説明

LED駆動回路

【課題】高効率で小型のLED駆動回路を提供する。
【解決手段】DC−DCコンバータ部2は、電流制御部3がLEDに応じた大きさの制御信号を出力制御部6に出力するから、LEDごとに定電流回路を設けることなく、点灯するLEDに応じて所定の大きさの駆動電流を出力することができる。また、電流制御部3と負荷切替えスイッチ部5にはR,G,Bに対応する駆動パルス信号(B−PWM,G−PWM,R−PWM)がそれぞれ入力されており、電流制御部3では、R,G,Bの駆動パルス信号のパルス検出を行って、パルス検出された信号の該当LEDに対応する大きさの制御信号を出力制御部6に出力し、一方、負荷切替えスイッチ部5では駆動パルス信号によりR,G,Bをオンオフするから、駆動電流の切り替えとR,G,Bのオンオフとの同期動作を実現することができる。このように、簡易な同期制御回路の構成を採用することによりLED駆動回路の回路基板を小型化することができ、さらに効率も向上する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動電流の異なる複数のLEDを駆動するLED駆動回路に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、電子機器や信号機などの様々な分野において、LED(Light Emitting Diode)が用いられている。LEDは、低消費電力・長寿命・小型という特徴を有しており、従来は光源として電球が使用されていたものであっても、LEDが代替しつつある。このようなものの一つにプロジェクタがある。光源にLEDを採用したLEDプロジェクタは、既に多くのメーカーで開発され、製品化されている。このLEDプロジェクタには、DMD(Digital Micromirror Device)を用いたものがある。
【0003】
DMDは、微小なミラー(マイクロミラー)が画素単位で配列された表示素子である。各マイクロミラーは鏡面をねじれ軸周りに±12度傾斜させることができ、鏡面下部に設けた電極を駆動することにより「ON」(+12度)と「OFF」(−12度)の二つの状態を持たせることができる。ミラーが「ON」のときは光源からの光を反射してスクリーンに投射し、一方、「OFF」のときは光を内部の吸収体に反射する。従って、各ミラーを個別に駆動することにより、画素ごとに光の投射を制御することができる。
【0004】
このようなDMDを備えるLEDプロジェクタでは、RGB各色のLEDが順次点灯され、これと同期するように、DMDの各ミラーの角度を制御することで画像光が生成される。このとき、LEDの順方向降下電圧は各色ごとに異なっているため、各色のLEDごとに電源電圧を切り替える必要がある。
【0005】
特許文献1では、複数のDC−DCコンバータ、並びに各色のLEDに対応する点灯スイッチ及び定電流回路とを設けたプロジェクタ用のLED駆動回路が開示されている。このLED駆動回路では、LEDの点灯制御と同期して、最大電圧に切り替えるときに全部のDC−DCコンバータをフル駆動することで電源電圧の切り替えの応答速度を向上し、一方、そうでないときは単一のDC−DCコンバータのみを駆動することによって損失を改善している。
【0006】
しかしながら、このLED駆動回路ではRGB各色のLEDごとに定電流回路が設けられているため、回路基板のサイズが大きくなる。また、部品数が多いためにコスト面でも不利である。さらに、この駆動回路では、複数のDC−DCコンバータを用いて電源電圧を変えているから、電源電圧の切り替えのたびに定電流回路で大きな損失が発生してしまうために効率が悪い。光源であるLEDに流す電流は大きいので、なおさらである。
【特許文献1】特開2006−174677号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の課題は、高効率で小型のLED駆動回路を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するため、本発明に係るLED駆動回路は、1つのDC−DCコンバータ部と、負荷切替えスイッチ部と、電流制御部と、出力制御部とを含む。前記1つのDC−DCコンバータ部は、電源から所定の大きさの駆動電流を出力する。
