説明

LED照明光源

本発明のLED照明光源100は、上面を有する基板20と、基板20の上面上に配列された複数のLED素子10と、各LED素子10から発せられた光の少なくとも一部を反射する反射面を有する反射板30とを備えている。そして、反射板30は、樹脂と、樹脂よりも曲げ剛性の大きな材料から形成された骨格とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、LED照明光源に関し、特に、一般照明用の白色光源として好適に使用され得るLED照明光源に関する。
【背景技術】
【0002】
発光ダイオード素子(以下、「LED素子」と称する。)は、小型で効率が良く鮮やかな色の発光を示す半導体素子であり、優れた単色性ピークを有している。LED素子を用いて白色発光をさせる場合、例えば赤色LED素子、緑色LED素子、および青色LED素子を近接するように配置し、拡散混色を行えばよい。しかし、各LED素子が優れた単色性ピークを有するがゆえに、色ムラが生じやすいという問題がある。すなわち、各LED素子からの発光が不均一になって混色がうまくいかないと、色ムラが生じた白色発光となってしまう。このような色ムラの問題を解消するために、青色LED素子と黄色蛍光体とを組み合わせて白色発光を得る技術が開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
【0003】
特許文献1に開示されている技術によれば、青色LED素子からの発光と、その発光で励起され黄色を発光する黄色蛍光体からの発光とによって白色発光を得ている。この技術では、1種類のLED素子だけを用いて白色発光を得るので、複数種類のLED素子を近接させて白色発光を得る場合に生じる色ムラの問題を解消することができる。
【0004】
特許文献2に開示された砲弾型LED照明光源は、図1に示すような構成を有している。すなわち、図1に示した砲弾型LED照明光源200は、LED素子121と、LED素子121をカバーする砲弾型の透明容器127と、LED素子121に電流を供給するためのリードフレーム122a、122bとから構成されており、そして、LED素子121が搭載されるフレーム122bのマウント部には、LED素子121の発光を矢印Dの方向に反射するカップ型反射板123が設けられている。LED素子121は、蛍光物質126が分散した第1の樹脂部124によって封止されており、第1の樹脂部124は、第2の樹脂部125によって覆われている。LED素子121から青色が発光される場合に、その光によって蛍光物質126が黄色を発光すると、両方の色が混じりあって白色が得られる。
【0005】
また、1個のLED素子から得られる光束は小さいため、今日一般照明用光源として広く普及している白熱電球や蛍光ランプと同程度の光束を得るには、複数のLED素子を同一基板上に配列してLED照明光源を構成することが望ましい。そのようなLED照明光源は、例えば特許文献3に開示されている。
【特許文献1】特開平10−242513号公報
【特許文献2】特許第2998696号明細書
【特許文献3】特開2003−124528号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献3には、複数のLEDベアチップが放熱基板上に実装されたLED照明光源が開示されている。そのLED照明光源を図2(a)および(b)に示す。
【0007】
図2(a)に示すように、放熱基板201の片面に複数のLEDベアチップ202が実装されている。LEDベアチップ202が実装された放熱基板201に対して、光学反射板203が組み合わされる。光学反射板203には、放熱基板201上に配列されたLEDベアチップ201に対応する開口部(孔)203bが形成されている。開口部203bの内壁面が反射面203aとして機能する。
【0008】
LEDベアチップ202が実装された放熱基板201と、光学反射板203とを組み合わせると、図2(b)に示すLED照明光源250が形成される。図2(b)のLED照明光源250では、光学反射板203の開口部203bに樹脂204が充填されており、この樹脂204はレンズの機能を果たす。
【0009】
LED照明光源250では、放熱基板201上に複数のLEDベアチップ202が高密度に配列されているが、放熱基板201が複数のLEDベアチップ202から発生する熱を効率よく放散させることができる。このため、LED照明光源250では、各LEDベアチップ202に大きな電流を流すことができ、全体として強い光束を得ることができる。
【0010】
光学反射板203は、金属(例えば、アルミニウム)または樹脂から構成されている。光学反射板203を金属から形成する場合、金属の高い熱伝導性により、放熱の効果を向上させることが可能である。また、光学反射板203の開口部203bの内壁面に鏡面性を与えることができるため、金属プレートに形成した各開口部の内壁面をそのまま反射面203aとして利用することができる。ただし、光学反射板203を金属から形作製する場合、開口部203bを高精度で形成するための加工コストが高いため、光学反射板203の価格が上昇してしまうという問題がある。
【0011】
