説明

くらげ破砕装置及びくらげ破砕処理装置

【課題】くらげを破砕する破砕装置において、くらげの成分は95〜98%が水分であることから、その破砕処理において、固液分離した後の処理しやすい分離水量をできるだけ多くし、更に固形分を極力少なくして、埋め立て、又は焼却処理等のための運搬・処理費用等の経費削減できる装置の提供。
【解決手段】前記くらげを貯留するホッパと、同ホッパの下端に配設されたくらげを粗砕する第1の破砕室と、該第1の破砕室の下方部に配設され前記粗砕されたくらげを更に細砕する第2の破砕室と、該第2の破砕室の下方部に配設され前記細砕されたくらげを更に圧砕する圧砕室とからなり、かつ前記ホッパと第1の破砕室と第2の破砕室と圧砕室とが連通状態に配設されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、くらげの破砕処理装置に係わり、特にくらげを細片固形体と液状体に分離するくらげ破砕装置及びくらげ破砕処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
大量の冷却水を必要とする火力発電所、化学コンビナート、製鉄所等は海岸近くに建設され、海水を工業用冷却水として利用していることが多い。この海水を取水する際に取水口にはスクリーンを配設し浮遊性くらげが工業用冷却水に混入しないようにしているが、大量のくらげや、海水藻等が1日に数十トンもスクリーンに捕獲され、その捕獲物の環境汚染防止を含めた処理の迅速化と効率化が望まれている。
【0003】
また近年、海温上昇に伴って巨大くらげが異常発生し、漁業者が定置網等を仕掛けても漁獲されるもののほとんどがくらげであったりして、高価な漁網を保護するためそのままくらげを海中へ放出することもあった。また、くらげの異常発生によりくらげ自身が消費する魚介類の量が莫大で、そのため漁業者は目的とする魚介類の漁獲量が激減しているので、くらげを捕獲しその捕獲物の環境汚染防止を含めた処理の迅速化と効率化が望まれている。
【0004】
そこで特許文献1では、くらげ自体はその成分の95〜98%は水分であることから、貯留槽内に収容したくらげを水中カッターポンプ等の粗砕機で2〜4cm程度となるように粗砕し、次いでカッターポンプ等の細砕機によって0.5〜1.5cm程度に細砕する。この細砕物含有水に、泡沫固化剤を添加した後、泡沫分離槽で泡沫分と液状分に分離し、泡沫分に凝集剤を添加して脱水機で脱水し、脱水ケーキは埋め立て、焼却処分する。液状分に凝集剤を添加して凝集分離槽で固液分離し、分離水を濾過器及び活性炭塔で浄化し放流している。
【特許文献1】特許公開第2003−33755号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、先に述べたように、くらげの成分は95〜98%が水分であることから、0.5〜1.5cm程度の寒天状に細砕しても細砕片にはほとんど水分が含有されたままの状態であるため大型の遠心脱水機などで更に脱水する工程を要していた。
【0006】
このため、くらげを更に細砕でき、また一体化され小型化したくらげ破砕処理装置と、固液分離した後の処理しやすい分離水量をできるだけ多くし、更に固形分を極力少なくして、埋め立て、又は焼却処理等のための運搬・処理費用等の経費削減できる装置の実現が切望されている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明者は、上記に鑑み鋭意研究の結果、2段階の破砕室及び一つの圧砕室によって固液分離した後の処理しやすい分離水量をできるだけ多くし、更に、固形分を極力少なくするため、次の手段によりこの課題を解決した。
(1)くらげを破砕する破砕装置において、前記くらげを貯留するホッパと、同ホッパの下端に配設されたくらげを粗砕する第1の破砕室と、該第1の破砕室の下方部に配設されたくらげを更に細砕する第2の破砕室と、該第2の破砕室の下方部に配設されたくらげを更に圧砕する圧砕室とからなり、かつ前記ホッパと第1の破砕室と第2の破砕室と圧砕室とが連通状態に配設されてなることを特徴とするくらげ破砕装置。
【0008】
(2)前記第1及び第2の破砕室には破砕手段が内設され、同破砕手段が、流下するくらげに直交して配設され、駆動手段により駆動される回転軸に複数組の風車羽状の破砕刃が突設されてなるものであることを特徴とする前項(1)に記載のくらげ破砕装置。
【0009】
(3)前記第1の破砕室が、その下方部に破砕されたくらげの排出量を制御する排出量制御手段を備えてなることを特徴とする前項(1)又は(2)に記載のくらげ破砕装置。
【0010】
