説明

食物処理システム

【課題】食材を処理する装置、システム、及び方法を提供する。
【解決手段】食物処理システムは消費用食物を保持し調理することができる。開示した実施形態は、食材の乾燥、粉砕、製粉、分配、又はそれ以外の処理に直ちにかつ便利に使用することができる。また、開示した実施形態は、つめ車輪と駆動機構との間の傾斜面を利用する駆動機構を提供する。該駆動機構は該つめ車輪を回転させ、つめ車輪を駆動車輪の方へ移動させ、これと係合させて、該駆動車輪の回転を開始させ、その後、該つめ車輪を該駆動車輪から離し、駆動車輪が自由に回転するのを可能にする。該駆動車輪は本処理システムの処理部品に結合するよう構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、幾つかの実施形態において概ね処理システム、具体的には、食物処理システム(フードプロセッサー)に関する。
【背景技術】
【0002】
食物調理装置は、しばしば食物を処理するために使用される可動な内部部品を有する。例えば、サラダスピナーは外部ボウル内に入れ子状に収容された回転可能な内部バスケットを有する。サラダ材料が内部バスケットに入れられ、取り外し可能なカバーが内部バスケットと外部ボウルの両方を覆うのに使用される。次に内部バスケットを外部ボウルに対して回転させ、サラダ材料についた水を内部バスケットの孔を通して排出する。その水は外部ボウルで集められる。サラダスピナーはしばしば、内部バスケットの回転軸と同一線上の回転軸の周りを回転する可動ハンドルを有する。このハンドルの回転は内部バスケットを回転させる。他のタイプのサラダスピナーは回転可能な内部バスケットを駆動するために使用される直線的に往復するハンドルを有する。このようなサラダスピナーの駆動組立体はハンドルの直線往復運動を内部バスケットの回転運動に変換する。
【0003】
スパイス粉砕機、例えば胡椒粉砕機はしばしば回転可能なハンドルによって駆動される粉砕機構を備える。サラダスピナーと同様に、このハンドルは、該粉砕機構の回転可能な粉砕要素の回転軸に平行な回転軸の周りを回転する。胡椒を粉砕するために、使用者は胡椒粉砕機の本体をつかみ、ハンドルを該本体に対して回転させる。ハンドルは該粉砕要素を駆動し、粉砕要素が胡椒の実を粉砕する。次に粉砕された胡椒が胡椒粉砕機から引き続く消費のために落ちる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
幾つかの実施形態では、食物処理システムは、チャンバを画成する本体と、該本体に回動可能に結合された作動可能レバーと、該本体内に配置されたツールとを備える。該作動可能レバーはレバー回転軸の周りに開位置と閉位置の間を該本体に対して回動可能である。該ツールはツール回転軸の周りに該本体に対して回転可能である。該ツール回転軸は該レバー回転軸に非平行である。幾つかの実施形態では、本処理システムは、該作動可能レバーの該開位置と閉位置の間の回動に応答して該ツールが該ツール回転軸の周りに回転するよう該作動可能レバーを該ツールに接続する駆動システムを更に備える。
【0005】
他の実施形態では、食物処理システムは、本体と、該本体に取り外し可能に結合可能なカバーと、該本体と該カバーとによって少なくとも一部が画成された保持チャンバとを含む容器組立体を備える。該カバーは、該保持チャンバから離れた第1回転軸を画定するブラケットを有する。レバーシステムは該カバーに結合されている。該レバーシステムは開位置と閉位置の間を該第1回転軸の周りに回動可能である。駆動システムは該レバーシステムと該本体との間に延在する。該レバーシステムが該開位置と閉位置の間を回動する時、該本体の少なくとも一部は第2回転軸の周りに回転可能である。
【0006】
更に他の実施形態では、駆動システムは、処理対象の食品を保持するチャンバを有する食物処理システムの処理部品に回転運動を与え自由回転させるよう構成されている。該駆動システムは、第1軸に沿って延在する駆動シャフトに結合された作動器であって、該処理部品に結合されるよう構成された作動器と、該作動器を該駆動シャフトに結合する係合/分離機構であって、作動時、該駆動シャフトに係合し回転運動を該駆動シャフトに与え、作動後、該駆動シャフトから離れ該駆動シャフトの自由回転を可能にするよう構成された係合/分離機構とを備える。
【0007】
1つの実施形態では、該係合/分離機構は、該チャンバに対して回転可能に装着されるよう構成され、1つ以上の突起を有し、該作動器の作動に応答して回転する駆動機構を備える。また、該係合/分離機構は、該駆動機構に隣接し係合位置と分離位置の間を該第1軸に沿って移動可能なつめ車輪であって、第1面と、該第1面と反対側の第2面とを有し、該第1面は第1端と第2端とを持った傾斜縁部を備え、該第2面は円周方向に隔てられた複数の歯を有するつめ車輪を備える。
【0008】
1つの態様では、該係合/分離機構は、該駆動シャフトに結合され、円周方向に複数の駆動歯を有する駆動車輪を更に備え、該駆動機構の相対的回転前は、該つめ車輪は、該突起が該傾斜縁部の該第1端の近くに位置する該分離位置にあって、該駆動車輪から離れており、該駆動機構の相対的回転時は、該突起が該傾斜縁部に沿って該第2端の方へ移動し、該突起と該傾斜縁部の間の相互作用が該つめ車輪を回転させ該係合位置の方へ移動させ、該複数の歯の該複数の駆動歯との係合を可能にし、該駆動車輪と該駆動シャフトを回転させ、該突起が該第2端にほぼ到達すると、該駆動機構は相対的回転を止め、回転中の該つめ車輪が該駆動機構に対して回転して該分離位置に戻るのを可能にすることで、該複数の歯の該複数の駆動歯からの分離を可能にし、この分離後、該駆動車輪と該駆動シャフトとは自由に回転する。
【0009】
別の実施形態では、係合/分離機構を有する前記駆動機構を備える食物処理システムが提供される。
【0010】
更に別の実施形態によれば、処理対象の食品を保持するチャンバを有する食物処理システムの処理部品に回転運動を与え自由回転させるよう構成された駆動システムである。該駆動システムは、第1軸に沿って延在する駆動シャフトに結合された作動器であって、該処理部品に結合されるよう構成された作動器と、該作動器を該駆動シャフトに結合する係合/分離機構であって、作動時、該駆動シャフトに係合し回転運動を該駆動シャフトに与え、作動後、該駆動シャフトから離れ該駆動シャフトの自由回転を可能にするよう構成された係合/分離機構とを備える。
【0011】
1つの実施形態では、該係合/分離機構は、該チャンバに対して回転可能に装着され、1つ以上の構造フィーチャーを有する駆動機構と、係合位置と分離位置の間を該第1軸にほぼ平行な方向に移動可能なつめ車輪であって、第1面と、該第1面と反対側の第2面とを有し、該第1面は第1端と第2端とを持った傾斜縁部を備え、該第2面は円周方向に隔てられた複数の歯を有するつめ車輪とを備える。
【0012】
1つの態様では、該係合/分離機構は、該駆動シャフトに結合され、円周方向に複数の駆動歯を有する駆動車輪を更に備え、該つめ車輪の該傾斜面と該駆動機構の該構造フィーチャーとの間の相互作用は、該つめ車輪を回転させ、該係合位置の方へ移動させ該複数の歯の該複数の駆動歯との係合を可能にし、該駆動車輪に回転運動を与え、該傾斜面は、該構造フィーチャーに当接するよう構成された止め部材を有し、該駆動機構の相対的回転を停止させ、一方、該つめ車輪は回転を続け、該分離位置に移動し、該駆動車輪が自由に回転するのを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】1つの実施形態に係る処理システムの斜視図である。