【0009】
前記負荷切替えスイッチ部は、複数のLEDのそれぞれに接続される複数のスイッチ素子を含む。前記スイッチ素子は、接続される前記LEDに対応する駆動パルス信号が入力され、この駆動パルス信号に基づいてオンされることにより当該LEDに前記駆動電流を供給する。
【0010】
前記電流制御部は、前記駆動パルス信号がそれぞれ入力され、これらの駆動パルス信号のパルス検出を個別に行って、パルス検出された信号に対応する前記LEDごとに、共通の電流検出部で駆動電流を検出して、所定の大きさの制御電流に対応する信号を前記出力制御部へ出力する。前記出力制御部は、前記制御電流の大きさに従って前記駆動電流の大きさを制御する。
【0011】
上述したように、DC−DCコンバータ部は、電流制御部がLEDに応じた大きさの信号を出力制御部に出力するから、LEDごとに定電流回路を設けることなく、点灯するLEDに応じて所定の大きさの駆動電流を出力することができる。
【0012】
また、電流制御部と負荷切替えスイッチ部には各LEDに対応する駆動パルス信号がそれぞれ入力されており、電流制御部では、各LEDの駆動パルス信号のパルス検出を行って、パルス検出された信号の該当LEDに対応する大きさの信号を出力制御部に出力し、一方、負荷切替えスイッチ部では駆動パルス信号によりLEDをオンオフするから、駆動電流の切り替えとLEDのオンオフとの同期動作を実現することができる。このように、簡易な同期制御回路の構成を採用することによりLED駆動回路の回路基板を小型化することができ、さらに効率も向上する。
【発明の効果】
【0013】
以上述べたように、本発明によれば、高効率で小型のLED駆動回路を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1のように、本発明に係るLED駆動回路1は、DC−DCコンバータ部2と、負荷切替えスイッチ部5と、電流制御部3と、出力制御部6とを含む。LED駆動回路1には電源入力端子11a,11bが設けられており、これらに電源が接続されてDC−DCコンバータ部2などに直流の電流が供給される。
【0015】
また、LED駆動回路1には3つの駆動パルス入力端子12a〜12cが設けられており、これらにLED点灯制御手段を接続することで電流制御部3及び負荷切替えスイッチ部5に各駆動パルス信号(R−PWM,G−PWM,B−PWM)が入力される(図2(a)参照)。LED点灯制御手段は、赤色光、緑色光、青色光を出射するLED(以後、R,G,Bとする。)をパルスにより順次点灯させるための3種類の駆動パルス信号(R−PWM,G−PWM,B−PWM)を出力する信号発生回路である。
【0016】
さらに、LED駆動回路1は、出力端子41a,41bを介してBと、出力端子42a,42bを介してGと、出力端子43a,43bを介してRと、それぞれ接続され、R,G,Bに駆動電流を供給する。これらの出力端子41a,41b,42a,42b,43a,43bは、コネクタ端子、もしくはR,G,Bを実装するためのパッドなどで構成してもよく、本実施形態では単に出力端として取り扱う。
【0017】
DC−DCコンバータ部2は、電源から所定の大きさの駆動電流を出力する。DC−DCコンバータ部2には、例えば、パワーMOSFETなどのスイッチング素子などを含んで構成される。
【0018】
負荷切替えスイッチ部5は、スイッチ素子であるFET51a〜51cを含み、R,G,Bとそれぞれ接続される。FET51a〜51cは、駆動パルス信号(B−PWM,G−PWM,R−PWM)が各々入力され、駆動パルス信号に基づいてオンされることにより当該LEDに上述した駆動電流を供給する。つまり、負荷切替えスイッチ部5は、それぞれR,G,Bを順次に切替えて点灯させるための3つのスイッチ素子を有している。
【0019】
具体的には、R,G,Bは(−)端子41a,42a,43aを介して、アノードがDC−DCコンバータ部2の駆動電流の出力端子と接続されている。一方、R,G,Bのカソードは(−)端子41b,42b,43bを介して、各FET51a〜51cと接続され、さらに抵抗R6を介して接地されている。なお、抵抗R6により電流制御部3でR,G,B共通に駆動電流の大きさが検出される。
