電子機器の表示装置及び画像形成装置の表示装置
【課題】外付けキーボードを用いるに際し、この外付けキーボードの入力操作を支援することが可能な電子機器や画像形成装置の表示装置を提供する。
【解決手段】外付けキーボード4が操作表示部3に接続されたときには、外付けキーボード4の各操作キー31の文字が表示部21の入力画面の各ボタン44a〜44fに表示され、各ボタン44a〜44fの操作の代わりに、各文字の操作キー31の操作により、各
ボタン44a〜44fの制御項目についての入力を行うことができる。
【解決手段】外付けキーボード4が操作表示部3に接続されたときには、外付けキーボード4の各操作キー31の文字が表示部21の入力画面の各ボタン44a〜44fに表示され、各ボタン44a〜44fの操作の代わりに、各文字の操作キー31の操作により、各
ボタン44a〜44fの制御項目についての入力を行うことができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外付けキーボードを着脱自在に接続して用いることが可能な電子機器や画像形成装置の表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の従来の装置としては、例えば特許文献1に記載のものがある。ここでは、外付けキーボードの接続又は非接続を判別し、外付けキーボードの非接続時には、表示部の画面にタッチパネルにより検出される操作キーを自動的に表示し、この操作キーを表示するための設定作業を不要にしている。
【0003】
また、特許文献2では、複写機に表示装置やキーボード等の入力装置等を外付け接続し、複写機をコンピュータとしても利用可能にしている。
【特許文献1】特開2003−157475号公報
【特許文献2】特開平8−293954号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電子機器や画像形成装置に外付けキーボードを接続した上で、電子機器や画像形成装置の表示部の画面を見ながら、外付けキーボードの操作により入力を行うという利用形態が考えられる。例えば、Eメールの作成作業は、電子機器や画像形成装置に付設のタッチパネルやテンキーの操作では困難であることから、外付けキーボードを用いることが好ましい。また、外付けキーボードを用いるときには、タッチパネルやテンキーに代わって、これらによる入力をも外付けキーボードの操作により行えば、使い勝手が向上する。
【0005】
しかしながら、従来は、電子機器や画像形成装置に付設のタッチパネルやテンキーに代わって、外付けキーボードを用いるに際し、この外付けキーボードの入力操作を支援するための工夫が何等なされていなかった。このため、例えば画像形成装置のコピー濃度を入力するにしても、外付けキーボードを如何に操作すべきであるかが分からないという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、電子機器や画像形成装置に付設のタッチパネルやテンキーに代わって、外付けキーボードを用いるに際し、この外付けキーボードの入力操作を支援することが可能な電子機器や画像形成装置の表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、電子機器の動作に係わる制御項目を表示する表示部と、この表示部に表示された制御項目についての入力を行うための入力部とを備え、複数の操作キーを有する外付けキーボードが着脱自在に接続される電子機器の表示装置において、この表示装置に外付けキーボードが接続されたか否かを検出する検出手段と、この検出手段により外付けキーボードの接続が検出されているときには、外付けキーボードの操作キーを前記制御項目についての入力を行うために割り当て、この操作キーの文字を該制御項目に対応付けて表示部に表示させる制御手段とを備えている。
【0008】
また、本発明においては、操作キーの文字を制御項目に対応付けて表示部に表示させるか否かを入力指示する表示切替え指示手段を備え、制御手段は、表示切替え指示手段の入力指示に応じて表示部での操作キーの文字の表示及び非表示を切替えている。
【0009】
更に、本発明においては、操作キーの文字として、複数種類の文字を記憶した記憶手段と、記憶手段内の複数種類の文字のいずれかを、制御項目に対応付けて表示部に表示される文字として選択する選択手段とを備えている。
【0010】
また、本発明においては、制御項目についての入力を行うために割り当てられる操作キーを他の操作キーに切替えるキー切替え手段を備えている。
【0011】
更に、本発明においては、外付けキーボードは、各操作キーに対応するそれぞれの点灯部を有し、制御手段は、制御項目に対応付けて表示部に表示される文字の操作キーに対応する点灯部を点灯させている。
【0012】
また、本発明においては、制御手段は、制御項目に対応付けて表示部に表示された文字の操作キーとは異なる他の操作キーが操作されたときに、警告を発している。
【0013】
更に、本発明においては、制御手段は、表示部の画面における各操作キーの文字の配列を外付けキーボードにおける該各操作キーの文字の配列に対応付けている。
【0014】
また、本発明においては、複数の外付けキーボード別に、外付けキーボードの操作キーの文字と制御項目との対応付けを該外付けキーボードの識別情報と共に記憶する記憶手段を備え、制御手段は、表示装置に接続された外付けキーボードの識別情報に基づいて、該外付けキーボードの操作キーの文字と制御項目との対応付けを記憶手段から読み出して用いている。
【0015】
一方、他の本発明は、画像形成装置の動作に係わる制御項目を表示する表示部と、この表示部に表示された制御項目についての入力を行うための入力部とを備え、複数の操作キーを有する外付けキーボードが着脱自在に接続される画像形成装置の表示装置において、この表示装置に外付けキーボードが接続されたか否かを検出する検出手段と、この検出手段により外付けキーボードの接続が検出されているときには、画像形成装置の動作の進行状況に応じて、外付けキーボードの操作キーを前記制御項目についての入力を行うために割り当て、該操作キーの文字を該制御項目に対応付けて表示部に表示させる制御手段とを備えている。
【0016】
また、他の本発明においては、表示部は、画像形成装置を示す図を表示して、この図上に、制御項目として画像形成装置の対象箇所を表示し、制御部は、操作キーの文字を該対象箇所に表示している。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、電子機器に対する外付けキーボードの接続が検出されているときには、外付けキーボードの操作キーを、電子機器の表示部に表示された制御項目についての入力を行うために割り当て、この操作キーの文字を該制御項目に対応付けて表示部に表示させている。この操作キーの文字は、キートップに印されているアルファベット、平仮名、数字等である。このため、制御項目に対応付けて表示部に表示されている操作キーの文字を見れば、外付けキーボード上で該操作キーを容易に識別することができ、この操作キーを直ちに操作して、制御項目についての入力を行うことができる。また、外付けキーボードの接続が検出されていないときには、操作キーの文字を表示部に表示させることがないので、不要な情報の表示がなく、利用者を煩わせることがない。
【0018】
また、表示部での操作キーの文字の表示及び非表示を切替えることができるので、操作キーの文字の表示が不要なときには、この文字を非表示とすることができる。
【0019】
更に、操作キーの文字として、複数種類の文字を記憶しておき、複数種類の文字のいずれかを、制御項目に対応付けて表示部に表示される文字として選択している。これは、外付けキーボードとして、QWERTY配列のキーボードや、日本語の50音配列のキーボード等があり、いずれの種類のキーボードであるかにより操作キーの文字が異なることから、操作キーの文字として複数種類の文字のいずれかを選択して、いずれの種類のキーボードであっても使用することができる様にするためである。
【0020】
また、制御項目についての入力を行うために割り当てられる操作キーを他の操作キーに切替えることができるので、利用者の要求に応じて入力を行う操作キーを任意に設定することができる。
【0021】
更に、外付けキーボードとして、各操作キーに対応するそれぞれの点灯部を有するものを用い、制御項目に対応付けて表示部に表示される文字の操作キーに対応する点灯部を点灯させているので、外付けキーボードの全ての操作キーのいずれを操作すべきであるかが直ちに分かり、使い勝手が向上する。
【0022】
また、制御項目に対応付けて表示部に表示された文字の操作キーとは異なる他の操作キーが操作されたときに、警告を発しているので、誤操作が直ちに分かり、使い勝手が向上する。
【0023】
更に、表示部の画面における各操作キーの文字の配列を外付けキーボードにおける該各操作キーの文字の配列に対応付けているので、画面における文字の位置を参考にして、外付けキーボードにおける同一文字の操作キーを容易に見つけ出すことができ、使い勝手が向上する。
【0024】
また、複数の外付けキーボード別に、外付けキーボードの操作キーの文字と制御項目との対応付けを該外付けキーボードの識別情報と共に記憶しておき、表示装置に接続された外付けキーボードの識別情報に基づいて、該外付けキーボードの操作キーの文字と制御項目との対応付けを読み出して用いているので、複数の外付けキーボードのいずれが表示装置に接続されたときにも、接続された外付けキーボードの操作キーの文字と制御項目との対応付けが設定される。このため、複数の利用者のいずれもが、自分の外付けキーボードを使用することができる。
【0025】
一方、他の本発明によれば、画像形成装置に対する外付けキーボードの接続が検出されているときには、画像形成装置の動作の進行状況に応じて、外付けキーボードの操作キーを画像形成装置の表示部に表示された制御項目についての入力を行うために割り当て、該操作キーの文字を該制御項目に対応付けて表示部に表示させている。このため、画像形成装置の動作の進行状況に応じて操作すべき操作キーが変わっても、この操作すべき操作キーの文字を表示部に表示させることができ、使い勝手が向上する。また、外付けキーボードの接続が検出されていないときには、操作キーの文字を表示部に表示させることがないので、不要な情報の表示がなく、利用者を煩わせることがない。
【0026】
また、表示部に画像形成装置を示す図を表示して、この図上に、制御項目として画像形成装置の対象箇所を表示し、操作キーの文字を該対象箇所に表示しているので、対象箇所の操作キーが直ちに分かって、使い勝手が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0028】
図1は、本発明の表示装置の第1実施形態を適用した画像形成装置を概略的に示すブロック図である。本実施形態の画像形成装置1は、複写機及びプリンター等の役目を果たす複合型のものであり、この画像形成装置1全体を制御する主制御部2と、原稿の読み取り及び画像の記録等の動作に係わる制御項目や動作状況等を表示したり、入力指示を行うための操作表示部3とを備えている。また、操作表示部3には、外付けキーボード4を着脱自在に接続することができ、この外付けキーボード4からの入力も可能である。
【0029】
図2は、主制御部2を示すブロック図である。この主制御部2は、画像データ等を入出力する入出力部11と、各種のプログラムやデータ等を記憶したROM12と、各種のデータを記憶したり、ワークエリアとして用いられるRAM13と、画像形成装置1の動作等を制御するCPU14とを備えている。入出力部11は、原稿を読み取るスキャナー15から原稿の画像を示す画像データを入力したり、画像を記録するプリンター16に画像データを出力したり、LAN17を介して、Eメール等を他の端末装置との間で送受する。CPU14は、画像データを画像処理したり、スキャナー及びプリンター等の動作を制御する。