LED照明光源250を大量に製造する場合、光学反射板203を金属から作製するより、より安価な樹脂から作製することが好ましい。樹脂製の光学反射板は、型を用いて安価に大量に製造できるからである。
【0012】
しかし、樹脂製の光学反射板203を用いると、放熱基板201に反りが発生するおそれがある。前述のように、光学反射板203の開口部203bには樹脂204が充填され、場合によっては、光学反射板203の上面全体が樹脂204によって覆われる。樹脂204は樹脂製の光学反射板203と同様にインジェクションモールドなどの成型方法によって作製されるため、その硬化に際して収縮する。このような樹脂収縮が基板上面側で生じると、光学反射板203が全体として放熱基板201の上面に平行な方向に縮んで放熱基板201を大きく反らせてしまうことになる。このような反りは、放熱基板201が薄い場合に顕著である。
【0013】
したがって、樹脂製の光学反射板203を用いた場合の反りを防止しようとすると、放熱基板201を厚くし、その強度を高めることが求められる。しかし、放熱基板201を厚くすることは、カード型のLED照明光源として利用可能なLED照明光源250の薄型化を困難にし、薄いカード型のLED照明光源250が持つ利点を軽減させてしまう。また、放熱基板201を厚くすると、それだけ材料コストが高くなってしまう。さらに、厚さは維持しつつ、基板の強度を向上させようとして特殊な材料を用いても、材料コストを向上させてしまうことになる。
【0014】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、安価でありながら、反りを効果的に抑制できるLED照明光源を提供することにある
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明のLED照明光源は、上面を有する基板と、前記基板の上面上に配列された複数のLED素子と、各LED素子から発せられた光の少なくとも一部を反射する反射面を有する反射部材とを備えたLED照明光源であって、前記反射部材は、樹脂と、前記樹脂よりも曲げ剛性の大きな材料から形成された骨格とを備えている。
【0016】
好ましい実施形態において、前記骨格は、金属、セラミックス、半導体、およびガラスのうちの少なくとも1つの材料から形成されている。
【0017】
好ましい実施形態において、前記反射部材は、二次元的に配列された複数の開口部を有しており、各開口部の内壁面が、個々のLED素子の側面を取り囲んでいる。
【0018】
好ましい実施形態において、前記反射部材における前記複数の開口部の内壁面が前記反射面として機能する。
【0019】
好ましい実施形態において、前記複数のLED素子を覆う透光性部材を前記基板の上面側に備えている。
【0020】
好ましい実施形態において、前記透光性部材は樹脂から形成されており、前記基板の下面には樹脂の層が設けられていない。
【0021】
好ましい実施形態において、前記透光性部材は、レンズアレイとして機能する部分を有しており、前記レンズアレイに含まれる個々のレンズは、前記複数のLED素子のうちの対応するLED素子から放射された光に対してレンズ効果を発揮する。
【0022】
好ましい実施形態において、前記透光性部材は、前記反射部材の少なくとも前記反射面を覆っている。
【0023】
好ましい実施形態において、前記複数のLED素子の各々を覆う波長変換部を更に有しており、前記波長変換部は、前記LED素子から放射された光を当該光の波長よりも長い波長を有する光に変換する。
【0024】
好ましい実施形態において、前記反射部材の樹脂は、前記骨格の表面の70%以上を覆っている。
【0025】
好ましい実施形態において、前記基板は、樹脂と無機フィラーとを含む材料から構成されたコンポジット基板である。
【0026】
好ましい実施形態において、前記骨格は、前記基板上に配列された複数のLED素子からなるLED素子クラスタの外側に位置している。
【0027】
好ましい実施形態において、前記LED素子は、前記基板の上面上において行列状に配列されており、前記骨格は、前記行列における行方向および列方向の少なくとも一方に沿って延びる少なくとも2本の棒を有している。
【0028】
好ましい実施形態において、前記骨格は、前記行列における各行の間および各列の間に、前記行方向および前記列方向に延びる部材を有している。
【0029】
好ましい実施形態において、前記LED素子は、前記基板の上面上において行列状に配列されており、前記骨格は、前記行列における行方向および列方向とは異なる斜め方向に沿って延びる少なくとも2本の棒を有している請求項1に記載のLED照明光源。
【0030】
好ましい実施形態において、前記骨格は、前記基板と平行に配置された板状部材であり、前記板状部材には、前記LED素子に対応する箇所に開口部が形成されている。
【0031】
好ましい実施形態において、前記骨格は、前記反射面を有する金属製部材であり、前記反射部材の樹脂は、前記金属製部材上に層状に存在している。
【0032】
本発明によるLED照明光源用反射板は、樹脂と、前記樹脂よりも曲げ剛性の大きな材料から形成された骨格とを備えている。
【0033】
好ましい実施形態において、前記骨格は、金属、セラミックス、半導体、およびガラスのうちの少なくとも1つの材料から形成されている。
