1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物
【課題】うつ病、不安症、統合失調症、アルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン舞踏病、摂食障害、高血圧、消化器疾患、頭部外傷、炎症、免疫関連疾患、脱毛症などの疾患の予防又は治療薬を提供すること。
【解決手段】アルギニン−バソプレッシン1b受容体拮抗作用を有する、一般式(1)で表される1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン誘導体、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【解決手段】アルギニン−バソプレッシン1b受容体拮抗作用を有する、一般式(1)で表される1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン誘導体、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(1)
【化1】
{式(1)中、R1は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、又は炭素原子数1〜3のアルキル基を示し、
R2は、水素原子、炭素原子数1〜3のアルキル基、又は炭素原子数1〜3のアルコキシ基を示し、
R3は、ヒドロキシ基、シアノ基、式−N(RA)RBで表される基、又は式−CORCで表される基を示し、
RAは、水素原子、又は炭素原子数1〜3のアルキル基を示し、
RBは、水素原子、炭素原子数1〜3のアルキル基、又は式−(CH2)p−CORDで表される基を示すか、
又は、RA及びRBは隣接する窒素原子と一緒になって互いに結合し、環中に該窒素原子の他に1つ以上の窒素、酸素、又は硫黄原子を含んでもよい4〜7員の飽和複素環基(該複素環基は、炭素原子数1〜3のアルキル基、ヒドロキシル基、シアノ基及び式−COREで表される基からなる群から選ばれる1〜2個の置換基で置換されてもよい)を示し、
RC、RD及びREは、同一又は異なってヒドロキシル基、アミノ基、又は炭素原子数1〜4のアルコキシ基を示し、
nは、0〜3の整数を示し、
pは、1〜3の整数を示し、
Xは、式(2)
【化2】
(式(2)中、R8aは、ジメチルアミノ基、又は炭素原子数1〜3のアルコキシ基を示す。)で表される基、又は
式(3)
【化3】
(式(3)中、R6及びR7は、同一又は異なって水素原子、ヒドロキシル基、又はフッ素原子を示し、R8bは、ジメチルアミノ基、又は炭素原子数1〜3のアルコキシ基を示す。)で表される基を示し、
R4は、炭素原子数1〜3のアルコキシ基を示し、
R5は、炭素原子数1〜3のアルコキシ基を示し、
ただし、R4は、R3が式−CORCで表される基、RBが式−(CH2)p−CORDで表される基、又はRA及びRBが隣接する窒素原子と一緒になって互いに結合し、環中に該窒素原子の他に1つ以上の窒素、酸素、又は硫黄原子を含んでもよい4〜7員の飽和複素環基(該複素環基は1〜2個の式−COREで表される基で置換されている)のいずれかの場合、炭素原子数1〜3のアルコキシ基又はトリフルオロメトキシ基を示す。}
で表される1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項2】
R3が、ヒドロキシ基、シアノ基、又は式−N(RA)RBで表される基であり、
RA及びRBが、同一又は異なって水素原子もしくは炭素原子数1〜3のアルキル基であるか、
又は、RA及びRBが隣接する窒素原子と一緒になって互いに結合し、環中に該窒素原子の他に1つ以上の酸素原子を含んでもよい3〜7員の飽和複素環基(該複素環基は、炭素原子数1〜3のアルキル基、ヒドロキシル基及びシアノ基からなる群から選ばれる1〜2個の置換基で置換されてもよい)であり、
R4及びR5が、同一又は異なって炭素原子数1〜3のアルコキシ基である請求項1記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項3】
R3が、式−N(RA)RBで表される基である請求項2記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項4】
R3が、式−N(RA)RBで表される基であり、
Xが式(2)である請求項2記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩および水和物。
【請求項5】
R3が、式−N(RA)RBで表される基であり、
Xが式(2)であり、
R1が、ハロゲン原子、又はシアノ基であり、
