説明

軸方向空隙型ブラシレスモータ

【課題】モータの大きさや形状に係わらずロータを常に所定位置へ停止させ、ロータマグネットに対し駆動用の空心コイル、位置検出素子を適正位置とすることにより、良好な自起動を行えるブラシレスモータを提供する
【解決手段】ステータSには環状のロータマグネット23に対向して帯状のトルク発生部2c、2d、2eが中心から放射状に配置される。トルク発生部2c、2d、2eはロータマグネット23に着磁された磁極の配置角の2倍角で配置されているが、そのうちのトルク発生部2dをその2倍角から変位させる。こうしてトルク発生部2c、2d、2eが全て同時には磁極の境目(無着磁部)へ位置しない構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一相通電の空心コイルと一つの位置検知素子を用いて自起動する扁平型のブラシレスモータに関する。
【背景技術】
【0002】
近来、携帯型の音楽プレーヤや携帯電話ではその小型化指向から、内蔵される電子部品や駆動装置も小型化が要求され、さらに高信頼性が要求されている。
例えば携帯電話のバイブレーション機能として使用される振動モータには、円筒型コアードモータ、扁平型コアレスモータ等が用いられている。そして、単なる報知機能だけでなく、携帯電話に備えたゲーム機能用の体感機能といったバイブレーション機能の多様化から、より高信頼性が期待できるブラシレスモータが用いられるようになってきた。
このようなブラシレスモータでは、小型化、低価格化が要求されるため2個の空心電機子コイルと一つのロータマグネット位置検出素子により自起動される構成が用いられる。そして、ロータを安定して所定位置に停止させるため、いわゆるコギングトルクを発生させる構成(以下ロータ停止手段)が設けられる。
【0003】
これまでロータ停止手段として様々な構成が特許あるいは実用新案として出願され、例えば実願昭60−78423号(公開実用新案公報昭61−13575号:特許文献1)がある。この出願はファンモータの構成で、ロータの回転中心から放射状に延びた帯状の磁性体を、ロータ停止手段としてステータにロータの磁極と同位置に設け、その帯状の磁性体がロータの磁極幅のほぼ真ん中に位置するようロータを停止させるものである。
また、本出願人は軸固定型の振動モータの構成として、特許3537815号公報(特許文献2)および特許3537816号公報(特許文献3)に開示される技術を出願している。これら出願は、回転軸を固定した中心部とその中心部から半径方向に伸ばして構成した磁性体およびその磁性体の外側端部を結んだ環状の保持部でブラケットを構成し、保持部でケースを固定することで小型ながら強度を保った振動モータとしたものである。
【特許文献1】公開実用新案公報昭61−13575号
【特許文献2】特許第3537815号公報
【特許文献3】特許第3537816号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これら出願で開示されたロータ停止手段は、いずれも回転軸から半径方向に伸ばされた磁性体が対向するロータマグネットの磁極幅ほぼ中央に位置するよう構成したもので、そのように停止したロータマグネットに対し駆動用の空心コイル、位置検出素子を適正位置に配置してロータを自起動させるものである。
このような構成は、ロータ停止手段としての帯状の磁性体幅を適正化することにより停止のためのトルクを使用状態にあったものとできるので、簡単な構成でロータ停止手段を構成できる。
【0005】
しかしながら、モータが小型化されロータマグネットとロータ停止手段が近接してくると、ロータマグネットの磁極幅中央でロータ停止手段が位置するよう停止するのでなく、ロータ停止手段が磁極と磁極の間すなわちロータマグネットの磁極の境目(無着磁部)にロータ停止手段が位置するようロータマグネットが停止してしまう。そうなるとロータマグネットの停止位置に対し空心コイルや位置検出素子の位置が適切でなくなり、自起動できないという不都合が生じることとなる。
本願発明の目的は、モータの大きさや形状に係わらずロータを常に所定位置へ停止させ、ロータマグネットに対し駆動用の空心コイル、位置検出素子を適正位置とすることにより、良好な自起動を行えるブラシレスモータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明では請求項1に示すように、位置検出素子に対して所定の位置にロータを停止させるロータ停止手段を備えた軸方向空隙型ブラシレスモータにおいて、N極とS極が円周方向で交互に均等着磁された環状マグネットを有するロータと、空心コイルと位置検出素子およびロータ停止手段を有しロータを回転支持するステータとで構成され、ロータ停止手段は、同形状の磁性材が回転軸を中心とした同心位置で回転軸と直交する同一平面上に、環状マグネットの磁極配置角の整数倍の配置角で複数配置され、その複数配置されたうち所定の磁性材が、前記整数倍の配置角から変位していることを特徴とする軸方向空隙型ブラシレスモータとする。