【0030】
図3は、操作表示部3を示すブロック図である。この操作表示部3は、液晶表示装置等の表示部21と、表示部21の画面に重ね合わせられるタッチパネル及びテンキー等からなる操作部22と、各種のプログラムやデータ等を記憶したROM23と、各種のデータを記憶したり、ワークエリアとして用いられるRAM24と、外付けキーボード4との間でデータを入出力するI/F部25と、警告音を発音するブザー26と、操作表示部3全体を制御するCPU27とを備えている。
【0031】
図4は、外付けキーボード4の概観を示す平面図である。また、図5は、外付けキーボード4を示すブロック図である。この外付けキーボード4は、日本語の50音配列のキーボードであり、複数の操作キー31を縦横に配列し、各操作キー31下側にそれぞれの発光ダイオード32を設けている。また、この外付けキーボード4は、各操作キー31及び各発光ダイオード32の他に、画像形成装置1の操作表示部3との間でデータを入出力するI/F部33と、外付けキーボード4全体を制御するCPU34とを備えている。
【0032】
さて、操作表示部3において、CPU27は、画像形成装置1が複写機として用いられるときに、ROM23内のプログラムを実行し、ROM23内の画像データを用いて、例えば図6に示す様な入力画面41Aを表示部21に表示する。この入力画面41Aでは、画像形成装置1の動作の進行状況や制御項目を示す進行状況欄42と、画像形成装置1を示す図形43と、特別機能、両面コピー、仕上げ、コピー濃度、用紙、及び倍率というそれぞれの制御項目を示す各ボタン44a〜44fとが表示されている。
【0033】
また、表示部21の画面には、操作部22のタッチパネルが重ね合わせられており、利用者の指が各ボタン44a〜44fのいずれかに接触して、任意のボタンが指示されると、この指示されたボタンの位置がタッチパネルにより検出され、このボタンの位置が操作部22からCPU27に通知される。そして、CPU27は、この通知された位置に基づいて、各ボタン44a〜44fのいずれが指示されたかを判定し、この指示されたボタンに係わる応答動作を行う。
【0034】
例えば、利用者の指がコピー濃度を示すボタン44dに接触して、このボタン44dが指示されると、このボタン44dの位置が操作部22からCPU27に通知される。そして、CPU27は、この通知された位置に基づいて、ボタン44dが指示されたことを判定し、このボタン44dの指示に応答して、コピー濃度を設定するための入力画面を示す画像データをROM23から読み出し、この入力画面を表示部21に表示する。
【0035】
あるいは、利用者の指が両面コピーを示すボタン44bに接触して、このボタン44bが指示されると、このボタン44bの位置が操作部22からCPU27に通知される。そして、CPU27は、この通知された位置に基づいて、ボタン44bが指示されたことを判定し、この指示されたボタン44bの制御項目(両面コピー)を主制御部2に通知する。主制御部2のCPU14は、この制御項目を通知されると、この制御項目に応答して両面コピーの制御を進行させる。
【0036】
一方、外付けキーボード4が操作表示部3に接続された状態では、外付けキーボード4の操作キー31の操作により、表示部21の入力画面の各ボタン44a〜44fを選択的に指示することが可能である。このために、操作表示部3のRAM24には、入力画面41の各ボタン44a〜44fと外付けキーボード4の各操作キー31の文字とを対応付けたデータテーブルを予め登録している。このデータテーブルとしては、アルファベット表示及び平仮名表示等のための複数種のものがある。
【0037】
例えば、アルファベット表示のデータテーブルでは、ボタン44aと操作キー31のキートップに印されている文字「S」とを対応付け、ボタン44bと操作キー31に印されている文字「W」とを対応付け、ボタン44cと操作キー31に印されている文字「O」とを対応付け、ボタン44dと操作キー31に印されている文字「D」とを対応付け、ボタン44eと操作キー31に印されている文字「P」とを対応付け、ボタン44fと操作キー31に印されている文字「R」とを対応付けている。
【0038】
また、平仮名表示のデータテーブルでは、例えばボタン44aと操作キー31のキートップに印されている文字「と」とを対応付け、ボタン44bと操作キー31に印されている文字「り」とを対応付け、ボタン44cと操作キー31に印されている文字「し」とを対応付け、ボタン44dと操作キー31に印されている文字「の」とを対応付け、ボタン44eと操作キー31に印されている文字「よ」とを対応付け、ボタン44fと操作キー31に印されている文字「は」とを対応付けている。
【0039】
ここで、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されると、操作表示部3のCPU27は、I/F部25を介して、例えば外付けキーボード4からの出力信号を入力して、外付けキーボード4が接続されたことを検出する。そして、外付けキーボード4の操作によりアルファベット表示が指示されると、外付けキーボード4のCPU34は、このアルファベット表示をI/F部33を介して操作表示部3に指示する。操作表示部3のCPU27は、外付けキーボード4の接続を検出し、アルファベット表示を指示されると、RAM24内のアルファベット表示のデータテーブルを検索して、各ボタン44a〜44fに対応付けられた外付けキーボード4の各操作キー31の文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」を読み出し、図6の入力画面41Aを図7に示す様な入力画面41Bに切替える。この入力画面41Bでは、外付けキーボード4の各操作キー31の文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」が各ボタン44a〜44fにそれぞれ表示されている。
【0040】
このとき、操作表示部3のCPU27は、各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」の操作キー31下側の発光ダイオード32の点灯をI/F部25を介して外付けキーボード4に指示する。外付けキーボード4のCPU34は、この操作表示部3からの指示をI/F部33を介して受け取り、この指示に応答して該各操作キー31下側の発光ダイオード32を点灯させる。これにより、各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」の操作キー31のみが操作対象であることが分かり、他の操作キー31の誤操作が防止される。
【0041】
この状態で、例えば利用者が、コピー濃度を示すボタン44dに表示された文字「D」の操作キー31を押下すると、外付けキーボード4のCPU34は、この押下された文字「D」の操作キー31を検出し、この文字「D」をI/F部33を介して操作表示部3に通知する。操作表示部3のCPU27は、この文字「D」をI/F部25を介して通知されると、文字「D」を表示しているボタン44dが指示されたものとみなし、このボタン44dの指示に応答して、コピー濃度を設定するための入力画面を示す画像データをROM23から読み出し、この入力画面を表示部21に表示する。
【0042】
あるいは、利用者が、両面コピーを示すボタン44bに表示された文字「W」の操作キー31を押下すると、外付けキーボード4のCPU34は、この押下された文字「W」の操作キー31を検出し、この文字「W」をI/F部33を介して操作表示部3に通知する。操作表示部3のCPU27は、文字「W」をI/F部25を介して通知されると、文字「W」を表示しているボタン44bが指示されたものとみなし、この指示されたボタン44bの制御項目(両面コピー)を主制御部2に通知する。主制御部2のCPU14は、この制御項目を通知されると、この制御項目に応答して両面コピーの制御を進行させる。
【0043】
また、利用者が、各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」の操作キー31とは異なる他の文字の操作キー31を押下すると、外付けキーボード4のCPU34は、この他の文字の操作キー31をI/F部33を介して操作表示部3に通知する。操作表示部3のCPU27は、この他の文字をI/F部25を介して通知されると、各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」のボタン44a〜44fのいずれも指示されていないことを判定し、この他の文字の操作キー31の押下を誤操作とみなして、ブザー26を駆動して、このブザー26から警告音を発音させる。このため、利用者は、誤操作を直ちに察知することができる。
【0044】
この様に外付けキーボード4が操作表示部3に接続され、アルファベット表示が指示されたときには、外付けキーボード4の各操作キー31の文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」が表示部21の入力画面41Bの各ボタン44a〜44fに表示される。そして、各ボタン44a〜44fを操作する代わりに、各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」の操作キー31を操作することにより、各ボタン44a〜44fの制御項目についての入力を行うことができる。これらの文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」の操作キー31をショートカットキーと称し、入力画面41B上の各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」の表示をショートカットキー表示と称する。
【0045】
尚、外付けキーボード4が操作表示部3に接続され、平仮名表示が指示されたときには、RAM24内の平仮名表示のデータテーブルが検索されて、各ボタン44a〜44fに対応付けられた外付けキーボード4の各操作キー31の文字「と」、「り」、「し」、「の」、「よ」、及び「は」が読み出され、図6の入力画面41Aが図8に示す様な入力画面41Cに切替えられる。この場合も、アルファベット表示と同様に、外付けキーボード4の各文字「と」、「り」、「し」、「の」、「よ」、及び「は」の操作キー31を操作することにより、各ボタン44a〜44fの制御項目についての入力を行うことができる。また、各文字「と」、「り」、「し」、「の」、「よ」、及び「は」の操作キー31下側の発光ダイオード32が点灯され、更に他の文字の操作キー31が押下されると、ブザー26から警告音が発音される。
【0046】
また、各ボタン44a〜44fと外付けキーボード4の各操作キー31とを対応付けたデータテーブルとして、他の内容のものを予め登録しても良い。例えば、各ボタン44a〜44fと外付けキーボード4の各操作キー31の文字「A」、「B」、「C」、「D」、「E」、及び「F」とを対応付けたデータテーブルを操作表示部3のRAM24に記憶しておき、図9に示す様な入力画面41Dを表示部21に表示しても良い。
【0047】
あるいは、各ボタン44a〜44fと外付けキーボード4の各操作キー31の文字「7」、「4」、「1」、「9」、「6」、及び「3」とを対応付けたデータテーブルを操作表示部3のRAM24に記憶しておき、図10に示す様な入力画面41Eを表示部21に表示しても良い。この入力画面41Eでは、各ボタン44a〜44fの文字「7」、「4」、「1」、「9」、「6」、及び「3」の配列が外付けキーボード4における該各操作キー31の文字「7」、「4」、「1」、「9」、「6」、及び「3」の配列に対応している。このため、入力画面41Eにおける文字の位置を参考にして、外付けキーボード4における同一文字の操作キー31を容易に見つけ出すことができ、使い勝手が向上する。