(4)前記圧砕室が、駆動手段によって回転し、前記第2の破砕室で細砕されたくらげを脱水すると同時に更に圧砕するための前記細砕され流下するくらげに直交する歯幅が長尺な平行軸歯車対が内設されてなるものであることを特徴とする前項(1)〜(3)のいずれか1項に記載のくらげ破砕装置。
【0011】
(5)前記圧砕室が、前記平行軸歯車対の軸間距離を制御できる軸間距離制御手段を備えてなることを特徴とする前項(1)〜(4)のいずれか1項に記載のくらげ破砕装置。
【0012】
(6)前記圧砕室が、前記平行軸歯車対の一方の歯車にくらげを切断する該歯車の全歯タケ長分以下に相当する長さが歯先円長分に加算された半径で突出した複数の環状仕切プレートを分割された歯車間に狭装し、他方の歯車に前記複数の環状仕切プレートの突出した先端部を狭入する複数の溝が凹設されてなることを特徴とする前項(1)〜(5)いずれか1項に記載のくらげ破砕装置。
【0013】
(7)前記環状仕切プレートが、その環状の全円周上又は複数の切り込みで分割された円周上に鋭利な刃が形成されてなるものであることを特徴とする前項(6)に記載のくらげ破砕装置。
【0014】
(8)前記圧砕室が、その下方部に破砕されたくらげの排出量を制御する排出量制御手段を備えてなることを特徴とする前項(1)〜(7)のいずれか1項に記載のくらげ破砕装置。
【0015】
(9)前記第1の破砕室がくらげを2〜4cmに粗く破砕し、次いで第2の破砕室がくらげを1〜2mmに細く破砕し、圧砕室がくらげを更に脱水すると同時に圧砕するものであることを特徴とする前項(1)〜(8)のいずれか1項に記載のくらげ破砕処理装置。
【0016】
(10)前記くらげ破砕装置が、前記圧砕室の下方部に、圧砕により得られるくらげの細片固形体を機外側方に配設された固形体収容手段まで搬送するベルトコンベアと、該ベルトコンベアと前記固形体収容手段間に前記固形体を圧搾するための弾性を有する1又は相対する2つのゴムローラと、前記圧砕室から流下した液状体を収容する液状体収容手段と、を備えてなることを特徴とする前項(1)〜(9)のいずれか1項に記載のくらげ破砕処理装置。
【0017】
(11)前記ゴムローラが、その1又は相対する2つのゴムローラの回転速度を制御できるゴムローラ駆動手段と、ゴムローラの軸間距離を制御できる軸間距離制御手段と、を備えてなることを特徴とする前項(10)に記載のくらげ破砕処理装置。
【0018】
(12)前記ゴムローラの外周面に近接して、該ゴムローラに付着した前記固形体を剥離するスクレーパを配設してなることを特徴とする前項(10)又は(11)に記載のくらげ破砕処理装置。
【0019】
(13)前記ベルトコンベアが、その網目状透過孔を有するステンレススチール製ベルトコンベアであることを特徴とする前項(10)〜(12)のいずれか1項に記載のくらげ破砕処理装置。
【0020】
(14)前記ベルトコンベアが、大きさ2mm以上の前記細片固形体を不通過とする網目状透過孔を備えてなることを特徴とする前項(13)に記載のくらげ破砕処理装置。
【発明の効果】
【0021】
本願発明によれば、次のような効果が発揮される。
1.本願発明の請求項1の発明によれば、
くらげを破砕する破砕装置において、前記くらげを貯留するホッパと、同ホッパの下端に配設されたくらげを粗砕する第1の破砕室と、該第1の破砕室の下方部に配設されたくらげを更に細砕する第2の破砕室と、該第2の破砕室の下方部に配設されたくらげを更に圧砕する圧砕室とからなり、かつ前記ホッパと第1の破砕室と第2の破砕室と圧砕室とが連通状態に配設されているので、95〜98%が水分であるくらげを3段階で破砕・圧砕処理することによって、組織が破れてそのほとんどを液状化することができ、また、破砕・圧砕処理後の固形体を従来より極めて少なくすることができる。
【0022】
したがって、くらげ破砕装置の一体化と小型化ができ、かつ埋め立て、又は焼却処理等のための運搬・処理等の経費削減ができる。
【0023】
2.本願発明の請求項2の発明によれば、
請求項1の効果に加えて、前記第1及び第2の破砕室には破砕手段が内設され、同破砕手段が、流下するくらげに直交して配設され、駆動手段により駆動される回転軸に複数組の風車羽状の破砕刃が突設されているので、上下2段で構成されたそれぞれの破砕室の複数組の破砕刃によって、第1の破砕室で粗砕し、第2の破砕室で細砕する処理を効率よく行うことができる。
【0024】
3.本願発明の請求項3の発明によれば、