【図2】図1の処理システムの展開斜視図である。
【図3】図1の線3‐3に沿った処理システムの断面図である。
【図4】処理システムの部分断面の側立面図であり、レバーは開位置にある。
【図5】図4の処理システムの側立面図であり、レバーは閉位置にある。
【図6】図1の処理システムの一部の部分断面図である。
【図7】1つの実施形態に係る上部カバーに結合されたレバーシステムの斜視図である。
【図8】上部カバーに結合されたレバーシステムの側立面図である。
【図9】上部カバーに結合されたレバーシステムの前立面図である。
【図10】1つの実施形態に係る処理システムの内部カバーの斜視図である。
【図11】図10の内部カバーの平面図である。
【図12】図10の内部カバーの側立面図である。
【図13】1つの実施形態に係る処理システムの内部容器の平面図である。
【図14】図13の内部容器の側立面図である。
【図15】図13の線15‐15に沿った内部容器の断面図である。
【図16】1つの実施形態に係る処理システムの外部容器の平面図である。
【図17】図16の外部容器の側立面図である。
【図18】図16の線18‐18に沿った外部容器の断面の立面図である。
【図19】別の実施形態に係る処理システムの斜視図である。
【図20】図19の線20‐20に沿った処理システムの断面図である。
【図21】処理システムの特定のデザインの外観図である。
【図22】処理システムの特定のデザインの外観図である。
【図23】処理システムの特定のデザインの外観図である。
【図24】処理システムの特定のデザインの外観図である。
【図25】処理システムの特定のデザインの外観図である。
【図26】処理システムの特定のデザインの外観図である。
【図27】処理システムの特定のデザインの外観図である。
【図28】1つの実施形態に係る処理システムの斜視図である。
【図29】1つの実施形態に係るカバー組立体の斜視図である。
【図30】1つの実施形態に係るカバー組立体の展開斜視図である。
【図31】1つの実施形態に係るカバー組立体の斜視図である。
【図32】1つの実施形態に係る回転可能な駆動組立体の一部の斜視図である。
【図33】1つの実施形態に係るカバー組立体の部品の斜視図である。
【図34】図33の部品の底面図である。
【図35】1つの実施形態に係る回転可能な駆動部材を示す。
【図36】1つの実施形態に係る回転可能な駆動部材を示す。
【図37】1つの実施形態に係る回転可能な駆動部材を示す。
【図38】1つの実施形態に係る回転可能な駆動部材を示す。
【図39】1つの実施形態に係る処理システムの側立面図である。
【図40】1つの実施形態に係る処理システムの底面図である。
【図41】1つの実施形態に係る処理システムの平面図である。
【図42】1つの実施形態に係る処理システムの前面図である。
【図43】1つの実施形態に係る処理システムの背面図である。
【図44】1つの実施形態に係る処理システムの斜視図である。
【図45】図44の処理システムの一部の斜視図である。
【図46】図44の処理システムの展開斜視図である。
【図47A】図44の処理システムの一部の斜視図である。
【図47B】図47Aの処理システムの一部の線47B‐47Bに沿った断面図である。
【図48A】図44の処理システムの一部の斜視図である。
【図48B】図48Aの処理システムの一部の展開斜視図である。
【図49】図44の処理システムの斜視図である。
【図50A】分離位置にある図44の処理システムの一部の側面図である。
【図50B】係合位置にある図50Aの処理システムの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本詳細な説明は概ね食材を処理するためのシステムに関して行われる。実施形態と構成の多くの特定の詳細が下記の記載と図1〜図27において説明され、これらの実施形態の完全な理解を可能にする。しかし、当業者は開示された実施形態が下記に記載された詳細のうち1つ以上がなくとも実施できることを理解するであろう。また、処理システムは食材の調理に関連して特定の有用性を有しているのでこれに関連して説明される。処理システムは、例えば、消費産物の乾燥、粉砕、分配、製粉、破砕、計量、又はそれ以外の処理又は供給に特に適している。
【0015】
本明細書及び添付の請求項において、文脈から明らかにそうでないのでなければ、1つの構成要素は複数の同じ構成要素を意味する場合があることは注意するべきである。例えば、レバーは1つのレバーまたは複数のレバーを意味する場合がある。また、文脈から明らかにそうでないのでなければ、用語「又は」は「及び/又は」の意味で通常使用されることは注意するべきである。
【0016】
図1〜図3は内に保持された内容物を回転させる処理システム100を例示する。処理システム100は本体106と、本体106に可動に結合されたレバーシステム110とを備える。本体106は、内部容器120及び/又は内部容器120を囲う外部容器122に取り外し可能に結合されたカバー組立体114を含む。レバーシステム110は、駆動システムハウジング145内に配置された駆動システム144を介して内部容器120に接続された作動可能レバー130を備える。レバー130を開位置(図1〜図4)から閉位置(図5)に動かすと、駆動システム144は内部容器120とこの容器内の内容物を外部容器122とカバー組立体114に対して回転させる。
【0017】
図2のカバー組立体114は内部容器120と外部容器122にそれぞれ適合する内部カバー136と外部カバー138とを備える。内部カバー136は突出した駆動部材140を備え、駆動部材140は駆動システム144と噛合し回転を内部カバー136とこれに結合された内部容器120とに与え、これらを一体として回転させるよう構成されている。
【0018】
図1〜図3の例示の駆動システム144は、レバー130の(図で見て)垂直方向の回動を内部容器120の(図で見て)水平方向の回転運動に変換する。他のタイプの駆動システムも使用することができる。
【0019】
内部容器120は、食事を用意するのに使用される野菜、果物、サラダ材料、及び他の消費される食品を含む食材等の1つ以上の物品を保持するのに適した孔開きバスケットであってもよい。幾つかの実施形態では、孔開きバスケット120は1食分以上のサラダ材料(例えば青野菜、レタス等)を保持する大きさである。バスケット120の収容容積は処理システム100を用いて調理される所望の食分数に基づいて選択できる。
【0020】
図3の例示の実施形態を含む幾つかの実施形態では、内部カバー136と内部容器120はある程度円筒形をした保持チャンバ150を画成する。内部容器120の底152と側壁156の両方と内部カバー136とによって例示の保持チャンバ150が形成されている。他の構成の保持チャンバも使用することができる。
【0021】
図3を引き続き参照すると、外部容器122は、内部容器120の外面の対応する凹部162に受容される細長い整列部材160を有してもよい。また、外部カバー138は、駆動部材140を貫通する通路170(図2参照)内に延びる細長い整列部材164を有してもよい。部材160、164は概ね円錐形の突起であり一緒に、内部容器120が外部容器122に対して周りを回転する容器回転軸172を画定する。他の好例の突起は円錐台形、弾丸形、又は回転軸を画定するのに適切な他の任意の形状である。
