説明

遷移材料の介在によるセラミック材料と金属材料とのための接合工程

本発明は、高品質の力学抵抗を有し、異なる物理的性質を有する材料間の熱伝導能力を有する接合を、詳しくは、異なる熱伝導率が接合工程中並びにその産業上の適用中に界面の中に著しい応力を必然的に伴う、セラミック/金属接合又はセラミック/金属複合物を得るために有用な方法に言及する。この提案された方法によって解決された問題は、結合しようとする表面を濡らすことの金属の困難性、及びセラミック又はセラミック合成物の引張り応力に対する総体的に低い力学抵抗である。第1の問題は、表面レベルでセラミックと組み合わせることによって金属で表面を濡らすことができるようにするチタンベースの合金の適用によって解決される。第2の問題は、セラミック又は合成物を機械加工し、長ピッチ多条ねじ山を通じてこの比表面積を増加することによって解決される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、セラミック材料、特に黒鉛繊維複合物と、金属材料、特に銅管とのための、好ましくはこれも又銅若しくは銅合金である遷移材料の介在による接合工程に関する。本発明は、核融合炉、特にトカマク型核融合炉のダイバータの製造に好ましい用途を有する。
【背景技術】
【0002】
様々な技術分野において、異なる化学物理的性質を示し、高い熱応力に耐えることができる材料の間の接合を実施することが必要である。このような接合では、接触する材料がこれらの材料の結合部の製造中並びに構成要素の実際の動作中に受ける熱の流れが、これらの材料の上に高い機械的応力を誘発し、すなわち、とりわけ温度は等しいので、異なる熱膨張率がこれらの材料において異なる変形をひき起こす。
【0003】
前記の問題は特に、核融合炉の分野において、特にいわゆる「トカマク」型核融合炉のダイバータの構造において感じられる。
【0004】
当業者には周知のように、ダイバータは、プラズマから冷却材へ熱を伝達し易い伝導性熱交換器であり、冷媒は前記ダイバータの金属管内部へ流れる。したがって、トカマク型核融合炉のダイバータは、詳しくは20MW/m程度の極めて高い熱流を有する最も熱応力を受ける構成要素である。それ故に、前記金属管を、タングステン又は黒鉛繊維複合材料(CFC)などのセラミック耐熱材料による外部被覆によって、プラズマとの直接接触から遮蔽しなければならない。特に、ダイバータは概して2つのゾーンに区分されており、第1ゾーンでは、より高い熱流がもたらされ、金属管は炭素母材の複合材料(炭素繊維複合材料:CFC)によって遮蔽され、第2ゾーンでは、より低い熱流がもたらされ、管はタングステン(W)ブロック又はモノブロックによって遮蔽される。
【0005】
上述のように、金属管と遮蔽セラミック材料との間の接合部は、製造の熱流に耐え、数千回の機械サイクルの後でも最適の熱交換を保証するものでなければならない。
【0006】
しかし、上述のように膨張率が異なるために、プラズマに接触する外部表面と冷媒との温度差は2000℃にも達することを考慮すると、熱流は接合部の材料の中に顕著な機械的応力を誘発する。例えば、管は銅又は銅合金で作られると、500℃において約20×10−6の熱膨張率(TEC)を示し、対耐熱被覆は実際にゼロのTECを示す。
【0007】
接合部の材料の異なる膨張によって誘発された機械的応力は、傷、亀裂、又は構成要素の動作及び動作の安全性を害するその他の機械的損傷の形成を必然的に伴う。
【0008】
これらの欠点を克服する1つの試みでは、耐熱材料と金属管との間に、適当な厚さの柔軟ないわゆる「遷移」材料が置かれる。このような遷移材料の機能は、耐熱材料の熱膨張率と金属材料の熱膨張率との前記のかなりの差を補償し、前記の傷又は亀裂の形成を回避するように、これらの材料の間の機械的「支承」(bearing)として作用する機能である。
【0009】
しかし、遷移材料は一般に、そして特に溶融形態の銅は、セラミック材料の中に、特に黒鉛の中に拡散することはできず、とりわけ高温においても、良好な接合を得るために必要な連続性を2つの材料の間に作り出すために濡らし続けることはできないことを考慮すべきである。
【0010】
遷移材料によって耐熱材料の湿潤性の前記問題を克服する試みでは、化学気相成長法として知られる技法によって実施されるチタン気化による前記耐熱材料の賦活が提案されている。しかし、この接合部製造工程はむしろ複雑でコスト高である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