R4及びR5が、メトキシ基であり、
R8aが、ジメチルアミノ基であり、
nが1、又は2である請求項2記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項6】
R3が、式−N(RA)RBで表される基であり、
Xが式(2)であり、
R1が、フッ素原子であり、
R4及びR5が、メトキシ基であり、
R8aが、ジメチルアミノ基であり、
nが1、又は2である請求項2記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項7】
R3が、式−N(RA)RBで表される基であり、
RA及びRBが、同一又は異なって炭素原子数1〜3のアルキル基であるか、
又は、RA及びRBが隣接する窒素原子と一緒になって互いに結合し、環中に該窒素原子の他に1つ以上の酸素原子を含んでもよい5〜7員の飽和複素環基(該複素環基は、ヒドロキシル基で置換されてもよい)であり、
Xが、式(2)であり、
R1が、フッ素原子であり、
R2が、メトキシ基であり、
R4及びR5が、メトキシ基であり、
R8aが、ジメチルアミノ基であり、
nが1、又は2である請求項2記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項8】
R3が、式−N(RA)RBで表される基であり、
Xが、式(3)である請求の範囲2記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項9】
R3が、式−N(RA)RBで表される基であり、
Xが、式(3)であり、
R4及びR5が、メトキシ基であり、
R6、R7の一方がフッ素原子、又はヒドロキシル基であり、他方は水素原子を示すか、又は、R6及びR7が、それぞれ水素原子であり、
R8bが、ジメチルアミノ基であり、
nが1又は2である請求項2記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項10】
R3が、式−N(RA)RBで表される基であり、
R1が、ハロゲン原子、又はシアノ基であり、
Xが、式(3)であり、
R4及びR5が、メトキシ基であり、
R6、R7の一方が、ヒドロキシル基であり、他方は水素原子を示すか、又は、R6及びR7が、それぞれ水素原子であり、
R8bが、ジメチルアミノ基であり、
nが1又は2である請求項2記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容される塩。
【請求項11】
R3が、式−N(RA)RBで表される基であり、
RA及びRBが、同一又は異なって炭素原子数1〜3のアルキル基であるか、
又は、RA及びRBが隣接する窒素原子と一緒になって互いに結合し、環中に該窒素原子の他に1つ以上の酸素原子を含んでもよい5〜7員の飽和複素環基(該複素環基は、ヒドロキシル基で置換されてもよい)であり、
R1が、ハロゲン原子、又はシアノ基であり、Xが、式(3)であり、
R2が、メトキシ基であり、
R4及びR5が、メトキシ基であり、
R6、R7の一方がヒドロキシル基であり、他方は水素原子を示すか、又は、R6及びR7が、それぞれ水素原子であり、
R8bが、ジメチルアミノ基であり、
nが1又は2である請求項2記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容される塩。
【請求項12】
R3が、式−N(RA)RBで表される基、又は式−CORCで表される基であり、
RBは、式−(CH2)p−CORDで表される基であり、
又は、RA及びRBは隣接する窒素原子と一緒になって互いに結合し、環中に該窒素原子の他に1つ以上の酸素原子を含んでもよい4〜7員の飽和複素環基(該複素環基は、式−COREで表される基で置換されている)である、
請求項1記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容される塩。
【請求項13】
Xが、式(2)であり、
pが、1、又は2である請求項12記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩および水和物。
【請求項14】
Xが、式(2)であり、
R1が、ハロゲン原子であり、
R2が、炭素原子数1〜3のアルコキシ基であり、
R3が、式−N(RA)RBで表される基、又は式−CORCで表される基であり、
RCが、ヒドロキシル基、又はアミノ基であり、
RDが、ヒドロキシル基、又は炭素原子数1〜4のアルコキシ基であり、
REが、ヒドロキシル基、又は炭素原子数1〜3のアルコキシ基であり、
R4が、メトキシ基、又はトリフルオロメトキシ基であり、
R5が、メトキシ基であり、
R8aが、ジメチルアミノ基であり、