【0048】
更に、入力画面41Fの様に画像形成装置1を示す図形43上で各用紙カセット43a〜43dを表示し、各用紙カセット43a〜43dと外付けキーボード4の各操作キー31の文字「1」、「2」、「3」、及び「4」とを対応付けたデータテーブルを操作表示部3のRAM24に記憶しておき、図11に示す様な入力画面41Fを表示部21に表示しても良い。この場合は、外付けキーボード4の各文字「1」、「2」、「3」、及び「4」の操作キー31が選択的に押下されると、外付けキーボード4のCPU34は、この押下された文字の操作キー31を検出し、この文字をI/F部33を介して操作表示部3に通知する。操作表示部3のCPU27は、この文字をI/F部25を介して通知されると、この文字を表示している用紙カセットが指示されたものとみなし、この指示された用紙カセットを主制御部2に通知する。主制御部2のCPU14は、この用紙カセットを通知されると、この用紙カセットを選択して、コピーの制御を進行させる。
【0049】
また、図9〜図11のいずれの入力画面を用いる場合でも、外付けキーボード4において入力画面に表示された各文字の操作キー31下側の発光ダイオード32が点灯され、更に他の文字の操作キー31が押下されると、操作表示部3のブザー26から警告音が発音される。
【0050】
更に、操作部22の操作により、RAM24内のデータテーブルの一部を書き換えても良い。例えば、アルファベット表示のデータテーブルの内容を表示部21に表示した状態で、操作部22の操作により、該データテーブルにおけるボタン44aに対応する操作キー31の文字「S」を文字「Q」に書き換えることを指示する。これに応答してCPU27は、RAM24内の該データテーブルにおけるボタン44aに対応する文字「S」を文字「Q」に書き換える。これにより、入力画面ではボタン44aに文字「Q」が表示されることになる。
【0051】
また、操作部22の操作により、ショートカットキー表示の禁止を指示しても良い。この場合、CPU27は、このショートカットキー表示の禁止の指示に従って、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されても、入力画面のショートカットキー表示を行わない様にする。
【0052】
ところで、主制御部2のCPU14は、入出力部11及びLAN17を介して、Eメール等を他の端末装置との間で送受することができる。例えば、スキャナー15により読み取られた原稿の画像を示す画像データをEメールに添付して送信する。このとき、操作性を考慮すると、画像形成装置1に付設の操作部22(タッチパネル及びテンキー等)を操作するよりも、外付けキーボード4を操作表示部3に接続し、外付けキーボード4を操作して、電子アドレス等を入力し、この電子アドレス等を操作表示部3経由で主制御部2のCPU14に入力するのが好ましい。そして、外付けキーボード4を操作するときには、外付けキーボード4と操作部22の両方を操作するよりも、外付けキーボード4のみを操作した方が、使い勝手が良い。
【0053】
従って、本実施例の様に外付けキーボード4の各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」の操作キー31を操作することにより、各ボタン44a〜44fの制御項目についての入力を行うことができれば、外付けキーボード4のみの操作により、Eメールの送信だけではなく、画像形成装置1の操作も可能になり、使い勝手が向上する。
【0054】
また、外付けキーボード4が接続されていないときには、操作キー31の文字が各ボタン44a〜44fに表示されないので、不要な情報の表示がなく、利用者を煩わせることがない。
【0055】
次に、本実施形態の画像形成装置1における入力画面の表示処理を、図12に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0056】
まず、操作表示部3のCPU27は、操作部22の操作によりショートカットキー表示の禁止が指示されているか否かを判定する(ステップS101)。例えば、操作部22の操作によりショートカットキー表示の禁止が指示されているときには、RAM24内の表示禁止フラッグをオンにし、また指示されていないときには、RAM24内の表示禁止フラッグをオフにし、この表示禁止フラッグのオンオフに基づいて、ショートカットキー表示の禁止が指示されているか否かの判定を行う。
【0057】
そして、CPU27は、RAM24内の表示禁止フラッグがオンであって、ショートカットキー表示の禁止が指示されていれば(ステップS101で「Yes」)、図6に示す様なショートカットキー表示を含まない入力画面41Aを表示部21に表示する(ステップS102)。この場合、画像形成装置1の動作の進行状況に応じて、表示部21に表示されている入力画面が更新されても、入力画面にショートカットキー表示がなされることはなく、操作部22のみの操作により入力を行うことになる。
【0058】
また、CPU27は、RAM24内の表示禁止フラッグがオフであって、ショートカットキー表示の禁止が指示されていなければ(ステップS101で「No」)、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されているか否かを判定する(ステップS103)。そして、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されていなければ(ステップS103で「No」)、ショートカットキー表示を含まない入力画面を表示部21に表示する(ステップS102)。
【0059】
また、CPU27は、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されていれば(ステップS103で「Yes」)、外付けキーボード4の操作によりアルファベット表示が指示されているか否かを判定する(ステップS104)。
【0060】
そして、CPU27は、外付けキーボード4の操作によりアルファベット表示が指示されていれば(ステップS104で「Yes」)、RAM24内のアルファベット表示のデータテーブルを検索して、例えば図7に示す様な入力画面41Bを表示部21に表示する(ステップS105)。この状態では、先に述べた様に外付けキーボード4の各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」の操作キー31を操作することにより、各ボタン44a〜44fの制御項目についての入力を行うことができる。
【0061】
また、CPU27は、外付けキーボード4の操作により平仮名表示が指示されていれば(ステップS104で「No」)、RAM24内の平仮名表示のデータテーブルを検索して、例えば図8に示す様な入力画面41Bを表示部21に表示する(ステップS106)。この状態では、先に述べた様に外付けキーボード4の各文字「と」、「り」、「し」、「の」、「よ」、及び「は」の操作キー31を操作することにより、各ボタン44a〜44fの制御項目についての入力を行うことができる。
【0062】
次に、本発明の表示装置の第2実施形態を適用した画像形成装置について説明する。
【0063】
本実施形態の画像形成装置は、図1の画像形成装置1と同様の構成であり、操作表示部3の表示部21の入力画面の表示処理が異なる。
【0064】
本実施形態では、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されていなければ、図13に示す様なショートカットキー表示を含まない入力画面41Gが表示部21に表示され、また外付けキーボード4が操作表示部3に接続されていれば、図14に示す様なショートカットキー表示を含む入力画面41Hが表示部21に表示される。
【0065】
図13の入力画面41Gでは、画像形成装置1の動作の進行状況や制御項目を示す進行状況欄42と、画像形成装置1を示す図形43と、特別機能、両面コピー、仕上げ、コピー濃度、用紙、及び倍率というそれぞれの制御項目を示す各ボタン44a〜44fとが表示されている。進行状況欄42には、画像形成装置1の動作の進行状況及び制御項目を示すメッセージとして、「コピー中です。[C]でキャンセルできます。」が表示されている。このメッセージは、画像形成装置1によるコピーの実行中であること、及び該コピーが操作部22の「C」のキー(図示せず)の押下によりキャンセルされることを示している。
【0066】
この状態では、利用者の指が各ボタン44a〜44fのいずれかに接触して、任意のボタンが指示されると、この指示されたボタンの位置がタッチパネルにより検出され、このボタンの位置が操作部22からCPU27に通知される。そして、CPU27は、この通知された位置に基づいて、各ボタン44a〜44fのいずれが指示されたかを判定し、この指示されたボタンの応答動作を行う。また、利用者により操作部22の「C」のキーが指示されると、これに応答してCPU27は、コピーのキャンセルを主制御部2に通知する。主制御部2のCPU14は、このコピーのキャンセルを通知されると、実行中のコピーを中断させる。
【0067】
また、図14の入力画面41Hでは、外付けキーボード4の各操作キー31の文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」が各ボタン44a〜44fにそれぞれ表示されている。そして、進行状況欄42には、「コピー中です。[C](ESC)でキャンセルできます。」というメッセージが表示されている。このメッセージは、画像形成装置1によるコピーの実行中であること、及び該コピーが操作部22の「C」のキー又は外付けキーボード4の文字「ESC」の操作キー31の押下によりキャンセルされることを示している。従って、操作キー31の文字「ESC」が操作部22の「C」のキーに対応付けて表示されていると言える。
【0068】
ここで、操作表示部3のRAM24には、入力画面41Hの各ボタン44a〜44f並びに操作部22のキーと外付けキーボード4の各操作キー31とを対応付けたデータテーブルが予め登録されている。そして、CPU27は、このデータテーブルを参照して、外付けキーボード4の各操作キー31の文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」を各ボタン44a〜44fに表示し、操作キー31の文字「ESC」を進行状況欄42の「C」の隣に表示する。
【0069】
この状態では、利用者が、各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」の操作キー31のいずれかを押下すると、外付けキーボード4のCPU34は、この押下された文字の操作キー31を検出し、この文字をI/F部33を介して操作表示部3に通知する。操作表示部3のCPU27は、この文字をI/F部25を介して通知されると、この文字を表示しているボタンが指示されたものとみなし、このボタンの指示に対する応答動作を行う。
【0070】
また、利用者が、文字「ESC」の操作キー31を押下すると、外付けキーボード4のCPU34は、この文字「ESC」の操作キー31を検出し、この文字「ESC」をI/F部33を介して操作表示部3に通知する。操作表示部3のCPU27は、この文字「ESC」を通知されると、この文字「ESC」を対応付けられている操作部22の「C」のキーが指示されたものとみなし、コピーのキャンセルを主制御部2に通知する。主制御部2のCPU14は、このコピーのキャンセルを通知されると、実行中のコピーを中断させる。
【0071】
