説明

電動パワーステアリング装置

【課題】制御基板上の発熱電子部品の放熱性を向上させる。
【解決手段】ステアリングシャフトに操舵補助力を付与する電動モータと、該電動モータの出力軸とは反対側に配置され電動モータを制御するコントロールユニットとにより構成され、該コントロールユニットは、電動モータに底部が結合された有底筒形状のECUハウジングと、該ECUハウジングの内部に収容され電動モータを駆動制御するためのMOSFET17を実装した金属基板16と、該MOSFET17を制御するためのマイコン24を実装したプリント基板16とを有し、金属基板16をECUハウジング内の底面の近傍に配置する一方、プリント基板16をECUハウジング内における金属基板16の開口部側に配置し、該プリント基板16の金属基板16と対向する面にマイコン24を実装し、該マイコン24と金属基板16とを熱伝達部材26を介して接続した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動モータをコントロールするためのコントロールユニットの放熱性を向上させた電動パワーステアリング装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の電動パワーステアリング装置は、運転者がステアリングホィールを操作することにより回動するステアリングシャフトの回動方向と回動トルクとを検出し、該検出値に基づいてステアリングシャフトの回動方向と同じ方向へ回動するように電動モータを駆動し、操舵アシストトルクを発生させるように構成されている。この電動モータをコントロールするため、コントロールユニット(ECU:Electronic Control Unit)が設けられている。
【0003】
従来のコントロールユニットとしては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1の図2に示すように、ハウジングカバー2の凹部にパワー半導体素子を搭載したパワーモジュール5を収容し、該パワーモジュール5の上に放熱接着剤12を介して屈曲部を有する放熱板13の一方側を配置し、該放熱板13の他方側は、下面が放熱接着剤12を介してハウジングカバー2に当接し、上面が放熱接着剤12を介して制御基板4に当接し、該制御基板4にはマイクロコンピュータ11が実装され、ハウジングカバー2にはハウジングベース3が結合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−129797号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、パワーモジュール5の熱を、屈曲部を有する放熱板13の一方側から他方側へ伝えてハウジングカバー2の内部へ放出する構造では、発熱電子部品を実装した制御基板4をハウジングカバー2の開口部側である上部に積層して収容するので、放熱板13の他方側をハウジングベース3の内面に接続してパワーモジュール5の熱を放熱板13を介してハウジングベース3へ移動させ該ハウジングベース3の外面から放熱する構成を採用することは困難である。
【0006】
このように、発熱電子部品を実装した基板をハウジングベース3から離れた位置に収容すると、発熱電子部品の熱をハウジングベース3へ伝えてハウジングベース3の外面から放出させることが困難である。
【0007】
そこで本発明は、上記の課題を解決した電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に係る発明は、ステアリングシャフトに操舵補助力を付与する電動モータと、該電動モータの出力軸とは反対側に配置され前記電動モータを制御するコントロールユニットとにより構成され、
該コントロールユニットは、前記電動モータに底部が結合された有底筒形状のECUハウジングと、該ECUハウジングの内部に収容され前記電動モータを駆動制御するための半導体スイッチを実装した金属基板と、該ECUハウジングの内部に収容され前記半導体スイッチを制御するための発熱電子部品を実装したプリント基板とを有する電動パワーステアリング装置において、
前記金属基板を前記ECUハウジング内の底面の近傍に配置する一方、前記プリント基板を前記ECUハウジング内における前記金属基板の開口部側に配置し、該プリント基板の前記金属基板と対向する面に前記発熱電子部品を実装し、該発熱電子部品と前記金属基板とを熱伝達部材を介して接続したことを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、プリント基板の発熱電子部品から発生する熱は、熱伝達部材を介して金属基板へ伝わり、該金属基板からECUハウジングの内面へ伝わり、該ECUハウジングの外表面から大気中へ放出される。
【0010】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記熱伝達部材は、前記プリント基板と前記金属基板との積層方向へ弾性変形可能な弾性部を有することを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、プリント基板と金属基板との間隔に寸法誤差があった場合、熱伝達部材の長さが長すぎたり短か過ぎたりするが、熱伝達部材の弾性部が変形して熱伝達部材の長さが増減するので、前記寸法誤差が吸収される。
