説明

電子機器

【課題】二つの構成部分の間にリング部材を設けて構成される筐体の側面に、筐体を厚くすることなくスイッチを設けることができる電子機器を提供する。
【解決手段】第1筐体部材23および第2筐体部材24により略箱状に形成された筐体20の、第1筐体部材23と第2筐体部材間24の境界に沿って設けられたパネル40を避けずに、パネル40にサイドキー50を設けたので、サイドキー50を設けるために筐体20の厚さを増すのを回避できる。すなわち、第1筐体部材23は、筐体20の外側を向いて設けられた第1壁部231に、第2筐体部材24側が開放された貫通孔233を有しており、この貫通孔233にサイドキー50が取り付けられる。サイドキー50は、貫通孔233に配置されており、キートップ51が外部露出する。キートップ51は、キートップ51の背面に取り付けられ、かつ、第1壁部231における筐体20の内側を向く面523に設けられた保持手段41に保持される保持シート52に取り付けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、二つの部分で構成される筐体の側面にスイッチを有する電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、二つの部分で構成される筐体の側面にスイッチを有する電子機器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図9に示すように、特許文献1に記載の電子機器100は、ケース101とカバー(図示省略)によって筐体102が構成されており、筐体102は、上下に2分割可能となっている。筐体102において、ケース101にはボタン取付穴103が設けられており、ケース101の内面のボタン取付穴103の左右両側には、溝部104が設けられている。溝部104は、全体L字型及び逆L字型のリブ105と,その内側に短い直線状のリブ106を有する。溝部104には板金製プレート107の両端107A,107Aをスライド挿入してケース側壁に対して垂直な方向及び筐体の長手方向への固定保持が行なわれるようになっている。
【0003】
プレート107の前面には、フレキシブルプリント板109の一端に取り付けられたダイヤフラム110が配設される。ダイヤフラム110の前面には、ボタン108が配設される。ダイヤフラム110の前面には凸部110Aが設けられており、ボタン108にはダイヤフラム110の凸部110Aが嵌合する凹部108Aが設けられている。
従って、ボタン108とダイヤフラム110は、一体となっており、ボタン108の凹部108Aを押圧することにより、フレキシブルプリント板109上の凸部110Aが押圧される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平05−308195号公報(第2図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、二つの部分で構成される筐体の間に、リング部材等のパネルが設けられる場合がある。このような場合において筐体の側面にスイッチを設ける場合に、リング部材等のパネルを避けてスイッチを設けると、筐体が厚くなるという問題があった。
【0006】
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、二つの構成部分の間にリング部材等のパネルを設けて構成される筐体の側面に、筐体の側面方向(幅方向)に筐体を厚くすることなくスイッチを設けることができる電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の電子機器は、第1筐体部材および第2筐体部材により略箱状に形成された筐体と、前記筐体における前記第1筐体部材および前記第2筐体部材間の境界に沿うパネルと、前記パネルに設けられたサイドキーと、を備え、前記第1筐体部材は、第1壁部と、前記第1壁部に設けられた貫通孔と、を有し、前記パネルは、前記貫通孔に対応する位置に保持手段を有し、前記サイドキーは、前記貫通孔に対応する位置に配置されて外部露出するキートップと、前記キートップの背面に取り付けられて、前記保持手段に保持される保持シートと、を有し、前記保持手段は、前記第1筐体部材の前記第1壁部と、前記第2筐体部材と、により挟まれたものである。
【0008】
