説明

P53活性を増加させる置換ピペリジンおよびその使用

多くの実施形態においては、本発明により、HDM2タンパク質の阻害因子としての新規の化合物、そのような化合物を調製するための方法、1つ以上のそのような化合物が含まれている薬学的組成物、そのような化合物または薬学的組成物を使用する、HDM2タンパク質もしくはP53が関係している1つ以上の疾患の処置、予防、阻害の方法が開示される。1つの態様においては、本発明の化合物は、明細書中の式Iに示される一般的構造:またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグを有する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物:
【化264】

、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグであって、式中:
は、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、またはヘテロアリールであり、ここでは、前記ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、またはヘテロアリールにはそれぞれ、別々に、環上の1〜3個のヘテロ原子が含まれ、そしてさらに、前記ヘテロシクリル、またはヘテロシクレニル、またはヘテロアリールはそれぞれ、式Iの中のカルボニルに対して、そのヘテロ原子のうちの1つによって結合され、なおさらに、前記ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、またはヘテロアリールはそれぞれ、非置換であっても、また、少なくとも1つの部分で別々に置換されていてもよく、前記少なくとも1つの部分は、同じであっても、また異なっていてもよく、基Zから選択される;
または、
は、ヘテロアルキルまたはヘテロアルケニルであり、ここでは、前記ヘテロアルキルまたはヘテロアルケニルにはそれぞれ、1〜3個のヘテロ原子が含まれ、さらに、前記ヘテロアルキルまたはヘテロアルケニルはそれぞれ、式Iの中のカルボニルに対して、そのヘテロ原子のうちの1つによって結合され、なおさらに、前記ヘテロアルキルまたはヘテロアルケニルのそれぞれは、非置換であっても、また、少なくとも1つの部分で別々に置換されていてもよく、前記少なくとも1つの部分は、同じであっても、また異なっていてもよく、基Zから選択される;
式中、Zはそれぞれ、同じであっても、また異なっていてもよく、H、−OR、−アルキルNR1011、−アルケニルNR1011、−CO、−CONR1011、−NR10CONR1011、−NR10COR、アルコキシアルキル、アルコキシアルケニル、シアノ、ハロゲン、トリハロアルキル、ジハロアルキル、モノハロアルキル、トリハロアルケニル、ジハロアルケニル、モノハロアルケニル、トリハロヘテロアルキル、ジハロヘテロアルキル、モノハロヘテロアルキル、トリハロヘテロアルケニル、ジハロヘテロアルケニル、モノハロヘテロアルケニル、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロシクレニルアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクレニル、シクレニルアルキル、シクレニルアルケニル、−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキニル、−O−ヘテロアルキル、−O−ヘテロアルケニル、−O−アリール、O−アリールアルキル、O−アリールアルケニル、−O−ヘテロアリール、−O−ヘテロアリールアルキル、−O−ヘテロアリールアルケニル、−O−ヘテロシクレニル、−O−ヘテロシクレニルアルキル、−O−ヘテロシクレニルアルケニル、−O−ヘテロシクリル、−O−ヘテロシクリルアルキル、−O−ヘテロシクリルアルケニル、−O−シクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−シクロアルキルアルケニル、−O−シクレニル、−O−シクレニルアルキル、−O−シクレニルアルケニル、−S−アルキル、−S−アルケニル、−S−アルキニル、−S−ヘテロアルキル、−S−ヘテロアルケニル、−S−アリール、−S−アリールアルキル、−S−アリールアルケニル、−S−ヘテロアリール、−S−ヘテロアリールアルキル、−S−ヘテロアリールアルケニル、−S−ヘテロシクレニル、−S−ヘテロシクレニルアルキル、−S−ヘテロシクレニルアルケニル、−S−ヘテロシクリル、−S−ヘテロシクリルアルキル、−S−ヘテロシクリルアルケニル、−S−シクロアルキル、−S−シクロアルキルアルキル、−S−シクロアルキルアルケニル、−S−シクレニル、−S−シクレニルアルキル、−S−シクレニルアルケニル、−アルキル−SH、−NR10−アルキル、−NR10−アルケニル、−NR10−アルキニル、−NR10−ヘテロアルキル、−NR10−ヘテロアルケニル、−NR10−アリール、−NR10−アリールアルキル、−NR10−アリールアルケニル、−NR10−ヘテロアリール、−NR10−ヘテロアリールアルキル、−NR10−ヘテロアリールアルケニル、−NR10−ヘテロシクレニル、−NR10−ヘテロシクレニルアルキル、−NR10−ヘテロシクレニルアルケニル、−NR10−ヘテロシクリル、−NR10−ヘテロシクリルアルキル、−NR10−ヘテロシクリルアルケニル、−NR10−シクロアルキル、−NR10−シクロアルキルアルキル、−NR10−シクロアルキルアルケニル、−NR10−シクレニル、−NR10−シクレニルアルキル、−NR10−シクレニルアルケニル、−CO−アルキル、−CO−アルケニル、−CO−アルキニル、−CO−ヘテロアルキル、−CO−ヘテロアルケニル、−CO−アリール、−CO−アリールアルキル、−CO−アリールアルケニル、−CO−ヘテロアリール、−CO−ヘテロアリールアルキル、−CO−ヘテロアリールアルケニル、−CO−ヘテロシクレニル、−CO−ヘテロシクレニルアルキル、−CO−ヘテロシクレニルアルケニル、−CO−ヘテロシクリル、−CO−ヘテロシクリルアルキル、−CO−ヘテロシクリルアルケニル、−CO−シクロアルキル、−CO−シクロアルキルアルキル、−CO−シクロアルキルアルケニル、−CO−シクレニル、−CO−シクレニルアルキル、−CO−シクレニルアルケニル、−SO−アルキル、−SO−アルケニル、−SO−アルキニル、−SO−ヘテロアルキル、−SO−ヘテロアルケニル、−SO−アリール、−SO−アリールアルキル、−SO−アリールアルケニル、−SO−ヘテロアリール、−SO−ヘテロアリールアルキル、−SO−ヘテロアリールアルケニル、−SO−ヘテロシクレニル、−SO−ヘテロシクレニルアルキル、−SO−ヘテロシクレニルアルケニル、−SO−ヘテロシクリル、−SO−ヘテロシクリルアルキル、−SO−ヘテロシクリルアルケニル、−SO−シクロアルキル、−SO−シクロアルキルアルキル、−SO−シクロアルキルアルケニル、−SO−シクレニル、−SO−シクレニルアルキル、−SO−シクレニルアルケニル、スピロヘテロアリール、スピロヘテロシクレニル、スピロヘテロシクリル、スピロシクロアルキル、スピロシクレニル、スピロアリールからなる群より別々に選択され、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロシクレニルアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクレニル、シクレニルアルキル、シクレニルアルケニル、−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキニル、−O−ヘテロアルキル、−O−ヘテロアルケニル、−O−アリール、O−アリールアルキル、O−アリールアルケニル、−O−ヘテロアリール、−O−ヘテロアリールアルキル、−O−ヘテロアリールアルケニル、−O−ヘテロシクレニル、−O−ヘテロシクレニルアルキル、−O−ヘテロシクレニルアルケニル、−O−ヘテロシクリル、−O−ヘテロシクリルアルキル、−O−ヘテロシクリルアルケニル、−O−シクロアルキル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−シクロアルキルアルケニル、−O−シクレニル、−O−シクレニルアルキル、−O−シクレニルアルケニル、−S−アルキル、−S−アルケニル、−S−アルキニル、−S−ヘテロアルキル、−S−ヘテロアルケニル、−S−アリール、−S−アリールアルキル、−S−アリールアルケニル、−S−ヘテロアリール、−S−ヘテロアリールアルキル、−S−ヘテロアリールアルケニル、−S−ヘテロシクレニル、−S−ヘテロシクレニルアルキル、−S−ヘテロシクレニルアルケニル、−S−ヘテロシクリル、−S−ヘテロシクリルアルキル、−S−ヘテロシクリルアルケニル、−S−シクロアルキル、−S−シクロアルキルアルキル、−S−シクロアルキルアルケニル、−S−シクレニル、−S−シクレニルアルキル、−S−シクレニルアルケニル、−アルキル−SH、−NR10−アルキル、−NR10−アルケニル、−NR10−アルキニル、−NR10−ヘテロアルキル、−NR10−ヘテロアルケニル、−NR10−アリール、−NR10−アリールアルキル、−NR10−アリールアルケニル、−NR10−ヘテロアリール、−NR10−ヘテロアリールアルキル、
−NR10−ヘテロアリールアルケニル、−NR10−ヘテロシクレニル、−NR10−ヘテロシクレニルアルキル、−NR10−ヘテロシクレニルアルケニル、−NR10−ヘテロシクリル、−NR10−ヘテロシクリルアルキル、−NR10−ヘテロシクリルアルケニル、−NR10−シクロアルキル、−NR10−シクロアルキルアルキル、−NR10−シクロアルキルアルケニル、−NR10−シクレニル、−NR10−シクレニルアルキル、−NR10−シクレニルアルケニル、−CO−アルキル、−CO−アルケニル、−CO−アルキニル、−CO−ヘテロアルキル、−CO−ヘテロアルケニル、−CO−アリール、−CO−アリールアルキル、−CO−アリールアルケニル、−CO−ヘテロアリール、−CO−ヘテロアリールアルキル、−CO−ヘテロアリールアルケニル、−CO−ヘテロシクレニル、−CO−ヘテロシクレニルアルキル、−CO−ヘテロシクレニルアルケニル、−CO−ヘテロシクリル、−CO−ヘテロシクリルアルキル、−CO−ヘテロシクリルアルケニル、−CO−シクロアルキル、−CO−シクロアルキルアルキル、−CO−シクロアルキルアルケニル、−CO−シクレニル、−CO−シクレニルアルキル、−CO−シクレニルアルケニル、−SO−アルキル、−SO−アルケニル、−SO−アルキニル、−SO−ヘテロアルキル、−SO−ヘテロアルケニル、−SO−アリール、−SO−アリールアルキル、−SO−アリールアルケニル、−SO−ヘテロアリール、−SO−ヘテロアリールアルキル、−SO−ヘテロアリールアルケニル、−SO−ヘテロシクレニル、−SO−ヘテロシクレニルアルキル、−SO−ヘテロシクレニルアルケニル、−SO−ヘテロシクリル、−SO−ヘテロシクリルアルキル、−SO−ヘテロシクリルアルケニル、−SO−シクロアルキル、−SO−シクロアルキルアルキル、−SO−シクロアルキルアルケニル、−SO−シクレニル、−SO−シクレニルアルキル、−SO−シクレニルアルケニル、