連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム
再使用可能な、連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システムは、滅菌された流動可能物質を供給源から出口オリフィスへと流し、そしてこの流動可能物質が流れるのを止めると、この連続的にシールする一方向バルブアセンブリを通る汚染物質のあらゆる逆流を防止する。このバルブアセンブリは、この流動可能物質の分注が止まったときに汚染物質のあらゆる逆流を防止するのを補助する弾性膜を備える。防腐剤を含まない流動可能物質の複数回投与が提供される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流動可能物質の供給源の中への汚染物質の逆流を防止しながら、滅菌された流動可能質(この滅菌された流動物質は、防腐剤を含有していてもよく、または防腐剤を含んでいなくてもよい)を分注するための、連続的にシールする一方向バルブアセンブリを備えた、分注および送達システムに関する。
【0002】
この分注および送達システムは、例えば、圧力により変位し得る可撓性部材または弾性部材によって取り囲まれたバルブアセンブリを備える。この圧力により変位し得る可撓性部材または弾性部材は、流動可能物質の個々の部分または用量を分注した後の、その流動可能物質の供給源へのあらゆる逆流を防止しながら、制御可能出口へその流動可能物質を通過するためのものである。
【背景技術】
【0003】
過去には、流動可能物質を汚染物質を含まない状態に維持するために、その流動可能物質が分注される予定の容器中の流動可能物質中に防腐剤が混合されてきた。防腐剤を使用することは、その流動可能物質がアイケア液剤、鼻腔内薬物、化粧品またはスキンケア用製品のような調合薬である場合は特に、使用者にとって有害となりがちであり、そしてしばしばその流動可能物質の有効性を制限する。この群の処方薬および非処方薬は、しばしば複数回投与の形式で防腐剤とともに処方される。この流動可能物質はまた、食料品、飲料、栄養補助食品または薬用化粧品であってもよい。
【0004】
別の考慮すべき事項は、例えばアイケア液剤を目の中に直接適用する場合に、使用者に被害を全く与えることなく選択された量の流動可能物質を出口に送達するというバルブアセンブリの能力である。
【0005】
過去には、流動可能物質の供給源へのあらゆる逆流を防止しながら、バルブアセンブリ出口へのその流動可能物質の流れを制御するために、可撓性膜が使用されてきた。しかしながら、米国特許第RE34,243号(この米国特許はその全体が本明細書中に参照により援用される)に記載されるようなバルブは、均一な厚みの可撓性膜と組み合わせてO−リングを使用してシールをもたらすことを記載する。他のバルブアセンブリはまた、例えば、組立てのあいだ、予め張力を与えた可撓性膜を真直ぐな側面のコアの上を滑らせることを必要とする円筒状部品を使用しており、このことは、自動化された高速組立ての障害となっていた。他のバルブアセンブリは流動可能物質の容器を絞ることが、流動可能物質を分注するために依然として必要とされていた。そのような絞り出しは、幼児、高齢者、身体的なハンデキャップを有する者にとってはしばしば困難であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
すなわち、例えば高速自動化生産によって製造することが可能であって、かつ構成要素部品を減らして高速自動化生産の使用を可能にすることにより製造コストを抑える、有効に設計され、操作の容易なバルブアセンブリは従来提供されていなかった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の例示的な実施態様によれば、分注および送達システムは、流動可能物質の一部が分注された後に、バルブアセンブリを通って、流動可能物質の供給源の内部への、酸素または周囲の大気からの他の汚染物質のあらゆる逆流を防止しながら、閉じられた供給源(例えば、折り畳み式容器)から流動可能物質を運搬する。
【0008】
この折り畳み式容器は、例えば、じゃばら型容器であってもよく、折り畳み式管であってもよく、内部バッグ(internal bag)であってもよく、または事実上その内容物のすべてを分注するように設計されている他の型の適切な容器であってもよい。本発明の例示的な実施態様によれば、この分注送達システムは、上記バルブアセンブリから外へ制御された量の流動可能物質を分注するための、通常は閉じられた制御可能な出口オリフィスを有する。この容器は、流動可能物質が分注される時にこの容器の内容物が汚染物質を全く受け取らないように、上記バルブアセンブリとシールされて接触している。
【0009】
上記流動可能物質の分注は、上記容器の内容物が上記バルブアセンブリへ、そしてそれを通って流れるように、その容器に直接またはポンプを通して圧力を適用することによってもたらされる。この内容物は、例えば、調合薬(例えば、アイケア液剤)であってもよく、または分注するあいだ、汚染物質を含まない状態に保たれねばならない他の物質であってもよい。本発明の例示的な実施態様によれば、複数回の分注量が、分注されない流動可能物質を防腐剤を含まない状態に保ちながら、提供され得る。防腐剤を含まない他の流動可能物質は、食料品、ジュースもしくは飲料、化粧品、またはその分注送達システムを複数回使用したにも拘わらず、防腐剤も汚染物質も含まない状態に維持されるように意図された他の流動可能物質であることができる。上記流動可能物質容器は、圧力が偶発的に適用されないように、筐体によって保護されている。
【0010】
上記バルブアセンブリは、例えば、上記流動可能物質の分注器または容器に対して開口した、軸方向に延びた構造体を備える。このバルブアセンブリは、その容器に対して開口し、かつ剛直なプラスチック構成要素から形成される軸方向に延びた内側コアから構成され得る。このコアの内部は、上記容器から上記流動可能物質を受けるための通路を有し得る。上記通路から延びる少なくとも1つのポートが提供されてもよく、この少なくとも1つのポートは、この内側コアから出た上記流動可能物質を運搬するための開口部を提供する。この内側コアは、実質的にテーパー状形状または実質的に円錐形状で設計されてもよい。
【0011】
軸方向に延びる可撓性膜は、上記内側コアを密に取り囲み、そしてその内側コアを通る上記ポートの出口端部を覆う。この可撓性膜は、上記流動可能物質が圧力をかけられて、上記ポートを通り、上記可撓性膜の出口端部に向かって流れるときに、上記内側コアから外側方向に動く。この可撓性膜は、例えば、それがバルブ開口部に最も近い端部でより厚い、例えば、この可撓性膜がその長さに沿って均一な厚さでないように、構築される。この厚みは、このバルブがより厚い端部で最初にシールすることを可能にする。あるいは、たとえ上記膜が均一の厚みであったとしても、そのバルブ開口部に最も近いその膜の部分がより弾性的でないようにその膜の弾性が変更され得る。その結果、上記バルブ開口部に最も近いその膜の部分が最初に閉じる。
【0012】
例示的な実施態様では、上記可撓性膜および、上述のように、内側コアは、実質的にテーパー状形状または実質的に円錐形状であり、このことが上記可撓性膜の迅速な組立ておよび上記内側コアの上での自然の静止を可能にする。
【0013】
この可撓性膜から側面に沿って外側に置かれるバルブカバーは、制御可能な出口オリフィスで終結する。圧力をかけられた流動可能物質は、上記半径方向外側に拡張された可撓性膜と上記内側コアの外側表面との間を動き、そして上記制御可能な出口オリフィスへ流れる。この出口オリフィスは、制御された量の上記流動可能物質が分注されるようにする。オーバーキャップ(over cap)は、上記バルブカバーの外部を覆い、保存のあいだ、上記バルブアセンブリを保護する。カラーは、上記バルブアセンブリを上記容器に連結し、そしてその容器の中への汚染物質のすべての流れを防止するシールされた配置を提供する。このカラーおよびこの容器の首領域は、組立ての間はカラーの重なりを許容するが、その後はこのカラーと開口とのねじの弛みおよび分解ならびに起こりそうな汚染を防止するような、固定の態様に設計される。
【0014】
例示的な実施態様では、計量された分注が、チェックバルブ、および容器とバルブアセンブリの間の部屋の配置、またはチェックバルブと該部屋のみの使用により達成される。そのような構成は押しボタンにより作動され、流動可能物質を分注するために使用者によって加えられる力が小さい、著しく容易な分注を可能とする。
【0015】
本発明を特徴づける新規な種々の特徴は、本開示に添付されて本開示の一部を形成する特許請求の範囲の中で詳細に指摘される。本発明、本発明の動作、利点およびその使用により達成される具体的な目的のより良い理解のために、本発明の好ましい実施態様が例示されそして説明されている添付の図面および記載事項が参照されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の例示的な実施態様による分注および送達システムの軸方向拡張図である。
【図2A】本発明の例示的な実施態様による、図1に示されるもののような分注および送達システムの分解組立図である。
【図2B】本発明の例示的な実施態様による、図1に示されるもののような分注および送達システムの分解組立図であり、このシステムは流動可能物質を分注するためのポンプを備えている。
【図3】本発明の例示的な実施態様による、軟質カバーおよびその制御可能な出口オリフィスの分解組立図であり、ここで上記制御可能な出口オリフィスは十字スリットである。
【図4A】本発明の例示的な実施態様による、頂部が平らな軟質カバーを備えた、連続的にシールする一方向バルブアセンブリの拡大された軸方向拡張部分図である。
【図4B】本発明の例示的な実施態様による、丸みのある軟質カバーを備えた、連続的にシールする一方向バルブアセンブリの拡大された軸方向拡張部分図であり、ここでこの連続的にシールする一方向バルブアセンブリは、静止位置にある。
【図4C】本発明の例示的な実施態様による、丸みのある軟質カバーを備えた、連続的にシールする一方向バルブアセンブリの拡大された軸方向拡張部分図であり、ここでこの連続的にシールする一方向バルブアセンブリは、分注位置にある。
【図4D】本発明の例示的な実施態様による、連続的にシールする一方向バルブアセンブリの拡大された軸方向拡張部分図であり、ここでこの軟質カバー中の開口部は、上記可撓性膜および上記バルブアセンブリの内側コアの一部を含んでいる。
【図5】本発明の例示的な実施態様による、図4Bおよび4Cに示された連続的にシールする一方向バルブアセンブリの拡大された部分的軸方向拡張図である。
【図6A】本発明の例示的な実施態様による、1つのポートおよび出口ポートを備えた、連続的にシールする一方向バルブアセンブリの軸方向拡張部分図である。
【図6B】本発明の例示的な実施態様による、1つのポートおよび出口ポートを備えた、連続的にシールする一方向バルブアセンブリの拡大された軸方向拡張部分図である。
【図7】本発明の例示的な実施態様による、計量された押しボタン分注システムの軸方向拡張図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1、2Aおよび2Bに示されるように、本発明の例示的な実施態様による分注および送達システム1は、筐体6内に置かれるじゃばら容器または供給源2を備える。筐体6は、圧力が容器2またはこの容器2に連結されたアクチュエータ2aに適用される場合に、この流動可能物質を容器2から出口へ運搬するために、流動可能物質(好ましくは滅菌された流動可能物質または純粋な流動可能物質)の容器2、バルブアセンブリ3(図2A、2Bおよび4A−Dに詳細に示される)を保持する。オーバーキャップ15は、バルブアセンブリ3を覆い、保存のあいだ、汚染物質がバルブアセンブリ3に入るのを防止する。筐体6は、このアセンブリを保持するための表面6aを有する。カラー8は、バルブアセンブリ3を容器2に連結してシールされた連結をもたらし、その結果、周囲の汚染物質は容器2の中へ通過し得ない。
【0018】
再び図1、2Aおよび2Bを参照する。じゃばら容器2は、複数回投与がこの容器から分注されることが可能であるに十分大きく、そして圧力がこの容器に適用されるときに折り畳まれる。他の適切な容器が使用されてもよく、容器としては、例えば、折り畳み式管または上記流動可能物質の複数回投与分注を許容する容器の中の内部バッグが挙げられる。バルブアセンブリ3およびカラー8は、好ましくは、空気または他の汚染物質が、分注手順の後にこの容器に入るのを防止する。
【0019】
さらに再び図1、2Aおよび2Bを参照する。じゃばら容器または供給源2は、例えば軸方向に延びる筐体6によって側面に沿って取り囲まれ、この容器に対して圧力が偶発的に適用されるのを防止する。筐体6中で軸方向に延びるスロット6bは、上記流動可能物質が押し出される時に、使用者が容器のアクチュエータ2aに接近することを許容する。筐体6は、流動可能物質が分注されているときに、この筐体を保持するための表面6aを有する。
【0020】
ここで図2Aおよび2Bを参照する。バルブアセンブリ3は、可撓性膜13を取り囲むバルブカバー14を有する。バルブアセンブリ3は、内側コア10、軸方向に延びる出口のない通路11、ポート12、可撓性膜13、フランジ14aを備えるバルブカバー14、および制御可能な出口オリフィス7aを備える軟質カバー7(これらのすべては図4A−Dの説明と関連して以下でより詳細に説明される)を備える。可撓性膜13は、内側コア10を収容するように中空であるが、装置と組立てられるときには、上記バルブアセンブリが静止状態にあるときに空隙が残らないように、可撓性膜13は内側コア10で満たされていることが理解される。
【0021】
容器2に隣接するバルブカバー14の端部は、可撓性膜の端部のフランジと対峙する半径方向外側に延びるフランジ14aを有する。これにより、容器2からの開口部でバルブアセンブリのためのシールがもたらされる。容器2の開口部または首領域は、例えばカラー8と噛み合うねじによって、フランジ14aに対してシールする。あるいは、またはさらに加えて、カラー8および容器2の開口部または首領域は、組立ての間はカラーの重なりを許容するが、その後はこのカラーとシステムの開口部との間のねじの弛みおよび分解を防止する、固定機構を有して設計される。このことが、消費者によるあらゆる意図しない汚染を防止し、そしてまたこのシステムの再充填の可能性を排除する。
【0022】
ここで、特に図2Bを参照する。流動可能物質をポンプ輸送するために適した実施態様において、ポンプアセンブリ16は、バルブアセンブリ3aならびに容器2およびボトル6bに連結される。カラー8は、ポンプアセンブリ16とバルブアセンブリ3aとの間の連結部を囲む。ポンプアセンブリ16は、ねじによりボトル6に連結される。ボトル6の開口部または首領域は、例えば、ポンプアセンブリ16と噛み合うねじによって、ポンプアセンブリ16に対してシールされる。容器2のシーリングフランジ2cは、ボトル6とポンプアセンブリ16との間でシールされる。あるいは、またはさらに加えて、カラー8および容器2の開口部または首領域は、組立ての間はポンプアセンブリ16の重なりを許容するが、その後はこのポンプアセンブリ16とシステムの開口部と間のねじの弛みおよび分解を防止する、固定機構を有して設計される。このことが、消費者によるあらゆる意図しない汚染を防止し、そしてまたこのシステムの再充填の可能性を排除する。
【0023】
ポンプアセンブリ16は、このようにしてアクチュエータ17、内側コア10、軸方向に延びる出口のない通路11、ポート12、可撓性膜13、フランジ14aを備えるバルブカバー14、および制御可能な出口オリフィス7aを備える軟質カバー7を有するバルブアセンブリ3aに連結される(図4A−Dの説明と関連して以下でさらに説明される)。任意に、アクチュエータ17は、噴霧器に連結されてもよく、または噴霧器を備えていてもよい。動作中、アクチュエータ17は、ポンプアセンブリ16のチェックバルブを介して力を伝え、流動可能物質を容器2から引き出す働きをし、このようにしてこの流動可能物質を分注するのに必要な力を提供する。例えば、公知のポンプがこのようにして利用されてもよい。
【0024】
さらに、容器2は、ボトル6内に配置され、その開口部が栓2cによりシールされてもよい。栓2cは、損傷、破壊または容器2上での不注意による力の適用から容器2を保護する働きをする。
【0025】
ここで図3を参照すると、制御可能な出口オリフィス7aは、上記流動可能物質を実質的にしたたり落ちることなく分注することを可能にする十字スリットである。この十字スリットは、圧力が解放された後、制御可能な出口オリフィス7aをそれ自身で独りでに閉じさせる。
【0026】
制御可能な出口オリフィス7aは、必要に応じて、流動可能物質のスプレーまたは流れを提供するように形成される。あるいは、制御可能な出口オリフィス7aを選択的に寸法決めすることにより、例えばアイケア液剤を分注する場合には、1滴のような量の流動可能物質を分注することが可能である。より多くの量の流動可能物質を分注しなければならない場合には、制御可能な出口オリフィス7aは、より多量の流動可能物質(例えば、眼科用液剤および/またはゲル、あるいは鼻用液剤および/またはゲル)を分注するように形成され得る。