【0020】
この構成によれば、駆動パルス信号(B−PWM,G−PWM,R−PWM)のパルスによりFET51a〜51cはオンとなり、ソースとドレインの間で電流が流れることで、R,G,Bに駆動電流が流れる。このとき、R,G,Bは点灯する。一方、駆動パルス信号のパルスがないとき、FET51a〜51cはオフとなるので、R,G,Bに駆動電流は流れない。このとき、R,G,Bは消灯する。
【0021】
電流制御部3には、負荷切替えスイッチ部5と同様に、駆動パルス信号(R−PWM,G−PWM,B−PWM)が入力される。電流制御部3は、これらの駆動パルス信号のパルス検出を個別に行って、パルス検出された信号に対応するLEDごとに、共通の電流検出部で駆動電流を検出して、所定の大きさの制御電流に対応した信号を出力制御部6へ出力する。これにより、DC−DCコンバータ部2が出力する駆動電流の大きさを、パルス検出された信号に対応するLEDの駆動電流の大きさと一致させる。
【0022】
具体的には、上述した電流検出部は、抵抗R6と演算増幅器31を含む回路であり、また、上述したパルス検出は、エミッタ接地されたトランジスタQ1a,Q1bを含む回路により行なわれる。トランジスタQ1a,Q1bのベースには、駆動パルス信号(B−PWM,G−PWM)がそれぞれ入力され、各信号のパルスを受けたときにトランジスタQ1a,Q1bのベースに一定の電流が流れることによってコレクタとエミッタとの間で電流が流れる。
【0023】
トランジスタQ1a,Q1bのコレクタは、抵抗R1a,R1bを介して他のトランジスタQ2a,Q2bのベースにそれぞれ接続されている。よって、トランジスタQ1a,Q1bのコレクタとエミッタとの間で電流が流れるとトランジスタQ2a,Q2bのベース電流が増加するので、同様にトランジスタQ2a,Q2bのコレクタとエミッタとの間でも電流が流れる。
【0024】
トランジスタQ2a,Q2bのエミッタは、安定化部7及び電源入力端子11aを介して電源の+極に接続されており、コレクタは抵抗R2a,R2bを介して演算増幅器31の(+)端子にそれぞれ接続されている。ここで、抵抗R2a,R2bは異なる抵抗値を持っており、トランジスタQ2a,Q2bの何れに電流が流れたかによって演算増幅器31の(+)端子の入力レベルが選択的に決定される。つまり、駆動パルス信号(B−PWM,G−PWM)のパルスに応じて入力レベルが切り替えられる。
【0025】
また、駆動パルス信号R−PWMについては、上述したようなパルス検出のためのトランジスタは設けられていない。しかし、図2(a)に示すように駆動パルス信号は、B−PWM,G−PWM,R−PWMのうち何れか1つのパルスが常に発生するように制御されているから、駆動パルス信号(B−PWM,G−PWM)の両方についてパルス検出されない場合、駆動パルス信号R−PWMのパルスが検出されたものとみなすことができる。このため、電流制御部3には、駆動パルス信号R−PWMのパルス検出用のトランジスタを備える必要が無い。ただし、駆動パルス信号が図2(a)に示すパタン以外で入力される場合、駆動パルス信号R−PWMにもパルス検出用のトランジスタを備える必要がある。
【0026】
演算増幅器31と抵抗R2a,R2b,R3〜R6は、上述した制御電流を生成するための増幅回路である。演算増幅器31の(+)端子には、上述した抵抗R2a,R2bの他、別の抵抗R3の一端が接続されており、他端はFET51a〜51cのドレインと接続されている。一方、演算増幅器31の(−)端子には、抵抗R4の一端が接続され、他端は接地されている。抵抗R5は、一端で接地され、他端で演算増幅器31の出力端子と接続されている。抵抗R6は、一端が演算増幅器31の(−)端子と接続され、他端はFET51a〜51cのドレインと接続されている。演算増幅器31の出力端子は、出力制御部6のF/B端子と接続されており、演算増幅器31から出力制御部6へ制御電流が出力される。
【0027】
