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国際特許分類[G01N33/38]の内容

国際特許分類[G01N33/38]に分類される特許

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【課題】鉄筋コンクリート構造物の維持管理における塩化物イオン濃度の測定には、コンクリートコアやドリル削孔粉を用いたJIS規格やコンクリート工学協会規格があるが、いずれも試験室内で高額な分析機器を用いる方法で、試料が多数だと多大の時間と費用がかかる。補修工事では工事発注後に補修範囲や深さを調査して決定する場合も多く、工期内に業務を完了するためにも塩化物イオン濃度の迅速測定が必要で、塩化物イオン濃度の手軽かつ迅速な測定方法が望まれている。

【解決手段】本発明に係る硬化コンクリート中の塩化物イオン濃度迅速測定方法は、硬化コンクリートからドリルによって採取した粉末をそのまま均一に混合して試料とする。その一定量を計り取り、80℃以上の加熱蒸留水を一定量添加して一定時間塩素イオンを溶出させる。上澄み水を採取してJIS A 1154に示された電量滴定法と同等の精度を有する電量滴定式等のポ−タブル塩分計を用いて測定する。 (もっと読む)


【課題】硫酸による将来の侵食状況を使用初期段階で予測することができるコンクリートまたはモルタルの維持管理方法および装置を提供する。
【解決手段】コンクリートまたはモルタル(以下、コンクリート等という。)を所定濃度の硫酸に浸漬し、硫酸の濃度と浸漬期間との積と、硫酸によるコンクリート等の侵食深さとの相関関係を予め把握しておく(ステップS1)。相関関係が把握された硫酸の濃度測定用のコンクリート等と維持管理用のコンクリート等とを同じ現場環境に設置して、所定期間経過後に各侵食深さを測定する(ステップS2〜S5)。濃度測定用の侵食深さと所定期間と相関関係とに基づいて現場環境の硫酸の濃度を推定する(ステップS6)。推定した濃度と維持管理用の侵食深さと所定期間と相関関係とに基づいて現場環境のコンクリート等の将来の侵食状況を予測評価する(ステップS7)。 (もっと読む)


【課題】コンクリートまたはモルタルの設置環境における硫酸の濃度を把握するのに好適な硫酸濃度の推定方法および装置を提供する。
【解決手段】コンクリートまたはモルタルを所定濃度の硫酸に浸漬し、硫酸の濃度と浸漬期間との積と、硫酸によるコンクリートまたはモルタルの侵食深さとの相関関係を予め把握しておき(ステップS1)、この相関関係が把握されたコンクリートまたはモルタルを推定対象環境に所定期間だけ設置して(ステップS2)、この環境の硫酸による侵食深さを測定し(ステップS3)、この侵食深さと所定期間と相関関係とに基づいて推定対象環境の硫酸の濃度を推定するようにする(ステップS4)。 (もっと読む)


【課題】堤防表面の被覆コンクリートにおけるクラックの規模(内部における広がり状況など)を適切に評価し、堤防の健全性を正確に且つ容易に診断できるようにする。
【解決手段】開口部の周縁がコンクリート表面に密着可能な容器状の注水部10と、試験用の注入水を貯めておく水タンク12と、コック14を備え水タンクと注水部との間を接続する連通管16とを具備しているクラック試験器具を用い、注水部を、その開口部が堤防の被覆コンクリートに生じている調査対象クラック30の少なくとも一部を覆い、且つ開口部の周縁がコンクリート表面に密着するように設置し、水タンク内の水を連通管を経由して注水部からクラック内に注入し、その注水状況によってクラック規模を評価する堤防表面のクラック調査方法である。 (もっと読む)


【課題】供試体の大きさに依存することなくコンクリート硬化体の圧縮強度を高い精度で推定することができる方法を提供する。
【解決手段】コンクリート硬化体の多値画像を2値化処理して得られた2値化処理画像より算出された骨材面積率、エントラップトエア部分の面積率及び空隙面積率から、下記式(1)に基づいて前記コンクリート硬化体の空隙率を算出し、コンクリート硬化体の空隙率を指標として、コンクリート硬化体の圧縮強度を推定する。