したがって、本発明の下にある技術的問題は、周知の技術を参照して上述の欠点を克服する上述の形式の接合を製作するための工程を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
このような問題は、請求項1に記載の工程によって解決される。
【0013】
本発明の概念によれば、本発明は更に熱交換器を参照し、特に請求項34に記載のダイバータに関する。
【0014】
本発明の好ましい特色は、この従属請求項に見られる。
【0015】
本発明は、いくつかの関連する利点を提供する。下記の詳細な説明から更に良く理解されるように、主な利点は、本発明が効果的で低コストのステップの組合せによって高い機械抵抗及び耐熱性を有する接合を得ることを可能にする点にある。
【0016】
本発明のその他の利点、特色、及び使用様式は、実施例によって与えられ、限定の目的ではなく、本発明のいくつかの実施例の下記の詳細な説明において明らかにされよう。添付の図面の図を参照する。
【実施例】
【0017】
本発明による接合工程を、本発明の好ましい適用、及び正確にはトカマク型核融合炉のダイバータの構造に関連して以下に説明する。
【0018】
序文に述べたように、このようなダイバータでは、耐熱セラミック材料の外部被覆と内部金属管との間の接合を、遷移材料の介在によって製造することが考えられる。接合は耐熱材料を結合するための表面において実施され、この耐熱材料はダイバータの場合には湾曲し、これが前記管を受け入れなければならないので実質的に円筒形の外形となる。
【0019】
本発明の好ましい実施例によれば、セラミック材料は黒鉛繊維複合物(CFC)であり、遷移材料はOFHC(無酸素高伝導率)銅である。
【0020】
序文で常に述べられているように、CFC複合物はダイバータの最も熱応力を受けるゾーンに特に適している。ある変形実施例では、代わりに耐熱材料としてタングステン(W)が使用され、これはダイバータ自体の応力がより少ない部分の製造に適している。
【0021】
耐熱材料はブロック又はタイルの形で製作され、冷媒が通って流れる管の表面に付着される。
【0022】
接合製造工程の第1ステップでは、耐熱材料の中に、前記管を受け入れるために適当な穴を作る。
【0023】
次に、穴の内表面、すなわち前記結合表面を機械加工して、その中に平行多条ねじ、好ましくは7条ねじを設ける。ねじは約0.3〜1.0mmの範囲内にある深さを有することが好ましく、約0.6mmであれば更に好ましい。
【0024】
次に、穴の内表面を化学洗浄によって遷移材料との接合のために準備するが、この洗浄は、周知の超音波洗浄機の中でアセトンによって実施されることが好ましい。
【0025】
次に、穴の内表面を乾燥にかけるが、これは約200℃で空気炉の中で実施されることが好ましい。
【0026】
工程の次のステップでは、耐熱材料を真空炉の中で脱ガスにかけるが、これは10−5ミリバールより高い真空によって、及び約1350℃より高い温度で行われることが好ましく、これは工程の次の各ステップを妨げることもある耐熱材料の構造の中に捕捉されたあらゆる物質を除去するためである。
【0027】
本発明によれば、接合工程では次に、ろう付け材料又は合金、好ましくはチタン−銅−ニッケル合金、例えばWesgo社製の同合金による事前ろう付けの実施が考えられる。このような事前ろう付けは、約10−5ミリバールより高い真空の下で約5分間、約900〜1200℃の範囲に含まれる温度で実施することが好ましく、約1050℃では更に好ましい。
【0028】
ろう付け合金をフォイルの形で提供し、接合によって必要とされるゾーン全体を覆うように、耐熱材料の穴の内部に位置付ける。次に、耐熱材料とろう付け合金との組合せを、この組合せの2つの材料の間に複合物を形成するために適した温度で真空炉処理にかけるが、複合物はまさに遷移材料との次の結合の活性化剤を構成する。この実施例では、前記活性化剤はTiC複合物であり、黒鉛の中に拡散する大きな能力を示す。
【0029】
この炉処理の終わりに、結晶化した過剰のろう付け合金を従来の技法によって除去する。
【0030】
次に、遷移材料を穴の中に位置付け、組立体を、約5分間、使用される遷移材料の溶融温度より高い温度で、約10−6ミリバールの真空圧で真空炉処理にかける。この故に、この場合には炉処理を、銅の融点に対応する1083℃より高い温度で実施する。更に、炉処理の温度、時間、及び圧力は、遷移材料を穴の中に作られたねじ山の全ての溝の間に、更に耐熱材料の形態の中に存在するかもしれない、あらゆる細孔の中にも、しみ込むことを可能にする粘性にするようなものである。