この構成によれば、演算増幅器31の(+)端子の入力レベルは、駆動パルス信号B−PWMのパルスが検出された場合、抵抗R6と抵抗R2bと抵抗R3に各々流れる電流により決定され、また、駆動パルス信号G−PWMのパルスが検出された場合、抵抗R6と抵抗R2aと抵抗R3に各々流れる電流により決定される。さらに、駆動パルス信号(B−PWM,G−PWM)が両方ともパルス検出されない場合、つまり、駆動パルス信号R−PWMのパルスが検出された場合、入力レベルは抵抗R6に流れる電流のみにより決定される。
【0028】
演算増幅器31は、(+)端子と(−)端子の入力レベルの差に基づいた大きさの制御信号を出力するから、制御信号は、駆動パルス信号(B−PWM,G−PWM,R−PWM)のパルスによって大きさが切り替えられる。よって、各抵抗R2a,R2b,R3〜R6の抵抗値を適宜設定することで制御信号を適当な大きさとし、DC−DCコンバータ部2から点灯するLEDに対応する大きさの駆動電流を出力させることができる。
【0029】
出力制御部6は、電流制御部3からF/B端子に入力された制御信号の大きさに従って、DC−DCコンバータ部2が出力する駆動電流の大きさを制御する。出力制御部6は、例えば、汎用のDC−DCコンバータ制御ICなどで構成される。
【0030】
このようなLED駆動回路1によれば、図2に示すとおり、図2(a)のような駆動パルス信号(B−PWM,G−PWM,R−PWM)が入力されると、これらのパルスと同期して、R,G,Bに各々流れる駆動電流IR,IG,IBは、図2(b)のように、各々に対応する所定の大きさとなる。よって、R,G,Bに各々の両端には、それぞれのダイオード特性により、VR,VG,VBの様な電圧となって現れる。
【0031】
上述したように、DC−DCコンバータ部2は、電流制御部3がLEDに応じた大きさの制御信号を出力制御部6に出力するから、LEDごとに定電流回路を設けることなく、点灯するLEDに応じて所定の大きさの駆動電流を出力することができる。
【0032】
また、電流制御部3と負荷切替えスイッチ部5にはR,G,Bに対応する駆動パルス信号(B−PWM,G−PWM,R−PWM)がそれぞれ入力されており、電流制御部3では、R,G,Bの駆動パルス信号のパルス検出を行って、パルス検出された信号の該当LEDに対応する大きさの制御信号を出力制御部6に出力し、一方、負荷切替えスイッチ部5では駆動パルス信号(B−PWM,G−PWM,R−PWM)によりR,G,Bをオンオフするから、駆動電流の切り替えとR,G,Bのオンオフとの同期動作を実現することができる。このように、簡易な同期制御回路の構成を採用することによりLED駆動回路の回路基板を小型化することができ、さらに効率も向上する。また、DC−DCコンバータ部2と出力制御部6と電流制御部3には、常時、電流が流れているために駆動電流の切り替え時に高速に応答することができる。
【0033】
さらに、LED駆動回路1の好ましい態様として、DC−DCコンバータ部2の駆動電流を出力する端子を、一端が接地されたコンデンサC1と接続し、また、各LEDに並列接続となるように、コンデンサC1の容量よりも大きな容量を有するコンデンサC2a〜C2cを各々接続するのがよい。このとき、コンデンサC2a〜C2cを、可能な限り、出力端子の近傍にそれぞれ配置するのが望ましい。コンデンサC2a〜C2cを該端子から遠方に配置すると、配線の抵抗により悪影響を受けてしまうからである。さらに、Rに並列接続されるコンデンサC2cは、G,Bにそれぞれ並列接続されるコンデンサC2a,C2bの容量より大きな容量を有するものがよい。
【0034】
この構成によれば、DC−DCコンバータ部2が駆動電流を変化させた時、最も電圧差が大きく現れるのがVB→VRであり、この電圧差によるサージ電流をコンデンサC2cが吸収することにより、VRの立ち上がり波形に現れるオーバーシュートを効果的に抑制することができる。具体的には、図3のように、コンデンサC2cが無い場合、Rの両端の電圧VRの立ち上がり波形において破線で示す程度のオーバーシュートが発生していたが、コンデンサC2cを備えた場合、実線で示す程度にまで改善がみられた。他の駆動電圧VG,VBについても同様である。このようにオーバーシュートを抑制することによって、R,G,Bへのダメージを削減し、その寿命を改善することができる。なお、必ずしもR,G,Bの全てにコンデンサC2a〜C2cを備える必要はなく、必要なLEDだけに備えればよい。