式(1)中、Vairは「エントラップトエア部分の面積率(%)」を表し、VCPは「空隙面積率(%)」を表し、Vaggは「骨材面積率(%)」を表す。 (もっと読む)


【課題】 フライアッシュに外部からの添加物を混合することなく、製造コストを抑えた簡便な方法により、フライアッシュの凝集固結を抑制することで、居着きを抑制できる耐凝集固結フライアッシュを提供する。
【解決手段】 耐凝集固結フライアッシュは、フライアッシュに含まれる酸化カルシウム(CaO)が、フライアッシュに対して、質量基準で3.5%以上の濃度の範囲で作製される。 (もっと読む)


【課題】フライアッシュ、シリカフューム等の混和材や石灰岩からなる骨材が含まれている可能性のあるセメント系硬化体であっても、結合材全体の化学組成を高い精度で簡易に推定することのできる方法を提供する。
【解決手段】(A)セメント系硬化体において適宜定めた二次元領域をピクセル単位に区画した後、電子線マイクロアナライザーを用いて、ピクセル毎に化学組成を分析する工程と、(B)工程(A)で得られた分析結果に基いて、上記二次元領域内のピクセルから、特定のしきい値を基準として、結合材に相当するピクセル群を選択する工程と、(C)工程(B)で得られた、結合材に相当するピクセル群を対象として、該ピクセル群に属するピクセルの化学組成の平均値を算出することによって、セメント系硬化体中の結合材の化学組成の推定値を得る工程と、を含むセメント系硬化体中の結合材の化学組成の推定方法。 (もっと読む)


【課題】石炭灰の強度発現性を迅速に評価しうる方法を提供する。
【解決手段】石炭灰の物性値として、ホウ素溶出量、フリーライム量、ガラス化率、ガラス相の塩基度、及び45μm篩残分量を測定し、下記式(1)〜(3)を用いて、材齢3日、7日、28日の各時点における石炭灰含有モルタルの推定値である圧縮強度1〜3(N/mm)を算出し、該圧縮強度1〜3の算出値を用いて、石炭灰の強度発現性を評価する。
圧縮強度1(材齢3日)=9.3−0.028×ホウ素溶出量(mg/L)+1.2×フリーライム量(質量%)+1.2×ガラス相の塩基度・・(1)
圧縮強度2(材齢7日)=13.6−0.012×45μm篩残分量(質量%)+0.363×フリーライム量(質量%)+4.67×ガラス相の塩基度・・(2)
圧縮強度3(材齢28日)=31.5−0.054×45μm篩残分量(質量%)+0.06×ガラス相の塩基度×ガラス化率・・(3) (もっと読む)


【課題】
SC構造における鋼板とコンクリートの間に生じた空隙を、低コストで効率よく検査する方法を提供する。
【解決手段】
本発明のSC構造における空隙検査方法は、鋼板表面側から打音法などを用いて鋼板とコンクリート間に生じた空隙箇所を検出し、空隙箇所を間に挟まない第1発信点と第1受信点を鋼板表面に設定し、第1発信点から発せられた音響波を第1受信点にて観測し、観測波形における特徴点までの第1到達時間を求め、空隙箇所を間に挟んだ第2発信点と第2受信点を鋼板表面に設定し、第2発信点から発せられた音響波を第2受信点にて観測し、観測波形における特徴点までの第2到達時間を求め、第1到達時間と第2到達時間の差に基づいて空隙の深さを推定し、推定された空隙の深さが許容されるものか否かを判定することを特徴としている。 (もっと読む)


【課題】軽量気泡コンクリート(ALC)水平部材の劣化レベルの診断を、部材を取り外して試験することなく、簡便、迅速かつ適確に行う。
【解決手段】ALC水平部材について、化学分析により反応カルシウム含有量(質量%)と、熱分析により炭酸ガス含有量(質量%)を測定し、該測定結果に基づき、(炭酸ガス含有量(質量%)−1)/(反応カルシウム含有量(質量%)×44/56−1)×100の式で得られる炭酸化度(%)を算出し、該水平部材が床材であるか屋根材であるか、持続的な荷重があるかないかで、それぞれ場合分けした上で、前記炭酸化度(%)に基づいて劣化レベルを診断する。 (もっと読む)


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