【0034】
好ましい実施形態において、二次元的に配列された複数の開口部を有しており、各開口部の内壁面が、LED素子から放射された光を反射する反射面として機能する。
【0035】
好ましい実施形態において、前記開口部の内壁面が前記樹脂層の表面の少なくとも一部によって形成されている。
【0036】
好ましい実施形態において、下面が前記樹脂層の表面の少なくとも一部によって形成されている。
【発明の効果】
【0037】
本発明のLED照明光源によれば、反射部材が、樹脂よりも曲げ剛性の大きな材料から形成された骨格を備えているため、樹脂のみから形成されている場合に比べて反射部材の剛性が効果的に高められている。このため、LED照明光源を安価に製造することができるとともに、その反りを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】従来の砲弾型LED照明光源の構成を模式的に示す断面図である。
【図2】(a)および(b)は、従来のLED照明光源の構成を模式的に示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係るLED照明光源100の構成を模式的に示す断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るLED照明光源100の平面を模式的に示す平面図である。
【図5】本発明の実施形態に係るLED照明光源100の構成を模式的に示す断面図である。
【図6】本発明の実施形態に係るLED照明光源100の平面を模式的に示す平面図である。
【図7】LED素子10の周囲部分の構成を模式的に示す拡大断面図である。
【図8】本発明の実施形態に係るカード型LED照明光源100の構成を模式的に示す斜視図である。
【図9】骨格40の一例を示す平面図である。
【図10】骨格40の他の例を示す平面図である。
【図11】骨格40の更に他の例を示す平面図である。
【図12】骨格40の更に他の例を示す斜視図である。
【図13】骨格40の更に他の例を示す斜視図である。
【図14】骨格40の更に他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0039】
12 LEDベアチップ
14 蛍光体樹脂部
20 基板
22 ベース基板
24 配線層
26 配線パターン
28 給電端子
30 反射板
32 反射面
35 開口部
40 骨格
42 開口部
50 レンズ
100 照明光源
200、250 照明光源
【発明を実施するための最良の形態】
【0040】
以下、図面を参照しながら、本発明によるLED照明光源の実施形態を説明する。以下の図面においては、説明の簡潔化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。
【0041】
(実施形態1)
まず、図3および図4を参照しながら、第1の実施形態に係るLED照明光源100を説明する。図3は、LED照明光源100の断面構成を模式的に示しており、図4は、LED照明光源100の平面構成を模式的に示している。
【0042】
LED照明光源100は、基板20と、基板20上に二次元的に配列されたLED素子10と、LED素子10から放射された光を反射する反射面32を有する反射板30とを備えている。
【0043】
反射板30は、内部に骨格40を含むプレート状樹脂層から構成されている。この樹脂層には、複数の開口部が設けられており、各開口部は、対応するLED素子10の側面を取り囲むように形成されている。骨格40は、反射板30の樹脂層の曲げ強度よりも大きなその曲げ強度を示す材料から形成されており、基板20に反りが発生するのを抑制している。骨格40は、好ましくは、金属、セラミック、半導体、およびガラスの少なくとも1つの材料から形成される。
【0044】
反射板30の樹脂は、例えば液晶ポリマー(LCP)やポリフタルアミド(PPA)などである。これらの樹脂材料の曲げ強度は、比較的高く、典型的には120MPa以上である。より具体的には、液晶ポリマーの曲げ強度が約150〜250MPaであり、ポリフタルアミドの曲げ強度が約120〜370MPaである。
【0045】
一方、骨格40の材料として好適に用いられる金属(例えば、アルミニウム)の曲げ強度は約400〜500MPaであり、セラミックの曲げ強度は約800〜1100MPaである。
【0046】
図示されている反射板30の骨格40は、アルミニウムから形成されている。骨格40は、アルミニウムに代えて、銅、ステンレス、鉄、または、これらの合金からを形成されていても良い。骨格40をセラミックから形成する場合は、例えば、アルミナ(Al)、ムライト(3Al・2SiO)、ステアタイト(MgO・2SiO)、フォルステライト(2MgO・2SiO)、ジルコニア(PSZ)などをセラミック材料として用いることができる。
【0047】
本実施形態では、図4に示されるように、3行×3列の行列状に配置された9個のLED素子10からLED素子の群(クラスタ)が構成されており、各々が対応する個々のLED素子10を取り囲む9個の開口部35が設けられた反射板30が基板20の上面を覆っている。
【0048】