更に、コピーが終了すると、主制御部2のCPU14は、コピーの終了、及びコピーに引き続く次の動作の進行状況を操作表示部3に通知する。操作表示部3のCPU27は、コピーの終了、及びコピーに引き続く次の動作の進行状況を通知されると、進行状況欄42における「コピー中です。[C](ESC)でキャンセルできます。」というメッセージを消去し、次の動作の進行状況及び制御項目を示すメッセージを進行状況欄42に表示する。このとき、CPU27は、次の動作の制御項目についての入力が可能な操作部22のキーの文字や外付けキーボード4の操作キー31の文字を進行状況欄42に表示する。
【0072】
以降同様に、画像形成装置1の動作が変わって更新される度に、この更新された動作の進行状況及び制御項目を示すメッセージが進行状況欄42に表示され、この更新された動作の制御項目についての入力が可能な操作部22のキーの文字や外付けキーボード4の操作キー31の文字が進行状況欄42に表示される。
【0073】
この様に本実施形態では、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されたときには、外付けキーボード4の各操作キー31の文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」が表示部21の入力画面41Hの各ボタン44a〜44fに表示されるだけではなく、外付けキーボード4の操作キー31の文字「ESC」が進行状況欄42で操作部22の「C」のキーに対応付けて表示される。
【0074】
また、動作が変わって更新される度に、進行状況欄42のメッセージも更新され、この更新された動作の制御項目についての入力が可能な操作部22のキーの文字や外付けキーボード4の操作キー31の文字が進行状況欄42に表示される。
【0075】
更に、外付けキーボード4が接続されていないときには、操作キー31の文字が各ボタン44a〜44fや進行状況欄42に表示されないので、不要な情報の表示がなく、利用者を煩わせることがない。
【0076】
尚、各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、「R」、及び「ESC」の操作キー31下側の発光ダイオード32の点灯を操作表示部3から外付けキーボード4に指示し、該各操作キー31下側の発光ダイオード32を点灯させても良い。また、他の操作キー31が押下されたときには、ブザー26から警告音を発音させても良い。
【0077】
次に、本実施形態の画像形成装置1における入力画面の表示処理を、図15に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0078】
まず、操作表示部3のCPU27は、操作部22の操作によりショートカットキー表示の禁止が指示されているか否かを判定する(ステップS201)。そして、CPU27は、ショートカットキー表示の禁止が指示されていれば(ステップS201で「Yes」)、図12に示す様なショートカットキー表示を含まない入力画面41Gを表示部21に表示する(ステップS202)。この場合、画像形成装置1の動作の進行状況に応じて、表示部21に表示されている入力画面が更新されても、入力画面にショートカットキー表示がなされることはなく、操作部22のみの操作により入力を行うことになる。
【0079】
また、CPU27は、ショートカットキー表示の禁止が指示されていなければ(ステップS201で「No」)、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されているか否かを判定する(ステップS203)。そして、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されていなければ(ステップS203で「No」)、ショートカットキー表示を含まない入力画面を表示部21に表示する(ステップS202)。
【0080】
また、CPU27は、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されていれば(ステップS203で「Yes」)、RAM24内のデータテーブルを検索して、例えば図13に示す様な入力画面41Hを表示部21に表示する(ステップS204)。この状態では、先に述べた様に外付けキーボード4の各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、「R」、及び「ESC」の操作キー31を操作することにより、各ボタン44a〜44fの制御項目及び操作部22の「C」のキーの制御項目についての入力を行うことができる。
【0081】
そして、動作が変わって更新される度に、この更新された動作の進行状況及び制御項目を示すメッセージが進行状況欄42に表示され、この更新された制御項目についての入力が可能な操作部22のキーの文字や外付けキーボード4の操作キー31の文字が進行状況欄42に表示される。
【0082】
尚、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、多様に変形することができる。例えば、複数の外付けキーボード4のいずれが操作表示部3に接続されたときにも、接続された外付けキーボード4の各操作キーの文字が入力画面の各ボタン44a〜44fに表示される様にしても良い。この場合は、複数の外付けキーボード4別に、入力画面の各ボタン44a〜44fと外付けキーボード4の各操作キー31の文字とを対応付けしたデータテーブルを作成して、このデータテーブルを該外付けキーボード4の識別情報と共にRAM24に記憶しておく。そして、CPU27は、操作表示部3に接続された外付けキーボード4の識別情報に基づいて該外付けキーボード4のデータテーブルを選択し、このデータテーブルを検索して、該外付けキーボード4の各操作キー31の文字を入力画面の各ボタン44a〜44fに表示する。これにより、複数の利用者のいずれもが、自分の外付けキーボード4を使用することができる。
【0083】
また、本発明は、画像形成装置だけではなく、他の電子機器にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】本発明の表示装置の第1実施形態を適用した画像形成装置を概略的に示すブロック図である。
【図2】図1の画像形成装置における主制御部を示すブロック図である。
【図3】図1の画像形成装置における操作表示部を示すブロック図である。
【図4】図1の画像形成装置における外付けキーボードの概観を示す平面図である。
【図5】外付けキーボードを示すブロック図である。
【図6】図1の画像形成装置における操作表示部の入力画面の一例を示す図である。
【図7】外付けキーボードからの入力が可能な入力画面の一例を示す図である。
【図8】外付けキーボードからの入力が可能な入力画面の他の例を示す図である。
【図9】外付けキーボードからの入力が可能な入力画面の別の例を示す図である。
【図10】外付けキーボードからの入力が可能な入力画面の更に他の例を示す図である。
【図11】外付けキーボードからの入力が可能な入力画面の更に別の例を示す図である。
【図12】図1の画像形成装置における入力画面の表示処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の表示装置の第2実施形態を適用した画像形成装置における操作表示部の入力画面の一例を示す図である。
【図14】外付けキーボードからの入力が可能な入力画面の一例を示す図である。
【図15】第2実施形態の画像形成装置における入力画面の表示処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0085】
1 画像形成装置
2 主制御部
3 操作表示部
4 外付けキーボード
11 入出力部
12、23 ROM
13、24 RAM
14、27、34 CPU
15 スキャナー
16 プリンター
17 LAN
21 表示部
22 操作部
25、33 I/F部
26 ブザー
31 操作キー
32 発光ダイオード
【技術分野】
【0001】
本発明は、外付けキーボードを着脱自在に接続して用いることが可能な電子機器や画像形成装置の表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の従来の装置としては、例えば特許文献1に記載のものがある。ここでは、外付けキーボードの接続又は非接続を判別し、外付けキーボードの非接続時には、表示部の画面にタッチパネルにより検出される操作キーを自動的に表示し、この操作キーを表示するための設定作業を不要にしている。
【0003】
また、特許文献2では、複写機に表示装置やキーボード等の入力装置等を外付け接続し、複写機をコンピュータとしても利用可能にしている。
【特許文献1】特開2003−157475号公報
【特許文献2】特開平8−293954号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電子機器や画像形成装置に外付けキーボードを接続した上で、電子機器や画像形成装置の表示部の画面を見ながら、外付けキーボードの操作により入力を行うという利用形態が考えられる。例えば、Eメールの作成作業は、電子機器や画像形成装置に付設のタッチパネルやテンキーの操作では困難であることから、外付けキーボードを用いることが好ましい。また、外付けキーボードを用いるときには、タッチパネルやテンキーに代わって、これらによる入力をも外付けキーボードの操作により行えば、使い勝手が向上する。
【0005】
しかしながら、従来は、電子機器や画像形成装置に付設のタッチパネルやテンキーに代わって、外付けキーボードを用いるに際し、この外付けキーボードの入力操作を支援するための工夫が何等なされていなかった。このため、例えば画像形成装置のコピー濃度を入力するにしても、外付けキーボードを如何に操作すべきであるかが分からないという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、電子機器や画像形成装置に付設のタッチパネルやテンキーに代わって、外付けキーボードを用いるに際し、この外付けキーボードの入力操作を支援することが可能な電子機器や画像形成装置の表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、電子機器の動作に係わる制御項目を表示する表示部と、この表示部に表示された制御項目についての入力を行うための入力部とを備え、複数の操作キーを有する外付けキーボードが着脱自在に接続される電子機器の表示装置において、この表示装置に外付けキーボードが接続されたか否かを検出する検出手段と、この検出手段により外付けキーボードの接続が検出されているときには、外付けキーボードの操作キーを前記制御項目についての入力を行うために割り当て、この操作キーの文字を該制御項目に対応付けて表示部に表示させる制御手段とを備えている。
【0008】
また、本発明においては、操作キーの文字を制御項目に対応付けて表示部に表示させるか否かを入力指示する表示切替え指示手段を備え、制御手段は、表示切替え指示手段の入力指示に応じて表示部での操作キーの文字の表示及び非表示を切替えている。
【0009】
更に、本発明においては、操作キーの文字として、複数種類の文字を記憶した記憶手段と、記憶手段内の複数種類の文字のいずれかを、制御項目に対応付けて表示部に表示される文字として選択する選択手段とを備えている。
【0010】
また、本発明においては、制御項目についての入力を行うために割り当てられる操作キーを他の操作キーに切替えるキー切替え手段を備えている。
【0011】
更に、本発明においては、外付けキーボードは、各操作キーに対応するそれぞれの点灯部を有し、制御手段は、制御項目に対応付けて表示部に表示される文字の操作キーに対応する点灯部を点灯させている。
【0012】
また、本発明においては、制御手段は、制御項目に対応付けて表示部に表示された文字の操作キーとは異なる他の操作キーが操作されたときに、警告を発している。