【0022】
チャンバ150は、内部容器120内に保持された任意の内容物も回転軸172の周りを回転するよう部材160、164の間に位置する。偏心運動の場合は、回転軸172はチャンバ150の対称軸からずれている。
【0023】
レバー130がレバー回転軸180の周りを回動する時、駆動システム144は内部容器120を回転させる。レバー130を閉位置に向けて回動させると(図4の矢印182で示す)、アーム186a、186b(186と総称する)はスライダ190を図4の矢印192で示されるように外方へ押す。スライダ190を反対方向に動かすには、レバー130を開位置に向けて回動させる。従って、レバー130を角変位させることでスライダ190を直線往復運動させることができる。
【0024】
図3に示すように、レバー回転軸180は容器回転軸172に非平行である。幾つかの実施形態では、レバー回転軸180はカバー組立体114の周囲の近くに位置し、チャンバ150から離れている。レバー回転軸180は、レバー130が容器回転軸172に対して概ね半径方向に向くよう容器回転軸172よりカバー組立体114の縁に近い。レバー回転軸180は他の向き及び位置にあってもよい。
【0025】
レバー130は角度α(図4)だけ回動可能である。幾つかの実施形態では、閉位置と開位置のレバー130が画成する角度αは、小さくとも約10度、20度、30度、40度、又は50度、70度、90度、又はこれらの角度を含む範囲である。レバー130を動かしている間、水平回転ハンドルを持つ従来のサラダスピナーと異なり、本体106は好都合にも支持面上に置かれてよい。
【0026】
内部容器120が十分に高い回転速度で回転する時、生成される遠心力が、内部容器120内に保持された内容物についた液体又は他の不要な物質を半径方向に内部容器120の開口に向って、次に通って移動させる。この放出された物質は、内部容器120と外部容器122の間に画成された空間200(図3参照)に集められ、その後、処分又は消費される。例えば、除去された物質が水である場合、この水は外部容器122の底202に沿って溜まる。
【0027】
図6と図7を参照すると、駆動システム144は外部カバー138に結合された回転ギア組立体210と、回転ギア組立体210の少なくとも一部に亘って可動なスライダ190と、レバー130とスライダ190の両方に回動可能に結合されたアーム186とを備える。回動アーム186はスライダ190の両側それぞれに配置され、対をなしている。
【0028】
アーム186a、186bの下端220、222はスライダ190に回動可能に結合されている。図9に示すように、アーム186a、186bの上端224、226はレバー130の底部230に回動可能に結合されている。このように、各アーム186a、186bはレバー130とスライダ190に回動可能に結合されている。
【0029】
図6の回転ギア組立体210は細長部材212と、細長部材212に固定結合されたギア234とを備える。細長部材212は第1端240と、第2端242と、第1と第2端240、242間に延在する細長部材本体244とを有する。ギア234は細長部材212の第2端242に結合されている。
【0030】
細長部材212はねじが切られ、スライダ190の貫通孔250(図3)を通って延在する。スライダ190の1つ以上の係合用フィーチャー(例えばスライダ190から貫通孔250内へ内方に延びる歯)は細長部材212の1つ以上の螺旋スロット252(図6)内に位置する。様々なタイプのねじを切った部材又はねじを細長部材212として使用できる。
【0031】
該係合用フィーチャーは従動子、突起、又は螺旋スロット252の側壁に当接してカムとして働くのに適切な他のタイプの要素であってよい。スライダ190が細長部材212に沿って縦方向に移動すると、該係合用フィーチャーはスロット252に沿ってスライドし、これにより細長部材212をその縦軸254の周りに回転させる。
【0032】
図6を引き続き参照すると、ギア234は内部カバー136の駆動部材140と駆動係合可能である。ギア234は傘歯車(螺旋傘歯車を含む)、平歯車、又はトルクを伝達するための適切なタイプの駆動部材であってもよい。例示のギア234は、駆動部材140の対応する歯と噛合するように並んだ歯を持つ傘歯車の形態である。
【0033】
外部カバー138は、図3に示すようにギア234の一部が通って延在するウィンドウ251を有する。また、外部カバー138はスライダ190にスライド可能に係合し回転を防止する直線ガイド部材260(図3)を有する。幾つかの実施形態では、必要であれば、直線ガイド部材260の底面262は、スライダ190の対応する外面と嵌合する形状の曲面である。様々なタイプの保持構造をスライダ190が回転しないようにするために使用できる。
【0034】
駆動システム114は内部容器120を自由に回転させるクラッチ又は他の機構を持つことができる。図3の例示の駆動システム114は細長部材212とギア234の間に結合された軸受253(例えば一方向軸受)を備える。軸受253のために、レバー130を動かすと、それと反対方向に内部部品は連続又は不連続に動くことができる。内部容器120の回転を維持するために、レバー130を繰り返し上下に動かすことができる。
【0035】
図6を参照すると、外部カバー138はレバー130を回動可能に保持するレバーブラケット269と、ギア組立体210を軸方向に保持する一対の装着ブラケット270、272とを備える。ギア組立体210の端240、282はそれぞれブラケット270、272に回転可能に保持される。図6〜図8の例示のブラケット270、272は端240、282を受容する大きさを持った曲面凹部を有している。幾つかの実施形態では、ブラケット270、272は、ギア組立体210を回転可能に保持するための軸受又は他の部品を備える。
【0036】
レバーブラケット269はレバー回転軸180を画定する。レバーブラケット269の幾つかの実施形態は、上述したようにチャンバ150の中心からずれたレバー回転軸180を画定することができる。様々なタイプのブラケットをレバー130をカバー組立体114に接続するために使用することができる。
【0037】
図10〜図12は概ね円形の本体273と、駆動部材140と、円筒形装着フランジ300とを有する内部カバー136を例示する。装着フランジ300は内部容器120の上部302(図3)に受容されるよう外縁302の近くに位置する。
【0038】
駆動部材140は本体273と一体で形成された概ね傘状の歯車である。駆動部材140は、部材164を受容する通路の形態の整列フィーチャー170を有する。従って、この整列フィーチャー170は、部材164の形状に概ね対応した形状を有してよい。例示の整列フィーチャー170は部材164をぴったりと受容する先細の通路である。内部容器120の回転時、部材164は整列フィーチャー170の内面に当接する。他のタイプの整列フィーチャー(例えば突起、スピンドル等)もカバー組立体114の適切な位置決めを維持するために使用することができる。
【0039】