【0031】
最後に、過剰の遷移材料を、所望の厚さを得るまで従来の機械切削によって除去する。遷移材料の最終厚さが約0.5〜1.0mmの範囲に含まれることは好ましい。
【0032】
最終的に、本明細書に記載のように処理された耐熱材料の「タイル」又はブロックを、本実施例では銅合金によって作られた金属管に、ろう付け、HIP法(熱間等方圧加圧法)、HRP(熱間ラジアル加圧法)などの標準的な技法によって結合する。
【0033】
本発明によって、合金のろう付けによる耐熱材料の活性化が個別に、遷移材料の適用の前に実施されることによって、耐熱材料の最適活性化され、それ故にこの遷移材料への最適結合が可能になる。
【0034】
したがって実際に、本発明の工程は、事前ろう付けされた表面(PBC)上の遷移材料の溶融によって、セラミック材料の遷移材料との接合を達成する。
【0035】
更に、どの形式の接合工程も、非常に高い温度(例えばほぼ1000℃程度)で、接合材料の間の界面に非常に高い応力を伴って、ろう付け又は鋳造サイクルを必要とすることを考慮すべきである。更に、耐熱材料、特にCFCのような複合物の形の黒鉛は低い機械抵抗を示す。それ故に、接合工程は、活性表面がいくらか大きくなる結合を得るようにならなければならない。
【0036】
このような問題は、この場合には前記のねじ山によって解決される。実際、独立請求項の本発明の主題からはなお個別に独立して適用可能なこの解決策は、耐熱材料の活性表面の効果的な増加をもたらす。更に、ねじ山を作ることに基づく提案された解決策は、高放射量のレーザを通じて表面の微細孔を作ることを考える周知の解決策よりはるかに低廉で、ある場合にはより効果的である。
【0037】
更に、ねじ山(thread)を作ることに基づく解決策は、黒鉛も含めて多くの耐熱材料が等方性ではないという事実に関連した追加の利点を必然的に伴う。実際に、多条ねじ(multi−starts)の使用によって、各活性表面拡張部は同じであり、ねじ山のピッチを「長くする」ことができ、耐熱材料のより強靭な繊維を、すなわちCFCの場合には縦方向繊維を、より多くの部分に断つか又は無秩序に中断することを防止する。
【0038】
上述の各実施例における本発明の工程を、製造ステップ及び加工ステップで考えられる応力に匹敵する応力を誘導するなどの、加熱冷却試験を使用して検定した。
【0039】
具体的には、接合を空気の中で400℃にまで加熱して、それから室温において水中で迅速に冷却した。この処理を30回繰り返した。
【0040】
検定過程のサポートでは、試料に対して、金属顕微鏡調査(光学顕微鏡及びSEM)とパルスエコー超音波技法による非破壊制御を実施し、こうして得られた接合はこれらの熱衝撃に耐える能力を有することを実証した。したがって、ダイバータ構成要素に関して予測されるような激しさの低い過渡現象には、一層耐えることができよう。
【0041】
前記の試験を、下記の2つの型のCFCに対して実施した。詳しくは、主として2方向に方向配置された繊維を有する二次元CFC(特に、「Dunlop製のDunlop 678」として知られている市販の材料)、及び3方向に繊維を有する母材を準備し、はるかに均一で、すぐれた機械的及び熱的特性を備えた複合物を有する三次元CFC(特に、「SECMA製のNB 31」として知られている市販の材料)である。
【0042】
Dunlop678型Cu//CFC接合に関する結果
この結果は、二次元型技法によって設計されたこの型の黒鉛複合物は実際に、ねじ山の介入を必要としないように空洞を有する高度に多孔質の構造を示し、すぐれた接合を得ることを強調した。
【0043】
顕微鏡検査及び図1、2に示すSEM調査によって得られた画像は、この複合物母材の自然の隙間の中にしみ込む遷移銅の能力を強調する。この能力はとりわけ、遷移材料によって耐熱材料の湿潤性を可能にするチタン(TiC)の存在によるものである。
【0044】
NB31型Cu//CFC結合に関する結果
この黒鉛母材はもっと緻密であり、空洞はない。最適品質の接合を得るために、活性表面を多条ねじ切り工程を通じて増やさなければならなかった。
【0045】
左右交差ピッチねじも試験したが、やはり抵抗に関する最良の結果は、1mm深さの千鳥配列された7条ねじ(seven 1mm−staggered starts)であった。
【0046】
熱応力サイクルの前と後に、それぞれ金属顕微鏡試験と超音波検査を実施した。
【0047】