請求項1及び2の効果に加えて、前記第1の破砕室が、その下方部に破砕されたくらげの排出量を制御する排出量制御手段を備えているので、前記第1の破砕室の複数組の破砕刃の回転数の制御と、前記排出量制御手段の排出量制御によって、破砕すべきくらげの第1の破砕室中に滞留する量と破砕時間が制御できるため、その結果、所望の大きさに破砕処理でき、かつ効率的な破砕処理時間を容易に設定できる。
【0025】
4.本願発明の請求項4の発明によれば、
請求項1〜3の効果に加えて、前記圧砕室が、駆動手段によって回転し、前記第2の破砕室で細砕されたくらげを脱水すると同時に更に圧砕するための前記細砕され流下するくらげに直交する歯幅が長尺な平行軸歯車対が内設されているので、前記第1及び第2の破砕室の複数組の破砕刃によって粗砕し、細砕されたくらげを、平行軸歯車対で脱水・圧砕することによって、圧砕された固形体から水分を圧搾すると同時に、更に細砕化することができる。
【0026】
5.本願発明の請求項5の発明によれば、
請求項1〜4の効果に加えて、前記圧砕室が、前記平行軸歯車対の軸間距離を制御できる軸間距離制御手段を備えているので、前記第1及び第2の破砕室の複数組の破砕刃によって粗砕し、細砕した形状の状態によって、前記2つの歯車の軸間距離を調整し、前記圧砕室による圧砕度を制御することによって、前記第1及び第2の破砕室との効率よい破砕・圧砕処理運転を実現することができる。
【0027】
6.本願発明の請求項6の発明によれば、
請求項1〜5の効果に加えて、前記圧砕室が、前記平行軸歯車対の一方の歯車にくらげを切断する該歯車の全歯タケ長分以下に相当する長さが歯先円長分に加算された半径で突出した複数の環状仕切プレートを分割された歯車間に狭装し、他方の歯車に前記複数の環状仕切プレートの突出した先端部を狭入する複数の溝が凹設されているので、細砕化された固形体が歯車で圧砕されると同時に、例えば、糸状に連なった固形体などを環状仕切プレートによって更に切断することもできる。
【0028】
7.本願発明の請求項7の発明によれば、
請求項6の効果に加えて、前記環状仕切プレートが、その環状の全円周上又は複数の切り込みで分割された円周上に鋭利な刃が形成されているので、細砕化された固形体が歯車で圧砕されると同時に、例えば、糸状に連なった固形体などを鋭利な刃が形成された環状仕切プレートによって更に確実に切断することもできる。
【0029】
8.本願発明の請求項8の発明によれば、
請求項1〜7の効果に加えて、前記圧砕室が、その下方部に破砕されたくらげの排出量を制御する排出量制御手段を備えているので、前記第2の破砕室の複数組の破砕刃の回転数の制御と、前記排出量制御手段の排出量制御によって、破砕すべきくらげの第2の破砕室及び圧砕室中に滞留する量と破砕時間が制御できるため、その結果、所望の大きさに破砕・圧砕処理でき、かつ効率的な破砕・圧砕処理時間を容易に設定できる。
【0030】
9.本願発明の請求項9の発明によれば、
請求項1〜8の効果に加えて、前記第1の破砕室がくらげを2〜4cmに粗く破砕し、次いで第2の破砕室がくらげを1〜2mmに細く破砕し、圧砕室がくらげを更に脱水すると同時に圧砕しているので、95〜98%が水分であるくらげを3段階で破砕・圧砕処理することによって、そのほとんどを液状化することができ、また、破砕・圧砕処理後の固形体を従来より極めて少なくすることが可能であり、したがって、くらげ破砕装置の一体化と小型化ができ、かつ埋め立て、又は焼却処理等のための運搬・処理等の経費削減ができる。
【0031】
10.本願発明の請求項10の発明によれば、
請求項1〜9の効果に加えて、前記くらげ破砕装置が、前記圧砕室下方部に、圧砕により得られるくらげの細片固形体を機外側方に配設された固形体収容手段まで搬送するベルトコンベアと、該ベルトコンベアと前記固形体収容手段間に前記固形体を圧搾するための弾性を有する1又は相対する2つのゴムローラと、前記圧砕室から流下した液状体を収容する液状体収容手段とを備えているので、前記くらげ破砕装置と一体化することで、小型化と効率のよいくらげ破砕処理装置を構成することができる。
【0032】
前記第1、第2の破砕室及び圧砕室で破砕・圧砕することによって、そのほとんどが液状化されるが、液状体に被包されている僅かに残った固形体はベルトコンベアで搬送され、前記固形体を収容する固形体収容手段の直前で前記弾性を有する1又は相対する2つのゴムローラによって押しつぶされるようにして通過するため固形体は圧搾され、ほぼ完全に水分が除去された固形体となるので、廃棄処分量が激減し、埋め立て、又は焼却処理等のための運搬・処理等の廃棄処分費等の経費削減ができる。
【0033】
したがって、前記第1、第2の破砕室及び圧砕室で破砕・圧砕された、液状体に被包されている細砕片を脱水処理装置にかける必要がないため、くらげ破砕処理装置の小型化と、初期設備投資の削減ができる。