図12を参照すると、フランジ300は、内部容器120に物理接触し内部カバー136と内部容器120の間の相対的動きを制限するか、低減するか、又はほぼ防ぐのに適した1つ以上のタブ312を備えてもよい。タブ312はフランジ300の円周に沿って均一又は不均一な間隔で配置されてよい。組み立てた時、回転ロックされた内部カバー136と内部容器120は容器回転軸172の周りを一緒に回転することができる。幾つかの実施形態では、内部容器120の上部302は、1つのタブ312をそれぞれ受容するよう構成された複数の受容用フィーチャー(例えばスロット、凹部等)のアレイを有する。所望の適合を達成するために様々なロック手段を使用することができる。他の実施形態では、タブのないフランジ300と上部302の間の摩擦性適合は、内部カバー136と内部容器120の間の不要な回転運動を防ぐのに十分である。追加して、又はこれに替えて、上部カバー138は、タブ又は他のロック手段を有した又は有していない装着フランジ300を有してもよい。
【0040】
図13〜図15の内部容器120は、細長い整列フィーチャー317と、保持空間324を協同して画成するある程度丸い底部320及び側壁322とを有する。整列フィーチャー317は中空で概ね円錐形の構造体であり、空間324内に延びている。開口(不図示)が底部320及び/又は側壁322に形成されてもよい。これらの開口は、保持空間324内に保持された内容物から除去すべき物質に基づいた大きさにすることができる。幾つかの実施形態では、該開口は、水の通過に対応した大きさにすることができる。幾つかの実施形態では、該開口は、粒子(例えば種、屑など)の通過に対応した大きさにすることができる。該開口は概ね円形、細長(例えば垂直又は水平又は両方に向いた細長いスロット)、又は物質の通過に適した他のタイプの開口であってもよい(特に大きな遠心力がかかる場合)。
【0041】
また、処理システム100は他のタイプの内部容器を備えてもよい。例えば、内部容器120は孔のないボウルであってもよい。
【0042】
図16〜図18は内部容器120に似た形状の外部容器122を示す。従って、内部容器120は外部容器122内に入れ子状に収容されうる。例示の外部容器122は、部材160と、保持空間330を協同して画成する丸い底部325及び側壁327とを有する。上述したように、部材160は整列フィーチャー317の凹部162内に嵌合するよう構成されている。
【0043】
図19〜図20は食材をすり潰すための処理システム400を示す。例示の処理システム400は図1〜図5の処理システム100に下記の詳細以外は概ね類似していてもよい。
【0044】
処理システム400はカバー組立体410と、カバー組立体410に回動可能に結合されたレバーシステム412とを有する。レバーシステム412は接続ロッド422(グラインド要素420を駆動する駆動シャフトとして例示されている)を介してグラインド要素420を駆動する。接続ロッド422は駆動システム426に係合する駆動部材424を備える。処理システム400の本体430は食材、例えば胡椒の実、コーヒー豆、スパイス、種などを保持するためのチャンバ440を画成する。
【0045】
動作時、使用者がレバー412を開位置(図示された)から閉位置(矢印446で示された)へ回動することで、接続ロッド422とグラインド要素420は一緒に回転軸450の周りを回転する。このようにして、グラインド要素420は本体430のグラインド面452に対して回転する。チャンバ440内の食材は回転しているグラインド要素420とグラインド面452の間を落ちることができる。グラインド要素420とグラインド面452は、これらの間にある食材をすり潰す。次に、すり潰された食材はグラインド要素420とグラインド面452の間から落ちる。
【0046】
所望の量の食材をすり潰すために、レバー412を閉位置と開位置の間を繰り返し回動させることができる。即ち、処理システム400から供給される食材の量は、レバー412の回転速度を増減することで調整できる。
【0047】
処理システム400は、スパイス、果物、野菜等の他のタイプの食材をすり潰す、製粉する、分配する、ふるいにかける、又はそれら以外の処理をするためにも使用することができる。また、様々なタイプのツールを本明細書に開示した処理システムと一緒に使用することができる。用語「ツール」は広義に解釈され、これらに限定されないが、孔開きバスケット(図1〜図5に関して説明した)、グラインダ(図19、図20に関して説明した)、製粉要素、切断刃又は要素等を含む。
【0048】
図28は、内部容器(例えば、孔開きバスケット等のツール)を回転させるためのレバーシステム510と、内部容器の回転速度を減少させるためのブレーキシステム519とを有するカバー組立体514を備える処理システム500を例示する(レバーシステム510は図1のレバーシステム110と類似していてもよい)。本体517は外部容器522と、処理済みの食物を取り出すために外部容器522から取り外すことができるカバー組立体514とを含む。
【0049】
図29、図30のカバー組立体514は内部カバー536と外部カバー538とを含む。外部カバー538は蓋基部539を備える。幾つかの実施形態では、蓋基部539は外部カバー538に固定結合されている。幾つかの実施形態では、蓋基部539は外部カバー538に取り外し可能に結合されている。他の実施形態では、蓋基部539は外部カバー538と一体形成されている。
【0050】
図30の駆動システム544は、レバーシステム510のレバー530を軸543(図28)の周りに回転させた時、内部カバー536を外部カバー538に対して回転軸535の周りに回転させるよう動作可能である。保持器541は、蓋基部539の開口552と内部カバー536の開口562とを通って延びる駆動部材512に結合可能である。駆動部材512に可動に装着されたスライダ560は、内部カバー536と蓋基部539の間に挟むことができる。幾つかの実施形態では、スライダ560は、蓋基部539と内部カバー536の間に位置する駆動部材512の一部に沿って配置される。
【0051】
図30のブレーキシステム519は押しボタン513(図41参照)と、可動なブレーキ部材517とを含む。使用者はボタン513を押すことで、ブレーキ部材517を蓋基部539の開口521を通って移動させ内部カバー536と係合させることができる。ブレーキ部材517と回転している内部カバー536の間の摩擦相互作用は、内部カバー536の回転速度を効果的に減少させることができる。
【0052】
図30のレバーシステム510は、回転可能な駆動部569と係合する駆動ギア567を有する。駆動ギア567はレバー530の端に固定結合されている。例えば、レバーシステム510は一体又は多体構造を有してもよい。幾つかの実施形態では、レバー530と駆動ギア567は射出成形プロセス、圧縮成形プロセス等の成形プロセスにより一体形成される。図30の例示の駆動ギア567は、回転可能な駆動部569の歯584と噛合する歯583を備える。
【0053】
図32〜図34は、ギア部材602を含む回転可能なギア組立体600を示す。ギア部材602は、レバーシステム510が作動される時、内部カバー536を駆動するために使用される。ギア部材602は平歯車610と、平歯車610から延びる細長い部材614とを備える。平歯車610は駆動部材620と噛合し、細長い部材614はスライダ560(つめ車の形態で例示されている)を貫通して延びている。他のタイプの回転可能なギア組立体も使用することができる。
【0054】
