説明

アンカープラグ

【課題】下孔から抜き取ることが可能なアンカープラグの提供を目的とする。
【解決手段】被固定面に形成された下孔に挿入される筒体2と、該筒体2内の前部に回転自在に収容される回転部材3と、筒体2と回転部材3の間に介設されて筒体2に対する回転部材3の周方向の回転を許容し、且つ、筒心方向Cの移動を規制する規制構造10と、回転部材3の後部に形成された後螺子部18と螺合して回転部材3の回転により筒体2内で筒心方向Cに進退する進退部材4と、回転部材3または進退部材4の前部開口に前螺子部を形成し、該前螺子部と螺合する被固定物固定用のボルト5とを備え、筒体2の後部に窓部12を形成し、進退部材4の前進に伴って窓部12から突出して拡開し、且つ、進退部材4の後退に伴って窓部12から筒体2内に収容されるよう弾性変形する弾性羽根13を進退部材4に設けた構成にしてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンカープラグに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、コンクリートやALCパネル等の壁面に物品等を固定する際にはアンカープラグが用いられる。このようなアンカープラグは、一般に被固定面である壁面に形成された下孔内に嵌合された後、下孔開口部より突出した頭部がハンマーなどにより押打され、これにより、下孔底部において拡開羽根が拡開し、下孔底部内壁に該拡開羽根が食い込むことで壁面に固定されるといった構造を有している。
【0003】
そして、このようなアンカープラグの壁面への結合強度向上の目的で、下記特許文献1乃至6には、下孔開口部より突出した軸を引き上げることにより、下孔奥部の拡開羽根を開口部側に引き寄せて拡開する構造の各種アンカープラグが開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開2002−21498号公報
【特許文献2】実用新案登録第3005716号公報
【0005】
【特許文献3】実開平7−10526号公報
【特許文献4】特開平6−50316号公報
【特許文献5】特開平5−332330号公報
【特許文献6】特開平5−272518号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来のアンカープラグは、拡開羽根が拡開して下孔内壁に食い込んだ後、この拡開羽根を元に戻す手段がないので、下孔からアンカープラグを取り出すことができない。よって、アンカープラグの設置位置が誤っていたことが判明した場合には、止む終えず新たなアンカープラグを使用しなければ、被固定物を正しい位置に取り付けることができなかった。
【0007】
また、一旦アンカープラグを用いて壁面に被固定物を固定した後、被固定物を壁面から除去したためにその位置にはアンカープラグが必要でなくなった場合に、そのようなアンカープラグを下孔から抜き取って他の場所に再度使用することは不可能であった。
【0008】
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、下孔から抜き取ることが可能なアンカープラグの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明に係るアンカープラグは、被固定面に形成された下孔に挿入される筒体と、該筒体内の前部に回転自在に収容される回転部材と、筒体と回転部材の間に介設されて筒体に対する回転部材の周方向の回転を許容し、且つ、筒心方向の移動を規制する規制構造と、回転部材の後部に形成された後螺子部と螺合して回転部材の回転により筒体内で筒心方向に進退する進退部材と、回転部材または進退部材の前部開口に前螺子部を形成し、該前螺子部と螺合する被固定物固定用のボルトとを備え、筒体の後部に窓部を形成し、進退部材の前進に伴って窓部から突出して拡開し、且つ、進退部材の後退に伴って窓部から筒体内に収容されるよう弾性変形する弾性羽根を進退部材に設けた構成にしてある。
【0010】
また、前記構成において、筒体の外周面に筒体の回転を防止する回転防止手段を備えたものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係るアンカープラグによれば、被固定面に形成された下孔に挿入される筒体と、該筒体内の前部に回転自在に収容される回転部材と、筒体と回転部材の間に介設されて筒体に対する回転部材の周方向の回転を許容し、且つ、筒心方向の移動を規制する規制構造と、回転部材の後部に形成された後螺子部と螺合して回転部材の回転により筒体内で筒心方向に進退する進退部材と、回転部材または進退部材の前部開口に形成された前螺子部と螺合する被固定物固定用のボルトとを備え、筒体の後部に窓部を形成し、進退部材の前進に伴って窓部から突出して拡開し、且つ、進退部材の後退に伴って窓部から筒体内に収容されるよう弾性変形する弾性羽根を進退部材に設けたので、下孔内周面に食い込んだ拡開羽根を筒体内に収容した状態で、下孔からアンカープラグを除去することができる。そして、この抜き取ったアンカープラグを再度使用することが可能となる。