ここで、均等着磁とは、各々の着磁幅(着磁範囲の角度)が均一であることおよび着磁域の配置が円周方向で等しい角度位置に着磁されていることを言う。また、磁極配置角とは均等着磁された磁極が配置される角度で、例えば6極着磁では60度、8極着磁では45度である。
【0007】
このような構成のさらに具体的なものとして、請求項2あるいは請求項3に示すように位置検出素子に対して所定の位置にロータを停止させるロータ停止手段を備えた軸方向空隙型ブラシレスモータにおいて、 N極とS極が円周方向で交互に均等着磁された環状マグネットを有するロータと、空心コイルと位置検出素子およびロータ停止手段を有しロータを回転支持するステータとで構成され、ロータ停止手段は、軸を支持する中央部と回転中心から放射状に形成された複数の帯状のトルク発生部とそのトルク発生部の外側端部を繋ぐ環状部が磁性板で一体に形成され、帯状のトルク発生部が環状マグネットの磁極配置角度の2倍の配置角で複数配置され、その複数配置されたうち所定のトルク発生部が、前記2倍の配置角から変位していることを特徴とする軸方向空隙型ブラシレスモータとしたり、前記環状マグネットの磁極配置角が60度で、前記トルク発生部の配置角が120度であり、一つのトルク発生部がその120度に対し所定角度変位していることを特徴とする請求項2記載の軸方向空隙型ブラシレスモータとする。
【0008】
このように構成することで、コギングトルクを発生させるための磁性材あるいはトルク発生部が磁極間、すなわち無着磁部の位置になったとしても、そのうちの所定磁性材あるいはトルク発生部が磁極間からずれた位置となり、環状マグネットとロータ停止手段の相対的位置が磁気的平衡状態とならない。
【発明の効果】
【0009】
本願発明の構成により、ロータは環状磁石に着磁された磁極の中央にロータ停止手段としての磁性材が位置するよう停止する。その停止位置を基に位置検出素子やロータ駆動用の空心コイルを配置すればそれらの位置は自起動に対し適正位置となり、確実にロータを自起動させることができる。
すなわち、ロータの位置検出が確実に行えることとなり、確実に自起動できるモータを提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1は本発明の一例として、軸固定型扁平ブラシレス振動モータの側面構成を示し、ハッチングは要部断面を現す。
図2は図1に示す振動モータのステータ構成で、軸方向から見たいわゆる平面図を示す。
図3は本願発明の振動モータ置停止手段の詳細を示し、(イ)には組み合わされるロータマグネットの停止状態で、停止手段が無着磁部に位置した状態を、(ロ)には(イ)の状態から適正な停止位置に移行した状態を示す。
【0011】
図1および図2により本願発明の一例として軸固定型扁平ブラシレス振動モータ(以下モータ)の構成を説明する。
モータMは、ブラケット1、ロータ停止手段としての停止板2、空心コイル3や駆動用IC4およびそれらが載置固定される印刷配線板5等からなるステータSとそのステータSに固定された軸6、軸6に回転支持されるロータR、ロータRを覆ってブラケット1に固定されるケース7で構成されている。
【0012】
ブラケット1は金属薄板で直径10mm程度の円盤状に形成され、その外周に矩形状の端子載置部1aが半径方向へ延びるよう形成されている。また、外周には3ヶ所にケース7の開放端側と溶接等により固定する固定片1bが形成されている。
このブラケット1は磁性を持たない、あるいは次に述べる停止板2よりも非常に弱い磁性を有する、いわゆる非磁性あるいは弱磁性のステンレス薄板で板厚が約0.2mm程度で形成されている。モータMの厚みを特に考慮しないときは、このブラケットは樹脂成形により形成しても良い。
【0013】
停止板2はやはり金属薄板で円盤状に形成され、その外形はブラケット1と同一であり重ねた状態で両者を固定する。固定には接着剤を利用してもよいが、金属板同士のときはスポット溶接も用いることができ、ブラケットが樹脂の場合インサート成型等の一体成型としてもよい。
停止板2はその中心部に軸6を固定するための立ち上げ部2aがバーリング等により中央平板部2bに形成され、そこにステンレス円柱の軸6がカシメ、圧入等で固定されている。中央平板部2bは軸6を中心としたほぼ円形で、その直径は後述のロータマグネット23の内径より小さく形成されている。
中央平板部2bからは放射状に細い帯状のトルク発生部2c、2d、2eが3方向へ1本ずつ延長され、その外側にはそれぞれのトルク発生部2c、2d、2eを閉じるよう環状部保持部2fが形成されている。本実施の形態ではトルク発生部の幅を0.3mm程度としている。
【0014】
トルク発生部2d、2eはトルク発生部2cを基準として図2に示すよう120度および114度の配置角に位置するよう配置されている。
