説明

車体後部構造

【課題】リヤフレームとリヤパネルとが結合して空間を形成しても、空間と外を連通する隙間をシールする車体後部構造を提供する。
【解決手段】車体後部構造11では、下梁は、フロアパネル56に連なる内板61と、内板に接続しリヤフレーム31の上部に交差するように取付けられた交差水平継手板と、交差水平継手板を内板とで挟んで交差水平継手板に接続して空間を形成している外板と、内・外板と交差水平継手板との隙間にシール材を保持するシール配向部材18と、を備える。シール配向部材18は、シール材の発泡方向を規制するガイド部51を備え、交差水平継手板の上側からセットする上シール配向部材と、交差水平継手板の下側からセットする下シール配向部材38と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体の後部開口の下梁内に空間を形成している車体後部構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両には、車体の中空部、例えば、ピラー内に樹脂材を充填しているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特表2003−534968公報(第10頁、図1)
【0003】
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図18は、従来の技術の基本構成を説明する図であり、従来の空洞部をシールするためのインサート要素201は、車体キャリヤ202の空洞部203,204をシールするもので、発泡性シーリング材205と発泡性シーリング材205を保持する保持構造体206とを備え、車体キャリヤ202、特に車体ピラーの空洞部をシールすることができる。
【0004】
しかし、特許文献1の空洞部をシールするためのインサート要素201では、車体ピラー(車体キャリヤ)202の空洞部に採用できるが、ピラーと異なる空洞部には、そのままでは採用できないという問題がある。
【0005】
例えば、車体の後部において、車体の床に含まれ前後方向に伸びるリヤフレームに対して、後部開口部の下梁に含まれるアウタパネルとインナパネルとが交差した状態で結合し、その結合した梁にアウタパネルとインナパネルで空間を形成していると、空間と外を連通する隙間をシールするのは難しいという問題がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、リヤフレームとリヤパネルとが結合して空間を形成しても、空間と外を連通する隙間をシールする車体後部構造を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明は、車体後部の床に含まれる左右の管状のリヤフレームやリヤフレームに張られたフロアパネルに後部開口部の下梁が取付けられ、この下梁内に空間を有する車体後部構造において、下梁は、フロアパネルに連なる内板と、内板に接続しリヤフレームの上部に交差するように取付けられた交差水平継手板と、交差水平継手板を内板とで挟んで交差水平継手板に接続して空間を形成している外板と、内・外板と交差水平継手板との隙間にシール材を保持するシール配向部材と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、シール配向部材は、シール材の発泡方向を規制するガイド部を備えていることを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、シール配向部材は、交差水平継手板の上側からセットする上シール配向部材と、交差水平継手板の下側からセットする下シール配向部材と、を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る発明では、下梁は、フロアパネルに連なる内板と、内板に接続しリヤフレームの上部に交差するように取付けられた交差水平継手板と、交差水平継手板を内板とで挟んで交差水平継手板に接続して空間を形成している外板と、内・外板と交差水平継手板との隙間にシール材を保持するシール配向部材と、を備えたので、発泡するシール材は、シール配向部材によって、隙間へ向かって進行し、隙間に流入する。その結果、リヤフレームとリヤパネルとが結合して空間を形成しても、空間と外を連通する隙間をシールすることができるという利点がある。
【0011】
請求項2に係る発明では、シール配向部材は、シール材の発泡方向を規制するガイド部を備えているので、交差水平継手板の下方からシール配向部材を取付けても、シール配向部材によってシール材を垂れ落とすことなく保持することができ、シール材は上向きに進んで隙間に侵入することができるという利点がある。
【0012】
請求項3に係る発明では、シール配向部材は、交差水平継手板の上側からセットする上シール配向部材と、交差水平継手板の下側からセットする下シール配向部材と、を備えているので、リヤフレームと隙間が交差しても、リヤフレームにシール配向部材は干渉せず、隙間をシールすることができるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は、本発明の車体後部構造の概要説明図である。
車体後部構造11は、車両12の車体13に採用されたもので、車室14の後壁(リヤボデー)15に形成された後部開口部16の下梁17の構造で、下梁17内にシール用のシール配向部材18が配置されていて、対称中心軸線Cを基準に左右対称である。具体的には後で説明する。
【0014】
車体13は、車室14の床をなすアンダボデー21と、車室14の側壁をなすサイドボデー22と、リヤボデー(後壁)23と、リヤボデー23の後部開口部16を覆うとともに縦開き自在に取付けられたテールゲート24と、を備える。26はサイドボデー22のアウタパネル、27はアンダボデー21の内装材である。
【0015】