【0012】
また、筒体の外周面に筒体の回転を防止する回転防止手段を備えた場合は、回転防止手段により回転部材の回転に伴う筒体と回転部材との共回りを防止し、筒体の窓部と弾性羽根との位置のずれを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。ここに、図1は本発明の一実施形態に係るアンカープラグの斜視図、図2は前記アンカープラグの分解斜視図、図3は下孔にボルトを取り除いたアンカープラグを挿入した状態の縦断面図である。
各図において、この実施形態に係るアンカープラグ1は、筒体2と、回転部材3と、進退部材4と、ボルト5とを備えている
【0014】
筒体2は、筒内に回転部材3及び進退部材4を前後に直列した状態で収容しており、筒体2の前部外周面には筒心方向Cに平行な左右一対の矩形状板状部材が立設されてなる回転防止手段6を備えている。また、筒体2の前部には螺子7が筒心方向Cに略直交する向きに挿入され、螺合される複数の貫通孔8が形成されている。
【0015】
そして、筒体2の後部には左右一対の略矩形状開口部を有する窓部12が形成されている。窓部12は、図3に断面図で示すように、筒体2の外周側が大きく開口し、内周側が小さく開口するよう傾斜して形成され、これにより、後述する弾性羽根13の拡開を案内している。
【0016】
回転部材3は前部が大径、後部が小径の筒状に形成され、前部外径は筒体2の内径よりやや小さくなっており、筒体2内の前部に回転自在に収容される。また、回転部材3の前部外周面には、所定幅及び所定深さを有する周溝9が形成されている。この周溝9と、螺子7と、筒体2前部に形成された貫通孔8とより規制構造10を構成し、筒体2に対する回転部材3の周方向Dの回転を許容し、且つ、筒心方向Cの移動を規制するようになっている。
【0017】
また、図3に示す回転部材3の前端開口部16は所定長さFに渡って正面視正六角形状に形成されており、六角レンチ等の工具を該前端開口部16に嵌合することにより回転部材3を周方向Dに回転できるようになっている。また、回転部材3の前端開口部16より後方筒内には、前螺子部17を構成する雌螺子が形成され、該前螺子部17にボルト5が螺合するようになっている。
【0018】
本実施形態においては、この前螺子部17は、図5に示すように、回転部材3の後端部まで達するよう形成されているが、必ずしもこれに限定されず、ボルト5を固定可能な所定の長さを有していれば、後端部にまで達しなくてもよい。このように前螺子部17が回転部材3の後端部にまで達しない場合には回転部材を有底筒状としてもよい。そして、回転部材3の後部外周面には、後螺子部18を構成する雄螺子が形成されている。
【0019】
進退部材4は、外径が筒体2の内径よりやや小さい筒状に形成されており、図3に示すように、進退部材4の前部筒内に回転部材3の後螺子部18に螺合する雌螺子部19が形成されている。これにより、回転部材3の回転に伴って筒体2内で筒心方向Cに進退するようになっている。
【0020】
また、図2に示すように、進退部材4の後部には、前後に長いコの字状に側壁を切り欠いて形成された左右一対の弾性羽根13が設けられている。弾性羽根13は、図3に断面図で示すように、進退部材4の外周側から内周側に向かって傾斜して形成されている。この傾斜により、筒体2の窓部12の傾斜に沿って弾性羽根13が案内され、窓部12から前方側に拡開しつつ、突出するようになっている。この弾性羽根13の窓部12からの突出は進退部材4の螺進に伴って起こり、逆に進退部材4の後退に伴って弾性羽根13は窓部12の斜面に案内され、窓部12から筒体2内に収容されるようになっている。
【0021】
ここで、筒体2、回転部材3及び進退部材4の材質は、ステンレス、鉄、アルミ等の金属、又は、塩ビ、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどの合成樹脂等が挙げられるが、金属を用いた方が強度が高いため好ましく、特に弾性羽根13部分は金属を使用することでアンカープラグ1の固定強度を向上させることが可能であり、容易に弾性変形する点においても好ましい。
【0022】
ボルト5は、図5に示すように、回転部材3の筒内前部に形成された前螺子部17と螺合する雄螺子が形成され、被固定物20を被固定面30に固定する。
【0023】
引続き、アンカープラグ1による被固定物20の被固定面30への取り付け方法につき、図3乃至図5を用いて以下に説明する。まず、被固定物20を固定する位置の被固定面30に予め下孔21を形成しておく。その際、下孔21の口径は筒体2の外径と略同一又は下孔21の口径の方が筒体2の外径よりやや大きくなるようにする。また、下孔21の深さは、回転部材3の後螺子部18と進退部材4の雌螺子部19とを所定長さLだけ螺合した状態における回転部材3前端部より進退部材4後端部までの長さと略同一とする。そして、下孔21には回転防止手段6の当接位置及び規制構造10を構成する螺子7の当接位置にスリット22,23を形成しておく。