【0034】
また、回収された固形体は、ほぼ完全に水分が除去されて塩分も少なくなっているため、植物栽培用肥料や、養殖魚等の餌として役立てることもできる。
【0035】
更に、前記圧砕室から流下した液状体はベルトコンベアを透過して液状体収容手段に収容され、更に前記ゴムローラの圧搾時に生じた液状体も全て液状体収容手段に収容されるので、そのまま汚水処理業者へ引き渡すか、活性炭等で濾過処理すれば下水道等に放流することもできる。
【0036】
11.本願発明の請求項11の発明によれば、
前記請求項10の効果に加えて、前記ゴムローラが、その弾性を有する1又は相対する2つのゴムローラの回転速度を制御できるゴムローラ駆動手段と、ゴムローラの軸間距離を制御できる軸間距離制御手段とを備えているので、圧砕室で圧砕され細砕化されたくらげの大きさと、前記圧砕室の下方部に配設された排出量制御手段の排出量に連動してゴムローラの回転速度を制御し、かつゴムローラの軸間距離を微調整して液状体に被包されている僅かに残った固形体を圧搾する圧搾圧を制御することにより、効率的な圧搾速度と圧搾量を制御できる。
【0037】
12.本願発明の請求項12の発明によれば、
請求項10及び11の効果に加えて、前記ゴムローラの外周面に近接して、該ゴムローラに付着した前記固形体を剥離するスクレーパーを配設しているので、常にゴムローラ表面を清浄状態に維持できる。
【0038】
13.本願発明の請求項13の発明によれば、
請求項10〜12の効果に加えて、前記ベルトコンベアが、その網目状透過孔を有するステンレススチール製ベルトコンベアであるため、前記圧砕室から流下した液状体はベルトコンベアを透過して液状体収容手段に収容でき、かつ塩分を含んだくらげの細砕片を搬送しても錆びることなく長期間運転が可能となる。
【0039】
14.本願発明の請求項14の発明によれば、
請求項13の効果に加えて、前記ベルトコンベアが、大きさ2mm以上の前記細片固形体を不通過とする網目状透過孔を備えているので、前記圧砕室から流下した液状体、及びほとんど液状体と同様な状態の2mm以下の細砕片は、ほとんどベルトコンベアを透過して液状体収容手段に収容されるので、そのまま汚水処理業者へ引き渡すか、活性炭等で濾過処理すれば下水道等に放流することもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0040】
本願発明を実施するための最良の形態を実施例図に基づいて詳細に説明する。
図1(a)は本願発明のくらげ破砕処理装置の実施例正面断面図、図1(b)は同発明のくらげ破砕処理装置の実施例A−A’断面図、図2は同発明のくらげ破砕装置の平行軸歯車対の軸間距離制御手段の実施例説明図、図3(a)、(b)は同発明のくらげ破砕装置の平行軸歯車対を備えた圧砕室の軸間距離制御の実施例説明図、図4は同発明のくらげ破砕装置の平行軸歯車対の狭装された環状仕切プレートと凹設された溝の実施例説明図、図5は同発明の平行軸歯車対の狭装された環状仕切プレートと凹設された溝の実施例B−B’断面図、図6は同発明の歯車ポンプ形式排出量制御手段の実施例断面図、である。
図において、1はくらげ破砕処理装置、1’はくらげ破砕装置、2はくらげ、3はホッパ、4は第1の破砕室、5は第2の破砕室、6は圧砕室、7、8は破砕刃、7’、8’は破砕刃装着軸、9は歯車、10はベルトコンベア、11はベルト車、12は液状体収容手段、13は液状体、14、15は歯車ポンプ形式の排出量制御手段、16はローラ、17はゴムローラ、18、19,20はスクレーパー、21は固形体収容手段、22は固形体、23は下部液状体収容手段、24は飛散防止板、25、26は排水口、27はピッチ円、28は歯先円、29は歯車駆動手段、30、32は歯車軸取付板、31はボルト、33は軸間距離制御手段、33’は軸間制御ねじ、34は環状仕切プレート、35は溝、36は全歯タケ長、37は側板、38はポンプ室、39はポンプ歯車、40は歯間空隙、41は排出口である。
【0041】