【0013】
更に、本発明においては、制御手段は、表示部の画面における各操作キーの文字の配列を外付けキーボードにおける該各操作キーの文字の配列に対応付けている。
【0014】
また、本発明においては、複数の外付けキーボード別に、外付けキーボードの操作キーの文字と制御項目との対応付けを該外付けキーボードの識別情報と共に記憶する記憶手段を備え、制御手段は、表示装置に接続された外付けキーボードの識別情報に基づいて、該外付けキーボードの操作キーの文字と制御項目との対応付けを記憶手段から読み出して用いている。
【0015】
一方、他の本発明は、画像形成装置の動作に係わる制御項目を表示する表示部と、この表示部に表示された制御項目についての入力を行うための入力部とを備え、複数の操作キーを有する外付けキーボードが着脱自在に接続される画像形成装置の表示装置において、この表示装置に外付けキーボードが接続されたか否かを検出する検出手段と、この検出手段により外付けキーボードの接続が検出されているときには、画像形成装置の動作の進行状況に応じて、外付けキーボードの操作キーを前記制御項目についての入力を行うために割り当て、該操作キーの文字を該制御項目に対応付けて表示部に表示させる制御手段とを備えている。
【0016】
また、他の本発明においては、表示部は、画像形成装置を示す図を表示して、この図上に、制御項目として画像形成装置の対象箇所を表示し、制御部は、操作キーの文字を該対象箇所に表示している。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、電子機器に対する外付けキーボードの接続が検出されているときには、外付けキーボードの操作キーを、電子機器の表示部に表示された制御項目についての入力を行うために割り当て、この操作キーの文字を該制御項目に対応付けて表示部に表示させている。この操作キーの文字は、キートップに印されているアルファベット、平仮名、数字等である。このため、制御項目に対応付けて表示部に表示されている操作キーの文字を見れば、外付けキーボード上で該操作キーを容易に識別することができ、この操作キーを直ちに操作して、制御項目についての入力を行うことができる。また、外付けキーボードの接続が検出されていないときには、操作キーの文字を表示部に表示させることがないので、不要な情報の表示がなく、利用者を煩わせることがない。
【0018】
また、表示部での操作キーの文字の表示及び非表示を切替えることができるので、操作キーの文字の表示が不要なときには、この文字を非表示とすることができる。
【0019】
更に、操作キーの文字として、複数種類の文字を記憶しておき、複数種類の文字のいずれかを、制御項目に対応付けて表示部に表示される文字として選択している。これは、外付けキーボードとして、QWERTY配列のキーボードや、日本語の50音配列のキーボード等があり、いずれの種類のキーボードであるかにより操作キーの文字が異なることから、操作キーの文字として複数種類の文字のいずれかを選択して、いずれの種類のキーボードであっても使用することができる様にするためである。
【0020】
また、制御項目についての入力を行うために割り当てられる操作キーを他の操作キーに切替えることができるので、利用者の要求に応じて入力を行う操作キーを任意に設定することができる。
【0021】
更に、外付けキーボードとして、各操作キーに対応するそれぞれの点灯部を有するものを用い、制御項目に対応付けて表示部に表示される文字の操作キーに対応する点灯部を点灯させているので、外付けキーボードの全ての操作キーのいずれを操作すべきであるかが直ちに分かり、使い勝手が向上する。
【0022】
また、制御項目に対応付けて表示部に表示された文字の操作キーとは異なる他の操作キーが操作されたときに、警告を発しているので、誤操作が直ちに分かり、使い勝手が向上する。
【0023】
更に、表示部の画面における各操作キーの文字の配列を外付けキーボードにおける該各操作キーの文字の配列に対応付けているので、画面における文字の位置を参考にして、外付けキーボードにおける同一文字の操作キーを容易に見つけ出すことができ、使い勝手が向上する。
【0024】
また、複数の外付けキーボード別に、外付けキーボードの操作キーの文字と制御項目との対応付けを該外付けキーボードの識別情報と共に記憶しておき、表示装置に接続された外付けキーボードの識別情報に基づいて、該外付けキーボードの操作キーの文字と制御項目との対応付けを読み出して用いているので、複数の外付けキーボードのいずれが表示装置に接続されたときにも、接続された外付けキーボードの操作キーの文字と制御項目との対応付けが設定される。このため、複数の利用者のいずれもが、自分の外付けキーボードを使用することができる。
【0025】
一方、他の本発明によれば、画像形成装置に対する外付けキーボードの接続が検出されているときには、画像形成装置の動作の進行状況に応じて、外付けキーボードの操作キーを画像形成装置の表示部に表示された制御項目についての入力を行うために割り当て、該操作キーの文字を該制御項目に対応付けて表示部に表示させている。このため、画像形成装置の動作の進行状況に応じて操作すべき操作キーが変わっても、この操作すべき操作キーの文字を表示部に表示させることができ、使い勝手が向上する。また、外付けキーボードの接続が検出されていないときには、操作キーの文字を表示部に表示させることがないので、不要な情報の表示がなく、利用者を煩わせることがない。
【0026】
また、表示部に画像形成装置を示す図を表示して、この図上に、制御項目として画像形成装置の対象箇所を表示し、操作キーの文字を該対象箇所に表示しているので、対象箇所の操作キーが直ちに分かって、使い勝手が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0028】
図1は、本発明の表示装置の第1実施形態を適用した画像形成装置を概略的に示すブロック図である。本実施形態の画像形成装置1は、複写機及びプリンター等の役目を果たす複合型のものであり、この画像形成装置1全体を制御する主制御部2と、原稿の読み取り及び画像の記録等の動作に係わる制御項目や動作状況等を表示したり、入力指示を行うための操作表示部3とを備えている。また、操作表示部3には、外付けキーボード4を着脱自在に接続することができ、この外付けキーボード4からの入力も可能である。
【0029】
図2は、主制御部2を示すブロック図である。この主制御部2は、画像データ等を入出力する入出力部11と、各種のプログラムやデータ等を記憶したROM12と、各種のデータを記憶したり、ワークエリアとして用いられるRAM13と、画像形成装置1の動作等を制御するCPU14とを備えている。入出力部11は、原稿を読み取るスキャナー15から原稿の画像を示す画像データを入力したり、画像を記録するプリンター16に画像データを出力したり、LAN17を介して、Eメール等を他の端末装置との間で送受する。CPU14は、画像データを画像処理したり、スキャナー及びプリンター等の動作を制御する。
【0030】
図3は、操作表示部3を示すブロック図である。この操作表示部3は、液晶表示装置等の表示部21と、表示部21の画面に重ね合わせられるタッチパネル及びテンキー等からなる操作部22と、各種のプログラムやデータ等を記憶したROM23と、各種のデータを記憶したり、ワークエリアとして用いられるRAM24と、外付けキーボード4との間でデータを入出力するI/F部25と、警告音を発音するブザー26と、操作表示部3全体を制御するCPU27とを備えている。
【0031】
図4は、外付けキーボード4の概観を示す平面図である。また、図5は、外付けキーボード4を示すブロック図である。この外付けキーボード4は、日本語の50音配列のキーボードであり、複数の操作キー31を縦横に配列し、各操作キー31下側にそれぞれの発光ダイオード32を設けている。また、この外付けキーボード4は、各操作キー31及び各発光ダイオード32の他に、画像形成装置1の操作表示部3との間でデータを入出力するI/F部33と、外付けキーボード4全体を制御するCPU34とを備えている。
【0032】
さて、操作表示部3において、CPU27は、画像形成装置1が複写機として用いられるときに、ROM23内のプログラムを実行し、ROM23内の画像データを用いて、例えば図6に示す様な入力画面41Aを表示部21に表示する。この入力画面41Aでは、画像形成装置1の動作の進行状況や制御項目を示す進行状況欄42と、画像形成装置1を示す図形43と、特別機能、両面コピー、仕上げ、コピー濃度、用紙、及び倍率というそれぞれの制御項目を示す各ボタン44a〜44fとが表示されている。
【0033】
また、表示部21の画面には、操作部22のタッチパネルが重ね合わせられており、利用者の指が各ボタン44a〜44fのいずれかに接触して、任意のボタンが指示されると、この指示されたボタンの位置がタッチパネルにより検出され、このボタンの位置が操作部22からCPU27に通知される。そして、CPU27は、この通知された位置に基づいて、各ボタン44a〜44fのいずれが指示されたかを判定し、この指示されたボタンに係わる応答動作を行う。
【0034】
例えば、利用者の指がコピー濃度を示すボタン44dに接触して、このボタン44dが指示されると、このボタン44dの位置が操作部22からCPU27に通知される。そして、CPU27は、この通知された位置に基づいて、ボタン44dが指示されたことを判定し、このボタン44dの指示に応答して、コピー濃度を設定するための入力画面を示す画像データをROM23から読み出し、この入力画面を表示部21に表示する。
【0035】
あるいは、利用者の指が両面コピーを示すボタン44bに接触して、このボタン44bが指示されると、このボタン44bの位置が操作部22からCPU27に通知される。そして、CPU27は、この通知された位置に基づいて、ボタン44bが指示されたことを判定し、この指示されたボタン44bの制御項目(両面コピー)を主制御部2に通知する。主制御部2のCPU14は、この制御項目を通知されると、この制御項目に応答して両面コピーの制御を進行させる。
【0036】
一方、外付けキーボード4が操作表示部3に接続された状態では、外付けキーボード4の操作キー31の操作により、表示部21の入力画面の各ボタン44a〜44fを選択的に指示することが可能である。このために、操作表示部3のRAM24には、入力画面41の各ボタン44a〜44fと外付けキーボード4の各操作キー31の文字とを対応付けたデータテーブルを予め登録している。このデータテーブルとしては、アルファベット表示及び平仮名表示等のための複数種のものがある。
【0037】
例えば、アルファベット表示のデータテーブルでは、ボタン44aと操作キー31のキートップに印されている文字「S」とを対応付け、ボタン44bと操作キー31に印されている文字「W」とを対応付け、ボタン44cと操作キー31に印されている文字「O」とを対応付け、ボタン44dと操作キー31に印されている文字「D」とを対応付け、ボタン44eと操作キー31に印されている文字「P」とを対応付け、ボタン44fと操作キー31に印されている文字「R」とを対応付けている。
【0038】
また、平仮名表示のデータテーブルでは、例えばボタン44aと操作キー31のキートップに印されている文字「と」とを対応付け、ボタン44bと操作キー31に印されている文字「り」とを対応付け、ボタン44cと操作キー31に印されている文字「し」とを対応付け、ボタン44dと操作キー31に印されている文字「の」とを対応付け、ボタン44eと操作キー31に印されている文字「よ」とを対応付け、ボタン44fと操作キー31に印されている文字「は」とを対応付けている。
【0039】