スピロヘテロアリール、スピロヘテロシクレニル、スピロヘテロシクリル、スピロシクロアルキル、スピロシクレニル、スピロアリールはそれぞれ非置換であっても、また、1つ以上の部分で置換されていてもよく、前記1つ以上の部分は、同じであっても、また異なっていてもよく、それぞれの部分は、ハロゲン、−CN、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキル、アルケニル、アルキニル、−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキニル、−S−アルキル、−S−アルケニル、−S−アルキニル、ヒドロキシル、カルボキシル、−CO−アルキル、−CO−NR、−NRCOR、−NRSO、−NRCONR、−NRCO、−OR、−SR、−SO、−COR、−アルキルNR、−アルケニルNR、−NR、−ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、トリハロアルキル、ジハロアルキル、モノハロアルキル、トリハロアルケニル、ジハロアルケニル、モノハロアルケニル、−トリハロヘテロアルキル、ジハロヘテロアルキル、モノハロヘテロアルキル、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシ、アルコキシ(アルコキシ)アルコキシル、ヒドロキシアルコキシアルコキシル、ヒドロキシアルコキシ(アルコキシ)アルコキシル、−S−アルキル−S−アルキル、−S−アルキル−O−アルキル、−O−アルキル−S−アルキル、−S−アルキル−(S−アルキル)−S−アルキル、−S−アルキル−(O−アルキル)−S−アルキル、−O−アルキル−(S−アルキル)−O−アルキル、−S−アルキル−(S−アルキル)−O−アルキル、−O−アルキル−(S−アルキル)−S−アルキル、−S−アルキル−(S−アルキル−O−アルキル)−S−アルキル、−O−アルキル−(S−アルキル−O−アルキル)−O−アルキル、SH−アルコキシアルコキシル、−S−アルキル−S−アルキル−SH、−S−アルキル−(S−アルキル)−SH、−O−アルキル−S−アルキル−SH、−O−アルキル−(S−アルキル)−SH、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクレニル、アリール、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、シクレニルアルキル、アリールアルキル、−O−アルキル−NR10−アルキル、−NR10−アルキル−O−アルキル、および−NR10−アルキル−NR10−アルキル、−NR10−アルキル−S−アルキル、−S−アルキル−NR10−アルキル、−NR10−アルキル−(NR10−アルキル)−NR10−アルキルからなる群より別々に選択される;
さらに、式中、RおよびRは、別々に、水素、ヒドロキシル、−NH、−N(アルキル)、−N(アルケニル)、−NHアルキル、−NHアルケニル、−NH−アルキル−O−アルキル、−NH−アルケニル−O−アルキル、−アルキル−S−アルキル、−アルキル−O−アルキル、−アルケニル−O−アルケニル、−アルキル−O−アルケニル、−アルケニル−S−アルキル、−アルケニル−S−アルケニル、トリフルオロアルキル、ジフルオロアルキル、モノフルオロアルキル、アルコキシ、−S−アルキル、−アルキル−S−アルキル、アルコキシアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクレニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、シクレニルアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、−アルキルN(アルキル)、−アルキルNHアルキル、−アルキル−NH、−アルケニル−N(アルキル)、−アルキル−N(アルケニル)、−アルキル−Nアルキル(アルケニル)、−アルケニル−NH、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、−アルキル−SH、−アルケニル−SH、−アルキルCOH、−アルキルCOアルキル、−アルキルCONHアルキル、−アルキルCONH、−アルキルCON(アルキル)、−アルキルCON(アルケニル)からなる群より選択され、前記シクロアルキル、シクレニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、シクレニルアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニルはそれぞれ、非置換であっても、また、1つ以上の部分で置換されていてもよく、前記1つ以上の部分は、同じであっても、また異なっていてもよく、アルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、アルケニル、アルキニル、アルコキシアルコキシ、−S−アルキル−S−アルキル、ヒドロキシアルキル、−アルキルSH、ヒドロキシアルケニル、−アルキル−NH、−アルキル−N(アルキル)、およびアルキルNHアルキルからなる群より別々に選択される;
bは0〜3である;
10およびR11は、同じであっても、また異なっていてもよく、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクレニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、シクレニルアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシアルキル、アルケノキシアルキル、アルキノキシアルキル、シクロアルコキシアルキル、シクロアルケノキシアルキル、アリールオキシアルキル、ヘテロシクロアルコキシアルキル、ヘテロシクロアルケノキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、シクロアルキルアルコキシアルキル、シクレニルアルコキシアルキル、アリールアルコキシアルキル、ヘテロシクリルアルコキシアルキル、ヘテロシクレニルアルコキシアルキル、ヘテロアリールアルコキシアルキル、−アルキル−S−アルキル、−アルキル−S−アルケニル、−アルキル−S−アルキニル、−アルキル−S−シクロアルキル、−アルキル−S−シクレニル、−アルキル−S−アリール、−アルキル−S−ヘテロシクリル、−アルキル−S−ヘテロシクレニル、−アルキル−S−ヘテロアリール、−アルキル−S−シクロアルキルアルキル、−アルキル−S−シクレニルアルキル、−アルキル−S−アリールアルキル、−アルキル−S−ヘテロシクリルアルキル、−アルキル−S−ヘテロシクレニルアルキル、−アルキル−S−ヘテロアリールアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、−アルキル−SH、−アルケニル−SH、−アルキルNH、−アルケニルNH、−COR、−COアルキル、−COアルケニル、−アルキルN(アルコキシ)、−アルキルNHアルコキシ、−CONHSOアルキル、−CONHSOアルケニル、−CONアルキルSOアルキル、−CONHアルキル、−CONHアルケニル、−アルキルCOアルキル、−アルキルCONHアルキル、−アルキルCONH、−アルキルCON(アルキル)、−アルキルCON(アルケニル)、−アルキルCOH、−アルキルN(アルキル)、−アルキルNHアルキル、−アルキル−NH、−アルケニル−N(アルキル)、−アルキル−N(アルケニル)、−アルキル−Nアルキル(アルケニル)、−アルケニル−NHからなる群より別々に選択される;
式中、前記シクロアルキル、シクレニル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、シクレニルアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルコキシアルキル、シクロアルケノキシアルキル、アリールオキシアルキル、ヘテロシクロアルコキシアルキル、ヘテロシクロアルケノキシアルキル、ヘテロアリールオキシアルキル、シクロアルキルアルコキシアルキル、シクレニルアルコキシアルキル、アリールアルコキシアルキル、ヘテロシクリルアルコキシアルキル、ヘテロシクレニルアルコキシアルキル、ヘテロアリールアルコキシアルキルはそれぞれ、非置換であっても、また、1つ以上の部分で置換されていてもよく、前記1つ以上の部分は、同じであっても、また異なっていてもよく、それぞれの部分は、アルキル、アルケニル、アルキニル、−CN、ヒドロキシル、−SH、−NH、−N(アルキル)、−N(アルケニル)、−N(アルコキシアルキル)、トリフルオロアルキル、ジフルオロアルキル、モノフルオロアルキル、アルコキシ、−S−アルキル、ハロゲン、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、−アルキルSH、−COR、−SO、ヘテロアルキル、アルコキシアルコキシ、−S−アルキル−S−アルキル、−アルキルNH、−アルキル−N(アルキル)、および−アルキルNHアルキルからなる群より別々に選択される;
さらに式中、式Iの中の任意の−NR1011においては、前記R10およびR11は、状況に応じて、前記−NR1011のNと一緒に結合して、環を形成することができる;
Aは、O、CR、S、SO、NR10、またはCOである;
mは、0〜2である;
は、アリール、ヘテロアリール、シクリル、ヘテロシクリル、シクレニル、またはヘテロシクレニルであり、ここでは、前記アリール、ヘテロアリール、シクリル、ヘテロシクリル、シクレニル、またはヘテロシクレニルはそれぞれ、非置換であっても、また、1つ以上の部分で置換されていてもよく、前記1つ以上の部分は、同じであっても異なっていてもよく、それぞれの部分は、トリハロアルキル、ジハロアルキル、モノハロアルキル、トリハロアルケニル、ジハロアルケニル、モノハロアルケニル、ハロゲン、CN、ヒドロキシル、チオヒドロキシル、アミン、アルコキシ、アルケノキシ、アリールオキシ、シクレニルオキシ、シクロアルキルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクレニルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、アルキル、アルケニル、トリフルオロアルコキシ、ジフルオロアルコキシ、モノフルオロアルコキシ、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、カルボキシル、−CONR1011、−COOR、−OCOR、−NR10COR、シクロアルキル、ヘテロシクリル、−NR1011、−S−アルキル、−S−アルケニル、−S−シクロアルキル、−S−シクレニル、−S−アリール、−S−ヘテロシクリル、−S−ヘテロシクレニル、−S−ヘテロアリール、−S−トリフルオロアルキル、−S−ジフルオロアルキル、−S−モノフルオロアルキル、−S−トリフルオロアルケニル、−S−ジフルオロアルケニル、−S−モノフルオロアルケニルシクレニル、ヘテロシクレニル、アリール、ヘテロアリール、およびアルキニルからなる群より別々に選択される;
は、
【化265】