環状保持部2fの外形はブラケット1の外形と同一であり、環状保持部2fの内径側は軸6を中心とした円形の端辺2gを形成している、端辺2gの半径はロータマグネット23の外径より大きく形成されている。そして、停止板2は磁性を有する厚さ0.2mm程度の鉄板で形成され、中央板部2b、トルク発生部2c、2d、2eおよび環状保持部2f以外は開孔となっている。
これら構成の説明から、トルク発生部2c、2d、2eは同形状のものが同心に所定の配置角度で同一平面上に配置されていることになる。トルク発生部は全て一体となっている必要はないが、上述のように形成することにより薄板を用いた小型のロータ停止手段を作ることができ、小型でも組立作業の容易な構成とすることができる。
環状保持部2fの一部は外形側に切り欠かれ、切り欠き2hが形成されている。この切り欠き2hにより形成される空間には印刷配線板5に載置される駆動IC4が収納され、ステータSの厚みをより薄いものとしている。
【0015】
印刷配線板5はその直径がブラケット1の外径よりやや小さいもので、フレキシブル配線板やカラスエポキシ樹脂等の薄いもので形成され、その一面に2個の空心コイル3やロータRの位置を検出するホール素子8,ホール素子8の検出出力により空心コイル3への通電を制御する駆動IC4が載置されている。
本発明の一例としてのモータは一相通電式ブラシレスモータで、空心コイル3は配置角180度で軸6を中心に相対向して配置されている。この空心コイル3は6極着磁されたロータマグネット23に対応するよう、有効導体角が60度になっている。そして、ホール素子8は2つの空心コイル3に対し配置角で中間位置であり、トルク発生部2cに軸方向で重畳する位置に配置される。
この印刷配線板5は紫外線硬化樹脂等の接着剤Jでブラケット1あるいは停止板2に固定される。
【0016】
駆動IC4は軸6を挟んでホール素子8の反対側で空心コイル3が載置される以外のところに配置される。また、印刷配線板5の外周部には矩形状に電源ラインパターン用突辺5aが形成され、ブラケット1の端子載置部1aに載置される。
印刷配線板5上にはその上に配置される部材を繋ぐパターンや電源ラインが印刷形成されているが、その説明は省略する。
なお、図2では印刷配線板5、空心コイル3等印刷配線板5に載置される部材を破線で示している。
【0017】
このモータMのロータRは、焼結含油軸受22に円形のロータケース21がカシメや接着、溶接等で取り付けられ、さらに環状のロータマグネット23、偏心ウエイト24がロータケース21に取り付けられている。
軸受22は段差部22aを有する扁平円筒状焼結含油製軸受けで、段差部22aを利用してロータケース21の下片部21aを固定している。ロータケース21はブラケット1と平行な下片部21a、内周円筒部21b、外周円筒部21dおよび内周円筒部21bと外周円筒部21dを繋ぐ平板部21cで形成されている。
【0018】
ロータケース21には円周方向に交互に異なる6極の磁極が着磁された環状のロータマグネット23が外周円筒部21dおよび内周円筒部21bと平板部21cに囲まれるよう取り付けられ、さらにロータRには外周側に突辺21eを利用して偏心ウエイト24が取り付けられている。ロータマグネットの磁極は配置角が60度で着磁幅はそれぞれが等しく着磁されている。
隣り合い異なる磁極の境目は磁石の製造上ある幅(例えば0.3mm程度)の無着磁部23aができる。
ロータケース21は磁気回路を形成するよう磁性を有する金属薄板で形成されている。
このように構成されたロータRは軸6に軸受22が回転支持されるよう、軸受22と立ち上げ部2aの間に摺動ワッシャWを挟んだ状態で取り付けられる。
【0019】
ケース7はブラケット1と同様非磁性あるいは弱磁性の金属薄板で、板厚0.2mm程度で浅いキャップ状に形成されている。キャップ状の形状として筒部7aと天井面7bが一体となっており、筒部7aの開放端側にはステータSが取り付けられ、ブラケット1の固定片1bと溶接などにより固定される。また、天井面7b中央には段差7cと開孔7dが形成され、そこに軸6の端部が取り付けられる。
【0020】
以上のように構成されたモータMにおいて、図3によりその作用を説明する。図3ではロータマグネット23を破線で示す。
図3(イ)はトルク発生部2cおよび2eがロータマグネット23の無着磁部23aに位置したときの図である。従来、トルク発生部は全て同配置角であったため、全てのトルク発生部が無着磁部23aへ位置するようロータが停止した場合、ホール素子8も磁極間に位置するためロータの位置が検出できず自起動できない。
本願発明ではトルク発生部2dを6度トルク発生部2c側へ変位させて配置している。そのため、この位置の磁気平衡が崩れ、ロータマグネット23に右回転CW方向へ回転させる力が作用する。
【0021】