ここで、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されると、操作表示部3のCPU27は、I/F部25を介して、例えば外付けキーボード4からの出力信号を入力して、外付けキーボード4が接続されたことを検出する。そして、外付けキーボード4の操作によりアルファベット表示が指示されると、外付けキーボード4のCPU34は、このアルファベット表示をI/F部33を介して操作表示部3に指示する。操作表示部3のCPU27は、外付けキーボード4の接続を検出し、アルファベット表示を指示されると、RAM24内のアルファベット表示のデータテーブルを検索して、各ボタン44a〜44fに対応付けられた外付けキーボード4の各操作キー31の文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」を読み出し、図6の入力画面41Aを図7に示す様な入力画面41Bに切替える。この入力画面41Bでは、外付けキーボード4の各操作キー31の文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」が各ボタン44a〜44fにそれぞれ表示されている。
【0040】
このとき、操作表示部3のCPU27は、各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」の操作キー31下側の発光ダイオード32の点灯をI/F部25を介して外付けキーボード4に指示する。外付けキーボード4のCPU34は、この操作表示部3からの指示をI/F部33を介して受け取り、この指示に応答して該各操作キー31下側の発光ダイオード32を点灯させる。これにより、各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」の操作キー31のみが操作対象であることが分かり、他の操作キー31の誤操作が防止される。
【0041】
この状態で、例えば利用者が、コピー濃度を示すボタン44dに表示された文字「D」の操作キー31を押下すると、外付けキーボード4のCPU34は、この押下された文字「D」の操作キー31を検出し、この文字「D」をI/F部33を介して操作表示部3に通知する。操作表示部3のCPU27は、この文字「D」をI/F部25を介して通知されると、文字「D」を表示しているボタン44dが指示されたものとみなし、このボタン44dの指示に応答して、コピー濃度を設定するための入力画面を示す画像データをROM23から読み出し、この入力画面を表示部21に表示する。
【0042】
あるいは、利用者が、両面コピーを示すボタン44bに表示された文字「W」の操作キー31を押下すると、外付けキーボード4のCPU34は、この押下された文字「W」の操作キー31を検出し、この文字「W」をI/F部33を介して操作表示部3に通知する。操作表示部3のCPU27は、文字「W」をI/F部25を介して通知されると、文字「W」を表示しているボタン44bが指示されたものとみなし、この指示されたボタン44bの制御項目(両面コピー)を主制御部2に通知する。主制御部2のCPU14は、この制御項目を通知されると、この制御項目に応答して両面コピーの制御を進行させる。
【0043】
また、利用者が、各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」の操作キー31とは異なる他の文字の操作キー31を押下すると、外付けキーボード4のCPU34は、この他の文字の操作キー31をI/F部33を介して操作表示部3に通知する。操作表示部3のCPU27は、この他の文字をI/F部25を介して通知されると、各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」のボタン44a〜44fのいずれも指示されていないことを判定し、この他の文字の操作キー31の押下を誤操作とみなして、ブザー26を駆動して、このブザー26から警告音を発音させる。このため、利用者は、誤操作を直ちに察知することができる。
【0044】
この様に外付けキーボード4が操作表示部3に接続され、アルファベット表示が指示されたときには、外付けキーボード4の各操作キー31の文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」が表示部21の入力画面41Bの各ボタン44a〜44fに表示される。そして、各ボタン44a〜44fを操作する代わりに、各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」の操作キー31を操作することにより、各ボタン44a〜44fの制御項目についての入力を行うことができる。これらの文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」の操作キー31をショートカットキーと称し、入力画面41B上の各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」の表示をショートカットキー表示と称する。
【0045】
尚、外付けキーボード4が操作表示部3に接続され、平仮名表示が指示されたときには、RAM24内の平仮名表示のデータテーブルが検索されて、各ボタン44a〜44fに対応付けられた外付けキーボード4の各操作キー31の文字「と」、「り」、「し」、「の」、「よ」、及び「は」が読み出され、図6の入力画面41Aが図8に示す様な入力画面41Cに切替えられる。この場合も、アルファベット表示と同様に、外付けキーボード4の各文字「と」、「り」、「し」、「の」、「よ」、及び「は」の操作キー31を操作することにより、各ボタン44a〜44fの制御項目についての入力を行うことができる。また、各文字「と」、「り」、「し」、「の」、「よ」、及び「は」の操作キー31下側の発光ダイオード32が点灯され、更に他の文字の操作キー31が押下されると、ブザー26から警告音が発音される。
【0046】
また、各ボタン44a〜44fと外付けキーボード4の各操作キー31とを対応付けたデータテーブルとして、他の内容のものを予め登録しても良い。例えば、各ボタン44a〜44fと外付けキーボード4の各操作キー31の文字「A」、「B」、「C」、「D」、「E」、及び「F」とを対応付けたデータテーブルを操作表示部3のRAM24に記憶しておき、図9に示す様な入力画面41Dを表示部21に表示しても良い。
【0047】
あるいは、各ボタン44a〜44fと外付けキーボード4の各操作キー31の文字「7」、「4」、「1」、「9」、「6」、及び「3」とを対応付けたデータテーブルを操作表示部3のRAM24に記憶しておき、図10に示す様な入力画面41Eを表示部21に表示しても良い。この入力画面41Eでは、各ボタン44a〜44fの文字「7」、「4」、「1」、「9」、「6」、及び「3」の配列が外付けキーボード4における該各操作キー31の文字「7」、「4」、「1」、「9」、「6」、及び「3」の配列に対応している。このため、入力画面41Eにおける文字の位置を参考にして、外付けキーボード4における同一文字の操作キー31を容易に見つけ出すことができ、使い勝手が向上する。
【0048】
更に、入力画面41Fの様に画像形成装置1を示す図形43上で各用紙カセット43a〜43dを表示し、各用紙カセット43a〜43dと外付けキーボード4の各操作キー31の文字「1」、「2」、「3」、及び「4」とを対応付けたデータテーブルを操作表示部3のRAM24に記憶しておき、図11に示す様な入力画面41Fを表示部21に表示しても良い。この場合は、外付けキーボード4の各文字「1」、「2」、「3」、及び「4」の操作キー31が選択的に押下されると、外付けキーボード4のCPU34は、この押下された文字の操作キー31を検出し、この文字をI/F部33を介して操作表示部3に通知する。操作表示部3のCPU27は、この文字をI/F部25を介して通知されると、この文字を表示している用紙カセットが指示されたものとみなし、この指示された用紙カセットを主制御部2に通知する。主制御部2のCPU14は、この用紙カセットを通知されると、この用紙カセットを選択して、コピーの制御を進行させる。
【0049】
また、図9〜図11のいずれの入力画面を用いる場合でも、外付けキーボード4において入力画面に表示された各文字の操作キー31下側の発光ダイオード32が点灯され、更に他の文字の操作キー31が押下されると、操作表示部3のブザー26から警告音が発音される。
【0050】
更に、操作部22の操作により、RAM24内のデータテーブルの一部を書き換えても良い。例えば、アルファベット表示のデータテーブルの内容を表示部21に表示した状態で、操作部22の操作により、該データテーブルにおけるボタン44aに対応する操作キー31の文字「S」を文字「Q」に書き換えることを指示する。これに応答してCPU27は、RAM24内の該データテーブルにおけるボタン44aに対応する文字「S」を文字「Q」に書き換える。これにより、入力画面ではボタン44aに文字「Q」が表示されることになる。
【0051】
また、操作部22の操作により、ショートカットキー表示の禁止を指示しても良い。この場合、CPU27は、このショートカットキー表示の禁止の指示に従って、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されても、入力画面のショートカットキー表示を行わない様にする。
【0052】
ところで、主制御部2のCPU14は、入出力部11及びLAN17を介して、Eメール等を他の端末装置との間で送受することができる。例えば、スキャナー15により読み取られた原稿の画像を示す画像データをEメールに添付して送信する。このとき、操作性を考慮すると、画像形成装置1に付設の操作部22(タッチパネル及びテンキー等)を操作するよりも、外付けキーボード4を操作表示部3に接続し、外付けキーボード4を操作して、電子アドレス等を入力し、この電子アドレス等を操作表示部3経由で主制御部2のCPU14に入力するのが好ましい。そして、外付けキーボード4を操作するときには、外付けキーボード4と操作部22の両方を操作するよりも、外付けキーボード4のみを操作した方が、使い勝手が良い。
【0053】
従って、本実施例の様に外付けキーボード4の各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」の操作キー31を操作することにより、各ボタン44a〜44fの制御項目についての入力を行うことができれば、外付けキーボード4のみの操作により、Eメールの送信だけではなく、画像形成装置1の操作も可能になり、使い勝手が向上する。
【0054】
また、外付けキーボード4が接続されていないときには、操作キー31の文字が各ボタン44a〜44fに表示されないので、不要な情報の表示がなく、利用者を煩わせることがない。
【0055】
次に、本実施形態の画像形成装置1における入力画面の表示処理を、図12に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0056】
まず、操作表示部3のCPU27は、操作部22の操作によりショートカットキー表示の禁止が指示されているか否かを判定する(ステップS101)。例えば、操作部22の操作によりショートカットキー表示の禁止が指示されているときには、RAM24内の表示禁止フラッグをオンにし、また指示されていないときには、RAM24内の表示禁止フラッグをオフにし、この表示禁止フラッグのオンオフに基づいて、ショートカットキー表示の禁止が指示されているか否かの判定を行う。
【0057】
そして、CPU27は、RAM24内の表示禁止フラッグがオンであって、ショートカットキー表示の禁止が指示されていれば(ステップS101で「Yes」)、図6に示す様なショートカットキー表示を含まない入力画面41Aを表示部21に表示する(ステップS102)。この場合、画像形成装置1の動作の進行状況に応じて、表示部21に表示されている入力画面が更新されても、入力画面にショートカットキー表示がなされることはなく、操作部22のみの操作により入力を行うことになる。