図35〜図38の回転可能な駆動部材620は駆動部569と、弓形の外ギア642と、チャネル650を画成する本体644とを有する。チャネル650内に配置された平歯車610は、チャネル650の非線形外周を画成する外ギア642と駆動可能に噛合する。回転可能な駆動部材620が回転軸672(図37)の周りを平面673に沿って回転する時、外ギア642はギア部材602を回転させる。ギア部材602はスライダ560を介して蓋基部539に駆動可能に結合されている。
【0055】
図36を参照すると、回転可能な駆動部材620は約35度から約110度の範囲の角度αを画定する。他の構成も可能である。例えば、外ギア642は約45度から約110度の範囲の角度αに対してもよい。回転可能な駆動部材620を内部カバー536と外部カバー538の間の空間内の平面に沿って回転させることができる。
【0056】
図31を参照すると、スライダ560は分離位置(図示された)と係合位置の間を移動可能である。レバー530が下方へ作動されると、スライダ560は図示された分離位置から下方へ内部カバー536(図31では取り除かれている)に向って、スライダ560の複数の歯570が内部カバー536(図32参照)の駆動フィーチャー572(例えば、歯、スロット、開口等)に係合するまで移動する。レバー530が静止している時、及び/又はレバー530が上方へ動かされた時、スライダ560は内部カバー536とロックされていないので、内部カバー536は自由に回転することができる。
【0057】
内部カバー536に結合された内部容器を回転させるために、ラッチ662(図30参照)を開放し、レバー530が下げたラッチ位置と上げた位置の間を移動するのを可能にする。ラッチ662が開放されると、付勢部材がレバー530を該上げた位置に移動させる。レバー530が平面681(図41)に沿って下方へ作動されると、駆動ギア567とギア部569との相互作用により駆動部材620が軸672の周りを回転することで、外ギア642がチャネル650の第1端682にある平歯車610を回転させる。スライダ560は、回転する細長い部材614に沿って縦方向に、スライダ560が内部カバー536の駆動フィーチャー572と係合するまでスライドする。スライダ560と細長い部材614は一緒に回転し内部カバー536を回転させる。ギア部材602がチャネル650の反対側第2端683(図34)に到達すると、内部カバー536は自由に回転することができる。レバー530を上方へ動かすことで、スライダ560は内部カバー536から上方へ離れるか、又は内部カバー536上をスライドする。レバー530が上げられると、使用者はレバー530を再び押し下げ、内部容器を更に回転させることができる。
【0058】
図44に例示した別の実施形態によれば、手持ち食物処理システム700は食品の加工、例えば、にんにく、玉葱、野菜、ドレッシング、又は他の食品を切断する、細かく切る、すり潰す、切る、剥く、又はそれら以外の加工をするのを可能にするよう構成されている。システム700は、食品を受容し保持するチャンバ704(図45)の少なくとも一部を画成するカップ702を備える。カップ702は蓋706に取り外し可能に結合されている。蓋706は、人間工学的ハウジングを可能にする省略可能なカバー部材708に取り外し可能に結合されてもよい。図46に例示したように、カバー部材708は、装置700の蓋706とカバー部材708との間の他の要素(チャンバ704の外に配置したいと望む要素)を収容してもよい。これらの要素をより詳細に下記に説明する。
【0059】
図47Aに関連する断面図である図47Bに例示したように、システム700は、カップ702(図44)に対して回転可能に装着された駆動機構710を更に備える。図49に例示したように、システム700は、つめ車輪712と駆動車輪714とを有するつめ車機構を更に備える。図47Bに戻ると、駆動車輪714は、軸718に沿って又は軸718の方向に延びる駆動シャフト716に結合されている。1つの実施形態では、駆動車輪714と駆動シャフト716は一体の材料から作られている。図48A、図48Bに示したように、1つの態様では、つめ車輪712は駆動機構710の凹部711内に配置でき、駆動車輪714に対向する(図47B)。つめ車輪712は駆動機構710と駆動車輪714の間に配置され、駆動車輪714と係合しこれを回転させるよう構成されている。
【0060】
1つの実施形態では、つめ車輪712は軸718に平行な方向(図47B)に移動可能であり、駆動車輪714に向って移動して駆動車輪714と係合し(図50B)、駆動車輪714から離れて(図50A)駆動車輪714の自由な回転を可能にする。1つの態様では、駆動車輪714は第1面720(図47B)と第2面722(図47B)とを有する。図48Aに例示したように、第2面722は円周方向に隔てられた複数の歯724を備える。これらの歯は等間隔であってもよい。
【0061】
また、図49に例示したように、駆動車輪714は円周方向に隔てられた複数の駆動歯726(等間隔であってもよい)を備え、つめ車輪712の第2面722上の複数の歯724と係合可能に構成されている。
【0062】
また、つめ車輪712の第1面720は、第1端730と第2端732とを有する1つ以上の傾斜縁部728を備える。図48Bに例示したように、駆動機構710は、凹部711の一部からつめ車輪712の第1面720に向って突出した1つ以上の突起734を備える。この実施形態では、図49に示すように、傾斜縁部728は、第1、第2止め部材738、740によって画成された第1、第2端730、732を有する複数の傾斜面736を備え、駆動機構710は複数の突起734を備える(図48B)。駆動機構710が作動される前に、突起734は第1止め部材738の近くに位置し、駆動機構710の作動時、傾斜面736の傾斜に沿って第2止め部材732に向って進むよう構成されている。突起734と傾斜面736の傾斜との相互作用は、つめ車輪712を駆動車輪714の方へ移動させて、つめ車輪712の複数の歯724を駆動車輪714の複数の駆動歯726と係合させ、駆動車輪714と駆動シャフト716を回転させる(図46B)。
【0063】
図45に例示したように、1つの実施形態では、システム700は作動部材742を備えてもよい。1つの態様では、この部材742はケーブル744に取付けられた引っ張り部材であってもよい。この場合、駆動機構710は、外周に沿って形成された溝を有しケーブル744を受容するよう構成された滑車部材を備えてもよい。使用者が該引っ張り部材を引っ張ると、ケーブル744は該滑車部材を回転又は作動させ、つめ車輪712を駆動車輪714の方へ上述のように付勢する。図46の展開図に例示したように、駆動機構710とつめ車輪712とが食品に曝されることがないよう駆動機構710とつめ車輪712はカバー708と蓋706との間に配置されてよい。このような実施形態では、図46に例示したように、蓋706は駆動車輪714とつめ車輪716の間の機械的連通を可能にするための開口を備えてもよい。
【0064】
更に又は代りに、別の態様では、作動部材742は、駆動機構710と電気的に連通した電動機等のモーターを備え、駆動機構710を回転させて、つめ車輪712を駆動車輪714の方へ上述のように回転付勢するよう構成されてもよい。
【0065】