【0027】
ここで図4A−Dを参照すると、バルブアセンブリ3は、好ましくは、内側コア10、軸方向に延びる行き止まりの通路11、ポート12、可撓性膜13、フランジ14aを備えるバルブカバー14、および制御可能な出口オリフィス7aを備える軟質カバー7を有する。オーバーキャップ15は、それが使用されていないときはバルブアセンブリ3の上に置かれ、周囲の汚染物質との接触からバルブアセンブリ3を保護する。
【0028】
バルブアセンブリ3では、軸方向に延びる内側コア10が、容器からの流れが内側コア中の軸方向に延びる行き止まりの通路11の中へ入るように、容器2の開口部に対峙する。通路11は、この内側コアの軸方向長さの過半部分に対応して延びる。通路11の長さの約半分のところで、この内側コアは、この通路の表面から内側コア10の外側表面へ通路軸から横方向に延びる一対のポート12を有する。内側コア10は、例えば剛直なプラスチック材料から形成され、そして上記バルブアセンブリの出口端部の内側で終結する。さらに、例示的な実施態様では、組立ておよびアセンブリの充填の際には、通路11およびポート12の内側には空気が存在しない。さらなるポート12が内側コア10を通って設けられてもよいことに留意すべきである。
【0029】
さらに、例示的な実施態様では、内側コア10および可撓性膜13は、例えば気密シールが可撓性膜13と内側コア10との間で形成されることを可能にする非常に厳密な許容誤差を有するように、それらが一緒に緊密にフィットするように構築される。さらなる例示的な実施態様では、可撓性膜13および内側コア10、ならびに互いに対してシールするとして上で説明された他の構成要素のための成形工程は、シールが起こる接触領域に欠陥または継ぎ目が実質的にない表面を作り出す非対称的な成形工程である。従って、例示的な実施態様では、部品の間、例えば内側コア10と可撓性膜13および他の部品との間の非常に厳密な許容誤差を使用して、上記バルブアセンブリの最適なシールおよび動作が提供される。
【0030】
弾性部材のような可撓性膜13は、上記内側コアの外側表面の上で緊密にフィットされ、そして容器2中の開口部から内側コア10の対向する端部へと延びる。図4A−Dで明らかにされ得るように、上記膜の厚みは、好ましくは、その軸方向長さに沿って可変である。たとえば内側コアの出口端部の領域は、可撓性膜13の残りの部分よりもかなり厚い、軸方向に延びる連続的な、途切れていない端部を有する。すなわち、この帯は、軸方向に延びる切れ目によって軸方向には分離されていない。このより厚い端部は、以下でさらに説明されるように、このバルブが流体を分注した後に、このバルブが開口部7aに最も近い端部で最初に閉じ、それゆえにすべての逆流を防止することを確実にする。このことは、より大きい張力を提供する厚い壁厚によりもたらされる。結果として、可撓性膜13は、不均一な張力を示す。
【0031】
さらなる例において、さらに他の実施態様では、この膜の厚みは、その軸方向長さに沿って可変であってもよく、そして上記内側コアの出口端部を囲む領域は、例えば、可撓性膜13の残りの部分よりもかなり厚い、軸方向に延びる連続的な、途切れていない環状の帯を有する。さらに、特定の実施態様では、この帯は、軸方向に延びる切れ目によって軸方向には分離されていない。あるいは、上記バルブ開口部に最も近い可撓性膜の端部の弾性またはデュロメーターは、可変であってもよく、例えば、それは圧力が解放されたときに、上記バルブ開口部に最も近い端部が最初にシールするように低くされていてもよい。
【0032】
さらなる実施態様では、可撓性膜13および内側コア10は、高速自動化生産設備により組立てられる場合に、内側コア10が可撓性膜13の中へ互いに入れ子になるように、制御可能な出口オリフィス7aに最も近い端部で実質的にテーパー状形状または実質的に円錐形状である。
【0033】
容器2の開口部に隣接したその端部で、可撓性膜13は、容器からの開口部に位置する内側コア上のフランジに対峙する外側に延びるフランジを有する。
【0034】
軸方向に延びるバルブカバー14は、可撓性膜13を取り囲み、そして図2aに静止位置で示されるように、その可撓性膜の外側表面から半径方向外側に間隔を空けられている。容器2に隣接するバルブカバー14の端部は、半径方向外側に延びるフランジ14aを有する。このフランジ14aは、可撓性膜の端部のフランジに対峙し、これにより容器2からの開口部で上記バルブアセンブリのためのシールがもたらされる。
【0035】
バルブカバー14は、例えば、そのフランジ14aからバルブアセンブリ3の出口端部へ、そしてバルブアセンブリ3の出口端部を超えて延びる弾性材料の内側層から形成される。弾性材料は、バルブカバー14の出口端部を超えて延びる軟質カバー7を形成し、このことは、このバルブアセンブリがアイケア液剤を分注するために使用される場合に特に有利である。このような軟質カバー7は、例えば、目またはその周囲の組織の繊細な外側表面に対する危害のあらゆる可能性を防止する。軟質カバー7は、流動可能物質を分注するための制御可能な出口オリフィス7aを有する。この出口オリフィスは、上記の連続的にシールする一方向バルブアセンブリの静止位置では閉じており、そして分注位置では開く。
【0036】
さらに再び図4A−Dおよび図5を参照すると、以下に説明されるように、軟質カバー7の構造における変形態様を有するバルブアセンブリ3の種々の実施態様が記載されている。
【0037】
ここで特に図4Aを参照すると、頂部が平らな軟質カバー7を有するバルブアセンブリが提供される。軟質カバー7は、平らな頂部を有し、これにより制御可能な出口オリフィス7aに付着する流動可能物質がより少なくすることが可能になる。なぜなら、平らな頂部は、結果としてより短い制御可能な出口オリフィス7aをもたらすからである。軟質カバー7は、必要に応じて、上記流動可能物質のスプレーまたは流れを提供するように形成され得る、制御可能な出口オリフィス7aを有する。さらに、制御可能な出口オリフィス7aは、図3に示されるような十字スリットであってもよい。あるいは、制御可能な出口オリフィス7aを選択的に寸法決めすることにより、例えばアイケア液剤または典型的には小滴の形態で送達される他の液剤を分注している場合には、1滴のような量の流動可能物質を分注することが可能である。より多くの量の流動可能物質を分注せねばならない場合には、制御可能な出口オリフィス7aは、例えばより大きい直径の開口部を設けることによって、より多量の流動可能物質を分注するように形成され得る。
【0038】
ここで特に図4B−Cを参照すると、丸みのある軟質カバー7を備えた、バルブアセンブリが提供される。軟質カバー7は、目およびその周囲の組織、または他の敏感な身体領域の外側表面へと流動可能物質を分注するために有用な丸みのある頂部を有する。この丸みのある先端には鋭いエッジがないので、この流動可能物質の投与のあいだに偶発的な接触が起こった場合でも、目または他の敏感な組織への損傷は回避されるか低減される。軟質カバー7は、必要に応じて、上記流動可能物質のスプレーまたは流れを提供するように形成され得る、制御可能な出口オリフィス7aを有する。さらに、制御可能な出口オリフィス7aは、図3に示されるような十字スリットであってもよい。あるいは、制御可能な出口オリフィス7aを選択的に寸法決めすることにより、例えばアイケア液剤または典型的には小滴の形態で送達される他の液剤を分注している場合には、1滴のような量の流動可能物質を分注することが可能である。より多くの量の流動可能物質を分注せねばならない場合には、制御可能な出口オリフィス7aは、例えばより大きい直径の開口部を有することによって、より多量の流動可能物質を分注するように形成され得る。
【0039】
ここで特に図4Dを参照すると、拡大されたバージョンの制御可能な出口オリフィス7aを有する平らなカバー7を有するバルブアセンブリが提供される。拡大されたバージョンの制御可能な出口オリフィス7aは、内側10および可撓性膜13を収容することができ、ローション、クリームおよび皮膚軟化薬のような粘性のある流動可能物質を分注するのに適しているが、すべての流動可能物質のために使用されてもよい。拡大されたバージョンの制御可能な出口オリフィス7aによって、流動可能物質を、2つの開口部(つまり、可撓性膜13の端部の開口部および制御可能な出口オリフィス7a)を通して移動する必要なく分注することが可能になる。なぜなら、今の場合、これらは同一平面上にあるからである。
【0040】
ここで図5を参照すると、ポート12から外へ流れる圧力のかかった流体により内側コア10と可撓性膜13との間に形成される空隙が、より容易に見られ得る。軟質カバー7中の制御可能な出口オリフィス7aも見ることができ、そしてそれは、例えば、軟質カバー7の材料を通る実質的に均質な円形の穴であってもよく、または前段落で説明されているように適切に寸法決めされていてもよい。
【0041】
ここで図6A−Bを参照すると、別の実施態様では、流動可能物質は、内側コア10中の単一のポート12を通って流れ、可撓性膜13を拡張し、内側コア10の外部のまわりで渦巻き、そして図6Aおよび6Bに示されるような出口ポート12aを介して出る。このことにより、流動可能物質を分注するのにより小さい力しか必要としなくなり、そしてローション、クリームおよび皮膚軟化薬のようなより高い粘性を有する流動可能物質(これらに限定されるわけではない)とともに使用するのに特に有利である。さらなるポート12が内側コア10を通って設けられてもよいことに留意すべきである。
【0042】
例示的な操作では、流動可能物質が分注されるべきときには、オーバーキャップ15は取り除かれ、所定量の流動可能物質が容器から内側コア10中の通路11の中へ通過するように、圧力が容器2のアクチュエータ2aに適用される。物質は、ポート12を通って流れ、可撓性膜13を半径方向外側へ拡張し、そして可撓性膜の出口端部に向かって流れ、ここでその物質は、この可撓性膜から半径方向内側へ、カバー中の制御可能な出口オリフィス7aの中へ出て、分注される。
【0043】
この流動可能物質が分注されており、そして上記可撓性膜の出口端部を出るとき、それは半径方向内側へ制御可能な出口オリフィス7aへ流れ、次いでこの制御可能な出口オリフィス7aは開いて、この物質がこのバルブアセンブリから外へ流れることが可能になる。この流動可能物質が分注され、そして供給源上の圧力が除かれると、制御可能な出口オリフィス7aは閉じ、上記バルブアセンブリの中へのあらゆる逆流を遮断する。オーバーキャップ15は、バルブアセンブリ3が使用中でないときはバルブアセンブリ3の上に置かれ、それが周囲の汚染物質と接触するのを防止する。
【0044】
別の実施態様では、例えば図6Aおよび6Bに図示されるように、流動可能物質は、内側コア10中の単一のポート12を通って流れ、そして可撓性膜13を拡張し、内側コア10の外部のまわりで渦巻き、そして図6Aおよび6Bに示されるような出口ポート12aを介して出る。このことにより、流動可能物質を分注するのにより小さい力しか必要としなくなり、そしてクリームおよび皮膚軟化薬のようなより高い粘性を有する流動可能物質(これらに限定されるわけではない)とともに使用するのに特に有利である。
【0045】
容器のアクチュエータ2a上の圧力を解放することにより、分注操作は終わり、可撓性膜13は、内側コア10の外側表面と接触するように内側に戻る。この可撓性膜の内側への移動は、その増加した厚みに起因してその出口端部で開始し、徐々にこの内側コアの外側表面と接触するようになり、あらゆる流動可能物質をポートを通して容器の中へ戻す。これにより、汚染物質は容器の中に入ることはできない。上記流動可能物質の個々の部分を分注することは、その容器がほぼ完全に空になるまで継続することができる。上記バルブアセンブリの構造および動作の結果として、本発明の例示的な実施態様によるバルブアセンブリは、上記流動可能物質に圧力をかけることによって、バルブ構成要素に均一な圧力を提供する。
【0046】
さらに別の例示的な実施態様、例えば図2Bに図示されるもののようなスプレーポンプでは、アクチュエータ17が、それが押し下げられたときに、力をポンプアセンブリ16に伝える働きをする。次には、これが容器2を圧縮し、これによりバルブアセンブリ、そして上述の特定の実施態様では、制御可能な出口ポート7aを開いて流動可能物質を分注するのに必要な力を提供する。
【0047】
本発明のさらなる実施態様を示す図7を参照する。図7には容器2の汚染を防ぎ、分注される流動可能物質の容量の計量を可能とする、計量されたドロップ押しボタン分注システムを示す。そのような装置は任意に丸くされたフロントタブを有するボタン17、チェックバルブ18、任意のそれぞれの側に角度を付けられたカムフランジを有する部屋19、ばね20、ピストン21、該ピストンは中空であることができ任意にカムフランジを有することができる、およびチップ22を利用することにより達成される。上記の全ては容器2と装置の出口(たとえば前記の出口オリフィス7a)の間に設けられた少なくとも1つの筐体23の中に収容されることができる。チェックバルブ18はバルブアセンブリ3および容器2の下流の他の要素から、流動可能物質が容器2内に逆流することを防ぐ。容器2は上記の容器の任意の物であることができ、また管、じゃばら、パウチまたは他の類似の容器であることができ、たとえばパウチであることができる。
【0048】
再度図7を参照する。流動可能物質は後部およびチェックバルブ18を通って部屋19に入る。ボタン17が押されると、それはピボットダウンし、その丸められたフロントタブが部屋19のそれぞれの側にある角度が付けられたカムフランジと接触し、それをバネに対して進める。これにより流動可能物質の計量された量が中空のピストン21を通り、チップ22から出て、バルブアセンブリ3を通り、装置出口(たとえば前記の出口オリフィス7a)から分注される。
【0049】
計量された分注に加え、ボタン17は、流動可能物質を分注するために容器自体に圧力を加える必要を取り除く。容器自体に機械的圧力を加える必要の排除は、部分的に空である容器の内容物を分注する際に特に有用である。本発明の方法でなければ、より大きな機械的圧力を容器に加えることが必要とされるからである。
【0050】
ピストン21と部屋19との調整により、流動可能物質の種々の量を提供することができる。ばねの力とピストン21のカムフランジの角度の調整により、ボタン17を押すために必要な力を変えることができる。さらにばねの力とピストンのカムフランジの角度の調整により、ボタン17を押すために必要な力を変えることができる。
【0051】
チェックバルブ18は流動可能物質の容器2内への逆流を防止する。先に述べたように、容器2は、たとえば管または蛇腹のような折りたたみ可能な容器であることができる。動的なシールが、ピストン21と部屋19との間で内部的に維持され、漏れを防止し、たとえばバクテリアを始めとする、固体、気体または液体の汚染物の流入を防止する。
【0052】
再度図7を参照する。上記のように、計量されたドロップ押しボタン分注装置は、ひとつの実施態様においてバルブアセンブリ3と組み合わせることができ、またはバルブアセンブリ3なしで提供されることもできる。
【0053】
本発明の例示的な実施態様における軟質カバー7、可撓性膜13およびバルブカバー14を形成するのに適したエラストマーとしては、GLS Corp.により製造されるDynaflex、CPT Inc.により製造されるC−FlexまたはAdvanced Elastomer Systems, Inc.により製造されるSantopreneのような熱可塑性エラストマーが挙げられる。エラストマー、および上記装置の他の構成成分のいずれかを構成する他の材料は、抗菌性の成分(例えば、抗菌性プラスチックの作製において使用されることが公知の、AgIONにより供給されるもののようなセラミック担体内に含有される銀イオン、またはWestlake Plastic Technologiesにより供給されるもののような徐放性のイオン性の銀化合物)を組込んでいてもよく、それらを含浸していてもよく、それらを別な様式でエラストマーおよび上記装置の他の構成成分のいずれかを構成する他の材料内に配置していてもよい。さらに、プラスチックと配合するかまたはプラスチックをコーティングするのに適した他の抗菌物質を使用してもよい。さらに、軟質カバー7もしくは可撓性膜13またはそれらの両方は、例えば、残留する流動可能物質をはじくように正電荷を帯びていてもよく、例えばテフロン(Teflon:登録商標)タイプのプラスチックでコーティングされていてもよく、高い表面張力を有していてもよく、または非湿潤性であってもよく、あるいは流動可能物質をはじくように上記のものの任意の組み合せであってもよい。
【0054】