図1において、くらげ破砕処理装置1は、くらげ2を貯留するホッパ3と、同ホッパ3内のくらげ2の流量制限を兼ねた飛散防止板24の下方に配設されたくらげ2を粗砕する複数組の破砕刃7を破砕刃装着軸7’に装着した第1の破砕室4と、該第1の破砕室4の下方部に配設され、破砕されたくらげの排出量を制御する排出量制御手段14と、前記第1の破砕室4の下方部に配設され、該第1の破砕室4で粗砕されたくらげ2を更に細砕する複数組の破砕刃8を破砕刃装着軸8’に装着した第2の破砕室5と、該第2の破砕室5の下方部に配設され、細砕されたくらげ2を脱水すると同時に更に圧砕して細砕化する平行軸歯車対9、9を備えた圧砕室6と、該圧砕室6の下方部に配設され破砕・圧砕されたくらげの排出量を制御する排出量制御手段15とからなり、かつ前記ホッパ3と第1の破砕室4と第2の破砕室5と圧砕室6及び排出量制御手段14、15が連通状態に配設されてなるくらげ破砕装置1’と、前記圧砕室6下方部に、圧砕により得られるくらげ2の細片破砕物を機外側方に配設された固形体収容手段21まで搬送するベルトコンベア10と、該ベルトコンベア10と前記固形体収容手段21間に前記細片破砕物を圧搾するための弾性を有する相対する2つのゴムローラ17と、前記圧砕室6から流下した液状体13を収容する液状体収容手段12と、ベルトコンベア10とゴムローラ17間から流下した液状体13を収容する下部液状体収容手段23と、で構成されている。
【0042】
前記ホッパ3に投入されたくらげ2は、同ホッパ3内のくらげ2の流量制限を兼ねた飛散防止板24に遮られながら、その重量によってホッパ3の底部傾斜面に沿ってホッパ3の下端に配設された第1の破砕室4へと導出される。
【0043】
前記第1の破砕室4は、図示しないモーター等の駆動手段によって駆動される破砕刃装着軸7’に、複数枚(図では4枚)の鋭利な刃を備えた風車羽状の破砕刃7を突設して、適度な間隔を置いて複数組装着されている。
【0044】
前記破砕刃装着軸7’は、約600rpmで回転し、装着された複数組の破砕刃7によってくらげ2を2〜4cm角程度の大きさに粗砕する。
【0045】
前記第1の破砕室4の下方部に、粗砕されたくらげ2の下方へ排出する排出量を制御できる歯車ポンプ形式の排出量制御手段14を備えている。前記歯車ポンプ形式の排出量制御手段14は、図6に示すように、ポンプ室38内に配設されたポンプ歯車39が図示しない駆動手段で回転制御され歯間空隙40が上部にくると、ホッパ3の下端に配設された前記第1の破砕室4で粗砕処理されたくらげ2がポンプ歯車39の歯間空隙40に供給される。該歯間空隙40に収容されたくらげ2はポンプ歯車39がさらに回転しポンプ室38の最下部に達すると排出口41から排出され、粗砕されたくらげ2は排出口41下部の第2の破砕室5に供給される。前記第1の破砕室4の複数組で構成する風車羽状の破砕刃8の回転数の制御処理量を考慮し、前記歯車ポンプ形式の排出量制御手段14の回転速度制御によって排出量の制御ができるので、破砕すべきくらげ2の第1の破砕室4中に滞留する量と破砕時間が制御できるため、その結果、所望の大きさに破砕処理でき、かつ効率的な破砕処理時間を容易に設定できる。
本実施例の排出量制御手段は上記方式に限定されることなく、例えば、摺動板の開閉制御による排出量制御手段でもよい。
【0046】
前記第1の破砕室4によって2〜4cm角程度の大きさに粗砕されたくらげ2は排出量制御手段14を経て更に下方へ排出し、前記第1の破砕室4と同様に、図示しないモーター等の駆動手段によって約600rpmで回転する第2の破砕室5の風車羽状の破砕刃8によって更に1〜2mm程度、又はそれ以下に細砕される。破砕処理することによって、組織が破れてそのほとんどを液状化することができる。
【0047】
前記第2の破砕室5の破砕刃8の形状は、前記第1の破砕室4の破砕刃7と同様であり、図1(b)に示すように、複数組が装着された風車羽状の破砕刃8の取付間隔は、粗砕されたくらげ2を1〜2mm程度、又はそれ以下に更に細砕するため、前記第1の破砕室4に装着された破砕刃7の1/2〜1/4の取付間隔で装着されることが好ましい。
【0048】
前記第2の破砕室5によって1〜2mm程度、又はそれ以下の大きさに細砕されたくらげ2は更に下方へ排出し、前記第2の破砕室5の下方部に配設され細砕されたくらげ2を脱水すると同時に更に圧砕して細砕化し、かつ前記細砕され流下するくらげ2に直交する歯幅が長尺な平行軸歯車対9、9で挟み込みながら下方へ導出できる、例えば、相対する平歯車型の2つの歯車9を備えた圧砕室6へ供給される。
【0049】
図2において、前記圧砕室6の2つの歯車9は、前記平行軸歯車対9、9の一方の歯車軸にはモータ等で駆動する歯車駆動手段29が装着され、歯車軸取付板30の4個のボルト31で圧砕室6の側板37に固定されている。
【0050】
また、他方の歯車9の軸は歯車軸取付板32に装着され、4カ所に貫穿された長孔に沿って歯車軸取付板32を図に向かって左右に移動することで平行軸歯車対9、9の軸間距離を制御することができる。歯車軸間距離制御は、例えば、圧砕室6の側板37に固定された軸間距離制御手段33の軸間制御ねじ33’の出入操作によって制御し、その後に軸間制御ねじ33’をナット等で固定し、更に歯車軸取付板32は4個のボルト31で圧砕室6の側板37に固定される。