骨格40は、図4に示されるように、LED素子クラスタの外側を取り囲む構成を有している。骨格40は、より詳細には、矩形の形状を有し、樹脂層の内部に埋められた状態で基板20の外周部(周縁に近い領域)に位置している。樹脂層の厚さは、例えば500μm以上10mm以下である。骨格40の厚さは、樹脂層の厚さよりも小さく、例えば、100μm以上5mm以下である。図3および図4に示す例では、樹脂層の厚さは1mmであり、骨格40の厚さは約200μmである。骨格40は、樹脂層の底面から200〜300μm程度上に配置されている。言い換えると、骨格40と基板20との間には、厚さ200〜300μm程度の間隙が存在し、その間隙を樹脂層の一部が埋めている。
【0049】
樹脂層に設けられた各開口部35の側面(内壁面)は、LED素子10から放射される光を反射する反射面32として機能する。反射面32の反射率は、70%以上であることが好ましい。反射面32は、樹脂によって形成してもよいし、反射面32上に堆積した金属膜(反射膜)によって形成しても良い。このような反射膜を、例えば、Ni、Al、Pt、Ag、Alなどから形成すると、反射面32の反射率を向上させることができる。反射面32を例えば酸化チタンの膜から形成すると、反射面32を白色にすることができる。
【0050】
各開口部35の直径は、LED素子10のサイズによっても変化するが、本実施形態では、2100〜2500μm程度である。
【0051】
本実施形態のLED素子10は、LEDベアチップ12と、LEDベアチップ12を覆う蛍光体樹脂部14とを備えている。蛍光体樹脂部14は、LEDベアチップ12から出放射された光を当該光の波長よりも長い波長の光に変換する蛍光体(蛍光物質)と、蛍光体を分散させる樹脂とから形成されている。LEDベアチップ12は、基板20の上面上に実装されている。基板20の上面には、配線パターン(不図示)が形成されており、本実施形態では、その配線パターンの一部(例えば、ランド)に、LEDベアチップ12がフリップチップ実装されている。
【0052】
本実施形態で用いるLEDベアチップ12は波長380nmから780nmの可視領域の範囲内にピーク波長を有する光を出射するLEDである。また、蛍光体樹脂部14中に分散されている蛍光体は、波長380nmから780nmの可視領域の範囲内で、LEDベアチップ12のピーク波長とは異なるピーク波長を有する光を出射する蛍光体である。LEDベアチップ12は、好ましくは、青色の光を出射する青色LEDである。LEDベアチップ12として青色LEDを使用する場合、蛍光体樹脂部14に含有されている蛍光体は、黄色の光に変換する黄色蛍光体である。青色光と黄色光とが混ざり合うことにより、白色の光が形成される。両者の光の混色を十分に行うことにより、ムラの少ない白色の光を形成するため、反射面32を拡散面にしてもよい。反射面32を拡散面にするには、樹脂の生地に例えば酸化チタンを混入すればよい。
【0053】
好ましい実施形態におけるLEDベアチップ12は、窒化ガリウム(GaN)系材料からなるLEDチップであり、例えば波長460nmの光を出射する。LEDベアチップ12として青色を発するLEDチップを用いる場合、蛍光体としては、(Y・Sm)(Al・Ga)12:Ce、(Y0.39Gd0.57Ce0.03Sm0.01Al12などを好適に用いることができる。本実施形態では、蛍光体樹脂部14は略円柱形状に形成されており、LEDベアチップ12の寸法が、例えば約0.3mm×約0.3mmのときに、蛍光体樹脂部14の直径は例えば約0.7mm〜約0.9mmである。なお、蛍光体樹脂部14の水平方向断面を円形でなく、矩形等にすることも可能である。
【0054】
図4に示す例では、9個のLED素子10を基板20の上面上に3個×3個の行列状に配置しているが、LED素子10の個数や配置形態は上記の場合に限定されない。1つの基板20上に形成するLED素子10の配置形態は、M行×N列の行列(Mは2以上の整数、Nは2以上の整数)であってもよい。また、LED素子10の配列形態は、行列状である必要はなく、略同心円状の配列や、渦巻き状の配列であってもよい。
【0055】
基板20は、好ましくは放熱基板である。本実施形態の基板20では、樹脂と無機フィラーとを含む材料から構成されたコンポジット基板を用いている。より詳細には、金属ベースのコンポジット基板(例えば、アルミナコンポジット基板)を用いている。基板20にコンポジット基板を用いると、高い熱伝導率(例えば、1.2℃/W以上)を有する放熱基板を実現することができ、各LEDベアチップに強い電流を流すことができ、しいては、大きい光束を得ることができる。
【0056】
基板20の厚さは、例えば0.1mm以上5mm以下であり、典型的には2mm以下である。例えばコンポジット基板によって薄い基板20(例えば、厚さ1mm)を作製した場合、樹脂製の反射板30の影響によって反りが生じる可能性が大きいが、本実施形態の構成の場合、反射板30内に骨格40が設けられているので、その反りを抑制・緩和することができる。複数のLED素子10を搭載するという観点から、基板20の上面の面積は、6.25mm以上であることが好ましい。多数のLED素子10を実装して光束を大きくするには、基板20の上面の面積は、56.25mm以上であることが更に好ましい。