さらなる実施態様においては、ボタン17、チェックバルブ18、部屋19、ばね20、ピストン21、チップ22および筐体23のひとつまたはそれ以上は、疎水性物質または抗菌性物質から形成されることができ、または疎水性物質または抗菌性物質でコーティングされることができる。たとえば、装置の要素は一体化され、含浸され、または他の方法で、抗菌性のプラスチックの製造において使用されることが公知である、たとえばAgIONにより提供されるようなセラミック担体内に含まれた銀イオン、またはWestlake Plastic Technologyにより提供される持続的に放出されるイオン性の銀化合物がのような抗菌性物質を内部に含むことができる。さらに、他の配合およびコーティングにおいて好適な抗菌性物質も使用できる。さらに、装置の要素をたとえば残留する流動可能物質をはじくために正に荷電させることができ、または大きな表面張力または耐濡れ性を有するテフロンタイプのプラスチックでコーティングすることができ、または流動可能物質をはじくために上記の任意のものを組み合わせることができる。
【0055】
上述のものをはじめとするさらなる他の実施態様では、上記エラストマーのデュロメーターは、上記流動可能物質の粘性に関連して可変であってもよい。例えば、比較的より高い粘性を有する物質を含有するアセンブリは、流動可能物質を分注するのに必要とされる力を低くするために、より軟質(すなわち、より低いデュロメーター)のエラストマーを利用するであろうし、他方では、より低い粘性の流動可能物質は、強いシールを維持するためにより硬質(すなわち、より高いデュロメーター)のエラストマーを利用するであろう。同様に、潤滑剤を含有する流動可能物質もまた、強いシールを維持するためにより硬質(すなわち、より高いデュロメーター)のエラストマーを利用するであろう。
【0056】
上述のように、バルブアセンブリをはじめとする上記分注および送達装置の部品は、それらが気密のシールを形成し、そして緊密にフィットされて装置の最適のシールおよび動作を確実にするように、厳密な許容誤差を有するように製造されてもよい。
【0057】
種々の調合薬、化粧品、食料品および他の流動可能材料が分注され得る。この場合、これらを周囲の大気からの汚染物質を含まない状態に維持されることが重要である。分注されている材料の流動可能特性は、上記バルブアセンブリの型および寸法を決定するか、または少なくともそれらに影響を及し得る。
【0058】
本発明の例示的な実施態様によれば、制御可能な出口オリフィス7aを形成する材料は、上記流動可能物質を吸収しない。結果として、出口オリフィス7に入る物質の全てが、この分注器から排出され、そして上記内側コアと上記可撓性膜との間の空間の中へ戻らない。これにより、上記容器中に留まる製品の純度または滅菌が維持される。
【0059】
上述のバルブアセンブリの種々の実施態様は、各々、連続的にシールする一方向バルブアセンブリ装置の種々の実施態様において使用され得ることが理解されるべきである。
【0060】
上述のように、上記流動可能物質は、調合薬、薬用化粧品または栄養補助食品、アイケア液剤、他の眼科用製品、耳鼻咽喉科製品(otorhinolarygology product)、皮膚用製品、婦人科用製品、および肛門直腸障害、皮膚障害、もしくは肺障害の治療もしくは予防のための製品、または粘膜を通して身体に投与される任意の処方物;食料品(例えば、乳製品)、飲料またはジュース;化粧品(スキンケア液剤または洗面道具);ならびに液体ビタミンであってもよい。これらのすべては、容器2内での保存の間、周囲の大気からの汚染物質および防腐剤がない状態に維持されることが意図されている。
【0061】
本発明の例示的な実施態様によれば、防腐剤を含有する多くの既存の商品は、防腐剤を含まないバージョンへと改質することができ、そして本発明のバルブアセンブリおよび送達システムを用いる複数回投与の分注のために提供することができる。例えば、従来のクリーム、皮膚軟化剤、点眼薬、鼻用スプレー、今のところ防腐剤(特に、組織にとって有害であることが証明されているパラベンおよび塩化ベンザルコニウム)を必要とする化粧用クリームは、防腐剤を含まない形態に改質することができ、そしてこれらは、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。このことは、例えば、上記製品をその元々の処方に従って、しかし防腐剤はなしで処方することにより、またはその製品の処方を、例えば賦形剤もしくはその賦形剤の量、またはその両方を変更することにより再調整することにより、達成することができる。これらの防腐剤を含まない製品は、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。なぜなら、それらは防腐剤を含まない処方物だからである。
【0062】
以下の実施例は、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している医療用製品の範疇を説明する実施態様を提供する。防腐剤を用いない処方物の保存および分注はまた、例えば上で参考として援用した米国特許第RE34,243号ならびに米国特許第5,092,855号、同第5,305,783号、同第5,279,447号、同第5,305,786号および同第5,353,961号に記載されるような、複数回計量式の(multi−dose metered)、ハイバリアの、そして防腐剤を含まないもののためのシステムを提供することによっても達成することができる。これらの米国特許のすべては、その全体が本明細書中に参考として援用される。
【実施例】
【0063】
実施例1
例示的な実施態様では、防腐剤を含まない眼科用製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用して、保存および容器から分注することができる。例えば、点眼薬、好ましくは慢性疾患治療(例えば、ドライアイ、緑内障、アレルギー、およびNSAID)に関連する点眼薬、および急性疾患治療(例えば、目の手術の間)のために意図される点眼薬もまた、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システムを使用して、保存および容器から分注することができる。さらなる例として、眼の疲れを和らげるために使用されるこれらの点眼薬、コンピュータの使用、テレビの使用、または長時間の覚醒期間に起因する疲れに起因するドライアイを和らげるために使用される点眼薬は、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。
【0064】
ドライアイ製品の例としては、メチルセルロース、ヒアルロン酸、ポリエチレングリコール400 0.4%、プロピレングリコール 0.3%、グリセリン、および鉱油を含むドライアイ製品を挙げることができる。緑内障用製品の例としては、チモロール 0.25%/0.50%、酒石酸ブリモニジン 0.1%、ビマトプロスト 0.03%およびトラバプロスト 0.004%を含む緑内障用製品が挙げられる。アレルギー用製品としては、塩酸オロパタジン 0.1%および酢酸プレドニゾロン 1%を含むアレルギー用製品が挙げられる。NSAID用製品としては、ケトロラク 0.5%およびジクロフェナク 0.1%を含むNSAID用製品が挙げられる。
【0065】
実施例2
例示的な実施態様では、防腐剤を含まない耳鼻咽喉科製品(otorhinolarygological product)が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用して、保存および容器からの分注に適している。例えば、鼻骨孔用医薬、そして好ましくは鼻用スプレー、外耳用クリーム、点耳薬、ステロイド系点耳薬、抗生物質の点耳薬、点鼻薬、ならびにフェニレフリン 0.25%およびプソイドエフェドリン 30mgを含む点鼻薬が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。
【0066】
実施例3
例示的な実施態様では、防腐剤を含まない皮膚科用製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。例えば、防腐剤を含まない皮膚用製剤;頭皮用製剤;コルチコステロイドクリーム、ローションおよび軟膏;局所用抗生物質および局所用抗真菌薬が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。これらの防腐剤を含まない皮膚科用製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。なぜなら、それらは防腐剤を含まない処方物だからである。
【0067】
実施例4
例示的な実施態様では、皮膚障害の治療または予防のための防腐剤を含まない製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。例えば、皮膚用製剤;頭皮用製剤;コルチコステロイドクリーム、ローションおよび軟膏;局所用抗生物質;局所用抗真菌薬;抗菌性、抗真菌性/駆虫性、アレルギー性および非特異的皮膚炎用クリーム、ならびに皮膚障害のために使用される美容のための皮膚病用化合物を含有する治療用皮膚用クリームが、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。
【0068】
実施例5
例示的な実施態様では、肛門直腸障害の治療または予防のための製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。例えば、クリーム、局所麻酔薬、潤滑ゼリーならびに痔核の治療、予防および管理のための他の製剤が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。
【0069】
実施例6
例示的な実施態様では、防腐剤を含まない肺障害の治療または予防のための製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。例えば、慢性閉塞障害のための製品(例えば、複数回投与の適用を必要とするB−アドレナリン作用性誘導体、抗コリン作用性誘導体、コルチコステロイド誘導体、およびテオフィリン誘導体を使用するエアロゾル噴霧器)の防腐剤を含まない処方物が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。
【0070】
実施例7
例示的な実施態様では、防腐剤を含まない婦人科用製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。例えば、すべてのアゾール類ならびにニスタチン類、ブトコナゾール、ブトコナゾール 2%、クロトリマゾール、クロトリマゾール 1%、メトロニダゾールおよびトリコモナス治療を含む外陰膣治療薬(例えば、刺激性接触外陰炎またはアレルギー性外陰炎、化学的刺激、細菌性膣炎、カンジダ膣炎療法のための医薬品)が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。
【0071】
実施例8
例示的な実施態様では、防腐剤を含まないレンズの手入れ用製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。例えば、コンタクトレンズのすすぎ、洗浄、殺菌および保存用液剤、またはコンタクトレンズのすすぎ、洗浄、殺菌および保存を網羅する多目的用液剤が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。
【0072】
実施例9
例示的な実施態様では、防腐剤を含まない洗眼用製品(例えば、洗浄液)が、本明細書中に記載される連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。例えば、環境汚染物のついた目をきれいにするために使用される洗眼用製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。さらなる例として、花粉または埃のような環境汚染物のついた目をきれいにするために使用される洗眼用製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。
【0073】
上記システムは種々の防腐剤を含まない処方物とともに使用するために設計されているが、このシステムを防腐剤を含む処方物とともに使用することもできる。
【技術分野】
【0001】
本発明は、流動可能物質の供給源の中への汚染物質の逆流を防止しながら、滅菌された流動可能質(この滅菌された流動物質は、防腐剤を含有していてもよく、または防腐剤を含んでいなくてもよい)を分注するための、連続的にシールする一方向バルブアセンブリを備えた、分注および送達システムに関する。
【0002】
この分注および送達システムは、例えば、圧力により変位し得る可撓性部材または弾性部材によって取り囲まれたバルブアセンブリを備える。この圧力により変位し得る可撓性部材または弾性部材は、流動可能物質の個々の部分または用量を分注した後の、その流動可能物質の供給源へのあらゆる逆流を防止しながら、制御可能出口へその流動可能物質を通過するためのものである。
【背景技術】
【0003】
過去には、流動可能物質を汚染物質を含まない状態に維持するために、その流動可能物質が分注される予定の容器中の流動可能物質中に防腐剤が混合されてきた。防腐剤を使用することは、その流動可能物質がアイケア液剤、鼻腔内薬物、化粧品またはスキンケア用製品のような調合薬である場合は特に、使用者にとって有害となりがちであり、そしてしばしばその流動可能物質の有効性を制限する。この群の処方薬および非処方薬は、しばしば複数回投与の形式で防腐剤とともに処方される。この流動可能物質はまた、食料品、飲料、栄養補助食品または薬用化粧品であってもよい。
【0004】
別の考慮すべき事項は、例えばアイケア液剤を目の中に直接適用する場合に、使用者に被害を全く与えることなく選択された量の流動可能物質を出口に送達するというバルブアセンブリの能力である。
【0005】
過去には、流動可能物質の供給源へのあらゆる逆流を防止しながら、バルブアセンブリ出口へのその流動可能物質の流れを制御するために、可撓性膜が使用されてきた。しかしながら、米国特許第RE34,243号(この米国特許はその全体が本明細書中に参照により援用される)に記載されるようなバルブは、均一な厚みの可撓性膜と組み合わせてO−リングを使用してシールをもたらすことを記載する。他のバルブアセンブリはまた、例えば、組立てのあいだ、予め張力を与えた可撓性膜を真直ぐな側面のコアの上を滑らせることを必要とする円筒状部品を使用しており、このことは、自動化された高速組立ての障害となっていた。他のバルブアセンブリは流動可能物質の容器を絞ることが、流動可能物質を分注するために依然として必要とされていた。そのような絞り出しは、幼児、高齢者、身体的なハンデキャップを有する者にとってはしばしば困難であった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
すなわち、例えば高速自動化生産によって製造することが可能であって、かつ構成要素部品を減らして高速自動化生産の使用を可能にすることにより製造コストを抑える、有効に設計され、操作の容易なバルブアセンブリは従来提供されていなかった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の例示的な実施態様によれば、分注および送達システムは、流動可能物質の一部が分注された後に、バルブアセンブリを通って、流動可能物質の供給源の内部への、酸素または周囲の大気からの他の汚染物質のあらゆる逆流を防止しながら、閉じられた供給源(例えば、折り畳み式容器)から流動可能物質を運搬する。
【0008】
この折り畳み式容器は、例えば、じゃばら型容器であってもよく、折り畳み式管であってもよく、内部バッグ(internal bag)であってもよく、または事実上その内容物のすべてを分注するように設計されている他の型の適切な容器であってもよい。本発明の例示的な実施態様によれば、この分注送達システムは、上記バルブアセンブリから外へ制御された量の流動可能物質を分注するための、通常は閉じられた制御可能な出口オリフィスを有する。この容器は、流動可能物質が分注される時にこの容器の内容物が汚染物質を全く受け取らないように、上記バルブアセンブリとシールされて接触している。
【0009】
上記流動可能物質の分注は、上記容器の内容物が上記バルブアセンブリへ、そしてそれを通って流れるように、その容器に直接またはポンプを通して圧力を適用することによってもたらされる。この内容物は、例えば、調合薬(例えば、アイケア液剤)であってもよく、または分注するあいだ、汚染物質を含まない状態に保たれねばならない他の物質であってもよい。本発明の例示的な実施態様によれば、複数回の分注量が、分注されない流動可能物質を防腐剤を含まない状態に保ちながら、提供され得る。防腐剤を含まない他の流動可能物質は、食料品、ジュースもしくは飲料、化粧品、またはその分注送達システムを複数回使用したにも拘わらず、防腐剤も汚染物質も含まない状態に維持されるように意図された他の流動可能物質であることができる。上記流動可能物質容器は、圧力が偶発的に適用されないように、筐体によって保護されている。
【0010】
上記バルブアセンブリは、例えば、上記流動可能物質の分注器または容器に対して開口した、軸方向に延びた構造体を備える。このバルブアセンブリは、その容器に対して開口し、かつ剛直なプラスチック構成要素から形成される軸方向に延びた内側コアから構成され得る。このコアの内部は、上記容器から上記流動可能物質を受けるための通路を有し得る。上記通路から延びる少なくとも1つのポートが提供されてもよく、この少なくとも1つのポートは、この内側コアから出た上記流動可能物質を運搬するための開口部を提供する。この内側コアは、実質的にテーパー状形状または実質的に円錐形状で設計されてもよい。