、−O−X、−NR10−X、−S−X−、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクレニル、またはヘテロシクレニルであり、式中、Xは、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクレニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、シクレニルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、アルキル、トリハロアルキル、ジハロアルキル、モノハロアルキル、トリハロアルケニル、ジハロアルケニル、モノハロアルケニル、アルケニル、またはアルキニルからなる群より選択される;
さらに、式中、前記X、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクレニル、またはヘテロシクレニルはそれぞれ、非置換であっても、また、1つ以上の部分で置換されていてもよく、前記1つ以上の部分は、同じであっても、また異なっていてよく、それぞれの部分は、トリハロアルキル、ジハロアルキル、モノハロアルキル、トリハロアルケニル、ジハロアルケニル、モノハロアルケニル、ハロゲン、CN、ヒドロキシル、チオヒドロキシル、アミン、アルコキシ、アルケノキシ、アリールオキシ、シクレニルオキシ、シクロアルキルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクレニルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、アルキル、アルケニル、トリフルオロアルコキシ、ジフルオロアルコキシ、モノフルオロアルコキシ、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、カルボキシル、−CONR1011、−COOR、−OCOR、−NR10COR、シクロアルキル、ヘテロシクリル、−NR1011、−S−アルキル、−S−アルケニル、−S−シクロアルキル、−S−シクレニル、−S−アリール、−S−ヘテロシクリル、−S−ヘテロシクレニル、−S−ヘテロアリール、−S−トリフルオロアルキル、−S−ジフルオロアルキル、−S−モノフルオロアルキル、シクレニル、ヘテロシクレニル、アリール、ヘテロアリール、およびアルキニルからなる群より別々に選択される;
またはR4’は、同じであっても、また異なっていてもよく、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヒドロキシアルキル、−アルキルCO、アルキルOCOR、−アルキルNR10COR、ヒドロキシアルケニル、アルコキシアルキル、アルコキシアルケニル、アミノアルキル、アミノアルケニル、アルキルNR1011、アルケニルNR1011、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクレニルアルキル、シクレニルアルケニル、シクロアルキルアルキニル、シクレニルアルキニル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルケニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロシクレニルアルケニル、アリールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリールアルキル、およびヘテロアリールアルケニルからなる群より別々に選択され、ここでは、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヒドロキシアルキル、−アルキルCO、アルキルOCOR、−アルキルNR10COR、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシアルキル、アルコキシアルケニル、アミノアルキル、アミノアルケニル、アルキルNR1011、アルケニルNR1011、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、シクレニルアルキル、シクレニルアルケニル、シクロアルキルアルキニル、シクレニルアルキニル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクリルアルケニル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロシクレニルアルケニル、アリールアルキル、アリールアルケニル、ヘテロアリールアルキル、およびヘテロアリールアルケニルはそれぞれ、非置換であっても、また、1つ以上の部分で置換されていてもよく、前記1つ以上の部分は、同じであっても、また異なっていてもよく、トリハロアルキル、ジハロアルキル、モノハロアルキル、トリハロアルケニル、ジハロアルケニル、モノハロアルケニル、ハロゲン、CN、ヒドロキシル、チオヒドロキシル、アミン、アルコキシ、アルケノキシ、アリールオキシ、シクレニルオキシ、シクロアルキルオキシ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクレニルオキシ、ヘテロシクリルオキシ、アルキル、アルケニル、トロフルオロアルコキシ、ジフルオロアルコキシ、モノフルオロアルコキシ、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、カルボキシル、−CONR1011、−COOR、−OCOR、−NR10COR、シクロアルキル、ヘテロシクリル、−NR1011、−S−アルキル、−S−アルケニル、−S−シクロアルキル、−S−シクレニル、−S−アリール、−S−ヘテロシクリル、−S−ヘテロシクレニル、−S−ヘテロアリール、−S−トリフルオロアルキル、−S−ジフルオロアルキル、−S−モノフルオロアルキル、シクレニル、ヘテロシクレニル、アリール、ヘテロアリール、およびアルキニルからなる群より別々に選択される;
または、
式中、RとR4’、またはRとR5’、またはRとR6’、またはRとR7’は、それに対してそれぞれが結合される炭素と一緒に、別々にスピロ環基を形成し、ここでは、前記スピロ環基は、非置換であっても、また、1つ以上の部分で置換されていてもよく、前記1つ以上の部分は、同じであっても、また異なっていてもよく、トリハロアルキル、ジハロアルキル、モノハロアルキル、トリハロアルケニル、ジハロアルケニル、モノハロアルケニル、ハロゲン、CN、ヒドロキシル、チオヒドロキシル、アミン、アルコキシ、アルキル、アルケニル、トリフルオロアルコキシ、ジフルオロアルコキシ、モノフルオロアルコキシ、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、カルボキシル、−CONR1011、−COOR、−OCOR、−NR10COR、シクロアルキル、ヘテロシクリル、−NR1011、アルキルチオ、トリフルオロアルキルチオ、ジフルオロアルキルチオ、モノフルオロアルキルチオ、シクレニル、ヘテロシクレニル、アリール、ヘテロアリール、およびアルキニルからなる群より別々に選択される;
とRは、それに対してそれぞれが結合される原子と一緒に環化して、もとの環とともに、縮合させられたヘテロシクリル、または縮合させられたヘテロシクレニルを形成することができ、ここでは、前記縮合させられたヘテロシクリル、または縮合させられたヘテロシクレニルはそれぞれ、非置換であっても、また、1つ以上の部分で別々に置換されていてもよく、それぞれの部分は、基Zから別々に選択される;
、R5’、R、またはR7’は、同じであっても、また異なっていてもよく、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシル、−S−アルキル、ヘテロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アミノアルキル、アルキルNR1011、トリハロアルキル、ジハロアルキル、モノハロアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクレニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、シクレニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、またはヘテロシクレニルアルキルからなる群より別々に選択され、ここでは、前記アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクレニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、シクレニルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクレニルアルキルはそれぞれ、非置換であっても、また1つ以上の部分で置換されていてもよく、前記1つ以上の部分は同じであっても、また異なっていてもよく、アルキル、アルケニル、ヒドロキシル、−SH、−NH2、ハロゲン、トリフルオロアルキル、ジフルオロアルキル、およびモノフルオロアルキルからなる群より別々に選択される;
またはR6’は、同じであっても、また異なっていてもよく、水素、アルキル、アルケニル、アルコキシル、トリハロアルキル、ジハロアルキル、およびモノハロアルキルからなる群より別々に選択される;
とR、またはRとR、またはRとRは、それらに対してそれぞれが結合される炭素と一緒に、別々に環化して、もとの環と一緒に縮合させられたシクロアルキル、シクレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクレニルを形成することができる;
ただし、本明細書中でグループA化合物と特定される以下の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグは、式Iから排除される:
【化266】