【0057】
本実施形態では、金属製の骨格40の全体が反射板30の樹脂によって覆われている。骨格40の大半を樹脂で覆うことにより、金属の骨格40を基板20上の配線などから絶縁するとともに、骨格40の酸化を抑制することができる。なお、骨格40の一部が樹脂から露出していても特に問題はないが、骨格40の表面の70%以上を樹脂が覆っていることが好ましい。
【0058】
図3に示す例では、骨格40が反射板30の樹脂層の下半分に配置されているが、骨格40は、反射板30の樹脂層の上半分や中央部に位置していても良い。なお、骨格40は、樹脂層の底部に位置し、基板20に接してもよい。骨格40が導電性を有する材料から形成されている場合、基板20の配線パターンと骨格40との絶縁性を保つために、配線パターンの表面の少なくとも一部を絶縁物(例えば樹脂)で被覆しておく必要がある。
【0059】
図3に示す反射板30の開口部35の内部を、樹脂などからなる透光性部材で埋めることができる。例えば、図5および図6に示すように、個々の開口部35に樹脂製のレンズ50を充填することができる。図5は、図3と同様な断面図であり、図6は、理解容易のために反射板30内に埋設した骨格40を明示した平面図である。
【0060】
図5および図6に示すLED照明光源100によれば、樹脂製のレンズ50のアレイによってLED素子10からの光の配光を制御することができ、LED照明光源100の光学特性を向上させることができる。本実施形態の構成では、反射板30の内部に骨格40が設けられているので、樹脂製のレンズ50が形成されることによって反りの度合いが大きくなったとしても、反りを防止することができる。一般には、樹脂製のレンズ50を基板20の上面側に形成し、基板20の下面側には樹脂層を形成しない場合、片側で生じる樹脂の収縮により、基板20の反りが特に顕著に発生しやすくなる。このような反りを抑制するために、基板20の下面に意図的に樹脂層を形成することもあり得るが、本実施形態では、基板20の放熱性を高めるため、基板20の下面は樹脂層で覆っていない。この結果、樹脂の収縮は基板20の上面側でのみ生じることになるが、反射板30の中に含まれる骨格40の存在により、基板20の反りは大きく抑制される。
【0061】
レンズ50は、個々のLED素子10を封止するように樹脂を、開口部35内に充填し、成型することによって作製され得る。図5に示す例では、レンズ50から横方向に延びた樹脂の薄い層が反射板30の上面にも存在している。このような構成を採用することにより、複数のレンズ50が配列されたレンズアレイを一括的に形成することが容易になる。レンズ50を構成する樹脂は、例えばエポキシ樹脂であるが、レンズ50の材料は、樹脂製に限られず、ガラスから形成されていても良い。
【0062】
図7は、LED照明光源100における一つのLED素子10の周辺部分を示す断面図である。図7に示す基板20は、ベース基板22と、ベース基板22上に形成された配線層24とを備えている。ベース基板22は、例えば、金属製の基板であり、配線層24は、無機フィラーと樹脂とからなるコンポジット層の上に形成された配線パターン26を含んでいる。ベース基板22に金属基板を用い、配線層24にコンポジット層を用いているのは、LEDチップ12からの放熱性を向上させるためである。この例では、配線層24は、多層配線基板の一部であり、最上層の配線パターン26にLEDチップ12がフリップチップ実装されている。本実施形態では、反射板30が樹脂から構成されているので、金属製の反射板と比較して、配線パターン26の電気的絶縁を良好に確保することができる。
【0063】
また、図示した構成では、蛍光体樹脂部14の側面と、反射板30の反射面32とが離間している。蛍光体樹脂部14の側面と反射面32との間に隙間が形成されることにより、反射板30の反射面32の形状によって拘束されずに、蛍光体樹脂部14の形状を自由に設計することができる。蛍光体樹脂部14の形状は、色ムラに影響を与えるため、反射面32の形状から独立して最適化すれば、色ムラを軽減することができる。
【0064】
蛍光体樹脂部14の側面と、反射板30の反射面32とが離間したLED照明光源は、米国特許出願公開US2004/0100192A1に開示されているので、その全体をここに援用する。
【0065】
図4に示すように、本実施形態の蛍光体樹脂部14は「略円柱形状」を有しているが、本明細書における「略円柱形状」は、基板上面に平行な断面が真円である構造に限定されず、断面が6個以上の頂点を有する多角形である構造を含む。頂点が6個以上の多角形であれば、実質的に軸対称性があるため、「円柱」と同一視できるからできる。
【0066】
超音波フリップチップ実装によってLEDチップ12を基板20に実装するとき、超音波振動によってLEDチップ12が基板上面に平行な面内で回動してしまうことがある。このような場合、蛍光体樹脂部14が三角柱または四角柱の形状を有していると、LEDチップ12と蛍光樹脂部14との配置関係によって配光特性が影響を受けやすい。しかし、蛍光樹脂部14が略円柱形状を有していれば、LEDチップ12の向き基板上面に平行な面内で回転しても、蛍光樹脂部14とLEDチップ12との相互配置関係に大きな変化は生じず、配向特性に影響が発生しにくい。