【0011】
軸方向に延びる可撓性膜は、上記内側コアを密に取り囲み、そしてその内側コアを通る上記ポートの出口端部を覆う。この可撓性膜は、上記流動可能物質が圧力をかけられて、上記ポートを通り、上記可撓性膜の出口端部に向かって流れるときに、上記内側コアから外側方向に動く。この可撓性膜は、例えば、それがバルブ開口部に最も近い端部でより厚い、例えば、この可撓性膜がその長さに沿って均一な厚さでないように、構築される。この厚みは、このバルブがより厚い端部で最初にシールすることを可能にする。あるいは、たとえ上記膜が均一の厚みであったとしても、そのバルブ開口部に最も近いその膜の部分がより弾性的でないようにその膜の弾性が変更され得る。その結果、上記バルブ開口部に最も近いその膜の部分が最初に閉じる。
【0012】
例示的な実施態様では、上記可撓性膜および、上述のように、内側コアは、実質的にテーパー状形状または実質的に円錐形状であり、このことが上記可撓性膜の迅速な組立ておよび上記内側コアの上での自然の静止を可能にする。
【0013】
この可撓性膜から側面に沿って外側に置かれるバルブカバーは、制御可能な出口オリフィスで終結する。圧力をかけられた流動可能物質は、上記半径方向外側に拡張された可撓性膜と上記内側コアの外側表面との間を動き、そして上記制御可能な出口オリフィスへ流れる。この出口オリフィスは、制御された量の上記流動可能物質が分注されるようにする。オーバーキャップ(over cap)は、上記バルブカバーの外部を覆い、保存のあいだ、上記バルブアセンブリを保護する。カラーは、上記バルブアセンブリを上記容器に連結し、そしてその容器の中への汚染物質のすべての流れを防止するシールされた配置を提供する。このカラーおよびこの容器の首領域は、組立ての間はカラーの重なりを許容するが、その後はこのカラーと開口とのねじの弛みおよび分解ならびに起こりそうな汚染を防止するような、固定の態様に設計される。
【0014】
例示的な実施態様では、計量された分注が、チェックバルブ、および容器とバルブアセンブリの間の部屋の配置、またはチェックバルブと該部屋のみの使用により達成される。そのような構成は押しボタンにより作動され、流動可能物質を分注するために使用者によって加えられる力が小さい、著しく容易な分注を可能とする。
【0015】
本発明を特徴づける新規な種々の特徴は、本開示に添付されて本開示の一部を形成する特許請求の範囲の中で詳細に指摘される。本発明、本発明の動作、利点およびその使用により達成される具体的な目的のより良い理解のために、本発明の好ましい実施態様が例示されそして説明されている添付の図面および記載事項が参照されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の例示的な実施態様による分注および送達システムの軸方向拡張図である。
【図2A】本発明の例示的な実施態様による、図1に示されるもののような分注および送達システムの分解組立図である。
【図2B】本発明の例示的な実施態様による、図1に示されるもののような分注および送達システムの分解組立図であり、このシステムは流動可能物質を分注するためのポンプを備えている。
【図3】本発明の例示的な実施態様による、軟質カバーおよびその制御可能な出口オリフィスの分解組立図であり、ここで上記制御可能な出口オリフィスは十字スリットである。
【図4A】本発明の例示的な実施態様による、頂部が平らな軟質カバーを備えた、連続的にシールする一方向バルブアセンブリの拡大された軸方向拡張部分図である。
【図4B】本発明の例示的な実施態様による、丸みのある軟質カバーを備えた、連続的にシールする一方向バルブアセンブリの拡大された軸方向拡張部分図であり、ここでこの連続的にシールする一方向バルブアセンブリは、静止位置にある。
【図4C】本発明の例示的な実施態様による、丸みのある軟質カバーを備えた、連続的にシールする一方向バルブアセンブリの拡大された軸方向拡張部分図であり、ここでこの連続的にシールする一方向バルブアセンブリは、分注位置にある。
【図4D】本発明の例示的な実施態様による、連続的にシールする一方向バルブアセンブリの拡大された軸方向拡張部分図であり、ここでこの軟質カバー中の開口部は、上記可撓性膜および上記バルブアセンブリの内側コアの一部を含んでいる。
【図5】本発明の例示的な実施態様による、図4Bおよび4Cに示された連続的にシールする一方向バルブアセンブリの拡大された部分的軸方向拡張図である。
【図6A】本発明の例示的な実施態様による、1つのポートおよび出口ポートを備えた、連続的にシールする一方向バルブアセンブリの軸方向拡張部分図である。
【図6B】本発明の例示的な実施態様による、1つのポートおよび出口ポートを備えた、連続的にシールする一方向バルブアセンブリの拡大された軸方向拡張部分図である。
【図7】本発明の例示的な実施態様による、計量された押しボタン分注システムの軸方向拡張図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1、2Aおよび2Bに示されるように、本発明の例示的な実施態様による分注および送達システム1は、筐体6内に置かれるじゃばら容器または供給源2を備える。筐体6は、圧力が容器2またはこの容器2に連結されたアクチュエータ2aに適用される場合に、この流動可能物質を容器2から出口へ運搬するために、流動可能物質(好ましくは滅菌された流動可能物質または純粋な流動可能物質)の容器2、バルブアセンブリ3(図2A、2Bおよび4A−Dに詳細に示される)を保持する。オーバーキャップ15は、バルブアセンブリ3を覆い、保存のあいだ、汚染物質がバルブアセンブリ3に入るのを防止する。筐体6は、このアセンブリを保持するための表面6aを有する。カラー8は、バルブアセンブリ3を容器2に連結してシールされた連結をもたらし、その結果、周囲の汚染物質は容器2の中へ通過し得ない。
【0018】
再び図1、2Aおよび2Bを参照する。じゃばら容器2は、複数回投与がこの容器から分注されることが可能であるに十分大きく、そして圧力がこの容器に適用されるときに折り畳まれる。他の適切な容器が使用されてもよく、容器としては、例えば、折り畳み式管または上記流動可能物質の複数回投与分注を許容する容器の中の内部バッグが挙げられる。バルブアセンブリ3およびカラー8は、好ましくは、空気または他の汚染物質が、分注手順の後にこの容器に入るのを防止する。
【0019】
さらに再び図1、2Aおよび2Bを参照する。じゃばら容器または供給源2は、例えば軸方向に延びる筐体6によって側面に沿って取り囲まれ、この容器に対して圧力が偶発的に適用されるのを防止する。筐体6中で軸方向に延びるスロット6bは、上記流動可能物質が押し出される時に、使用者が容器のアクチュエータ2aに接近することを許容する。筐体6は、流動可能物質が分注されているときに、この筐体を保持するための表面6aを有する。
【0020】
ここで図2Aおよび2Bを参照する。バルブアセンブリ3は、可撓性膜13を取り囲むバルブカバー14を有する。バルブアセンブリ3は、内側コア10、軸方向に延びる出口のない通路11、ポート12、可撓性膜13、フランジ14aを備えるバルブカバー14、および制御可能な出口オリフィス7aを備える軟質カバー7(これらのすべては図4A−Dの説明と関連して以下でより詳細に説明される)を備える。可撓性膜13は、内側コア10を収容するように中空であるが、装置と組立てられるときには、上記バルブアセンブリが静止状態にあるときに空隙が残らないように、可撓性膜13は内側コア10で満たされていることが理解される。
【0021】
容器2に隣接するバルブカバー14の端部は、可撓性膜の端部のフランジと対峙する半径方向外側に延びるフランジ14aを有する。これにより、容器2からの開口部でバルブアセンブリのためのシールがもたらされる。容器2の開口部または首領域は、例えばカラー8と噛み合うねじによって、フランジ14aに対してシールする。あるいは、またはさらに加えて、カラー8および容器2の開口部または首領域は、組立ての間はカラーの重なりを許容するが、その後はこのカラーとシステムの開口部との間のねじの弛みおよび分解を防止する、固定機構を有して設計される。このことが、消費者によるあらゆる意図しない汚染を防止し、そしてまたこのシステムの再充填の可能性を排除する。
【0022】
ここで、特に図2Bを参照する。流動可能物質をポンプ輸送するために適した実施態様において、ポンプアセンブリ16は、バルブアセンブリ3aならびに容器2およびボトル6bに連結される。カラー8は、ポンプアセンブリ16とバルブアセンブリ3aとの間の連結部を囲む。ポンプアセンブリ16は、ねじによりボトル6に連結される。ボトル6の開口部または首領域は、例えば、ポンプアセンブリ16と噛み合うねじによって、ポンプアセンブリ16に対してシールされる。容器2のシーリングフランジ2cは、ボトル6とポンプアセンブリ16との間でシールされる。あるいは、またはさらに加えて、カラー8および容器2の開口部または首領域は、組立ての間はポンプアセンブリ16の重なりを許容するが、その後はこのポンプアセンブリ16とシステムの開口部と間のねじの弛みおよび分解を防止する、固定機構を有して設計される。このことが、消費者によるあらゆる意図しない汚染を防止し、そしてまたこのシステムの再充填の可能性を排除する。
【0023】
ポンプアセンブリ16は、このようにしてアクチュエータ17、内側コア10、軸方向に延びる出口のない通路11、ポート12、可撓性膜13、フランジ14aを備えるバルブカバー14、および制御可能な出口オリフィス7aを備える軟質カバー7を有するバルブアセンブリ3aに連結される(図4A−Dの説明と関連して以下でさらに説明される)。任意に、アクチュエータ17は、噴霧器に連結されてもよく、または噴霧器を備えていてもよい。動作中、アクチュエータ17は、ポンプアセンブリ16のチェックバルブを介して力を伝え、流動可能物質を容器2から引き出す働きをし、このようにしてこの流動可能物質を分注するのに必要な力を提供する。例えば、公知のポンプがこのようにして利用されてもよい。
【0024】
さらに、容器2は、ボトル6内に配置され、その開口部が栓2cによりシールされてもよい。栓2cは、損傷、破壊または容器2上での不注意による力の適用から容器2を保護する働きをする。
【0025】
ここで図3を参照すると、制御可能な出口オリフィス7aは、上記流動可能物質を実質的にしたたり落ちることなく分注することを可能にする十字スリットである。この十字スリットは、圧力が解放された後、制御可能な出口オリフィス7aをそれ自身で独りでに閉じさせる。
【0026】
制御可能な出口オリフィス7aは、必要に応じて、流動可能物質のスプレーまたは流れを提供するように形成される。あるいは、制御可能な出口オリフィス7aを選択的に寸法決めすることにより、例えばアイケア液剤を分注する場合には、1滴のような量の流動可能物質を分注することが可能である。より多くの量の流動可能物質を分注しなければならない場合には、制御可能な出口オリフィス7aは、より多量の流動可能物質(例えば、眼科用液剤および/またはゲル、あるいは鼻用液剤および/またはゲル)を分注するように形成され得る。
【0027】
ここで図4A−Dを参照すると、バルブアセンブリ3は、好ましくは、内側コア10、軸方向に延びる行き止まりの通路11、ポート12、可撓性膜13、フランジ14aを備えるバルブカバー14、および制御可能な出口オリフィス7aを備える軟質カバー7を有する。オーバーキャップ15は、それが使用されていないときはバルブアセンブリ3の上に置かれ、周囲の汚染物質との接触からバルブアセンブリ3を保護する。
【0028】
バルブアセンブリ3では、軸方向に延びる内側コア10が、容器からの流れが内側コア中の軸方向に延びる行き止まりの通路11の中へ入るように、容器2の開口部に対峙する。通路11は、この内側コアの軸方向長さの過半部分に対応して延びる。通路11の長さの約半分のところで、この内側コアは、この通路の表面から内側コア10の外側表面へ通路軸から横方向に延びる一対のポート12を有する。内側コア10は、例えば剛直なプラスチック材料から形成され、そして上記バルブアセンブリの出口端部の内側で終結する。さらに、例示的な実施態様では、組立ておよびアセンブリの充填の際には、通路11およびポート12の内側には空気が存在しない。さらなるポート12が内側コア10を通って設けられてもよいことに留意すべきである。
【0029】
さらに、例示的な実施態様では、内側コア10および可撓性膜13は、例えば気密シールが可撓性膜13と内側コア10との間で形成されることを可能にする非常に厳密な許容誤差を有するように、それらが一緒に緊密にフィットするように構築される。さらなる例示的な実施態様では、可撓性膜13および内側コア10、ならびに互いに対してシールするとして上で説明された他の構成要素のための成形工程は、シールが起こる接触領域に欠陥または継ぎ目が実質的にない表面を作り出す非対称的な成形工程である。従って、例示的な実施態様では、部品の間、例えば内側コア10と可撓性膜13および他の部品との間の非常に厳密な許容誤差を使用して、上記バルブアセンブリの最適なシールおよび動作が提供される。
【0030】
弾性部材のような可撓性膜13は、上記内側コアの外側表面の上で緊密にフィットされ、そして容器2中の開口部から内側コア10の対向する端部へと延びる。図4A−Dで明らかにされ得るように、上記膜の厚みは、好ましくは、その軸方向長さに沿って可変である。たとえば内側コアの出口端部の領域は、可撓性膜13の残りの部分よりもかなり厚い、軸方向に延びる連続的な、途切れていない端部を有する。すなわち、この帯は、軸方向に延びる切れ目によって軸方向には分離されていない。このより厚い端部は、以下でさらに説明されるように、このバルブが流体を分注した後に、このバルブが開口部7aに最も近い端部で最初に閉じ、それゆえにすべての逆流を防止することを確実にする。このことは、より大きい張力を提供する厚い壁厚によりもたらされる。結果として、可撓性膜13は、不均一な張力を示す。
【0031】
さらなる例において、さらに他の実施態様では、この膜の厚みは、その軸方向長さに沿って可変であってもよく、そして上記内側コアの出口端部を囲む領域は、例えば、可撓性膜13の残りの部分よりもかなり厚い、軸方向に延びる連続的な、途切れていない環状の帯を有する。さらに、特定の実施態様では、この帯は、軸方向に延びる切れ目によって軸方向には分離されていない。あるいは、上記バルブ開口部に最も近い可撓性膜の端部の弾性またはデュロメーターは、可変であってもよく、例えば、それは圧力が解放されたときに、上記バルブ開口部に最も近い端部が最初にシールするように低くされていてもよい。
【0032】
さらなる実施態様では、可撓性膜13および内側コア10は、高速自動化生産設備により組立てられる場合に、内側コア10が可撓性膜13の中へ互いに入れ子になるように、制御可能な出口オリフィス7aに最も近い端部で実質的にテーパー状形状または実質的に円錐形状である。
【0033】
容器2の開口部に隣接したその端部で、可撓性膜13は、容器からの開口部に位置する内側コア上のフランジに対峙する外側に延びるフランジを有する。
【0034】
軸方向に延びるバルブカバー14は、可撓性膜13を取り囲み、そして図2aに静止位置で示されるように、その可撓性膜の外側表面から半径方向外側に間隔を空けられている。容器2に隣接するバルブカバー14の端部は、半径方向外側に延びるフランジ14aを有する。このフランジ14aは、可撓性膜の端部のフランジに対峙し、これにより容器2からの開口部で上記バルブアセンブリのためのシールがもたらされる。
【0035】
バルブカバー14は、例えば、そのフランジ14aからバルブアセンブリ3の出口端部へ、そしてバルブアセンブリ3の出口端部を超えて延びる弾性材料の内側層から形成される。弾性材料は、バルブカバー14の出口端部を超えて延びる軟質カバー7を形成し、このことは、このバルブアセンブリがアイケア液剤を分注するために使用される場合に特に有利である。このような軟質カバー7は、例えば、目またはその周囲の組織の繊細な外側表面に対する危害のあらゆる可能性を防止する。軟質カバー7は、流動可能物質を分注するための制御可能な出口オリフィス7aを有する。この出口オリフィスは、上記の連続的にシールする一方向バルブアセンブリの静止位置では閉じており、そして分注位置では開く。
【0036】
さらに再び図4A−Dおよび図5を参照すると、以下に説明されるように、軟質カバー7の構造における変形態様を有するバルブアセンブリ3の種々の実施態様が記載されている。
【0037】
