量が閾値を超えているときに、温度センサー7bの検出温度が温度センサー7aの検出温度より所定値以上でないと判定したときには、接触器14、15をオンしたまま車両1内の暖房を維持する。また、制御部20は、日光が当たっている側の日射量が閾値を超えているときに、日光の当たっている側の温度センサー7bの検出温度が反対側の温度センサー7aの検出温度より所定値以上高いと判定したときには、日光の当たっている右側のヒーター13bの通電が遮断するように接触器15をオフ状態にする。
【0032】
以上のように実施の形態3によれば、日光が当たっている側の日射量が閾値を超えているときに、車両1の日光の当たる側面側の温度が反対側の温度より所定値以上高いと判定したときには、その側面側のヒーターをオフするようにしている。これにより、車両1の日光の当たる側面側に居る乗客に対して日射による不快感を和らげ、快適な状態をつくりだすことができる。
【0033】
なお、実施の形態1〜3では、旅客用の鉄道車両に本発明の車両用空調システムを適用したことを述べたが、これに限定されるものではなく、例えば大型バスに本発明の車両用空調システムを用いるようにしても良い。
【符号の説明】
【0034】
1 車両、2 屋根、3 天井、4 空気調和装置、5 横断流送風機、6 空気流出口、7a、7b 温度センサー、8 窓、9a、9b 日射センサー、10 空調吹出口、11 空気吹出口、12 座席、13a、13b 暖房用のヒーター、14,15 接触器、16 電源、17 前面、18 後面、20 制御部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の幅方向のほぼ中央の天井裏に配設され、車両内の幅方向に空気を送るための横断流送風機と、
車両の側面に当たる日光の日射量を検出する日射センサーと、
車両内の温度を検出する温度センサーと、
前記日射センサーにより検出された日射量および前記温度センサーの検出温度に基づいて車両の日光の当たる側面側を冷却する必要があるか否かを判定し、冷却が必要と判定したときには、日光の当たる側面側に向けて空気が送られるように前記横断流送風機を制御する制御部と
を備えていることを特徴とする車両用空調システム。
【請求項2】
車両の屋根に搭載され、冷房運転時に前記横断流送風機の両側に配設されたダクトを介して車両内に冷風を送り込む空気調和装置を備え、
前記制御部は、前記空気調和装置が冷房運転しているときに、前記日射センサーにより検出された日射量および前記温度センサーの検出温度に基づいて車両の日光の当たる側面側を冷却する必要があるか否かを判定し、冷却が必要と判定したときには、日光の当たる側面側のみに空気が送られるように前記横断流送風機を制御し、
前記ダクトから車両内に送り込まれる冷風を同一方向に誘導させることを特徴とする請求項1記載の車両用空調システム。
【請求項3】
車両の座席下に設置された暖房用のヒーターを備え、
前記制御部は、前記ヒーターをオン状態にしているときに、前記日射センサーにより検出された日射量および前記温度センサーの検出温度に基づいて車両の日光の当たる側面側の暖房を停止する必要があるか否かを判定し、暖房の停止が必要と判定したときには、日光の当たる側面側のヒーターをオフすることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用空調システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−16976(P2012−16976A)
【公開日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−154106(P2010−154106)
【出願日】平成22年7月6日(2010.7.6)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】