図50A、図50Bは図と説明の明確さを求めて駆動機構710の突起734とつめ車輪712と駆動車輪714だけを例示する。図50Aに例示したように、駆動機構710の作動前、つめ車輪712は分離位置にある駆動車輪714から離れている。作動されると、上述のように、つめ車輪712の複数の歯724は駆動車輪714の複数の駆動歯726とそれぞれ係合し、係合位置に入る。また、突起734は傾斜面736の長さに沿って進み、第2止め部材740に当接して、傾斜面736の第2端732の近くで動きを止める(図50B)。このようにして、つめ車輪712の駆動車輪714の方への移動とそれらの複数の歯724、726の係合を可能にする。
【0066】
駆動機構710と突起734が動きを止めるまでに、つめ車輪712は駆動車輪714に回転を与えており、つめ車輪712と駆動車輪714は回転を続ける。駆動機構710が動きを止めた後、つめ車輪712は駆動機構710に対して回転するので、突起734は傾斜面736の第1端730近くの開始位置に戻る(図50A)。第1止め部材738は突起734に当接すると、つめ車輪712の動きを阻止し止める。しかし、駆動車輪714は付いた勢いによって回転を続ける。突起734は第1端730近くの位置に戻っているので、つめ車輪712は分離位置の方へ戻り、駆動車輪714、従って駆動シャフト716(図47B)は回転を続けて、下記に説明するように食品を処理するのを可能にする。
【0067】
駆動車輪714の駆動歯726がつめ車輪712の複数の歯724を回る(cam passed)と、駆動車輪714の駆動歯726により付勢されて戻ることを含む任意の適当な方法でつめ車輪712は離れることができる。更に又は代りに、システム700の向きに依存する重力により凹部711の方へ付勢されることで、つめ車輪712は離れることができる。更に又は代りに、座金ばね等の付勢部材746(図46)をつめ車輪712と駆動車輪714の間で、例えば内径の近くに配置することで、つめ車輪712の後退と駆動車輪714の自由回転を可能にすることができる。他の後退構成が可能であり、本開示と添付の請求項の範囲内に入るものと考える。幾つかの実施形態では、つめ車輪の第1面720は、傾斜面736のほぼ隣に延在する案内傾斜面737(図49)を備えてもよい。案内傾斜面737は突起734(図48B)の側面近くに1つ以上の案内壁を提供し、突起734が傾斜面736に沿って進む時の安定性と案内を更に容易にする。
【0068】
図45、図46に例示したように、システム700は、駆動シャフト716に駆動可能に結合され駆動シャフト716が回転すると回転する1つ以上の食物処理アーム748を更に備える。また、食物処理アーム748のより効率的で強い回転のために、ボルトアドオン752及び/又は拡張シャフト754等のてこ機構750が駆動シャフト716を食物処理アーム748に結合してもよい。本実施形態では、システム700は複数の食物処理アーム748を備える。食物処理アーム748は刃、混合用構造体、例えばにんにくの皮をその外面を叩くことで剥くためのエラストマー艶消し面、又は他の任意の適当な食物処理アームを含む。また、1つの実施形態では、システム700の部品は、容易な洗浄、又は部品の交換、又は異なるタイプの食物処理アーム748間の切替えのために取り外し可能である。
【0069】
当業者は、図44〜図50Bに示した実施形態とともに説明した駆動機構、つめ車輪、及び駆動車輪構成は、本明細書に記載された他の全ての実施形態に、例えば上述したスライダ部材に追加して又は代りに組み込むことができる。例えば、図1〜図3の処理システムは駆動機構、つめ車輪、及び駆動車輪を使用し、内部容器の自由回転を可能にしてもよい。
【0070】
上述した様々な実施形態を組み合わせて追加の実施形態を提供することができる。本明細書で参照した及び/又は出願データシートに記載した米国特許、米国特許出願公開、米国特許出願、外国特許、外国特許出願、及び非特許文献の全てを本明細書に援用する。これらの実施形態の態様は、必要であれば、上記の様々な特許、出願、及び文献の着想を使用するよう変更することができ、更に追加の実施形態を提供する。
【0071】
上記詳細な説明を考慮すると、これら及び他の変更を実施形態に行うことができる。一般に、添付の請求項において使用される用語は、請求項を本明細書及び請求項に開示した特定の実施形態に限定すると解釈されるべきでなく、全ての可能な実施形態と請求項の全ての等価物を含むと解釈されるべきである。従って、請求項は本開示によって限定されない。
【符号の説明】
【0072】
106 本体
114 カバー組立体
120 内部容器(ツール)
122 外部容器
130 作動可能レバー
144 駆動システム
150 保持チャンバ
172 容器回転軸
180 レバー回転軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
食材保持チャンバを画成する本体と、
該本体に回動可能に結合され、レバー回転軸の周りに開位置と閉位置の間を該本体に対して回動可能な作動可能レバーと、
該本体内に配置されたツールであって、該食材保持チャンバ内に入れられた食材を処理するために該レバー回転軸に非平行なツール回転軸の周りに該本体に対して回転可能なツールと、
該作動可能レバーの該開位置と閉位置の間の回動に応答して該ツールが該ツール回転軸の周りに回転するよう該作動可能レバーを該ツールに接続する駆動システムと
を備える食物処理システム。
【請求項2】
前記ツールは、底と、該底から延びる概ね円筒形の側壁とを有する孔開きバスケットである請求項1に記載の食物処理システム。
【請求項3】
前記本体は、ボウルと、該ボウル内に孔開きバスケットが入れ子状に収容された時に該ボウルに取り外し可能に結合可能なカバーとを含み、前記作動可能レバーは回動可能に該カバーに装着される請求項1に記載の食物処理システム。
【請求項4】
前記食材保持チャンバは、複数の胡椒の実を保持する大きさであり、前記ツールは、回転させた時、該胡椒の実のうち1つ以上をすり潰すよう構成されたグラインド要素である請求項1に記載の食物処理システム。
【請求項5】
前記駆動システムは、前記作動可能レバーを前記開位置と閉位置の間を繰り返し移動させた時、前記ツールに前記ツール回転軸の周りを自由に回転させるよう適合したつめ車駆動システムである請求項1に記載の食物処理システム。
【請求項6】
前記駆動システムは、
前記食材保持チャンバと前記作動可能レバーとの間に配置された回転可能な駆動部材であって、該作動可能レバーが前記開位置と閉位置の間を移動すると駆動部材回転軸の周りを回転し、該駆動部材回転軸の周りに延在する弓形の外ギアを有する駆動部材と、
該弓形の外ギアと噛合する平歯車と、該平歯車から延びる細長い部材とを含むギア部材と、
該ギア部材の該細長い部材が貫通延在することで該平歯車と前記ツールとの間に置かれるスライダであって、該ツールに対向する複数の駆動フィーチャーを有するスライダと
を備え、
該作動可能レバーを該開位置と閉位置の間を移動させると、該複数の駆動フィーチャーは該ツールとロックし、該駆動部材を回転させ、これにより該ツールと該ギア部材と該スライダとをそれぞれ前記ツール回転軸の周りに回転させる請求項1に記載の食物処理システム。
【請求項7】
前記回転可能な駆動部材は、前記作動可能レバーが沿って回転する平面に概ね垂直な平面に沿って動く請求項6に記載の食物処理システム。
【請求項8】
前記駆動部材回転軸と前記ツール回転軸は、前記作動可能レバーが沿って回転する仮想平面を画定する請求項6に記載の食物処理システム。
【請求項9】
前記駆動部材回転軸は前記ツール回転軸にほぼ平行である請求項1に記載の食物処理システム。
【請求項10】
前記駆動システムは、