【0067】
図8は、2次元的に配列された複数個のLEDチップ(LED群またはLEDクラスタ)を備えるカード型LED照明光源100の一例を示している。図8のカード型LED照明光源100では、表面に複数のレンズ50が設けられており、樹脂製の反射板30の内部には不図示の骨格が形成されている。この骨格は、図6に示す骨格40と同様の構成を有している。
【0068】
カード型LED照明光源100の表面の一部には、基板20上の配線パターンに電気的に接続され、LEDチップに電力を供給するための給電端子28が設けられている。カード型LED照明光源100を使用する場合には、LED照明光源100を着脱可能に挿入できるコネクタ(不図示)と点灯回路(不図示)とを電気的に接続し、そのコネクタにガード型LED照明光源100を挿入して使用すればよい。
【0069】
カード型LED照明光源100には、採用される規格や方式にもよるが、薄型化が求められることが多い。樹脂製の反射板30(さらには、樹脂製のレンズ50)を備えたカード型LED照明光源を薄くしようとすると、反りの問題が顕著に生じやすくなるが、本実施形態の構成によれば、樹脂製の反射板30に骨格40が形成されているので、カード型LED照明光源でも反りの発生を防止できる。
【0070】
上記実施形態では、基板20の周辺領域に骨格40を配置したが、骨格40のパターンはそれに限らず、他のパターンを採用してもよい。
【0071】
(実施形態2)
次に、図9を参照しながら、本発明によるLED照明光源の第2の実施形態を説明する。
【0072】
図9は、十字の形状を有する骨格40を備えたLED照明光源を示している。図9に示される骨格40は、基板20の上面に沿って行方向に延びる第1棒状部材40aと、列方向に延びる第2棒状部材40bとを備えている。第1棒状部材40aと第2棒状部材40bとは、一体的に形成されていてもよいし、別々の部材を組み合わせて形成されていてもよい。また、基板20の上面に対する第1棒状部材40aの高さ(レベル)と、基板20の上面に対する第2棒状部材40bの高さ(レベル)が異なり、両者が交差していてもよい。この場合、相互に交差する2本の棒状部材40a、40bが相互に連結されていることが好ましい。このような連結は、棒状部材40a、40bの少なくとも一方から延びる突起物によって行われていても良いし、他の固定部材を介して行なわれていても良い。なお、略同一の高さで2本の棒状部材40a、40bを走査させる場合は、棒状部材40a、40bの少なくとも一方に切り欠きまたは貫通孔を設け、その切り欠きまた貫通孔の内部を棒状部材40a、40bの他方が通り抜けるようにしてもよい。
【0073】
(実施形態3)
次に、図10を参照しながら、本発明によるLED照明光源の第3の実施形態を説明する。
【0074】
図10に示される骨格40は、複数の第1棒状部材40aおよび複数の第2棒状部材40bによって形成された格子形状を有している。図10の例では、2本の第1棒状部材40aと2本の第2棒状部材40bとが交差しているが、LED素子10の配列に合わせて、さらに多くの棒状部材40a、40bが交差する構成を採用しても良い。
【0075】
(実施形態4)
次に、図11を参照しながら、本発明によるLED照明光源の第4の実施形態を説明する。
【0076】
図11に示される骨格40は、図6の構成と図10の構成とを組み合わせた構成を有している。すなわち、格子形状を構成する部材40a、40bと、LED素子クラスタの外側を取り囲む40cとによって骨格40が形成されている。
【0077】
本実施形態によれば、最も反りの影響が出やすい周辺領域の反りを軽減することができる。
【0078】
(実施形態5)
次に、図12を参照しながら、本発明によるLED照明光源の第5の実施形態を説明する。
【0079】
図12に示される骨格40は、行方向および列方向のいずれか一方の方向に延びる少なくとも2本の棒状部材40aを備えている。2本の棒状部材40aは、交差せず、略平行に延びているが、このような骨格40によっても反りの発生の防止を行うことができる。
【0080】
棒状部材40aの個数が1つである場合、一般には、棒状部材40aの長軸方向(例えば、行方向)と異なる方向(例えば、列方向)に対する反りを抑制する効果が不充分になる。ただし、反射板30の平面形状が一方向に長い場合は、棒状部材40aの長軸方向と反射板30の長軸方向とを一致させれば、1本の棒状部材40aによっても反りを効果的に抑制することができる。
【0081】
(実施形態6)
次に、図13を参照しながら、本発明によるLED照明光源の第6の実施形態を説明する。
【0082】
また、図13に示すように、基板の四辺、あるいは、LED素子クラスタが形成する行列の向きに対して、棒状部材40d、40eを斜めに配置して骨格40を構成しても良い。棒状部材40dと棒状部材40eとを一体に形成することによって骨格40を形成してもよいし、別々に作製された複数の棒状部材40d、40eを組み合わせて骨格40を形成してもよい。
【0083】
本明細書における「棒状部材」は、ワイヤを含むものとする。したがって、金属ワイヤを編む(織る)ことよって形成されるメッシュを骨格40として用いても良い。
【0084】
(実施形態7)