【0058】
また、CPU27は、RAM24内の表示禁止フラッグがオフであって、ショートカットキー表示の禁止が指示されていなければ(ステップS101で「No」)、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されているか否かを判定する(ステップS103)。そして、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されていなければ(ステップS103で「No」)、ショートカットキー表示を含まない入力画面を表示部21に表示する(ステップS102)。
【0059】
また、CPU27は、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されていれば(ステップS103で「Yes」)、外付けキーボード4の操作によりアルファベット表示が指示されているか否かを判定する(ステップS104)。
【0060】
そして、CPU27は、外付けキーボード4の操作によりアルファベット表示が指示されていれば(ステップS104で「Yes」)、RAM24内のアルファベット表示のデータテーブルを検索して、例えば図7に示す様な入力画面41Bを表示部21に表示する(ステップS105)。この状態では、先に述べた様に外付けキーボード4の各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」の操作キー31を操作することにより、各ボタン44a〜44fの制御項目についての入力を行うことができる。
【0061】
また、CPU27は、外付けキーボード4の操作により平仮名表示が指示されていれば(ステップS104で「No」)、RAM24内の平仮名表示のデータテーブルを検索して、例えば図8に示す様な入力画面41Bを表示部21に表示する(ステップS106)。この状態では、先に述べた様に外付けキーボード4の各文字「と」、「り」、「し」、「の」、「よ」、及び「は」の操作キー31を操作することにより、各ボタン44a〜44fの制御項目についての入力を行うことができる。
【0062】
次に、本発明の表示装置の第2実施形態を適用した画像形成装置について説明する。
【0063】
本実施形態の画像形成装置は、図1の画像形成装置1と同様の構成であり、操作表示部3の表示部21の入力画面の表示処理が異なる。
【0064】
本実施形態では、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されていなければ、図13に示す様なショートカットキー表示を含まない入力画面41Gが表示部21に表示され、また外付けキーボード4が操作表示部3に接続されていれば、図14に示す様なショートカットキー表示を含む入力画面41Hが表示部21に表示される。
【0065】
図13の入力画面41Gでは、画像形成装置1の動作の進行状況や制御項目を示す進行状況欄42と、画像形成装置1を示す図形43と、特別機能、両面コピー、仕上げ、コピー濃度、用紙、及び倍率というそれぞれの制御項目を示す各ボタン44a〜44fとが表示されている。進行状況欄42には、画像形成装置1の動作の進行状況及び制御項目を示すメッセージとして、「コピー中です。[C]でキャンセルできます。」が表示されている。このメッセージは、画像形成装置1によるコピーの実行中であること、及び該コピーが操作部22の「C」のキー(図示せず)の押下によりキャンセルされることを示している。
【0066】
この状態では、利用者の指が各ボタン44a〜44fのいずれかに接触して、任意のボタンが指示されると、この指示されたボタンの位置がタッチパネルにより検出され、このボタンの位置が操作部22からCPU27に通知される。そして、CPU27は、この通知された位置に基づいて、各ボタン44a〜44fのいずれが指示されたかを判定し、この指示されたボタンの応答動作を行う。また、利用者により操作部22の「C」のキーが指示されると、これに応答してCPU27は、コピーのキャンセルを主制御部2に通知する。主制御部2のCPU14は、このコピーのキャンセルを通知されると、実行中のコピーを中断させる。
【0067】
また、図14の入力画面41Hでは、外付けキーボード4の各操作キー31の文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」が各ボタン44a〜44fにそれぞれ表示されている。そして、進行状況欄42には、「コピー中です。[C](ESC)でキャンセルできます。」というメッセージが表示されている。このメッセージは、画像形成装置1によるコピーの実行中であること、及び該コピーが操作部22の「C」のキー又は外付けキーボード4の文字「ESC」の操作キー31の押下によりキャンセルされることを示している。従って、操作キー31の文字「ESC」が操作部22の「C」のキーに対応付けて表示されていると言える。
【0068】
ここで、操作表示部3のRAM24には、入力画面41Hの各ボタン44a〜44f並びに操作部22のキーと外付けキーボード4の各操作キー31とを対応付けたデータテーブルが予め登録されている。そして、CPU27は、このデータテーブルを参照して、外付けキーボード4の各操作キー31の文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」を各ボタン44a〜44fに表示し、操作キー31の文字「ESC」を進行状況欄42の「C」の隣に表示する。
【0069】
この状態では、利用者が、各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」の操作キー31のいずれかを押下すると、外付けキーボード4のCPU34は、この押下された文字の操作キー31を検出し、この文字をI/F部33を介して操作表示部3に通知する。操作表示部3のCPU27は、この文字をI/F部25を介して通知されると、この文字を表示しているボタンが指示されたものとみなし、このボタンの指示に対する応答動作を行う。
【0070】
また、利用者が、文字「ESC」の操作キー31を押下すると、外付けキーボード4のCPU34は、この文字「ESC」の操作キー31を検出し、この文字「ESC」をI/F部33を介して操作表示部3に通知する。操作表示部3のCPU27は、この文字「ESC」を通知されると、この文字「ESC」を対応付けられている操作部22の「C」のキーが指示されたものとみなし、コピーのキャンセルを主制御部2に通知する。主制御部2のCPU14は、このコピーのキャンセルを通知されると、実行中のコピーを中断させる。
【0071】
更に、コピーが終了すると、主制御部2のCPU14は、コピーの終了、及びコピーに引き続く次の動作の進行状況を操作表示部3に通知する。操作表示部3のCPU27は、コピーの終了、及びコピーに引き続く次の動作の進行状況を通知されると、進行状況欄42における「コピー中です。[C](ESC)でキャンセルできます。」というメッセージを消去し、次の動作の進行状況及び制御項目を示すメッセージを進行状況欄42に表示する。このとき、CPU27は、次の動作の制御項目についての入力が可能な操作部22のキーの文字や外付けキーボード4の操作キー31の文字を進行状況欄42に表示する。
【0072】
以降同様に、画像形成装置1の動作が変わって更新される度に、この更新された動作の進行状況及び制御項目を示すメッセージが進行状況欄42に表示され、この更新された動作の制御項目についての入力が可能な操作部22のキーの文字や外付けキーボード4の操作キー31の文字が進行状況欄42に表示される。
【0073】
この様に本実施形態では、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されたときには、外付けキーボード4の各操作キー31の文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、及び「R」が表示部21の入力画面41Hの各ボタン44a〜44fに表示されるだけではなく、外付けキーボード4の操作キー31の文字「ESC」が進行状況欄42で操作部22の「C」のキーに対応付けて表示される。
【0074】
また、動作が変わって更新される度に、進行状況欄42のメッセージも更新され、この更新された動作の制御項目についての入力が可能な操作部22のキーの文字や外付けキーボード4の操作キー31の文字が進行状況欄42に表示される。
【0075】
更に、外付けキーボード4が接続されていないときには、操作キー31の文字が各ボタン44a〜44fや進行状況欄42に表示されないので、不要な情報の表示がなく、利用者を煩わせることがない。
【0076】
尚、各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、「R」、及び「ESC」の操作キー31下側の発光ダイオード32の点灯を操作表示部3から外付けキーボード4に指示し、該各操作キー31下側の発光ダイオード32を点灯させても良い。また、他の操作キー31が押下されたときには、ブザー26から警告音を発音させても良い。
【0077】
次に、本実施形態の画像形成装置1における入力画面の表示処理を、図15に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0078】
まず、操作表示部3のCPU27は、操作部22の操作によりショートカットキー表示の禁止が指示されているか否かを判定する(ステップS201)。そして、CPU27は、ショートカットキー表示の禁止が指示されていれば(ステップS201で「Yes」)、図12に示す様なショートカットキー表示を含まない入力画面41Gを表示部21に表示する(ステップS202)。この場合、画像形成装置1の動作の進行状況に応じて、表示部21に表示されている入力画面が更新されても、入力画面にショートカットキー表示がなされることはなく、操作部22のみの操作により入力を行うことになる。
【0079】
また、CPU27は、ショートカットキー表示の禁止が指示されていなければ(ステップS201で「No」)、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されているか否かを判定する(ステップS203)。そして、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されていなければ(ステップS203で「No」)、ショートカットキー表示を含まない入力画面を表示部21に表示する(ステップS202)。
【0080】
また、CPU27は、外付けキーボード4が操作表示部3に接続されていれば(ステップS203で「Yes」)、RAM24内のデータテーブルを検索して、例えば図13に示す様な入力画面41Hを表示部21に表示する(ステップS204)。この状態では、先に述べた様に外付けキーボード4の各文字「S」、「W」、「O」、「D」、「P」、「R」、及び「ESC」の操作キー31を操作することにより、各ボタン44a〜44fの制御項目及び操作部22の「C」のキーの制御項目についての入力を行うことができる。
【0081】
そして、動作が変わって更新される度に、この更新された動作の進行状況及び制御項目を示すメッセージが進行状況欄42に表示され、この更新された制御項目についての入力が可能な操作部22のキーの文字や外付けキーボード4の操作キー31の文字が進行状況欄42に表示される。
【0082】