pが、1、又は2である請求項12記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩および水和物。
【請求項15】
Xが、式(3)であり、
pが、1、又は2である請求の範囲12記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項16】
Xが、式(3)であり、
R4が、メトキシ基、又はトリフルオロメトキシ基であり、
R5が、メトキシ基であり、
R6、R7の一方がヒドロキシル基であり、他方は水素原子を示すか、又は、R6及びR7が、それぞれ水素原子を示し、
R8bが、ジメチルアミノ基であり、
nが、1〜3の整数であり、
pが、1、又は2である請求項12記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項17】
Xが、式(3)であり、
R1が、ハロゲン原子であり、
R2が、炭素原子数1〜3のアルコキシ基であり、
R3が、式−N(RA)RBで表される基、又は式−CORCで表される基であり、
RAが、水素原子、又は炭素原子数1〜3のアルキル基であり、
又は、RA及びRBは隣接する窒素原子と一緒になって互いに結合し、環中に該窒素原子の他に1つ以上の酸素原子を含んでもよい5〜7員の飽和複素環基(該複素環基は、式−COREで表される基で置換されている)を示し、
RCが、ヒドロキシル基、又はアミノ基であり、
REが、ヒドロキシル基、アミノ基、又は炭素原子数1〜3のアルコキシ基であり、
R4が、メトキシ基、又はトリフルオロメトキシ基であり、
R5が、メトキシ基であり、
R6、R7の一方がヒドロキシル基であり、他方は水素原子を示すか、又は、R6及びR7が、それぞれ水素原子であり、
R8bが、ジメチルアミノ基であり、nが、1〜3の整数である請求項12記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩および水和物。
【請求項18】
請求項1から17のうちいずれか1項記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物を含有することを特徴とする、うつ病、不安障害、アルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン舞踏病、摂食障害、高血圧、消化器疾患、薬物依存症、てんかん、脳梗塞、脳虚血、脳浮腫、頭部外傷、炎症、免疫関連疾患又は脱毛症の治療又は予防剤。
【請求項1】
式(1)
【化1】
{式(1)中、R1は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、又は炭素原子数1〜3のアルキル基を示し、
R2は、水素原子、炭素原子数1〜3のアルキル基、又は炭素原子数1〜3のアルコキシ基を示し、
R3は、ヒドロキシ基、シアノ基、式−N(RA)RBで表される基、又は式−CORCで表される基を示し、
RAは、水素原子、又は炭素原子数1〜3のアルキル基を示し、
RBは、水素原子、炭素原子数1〜3のアルキル基、又は式−(CH2)p−CORDで表される基を示すか、
又は、RA及びRBは隣接する窒素原子と一緒になって互いに結合し、環中に該窒素原子の他に1つ以上の窒素、酸素、又は硫黄原子を含んでもよい4〜7員の飽和複素環基(該複素環基は、炭素原子数1〜3のアルキル基、ヒドロキシル基、シアノ基及び式−COREで表される基からなる群から選ばれる1〜2個の置換基で置換されてもよい)を示し、
RC、RD及びREは、同一又は異なってヒドロキシル基、アミノ基、又は炭素原子数1〜4のアルコキシ基を示し、
nは、0〜3の整数を示し、
pは、1〜3の整数を示し、
Xは、式(2)
【化2】
(式(2)中、R8aは、ジメチルアミノ基、又は炭素原子数1〜3のアルコキシ基を示す。)で表される基、又は
式(3)
【化3】
(式(3)中、R6及びR7は、同一又は異なって水素原子、ヒドロキシル基、又はフッ素原子を示し、R8bは、ジメチルアミノ基、又は炭素原子数1〜3のアルコキシ基を示す。)で表される基を示し、
R4は、炭素原子数1〜3のアルコキシ基を示し、
R5は、炭素原子数1〜3のアルコキシ基を示し、
ただし、R4は、R3が式−CORCで表される基、RBが式−(CH2)p−CORDで表される基、又はRA及びRBが隣接する窒素原子と一緒になって互いに結合し、環中に該窒素原子の他に1つ以上の窒素、酸素、又は硫黄原子を含んでもよい4〜7員の飽和複素環基(該複素環基は1〜2個の式−COREで表される基で置換されている)のいずれかの場合、炭素原子数1〜3のアルコキシ基又はトリフルオロメトキシ基を示す。}
