説明

KCNH2の統合失調症関連アイソフォームおよび抗精神病薬の開発

本発明は、カリウムチャネルKCNH2の新規な霊長類特異的脳アイソフォーム、および統合失調症のリスクとの遺伝学的関連に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号5のアミノ酸配列を含んでなるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列と少なくとも85%、90%、95%、96%、97%、98%、または99%同一であるポリヌクレオチド配列を含んでなる、単離核酸分子。
【請求項2】
前記ポリペプチドの第1番目のアミノ酸がM S S H S A(配列番号16)またはM F S H S T(配列番号17)で置換されていることを特徴とする、請求項1に記載の単離核酸分子。
【請求項3】
配列番号3を有するcDNAと少なくとも85%、90%、95%、96%、97%、98%、または99%同一であるポリヌクレオチド配列を含んでなる、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項4】
前記核酸は配列番号5のアミノ酸配列をコードする、請求項1に記載の単離核酸分子。
【請求項5】
前記核酸は、配列番号5のポリペプチドであって第1番目のアミノ酸がM S S H S A(配列番号16)またはM F S H S T(配列番号17)で置換されているポリペプチドをコードする、請求項4に記載の単離核酸分子。
【請求項6】
ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下で請求項1に記載の核酸分子にハイブリダイズする単離核酸分子であって、ハイブリダイズする前記核酸分子は、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下で、A残基のみまたはT残基のみで構成されるヌクレオチド配列を有する核酸分子にはハイブリダイズしないことを特徴とする、単離核酸分子。
【請求項7】
配列番号5のアミノ酸配列を含んでなるポリペプチドと少なくとも85%、90%、95%、96%、97%、98%、または99%同一であるアミノ酸配列を含んでなる、単離ポリペプチド。
【請求項8】
前記ポリペプチドの第1番目のアミノ酸がM S S H S A(配列番号16)またはM F S H S T(配列番号17)に置き換えられている、請求項7に記載の単離ポリペプチド。
【請求項9】
前記ポリペプチドは配列番号5のアミノ酸配列を含んでなる、請求項7に記載の単離ポリペプチド。
【請求項10】
前記ポリペプチドの第1番目のアミノ酸がM S S H S A(配列番号16)またはM F S H S T(配列番号17)に置き換えられている、請求項9に記載の単離ポリペプチド。
【請求項11】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の単離核酸分子をベクターに挿入することを含んでなる、組換えベクターの製造方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法によって生産された組換えベクター。
【請求項13】
請求項12に記載のベクターを宿主細胞に導入することを含んでなる、組換え宿主細胞の製造方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法によって生産された組換え宿主細胞。
【請求項15】
請求項14に記載の宿主細胞を、前記組換えポリペプチドが発現される条件下で培養することを含んでなる、組換えポリペプチドの製造方法。
【請求項16】
請求項7〜10のいずれか1項に記載のポリペプチドのうちのいずれか1つに特異的に結合することができる単離抗体。
【請求項17】
ヒトの神経系疾患の治療に有用な治療薬のスクリーニング方法であって、
a)試験化合物を、請求項7〜10のいずれか1項に記載のポリペプチドのうちのいずれか1つと接触させること;および
b)前記ポリペプチドへの前記試験化合物の結合を検出すること
からなる方法。
【請求項18】
ヒトの神経系疾患の治療に有用な治療薬のスクリーニング方法であって、
a)請求項7〜10のいずれか1項に記載のポリペプチドのうちのいずれか1つの活性を、第1の濃度の試験化合物のもとで、または前記試験化合物の不在下で測定すること、
b)前記ポリペプチドの活性を、第2の濃度の試験化合物のもとで測定すること、ならびに
c)条件(a)および(b)の下での前記ポリペプチドの活性を、既知の調節因子の存在下における該ポリペプチドの活性と比較すること
からなる方法。
【請求項19】
活性は電流である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
ヒトの神経系疾患の治療に有用な治療薬のスクリーニング方法であって、
a)試験化合物を、請求項7〜10のいずれか1項に記載のポリペプチドのうちのいずれか1つをコードするポリヌクレオチド配列を含んでなる核酸分子と接触させること、および
b)前記ポリヌクレオチドへの前記試験化合物の結合を検出すること
からなる方法。
【請求項21】
ヒトの神経系疾患の治療に有用な医薬組成物の調製方法であって、
a)請求項7〜10のいずれか1項に記載のポリペプチドのうちのいずれか1つの調節因子を同定すること、
b)前記調節因子が前記ヒトの神経系疾患の症状を改善するかどうか測定すること、および
c)前記調節因子を許容可能な製薬担体と組み合わせること
からなる方法。
【請求項22】
前記調節因子は小分子、RNA分子、アンチセンスオリゴヌクレオチド、ポリペプチド、抗体、またはリボザイムである、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
個体が統合失調症に罹患するか、または統合失調症に関連した症状をより多く有するようになる可能性を予測する方法であって、
a)評価すべき個体からDNA試料を得ること、および
b)マーカーM1、M2、M3、M4、M5、M6、M7、M8、M9、M10、M11、M12、M13、M14、M15、M16、M17、M18、M19、M20、M21、M22、M23、M24、M25、M26、M27、M28、M29、M30、M31、M32、M33、M34、M35、M36、M37、M38、M39、M40、M41、M42、またはM43から選択された一塩基変異多型(SNP)に存在するヌクレオチドを測定すること
からなり、SNPにリスク対立遺伝子由来のヌクレオチドが存在することは、該個体が、そのSNPに保護的対立遺伝子由来のヌクレオチドを有する個体よりも統合失調症に罹患する可能性が高いか、または統合失調症に関連した症状をより多く有する可能性があることを示すことを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図3E】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図8D】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図9D】
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【図9E】
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【図9F】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図10D】
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【図10E】
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【図10F】
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【図11】
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【図12A1】
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【図12A2】
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【図12A3】
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【図12B1】
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【図12B2】
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【図12B3】
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【図12C1】
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【図12C2】
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【図12C3】
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【図12D】
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【図13】
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【図14A】
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【図14B】
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【図15A】
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【図15B】
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【図16A】
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【図16B】
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【図17A】
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【図17B】
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【図18A】
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【図18B】
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【図19】
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【図20】
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【図21A】
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【図21B】
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【公表番号】特表2010−524434(P2010−524434A)
【公表日】平成22年7月22日(2010.7.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−501134(P2010−501134)
【出願日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【国際出願番号】PCT/US2008/057913
【国際公開番号】WO2008/118813
【国際公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.リナックス
【出願人】(508285606)ザ ユナイテッド ステイツ オブ アメリカ, アズ リプレゼンテッド バイ ザ セクレタリー, デパートメント オブ ヘルス アンド ヒューマン サービシーズ (8)
【Fターム(参考)】