尚、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、多様に変形することができる。例えば、複数の外付けキーボード4のいずれが操作表示部3に接続されたときにも、接続された外付けキーボード4の各操作キーの文字が入力画面の各ボタン44a〜44fに表示される様にしても良い。この場合は、複数の外付けキーボード4別に、入力画面の各ボタン44a〜44fと外付けキーボード4の各操作キー31の文字とを対応付けしたデータテーブルを作成して、このデータテーブルを該外付けキーボード4の識別情報と共にRAM24に記憶しておく。そして、CPU27は、操作表示部3に接続された外付けキーボード4の識別情報に基づいて該外付けキーボード4のデータテーブルを選択し、このデータテーブルを検索して、該外付けキーボード4の各操作キー31の文字を入力画面の各ボタン44a〜44fに表示する。これにより、複数の利用者のいずれもが、自分の外付けキーボード4を使用することができる。
【0083】
また、本発明は、画像形成装置だけではなく、他の電子機器にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】本発明の表示装置の第1実施形態を適用した画像形成装置を概略的に示すブロック図である。
【図2】図1の画像形成装置における主制御部を示すブロック図である。
【図3】図1の画像形成装置における操作表示部を示すブロック図である。
【図4】図1の画像形成装置における外付けキーボードの概観を示す平面図である。
【図5】外付けキーボードを示すブロック図である。
【図6】図1の画像形成装置における操作表示部の入力画面の一例を示す図である。
【図7】外付けキーボードからの入力が可能な入力画面の一例を示す図である。
【図8】外付けキーボードからの入力が可能な入力画面の他の例を示す図である。
【図9】外付けキーボードからの入力が可能な入力画面の別の例を示す図である。
【図10】外付けキーボードからの入力が可能な入力画面の更に他の例を示す図である。
【図11】外付けキーボードからの入力が可能な入力画面の更に別の例を示す図である。
【図12】図1の画像形成装置における入力画面の表示処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の表示装置の第2実施形態を適用した画像形成装置における操作表示部の入力画面の一例を示す図である。
【図14】外付けキーボードからの入力が可能な入力画面の一例を示す図である。
【図15】第2実施形態の画像形成装置における入力画面の表示処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0085】
1 画像形成装置
2 主制御部
3 操作表示部
4 外付けキーボード
11 入出力部
12、23 ROM
13、24 RAM
14、27、34 CPU
15 スキャナー
16 プリンター
17 LAN
21 表示部
22 操作部
25、33 I/F部
26 ブザー
31 操作キー
32 発光ダイオード
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器の動作に係わる制御項目を表示する表示部と、この表示部に表示された制御項目についての入力を行うための入力部とを備え、複数の操作キーを有する外付けキーボードが着脱自在に接続される電子機器の表示装置において、
この表示装置に外付けキーボードが接続されたか否かを検出する検出手段と、
この検出手段により外付けキーボードの接続が検出されているときには、外付けキーボードの操作キーを前記制御項目についての入力を行うために割り当て、この操作キーの文字を該制御項目に対応付けて表示部に表示させる制御手段と
を備えることを特徴とする電子機器の表示装置。
【請求項2】
操作キーの文字を制御項目に対応付けて表示部に表示させるか否かを入力指示する表示切替え指示手段を備え、
制御手段は、表示切替え指示手段の入力指示に応じて表示部での操作キーの文字の表示及び非表示を切替えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の表示装置。
【請求項3】
操作キーの文字として、複数種類の文字を記憶した記憶手段と、
記憶手段内の複数種類の文字のいずれかを、制御項目に対応付けて表示部に表示される文字として選択する選択手段と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の表示装置。
【請求項4】
制御項目についての入力を行うために割り当てられる操作キーを他の操作キーに切替えるキー切替え手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の表示装置。
【請求項5】
外付けキーボードは、各操作キーに対応するそれぞれの点灯部を有し、
制御手段は、制御項目に対応付けて表示部に表示される文字の操作キーに対応する点灯部を点灯させることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の表示装置。
【請求項6】
制御手段は、制御項目に対応付けて表示部に表示された文字の操作キーとは異なる他の操作キーが操作されたときに、警告を発することを特徴とする請求項1に記載の電子機器の表示装置。
【請求項7】
制御手段は、表示部の画面における各操作キーの文字の配列を外付けキーボードにおける該各操作キーの文字の配列に対応付けることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の表示装置。
【請求項8】
複数の外付けキーボード別に、外付けキーボードの操作キーの文字と制御項目との対応付けを該外付けキーボードの識別情報と共に記憶する記憶手段を備え、
制御手段は、表示装置に接続された外付けキーボードの識別情報に基づいて、該外付けキーボードの操作キーの文字と制御項目との対応付けを記憶手段から読み出して用いることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の表示装置。
【請求項9】
画像形成装置の動作に係わる制御項目を表示する表示部と、この表示部に表示された制御項目についての入力を行うための入力部とを備え、複数の操作キーを有する外付けキーボードが着脱自在に接続される画像形成装置の表示装置において、
この表示装置に外付けキーボードが接続されたか否かを検出する検出手段と、
この検出手段により外付けキーボードの接続が検出されているときには、画像形成装置の動作の進行状況に応じて、外付けキーボードの操作キーを前記制御項目についての入力を行うために割り当て、該操作キーの文字を該制御項目に対応付けて表示部に表示させる制御手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置の表示装置。
【請求項10】
表示部は、画像形成装置を示す図を表示して、この図上に、制御項目として画像形成装置の対象箇所を表示し、
制御部は、操作キーの文字を該対象箇所に表示することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置の表示装置。
【請求項1】
電子機器の動作に係わる制御項目を表示する表示部と、この表示部に表示された制御項目についての入力を行うための入力部とを備え、複数の操作キーを有する外付けキーボードが着脱自在に接続される電子機器の表示装置において、
この表示装置に外付けキーボードが接続されたか否かを検出する検出手段と、
この検出手段により外付けキーボードの接続が検出されているときには、外付けキーボードの操作キーを前記制御項目についての入力を行うために割り当て、この操作キーの文字を該制御項目に対応付けて表示部に表示させる制御手段と
を備えることを特徴とする電子機器の表示装置。
【請求項2】
操作キーの文字を制御項目に対応付けて表示部に表示させるか否かを入力指示する表示切替え指示手段を備え、
制御手段は、表示切替え指示手段の入力指示に応じて表示部での操作キーの文字の表示及び非表示を切替えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の表示装置。
【請求項3】
操作キーの文字として、複数種類の文字を記憶した記憶手段と、
記憶手段内の複数種類の文字のいずれかを、制御項目に対応付けて表示部に表示される文字として選択する選択手段と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の表示装置。
【請求項4】
制御項目についての入力を行うために割り当てられる操作キーを他の操作キーに切替えるキー切替え手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の表示装置。
【請求項5】
外付けキーボードは、各操作キーに対応するそれぞれの点灯部を有し、
制御手段は、制御項目に対応付けて表示部に表示される文字の操作キーに対応する点灯部を点灯させることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の表示装置。
【請求項6】
制御手段は、制御項目に対応付けて表示部に表示された文字の操作キーとは異なる他の操作キーが操作されたときに、警告を発することを特徴とする請求項1に記載の電子機器の表示装置。
【請求項7】
制御手段は、表示部の画面における各操作キーの文字の配列を外付けキーボードにおける該各操作キーの文字の配列に対応付けることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の表示装置。
【請求項8】
複数の外付けキーボード別に、外付けキーボードの操作キーの文字と制御項目との対応付けを該外付けキーボードの識別情報と共に記憶する記憶手段を備え、
制御手段は、表示装置に接続された外付けキーボードの識別情報に基づいて、該外付けキーボードの操作キーの文字と制御項目との対応付けを記憶手段から読み出して用いることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の表示装置。
【請求項9】
画像形成装置の動作に係わる制御項目を表示する表示部と、この表示部に表示された制御項目についての入力を行うための入力部とを備え、複数の操作キーを有する外付けキーボードが着脱自在に接続される画像形成装置の表示装置において、
この表示装置に外付けキーボードが接続されたか否かを検出する検出手段と、
この検出手段により外付けキーボードの接続が検出されているときには、画像形成装置の動作の進行状況に応じて、外付けキーボードの操作キーを前記制御項目についての入力を行うために割り当て、該操作キーの文字を該制御項目に対応付けて表示部に表示させる制御手段と
を備えることを特徴とする画像形成装置の表示装置。
【請求項10】
表示部は、画像形成装置を示す図を表示して、この図上に、制御項目として画像形成装置の対象箇所を表示し、
制御部は、操作キーの文字を該対象箇所に表示することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置の表示装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2006−146330(P2006−146330A)
【公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−332008(P2004−332008)
【出願日】平成16年11月16日(2004.11.16)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年11月16日(2004.11.16)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】
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