前記本体に回転可能に結合され、自身の縦軸の周りに回転可能な細長い部材と、
該細長い部材が中に延在する通路を有するスライダと、
前記作動可能レバーを回動させた時、該スライダが該細長い部材に沿って移動して該細長い部材を回転させ、これにより前記ツールが回転するよう、該作動可能レバーと該スライダとの間に回動可能に連結された1つ以上のアームと
を備える請求項1に記載の食物処理システム。
【請求項11】
前記駆動システムは、
前記ツールに結合された駆動シャフトであって、第1端と、第2端と、該第1端と該第2端との間に延在する本体とを有し、該第1端は該ツールに結合され、該第2端は前記ツール回転軸の周りに回転可能な第1ギアを備え、該第1ギアは、該第1ギアを前記作動可能レバーに駆動可能に接続する第2ギアと噛合する駆動シャフトを備える請求項1に記載の食物処理システム。
【請求項12】
前記開位置にいる前記作動可能レバーと前記閉位置にいる該作動可能レバーとは、10度以上の相対角を画定する請求項1に記載の食物処理システム。
【請求項13】
前記開位置にいる前記作動可能レバーは前記本体から突出しており、前記閉位置にいる該作動可能レバーは、該本体の上方に横たわっている請求項1に記載の食物処理システム。
【請求項14】
前記本体に固定的に結合され、前記作動可能レバーに回転可能に結合された装着ブラケットであって、前記食材保持チャンバの中心からずれた前記レバー回転軸を画定する装着ブラケットを更に備える請求項1に記載の食物処理システム。
【請求項15】
本体と、
該本体に取り外し可能に結合可能なカバーと、
該本体と該カバーとによって少なくとも一部が画成された保持チャンバと
を含み、該カバーは、該保持チャンバから離れた第1回転軸を画定するブラケットを有する容器組立体と、
該カバーに結合され、開位置と閉位置の間を該第1回転軸の周りに回動可能なレバーシステムと、
該レバーシステムと該本体との間に延在する駆動システムと
を備え、
該レバーシステムが該開位置と閉位置の間を回動する時、該本体の少なくとも一部は第2回転軸の周りに回転可能である食物処理システム。
【請求項16】
前記本体はボウルと、該ボウル内に入れ子状に収容された別個の孔開きバスケットとを含む請求項15に記載の食物処理システム。
【請求項17】
前記駆動システムは、作動可能な前記レバーシステムを前記開位置と閉位置の間を繰り返し移動させると、収容された前記孔開きバスケットの回転軸の周りの連続的回転を引き起こすつめ車駆動システムである請求項16に記載の食物処理システム。
【請求項18】
前記駆動システムは、
前記保持チャンバと前記レバーシステムとの間に配置された回転可能な駆動部材であって、駆動部材回転軸の周りに延在する弓形の外ギアを有し、該レバーシステムが前記開位置と閉位置の間を回転すると該駆動部材回転軸の周りを回転する駆動部材と、
該弓形の外ギアと噛合する平歯車と、該平歯車から延びる細長い部材とを含むギア部材と、
該ギア部材の該細長い部材が貫通延在するスライダであって、収容された前記孔開きバスケットに対向する複数の駆動フィーチャーを有し、該レバーシステムを該開位置と閉位置の間を移動させると、該孔開きバスケットを回転させるスライダと
を備える請求項16に記載の食物処理システム。
【請求項19】
前記駆動部材回転軸は前記第2回転軸にほぼ平行である請求項18に記載の食物処理システム。
【請求項20】
前記駆動システムはスライダと回転可能な部材とを含み、前記レバーシステムは細長いアームと、該細長いアームと該駆動システムの両方に回転可能に結合された接続部材とを含む請求項15に記載の食物処理システム。
【請求項21】
前記駆動システムは前記本体の前記少なくとも一部を回転させるよう構成されている請求項15に記載の食物処理システム。
【請求項22】
前記本体は内部ボウルと外部ボウルとを含み、該内部ボウルは該外部ボウル内に回転可能に保持される請求項15に記載の食物処理システム。
【請求項23】
前記第2回転軸は前記第1回転軸と非平行である請求項15に記載の食物処理システム。
【請求項24】
前記駆動システムは、
前記本体に回転可能に結合され、自身の縦軸の周りに回転可能な細長い部材と、
該細長い部材が中に延在する通路を有するスライダと、
前記レバーシステムと該スライダとに回動可能に結合された1つ以上のアームであって、該スライダが該細長い部材に沿って移動して該細長い部材を回転させ、これにより前記本体の前記少なくとも一部が回転する1つ以上のアームと
を備える請求項15に記載の食物処理システム。
【請求項25】
食品の加工を可能にするよう構成された手持ちシステムであって、
該食品を収容するよう構成されたチャンバの少なくとも一部を画成するカップと、
該チャンバ内に第1軸に沿って延在する駆動シャフトに結合された作動器と、
該駆動シャフトに取り外し可能で駆動可能に係合し、該駆動シャフトの回転により回転する食物加工アームと、
該作動器を該駆動シャフトに結合する係合/分離機構であって、作動時、該駆動シャフトに係合し回転運動を該駆動シャフトに与え、作動後、該駆動シャフトから離れ該駆動シャフトの自由回転を可能にするよう構成された係合/分離機構と
を備え、
該係合/分離機構は、
該チャンバに対して回転可能に装着されるよう構成され、1つ以上の突起を有し、該作動器の作動に応答して回転する駆動機構と、
該駆動機構に隣接し係合位置と分離位置の間を該第1軸に沿って移動可能なつめ車輪であって、第1面と、該第1面と反対側の第2面とを有し、該第1面は第1端と第2端とを持った傾斜縁部を備え、該第2面は円周方向に隔てられた複数の歯を有するつめ車輪と、
該駆動シャフトに結合され、円周方向に複数の駆動歯を有する駆動車輪と
を備え、
該駆動機構の相対的回転前は、該つめ車輪は、該突起が該傾斜縁部の該第1端の近くに位置する該分離位置にあって、該駆動車輪から離れており、該駆動機構の相対的回転時は、該突起が該傾斜縁部に沿って該第2端の方へ移動し、該突起と該傾斜縁部の間の相互作用が該つめ車輪を回転させ該係合位置の方へ移動させ、該複数の歯の該複数の駆動歯との係合を可能にし、該駆動車輪と該駆動シャフトを回転させ、該突起が該第2端にほぼ到達すると、該駆動機構は相対的回転を止め、回転中の該つめ車輪が該駆動機構に対して回転して該分離位置に戻るのを可能にすることで、該複数の歯の該複数の駆動歯からの分離を可能にし、この分離後、該駆動車輪と該駆動シャフトとは自由に回転する手持ちシステム。
【請求項26】
前記つめ車輪は、前記駆動機構の少なくとも一部と前記駆動車輪との間に配置されている請求項25に記載の手持ちシステム。
【請求項27】
前記カップに対して取り外し可能に装着された蓋を更に備える請求項25に記載の手持ちシステム。
【請求項28】
前記カップと前記蓋とに対して取り外し可能に装着されたカバーを更に備え、
前記駆動機構と前記つめ車輪は、該カバーと該蓋との間に配置され、該蓋は、前記複数の歯の前記複数の駆動歯との係合を可能にする開口を備える請求項27に記載の手持ちシステム。
【請求項29】
前記駆動機構は、前記つめ車輪が少なくとも部分的に入る凹部を備える請求項25に記載の手持ちシステム。
【請求項30】
前記作動器は滑車システムと電気モーターとのうち1つ以上を備える請求項25に記載の手持ちシステム。
【請求項31】
前記作動器は、ケーブルと引っ張り部材とを有する滑車システムを備え、前記駆動機構は、該ケーブルを受容するよう構成された溝を有するスプールを備え、該引っ張り部材を操作すると該駆動機構が回転する請求項25に記載の手持ちシステム。