【化267】


【請求項2】
式IIの化合物:
【化268】

、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグであって、式中:
は、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニルであり、ここでは、前記ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニルには、別々に、環上の1〜3個のヘテロ原子が含まれ、そしてさらに、前記ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニルはそれぞれ、式IIの中のカルボニルに対して、そのヘテロ原子のうちの1つによって結合され、なおさらに、前記ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニルのそれぞれは、非置換であってよく、また、少なくとも1つのZで、別々に置換することもできる;
または、
は、ヘテロアルキルまたはヘテロアルケニルであり、ここでは、前記ヘテロアルキルまたはヘテロアルケニルにはそれぞれ、1〜3個のヘテロ原子が含まれ、さらに、前記ヘテロアルキルまたはヘテロアルケニルのそれぞれは、式IIの中のカルボニルに対して、そのヘテロ原子のうちの1つによって結合され、なおさらに、前記ヘテロアルキルまたはヘテロアルケニルのそれぞれは、非置換であってよく、また、少なくとも1つのZで別々に置換されていてもよい;
式中、Zはそれぞれ、同じであっても、また異なっていてもよく、H、アミド、アミン、エステル、シアノ、ハロゲン、カルボキシル、トリハロアルキル、ジハロアルキル、ハロアルキル、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクレニル、ヘテロシクリル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキニル、−O−ヘテロアルキル、−O−ヘテロアルケニル、−O−アリール、−O−ヘテロアリール、−O−ヘテロシクレニル、−O−ヘテロシクリル、−O−シクロアルキル、−O−シクロアルケニル、アルキルチオ、−S−アルケニル、−S−アルキニル、−S−ヘテロアルキル、−S−ヘテロアルケニル、−S−アリール、−S−ヘテロアリール、−S−ヘテロシクレニル、−S−ヘテロシクリル、−S−シクロアルキル、−S−シクロアルケニル、−NH−アルキル、−NH−アルケニル、−NH−アルキニル、−NH−ヘテロアルキル、−NH−ヘテロアルケニル、−NH−アリール、−NH−ヘテロアリール、−NH−ヘテロシクレニル、−NH−ヘテロシクリル、−NH−シクロアルキル、−NH−シクロアルケニル、スピロヘテロアリール、スピロヘテロシクレニル、スピロヘテロシクリル、スピロシクロアルキル、スピロシクレニル、スピロアリールからなる群より別々に選択され、ここでは、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクレニル、ヘテロシクリル、シクロアルキル、シクロアルケニル、−O−アルキル、−O−アルケニル、−O−アルキニル、−O−ヘテロアルキル、−O−ヘテロアルケニル、−O−アリール、−O−ヘテロアリール、−O−ヘテロシクレニル、−O−ヘテロシクリル、−O−シクロアルキル、−O−シクロアルケニル、アルキルチオ、−S−アルケニル、−S−アルキニル、−S−ヘテロアルキル、−S−ヘテロアルケニル、−S−アリール、−S−ヘテロアリール、−S−ヘテロシクレニル、−S−ヘテロシクリル、−S−シクロアルキル、−S−シクロアルケニル、−NH−アルキル、−NH−アルケニル、−NH−アルキニル、−NH−ヘテロアルキル、−NH−ヘテロアルケニル、−NH−アリール、−NH−ヘテロアリール、−NH−ヘテロシクレニル、−NH−ヘテロシクリル、−NH−シクロアルキル、−NH−シクロアルケニル、スピロヘテロシクレニル、スピロヘテロシクリル、スピロシクロアルキル、またはスピロシクレニルはそれぞれ、非置換であっても、また、1つ以上の部分で置換されていてもよく、それぞれの部分は、ハロゲン、アルキル、エーテル、チオエーテル、ヒドロキシル、カルボキシル、エステル、アミド、アミン、−ヘテロアルキル、−ヘテロアルキルトリハロアルキル、トリハロアルキル、ジハロアルキル、ハロアルキル、−CN、ヒドロキシアルキル、スルホンアミド、尿素、カルバメート、−NCOアルケニル、−NCOアルキル、−NCOアルキニル、−NH−SOCHCF、−NH−SOCH、アルコキシアルコキシ、アルキルチオアルキルチオ、アルコキシアルキルチオ、アルキルチオアルコキシ、−O−アルキル−NH−アルキル、−NH−アルキル−O−アルキル、および−NH−アルキル−NH−アルキルからなる群より別々に選択される;
Aは、O、CH、S、SO、NH、またはCOである;
mは、0〜2である;
は、アリール、ヘテロアリール、シクリル、ヘテロシクリル、シクレニル、またはヘテロシクレニルであり、ここでは、前記アリール、ヘテロアリール、シクリル、ヘテロシクリル、シクレニル、またはヘテロシクレニルはそれぞれ、非置換であっても、また、1つ以上の部分で置換されていてもよく、それぞれの部分は、水素、トリハロアルキル、ジハロアルキル、ハロアルキル、トリハロヘテロアルキル、ジハロヘテロアルキル、ハロヘテロアルキル、トリハロアルケニル、ジハロアルケニル、ハロアルケニル、トリハロヘテロアルケニル、ジハロヘテロアルケニル、ハロヘテロアルケニル、ハロゲン、CN、ヒドロキシル、チオヒドロキシル、アミン、アルコキシ、アルキル、ヘテロアルキル、カルボキシル、アミド、アミン、エステル、アルケニル、ヘテロアルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、−NH−アルキル、アルキルチオ、シクロアルケニル、ヘテロシクレニル、アリール、ヘテロアリール、およびアルキニルからなる群より別々に選択される;
は、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルケニル、ヘテロシクレニル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、
【化269】