次に、図14を参照しながら、本発明によるLED照明光源の第7の実施形態を説明する。
【0085】
図14の骨格40は、開口部42が形成された板状部材40fから構成されている。各開口部42は、LED素子10に対応する位置に設けられており、開口部42を貫通するように反射板30の開口部35が形成されている。
【0086】
図14の骨格40は、板状部材40fをプレス加工等によって作製され得るので、大量生産に向いている。また、板状部材40fは、曲げ応力の高い形状であり、反り防止効果に優れている。反射板30の反射面32は、樹脂によって形成されていてもよいし、板状部材40fの開口部42の側面(内壁面)によって形成されていてもよい。
【0087】
上記の図12から図14に示される実施形態においては、骨格40は反射板30の樹脂に被覆された状態にあるが、骨格40の一部が反射板30を構成する樹脂から露出してもよい。骨格40の一部が反射板30から露出していても、反り抑制の効果に影響を与えない場合がある。なお、樹脂成形法によって反射板30を作製する場合は、骨格40の全体を樹脂の内部に埋没させることがやや難しい。骨格40の全体を樹脂の内部に埋没させるには、骨格40を成形型の内壁面から離間させる必要があるが、現実的には、骨格40を浮遊させた状態に支持する必要があるからである。具体的には、骨格40の一部(例えば両端)に突出部や屈曲部を設け、突出部などによって骨格40を支えながら樹脂の硬化を実行することになる。このような場合、骨格40の前記突出部などの一部が樹脂の表面に露出する可能性がある。
【0088】
なお、従来の金属製反射板を骨格40として用いることも可能である。この場合、骨格40として機能する金属製反射板の上に樹脂層を形成することになる。すなわち、まず骨格40として機能する金属製反射板を用意し、この金属反射板の表面に樹脂層を形成することにより、反射板30を作製する。樹脂層は、好ましくは型を用いる樹脂成形法によって作製される。成形された樹脂層は、金属製反射板に設けられている開口部を貫通する開口部を有している。反射板30の反射面32は、樹脂層に設けた開口部の内壁面によって形成される。
【0089】
ここで用いる金属製反射板は、従来の金属製反射板に比べ、開口部の加工精度が低くても良く、安価に作製され得る。従来の金属製反射板をそのまま反射板として使用するときは、金属製反射板に設ける開口部の内壁面を反射面として機能させる必要があるため、その加工に手間がかかり、加工コストが大きく増加していた。
【0090】
また、上記の方法で作製した反射板30では、骨格として機能する金属製反射板の表面が樹脂で被覆されているため、基板20上に形成された配線パターンの電気的絶縁を確保することが容易になる。
【0091】
なお、上記の各実施形態に係る白色LED照明光源100は、青色LEDベアチップ12と黄色蛍光体14とを有するLED素子10を備えているが、白色LED照明光源は、他のLED素子を備えていても良い。例えば、紫外光を発する紫外LEDベアチップと、紫外LEDベアチップからの光で励起して、赤(R)、緑(G)および青(B)の光を発する蛍光体とを備えるLED素子を用いて白色LED照明光源を作製しても良い。ある好ましい例において、紫外LEDベアチップは、380nm〜400nmの光を出射し、赤(R)、緑(G)および青(B)の光を発する蛍光体は、波長380nmから780nmの可視領域の範囲内にピーク波長(すなわち、波長450nm、波長540nm、波長610nmのピーク波長)を有している。
【0092】
上記の各実施形態では、白色LED素子10がLEDベアチップ12を備えているが、本発明におけるLED素子は、砲弾型LED素子であっても良く、例えば表面実装型LED素子であってもよい。
【0093】
上記の各実施形態では、1つの蛍光体樹脂部14が1つのLEDベアチップ12を覆っているが、1つの蛍光体樹脂部14が2以上のLEDベアチップ12を覆っていても良い。例えば、1つの蛍光体樹脂部14が第1のLEDベアチップ12および第2のLEDベアチップ12を有していてもよい。第1および第2のLEDベアチップ12は、それぞれ、同一波長領域の光を発するLEDベアチップであってもよいし、異なる波長領域の光を発するLEDベアチップであってもよい。例えば、第1のLEDベアチップ12を青色LEDとし、第2のLEDベアチップ12を赤色LEDとすることも可能である。青色LEDベアチップ12および赤色LEDチップ12の両方を用いる場合には、赤に対する演色性に優れた白色LED照明光源を構築することができる。
【0094】
より詳細には、青色LEDベアチップと黄色蛍光体とを組み合わせるときには、白色を生成することができるが、赤成分が不足するため、赤に対する演色性が劣る傾向がある。そこで、青色LEDベアチップ12に赤色LEDベアチップ12とを組み合わせると、赤についての演色性が改善されるため、一般照明により適したLED照明光源を実現することができる。
【0095】
LED素子10は、白色LED素子である必要はない。例えば、赤色LED素子、緑色LED素子、青色LED素子のような単色のLED素子であってもよい。LED素子が何色を発するかにかかわらず、樹脂による反りの影響を、反射板内の骨格によって抑制することができるからである。