【0035】
なお、本実施形態では、出力制御部6は、入力される制御信号の大きさに応じて駆動電流を変化させる電流制御を行うようにしたが、仮に電圧制御を行うようにした場合でも構成に変わりは無い。また、本発明に係るLED駆動回路の各回路素子の数量及び接続形態などの構成は、本実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内において設計に応じ適宜決定すべきものである。
【0036】
また、本実施形態では、3色のLEDを駆動する場合を例示したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、複数の単一色のLEDを、それぞれ明るさを変えて駆動する場合でも、本発明のLED駆動回路を適用できる。さらに、本発明に係るLED駆動回路は、LEDプロジェクタのみならず、信号機などの他のLED表示装置にも適用できるものである。
【0037】
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明のLED駆動回路の一例を示す電気回路図である。
【図2】図1に示したLED駆動回路に入力されるLEDの駆動パルス信号とRGB各々の駆動電流及び端子間電圧の関係を示す波形図である。
【図3】図1に示したLED駆動回路におけるLEDの駆動電圧の立ち上がり状態を例示する波形図である。
【符号の説明】
【0039】
1 LED駆動回路
2 DC−DCコンバータ部
3 電流制御部
31 演算増幅器
5 負荷切替えスイッチ部
51a〜51c FET
6 出力制御部
C1,C2a〜C2b コンデンサ
R,G,B 赤色LED、緑色LED、青色LED

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つのDC−DCコンバータ部と、負荷切替えスイッチ部と、電流制御部と、出力制御部とを含むLED駆動回路であって、
前記1つのDC−DCコンバータ部は、電源から所定の大きさの駆動電流を出力し、
前記負荷切替えスイッチ部は、複数のLEDのそれぞれに接続される複数のスイッチ素子を含み、
前記スイッチ素子は、接続される前記LEDに対応する駆動パルス信号が入力され、この駆動パルス信号に基づいてオンされることにより当該LEDに前記駆動電流を供給し、
前記電流制御部は、前記駆動パルス信号がそれぞれ入力され、これらの駆動パルス信号のパルス検出を個別に行って、パルス検出された信号に対応する前記LEDごとに、共通の電流検出部で駆動電流を検出して、所定の大きさの制御電流に対応する信号を前記出力制御部へ出力し、
前記出力制御部は、前記制御電流に対応する信号の大きさに従って前記駆動電流の大きさを制御する、
LED駆動回路。
【請求項2】
請求項1記載のLED駆動回路であって、
前記1つのDC−DCコンバータ部は、前記駆動電流を出力する端子には、一端が接地された第一のコンデンサが接続されるとともに、前記LEDに並列接続となるように、前記第一のコンデンサの容量よりも大きな容量を有する第二のコンデンサが接続された、
LED駆動回路。
【請求項3】
請求項2記載のLED駆動回路であって、
前記負荷切替えスイッチ部は、それぞれ赤色光、緑色光、青色光を出射するLEDを順次に切替えて点灯させるための3つのスイッチ素子を有し、
前記赤色光を出射するLEDに並列接続される前記第二のコンデンサは、前記緑色光及び青色光を出射するLEDにそれぞれ並列接続される前記第二のコンデンサの容量より大きな容量を有する、
LED駆動回路。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−89115(P2009−89115A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−257119(P2007−257119)
【出願日】平成19年10月1日(2007.10.1)
【出願人】(000003067)TDK株式会社 (7,238)
【Fターム(参考)】