、−O−X、または−N−Xであり、ここでは、Xは、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、アルキル、トリハロアルキル、ジハロアルキル、ハロアルキル、トリハロアルケニル、ジハロアルケニル、ハロアルケニル、アルケニル、またはアルキニルであり;ここでは、前記アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルケニル、ヘテロシクレニル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、シクロアルケニルアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、およびXはそれぞれ、非置換であっても、また、1つ以上の部分で置換されていてもよく、それぞれの部分は、水素、トリハロアルキル、ジハロアルキル、ハロアルキル、トリハロアルケニル、ジハロアルケニル、ハロアルケニル、ハロゲン、CN、ヒドロキシル、チオヒドロキシル、アミン、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、カルボキシル、アミド、アミン、エステル、ヘテロアルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、−NH−アルキル、アルキルチオ、−NH−アルケニル、−SH−アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロシクレニル、アリール、ヘテロアリール、アルキニル、またはヘテロアルキニルからなる群より別々に選択される;
またはR4’は、同じであっても、また異なっていてもよく、別々に、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヒドロキシアルキル、−アルキルアルキルエステル、エーテル、アルコキシアルコキシ、アルコキシアルキル、トリハロアルキル、ジハロアルキル、ハロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、アリール、ヘテロアリール、アミノ、ヒドロキシル、カルボキシル、CN、エステル、またはアミドであり、ここでは、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、ヘテロアルケニル、ヒドロキシアルキル、−アルキルアルキルエステル、アルコキシ、アルコキシアルコキシ、アルコキシアルキル、トリハロアルキル、ジハロアルキル、ハロアロキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、アリール、またはヘテロアリールは、非置換であっても、また1つ以上の部分で別々に置換されていてもよく、それぞれの部分は、別々に、水素、トリハロアルキル、ジハロアルキル、ハロアルキル、トリハロアルケニル、ジハロアルケニル、ハロアルケニル、水素、CN、ヒドロキシル、チオヒドロキシル、アミン、アルコキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、カルボキシル、アミド、アミン、エステル、ヘテロアルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、−NH−アルキル、アルキルチオ、−NH−アルケニル、−SH−アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロシクレニル、アリール、ヘテロアリール、アルキニル、またはヘテロアルキニルからなる群より選択される;
または、
とR4’は、それに対してそれらが結合される炭素と一緒に、環化して、スピロ環、スピロヘテロ環、スピロシクレニル、またはスピロヘテロシクレニルを形成することができる;
ただし、本明細書中でグループA化合物と特定される以下の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグは、式
IIから排除される:
【化270】

【化271】


【請求項3】
がヘテロシクレニルであり、式中、前記ヘテロシクレニルは、非置換であるか、またはアリールで置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
が、
【化272】

であり、式中、Zがフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
が、
【化273】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
が、
【化274】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
が、
【化275】

であり、式中、Zが−O−フェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
が、Zで置換されたヘテロシクリルであり、式中、Zがフェニルであり、さらに式中、前記フェニルは、非置換であっても、また、少なくとも1つの部分で置換されていてもよく、前記少なくとも1つの部分は同じであっても、また異なっていてもよく、ハロゲン、−S−ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−ヘテロシクリル、アルコキシアルコキシル、ヒドロキシアルコキシル、アルコキシ(アルコキシ)アルコキシル、ヒドロキシアルコキシアルコキシル、ヘテロシクリルアルキル、−NHCONHアルキルCOOアルキル、−O−アルキルCONR1011、−O−アルキルNR1011、−O−アルキルCONSO、−NCOアルキルカルボキシル、−CONHアルキル−O−アルキル、−O−ヘテロシクリルアルキルからなる群より別々に選択され、前記ヘテロシクリルアルキルは、非置換であるか、またはヒドロキシアルキルで置換されており、なおさらに、式中、R10およびR11は、水素、アルキル、アルコキシアルキル、およびシクロアルキルからなる群より別々に選択され;
bは1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
が、Zで置換されたピペラジニル、ピペリジニル、またはピロリジニルであり、式中、Zがフェニルであり、式中、前記フェニルは、非置換であっても、また、1つ以上の部分で置換されていてもよく、前記少なくとも1つの部分は、同じであっても、また異なっていてもよく、ハロゲン、−S−ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−O−ヘテロシクリル、アルコキシアルコキシル、ヒドロキシアルコキシル、アルコキシ(アルコキシ)アルコキシル、ヒドロキシアルコキシアルコキシル、ヘテロシクリルアルキル、−NHCONHアルキルCOOアルキル、−O−アルキルCONR1011、−O−アルキルNR1011、−O−アルキルCONSO、−NCOアルキルカルボキシル、−CONHアルキル−O−アルキル、−O−ヘテロシクリルアルキルからなる群より別々に選択され、前記ヘテロシクリルアルキルは、非置換であるか、またはヒドロキシアルキルで置換されており、さらに式中、R10およびR11は、水素、アルキル、アルコキシアルキル、およびシクロアルキルからなる群より別々に選択され、なおさらに、式中、bは1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
が、Zで置換されたヘテロシクリルであり、式中、Zが、
【化276】