ここで特に図4Aを参照すると、頂部が平らな軟質カバー7を有するバルブアセンブリが提供される。軟質カバー7は、平らな頂部を有し、これにより制御可能な出口オリフィス7aに付着する流動可能物質がより少なくすることが可能になる。なぜなら、平らな頂部は、結果としてより短い制御可能な出口オリフィス7aをもたらすからである。軟質カバー7は、必要に応じて、上記流動可能物質のスプレーまたは流れを提供するように形成され得る、制御可能な出口オリフィス7aを有する。さらに、制御可能な出口オリフィス7aは、図3に示されるような十字スリットであってもよい。あるいは、制御可能な出口オリフィス7aを選択的に寸法決めすることにより、例えばアイケア液剤または典型的には小滴の形態で送達される他の液剤を分注している場合には、1滴のような量の流動可能物質を分注することが可能である。より多くの量の流動可能物質を分注せねばならない場合には、制御可能な出口オリフィス7aは、例えばより大きい直径の開口部を設けることによって、より多量の流動可能物質を分注するように形成され得る。
【0038】
ここで特に図4B−Cを参照すると、丸みのある軟質カバー7を備えた、バルブアセンブリが提供される。軟質カバー7は、目およびその周囲の組織、または他の敏感な身体領域の外側表面へと流動可能物質を分注するために有用な丸みのある頂部を有する。この丸みのある先端には鋭いエッジがないので、この流動可能物質の投与のあいだに偶発的な接触が起こった場合でも、目または他の敏感な組織への損傷は回避されるか低減される。軟質カバー7は、必要に応じて、上記流動可能物質のスプレーまたは流れを提供するように形成され得る、制御可能な出口オリフィス7aを有する。さらに、制御可能な出口オリフィス7aは、図3に示されるような十字スリットであってもよい。あるいは、制御可能な出口オリフィス7aを選択的に寸法決めすることにより、例えばアイケア液剤または典型的には小滴の形態で送達される他の液剤を分注している場合には、1滴のような量の流動可能物質を分注することが可能である。より多くの量の流動可能物質を分注せねばならない場合には、制御可能な出口オリフィス7aは、例えばより大きい直径の開口部を有することによって、より多量の流動可能物質を分注するように形成され得る。
【0039】
ここで特に図4Dを参照すると、拡大されたバージョンの制御可能な出口オリフィス7aを有する平らなカバー7を有するバルブアセンブリが提供される。拡大されたバージョンの制御可能な出口オリフィス7aは、内側10および可撓性膜13を収容することができ、ローション、クリームおよび皮膚軟化薬のような粘性のある流動可能物質を分注するのに適しているが、すべての流動可能物質のために使用されてもよい。拡大されたバージョンの制御可能な出口オリフィス7aによって、流動可能物質を、2つの開口部(つまり、可撓性膜13の端部の開口部および制御可能な出口オリフィス7a)を通して移動する必要なく分注することが可能になる。なぜなら、今の場合、これらは同一平面上にあるからである。
【0040】
ここで図5を参照すると、ポート12から外へ流れる圧力のかかった流体により内側コア10と可撓性膜13との間に形成される空隙が、より容易に見られ得る。軟質カバー7中の制御可能な出口オリフィス7aも見ることができ、そしてそれは、例えば、軟質カバー7の材料を通る実質的に均質な円形の穴であってもよく、または前段落で説明されているように適切に寸法決めされていてもよい。
【0041】
ここで図6A−Bを参照すると、別の実施態様では、流動可能物質は、内側コア10中の単一のポート12を通って流れ、可撓性膜13を拡張し、内側コア10の外部のまわりで渦巻き、そして図6Aおよび6Bに示されるような出口ポート12aを介して出る。このことにより、流動可能物質を分注するのにより小さい力しか必要としなくなり、そしてローション、クリームおよび皮膚軟化薬のようなより高い粘性を有する流動可能物質(これらに限定されるわけではない)とともに使用するのに特に有利である。さらなるポート12が内側コア10を通って設けられてもよいことに留意すべきである。
【0042】
例示的な操作では、流動可能物質が分注されるべきときには、オーバーキャップ15は取り除かれ、所定量の流動可能物質が容器から内側コア10中の通路11の中へ通過するように、圧力が容器2のアクチュエータ2aに適用される。物質は、ポート12を通って流れ、可撓性膜13を半径方向外側へ拡張し、そして可撓性膜の出口端部に向かって流れ、ここでその物質は、この可撓性膜から半径方向内側へ、カバー中の制御可能な出口オリフィス7aの中へ出て、分注される。
【0043】
この流動可能物質が分注されており、そして上記可撓性膜の出口端部を出るとき、それは半径方向内側へ制御可能な出口オリフィス7aへ流れ、次いでこの制御可能な出口オリフィス7aは開いて、この物質がこのバルブアセンブリから外へ流れることが可能になる。この流動可能物質が分注され、そして供給源上の圧力が除かれると、制御可能な出口オリフィス7aは閉じ、上記バルブアセンブリの中へのあらゆる逆流を遮断する。オーバーキャップ15は、バルブアセンブリ3が使用中でないときはバルブアセンブリ3の上に置かれ、それが周囲の汚染物質と接触するのを防止する。
【0044】
別の実施態様では、例えば図6Aおよび6Bに図示されるように、流動可能物質は、内側コア10中の単一のポート12を通って流れ、そして可撓性膜13を拡張し、内側コア10の外部のまわりで渦巻き、そして図6Aおよび6Bに示されるような出口ポート12aを介して出る。このことにより、流動可能物質を分注するのにより小さい力しか必要としなくなり、そしてクリームおよび皮膚軟化薬のようなより高い粘性を有する流動可能物質(これらに限定されるわけではない)とともに使用するのに特に有利である。
【0045】
容器のアクチュエータ2a上の圧力を解放することにより、分注操作は終わり、可撓性膜13は、内側コア10の外側表面と接触するように内側に戻る。この可撓性膜の内側への移動は、その増加した厚みに起因してその出口端部で開始し、徐々にこの内側コアの外側表面と接触するようになり、あらゆる流動可能物質をポートを通して容器の中へ戻す。これにより、汚染物質は容器の中に入ることはできない。上記流動可能物質の個々の部分を分注することは、その容器がほぼ完全に空になるまで継続することができる。上記バルブアセンブリの構造および動作の結果として、本発明の例示的な実施態様によるバルブアセンブリは、上記流動可能物質に圧力をかけることによって、バルブ構成要素に均一な圧力を提供する。
【0046】
さらに別の例示的な実施態様、例えば図2Bに図示されるもののようなスプレーポンプでは、アクチュエータ17が、それが押し下げられたときに、力をポンプアセンブリ16に伝える働きをする。次には、これが容器2を圧縮し、これによりバルブアセンブリ、そして上述の特定の実施態様では、制御可能な出口ポート7aを開いて流動可能物質を分注するのに必要な力を提供する。
【0047】
本発明のさらなる実施態様を示す図7を参照する。図7には容器2の汚染を防ぎ、分注される流動可能物質の容量の計量を可能とする、計量されたドロップ押しボタン分注システムを示す。そのような装置は任意に丸くされたフロントタブを有するボタン17、チェックバルブ18、任意のそれぞれの側に角度を付けられたカムフランジを有する部屋19、ばね20、ピストン21、該ピストンは中空であることができ任意にカムフランジを有することができる、およびチップ22を利用することにより達成される。上記の全ては容器2と装置の出口(たとえば前記の出口オリフィス7a)の間に設けられた少なくとも1つの筐体23の中に収容されることができる。チェックバルブ18はバルブアセンブリ3および容器2の下流の他の要素から、流動可能物質が容器2内に逆流することを防ぐ。容器2は上記の容器の任意の物であることができ、また管、じゃばら、パウチまたは他の類似の容器であることができ、たとえばパウチであることができる。
【0048】
再度図7を参照する。流動可能物質は後部およびチェックバルブ18を通って部屋19に入る。ボタン17が押されると、それはピボットダウンし、その丸められたフロントタブが部屋19のそれぞれの側にある角度が付けられたカムフランジと接触し、それをバネに対して進める。これにより流動可能物質の計量された量が中空のピストン21を通り、チップ22から出て、バルブアセンブリ3を通り、装置出口(たとえば前記の出口オリフィス7a)から分注される。
【0049】
計量された分注に加え、ボタン17は、流動可能物質を分注するために容器自体に圧力を加える必要を取り除く。容器自体に機械的圧力を加える必要の排除は、部分的に空である容器の内容物を分注する際に特に有用である。本発明の方法でなければ、より大きな機械的圧力を容器に加えることが必要とされるからである。
【0050】
ピストン21と部屋19との調整により、流動可能物質の種々の量を提供することができる。ばねの力とピストン21のカムフランジの角度の調整により、ボタン17を押すために必要な力を変えることができる。さらにばねの力とピストンのカムフランジの角度の調整により、ボタン17を押すために必要な力を変えることができる。
【0051】
チェックバルブ18は流動可能物質の容器2内への逆流を防止する。先に述べたように、容器2は、たとえば管または蛇腹のような折りたたみ可能な容器であることができる。動的なシールが、ピストン21と部屋19との間で内部的に維持され、漏れを防止し、たとえばバクテリアを始めとする、固体、気体または液体の汚染物の流入を防止する。
【0052】
再度図7を参照する。上記のように、計量されたドロップ押しボタン分注装置は、ひとつの実施態様においてバルブアセンブリ3と組み合わせることができ、またはバルブアセンブリ3なしで提供されることもできる。
【0053】
本発明の例示的な実施態様における軟質カバー7、可撓性膜13およびバルブカバー14を形成するのに適したエラストマーとしては、GLS Corp.により製造されるDynaflex、CPT Inc.により製造されるC−FlexまたはAdvanced Elastomer Systems, Inc.により製造されるSantopreneのような熱可塑性エラストマーが挙げられる。エラストマー、および上記装置の他の構成成分のいずれかを構成する他の材料は、抗菌性の成分(例えば、抗菌性プラスチックの作製において使用されることが公知の、AgIONにより供給されるもののようなセラミック担体内に含有される銀イオン、またはWestlake Plastic Technologiesにより供給されるもののような徐放性のイオン性の銀化合物)を組込んでいてもよく、それらを含浸していてもよく、それらを別な様式でエラストマーおよび上記装置の他の構成成分のいずれかを構成する他の材料内に配置していてもよい。さらに、プラスチックと配合するかまたはプラスチックをコーティングするのに適した他の抗菌物質を使用してもよい。さらに、軟質カバー7もしくは可撓性膜13またはそれらの両方は、例えば、残留する流動可能物質をはじくように正電荷を帯びていてもよく、例えばテフロン(Teflon:登録商標)タイプのプラスチックでコーティングされていてもよく、高い表面張力を有していてもよく、または非湿潤性であってもよく、あるいは流動可能物質をはじくように上記のものの任意の組み合せであってもよい。
【0054】
さらなる実施態様においては、ボタン17、チェックバルブ18、部屋19、ばね20、ピストン21、チップ22および筐体23のひとつまたはそれ以上は、疎水性物質または抗菌性物質から形成されることができ、または疎水性物質または抗菌性物質でコーティングされることができる。たとえば、装置の要素は一体化され、含浸され、または他の方法で、抗菌性のプラスチックの製造において使用されることが公知である、たとえばAgIONにより提供されるようなセラミック担体内に含まれた銀イオン、またはWestlake Plastic Technologyにより提供される持続的に放出されるイオン性の銀化合物がのような抗菌性物質を内部に含むことができる。さらに、他の配合およびコーティングにおいて好適な抗菌性物質も使用できる。さらに、装置の要素をたとえば残留する流動可能物質をはじくために正に荷電させることができ、または大きな表面張力または耐濡れ性を有するテフロンタイプのプラスチックでコーティングすることができ、または流動可能物質をはじくために上記の任意のものを組み合わせることができる。
【0055】
上述のものをはじめとするさらなる他の実施態様では、上記エラストマーのデュロメーターは、上記流動可能物質の粘性に関連して可変であってもよい。例えば、比較的より高い粘性を有する物質を含有するアセンブリは、流動可能物質を分注するのに必要とされる力を低くするために、より軟質(すなわち、より低いデュロメーター)のエラストマーを利用するであろうし、他方では、より低い粘性の流動可能物質は、強いシールを維持するためにより硬質(すなわち、より高いデュロメーター)のエラストマーを利用するであろう。同様に、潤滑剤を含有する流動可能物質もまた、強いシールを維持するためにより硬質(すなわち、より高いデュロメーター)のエラストマーを利用するであろう。
【0056】
上述のように、バルブアセンブリをはじめとする上記分注および送達装置の部品は、それらが気密のシールを形成し、そして緊密にフィットされて装置の最適のシールおよび動作を確実にするように、厳密な許容誤差を有するように製造されてもよい。
【0057】
種々の調合薬、化粧品、食料品および他の流動可能材料が分注され得る。この場合、これらを周囲の大気からの汚染物質を含まない状態に維持されることが重要である。分注されている材料の流動可能特性は、上記バルブアセンブリの型および寸法を決定するか、または少なくともそれらに影響を及し得る。
【0058】
本発明の例示的な実施態様によれば、制御可能な出口オリフィス7aを形成する材料は、上記流動可能物質を吸収しない。結果として、出口オリフィス7に入る物質の全てが、この分注器から排出され、そして上記内側コアと上記可撓性膜との間の空間の中へ戻らない。これにより、上記容器中に留まる製品の純度または滅菌が維持される。
【0059】
上述のバルブアセンブリの種々の実施態様は、各々、連続的にシールする一方向バルブアセンブリ装置の種々の実施態様において使用され得ることが理解されるべきである。
【0060】
上述のように、上記流動可能物質は、調合薬、薬用化粧品または栄養補助食品、アイケア液剤、他の眼科用製品、耳鼻咽喉科製品(otorhinolarygology product)、皮膚用製品、婦人科用製品、および肛門直腸障害、皮膚障害、もしくは肺障害の治療もしくは予防のための製品、または粘膜を通して身体に投与される任意の処方物;食料品(例えば、乳製品)、飲料またはジュース;化粧品(スキンケア液剤または洗面道具);ならびに液体ビタミンであってもよい。これらのすべては、容器2内での保存の間、周囲の大気からの汚染物質および防腐剤がない状態に維持されることが意図されている。
【0061】
本発明の例示的な実施態様によれば、防腐剤を含有する多くの既存の商品は、防腐剤を含まないバージョンへと改質することができ、そして本発明のバルブアセンブリおよび送達システムを用いる複数回投与の分注のために提供することができる。例えば、従来のクリーム、皮膚軟化剤、点眼薬、鼻用スプレー、今のところ防腐剤(特に、組織にとって有害であることが証明されているパラベンおよび塩化ベンザルコニウム)を必要とする化粧用クリームは、防腐剤を含まない形態に改質することができ、そしてこれらは、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。このことは、例えば、上記製品をその元々の処方に従って、しかし防腐剤はなしで処方することにより、またはその製品の処方を、例えば賦形剤もしくはその賦形剤の量、またはその両方を変更することにより再調整することにより、達成することができる。これらの防腐剤を含まない製品は、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。なぜなら、それらは防腐剤を含まない処方物だからである。
【0062】
以下の実施例は、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している医療用製品の範疇を説明する実施態様を提供する。防腐剤を用いない処方物の保存および分注はまた、例えば上で参考として援用した米国特許第RE34,243号ならびに米国特許第5,092,855号、同第5,305,783号、同第5,279,447号、同第5,305,786号および同第5,353,961号に記載されるような、複数回計量式の(multi−dose metered)、ハイバリアの、そして防腐剤を含まないもののためのシステムを提供することによっても達成することができる。これらの米国特許のすべては、その全体が本明細書中に参考として援用される。
【実施例】
【0063】
実施例1
例示的な実施態様では、防腐剤を含まない眼科用製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用して、保存および容器から分注することができる。例えば、点眼薬、好ましくは慢性疾患治療(例えば、ドライアイ、緑内障、アレルギー、およびNSAID)に関連する点眼薬、および急性疾患治療(例えば、目の手術の間)のために意図される点眼薬もまた、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システムを使用して、保存および容器から分注することができる。さらなる例として、眼の疲れを和らげるために使用されるこれらの点眼薬、コンピュータの使用、テレビの使用、または長時間の覚醒期間に起因する疲れに起因するドライアイを和らげるために使用される点眼薬は、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。