で表される1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項2】
R3が、ヒドロキシ基、シアノ基、又は式−N(RA)RBで表される基であり、
RA及びRBが、同一又は異なって水素原子もしくは炭素原子数1〜3のアルキル基であるか、
又は、RA及びRBが隣接する窒素原子と一緒になって互いに結合し、環中に該窒素原子の他に1つ以上の酸素原子を含んでもよい3〜7員の飽和複素環基(該複素環基は、炭素原子数1〜3のアルキル基、ヒドロキシル基及びシアノ基からなる群から選ばれる1〜2個の置換基で置換されてもよい)であり、
R4及びR5が、同一又は異なって炭素原子数1〜3のアルコキシ基である請求項1記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項3】
R3が、式−N(RA)RBで表される基である請求項2記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項4】
R3が、式−N(RA)RBで表される基であり、
Xが式(2)である請求項2記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩および水和物。
【請求項5】
R3が、式−N(RA)RBで表される基であり、
Xが式(2)であり、
R1が、ハロゲン原子、又はシアノ基であり、
R4及びR5が、メトキシ基であり、
R8aが、ジメチルアミノ基であり、
nが1、又は2である請求項2記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項6】
R3が、式−N(RA)RBで表される基であり、
Xが式(2)であり、
R1が、フッ素原子であり、
R4及びR5が、メトキシ基であり、
R8aが、ジメチルアミノ基であり、
nが1、又は2である請求項2記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項7】
R3が、式−N(RA)RBで表される基であり、
RA及びRBが、同一又は異なって炭素原子数1〜3のアルキル基であるか、
又は、RA及びRBが隣接する窒素原子と一緒になって互いに結合し、環中に該窒素原子の他に1つ以上の酸素原子を含んでもよい5〜7員の飽和複素環基(該複素環基は、ヒドロキシル基で置換されてもよい)であり、
Xが、式(2)であり、
R1が、フッ素原子であり、
R2が、メトキシ基であり、
R4及びR5が、メトキシ基であり、
R8aが、ジメチルアミノ基であり、
nが1、又は2である請求項2記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項8】
R3が、式−N(RA)RBで表される基であり、
Xが、式(3)である請求の範囲2記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項9】
R3が、式−N(RA)RBで表される基であり、
Xが、式(3)であり、
R4及びR5が、メトキシ基であり、
R6、R7の一方がフッ素原子、又はヒドロキシル基であり、他方は水素原子を示すか、又は、R6及びR7が、それぞれ水素原子であり、
R8bが、ジメチルアミノ基であり、
nが1又は2である請求項2記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項10】
R3が、式−N(RA)RBで表される基であり、
R1が、ハロゲン原子、又はシアノ基であり、
Xが、式(3)であり、
R4及びR5が、メトキシ基であり、
R6、R7の一方が、ヒドロキシル基であり、他方は水素原子を示すか、又は、R6及びR7が、それぞれ水素原子であり、
R8bが、ジメチルアミノ基であり、
nが1又は2である請求項2記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容される塩。
【請求項11】
R3が、式−N(RA)RBで表される基であり、
RA及びRBが、同一又は異なって炭素原子数1〜3のアルキル基であるか、
又は、RA及びRBが隣接する窒素原子と一緒になって互いに結合し、環中に該窒素原子の他に1つ以上の酸素原子を含んでもよい5〜7員の飽和複素環基(該複素環基は、ヒドロキシル基で置換されてもよい)であり、
R1が、ハロゲン原子、又はシアノ基であり、Xが、式(3)であり、
R2が、メトキシ基であり、
R4及びR5が、メトキシ基であり、
R6、R7の一方がヒドロキシル基であり、他方は水素原子を示すか、又は、R6及びR7が、それぞれ水素原子であり、
R8bが、ジメチルアミノ基であり、
nが1又は2である請求項2記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容される塩。