また、本発明の電子機器は、第1筐体部材および第2筐体部材により略箱状に形成された筐体と、前記筐体における前記第1筐体部材および前記第2筐体部材間の境界に沿うパネルと、前記パネルに設けられたサイドキーと、を備え、前記第1筐体部材が、前記筐体の外側を向く第1壁部と、前記第1壁部に対して交差するとともに前記第2筐体部材側を向く第1支持面と、前記第1壁部に設けられるとともに前記第2筐体部材側が開放された貫通孔と、を有し、前記サイドキーが、前記貫通孔に配置されて外部露出するキートップと、前記キートップを前記第1壁部に保持するために前記キートップの背面に取り付けられ、かつ、前記第1壁部における前記筐体の内側を向く面に設けられた保持手段に保持される保持シートと、を有し、前記保持手段が、前記保持シートにおける前記第1筐体部材側の第1縁部を支持する第1シート支持面と、前記第1縁部に隣り合うとともに互いに平行な一対の第2縁部を支持する一対の第2シート支持面と、前記各第2シート支持面に対して交差するとともに前記保持シートにおける前記筐体の内側を向く面を支持する一対の第3シート支持面とを有するものである。
【0009】
また、本発明の電子機器は、前記パネルが、前記第1筐体部材および前記第2筐体部材間の境界に沿って前記筐体を周回する環状であるものである。
【0010】
さらに、本発明の電子機器は、前記保持シートが、前記保持手段に対して前記第2筐体部材側から差し込まれるものである。
【0011】
さらに、本発明の電子機器は、第1筐体部材および第2筐体部材により略箱状に形成された筐体と、前記筐体における前記第1筐体部材および前記第2筐体部材間の境界に沿うパネルと、前記パネルに設けられたサイドキーと、を備え、前記第1筐体部材が、前記筐体の外側を向く第1壁部と、前記第1壁部に対して交差するとともに前記第2筐体部材側を向く第1支持面と、前記第1壁部に設けられるとともに前記前記第2筐体部材側が開放された貫通孔と、を有し、前記第2筐体部材が、前記第1壁部の一部を覆う第2壁部と、前記第2壁部の先端に設けられて前記第1支持面と対面する第2支持面とを備え、前記パネルが、前記第1壁部、前記第1支持面および前記第2支持面に接触し、前記サイドキーが、前記貫通孔に配置されて外部露出するキートップと、前記キートップを前記第1壁部に保持するために前記キートップの背面に取り付けられ、かつ、前記第1壁部における前記筐体の内側を向く面に設けられた保持手段に保持される保持シートと、を有し、前記保持手段が、前記保持シートにおける前記第1筐体部材側の第1縁部を支持する第1シート支持面と、前記第1縁部に隣り合うとともに互いに平行な一対の第2縁部を支持する一対の第2シート支持面と、前記各第2シート支持面に対して交差するとともに前記保持シートにおける前記筐体の内側を向く面を支持する一対の第3シート支持面とを有し、前記保持シートが、前記保持手段に対して前記第2筐体部材側から差し込まれるものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、第1筐体部材および第2筐体部材により略箱状に形成された筐体の、第1筐体部材と第2筐体部材間の境界に沿って設けられたパネルを避けずに、パネルにサイドキーを設けたので、サイドキーを設けるために筐体の側面方向(幅方向)に筐体の厚さを増すのを回避できるという効果を有する電子機器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】(A)は本発明に係る実施形態の携帯端末の斜視図、(B)は携帯端末の側面図
【図2】携帯端末の蓋部材を筐体から外して裏返した状態の斜視図
【図3】筐体の分解斜視図
【図4】図1(B)中IV−IV位置における筐体の一般部の断面図
【図5】サイドキーを第2パネルを介してカバーに取り付ける構造を示す分解斜視図
【図6】サイドキーおよび保持手段の分解斜視図
【図7】サイドキーを保持している保持手段の斜視図
【図8】(A)図1(B)中A−A位置の断面図、(B)は図1(B)中B−B位置の断面図
【図9】従来の電子機器におけるサイドキー取付け部の分解斜視図
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明に係る実施形態の電子機器について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本発明に係る実施形態の電子機器としての携帯端末10は、筐体20と、筐体20の裏面(図1において上側面)を覆う蓋部材11を有する。筐体20および蓋部材11は、略同じ平面寸法の矩形状を有しており、互いに相手を覆うようになっている。
すなわち、図2に示すように、略箱状の筐体20に設けられている電池パック21は蓋部材11により覆われ、筐体20に設けられているカメラユニット22は、蓋部材11に設けられているカメラ用開口部12から露出するようになっている。
【0015】
図2および図3に示すように、筐体20は、第1筐体部材であるカバー23および第2筐体部材であるケース24により略箱状に形成される。カバー23とケース24との間には、第1パネル30および第2パネル40が、カバー23およびケース24の積層方向(図2および図3において上下方向)に配列されて設けられている。