【0051】
前記軸間距離制御手段33は、前記第2の破砕室5によって細砕されたくらげの大きさと、第1、第2の破砕室4、5の破砕処理量に合わせて、また、圧砕室6による脱水・圧砕処理量を考慮し、脱水・圧砕処理が効率よくできる軸間距離に設定することが好ましい。
【0052】
図3において、前記軸間距離制御手段33の軸間距離制御量は、例えば、図3(a)のように、歯車9同士のピッチ円27が一致する軸間距離から、図3(b)のように、一方の歯車9のピッチ円27と、他方の歯車9の歯先円28が一致する軸間距離まで、その軸間距離を微調整できることが好ましい。
【0053】
前記歯車9の形式は、平歯車に限定されることなく、回転がなめらかで、かみ合いが連続的になるハスバ歯車、又はヤマバ歯車であってもよい。また、歯の形状はこれに限定されることなく台形歯車等、脱水・圧砕に適した形状であることが好ましい。
【0054】
また、図4及び図5において、前記圧砕室6の前記平行軸歯車対9、9は、その一方の歯車9に、該歯車9の全歯タケ長36の高さ分以下に相当する長さが、歯先円28の半径長分に加算された半径で突出した複数の環状仕切プレート34を分割された歯車9間に狭装し、他方の歯車9には、前記環状仕切プレート34の突出した先端部を狭入する複数の溝35が凹設されているので、細砕化された固形体22が歯車9で圧砕されると同時に、例えば、糸状に連なった固形体などを環状仕切プレート34によって更に切断することもできる。
【0055】
更に、前記環状仕切プレート34に、その環状の全円周上又は図示しない複数のV字又はU字状切り込みで分割された円周上に鋭利な刃を形成することも好ましい。
【0056】
上記説明において、前記平行軸歯車対9、9の一方の歯車軸に歯車駆動手段29を装着するようにしたが、両方の歯車軸にそれぞれ歯車駆動手段29を装着するようにしてもよい。
【0057】
図1において、くらげ破砕処理装置1は、前記圧砕室6の下方部に、細砕・圧砕されたくらげ2のベルトコンベア10へ排出する排出量を制御できる歯車ポンプ形式の排出量制御手段15を備えている。前記歯車ポンプ形式の排出量制御手段15は、図6に示すように、ポンプ室38内に配設されたポンプ歯車39が図示しない駆動手段で回転制御されると、前記圧砕室6で脱水・圧砕処理されたくらげ2がポンプ室38上部からポンプ歯車39の歯間空隙40に供給される。該歯間空隙40に収容されたくらげ2はポンプ歯車39がさらに回転しポンプ室38の最下部に達すると排出口41から排出され、排出口41下部のくらげ2の細砕片を搬送するベルトコンベア10上に供給される。
前記第2の破砕室5の複数組で構成する風車羽状の破砕刃8の回転数の制御と、前記圧砕室6の脱水・圧砕処理量を考慮し、前記歯車ポンプ形式の排出量制御手段15の回転速度制御によって排出量の制御ができるので、破砕すべきくらげ2の第2の破砕室5及び圧砕室6中に滞留する量と、破砕時間が制御できるため、その結果、所望の大きさに破砕・圧砕処理でき、かつ効率的な破砕・圧砕処理時間を容易に設定できる。
本実施例の排出量制御手段は上記方式に限定されることなく、例えば、摺動板の開閉制御による排出量制御手段でもよい。
【0058】
前記くらげ破砕処理装置1は、図示しない駆動手段によってベルト車11を矢印方向へ回転させて細砕片をゴムローラ17まで搬送するベルトコンベア10と、該ベルトコンベア10と前記固形体収容手段21間に前記細砕片を圧搾するための弾性を有する相対する2つのゴムローラ17と、該ゴムローラ17の回転速度を制御できる図示しないゴムローラ駆動手段と、ゴムローラの軸間距離を制御できる図示しない軸間距離制御手段と、前記圧砕室6から流下した液状体13を収容する液状体収容手段12と、前記相対する2つのゴムローラ17の圧搾によって更に細砕片から脱水された液状体13を収容する下部液状体収容手段23を備えて、前記くらげ破砕装置1’と一体化したくらげ破砕処理装置1を構成している。
【0059】
前記ベルトコンベア10は、大きさ2mm以上の前記細砕片を不通過とする網目状透過孔を備えたステンレススチール製ベルトコンベアであるため、前記圧砕室6から流下した液状体13はベルトコンベア10を透過して液状体収容手段12に収容でき、適宜排水口25を介して外部に排出される。また、ベルトに付着した細砕片はスクレーパー20で掻き落とされる。
【0060】