【0012】
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記熱伝達部材の基端部を前記金属基板に第1熱伝導部材を介して結合し、
前記熱伝達部材の先端部を前記発熱電子部品に第2熱伝導部材を介して当接させたことを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、発熱電子部品で発生した熱は第2熱伝導部材を介して熱伝達部材の先端部へ伝達され、該熱伝達部材の基端部から第1熱伝導部材を介して金属基板へ伝達され、該金属基板からECUハウジングへ伝達される。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に係る電動パワーステアリング装置によれば、発熱電子部品と金属基板とを熱伝達部材を介して接続したので、プリント基板上の発熱電子部品の熱が発熱電子部品から熱伝達部材および金属基板を介してECUハウジングの外面まで伝達され、プリント基板上の発熱電子部品の放熱性が向上する。
【0015】
請求項2に係る電動パワーステアリング装置によれば、プリント基板と金属基板との間隔に寸法誤差があった場合に熱伝達部材の弾性部が変形して寸法誤差を吸収するので、プリント基板上の発熱電子部品と金属基板とを熱伝達部材により接続した際に、発熱電子部品,熱伝達部材,金属基板の相互間に作用する応力が抑制される。
【0016】
請求項3に係る電動パワーステアリング装置によれば、第1熱伝導部材,第2熱伝導部材を介在させたことにより、熱伝達部材の基端部と先端部との接合面の密着性が向上し、発熱電子部品から金属基板へ伝達される熱の量が多くなるので、発熱電子部品からECUハウジングの外面まで伝達される熱の量も多くなり、プリント基板上の発熱電子部品の放熱性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】金属基板と第1プリント基板との関係を示す斜視図(実施の形態)。
【図2】電動パワーステアリング装置におけるコントロールユニットの分解斜視図(実施の形態)。
【図3】電動パワーステアリング装置におけるコントロールユニットと電動モータとの外観を示す斜視図(実施の形態)。
【図4】操舵機構を示す斜視図(実施の形態)。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明による電動パワーステアリング装置の実施の形態を説明する。
(構成)
まず、自動車の前輪を操舵するための操舵機構について説明する。操舵機構1は図4に示すように構成されている。図示しないステアリングホィールに連結されたステアリングシャフト1の下端には図示しないピニオンが設けられ、該ピニオンは車体左右方向へ長い図示しないラックと噛み合っている。該ラックの両端には前輪を左右方向へ操舵するためのタイロッド3が連結されており、前記ラックはラックハウジング4に覆われている。そして、該ラックハウジング4と前記タイロッド3との間にはゴムブーツ5が設けられている。
【0019】
ステアリングホィールを回動操作する際のトルクを補助するため、電動パワーステアリング装置6が設けられている。即ち、ステアリングシャフト2の回動方向と回動トルクとを検出するトルクセンサ7が設けられ、該トルクセンサ7の検出値に基づいて前記ラックにギヤ10を介して操舵補助力を付与する電動モータ8と、該電動モータ8を制御するコントロールユニット(ECU)9とが設けられている。図3に示すように、前記電動モータ8は、出力軸側の外周部の3箇所が図示しないボルトを介してギヤ10に接続され、電動モータ8の出力軸とは反対側に前記コントロールユニット9が設けられている。
【0020】
前記コントロールユニット9の分解斜視図を図2に示す。コントロールユニット9は、前記電動モータ8の図示しない出力軸とは反対側に底部が結合された有底筒形状のECUハウジング11と、該ECUハウジング11に図示しない3本のボルトを介して結合された蓋体12と、前記ECUハウジング11と前記蓋体12とにより構成される収容空間に収容された電力変換回路部13,制御回路部14,フィルタ部15とにより構成されている。
【0021】
前記電力変換回路部13は、図1に示すように金属基板16に前記電動モータ8を駆動制御するための半導体スイッチとしてのMOSFET17を実装して構成されている。18はコンデンサである。
【0022】
前記制御回路部14は、前記MOSFET17等を制御するものであり、プリント基板としての第1プリント基板19における前記電力変換回路部13と対向する面に、マイコン24を実装し、更にその他の図示しない電子部品を実装して構成されている。
【0023】
前記フィルタ部15は、第2プリント基板20にコンデンサ21,コイル22,リレー23等を実装して構成されている。
【0024】
27はコネクタであり、該コネクタ27を介して、図示しないバッテリから前記電力変換回路部13および前記制御回路14へ電力が供給される。
【0025】