【0064】
ドライアイ製品の例としては、メチルセルロース、ヒアルロン酸、ポリエチレングリコール400 0.4%、プロピレングリコール 0.3%、グリセリン、および鉱油を含むドライアイ製品を挙げることができる。緑内障用製品の例としては、チモロール 0.25%/0.50%、酒石酸ブリモニジン 0.1%、ビマトプロスト 0.03%およびトラバプロスト 0.004%を含む緑内障用製品が挙げられる。アレルギー用製品としては、塩酸オロパタジン 0.1%および酢酸プレドニゾロン 1%を含むアレルギー用製品が挙げられる。NSAID用製品としては、ケトロラク 0.5%およびジクロフェナク 0.1%を含むNSAID用製品が挙げられる。
【0065】
実施例2
例示的な実施態様では、防腐剤を含まない耳鼻咽喉科製品(otorhinolarygological product)が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用して、保存および容器からの分注に適している。例えば、鼻骨孔用医薬、そして好ましくは鼻用スプレー、外耳用クリーム、点耳薬、ステロイド系点耳薬、抗生物質の点耳薬、点鼻薬、ならびにフェニレフリン 0.25%およびプソイドエフェドリン 30mgを含む点鼻薬が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。
【0066】
実施例3
例示的な実施態様では、防腐剤を含まない皮膚科用製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。例えば、防腐剤を含まない皮膚用製剤;頭皮用製剤;コルチコステロイドクリーム、ローションおよび軟膏;局所用抗生物質および局所用抗真菌薬が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。これらの防腐剤を含まない皮膚科用製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。なぜなら、それらは防腐剤を含まない処方物だからである。
【0067】
実施例4
例示的な実施態様では、皮膚障害の治療または予防のための防腐剤を含まない製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。例えば、皮膚用製剤;頭皮用製剤;コルチコステロイドクリーム、ローションおよび軟膏;局所用抗生物質;局所用抗真菌薬;抗菌性、抗真菌性/駆虫性、アレルギー性および非特異的皮膚炎用クリーム、ならびに皮膚障害のために使用される美容のための皮膚病用化合物を含有する治療用皮膚用クリームが、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。
【0068】
実施例5
例示的な実施態様では、肛門直腸障害の治療または予防のための製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。例えば、クリーム、局所麻酔薬、潤滑ゼリーならびに痔核の治療、予防および管理のための他の製剤が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。
【0069】
実施例6
例示的な実施態様では、防腐剤を含まない肺障害の治療または予防のための製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。例えば、慢性閉塞障害のための製品(例えば、複数回投与の適用を必要とするB−アドレナリン作用性誘導体、抗コリン作用性誘導体、コルチコステロイド誘導体、およびテオフィリン誘導体を使用するエアロゾル噴霧器)の防腐剤を含まない処方物が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。
【0070】
実施例7
例示的な実施態様では、防腐剤を含まない婦人科用製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。例えば、すべてのアゾール類ならびにニスタチン類、ブトコナゾール、ブトコナゾール 2%、クロトリマゾール、クロトリマゾール 1%、メトロニダゾールおよびトリコモナス治療を含む外陰膣治療薬(例えば、刺激性接触外陰炎またはアレルギー性外陰炎、化学的刺激、細菌性膣炎、カンジダ膣炎療法のための医薬品)が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。
【0071】
実施例8
例示的な実施態様では、防腐剤を含まないレンズの手入れ用製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。例えば、コンタクトレンズのすすぎ、洗浄、殺菌および保存用液剤、またはコンタクトレンズのすすぎ、洗浄、殺菌および保存を網羅する多目的用液剤が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。
【0072】
実施例9
例示的な実施態様では、防腐剤を含まない洗眼用製品(例えば、洗浄液)が、本明細書中に記載される連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。例えば、環境汚染物のついた目をきれいにするために使用される洗眼用製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。さらなる例として、花粉または埃のような環境汚染物のついた目をきれいにするために使用される洗眼用製品が、本発明の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび流体送達システムを使用する、保存および容器からの分注に適している。
【0073】
上記システムは種々の防腐剤を含まない処方物とともに使用するために設計されているが、このシステムを防腐剤を含む処方物とともに使用することもできる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
流動可能物質を分注するための連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システムであって、
開口部を有する、前記流動可能物質の保存のための供給源と、
前記供給源の前記開口部へ連結されたバルブアセンブリであって、
(i)内側コアであって、前記流動可能物質を通路の中へと受けるための入口開口部および前記通路からの少なくとも1つのポート開口部を有する、内側コアと、
(ii)第1の端部および第2の端部を有する中空の可撓性膜であって、前記第1の端部は前記第2の端部よりも厚く、ここで前記中空の可撓性膜は、前記内側コアの外側表面の上にフィットされ、そして前記流動可能物質が圧力下に置かれた場合に、前記流動可能物質が前記少なくとも1つのポート開口部を通って出て、前記内側コアの前記外側表面から外側へ前記膜を拡張する、中空の可撓性膜と、を備える、バルブアセンブリと、
前記可撓性膜を取り囲み、そして圧力が前記流動可能物質に適用された時に、前記バルブアセンブリから前記流動可能物質を分注するための出口オリフィスを有する、カバーとを備え、そして
前記流動可能物質上の圧力が解放されると、前記中空の可撓性膜の前記第1の端部が、前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、その後に前記中空の可撓性膜の残りの部分が前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、
チェックバルブが容器の上流に設けられ、該チェックバルブがボタンにより作動され、流動可能物質が部屋に入り、容器からの予め決定された量の流動可能物質が送達される、
連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項2】
前記中空の可撓性膜が、前記中空の可撓性膜の前記第1の端部に、前記カバー中の前記出口オリフィスに隣接し、軸方向に延びる、途切れていない連続的な、前記コアを完全に取り囲む帯を有する、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項3】
前記膜が、その前記第2の端部に、前記内側コアの前記通路に隣接して、半径方向外側に延びるフランジを有し、そして前記カバーもまた、前記膜上の前記フランジを押して前記内側コアの中への前記通路開口部で前記半径方向外側に延びるフランジと流体密接触させる、半径方向外側に延びるフランジを有する、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項4】
前記供給源上のカラーおよびコネクタ部材が前記バルブアセンブリを前記供給源に固定する、請求項3に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項5】
前記コネクタ部材が、前記カラーと噛み合うねじである、請求項4に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項6】
前記供給源上の前記カラーおよびコネクタ部材が、前記バルブアセンブリを前記供給源に固定し、前記供給源の開口を防止する確実な固定をもたらす、請求項4に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項7】
前記カバー中の前記出口オリフィスが、それが選択された量の前記流動可能物質を分注することができるように配置されている、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項8】
前記カバー中の前記出口オリフィスが軟質材料から形成されている、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項9】
前記カバー中の前記出口オリフィスが可撓性材料から形成されている、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項10】
前記カバーが、軸方向に沿って延びる剛直なプラスチックの殻により側面に沿って取り囲まれている、内側の軸方向に延びる可撓性部材から形成されている、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項11】
外部汚染物質が、保存のあいだ、外部の汚染物質が前記バルブアセンブリと接触するのを防止するに十分なほど、前記バルブアセンブリの上にフィットされ、前記バルブアセンブリとのシールを形成するようにオーバーキャップが配置されている、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項12】
少なくとも2つのポートが前記通路から前記内側コアを通ってそして前記可撓性膜の内側表面へと延びる、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項13】
前記供給源が折り畳み式供給源を備え、前記折り畳み式供給源が、前記流動可能物質が前記折り畳み式供給源から分注されるにつれてそれに比例して体積が減少し得る、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項14】
前記折り畳み式供給源がじゃばら、管および内部バッグのうちの1つである、請求項13に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項15】
軸方向に延びる筐体が前記供給源を側面に沿って取り囲む、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項16】
前記筐体が、分注圧力を前記折り畳み式供給源のアクチュエータに適用するために軸方向に延びるスロットを有する、請求項15に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項17】
前記カバーが閉じられた出口オリフィスを有し、分注圧力が前記供給源に適用されるときに、前記閉じられた出口オリフィスが、前記カバーから前記流動可能物質を分注するために開口する、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項18】
前記カバー中の前記出口オリフィスが、前記流動可能物質に対して不浸透性であり、前記出口オリフィスの内側に前記流動可能物質を保持しない、請求項17に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項19】
前記内側コアが、ポンプアセンブリおよびアクチュエータに連結され、前記アクチュエータが押し下げられたときに、流動可能物質が前記出口オリフィスから分注されるようになっている、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項20】
前記供給源が防腐剤を含まない製品で満たされている、請求項1に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項21】
前記防腐剤を含まない製品が、眼科用製品、耳鼻咽喉科製品、皮膚用製品、婦人科用製品、および肛門直腸障害、皮膚障害、肺障害の治療もしくは予防のための製品、または粘膜を通して身体に投与され得る任意の製品のうちの1つから選択される、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項22】
前記防腐剤を含まない製品が、メチルセルロース、ヒアルロン酸、ポリエチレングリコール400 0.4%、プロピレングリコール 0.3%、グリセリン、および鉱油のうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項23】
前記防腐剤を含まない製品が、チモロール 0.25%/0.50%、酒石酸ブリモニジン 0.1%、ビマトプロスト 0.03%およびトラバプロスト 0.004%のうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項24】
前記防腐剤を含まない製品が、塩酸オロパタジン 0.1%および酢酸プレドニゾロン 1%のうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項25】
前記防腐剤を含まない製品が、ケトロラク 0.5%およびジクロフェナク 0.1%のうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項26】
前記防腐剤を含まない製品が、フェニレフリン 0.25%およびプソイドエフェドリン 30mgのうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項27】
前記防腐剤を含まない製品が、皮膚用製剤;頭皮用製剤;コルチコステロイドクリーム、ローションおよび軟膏;局所用抗生物質および局所用抗真菌薬のうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項28】
前記防腐剤を含まない製品が、皮膚用製剤;頭皮用製剤;コルチコステロイドクリーム、ローションおよび軟膏;局所用抗生物質;局所用抗真菌薬;抗菌性、抗真菌性/駆虫性、アレルギー性および非特異的皮膚炎用クリームならびに皮膚軟化剤、ならびに皮膚障害のために使用される美容のための皮膚病用化合物を含有する治療用皮膚用クリーム、のうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項29】
前記防腐剤を含まない製品が、クリーム、局所麻酔薬、潤滑ゼリーならびに痔核の治療、予防および管理のための他の製剤のうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項30】
前記防腐剤を含まない製品が、B−アドレナリン作用性誘導体、抗コリン作用性誘導体、コルチコステロイド誘導体、およびテオフィリン誘導体のうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項31】
前記防腐剤を含まない製品が、アゾール、ニスタチン、ブトコナゾール、ブトコナゾール 2%、クロトリマゾール、クロトリマゾール 1%、メトロニダゾールおよびトリコモナス治療のうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項32】
前記製品がコンタクトレンズの手入れ用製品である、請求項19に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項33】
前記製品がハーブ製品、美容用製品、点眼薬製品またはスキンケア製品のうちの1つから選択される、請求項19に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項34】
前記連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システムが、防腐剤を含まない製品の複数回投与を分注することができる、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項35】