、または−O−ピリジニルであり、ここでは、前記−O−ピリジニルは、非置換であっても、また、−CONHで置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
が、
【化277】

であり、式中、Zが、
【化278】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
が、
【化279】

であり、式中、Zが、
【化280】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
が、
【化281】

であり、式中、Zが、−COCHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
が、
【化282】

であり、式中、Zが、
【化283】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
が、
【化284】

であり、式中、Zが、
【化285】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
が、
【化286】

であり、式中、Zが、
【化287】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
が、
【化288】

である、、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
が、
【化289】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
が、
【化290】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
が、
【化291】

であり、式中、Zはそれぞれ異なり、水素、メチルエステル、およびそのパラ位でクロロで置換されたフェニルからなる群より別々に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
が、
【化292】

であり、式中、Zはそれぞれ異なり、水素、アルキル、およびそのパラ位でヒドロキシルで置換されたフェニルからなる群より別々に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
が、
【化293】

であり、式中、Zはそれぞれ異なり、水素、メチル、そのパラ位でヒドロキシルで置換されたフェニルからなる群より別々に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
が、
【化294】

であり、式中、Zはそれぞれ異なり、水素および非置換のアリールからなる群より別々に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
が、
【化295】

であり、式中、Zはそれぞれ異なり、水素、
【化296】

、およびフェニルからなる群より別々に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
AがOである、請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
が、ヘテロアリールまたはアリールであり、式中、前記ヘテロアリールまたはアリールは、非置換であっても、また、少なくとも1つの部分で置換されていてもよく、前記少なくとも1つの部分は同じであっても、また異なっていてもよく、トリフルオロアルキル、ジフルオロアルキル、−O−トリフルオロアルキル、−S−トリフルオロアルキル、−O−ジフルオロアルキル、アルキル、およびハロゲンからなる群より別々に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
が、チオフェン、フェニル、または4−H−ピラゾールであり、式中、前記チオフェン、4−H−ピラゾール、またはフェニルは、非置換であっても、また少なくとも1つの部分で置換されていてもよく、前記少なくとも1つの部分は、同じであっても、また異なっていてもよく、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、−O−トリフルオロメチル、−S−トリフルオロメチル、−O−ジフルオロメチル、メチル、R、Br、Cl、およびIからなる群より別々に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項28】
が、−CO−Xまたは−SO−Xであり、式中、Xは、ヘテロアリール、アリールアルキル、アリール、アルキル、またはトリフルオロアルキルであり、ここでは、前記ヘテロアリールまたはアリールアルキルは、非置換であっても、また、トリフルオロアルキル、ハロゲン、およびシクロアルキルからなる群より別々に選択される少なくとも1つの部分で置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
【請求項29】
が、−CO−Xまたは−SO−Xであり、式中、Xは、ピリジニル、オキサゾリル、チオフェン、ピリミジニル、フェニルメチル、フェニル、2,2−ジメチルプロピル、エチル、またはトリフルオロエチルであり、ここでは、前記ピリジニル、オキサゾリル、チオフェン、ピリミジニル、またはフェニルメチルはそれぞれ、非置換であっても、また、トリフルオロメチル、メチル、クロロ、およびシクロプロピルからなる群より別々に選択される少なくとも1つの部分で置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
【請求項30】
が、−CO−Xであり、式中、Xが、
【化297】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項31】
が、−SO−Xであり、式中、Xが、エチルまたはトリフルオロエチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項32】
が、
【化298】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項33】
またはR4’が、水素、アルキル、アルケニル、ヘテロシクリルアルキル、−アルキルNR、ヒドロキシアルキル、シクロアルキルアルキル、アルキルエステルアルキル、およびアルコキシアルキルからなる群より別々に選択され、ここでは、前記ヘテロシクリルアルキル、ヒドロキシアルキル、またはアルキルはそれぞれ、非置換であっても、また、アルコキシル、アルコキシアルキル、ヒドロキシアルキル、およびヒドロキシルからなる群より選択される部分で置換されていてもよく、さらに、式中、前記R10およびR11は、同じであっても、また異なっていてもよく、水素およびアルキルからなる群より別々に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項34】
およびR4’が、それらが結合される炭素と一緒に、スピロシクロプロピルを形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項35】
またはR4’が、水素、プロピル、プロペニル、ブテニル、アミノアルキル、シクロアルキルアルキル、メチルエステルエチル、
【化299】

、−CHCHN(エチル)、−CHCHN(メチル)、−CHCH−OH、
【化300】

【化301】

、および−CHOCHからなる群より別々に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項36】
と、もとの環に結合されたカルボニルに結合されたRの窒素が、それぞれが結合された炭素と一緒に、縮合させられたピペリジン−2−オン環を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項37】
、R5’、R、R6’、R、およびR7’が、それぞれ別々に水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項38】
またはR7’がフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項39】
とRが、それらが結合された炭素と一緒に、縮合させられたシクロプロピル環を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項40】
mが1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項41】
式:
【化302】