前記金属基板16は、前記ECUハウジング11内の底面の近傍に配置される一方、前記第1プリント基板19は前記ECUハウジング11内における前記金属基板16の開口部側に配置され、前記のように、該第1プリント基板19の前記金属基板16と対向する面に発熱電子部品としてのマイコン24が実装されている。
【0026】
そして、該マイコン24と金属基板16とが熱伝達部材26を介して接続されている。この部分の構成を詳細に説明する。図1に示すように、熱伝達部材26は、熱伝達率の大きい金属材料を帯板状に形成し、該帯板形状の金属材料が、略S字形に屈曲形成されている。熱伝達部材26を略S字形に屈曲形成したのは、熱伝達部材26が前記第1プリント基板19と前記金属基板16との積層方向へ弾性変形できるように、熱伝達部材26に弾性部を形成したものである。
【0027】
前記金属基板16はアルミニュウム板の上に絶縁層を形成し、該絶縁層の上に銅箔からなる配線パターンを印刷して構成されており、本実施の形態では前記絶縁層の上に熱伝達部材26の基端部を結合する目的で、前記配線パターンとは絶縁された結合用パターンが印刷されている。そして、該結合用パターンに、熱伝達部材26の基端部が予めハンダ付け結合され、金属基板16と熱伝達部材26の基端部との間に、第1熱伝導部材としてのハンダが介在している。金属基板16への熱伝達部材26の基端部の結合は、金属基板16の結合用パターンにハンダペーストを塗布し、該結合用パターンに、配線パターンへの他の電子部品のハンダ付けと共に、ハンダ付けすることが可能である。
【0028】
一方、熱伝達部材26の先端部とマイコン24とは当接させることにより圧接接触しており、熱伝達部材26の先端部とマイコン24とが当接する当接面どうしの間には、第2熱伝導部材としてのグリスや放熱シートが介在している。この熱伝達部材26は、ヒートシンクやその他の電子部品とは接触しない位置に配置されている。
【0029】
図2における符号28は電動モータ8の内部に収容されてレゾルバを構成するステータであり、電動モータ8の図示しない出力軸に固定された図示しないロータの回転数から出力軸の回転数を検出する。レゾルバが検出した出力軸の回転数を制御回路部14へ送るため、軸心方向に沿って配置された6本のレゾルバ端子29が設けられ、該レゾルバ端子29をECUハウジング11の長孔11aおよび金属基板16の切欠部16aに挿通させることにより、ステータ28とプリント基板19とが接続されている。
(作用)
次に、電動パワーステアリング装置の作用を説明する。
【0030】
ステアリングホィールが操作されることによりステアリングシャフト2がいずれかの方向へ回動操作されると、該ステアリングシャフト2の回動方向と回動トルクとをトルクセンサ7が検出し、該検出値に基づいて制御回路部14が電動モータ8の駆動操作量を演算し、この演算した数値に基づいて電力変換回路部13のMOSFET17により電動モータ8が駆動される。電動モータ8の出力軸はステアリングシャフト1を操作方向と同じ方向へ駆動するように回動され、出力軸の回動は、図示しないピニオンから図4のギヤ10を介して図示しないラックへ伝達される。
【0031】
この実施の形態によれば、第1プリント基板19のマイコン24から発生する熱は、熱伝達部材26を介して金属基板16へ伝わり、該金属基板16からECUハウジング11の内面へ伝わり、該ECUハウジング11の外表面から大気中へ放出される。
【0032】
この電動パワーステアリング装置によれば、マイコン24と金属基板16とを熱伝達部材26を介して接続したので、第1プリント基板19上のマイコン24の熱がマイコン24から熱伝達部材26および金属基板16を介してECUハウジング11の外面まで伝達され、第1プリント基板19上のマイコン24の放熱性が向上する。そして、マイコン24を単にヒートシンクに接触させるだけの放熱構造ではないので、放熱を必要とする他の部品の放熱を犠牲にすることなく、空いているスペースに熱伝達部材26を配置して、コントロールユニット9を最小限の大きさに維持した状態で放熱性を向上させることができる。
【0033】
この実施の形態によれば、第1プリント基板19と金属基板16との間隔に寸法誤差があった場合、熱伝達部材26の長さが長すぎたり短か過ぎたりするが、熱伝達部材26の弾性部が変形して熱伝達部材26の長さが増減するので、前記寸法誤差が吸収される。
【0034】
この電動パワーステアリング装置によれば、第1プリント基板19と金属基板16との間隔に寸法誤差があった場合に熱伝達部材26の弾性部が変形して寸法誤差を吸収するので、第1プリント基板19上のマイコン24と金属基板16とを熱伝達部材26により接続した際に、マイコン24,熱伝達部材26,金属基板16の相互間に作用する応力が抑制される。
【0035】
この実施の形態によれば、マイコン24で発生した熱は第2熱伝導部材としてのグリスや放熱シートを介して熱伝達部材26の先端部へ伝達され、該熱伝達部材26の基端部から第1熱伝導部材としてのハンダを介して金属基板16へ伝達され、該金属基板16からECUハウジング11へ伝達される。
【0036】