横断面上での超音波走査(Cスキャン)を、浸水ボアソニックプローブ試験のそれぞれ前後に実施した。Cスキャンは、界面から得られた反射波の振幅のマップを描写することである。作られた画像から、マッピングは試験の前後で同じ分布を示すこと、したがって離脱は検出されないことが推論される。
【0048】
加熱冷却試験の後に実施された試料の顕微鏡検査を図3及び4に示す。
【0049】
本発明を、この好ましい実施例を参照して本明細書に説明した。同じ本発明の核心に向けられる別の実施例もあり得ること、及びこれらのすべてが添付の特許請求の保護範囲内にあることが理解される。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明による工程によって製造されたDunlop678型Cu//CFC接合の各SEM(走査型電子顕微鏡)画像を示す図である。
【図2】本発明による工程によって製造されたDunlop678型Cu//CFC接合の各SEM(走査型電子顕微鏡)画像を示す図である。
【図3】本発明による工程によって製造された接合の各SEM画像を示す図である。
【図4】本発明による工程によって製造された接合の各SEM画像を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遷移材料の介在によって耐熱セラミック材料と金属エレメントとの間に接合を製造するための工程であって、
(a)前記耐熱材料の結合表面の上にろう付け材料を適用して、その結合表面上で、前記材料の間に、活性化複合物の形成物を得るステップと、
(b)前記ステップ(a)に続いて、前記ろう付け材料によって活性化された前記結合表面で、前記遷移材料を溶融することによって前記耐熱材料との結合を得るステップと
を含む、上記工程。
【請求項2】
前記結合表面が実質的に湾曲した形状を有する、請求項1に記載の工程。
【請求項3】
前記結合表面が実質的に円筒形の外形を有する、請求項2に記載の工程。
【請求項4】
前記耐熱材料が黒鉛繊維複合物を含む、請求項1から3までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項5】
前記耐熱材料がCFCである、請求項4に記載の工程。
【請求項6】
前記耐熱材料がタングステンを含む、請求項1から5までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項7】
前記ステップ(a)が、前記ろう付け材料がフォイルの形で提供される、請求項1から6までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項8】
前記ステップ(a)が真空炉の中で実施される、請求項1から7までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項9】
前記ろう付け材料がチタン、銅、及びニッケルの合金である、請求項1から8までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項10】
前記ステップ(a)が約900〜1200℃の範囲に含まれる温度で実施される、請求項9に記載の工程。
【請求項11】
前記ステップ(a)が約1050℃の温度で実施される、請求項10に記載の工程。
【請求項12】
前記ステップ(a)が約10−5ミリバールより低い圧力で実施される、請求項9から11までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項13】
前記活性化複合物が炭化チタン(TiC)である、請求項1から12までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項14】
前記ステップ(b)が、前記遷移材料を、前記ろう付け材料によって活性化された前記耐熱材料の細孔の中に前記遷移材料がしみ込むことを可能にする粘性にさせる温度で実施される、請求項1から13までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項15】
前記ステップ(b)が真空炉の中で実施される、請求項1から14までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項16】
前記遷移材料が銅又は銅合金である、請求項1から15までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項17】
前記遷移材料がOFHC(無酸素高伝導率)銅である、請求項16に記載の工程。
【請求項18】