【請求項12】
R3が、式−N(RA)RBで表される基、又は式−CORCで表される基であり、
RBは、式−(CH2)p−CORDで表される基であり、
又は、RA及びRBは隣接する窒素原子と一緒になって互いに結合し、環中に該窒素原子の他に1つ以上の酸素原子を含んでもよい4〜7員の飽和複素環基(該複素環基は、式−COREで表される基で置換されている)である、
請求項1記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容される塩。
【請求項13】
Xが、式(2)であり、
pが、1、又は2である請求項12記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩および水和物。
【請求項14】
Xが、式(2)であり、
R1が、ハロゲン原子であり、
R2が、炭素原子数1〜3のアルコキシ基であり、
R3が、式−N(RA)RBで表される基、又は式−CORCで表される基であり、
RCが、ヒドロキシル基、又はアミノ基であり、
RDが、ヒドロキシル基、又は炭素原子数1〜4のアルコキシ基であり、
REが、ヒドロキシル基、又は炭素原子数1〜3のアルコキシ基であり、
R4が、メトキシ基、又はトリフルオロメトキシ基であり、
R5が、メトキシ基であり、
R8aが、ジメチルアミノ基であり、
pが、1、又は2である請求項12記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩および水和物。
【請求項15】
Xが、式(3)であり、
pが、1、又は2である請求の範囲12記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項16】
Xが、式(3)であり、
R4が、メトキシ基、又はトリフルオロメトキシ基であり、
R5が、メトキシ基であり、
R6、R7の一方がヒドロキシル基であり、他方は水素原子を示すか、又は、R6及びR7が、それぞれ水素原子を示し、
R8bが、ジメチルアミノ基であり、
nが、1〜3の整数であり、
pが、1、又は2である請求項12記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物。
【請求項17】
Xが、式(3)であり、
R1が、ハロゲン原子であり、
R2が、炭素原子数1〜3のアルコキシ基であり、
R3が、式−N(RA)RBで表される基、又は式−CORCで表される基であり、
RAが、水素原子、又は炭素原子数1〜3のアルキル基であり、
又は、RA及びRBは隣接する窒素原子と一緒になって互いに結合し、環中に該窒素原子の他に1つ以上の酸素原子を含んでもよい5〜7員の飽和複素環基(該複素環基は、式−COREで表される基で置換されている)を示し、
RCが、ヒドロキシル基、又はアミノ基であり、
REが、ヒドロキシル基、アミノ基、又は炭素原子数1〜3のアルコキシ基であり、
R4が、メトキシ基、又はトリフルオロメトキシ基であり、
R5が、メトキシ基であり、
R6、R7の一方がヒドロキシル基であり、他方は水素原子を示すか、又は、R6及びR7が、それぞれ水素原子であり、
R8bが、ジメチルアミノ基であり、nが、1〜3の整数である請求項12記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩および水和物。
【請求項18】
請求項1から17のうちいずれか1項記載の1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン化合物、又はその医薬上許容されるその塩及び水和物を含有することを特徴とする、うつ病、不安障害、アルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン舞踏病、摂食障害、高血圧、消化器疾患、薬物依存症、てんかん、脳梗塞、脳虚血、脳浮腫、頭部外傷、炎症、免疫関連疾患又は脱毛症の治療又は予防剤。
【公開番号】特開2008−50354(P2008−50354A)
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−195327(P2007−195327)
【出願日】平成19年7月27日(2007.7.27)
【出願人】(000002819)大正製薬株式会社 (437)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年7月27日(2007.7.27)
【出願人】(000002819)大正製薬株式会社 (437)
【Fターム(参考)】
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