【化303】

【化304】

の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくはエステル。
【請求項42】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグのうちの少なくとも1つの治療有効量が、少なくとも1つの薬学的に許容される担体と一緒に含まれている、薬学的組成物。
【請求項43】
請求項1に記載の化合物とは異なる1つ以上の抗ガン剤がさらに含まれている、請求項42に記載の薬学的組成物。
【請求項44】
前記抗ガン剤が、以下からなる群より選択される、請求項43に記載の薬学的組成物:
細胞増殖抑制剤、細胞毒性薬、ガンおよび新生物性の疾患に対して標的化された治療薬(低分子、生物製剤、siRNA、およびマイクロRNA)、
代謝拮抗物質(例えば、メトトレキセート、5−フルオロウラシル、ゲムシタビン、フルダラビン、カペシタビン)、
アルキル化剤、例えば、テモゾロミド、シクロホスファミド、
DNA相互作用剤およびDNA損傷剤、例えば、シスプラチン、オキサリプラチン、ドキソルビシン、
放射線照射、例えば、放射線治療、
トポイソメラーゼII阻害剤、例えば、エトポシド、ドキソルビシン、
トポイソメラーゼI阻害剤、例えば、イリノテカン、トポテカン、
チューブリン相互作用剤、例えば、パクリタキセル、ドセタキセル、アブラキサン、エポチロン、
キネシンスピンドルタンパク質阻害剤、
スピンドルチェックポイント阻害剤、
ポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼ(PARP)阻害剤、
マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)阻害剤、
プロテアーゼ阻害剤、例えば、カテプシンD、およびカテプシンK阻害剤、
プロテオソームまたはユビキチン化阻害剤、例えば、ボルテゾミブ、
その野生型P53活性を回復させるための、変異体P53の活性化因子、
アデノウイルス−P53
Bcl−2阻害剤、ABT−263
熱ショックタンパク質(HSP)調節因子、例えば、ゲルダナマイシンおよび17−AAG
ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害剤、例えば、ボリノスタット(SAHA)、
性ホルモン調節因子、
抗エストロゲン、例えば、タモキシフェン、フルヴェストラント、
選択的エストロゲン受容体調節因子(SERM)、例えば、ラロキシフェン、
抗アンドロゲン、例えば、ビカルタミド、フルタミド、
LHRHアゴニスト、例えば、ロイプロリド、
5α−レダクターゼ阻害剤、例えば、フィナステリド、
チトクロームP450 C17リアーゼ(CYP450c17)阻害剤、例えば、アビラテロン、
アロマターゼ阻害剤、例えば、レトロゾール、アナストロゾール、エキセメスタン、
EGFRキナーゼ阻害剤、例えば、ゲフチニブ、エルロチニブ、ラプチニブ
二重erbB1およびerbB2阻害剤、例えば、ラプチニブ
マルチ標的化キナーゼ(セリン/スレオニンおよび/またはチロシンキナーゼ)阻害剤、
ABLキナーゼ阻害剤、イマチニブおよびニロチニブ、ダサチニブ、
VEGFR−1、VEGFR−2、PDGFR、KDR、FLT、c−Kit、Tie2、Raf、MEK、およびERK阻害剤、例えば、サニチニブ、ソラフェニブ、バンデタニブ、パゾパニブ、アキシチニブ、PTK787、
Polo様キナーゼ阻害剤、
Auroraキナーゼ阻害剤、
JAK阻害剤、
c−METキナーゼ阻害剤、
サイクリン依存性キナーゼ阻害剤、例えば、CDK1およびCDK2阻害剤、SCH727965、
PI3K阻害剤、
mTOR阻害剤、例えば、ラパマイシン、テムシロリムス、およびRAD001、ならびに、
他の抗ガン剤(抗新生物薬としても知られている)であって、これには、ara−C、アドリアマイシン、サイトキサン、カルボプラチン、ウラシルマスタード、クロルメチン、イフォスファミド、メルファラン、クロラムブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオホスホルアミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、フロキシウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、リン酸フルダラビン、ペントスタチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビノレルビン、ナベルビン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、テニポシド、シタラビン、ペメトレキセド、イダルビシン、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C、L−アスパラギナーゼ、テニポシド17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、テストラクトン、酢酸メゲストロール、メチルプレドニソロン、メチルテストステロン、プレドニソロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、酢酸メドロキシプロゲステロンフルタミド、トレミフェン、ゴセレリン、カルボプラチン、ヒドロキシ尿素、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミソール、ドロロキサフィン、ヘキサメチルメラミン、ベグザー、ゼバリン、トリセノックス、プロフィメール、チオテパ、アルトレタミン、ドキシール、オンタック、デポサイト、アラネスプ、ノイポジン、ニューラスタ、ケピバンスが含まれるが、これらに限定されない、
ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ阻害剤、例えば、SARASAR(登録商標)(4−[2−[4−[(11R)−3,10−ジブロモ−8−クロロ−6,11−ジヒドロ−5H−ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリジン−11−イル−]−1−ピペリジニル]−2−オキソエチル]−ピペリジンカルボキサミド、チピファルニブ
インターフェロン、例えば、イントロンA、Peg−イントロン、
抗erbB1抗体、例えば、セツキシマブ、パニツムマブ、
抗erbB2抗体、例えば、トラスツズマブ、
抗CD52抗体、例えば、アレムツズマブ、
抗CD20抗体、例えば、リツキシマブ、
抗CD33抗体、例えば、ゲムツズマブオゾガマイシン、
抗VEGF抗体、例えば、アバスチン、
TRIALリガンド、例えば、レキサツムマブ、マパツムマブ、およびAMG−655、
CTLA−4、CTA1、CEA、CD5、CD19、CD22、CD30、CD44、CD44V6、CD55、CD56、EpCAM、FAP、MHCII、HGF、IL−6、MUC1、PSMA、TAL6、TAG−72、TRAILR、VEGFR、IGF−2、FGFに対する抗体、
抗IGF−1R抗体、例えば、SCH717454。
【請求項45】
HDM2タンパク質を阻害する方法であって、治療有効量の、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグのうちの少なくとも1つを、そのような阻害が必要な患者に投与する工程が含まれる、方法。
【請求項46】
HDM2が関係している1つ以上の疾患を処置する方法であって、治療有効量の、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグのうちの少なくとも1つを、そのような処置が必要な患者に投与する工程が含まれる、方法。
【請求項47】
P53が関係している1つ以上の疾患を処置する方法であって、治療有効量の、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグのうちの少なくとも1つを、そのような処置が必要な患者に投与する工程が含まれる、方法。
【請求項48】
HDM2が関係している1つ以上の疾患を処置する方法であって、そのような処置が必要な哺乳動物に対して、
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくはエステルである第1の化合物のある量;
および
少なくとも1つの第2の化合物のある量を投与する工程が含まれ、前記第2の化合物が、請求項1に記載の化合物とは異なる抗ガン剤であり;
ここでは、第1の化合物の量と第2の化合物の量により治療効果が生じる、方法。
【請求項49】
P53が関係している1つ以上の疾患を処置する方法であって、そのような処置が必要な哺乳動物に対して、
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグである第1の化合物のある量;
および
少なくとも1つの第2の化合物のある量を投与する工程が含まれ、前記第2の化合物が、請求項1に記載の化合物とは異なる抗ガン剤であり;
ここでは、第1の化合物の量と第2の化合物の量により治療効果が生じる、方法。
【請求項50】
前記疾患が以下からなる群より選択される、請求項45〜49のいずれかに記載の方法:
膀胱ガン、乳ガン、結腸ガン、直腸ガン、子宮内膜がン、腎臓ガン、肝臓がン、肺ガン、頭頸部ガン、食道ガン、胆嚢がン、子宮頸ガン、膵臓ガン、前立腺ガン、喉頭ガン、卵巣ガン、胃ガン、子宮ガン、肉腫、および甲状腺ガンを含むが、これらに限定されない、ガン腫;
白血病、急性リンパ球性白血病、慢性リンパ球性白血病、急性リンパ芽球性白血病、B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、ヘアリー細胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、骨髄腫、およびバーキットリンパ腫を含む、リンパ系の造血器腫瘍;
急性および慢性の骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、および前骨髄球性白血病を含む、骨髄系の造血器腫瘍;
線維肉腫および横紋筋肉腫を含む、間葉に由来する腫瘍;