第1パネル30および第2パネル40の少なくとも一方(ここでは両方)は、カバー23とケース24との境界に沿って周回する環状となっている。
【0016】
図4に示すように、カバー23は、筐体20の外側(図4において右側)を向く第1壁部231と、第1壁部231に対して交差するとともにケース24側(上側)を向く第1支持面232と、を有する。
ケース24は、カバー23の第1壁部231の一部を覆う第2壁部241と、この第2壁部241の先端(図4において下端)に設けられてカバー23の第1支持面232と対面する第2支持面242を有する。
【0017】
第1パネル30は、カバー23の第1壁部231および第1支持面232に接触するとともに、第2パネル40に接触する。従って、第1パネル30は、カバー23と第2パネル40により挟まれる。
一方、第2パネル40は、カバー23の第1壁部231、ケース24の第2支持面242および第1パネル30に接触する。従って、第2パネル40は、第1パネル30とケース24との間に挟まれる。
【0018】
図1および図2に示すように、筐体20の側面には、サイドキー50A、50B、50Cが設けられている。これに対応して、蓋部材11の側面下端部には、サイドキー用開口部111A、111B、111Cが設けられている(図8(A)参照)。
また、図3に示すように、ケース24の側面下端部には、サイドキー用開口部111A、111B、111Cに対応して、サイドキー用開口部243A、243B、243Cが設けられている(図8(A)参照)。
【0019】
図3に示すように、ケース24のサイドキー用開口部243A、243B、243Cに対応して、カバー23の第1壁部231には、ケース24側が開放された貫通孔233A、233B、233Cが設けられている(図8(A)参照)。
なお、サイドキー50A、50B、50Cについて取付け構造が共通するので、以下の説明においては、特に区別する場合を除いて「サイドキー50」および「貫通孔233」で総称し、サイドキー50Aの場所について説明することとする。
【0020】
図5および図6に示すように、サイドキー50は、貫通孔233に配置されて外部に露出するキートップ51と、キートップ51を背面側(筐体20の内側)から支持する保持シート52を有する。保持シート52は、キートップ51より大きな矩形板状部材であり、例えばシリコン製の樹脂シートとすることができる。
これにより、キートップ51を押圧することにより保持シート52は容易に撓むので、筐体20の内側に設けられているスイッチ機構(図示省略)に当接して、確実に操作することができる。
【0021】
図3に示すように、第2パネル40における筐体20の内側を向く面には、カバー23の貫通孔233に対応して、サイドキー50を保持する保持手段41が設けられている。
図6および図8(B)に示すように、保持手段41は、第1シート支持面411と、一対の第2シート支持面412、412と、一対の第3シート支持面413、413とを有する。
【0022】
第1シート支持面411は、サイドキー50の保持シート52におけるカバー23側(図6において下側)の第1縁部521を支持する。一対の第2シート支持面412、412は、第1縁部521に隣り合うとともに互いに平行な一対の第2縁部522、522を支持する。一対の第3シート支持面413、413は、各第2シート支持面412に対して交差するとともに保持シート52における筐体20の内側を向く面(内面523)を支持する。
【0023】
保持シート52は、保持手段41に対してケース24側(図6において上側)から下方へ差し込むことができる。
これにより、図7に示すように、保持シート52は、第2パネル40設けられた保持手段41に保持され、サイドキー50は第2パネル40およびカバー23を介して筐体20に取り付けられる。
ここで、第2パネル40は、貫通孔233に対応する位置に保持手段41を有している。また、保持手段41の幅は、貫通孔233の幅よりも長いか、又は、保持手段41の高さは、貫通孔233の高さよりも高いことが好ましい。そして、保持手段41は、第1筐体部材23の第1壁部231と、第2筐体部材24と、により挟まれている(または挟持されている)。これにより、サイドキー50を第2パネル40に保持していながらも筐体20(第1筐体部材23と第2筐体部材24)で保持手段41を挟むことで強度的な課題が軽減される。
【0024】
以上、説明した本発明に係る実施形態の携帯端末10によれば、カバー23およびケース24により略箱状に形成された筐体20の、カバー23とケース24間の境界に沿って設けられた第2パネル40を避けずに、第2パネル40にサイドキー50を設けたので、サイドキー50を設けるために筐体の側面方向(幅方向)に筐体20の厚さを増すのを回避できる。また、サイドキー50を第2パネル40に保持していながらも筐体20(第1筐体部材23と第2筐体部材24)で保持手段41を挟むことで強度的な課題が軽減される。