また、2mm以上の前記細砕片はベルトコンベア10によって搬送され、金属又は樹脂製ローラ16の表面に巻着された弾性(硬度20〜30程度)を有する前記相対する2つのゴムローラ17によって細砕片周囲を被包している液状体13は圧搾されて、下側ゴムローラ17とベルトコンベア10のベルト間の隙間から流下して下部液状体収容手段23に収容でき、適宜排水口26を介して外部に排出される。
【0061】
更に、前記ゴムローラ17が、その弾性を有する1又は相対する2つのゴムローラ17の回転速度を制御できる図示しないゴムローラ駆動手段と、ゴムローラ17の軸間距離を制御できる図示しない軸間距離制御手段と、を備えているので、圧砕室6で圧砕され細砕化されたくらげ2の大きさと、その排出量を制御する排出量制御手段15の排出量に連動してゴムローラ17の回転速度を制御し、かつゴムローラ17の軸間距離を微調整して液状体13に被包されている僅かに残った固形体22を圧搾する圧搾圧を制御することにより、効率的な圧搾速度と圧搾量を制御できる。
【0062】
一方、相対する2つのゴムローラ17によって圧搾され、液状体13が除去された固形体22は固形体収容手段21に収容され、更にゴムローラ17に付着した固形体22は、2つのゴムローラ17表面からそれぞれのスクレーパー18、19によって剥離され、同様に前記固形体収容手段21に収容される。
【0063】
前記排水口25及び26から排出された液状体13は汚水処理業者によって収集され適宜処分される。また、回収された固形体22は塩分も少なくなっているため、植物栽培用肥料や、養殖魚等の餌として役立てることもできる。
【0064】
前記ゴムローラ17による圧搾は、相対する2つのゴムローラ17によって行ったが、これに限定されることなく、一方を金属又は樹脂製ローラとし、これに1個のゴムローラ17を押し当て圧搾する方法でもよい。
【産業上の利用可能性】
【0065】
くらげを、破砕刃による第1の破砕室で粗砕し、第2の破砕室で細砕し、更に平行軸歯車対によって脱水すると同時に圧砕する圧砕室による3段階の破砕・圧砕手段と、第1の破砕室下方に破砕されたくらげの排出量を制御する排出量制御手段と、同様に、圧砕室下方に備えた排出量制御手段を組み合わせたことにより、破砕すべきくらげの第1の破砕室中に滞留する量と破砕時間を制御し、また、第2の破砕室及び圧砕室中に滞留する量と破砕時間が制御でき、更に、前記固形体を圧搾するための弾性を有する1又は相対する2つのゴムローラの処理能力に応じて前記排出量制御手段によって排出量を制御できるため、その結果、所望の大きさに破砕・圧砕処理でき、かつ効率的な破砕・圧砕処理時間を容易に設定できるため、95〜98%が水分であるくらげの場合は、そのほとんどを液状化することができ、また、破砕・圧砕後の固形体を従来より極めて少なくすることが可能であり、したがって、くらげ破砕処理装置の小型化ができ、かつ埋め立て、又は焼却処理等のための運搬・処理等の経費削減ができる。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】(a)本願発明のくらげ破砕処理装置の実施例正面断面図、(b)同発明のくらげ破砕処理装置の実施例A−A’断面図
【図2】同発明のくらげ破砕装置の平行軸歯車対の軸間距離制御手段の実施例説明図
【図3】同発明のくらげ破砕装置の平行軸歯車対を備えた圧砕室の軸間距離制御の実施例説明図
【図4】同発明のくらげ破砕装置の平行軸歯車対の狭装された環状仕切プレートと凹設された溝の実施例説明図
【図5】同発明の平行軸歯車対の狭装された環状仕切プレートと凹設された溝の実施例B−B’断面図
【図6】同発明の歯車ポンプ形式排出量制御手段の実施例断面図
【符号の説明】
【0067】
1:くらげ破砕処理装置
1’:くらげ破砕装置
2:くらげ
3:ホッパ
4:第1の破砕室
5:第2の破砕室
6:圧砕室
7、8:破砕刃
7’、8’:破砕刃装着軸
9:歯車
10:ベルトコンベア
11:ベルト車
12:液状体収容手段
13:液状体
14、15:歯車ポンプ形式の排出量制御手段
16:ローラ
17:ゴムローラ
18、19,20:スクレーパー
21:固形体収容手段
22:固形体
23:下部液状体収容手段
24:飛散防止板
25、26:排水口
27:ピッチ円
28:歯先円
29:歯車駆動手段
30、32:歯車軸取付板
31:ボルト
33:軸間距離制御手段
33’:軸間制御ねじ
34:環状仕切プレート
35:溝
36:全歯タケ長
37:側板
38:ポンプ室
39:ポンプ歯車
40:歯間空隙
41:排出口


【特許請求の範囲】
【請求項1】
くらげを破砕する破砕装置において、前記くらげを貯留するホッパと、同ホッパの下端に配設されたくらげを粗砕する第1の破砕室と、該第1の破砕室の下方部に配設され前記粗砕されたくらげを更に細砕する第2の破砕室と、該第2の破砕室の下方部に配設され前記細砕されたくらげを更に圧砕する圧砕室とからなり、かつ前記ホッパと第1の破砕室と第2の破砕室と圧砕室とが連通状態に配設されてなることを特徴とするくらげ破砕装置。