リヤボデー23は、下梁17に含まれるリヤパネル28を備え、リヤパネル28とリヤフレーム31(図5参照)とが結合してなす下梁17内にシール配向部材18を配置している。32はリヤバンパである。
【0016】
図2は、本発明の車体後部構造が備えるシール配向部材を説明する透視図である。
シール配向部材18は、リヤパネル28内に配置している交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36の上面に取付けられた上シール配向部材37と、交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36の下面に取付けられた下シール配向部材38と、からなるものである。
【0017】
上シール配向部材37は、シール材41を保持するもので、リヤパネル28と交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36との接合部42に沿うガイド部43が成形され、ガイド部43に補強部44が取付けられ、補強部44の3箇所にクリップ45(図13も参照)が成形されて、リヤパネル28と交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36との隙間にシール材41が侵入するようにシール材41を押えるものである。具体的には後述する。
【0018】
下シール配向部材38は、図10にも示すように、シール材46を保持するもので、リヤパネル28と交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36との接合部47に沿うガイド部51が成形され、ガイド部51に補強部52が取付けられ、補強部52の2箇所にクリップ53(図14も参照)が成形されて、リヤパネル28と交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36との隙間にシール材46が侵入するようにシール材46を押えるものである。
シール材41は、熱で発泡するもので、仕様は任意である。
シール材46は、シール材41と同じものである。
【0019】
図3は、本発明の車体後部構造の斜視図であり、リヤバンパ32や車室14の床をなすアンダボデー21の内装材27を外して、アンダボデー21及びリヤボデー23の下梁17に含まれるリヤパネル28を示している。
【0020】
アンダボデー21は、左右に配置され、前後に伸びる管状のリヤフレーム31(図5参照)と、左右のリヤフレーム31に張られたフロアパネル56とを備える。
【0021】
リヤパネル28は、車室14の内壁をなす内板61と、車室14の外壁をなす外板62とからなる。65は外板62に含まれるガーターロワーである。
【0022】
図4は、図3の4−4線断面図であり、下梁17の断面を示している。
図5は、本発明の車体後部構造を、ガーターロワーを外して示している図である。図3を併用して説明する。
【0023】
外板62は、主にリヤフレーム31やサイドボデー22に接合しているリヤピラースティフロワー64及びガーターロワー65(図3参照)と、リヤフレーム31や交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36に接合しているリヤパネルロワーガセット66と、左右のリヤパネルロワーガセット66や左右のリヤピラースティフロワー64に接合しているリヤエンドアウタパネル67と、を備える。リヤエンドアウタパネル67には、リヤバンパ32を補強するバンパ補強部材(図に示していない)が取付けられる。
【0024】
リヤピラースティフロワー64は、下部の内面68(図4参照)に交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36に接合している外下部接合部71を有し、外下部接合部71はリヤフレーム31の端面に接合している外後面部72が成形され、外後面部72に連ねて外面取り部73が成形され、外面取り部73に連なりサイドボデー22に接合している側面部74(図6参照)が成形された部位である。
【0025】
図6は、本発明の車体後部構造を、サイドボデーのアウタパネル及びリヤエンドアウタパネルを外して示している図である。図5を併用して説明する。
リヤパネルロワーガセット66は、リヤフレーム31、交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36、リヤエンドアウタパネル67及びガーターロワー65(図3参照)を接合する部材であり、リヤフレーム31の下面に接合している下端接合部81が成形され、下端接合部81に連ねて上方に配置されている交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36に達する傾斜部82が成形され、傾斜部82に連ね交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36並びにリヤエンドアウタパネル67に面で接合している上端接合部83が成形されているものである。
【0026】
図7は、本発明の車体後部構造を、外板(リヤピラースティフロワー、リヤパネルロワーガセット)を外して示している図である。
図8は、本発明の車体後部構造を、内板(リヤパネルサイドスティフ、リヤエンドインナパネル)を外して示している図である。図3及び図5を併用して説明する。
【0027】
内板61は、リヤフレーム31やサイドボデー22に接合しているリヤパネルサイドスティフ91と、左右のリヤパネルサイドスティフ91に接合しているリヤエンドインナパネル92と、からなる。
【0028】
リヤパネルサイドスティフ91は、下部の外面93(図13参照)に交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36に接合している内下部接合部94を有し、内下部接合部94はリヤフレーム31の上部に接合している第1内接合部95が成形され、第1内接合部95に連ねて第2内接合部96が成形された部位であり、リヤフレーム31に上ガセット97(図8参照)で固定されている。