なお、上記では、第1壁部231は第1筐体部材23の一部として同一部材として構成するとして説明したが、第1壁部231と第1筐体部材23(第1壁部231の部分は除いた本体部材)とを別部材で構成してもよい。
【0025】
カバー23は、筐体20の外側を向く第1壁部231と、第1壁部231に対して交差するとともにケース24側を向く第1支持面232とを有する。また、カバー23は、第1壁部231に、ケース24側が開放された貫通孔233を有しており、この貫通孔233にサイドキー50が取り付けられる。
【0026】
サイドキー50は、貫通孔233に配置されており、キートップ51が外部露出する。キートップ51は、キートップ51の背面に取り付けられ、かつ、第1壁部231における筐体20の内側を向く面に設けられた保持手段41に保持される保持シート52に取り付けられる。
【0027】
保持手段41は、保持シート52を保持するために、第1シート支持面411、第2シート支持面412、第3シート支持面413を有する。第1シート支持面411は、保持シート52におけるカバー23側の第1縁部521を支持する。また、第2シート支持面412は、第1縁部521に隣り合うとともに互いに平行な一対の第2縁部522を支持すべく、対向して一対設けられている。また、第3シート支持面413は、一対の第2シート支持面412と、各第2シート支持面412に対して交差するとともに保持シート52における筐体20の内側を向く内面523を支持すべく一対設けられている。
【0028】
第2パネル40は、カバー23およびケース24間の境界に沿って筐体20を周回する環状であるので、サイドキー50を設ける位置の選択の自由度が増す。
【0029】
保持シート52は、保持手段41に対してケース24側から差し込まれる。
【0030】
カバー23およびケース24により略箱状に形成された筐体20の、カバー23とケース24間の境界に沿って設けられたパネルを避けずに、パネルにサイドキー50を設けたので、サイドキー50を設けるために筐体20の厚さを増すのを回避できる。
カバー23は、筐体20の外側を向く第1壁部231と、第1壁部231に対して交差するとともにケース24側を向く第1支持面232とを有する。また、ケース24は、第1壁部231の一部を覆う第2壁部と、第2壁部の先端に設けられて第1支持面232と対面する第2支持面とを有する。パネルは、第1壁部231、第1支持面232、第2支持面に接触して取り付けられる。また、カバー23は、第1壁部231に、ケース24側が開放された貫通孔233を有しており、この貫通孔233にサイドキー50が取り付けられる。
【0031】
サイドキー50は、貫通孔233に配置されており、キートップ51が外部露出する。キートップ51は、キートップ51の背面に取り付けられ、かつ、第1壁部231における筐体20の内側を向く面に設けられた保持手段41に保持される保持シート52に取り付けられる。
【0032】
保持手段41は、保持シート52を保持するために、第1シート支持面411、第2シート支持面412、第3シート支持面413を有する。第1シート支持面411は、保持シート52におけるカバー23側の第1縁部521を支持する。また、第2シート支持面412は、第1縁部521に隣り合うとともに互いに平行な一対の第2縁部522を支持すべく、対向して一対設けられている。また、第3シート支持面413は、一対の第2シート支持面412と、各第2シート支持面412に対して交差するとともに保持シート52における筐体20の内側を向く内面523を支持すべく一対設けられている。
そして、保持シート52は、保持手段41に対してケース24側から差し込まれる。
【0033】
なお、本発明の電子機器は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
例えば、前述した実施形態においては、3個のサイドキー50A、50B、50Cを設けた場合を例示したが、本発明は、個数を制限するものではない。3個以上のサイドキーを設ける場合にも適用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0034】
以上のように、本発明にかかる電子機器は、第1筐体部材および第2筐体部材により略箱状に形成された筐体の、第1筐体部材と第2筐体部材間の境界に沿って設けられたパネルを避けずに、パネルにサイドキーを設けたので、サイドキーを設けるために筐体の側面方向(幅方向)に筐体の厚さを増すのを回避できるという効果を有し、筐体の側面にスイッチを有する電子機器等として有用である。
【符号の説明】
【0035】
10 携帯端末(電子機器)
11 蓋部材
20 筐体