防腐剤を含まない流動可能物質を分注するための連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システムであって、
開口部を有する、前記防腐剤を含まない流動可能物質の保存のための供給源;
前記供給源の前記開口部へ連結されたバルブアセンブリであって、
(i)内側コアであって、前記防腐剤を含まない流動可能物質を通路の中へと受けるための入口開口部および前記通路からの少なくとも1つのポート開口部を有する、内側コア、
(ii)第1の端部および第2の端部を有する中空の可撓性膜であって、前記第1の端部は前記第2の端部よりも厚く、ここで前記中空の可撓性膜は、前記内側コアの外側表面の上にフィットされ、そして前記防腐剤を含まない流動可能物質が圧力下に置かれた場合に、前記防腐剤を含まない流動可能物質が前記少なくとも1つのポート開口部を通って出て、前記内側コアの前記外側表面から外側へ前記膜を拡げる、中空の可撓性膜と、を備えるバルブアセンブリ;
カバーであって、前記可撓性膜を取り囲み、そして圧力が前記防腐剤を含まない流動可能物質に適用される時に、前記バルブアセンブリから前記防腐剤を含まない流動可能物質を分注するための出口オリフィスを有する、カバーを備え、そして
前記防腐剤を含まない流動可能物質上の圧力が解放されると、前記中空の可撓性膜の前記第1の端部が、前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、その後に前記中空の可撓性膜の残りの部分が前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、
チェックバルブが容器の上流に設けられ、該チェックバルブがボタンにより作動され、流動可能物質が部屋に入り、容器からの予め決定された量の流動可能物質が送達される、
連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項36】
防腐剤を含まない流動可能物質の複数回投与を分注するための連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システムであって、
開口部を有する、前記防腐剤を含まない流動可能物質の保存のための供給源;
前記供給源の前記開口部へ連結されたバルブアセンブリであって、
(i)内側コアであって、前記防腐剤を含まない流動可能物質を通路の中へと受けるための入口開口部および前記通路からの少なくとも1つのポート開口部を有する、内側コア、
(ii)第1の端部および第2の端部を有する中空の可撓性膜であって、前記第1の端部は前記第2の端部よりも厚く、ここで前記中空の可撓性膜は、前記内側コアの外側表面の上にフィットされ、そして前記防腐剤を含まない流動可能物質が圧力下に置かれた場合に、前記防腐剤を含まない流動可能物質が前記少なくとも1つのポート開口部を通って出て、前記内側コアの前記外側表面から外側へ前記膜を拡げる、中空の可撓性膜と、を備えるバルブアセンブリ;
カバーであって、前記可撓性膜を取り囲み、そして圧力が前記防腐剤を含まない流動可能物質に適用される時に、前記バルブアセンブリから前記防腐剤を含まない流動可能物質を分注するための出口オリフィスを有する、カバーを備え、そして
前記防腐剤を含まない流動可能物質上の圧力が解放されると、前記中空の可撓性膜の前記第1の端部が、前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、その後に前記中空の可撓性膜の残りの部分が前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、
チェックバルブが容器の上流に設けられ、該チェックバルブがボタンにより作動され、流動可能物質が部屋に入り、容器からの予め決定された量の流動可能物質が送達される、
連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項37】
送達システムであって、
開口部を有する、流動可能物質の保存のための供給源;
前記供給源の前記開口部へ連結されたバルブアセンブリであって、
(i)内側コアであって、前記流動可能物質を通路の中へと受けるための入口開口部および前記通路からの少なくとも1つのポート開口部を有する、内側コア、
(ii)第1の端部および第2の端部を有する中空の可撓性膜であって、前記第1の端部は前記第2の端部よりも厚く、ここで前記中空の可撓性膜は、前記内側コアの外側表面の上にフィットされて、そして前記流動可能物質が圧力下に置かれた場合に、前記流動可能物質が前記少なくとも1つのポート開口部を通って出て、前記内側コアの前記外側表面から外側へ前記膜を拡張する、中空の可撓性膜と、を備えるバルブアセンブリ;
カバーであって、前記可撓性膜を取り囲み、そして圧力が前記流動可能物質に適用される時に、前記バルブアセンブリから前記流動可能物質を分注するための出口オリフィスを有する、カバーを備え、そして
前記流動可能物質上の圧力が解放される場合に、前記中空の可撓性膜の前記第1の端部が、前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、その後に前記中空の可撓性膜の残りの部分が前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、
チェックバルブが容器の上流に設けられ、該チェックバルブがボタンにより作動され、流動可能物質が部屋に入り、容器からの予め決定された量の流動可能物質が送達される、
送達システム。
【請求項38】
流動可能物質を分注するための連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システムであって、
開口部を有する、前記流動可能物質の保存のための供給源と、
前記供給源の前記開口部へ連結されたバルブアセンブリであって、
(i)内側コアであって、前記流動可能物質を通路の中へと受けるための入口開口部および前記通路からの少なくとも1つのポート開口部を有する、内側コアと、
(ii)第1の端部および第2の端部を有する中空の可撓性膜であって、前記第1の端部は前記第2の端部よりも厚く、ここで前記中空の可撓性膜は、前記内側コアの外側表面の上にフィットされ、そして前記流動可能物質が圧力下に置かれた場合に、前記流動可能物質が前記少なくとも1つのポート開口部を通って出て、前記内側コアの前記外側表面から外側へ前記膜を拡張する、中空の可撓性膜と、を備えるバルブアセンブリと、
前記可撓性膜を取り囲み、そして圧力が前記流動可能物質に適用される時に、前記バルブアセンブリから前記流動可能物質を分注するための出口オリフィスを有する、カバーとを備え、そして
前記流動可能物質上の圧力が解放されると、前記中空の可撓性膜の前記第1の端部が、前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、その後に前記中空の可撓性膜の残りの部分が前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、
前記内側コア、中空の可撓性膜、およびカバーの少なくとも1つが抗菌性物質を含み、
チェックバルブが容器の上流に設けられ、該チェックバルブがボタンにより作動され、流動可能物質が部屋に入り、容器からの予め決定された量の流動可能物質が送達される、
連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項39】
前記抗菌性物質が、セラミック担体中に含まれた銀イオンおよび継続的に放出されるイオン性銀化合物から選択されるひとつである、請求項38記載の流動可能物質を分注するための連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項40】
流動可能物質を分注するための連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システムであって、
開口部を有する、前記流動可能物質の保存のための供給源と、
前記供給源の前記開口部へ連結されたバルブアセンブリであって、
(i)内側コアであって、前記流動可能物質を通路の中へと受けるための入口開口部および前記通路からの少なくとも1つのポート開口部を有する、内側コアと、
(ii)第1の端部および第2の端部を有する中空の可撓性膜であって、前記第1の端部は前記第2の端部よりも厚く、ここで前記中空の可撓性膜は、前記内側コアの外側表面の上にフィットされ、そして前記流動可能物質が圧力下に置かれた場合に、前記流動可能物質が前記少なくとも1つのポート開口部を通って出て、前記内側コアの前記外側表面から外側へ前記膜を拡張する、中空の可撓性膜と、を備えるバルブアセンブリと、
前記可撓性膜を取り囲み、そして圧力が前記流動可能物質に適用される時に、前記バルブアセンブリから前記流動可能物質を分注するための出口オリフィスを有する、カバーとを備え、そして
前記流動可能物質上の圧力が解放されると、前記中空の可撓性膜の前記第1の端部が、前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされ接触するように逆に動き、その後に前記中空の可撓性膜の残りの部分が前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされ接触するように逆に動き、
前記中空の可撓性膜、およびカバーの少なくとも1つが疎水性物質を含み、
チェックバルブが容器の上流に設けられ、該チェックバルブがボタンにより作動され、流動可能物質が部屋に入り、容器からの予め決定された量の流動可能物質が送達される、
連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項41】
前記疎水性物質が、正に荷電された物質、低摩擦性物質、高い表面張力を有する物質、または撥水性物質のひとつから選択されるものである、請求項40記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項42】
前記低摩擦性物質がテフロンである、請求項41記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項43】
前記ボタンおよび部屋とともに作動し、容器からチップの外部に予め決定された量の流動可能物質を送達するばねおよびピストンをさらに含む、請求項1記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項44】
前記ボタン、チェックバルブ、部屋、ばね、ピストン、およびチップの1つまたは複数が、抗菌性物質で作られるか、又は抗菌性物質でコーティングされる、請求項1記載の装置。
【請求項45】
前記ボタン、チェックバルブ、部屋、ばね、ピストン、およびチップの1つまたは複数が、疎水性物質で作られる、請求項1記載の装置。
【請求項1】
流動可能物質を分注するための連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システムであって、
開口部を有する、前記流動可能物質の保存のための供給源と、
前記供給源の前記開口部へ連結されたバルブアセンブリであって、
(i)内側コアであって、前記流動可能物質を通路の中へと受けるための入口開口部および前記通路からの少なくとも1つのポート開口部を有する、内側コアと、
(ii)第1の端部および第2の端部を有する中空の可撓性膜であって、前記第1の端部は前記第2の端部よりも厚く、ここで前記中空の可撓性膜は、前記内側コアの外側表面の上にフィットされ、そして前記流動可能物質が圧力下に置かれた場合に、前記流動可能物質が前記少なくとも1つのポート開口部を通って出て、前記内側コアの前記外側表面から外側へ前記膜を拡張する、中空の可撓性膜と、を備える、バルブアセンブリと、
前記可撓性膜を取り囲み、そして圧力が前記流動可能物質に適用された時に、前記バルブアセンブリから前記流動可能物質を分注するための出口オリフィスを有する、カバーとを備え、そして
前記流動可能物質上の圧力が解放されると、前記中空の可撓性膜の前記第1の端部が、前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、その後に前記中空の可撓性膜の残りの部分が前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、
チェックバルブが容器の上流に設けられ、該チェックバルブがボタンにより作動され、流動可能物質が部屋に入り、容器からの予め決定された量の流動可能物質が送達される、
連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項2】
前記中空の可撓性膜が、前記中空の可撓性膜の前記第1の端部に、前記カバー中の前記出口オリフィスに隣接し、軸方向に延びる、途切れていない連続的な、前記コアを完全に取り囲む帯を有する、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項3】
前記膜が、その前記第2の端部に、前記内側コアの前記通路に隣接して、半径方向外側に延びるフランジを有し、そして前記カバーもまた、前記膜上の前記フランジを押して前記内側コアの中への前記通路開口部で前記半径方向外側に延びるフランジと流体密接触させる、半径方向外側に延びるフランジを有する、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項4】
前記供給源上のカラーおよびコネクタ部材が前記バルブアセンブリを前記供給源に固定する、請求項3に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項5】
前記コネクタ部材が、前記カラーと噛み合うねじである、請求項4に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項6】
前記供給源上の前記カラーおよびコネクタ部材が、前記バルブアセンブリを前記供給源に固定し、前記供給源の開口を防止する確実な固定をもたらす、請求項4に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項7】
前記カバー中の前記出口オリフィスが、それが選択された量の前記流動可能物質を分注することができるように配置されている、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項8】
前記カバー中の前記出口オリフィスが軟質材料から形成されている、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項9】
前記カバー中の前記出口オリフィスが可撓性材料から形成されている、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項10】
前記カバーが、軸方向に沿って延びる剛直なプラスチックの殻により側面に沿って取り囲まれている、内側の軸方向に延びる可撓性部材から形成されている、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項11】
外部汚染物質が、保存のあいだ、外部の汚染物質が前記バルブアセンブリと接触するのを防止するに十分なほど、前記バルブアセンブリの上にフィットされ、前記バルブアセンブリとのシールを形成するようにオーバーキャップが配置されている、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項12】
少なくとも2つのポートが前記通路から前記内側コアを通ってそして前記可撓性膜の内側表面へと延びる、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項13】
前記供給源が折り畳み式供給源を備え、前記折り畳み式供給源が、前記流動可能物質が前記折り畳み式供給源から分注されるにつれてそれに比例して体積が減少し得る、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項14】
前記折り畳み式供給源がじゃばら、管および内部バッグのうちの1つである、請求項13に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項15】
軸方向に延びる筐体が前記供給源を側面に沿って取り囲む、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項16】
前記筐体が、分注圧力を前記折り畳み式供給源のアクチュエータに適用するために軸方向に延びるスロットを有する、請求項15に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項17】
前記カバーが閉じられた出口オリフィスを有し、分注圧力が前記供給源に適用されるときに、前記閉じられた出口オリフィスが、前記カバーから前記流動可能物質を分注するために開口する、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項18】