星状細胞腫、神経芽細胞腫、神経膠腫、および神経鞘腫を含む、中枢神経系および末梢神経系の腫瘍;ならびに、
黒色腫、皮膚の(黒色腫ではない)ガン、中皮腫(細胞)、セミノーマ、奇形ガン、骨肉腫、色素性乾皮症、ケラトクタントーマ、濾胞性甲状腺ガン、およびカポジ肉腫を含む、他の腫瘍。
【請求項51】
放射線治療、外科手術、化学療法、生物学的治療、ホルモン療法、光線力学療法、または骨髄移植をさらに含む、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記抗ガン剤が、以下からなる群より選択される、請求項48および49に記載の方法:
細胞増殖抑制剤、細胞毒性薬、ガンおよび新生物性の疾患に対して標的化された治療薬(低分子、生物製剤、siRNA、およびマイクロRNA)
代謝拮抗物質(例えば、メトトレキセート、5−フルオロウラシル、ゲムシタビン、フルダラビン、カペシタビン)、
アルキル化剤、例えば、テモゾロミド、シクロホスファミド、
DNA相互作用剤およびDNA損傷剤、例えば、シスプラチン、オキサリプラチン、ドキソルビシン、
放射線照射、例えば、放射線治療、
トポイソメラーゼII阻害剤、例えば、エトポシド、ドキソルビシン、
トポイソメラーゼI阻害剤、例えば、イリノテカン、トポテカン、
チューブリン相互作用剤、例えば、パクリタキセル、ドセタキセル、アブラキサン、エポチロン、
キネシンスピンドルタンパク質阻害剤、
スピンドルチェックポイント阻害剤、
ポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼ(PARP)阻害剤、
マトリックスメタロプロテアーゼ(MMP)阻害剤、
プロテアーゼ阻害剤、例えば、カテプシンD、およびカテプシンK阻害剤、
プロテオソームまたはユビキチン化阻害剤、例えば、ボルテゾミブ、
その野生型P53活性を回復させるための、変異体P53の活性化因子、
アデノウイルス−P53
Bcl−2阻害剤、ABT−263
熱ショックタンパク質(HSP)調節因子、例えば、ゲルダナマイシンおよび17−AAG
ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害剤、例えば、ボリノスタット(SAHA)、
性ホルモン調節因子、
抗エストロゲン、例えば、タモキシフェン、フルヴェストラント、
選択的エストロゲン受容体調節因子(SERM)、例えば、ラロキシフェン、
抗アンドロゲン、例えば、ビカルタミド、フルタミド、
LHRHアゴニスト、例えば、ロイプロリド、
5α−レダクターゼ阻害剤、例えば、フィナステリド、
チトクロームP450 C17リアーゼ(CYP450c17)阻害剤、例えば、アビラテロン、
アロマターゼ阻害剤、例えば、レトロゾール、アナストロゾール、エキセメスタン、
EGFRキナーゼ阻害剤、例えば、ゲフチニブ、エルロチニブ、ラプチニブ
二重erbB1およびerbB2阻害剤、例えば、ラプチニブ
マルチ標的化キナーゼ(セリン/スレオニンおよび/またはチロシンキナーゼ)阻害剤、
ABLキナーゼ阻害剤、イマチニブおよびニロチニブ、ダサチニブ、
VEGFR−1、VEGFR−2、PDGFR、KDR、FLT、c−Kit、Tie2、Raf、MEK、およびERK阻害剤、例えば、サニチニブ、ソラフェニブ、バンデタニブ、パゾパニブ、アキシチニブ、PTK787、
Polo様キナーゼ阻害剤、
Auroraキナーゼ阻害剤、
JAK阻害剤、
c−METキナーゼ阻害剤、
サイクリン依存性キナーゼ阻害剤、例えば、CDK1およびCDK2阻害剤、SCH727965、
PI3K阻害剤、
mTOR阻害剤、例えば、ラパマイシン、テムシロリムス、およびRAD001、ならびに、
他の抗ガン剤(抗新生物薬としても知られている)であって、これには、ara−C、アドリアマイシン、サイトキサン、カルボプラチン、ウラシルマスタード、クロルメチン、イフォスファミド、メルファラン、クロラムブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオホスホルアミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、フロキシウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、リン酸フルダラビン、ペントスタチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビノレルビン、ナベルビン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、テニポシド、シタラビン、ペメトレキセド、イダルビシン、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C、L−アスパラギナーゼ、テニポシド17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、テストラクトン、酢酸メゲストロール、メチルプレドニソロン、メチルテストステロン、プレドニソロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、酢酸メドロキシプロゲステロンフルタミド、トレミフェン、ゴセレリン、カルボプラチン、ヒドロキシ尿素、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミソール、ドロロキサフィン、ヘキサメチルメラミン、ベグザー、ゼバリン、トリセノックス、プロフィメール、チオテパ、アルトレタミン、ドキシール、オンタック、デポサイト、アラネスプ、ノイポジン、ニューラスタ、ケピバンスが含まれるが、これらに限定されない、
ファルネシルタンパク質トランスフェラーゼ阻害剤、例えば、SARASAR(登録商標)(4−[2−[4−[(11R)−3,10−ジブロモ−8−クロロ−6,11−ジヒドロ−5H−ベンゾ[5,6]シクロヘプタ[1,2−b]ピリジン−11−イル−]−1−ピペリジニル]−2−オキソエチル]−ピペリジンカルボキサミド、チピファルニブ
インターフェロン、例えば、イントロンA、Peg−イントロン、
抗erbB1抗体、例えば、セツキシマブ、パニツムマブ、
抗erbB2抗体、例えば、トラスツズマブ、
抗CD52抗体、例えば、アレムツズマブ、
抗CD20抗体、例えば、リツキシマブ、
抗CD33抗体、例えば、ゲムツズマブオゾガマイシン、
抗VEGF抗体、例えば、アバスチン、
TRIALリガンド、例えば、レキサツムマブ、マパツムマブ、およびAMG−655、
CTLA−4、CTA1、CEA、CD5、CD19、CD22、CD30、CD44、CD44V6、CD55、CD56、EpCAM、FAP、MHCII、HGF、IL−6、MUC1、PSMA、TAL6、TAG−72、TRAILR、VEGFR、IGF−2、FGFに対する抗体、
抗IGF−1R抗体、例えば、SCH717454。
【請求項53】
P53活性の活性化による哺乳動物の疾患の処置のためにHDM2−P53相互作用を標的化する方法であって、治療有効量の、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグのうちの少なくとも1つを、そのような処置が必要な哺乳動物に投与する工程が含まれる、方法。
【請求項54】
前記哺乳動物がヒトである、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
細胞毒性によって誘導される副作用から、哺乳動物の正常な健常な細胞を保護する方法であって、変異したP53を有している哺乳動物に対して、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグのうちの少なくとも1つを投与し、その後、請求項1に記載の化合物以外の抗ガン剤を投与する工程が含まれる、方法。
【請求項56】
前記他の抗ガン剤がパクリタキセルである、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくはエステルである前記第1の化合物のある量を、ある量の少なくとも1つの第2の化合物と同時に、連続して、または順次投与することができ、前記第2の化合物が請求項1に記載の化合物とは異なる抗ガン剤である、請求項53に記載の方法。
【請求項58】
請求項41に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグのうちの少なくとも1つの治療有効量が、少なくとも1つの薬学的に許容される担体と一緒に含まれている、薬学的組成物。
【請求項59】
請求項1に記載の化合物とは異なる1つ以上の抗ガン剤がさらに含まれている、請求項58に記載の薬学的組成物。
【請求項60】
HDM2タンパク質を阻害する方法であって、治療有効量の、請求項41に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグのうちの少なくとも1つを、そのような阻害が必要な患者に投与する工程が含まれる、方法。
【請求項61】
HDM2が関係している1つ以上の疾患を処置する方法であって、そのような処置が必要な哺乳動物に対して、
請求項41に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、溶媒和物、もしくはエステルである第1の化合物のある量;
および
少なくとも1つの第2の化合物のある量を投与する工程が含まれ、前記第2の化合物が、請求項1に記載の化合物とは異なる抗ガン剤であり;
ここでは、第1の化合物の量と第2の化合物の量により治療効果が生じる、方法。

【公表番号】特表2009−542666(P2009−542666A)
【公表日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−518257(P2009−518257)
【出願日】平成19年6月27日(2007.6.27)
【国際出願番号】PCT/US2007/014958
【国際公開番号】WO2008/005268
【国際公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【出願人】(509002589)アルバニー モレキュラー リサーチ, インコーポレイテッド (14)
【Fターム(参考)】