23 カバー(第1筐体部材)
231 第1壁部
232 第1支持面
233 貫通孔
24 ケース(第2筐体部材)
30 第1パネル
40 第2パネル(パネル)
41 保持手段
411 第1シート支持面
412 第2シート支持面
413 第3シート支持面
50 サイドキー
51 キートップ
52 保持シート
521 第1縁部
522 第2縁部
523 内面(筐体の内側を向く面)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1筐体部材および第2筐体部材により略箱状に形成された筐体と、
前記筐体における前記第1筐体部材および前記第2筐体部材間の境界に沿うパネルと、
前記パネルに設けられたサイドキーと、を備え、
前記第1筐体部材は、第1壁部と、前記第1壁部に設けられた貫通孔と、を有し、
前記パネルは、前記貫通孔に対応する位置に保持手段を有し、
前記サイドキーは、前記貫通孔に対応する位置に配置されて外部露出するキートップと、前記キートップの背面に取り付けられて、前記保持手段に保持される保持シートと、を有し、
前記保持手段は、前記第1筐体部材の前記第1壁部と、前記第2筐体部材と、により挟まれた電子機器。
【請求項2】
第1筐体部材および第2筐体部材により略箱状に形成された筐体と、
前記筐体における前記第1筐体部材および前記第2筐体部材間の境界に沿うパネルと、
前記パネルに設けられたサイドキーと、を備え、
前記第1筐体部材が、前記筐体の外側を向く第1壁部と、前記第1壁部に対して交差するとともに前記第2筐体部材側を向く第1支持面と、前記第1壁部に設けられるとともに前記第2筐体部材側が開放された貫通孔と、を有し、
前記サイドキーが、前記貫通孔に配置されて外部露出するキートップと、前記キートップを前記第1壁部に保持するために前記キートップの背面に取り付けられ、かつ、前記第1壁部における前記筐体の内側を向く面に設けられた保持手段に保持される保持シートと、を有し、
前記保持手段が、前記保持シートにおける前記第1筐体部材側の第1縁部を支持する第1シート支持面と、前記第1縁部に隣り合うとともに互いに平行な一対の第2縁部を支持する一対の第2シート支持面と、前記各第2シート支持面に対して交差するとともに前記保持シートにおける前記筐体の内側を向く面を支持する一対の第3シート支持面とを有する電子機器。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の電子機器において、
前記パネルが、前記第1筐体部材および前記第2筐体部材間の境界に沿って前記筐体を周回する環状である電子機器。
【請求項4】
請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1項に記載の電子機器において、
前記保持シートが、前記保持手段に対して前記第2筐体部材側から差し込まれる電子機器。
【請求項5】
第1筐体部材および第2筐体部材により略箱状に形成された筐体と、
前記筐体における前記第1筐体部材および前記第2筐体部材間の境界に沿うパネルと、
前記パネルに設けられたサイドキーと、を備え、
前記第1筐体部材が、前記筐体の外側を向く第1壁部と、前記第1壁部に対して交差するとともに前記第2筐体部材側を向く第1支持面と、前記第1壁部に設けられるとともに前記前記第2筐体部材側が開放された貫通孔と、を有し、
前記第2筐体部材が、前記第1壁部の一部を覆う第2壁部と、前記第2壁部の先端に設けられて前記第1支持面と対面する第2支持面とを備え、
前記パネルが、前記第1壁部、前記第1支持面および前記第2支持面に接触し、
前記サイドキーが、前記貫通孔に配置されて外部露出するキートップと、前記キートップを前記第1壁部に保持するために前記キートップの背面に取り付けられ、かつ、前記第1壁部における前記筐体の内側を向く面に設けられた保持手段に保持される保持シートと、を有し、
前記保持手段が、前記保持シートにおける前記第1筐体部材側の第1縁部を支持する第1シート支持面と、前記第1縁部に隣り合うとともに互いに平行な一対の第2縁部を支持する一対の第2シート支持面と、前記各第2シート支持面に対して交差するとともに前記保持シートにおける前記筐体の内側を向く面を支持する一対の第3シート支持面とを有し、
前記保持シートが、前記保持手段に対して前記第2筐体部材側から差し込まれる電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−235259(P2012−235259A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−101619(P2011−101619)
【出願日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】