前記カバー中の前記出口オリフィスが、前記流動可能物質に対して不浸透性であり、前記出口オリフィスの内側に前記流動可能物質を保持しない、請求項17に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項19】
前記内側コアが、ポンプアセンブリおよびアクチュエータに連結され、前記アクチュエータが押し下げられたときに、流動可能物質が前記出口オリフィスから分注されるようになっている、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項20】
前記供給源が防腐剤を含まない製品で満たされている、請求項1に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項21】
前記防腐剤を含まない製品が、眼科用製品、耳鼻咽喉科製品、皮膚用製品、婦人科用製品、および肛門直腸障害、皮膚障害、肺障害の治療もしくは予防のための製品、または粘膜を通して身体に投与され得る任意の製品のうちの1つから選択される、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項22】
前記防腐剤を含まない製品が、メチルセルロース、ヒアルロン酸、ポリエチレングリコール400 0.4%、プロピレングリコール 0.3%、グリセリン、および鉱油のうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項23】
前記防腐剤を含まない製品が、チモロール 0.25%/0.50%、酒石酸ブリモニジン 0.1%、ビマトプロスト 0.03%およびトラバプロスト 0.004%のうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項24】
前記防腐剤を含まない製品が、塩酸オロパタジン 0.1%および酢酸プレドニゾロン 1%のうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項25】
前記防腐剤を含まない製品が、ケトロラク 0.5%およびジクロフェナク 0.1%のうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項26】
前記防腐剤を含まない製品が、フェニレフリン 0.25%およびプソイドエフェドリン 30mgのうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項27】
前記防腐剤を含まない製品が、皮膚用製剤;頭皮用製剤;コルチコステロイドクリーム、ローションおよび軟膏;局所用抗生物質および局所用抗真菌薬のうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項28】
前記防腐剤を含まない製品が、皮膚用製剤;頭皮用製剤;コルチコステロイドクリーム、ローションおよび軟膏;局所用抗生物質;局所用抗真菌薬;抗菌性、抗真菌性/駆虫性、アレルギー性および非特異的皮膚炎用クリームならびに皮膚軟化剤、ならびに皮膚障害のために使用される美容のための皮膚病用化合物を含有する治療用皮膚用クリーム、のうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項29】
前記防腐剤を含まない製品が、クリーム、局所麻酔薬、潤滑ゼリーならびに痔核の治療、予防および管理のための他の製剤のうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項30】
前記防腐剤を含まない製品が、B−アドレナリン作用性誘導体、抗コリン作用性誘導体、コルチコステロイド誘導体、およびテオフィリン誘導体のうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項31】
前記防腐剤を含まない製品が、アゾール、ニスタチン、ブトコナゾール、ブトコナゾール 2%、クロトリマゾール、クロトリマゾール 1%、メトロニダゾールおよびトリコモナス治療のうちの1つから選択される製品を含む、請求項20に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項32】
前記製品がコンタクトレンズの手入れ用製品である、請求項19に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項33】
前記製品がハーブ製品、美容用製品、点眼薬製品またはスキンケア製品のうちの1つから選択される、請求項19に記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項34】
前記連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システムが、防腐剤を含まない製品の複数回投与を分注することができる、請求項1に記載の連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項35】
防腐剤を含まない流動可能物質を分注するための連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システムであって、
開口部を有する、前記防腐剤を含まない流動可能物質の保存のための供給源;
前記供給源の前記開口部へ連結されたバルブアセンブリであって、
(i)内側コアであって、前記防腐剤を含まない流動可能物質を通路の中へと受けるための入口開口部および前記通路からの少なくとも1つのポート開口部を有する、内側コア、
(ii)第1の端部および第2の端部を有する中空の可撓性膜であって、前記第1の端部は前記第2の端部よりも厚く、ここで前記中空の可撓性膜は、前記内側コアの外側表面の上にフィットされ、そして前記防腐剤を含まない流動可能物質が圧力下に置かれた場合に、前記防腐剤を含まない流動可能物質が前記少なくとも1つのポート開口部を通って出て、前記内側コアの前記外側表面から外側へ前記膜を拡げる、中空の可撓性膜と、を備えるバルブアセンブリ;
カバーであって、前記可撓性膜を取り囲み、そして圧力が前記防腐剤を含まない流動可能物質に適用される時に、前記バルブアセンブリから前記防腐剤を含まない流動可能物質を分注するための出口オリフィスを有する、カバーを備え、そして
前記防腐剤を含まない流動可能物質上の圧力が解放されると、前記中空の可撓性膜の前記第1の端部が、前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、その後に前記中空の可撓性膜の残りの部分が前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、
チェックバルブが容器の上流に設けられ、該チェックバルブがボタンにより作動され、流動可能物質が部屋に入り、容器からの予め決定された量の流動可能物質が送達される、
連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項36】
防腐剤を含まない流動可能物質の複数回投与を分注するための連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システムであって、
開口部を有する、前記防腐剤を含まない流動可能物質の保存のための供給源;
前記供給源の前記開口部へ連結されたバルブアセンブリであって、
(i)内側コアであって、前記防腐剤を含まない流動可能物質を通路の中へと受けるための入口開口部および前記通路からの少なくとも1つのポート開口部を有する、内側コア、
(ii)第1の端部および第2の端部を有する中空の可撓性膜であって、前記第1の端部は前記第2の端部よりも厚く、ここで前記中空の可撓性膜は、前記内側コアの外側表面の上にフィットされ、そして前記防腐剤を含まない流動可能物質が圧力下に置かれた場合に、前記防腐剤を含まない流動可能物質が前記少なくとも1つのポート開口部を通って出て、前記内側コアの前記外側表面から外側へ前記膜を拡げる、中空の可撓性膜と、を備えるバルブアセンブリ;
カバーであって、前記可撓性膜を取り囲み、そして圧力が前記防腐剤を含まない流動可能物質に適用される時に、前記バルブアセンブリから前記防腐剤を含まない流動可能物質を分注するための出口オリフィスを有する、カバーを備え、そして
前記防腐剤を含まない流動可能物質上の圧力が解放されると、前記中空の可撓性膜の前記第1の端部が、前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、その後に前記中空の可撓性膜の残りの部分が前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、
チェックバルブが容器の上流に設けられ、該チェックバルブがボタンにより作動され、流動可能物質が部屋に入り、容器からの予め決定された量の流動可能物質が送達される、
連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項37】
送達システムであって、
開口部を有する、流動可能物質の保存のための供給源;
前記供給源の前記開口部へ連結されたバルブアセンブリであって、
(i)内側コアであって、前記流動可能物質を通路の中へと受けるための入口開口部および前記通路からの少なくとも1つのポート開口部を有する、内側コア、
(ii)第1の端部および第2の端部を有する中空の可撓性膜であって、前記第1の端部は前記第2の端部よりも厚く、ここで前記中空の可撓性膜は、前記内側コアの外側表面の上にフィットされて、そして前記流動可能物質が圧力下に置かれた場合に、前記流動可能物質が前記少なくとも1つのポート開口部を通って出て、前記内側コアの前記外側表面から外側へ前記膜を拡張する、中空の可撓性膜と、を備えるバルブアセンブリ;
カバーであって、前記可撓性膜を取り囲み、そして圧力が前記流動可能物質に適用される時に、前記バルブアセンブリから前記流動可能物質を分注するための出口オリフィスを有する、カバーを備え、そして
前記流動可能物質上の圧力が解放される場合に、前記中空の可撓性膜の前記第1の端部が、前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、その後に前記中空の可撓性膜の残りの部分が前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、
チェックバルブが容器の上流に設けられ、該チェックバルブがボタンにより作動され、流動可能物質が部屋に入り、容器からの予め決定された量の流動可能物質が送達される、
送達システム。
【請求項38】
流動可能物質を分注するための連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システムであって、
開口部を有する、前記流動可能物質の保存のための供給源と、
前記供給源の前記開口部へ連結されたバルブアセンブリであって、
(i)内側コアであって、前記流動可能物質を通路の中へと受けるための入口開口部および前記通路からの少なくとも1つのポート開口部を有する、内側コアと、
(ii)第1の端部および第2の端部を有する中空の可撓性膜であって、前記第1の端部は前記第2の端部よりも厚く、ここで前記中空の可撓性膜は、前記内側コアの外側表面の上にフィットされ、そして前記流動可能物質が圧力下に置かれた場合に、前記流動可能物質が前記少なくとも1つのポート開口部を通って出て、前記内側コアの前記外側表面から外側へ前記膜を拡張する、中空の可撓性膜と、を備えるバルブアセンブリと、
前記可撓性膜を取り囲み、そして圧力が前記流動可能物質に適用される時に、前記バルブアセンブリから前記流動可能物質を分注するための出口オリフィスを有する、カバーとを備え、そして
前記流動可能物質上の圧力が解放されると、前記中空の可撓性膜の前記第1の端部が、前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、その後に前記中空の可撓性膜の残りの部分が前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされて接触するように逆に動き、
前記内側コア、中空の可撓性膜、およびカバーの少なくとも1つが抗菌性物質を含み、
チェックバルブが容器の上流に設けられ、該チェックバルブがボタンにより作動され、流動可能物質が部屋に入り、容器からの予め決定された量の流動可能物質が送達される、
連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項39】
前記抗菌性物質が、セラミック担体中に含まれた銀イオンおよび継続的に放出されるイオン性銀化合物から選択されるひとつである、請求項38記載の流動可能物質を分注するための連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項40】
流動可能物質を分注するための連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システムであって、
開口部を有する、前記流動可能物質の保存のための供給源と、
前記供給源の前記開口部へ連結されたバルブアセンブリであって、
(i)内側コアであって、前記流動可能物質を通路の中へと受けるための入口開口部および前記通路からの少なくとも1つのポート開口部を有する、内側コアと、
(ii)第1の端部および第2の端部を有する中空の可撓性膜であって、前記第1の端部は前記第2の端部よりも厚く、ここで前記中空の可撓性膜は、前記内側コアの外側表面の上にフィットされ、そして前記流動可能物質が圧力下に置かれた場合に、前記流動可能物質が前記少なくとも1つのポート開口部を通って出て、前記内側コアの前記外側表面から外側へ前記膜を拡張する、中空の可撓性膜と、を備えるバルブアセンブリと、
前記可撓性膜を取り囲み、そして圧力が前記流動可能物質に適用される時に、前記バルブアセンブリから前記流動可能物質を分注するための出口オリフィスを有する、カバーとを備え、そして
前記流動可能物質上の圧力が解放されると、前記中空の可撓性膜の前記第1の端部が、前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされ接触するように逆に動き、その後に前記中空の可撓性膜の残りの部分が前記内側コアの外側表面と緊密にフィットされ接触するように逆に動き、
前記中空の可撓性膜、およびカバーの少なくとも1つが疎水性物質を含み、
チェックバルブが容器の上流に設けられ、該チェックバルブがボタンにより作動され、流動可能物質が部屋に入り、容器からの予め決定された量の流動可能物質が送達される、
連続的にシールする一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項41】
前記疎水性物質が、正に荷電された物質、低摩擦性物質、高い表面張力を有する物質、または撥水性物質のひとつから選択されるものである、請求項40記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項42】
前記低摩擦性物質がテフロンである、請求項41記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項43】
前記ボタンおよび部屋とともに作動し、容器からチップの外部に予め決定された量の流動可能物質を送達するばねおよびピストンをさらに含む、請求項1記載の一方向バルブアセンブリおよび送達システム。
【請求項44】
前記ボタン、チェックバルブ、部屋、ばね、ピストン、およびチップの1つまたは複数が、抗菌性物質で作られるか、又は抗菌性物質でコーティングされる、請求項1記載の装置。
【請求項45】
前記ボタン、チェックバルブ、部屋、ばね、ピストン、およびチップの1つまたは複数が、疎水性物質で作られる、請求項1記載の装置。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7】
【公表番号】特表2010−537791(P2010−537791A)
【公表日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−524194(P2010−524194)
【出願日】平成20年9月5日(2008.9.5)
【国際出願番号】PCT/US2008/075443
【国際公開番号】WO2009/033053
【国際公開日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【出願人】(508133363)リシール インターナショナル リミテッド パートナーシップ (6)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年9月5日(2008.9.5)
【国際出願番号】PCT/US2008/075443
【国際公開番号】WO2009/033053
【国際公開日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【出願人】(508133363)リシール インターナショナル リミテッド パートナーシップ (6)
【Fターム(参考)】
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