トルク発生部2dの磁気作用によりロータマグネット23が回転し全てのトルク発生部2c、2d、2eが無着磁部23aからはずれS極へ入ると、全てのトルク発生部はS極のほぼ中心で磁気的に平衡状態となるようロータマグネット23に磁気的に作用することになる。
そして、図3(ロ)に示すよう全てのトルク発生部2c、2d、2eがS極のほぼ中央にきたとき、それぞれのトルク発生部とS極の磁気平衡が成り立つため、ロータマグネット23はその位置に停止することになる。この位置ではホール素子8は磁極のほぼ中央に位置するためロータマグネット23の磁気を検出しその位置を検知できる。
トルク発生部2dが6度変位しているため、全てのトルク発生部がN極の中央に位置していないが、トルク発生部2dの変位が少ないため問題はない。変位させる量は少なくても効果が出ず、本実施例の場合トルク発生部の幅(約0.3mm)分、あるいは無着磁部23aの幅(約0.3mm)を変位させることとし、その分で6度としたものである。
また、変位させる量は多すぎてもロータマグネット停止位置が定まらなくなるので、一つの磁極幅の半分以下が適当である。
【0022】
以上の実施例ではロータマグネットの磁極を6極着磁で60度の配置角度とし、トルク発生部の配置を60度の倍数を基準として設定したがこれに限定されることはない。例えば磁極を4極とした場合はトルク発生部の配置は90度の倍数を基準とし、8極着磁とした場合はトルク発生部の配置を45度の倍数を基準とすることができる。
さらにトルク発生部の形状は上記実施例に限定されることなく、例えば円盤状の磁性体で同形状のものが同心に所定の配置角度で同一平面上に配置されているものでよい。
また、上記実施例は軸固定型の振動モータで説明したが、対象となるモータは軸回転型でもよい。この場合中央の立ち上げ部に軸受けを取り付け、ロータには回転軸を固定する。そして振動モータに限らずファンモータでもよいし、出力軸を有するモータでもよいことは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】図1は本発明の一例として、軸固定型扁平ブラシレス振動モータの側面構成を示し、要部断面をハッチングで現す。
【図2】図2は図1に示す振動モータのステータ構成で、軸方向から見た平面図を示す。
【図3】図3は本願発明のモータ位置停止手段とロータマグネットの位置を示し、(イ)には停止手段が無着磁部に位置した状態を、(ロ)には(イ)の状態から適正な停止位置に移行した状態を示す。
【符号の説明】
【0024】
1 ブラケット
2 停止板
2c、2d、2e トルク発生部
3 空心コイル
8 ホール素子
23 ロータマグネット
M モータ
R ロータ
S ステータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置検出素子に対して所定の位置にロータを停止させるロータ停止手段を備えた軸方向空隙型ブラシレスモータにおいて、
N極とS極が円周方向で交互に均等着磁された環状マグネットを有するロータと、空心コイルと位置検出素子およびロータ停止手段を有しロータを回転支持するステータとで構成され、
ロータ停止手段は、同形状の磁性材が回転軸を中心とした同心位置で回転軸と直交する同一平面上に、環状マグネットの磁極配置角の整数倍の配置角で複数配置され、その複数配置されたうち所定の磁性材が、前記整数倍の配置角から変位していることを特徴とする軸方向空隙型ブラシレスモータ。
【請求項2】
位置検出素子に対して所定の位置にロータを停止させるロータ停止手段を備えた軸方向空隙型ブラシレスモータにおいて、
N極とS極が円周方向で交互に均等着磁された環状マグネットを有するロータと、空心コイルと位置検出素子およびロータ停止手段を有しロータを回転支持するステータとで構成され、
ロータ停止手段は、軸を支持する中央部と回転中心から放射状に形成された複数の帯状のトルク発生部とそのトルク発生部の外側端部を繋ぐ環状部が磁性板で一体に形成され、帯状のトルク発生部が環状マグネットの磁極配置角度の2倍の配置角で複数配置され、その複数配置されたうち所定のトルク発生部が、前記2倍の配置角から変位していることを特徴とする軸方向空隙型ブラシレスモータ。
【請求項3】
前記環状マグネットの磁極配置角が60度で、前記トルク発生部の配置角が120度であり、一つのトルク発生部がその120度に対し所定角度変位していることを特徴とする請求項2記載の軸方向空隙型ブラシレスモータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−203972(P2006−203972A)
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−10352(P2005−10352)
【出願日】平成17年1月18日(2005.1.18)
【出願人】(000220125)東京パーツ工業株式会社 (122)
【Fターム(参考)】