前記ステップ(b)が約10−6ミリバールの真空圧で実施される、請求項16又は17に記載の工程。
【請求項19】
前記ステップ(b)が前記遷移材料の融点より高い温度で実施される、請求項1から18までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項20】
前記ステップ(b)が約1083℃より高い温度で実施される、請求項16又は17に従属する場合の請求項19に記載の工程。
【請求項21】
前記遷移材料が、前記ステップ(b)の後に、約0.5〜1.0mmの範囲に含まれる厚さを有する、請求項1から20までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項22】
前記ステップ(a)の前に、前記結合表面の化学的洗浄ステップを含む、請求項1から21までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項23】
前記ステップ(a)の前に、前記耐熱材料の脱ガスするステップを含む、請求項1から22までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項24】
前記ステップ(a)の前に、前記結合表面を拡張させるステップ(α)を含む、請求項1から23までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項25】
前記ステップ(α)が前記結合表面の上にねじ山を作ることを含む、請求項24に記載の工程。
【請求項26】
前記ねじ山が多条ねじ山である、請求項25に記載の工程。
【請求項27】
前記ねじ山が7条ねじ山である、請求項26に記載の工程。
【請求項28】
前記ねじ山が約0.3〜1.0mmの範囲に含まれる深さを有する、請求項25から27までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項29】
前記ねじ山が約0.6mmの深さを有する、請求項28に記載の工程。
【請求項30】
前記ステップ(a)に続いて、前記ステップ(b)の前に、過剰のろう付け材料を除去するステップを含む、請求項1から29までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項31】
前記ステップ(b)に続いて、HIP法(熱間等方圧加圧法)及びHRP(熱間ラジアル加圧法)を含む群から選択された技法によって実施される前記金属エレメントとの結合ステップを含む、請求項1から30までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項32】
前記金属エレメントが銅合金で作られている、請求項1から31までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項33】
前記金属エレメントが管である、請求項1から32までのいずれか一項に記載の工程。
【請求項34】
熱を伝達し易いスカートを有する熱交換器であって、前記スカートは遷移材料の介在を伴う耐熱材料と金属エレメントとの間に接合を含み、前記接合は請求項1から33までのいずれか一項に記載の工程によって得られる、上記熱交換器。
【請求項35】
前記金属エレメントが冷却材を受け入れ易い管である、請求項34に記載の熱交換器。
【請求項36】
核融合炉のダイバータである、請求項34又は35に記載の熱交換器。
【請求項37】
トカマク型核融合炉のダイバータである、請求項36に記載の熱交換器。
【請求項38】
請求項37に記載のダイバータを含む、トカマク型核融合炉。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−507465(P2008−507465A)
【公表日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−522107(P2007−522107)
【出願日】平成17年7月20日(2005.7.20)
【国際出願番号】PCT/IB2005/052434
【国際公開番号】WO2006/024971
【国際公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【出願人】(507019868)エンテ ペル レ ヌオベ テクノロジィ、レネルジア エ ラムビエンテ(エネア) (1)
【出願人】(502220757)セントロ スビルッポ マテリアリ ソチエタ ペル アツイオニ (1)
【Fターム(参考)】