この電動パワーステアリング装置によれば、第1熱伝導部材,第2熱伝導部材を介在させたことにより、熱伝達部材26の基端部と先端部との接合面の密着性が向上し、マイコン24から金属基板16へ伝達される熱の量が多くなるので、マイコン24からECUハウジング11の外面まで伝達される熱の量も多くなり、第1プリント基板19上のマイコン24の放熱性が向上する。
【0037】
なお、熱伝達部材26の弾性部の形状としては、本実施の形態のようにS字形状だけでなく、横M字形状にしてもよく、熱伝達部材26の先端部とマイコン24との間にスプリングを介在させる構成にしてもよい。また、金属基板16への熱伝達部材26の基端部の結合は、金属基板16に設けた結合用パターンへの熱伝達部材26の基端部のハンダ付けに代えて、金属基板16を構成するアルミニュウム板への溶接結合でもよい。
【0038】
更に、ハンダ付けや溶接結合に代えて、熱伝達部材26の基端部を、金属基板16をECUハウジング11に結合するためのネジにより、共締めして金属基板16に結合してもよい。この実施の形態によれば、マイコン24で発生した熱は第2熱伝導部材としてのグリスや放熱シートを介して熱伝達部材26の先端部へ伝達され、該熱伝達部材26の基端部からネジを介して金属基板16あるいは直接にECUハウジング11へ伝達される。この電動パワーステアリング装置によれば、熱伝達部材26の基端部からネジを介して直接にECUハウジング11へ伝達されるので、マイコン24からECUハウジング11の外面まで伝達されて大気中へ放出される熱の放熱効率が向上する。
【0039】
また、発熱電子部品としては、本実施の形態ではマイコン24としたが、マイコンに限定されるものではなく、プリドライブICや電源ICであってもよい。また更に、金属基板16としてアルミニュウム板を用いたが、銅板を用いてもよい。
(請求項4)
請求項1〜2に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記熱伝達部材の基端部を、前記金属基板を前記ECUハウジングに結合するためのネジにより、共締めして前記金属基板に結合し、
前記熱伝達部材の先端部を前記発熱電子部品に前記第2熱伝導部材を介して当接させたことを特徴とする。
【0040】
この発明によれば、発熱電子部品で発生した熱は第2熱伝導部材を介して熱伝達部材の先端部へ伝達され、該熱伝達部材の基端部からネジを介して金属基板あるいは直接にECUハウジングへ伝達される。
【0041】
請求項4に係る電動パワーステアリング装置によれば、熱伝達部材の基端部からネジを介して直接にECUハウジングへ伝達されるので、発熱電子部品からECUハウジングの外面まで伝達されて大気中へ放出される熱の放熱効率が向上する。
【符号の説明】
【0042】
2…ステアリングシャフト
8…電動モータ
9…コントロールユニット
11…ECUハウジング
16…金属基板
17…MOSFET(半導体スイッチ)
19…第1プリント基板(プリント基板)
24…マイコン(発熱電子部品)
26…熱伝達部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステアリングシャフトに操舵補助力を付与する電動モータと、該電動モータの出力軸とは反対側に配置され前記電動モータを制御するコントロールユニットとにより構成され、
該コントロールユニットは、前記電動モータに底部が結合された有底筒形状のECUハウジングと、該ECUハウジングの内部に収容され前記電動モータを駆動制御するための半導体スイッチを実装した金属基板と、該ECUハウジングの内部に収容され前記半導体スイッチを制御するための発熱電子部品を実装したプリント基板とを有する電動パワーステアリング装置において、
前記金属基板を前記ECUハウジング内の底面の近傍に配置する一方、前記プリント基板を前記ECUハウジング内における前記金属基板の開口部側に配置し、該プリント基板の前記金属基板と対向する面に前記発熱電子部品を実装し、該発熱電子部品と前記金属基板とを熱伝達部材を介して接続したことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
【請求項2】
請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記熱伝達部材は、前記プリント基板と前記金属基板との積層方向へ弾性変形可能な弾性部を有することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の電動パワーステアリング装置において、
前記熱伝達部材の基端部を前記金属基板に第1熱伝導部材を介して結合し、
前記熱伝達部材の先端部を前記発熱電子部品に第2熱伝導部材を介して当接させたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2013−63689(P2013−63689A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−202678(P2011−202678)
【出願日】平成23年9月16日(2011.9.16)
【出願人】(509186579)日立オートモティブシステムズ株式会社 (2,205)
【Fターム(参考)】