【0029】
リヤエンドインナパネル92は、左右のリヤパネルサイドスティフ91に接合しているとともに、フロアパネル56並びに交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36に面で接合している縦壁部101が成形され、縦壁部101に連ねて上補強部102が成形されている。
【0030】
リヤパネル28はまた、空間103が形成され、空間103を交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36で上下に2分割した上空間104と下空間105が形成されている。また、上空間104が連通しているサイド空間106が形成されている。
【0031】
さらに、リヤパネル28は、交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36の端やリヤエンドインナパネル92に上空間104を封じるように第1バルクヘッド111が取付けられ、上空間104内又はサイド空間106内に上空間104とサイド空間106を仕切る第2バルクヘッド112が取付けられている。
なお、第1・第2バルクヘッド111,112は外板62にも接合している。
【0032】
第2バルクヘッド112は、上シール配向部材37を通すために、交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36から所定距離S(図4参照)だけ離して通し部114を形成し、内板61及び外板62に固定されている。
【0033】
図9は、本発明の車体後部構造が備える交差水平継手板の斜視図である。
交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36は、リヤフレーム31に中央を載せて固定している本体板116が成形され、本体板116に連ねて内板61に面で接触して接続する内接続部117が成形され、本体板116に連ねて外板62に面で接触して接続する外接続部118が成形され、サイド空間106を形成している本体板116に上シール配向部材37のクリップ45を嵌めて掛止する掛止孔121が開けられ、上空間104を形成している本体板116に下シール配向部材38のクリップ53を嵌めて掛止する掛止孔122が開けられている。
【0034】
図10は、本発明の車体後部構造が備えるシール配向部材及びリヤフレームの斜視図である。
図11は、本発明の車体後部構造に関連するリヤフレームの斜視図(その1)である。
図12は、本発明の車体後部構造に関連するリヤフレームの斜視図(その2)である。
リヤフレーム31は、断面U字状の本体125と、本体125の開口に取付けられて、交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36を支持しているキャップ部材126と、後端に嵌合しているバンパビームブラケット127と、を備える。
【0035】
図13は、図3の13−13線断面図である。図4を併用して説明する。
上シール配向部材37は、具体的には、ガイド部43が断面L字形で、交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36の本体板116にほぼ平行に沿って水平部131が形成され、水平部131に連なるとともに、内板61及び外板62に沿って垂直部132が形成され、交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36と内板61との隙間にシール材41を向け(矢印a1の方向)て押え、交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36と外板62との隙間にシール材41を向け(矢印a2の方向)て押える。
【0036】
図14は、図3の14−14線断面図である。
下シール配向部材38は、具体的には、ガイド部51が断面L字形で、交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36の本体板116にほぼ平行に沿って水平部134が形成され、水平部134に連なるとともに、内板61及び外板62に沿って垂直部135が形成され、交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36と内板61との隙間にシール材46を向け(矢印a3の方向)て押え、交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36と外板62との隙間にシール材46を向け(矢印a4の方向)て押える。
【0037】
次に、本発明の車体後部構造11が備えるシール配向部材18の組付け要領を簡単に説明する。
図15は、車体後部構造の上・下シール配向部材の組付け要領を説明する図である。
まず、外板62に形成された組付け開口137から予めシール材46を塗布した下シール配向部材38を矢印a5のように入れる。すなわち、リヤフレーム31とリヤパネルロワーガセット66とで形成される組付け開口137から下シール配向部材38を入れる。
【0038】
図16は、図15に続く下シール配向部材の組付け要領を説明する図である。
続けて、交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36の掛止孔122(図9参照)に下シール配向部材38のクリップ53(図14参照)を嵌める。これで下シール配向部材38の組付けは完了する。
【0039】
図15に戻って、その次に、内板61と外板62との間から予めシール材41を塗布した上シール配向部材37を矢印a6のように入れる。すなわち、端のリヤピラースティフロワー64とリヤパネルサイドスティフ91とで形成された組付け開口138から上シール配向部材37を入れる。その際、第2バルクヘッド112(図7参照)の下の通し部114(図4参照)を通す。