【産業上の利用可能性】
【0096】
本発明のLED照明光源は、薄くても反りにくく、また安価に製造されるため、各種の照明装置として好適に利用され得る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面および下面を有する基板と、
前記基板の上面上に配列された複数のLED素子と、
各LED素子から発せられた光の少なくとも一部を反射する反射面を有する反射部材と、
を備えたLED照明光源であって、
前記反射部材は、樹脂と、前記樹脂よりも曲げ剛性の大きな材料から形成された骨格とを備えているLED照明光源。
【請求項2】
前記骨格は、金属、セラミックス、半導体、およびガラスのうちの少なくとも1つの材料から形成されている請求項1に記載のLED照明光源。
【請求項3】
前記反射部材は、二次元的に配列された複数の開口部を有しており、
各開口部の内壁面が、個々のLED素子の側面を取り囲んでいる請求項1または2に記載のLED照明光源。
【請求項4】
前記反射部材における前記複数の開口部の内壁面が前記反射面として機能する請求項3に記載のLED照明光源。
【請求項5】
前記複数のLED素子を覆う透光性部材を前記基板の上面側に備えている請求項1に記載のLED照明光源。
【請求項6】
前記透光性部材は樹脂から形成されており、
前記基板の下面には樹脂の層が設けられていない請求項5に記載のLED照明光源。
【請求項7】
前記透光性部材は、レンズアレイとして機能する部分を有しており、
前記レンズアレイに含まれる個々のレンズは、前記複数のLED素子のうちの対応するLED素子から放射された光に対してレンズ効果を発揮する請求項6に記載のLED照明光源。
【請求項8】
前記透光性部材は、前記反射部材の少なくとも前記反射面を覆っている請求項6または7に記載のLED照明光源。
【請求項9】
前記複数のLED素子の各々を覆う波長変換部を更に有しており、前記波長変換部は、前記LED素子から放射された光を当該光の波長よりも長い波長を有する光に変換する請求項1に記載のLED照明光源。
【請求項10】
前記反射部材の樹脂は、前記骨格の表面の70%以上を覆っている請求項1に記載のLED照明光源。
【請求項11】
前記基板は、樹脂と無機フィラーとを含む材料から構成されたコンポジット基板である請求項1に記載のLED照明光源。
【請求項12】
前記骨格は、前記基板の上面上に配列された複数のLED素子からなるLED素子クラスタの外側に位置している請求項1に記載のLED照明光源。
【請求項13】
前記LED素子は、前記基板の上面上において行列状に配列されており、
前記骨格は、前記行列における行方向および列方向の少なくとも一方に沿って延びる少なくとも2本の棒を有している請求項1に記載のLED照明光源。
【請求項14】
前記骨格は、前記行列における各行の間および各列の間に、前記行方向および前記列方向に延びる部材を有している請求項12に記載のLED照明光源。
【請求項15】
前記LED素子は、前記基板上において行列状に配列されており、
前記骨格は、前記行列における行方向および列方向とは異なる斜め方向に沿って延びる少なくとも2本の棒を有している請求項1に記載のLED照明光源。
【請求項16】
前記骨格は、前記基板と平行に配置された板状部材であり、
前記板状部材には、前記LED素子に対応する箇所に開口部が形成されている請求項1に記載のLED照明光源。
【請求項17】
前記骨格は、複数の開口部を有する板状の金属製部材であり、
前記反射部材の樹脂は、前記金属製部材の上に層状に存在している請求項1に記載のLED照明光源。
【請求項18】
前記LED照明光源はカード型の照明光源である請求項1に記載のLED照明光源。
【請求項19】
樹脂と、前記樹脂よりも曲げ剛性の大きな材料から形成された骨格とを備えているLED照明光源用反射板。
【請求項20】
前記骨格は、金属、セラミックス、半導体、およびガラスのうちの少なくとも1つの材料から形成されている請求項19に記載のLED照明光源用反射板。
【請求項21】
二次元的に配列された複数の開口部を有しており、
各開口部の内壁面は、LED素子から放射された光を反射する反射面として機能する請求項19に記載のLED照明光源用反射板。
【請求項22】
前記開口部の内壁面が前記樹脂層の表面の少なくとも一部によって形成されている請求項19に記載のLED照明光源用反射板。
【請求項23】
下面が前記樹脂層の表面の少なくとも一部によって形成されている請求項19に記載のLED照明光源用反射板。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【国際公開番号】WO2005/073621
【国際公開日】平成17年8月11日(2005.8.11)
【発行日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−517420(P2005−517420)
【国際出願番号】PCT/JP2005/000654
【国際出願日】平成17年1月20日(2005.1.20)
【特許番号】特許第3895362号(P3895362)
【特許公報発行日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】