【請求項2】
前記第1及び第2の破砕室には破砕手段が内設され、同破砕手段が、流下するくらげに直交して配設され、駆動手段により駆動される回転軸に複数組の風車羽状の破砕刃が突設されてなるものであることを特徴とする請求項1に記載のくらげ破砕装置。
【請求項3】
前記第1の破砕室が、その下方部に破砕されたくらげの排出量を制御する排出量制御手段を備えてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のくらげ破砕装置。
【請求項4】
前記圧砕室が、駆動手段によって回転し、前記第2の破砕室で細砕されたくらげを脱水すると同時に更に圧砕するための前記細砕され流下するくらげに直交する歯幅が長尺な平行軸歯車対が内設されてなるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のくらげ破砕装置。
【請求項5】
前記圧砕室が、前記平行軸歯車対の軸間距離を制御できる軸間距離制御手段を備えてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のくらげ破砕装置。
【請求項6】
前記圧砕室が、前記平行軸歯車対の一方の歯車にくらげを切断する該歯車の全歯タケ長分以下に相当する長さが歯先円長分に加算された半径で突出した複数の環状仕切プレートを分割された前記歯車間に狭装し、他方の歯車に前記複数の環状仕切プレートの突出した先端部を狭入する複数の溝が凹設されてなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のくらげ破砕装置。
【請求項7】
前記環状仕切プレートが、その環状の全円周上又は複数の切り込みで分割された円周上に鋭利な刃が形成されてなるものであることを特徴とする請求項6に記載のくらげ破砕装置。
【請求項8】
前記圧砕室が、その下方部に破砕されたくらげの排出量を制御する排出量制御手段を備えてなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のくらげ破砕装置。
【請求項9】
前記第1の破砕室がくらげを2〜4cmに粗く破砕し、次いで第2の破砕室がくらげを1〜2mmに細く破砕し、圧砕室がくらげを更に脱水すると同時に圧砕するものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のくらげ破砕装置。
【請求項10】
前記くらげ破砕装置が、前記圧砕室の下方部に、圧砕により得られるくらげの細片固形体を機外側方に配設された固形体収容手段まで搬送するベルトコンベアと、該ベルトコンベアと前記固形体収容手段間に前記固形体を圧搾するための弾性を有する1又は相対する2つのゴムローラと、前記圧砕室から流下した液状体を収容する液状体収容手段と、を備えてなることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のくらげ破砕処理装置。
【請求項11】
前記ゴムローラが、その1又は相対する2つのゴムローラの回転速度を制御できるゴムローラ駆動手段と、ゴムローラの軸間距離を制御できる軸間距離制御手段と、を備えてなることを特徴とする請求項10に記載のくらげ破砕処理装置。
【請求項12】
前記ゴムローラの外周面に近接して、該ゴムローラに付着した前記固形体を剥離するスクレーパを配設してなることを特徴とする請求項10又は11に記載のくらげ破砕処理装置。
【請求項13】
前記ベルトコンベアが、その網目状透過孔を有するステンレススチール製ベルトコンベアであることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載のくらげ破砕処理装置。
【請求項14】
前記ベルトコンベアが、大きさ2mm以上の前記細片固形体を不通過とする網目状透過孔を備えてなることを特徴とする請求項13に記載のくらげ破砕処理装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−307524(P2007−307524A)
【公開日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−141750(P2006−141750)
【出願日】平成18年5月22日(2006.5.22)
【出願人】(591222625)有限会社北四国エンジニアリング (1)
【Fターム(参考)】