【0040】
図17は、図15に続く上シール配向部材の組付け要領を説明する図である。
続けて、交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36の掛止孔121(図9参照)に上シール配向部材37のクリップ45(図13参照)を嵌める。これで上シール配向部材37の組付けは完了する。
なお、組付ける順番は任意であり、上シール配向部材37を組付けた後、下シール配向部材38を組付けてもよい。
下流工程で、熱を加えることで、シール材41,46を発泡させる。
【0041】
次に、本発明の車体後部構造11の作用を説明する。
図4及び図13に示しているように、車体後部構造11では、発泡するシール材41は、上シール配向部材37によって、交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36と内板61との隙間に向け(矢印a1の方向)て押えられるので、隙間に流入する。同様に、外板62側も、交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36と外板62との隙間に向け(矢印a2の方向)て押えられるので、隙間に流入する。その結果、リヤパネル28とリヤフレーム31とが結合して上空間104及びサイド空間106を形成しても、上空間104及びサイド空間106と外を連通する隙間をシールすることができる。
【0042】
図14に示しているように、車体後部構造11では、発泡するシール材46は、下シール配向部材38によって、交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36と内板61との隙間に向け(矢印a3の方向)て押えられるので、隙間に流入する。同様に、外板62側も、交差水平継手板(リヤパネルサイドエクステンション)36と外板62との隙間に向け(矢印a4の方向)て押えられるので、隙間に流入する。その結果、リヤパネル28とリヤフレーム31とが結合して上空間104及びサイド空間106を形成しても、上空間104及びサイド空間106と外を連通する隙間をシールすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明の車体後部構造は、四輪車に好適である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の車体後部構造の概要説明図
【図2】本発明の車体後部構造が備えるシール配向部材を説明する透視図
【図3】本発明の車体後部構造の斜視図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】本発明の車体後部構造を、ガーターロワーを外して示している図
【図6】本発明の車体後部構造を、サイドボデーのアウタパネル及びリヤエンドアウタパネルを外して示している図
【図7】本発明の車体後部構造を、外板(リヤピラースティフロワー、リヤパネルロワーガセット)を外して示している図
【図8】本発明の車体後部構造を、内板(リヤパネルサイドスティフ、リヤエンドインナパネル)を外して示している図
【図9】本発明の車体後部構造が備える交差水平継手板の斜視図
【図10】本発明の車体後部構造が備えるシール配向部材及びリヤフレームの斜視図
【図11】本発明の車体後部構造に関連するリヤフレームの斜視図(その1)
【図12】本発明の車体後部構造に関連するリヤフレームの斜視図(その2)
【図13】図3の13−13線断面図
【図14】図3の14−14線断面図
【図15】車体後部構造の上・下シール配向部材の組付け要領を説明する図
【図16】図15に続く下シール配向部材の組付け要領を説明する図
【図17】図15に続く上シール配向部材の組付け要領を説明する図
【図18】従来の技術の基本構成を説明する図
【符号の説明】
【0045】
11…車体後部構造、13…車体、16…後部開口部、17…下梁、18…シール配向部材、31…リヤフレーム、36…交差水平継手板、37…上シール配向部材、38…下シール配向部材、41,46…シール材、43,51…ガイド部、56…フロアパネル、61…内板、62…外板、103…空間。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体後部の床に含まれる左右の管状のリヤフレームやリヤフレームに張られたフロアパネルに後部開口部の下梁が取付けられ、この下梁内に空間を有する車体後部構造において、
前記下梁は、フロアパネルに連なる内板と、内板に接続し前記リヤフレームの上部に交差するように取付けられた交差水平継手板と、交差水平継手板を前記内板とで挟んで交差水平継手板に接続して空間を形成している外板と、前記内・外板と交差水平継手板との隙間にシール材を保持するシール配向部材と、を備えたことを特徴とする車体後部構造。
【請求項2】
前記シール配向部材は、シール材の発泡方向を規制するガイド部を備えていることを特徴とする請求項1記載の車体後部構造。
【請求項3】
前記シール配向部材は、前記交差水平継手板の上側からセットする上シール配向部材と、交差水平継手板の下側からセットする下シール配向部材と、を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車体後部構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2007−296879(P2007−296879A)
【公開日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−124221(P2006−124221)
【出願日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】