【請求項32】
前記傾斜縁部は円周方向に隔てられた複数の傾斜面を備え、該各傾斜面は第1端と第2端とを有し、前記駆動機構は円周方向に隔てられた複数の突起を備え、該各突起は、該複数の傾斜面のうち対応する傾斜面に沿って移動するよう構成され、該複数の第1端と第2端は、それぞれ第1止め部材と第2止め部材によって画成され、
作動前に、該各突起は該対応する傾斜面の該第1止め部材の近くに配置され、作動中は、該各突起は該対応する傾斜面に沿って移動し、前記つめ車輪を前記係合位置の方へ移動させ、その後は、該各第2止め部材が対応する該突起に当接することで該駆動機構の相対的回転を停止させ、該複数の突起をそれぞれ該第1止め部材の近くに再度配置するのを可能にし、該つめ車輪を前記分離位置に移動させる請求項25に記載の駆動システム。
【請求項33】
処理対象の食品を保持するチャンバを有する食物処理システムの処理部品に回転運動を与え自由回転させるよう構成された駆動システムであって、
第1軸に沿って延在する駆動シャフトに結合された作動器であって、該処理部品に結合されるよう構成された作動器と、
該作動器を該駆動シャフトに結合する係合/分離機構であって、作動時、該駆動シャフトに係合し回転運動を該駆動シャフトに与え、作動後、該駆動シャフトから離れ該駆動シャフトの自由回転を可能にするよう構成された係合/分離機構と
を備え、
該係合/分離機構は、
該チャンバに対して回転可能に装着されるよう構成され、1つ以上の突起を有し、該作動器の作動に応答して回転する駆動機構と、
該駆動機構に隣接し係合位置と分離位置の間を該第1軸に沿って移動可能なつめ車輪であって、第1面と、該第1面と反対側の第2面とを有し、該第1面は第1端と第2端とを持った傾斜縁部を備え、該第2面は円周方向に隔てられた複数の歯を有するつめ車輪と、
該駆動シャフトに結合され、円周方向に複数の駆動歯を有する駆動車輪と
を備え、
該駆動機構の相対的回転前は、該つめ車輪は、該突起が該傾斜縁部の該第1端の近くに位置する該分離位置にあって、該駆動車輪から離れており、該駆動機構の相対的回転時は、該突起が該傾斜縁部に沿って該第2端の方へ移動し、該突起と該傾斜縁部の間の相互作用が該つめ車輪を回転させ該係合位置の方へ移動させ、該複数の歯の該複数の駆動歯との係合を可能にし、該駆動車輪と該駆動シャフトを回転させ、該突起が該第2端にほぼ到達すると、該駆動機構は相対的回転を止め、回転中の該つめ車輪が該駆動機構に対して回転して該分離位置に戻るのを可能にすることで、該複数の歯の該複数の駆動歯からの分離を可能にし、この分離後、該駆動車輪と該駆動シャフトとは自由に回転する駆動システム。
【請求項34】
前記つめ車輪は、前記駆動機構の少なくとも一部と前記駆動車輪との間に配置されている請求項33に記載の手持ちシステム。
【請求項35】
前記傾斜縁部は円周方向に隔てられた複数の傾斜面を備え、該各傾斜面は第1端と第2端とを有し、前記駆動機構は円周方向に隔てられた複数の突起を備え、該各突起は、該複数の傾斜面のうち対応する傾斜面に沿って移動するよう構成され、該複数の第1端と第2端は、それぞれ第1止め部材と第2止め部材によって画成され、
作動前に、該各突起は該対応する傾斜面の該第1止め部材の近くに配置され、作動中は、該各突起は該対応する傾斜面に沿って移動し、前記つめ車輪を前記係合位置の方へ移動させ、その後は、該各第2止め部材が対応する該突起に当接することで該駆動機構の相対的回転を停止させ、該複数の突起をそれぞれ該第1止め部材の近くに再度配置するのを可能にし、該つめ車輪を前記分離位置に移動させる請求項33に記載の駆動システム。
【請求項36】
前記複数の傾斜面に隣接し、該複数の傾斜面に沿って前記複数の突起を案内するのを容易にする1つ以上の案内壁を有する複数の案内傾斜面を更に備える請求項33に記載の駆動システム。
【請求項37】
前記作動機構は滑車システムと電気モーターとのうち1つ以上を備える請求項33に記載の駆動システム。
【請求項38】
前記作動機構は、ケーブルと引っ張り部材とを備え、前記駆動機構は、該ケーブルを受容するよう構成された溝を有するスプールを備え、該引っ張り部材を操作すると該駆動機構が回転する請求項33に記載の駆動システム。
【請求項39】
処理対象の食品を保持するチャンバを有する食物処理システムの処理部品に回転運動を与え自由回転させるよう構成された駆動システムであって、
第1軸に沿って延在する駆動シャフトに結合された作動器であって、該処理部品に結合されるよう構成された作動器と、
該作動器を該駆動シャフトに結合する係合/分離機構であって、作動時、該駆動シャフトに係合し回転運動を該駆動シャフトに与え、作動後、該駆動シャフトから離れ該駆動シャフトの自由回転を可能にするよう構成された係合/分離機構と
を備え、
該係合/分離機構は、
該チャンバに対して回転可能に装着され、1つ以上の構造フィーチャーを有する駆動機構と、
係合位置と分離位置の間を該第1軸にほぼ平行な方向に移動可能なつめ車輪であって、第1面と、該第1面と反対側の第2面とを有し、該第1面は第1端と第2端とを持った傾斜縁部を備え、該第2面は円周方向に隔てられた複数の歯を有するつめ車輪と、
該駆動シャフトに結合され、円周方向に複数の駆動歯を有する駆動車輪と
を備え、
該つめ車輪の該傾斜面と該駆動機構の該構造フィーチャーとの間の相互作用は、該つめ車輪を回転させ、該係合位置の方へ移動させ該複数の歯の該複数の駆動歯との係合を可能にし、該駆動車輪に回転運動を与え、該傾斜面は、該構造フィーチャーに当接するよう構成された止め部材を有し、該駆動機構の相対的回転を停止させ、一方、該つめ車輪は回転を続け、該分離位置に移動し、該駆動車輪が自由に回転するのを可能にする駆動システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47A】
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【図47B】
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【図48A】
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【図48B】
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【図49】
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【図50A】
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【図50B】
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【公表番号】特表2010−514480(P2010−514480A)
【公表日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−543281(P2009−543281)
【出願日】平成19年12月21日(2007.12.21)
【国際出願番号】PCT/US2007/088715
【国際公開番号】WO2008/080132
【国際公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【出願人】(500085242)シェフン コーポレイション (11)
【Fターム(参考)】