【0024】
次に、前記したように進退部材4の雌螺子部19の前部と回転部材3の後螺子部18の後部とを所定長さLだけ螺合した状態で、回転部材3及び進退部材4が筒体2の筒内に前後直列に収容されたアンカープラグ1を、下孔21内に挿入する。その際、スリット22,23と回転防止手段6及び螺子7との位置が合うよう調整する。このように、回転防止手段6がスリット22に挿入されているので、回転部材3の回転に伴って筒体2が共回りするのを防止することができ、筒体2の窓部12と弾性羽根13との位置のずれを防止できる。
【0025】
そして、回転部材3の前端開口部16に六角レンチ等の工具を嵌合し、回転部材3を回転させると、進退部材4の雌螺子部19と回転部材3の後螺子部18とが螺合し、進退部材4が筒心方向Cに螺進する。この進退部材4の螺子による前進に伴って窓部12の傾斜面に案内された弾性羽根13が筒体2から突出し、図4に示すように、弾性羽根13が前方方向に次第に拡開する。これにより弾性羽根13を下孔21の内壁に食い込ませ、筒体2、回転部材3及び進退部材4を被固定面30を構成するコンクリートやALC等に固定する。
【0026】
その後、図5に示すように、被固定物20を被固定面30に当接した後、被固定物20に形成された貫通孔15にボルト5を挿入したうえで、回転部材3の前螺子部17にボルト5を螺合し固定する。これにより、被固定物20が被固定面30に固定される。その際、弾性羽根13は被固定物20側に向けて拡開しているので、被固定物20が被固定面30から離脱しようとする際生じる被固定物20側からの引張応力に対抗することができ、被固定物20を被固定面30を構成するコンクリートやALC等に強固に固定することが可能となる。
【0027】
続いて、アンカープラグ1を被固定面30から除去する際の動作につき、以下に説明する。まず、ボルト5を取り付け時とは逆回転して緩め、回転部材3の前螺子部17から抜き出す。次に、被固定物20を被固定面30から取り除き、そして、下孔21内に残存する筒体2、回転部材3及び進退部材4を除去するため、六角レンチ等の工具を前端開口部16に嵌合し、アンカープラグ1の取り付けの際とは逆方向に回転部材3を回転し、進退部材4を後退させる。この進退部材4の後退に伴って窓部12から弾性羽根13が筒体2内に収容される。
【0028】
その後、進退部材4が徐々に後退していき、やがて下孔21の底部に進退部材4の後端部が当接すると、図3に示す状態となる。この状態で、ボルト5を再度回転部材3の前螺子部17に螺合する。そして、筒体2及び回転部材3の上面より突出したボルト5を把持し、上方へ引き上げることで、ボルト5、筒体2、回転部材3及び進退部材4からなるアンカープラグ1全体を下孔21から抜き取る。これにより、弾性羽根13が筒体2下端部から下方に出てしまうといったことなく、弾性羽根13が筒体2内下部に収容された状態でアンカープラグ1全体を下孔21から除去することができる。
【0029】
また、上記のようにボルト5を使用することなく下孔21からアンカープラグ1を抜き取る方法としては、下孔21の底部に進退部材4の後端部が当接した状態から、更になお回転部材3の回転を継続すると、進退部材4の後端部は下孔21の底部に当接しているので、もはやこれ以上後退することができなくなり、この結果、筒体2及び回転部材3が前進し、下孔21の開口部より突出してくることとなる。この突出した筒体2を下孔21から引き出すことで、筒体2、回転部材3及び進退部材4を下孔21から抜き取る。
【0030】
このように、下孔21の深さは、回転部材3の後螺子部18と進退部材4の雌螺子部19とを所定長さLだけ螺合した状態における回転部材3前端部より進退部材4後端部までの長さと略同一としてあるので、進退部材4の後端部が下孔21の底部に当接した後、筒体2及び回転部材3が下孔21の開口部より長さLだけ突出することができる。そして、筒体2及び回転部材3の下孔21からの突出長さがLを超えるまでの間は、進退部材4の雌螺子部19が回転部材3の後螺子部18から外れることがないため、進退部材4を回転部材3の後螺子部18に螺合した状態で下穴21から抜き取ることができる。よって、進退部材が下孔21内に残ってしまうといったことがない。
【0031】
また、規制構造10により、回転部材3の筒体2に対する筒心方向Cの移動が規制されているので、進退部材4の後端部が下孔21の底部に当接した後、筒体2及び回転部材3が下孔21の開口部より突出する際、筒体2及び回転部材3が同じ長さだけ下孔21から突出することとなる。よって、筒体2のみが回転部材3から離脱して下孔21内に残存してしまうといったことがない。
【0032】
以上より、アンカープラグ1を被固定面30から除去することができる。従って、アンカープラグ1の設置位置を誤った場合は、下孔21からアンカープラグ1を抜き取ることができ、この抜き取ったアンカープラグ1を改めて使用し、正しい位置に取り付けることが可能となる。
【0033】
また、被固定物20を被固定面30に固定しておく必要がなくなり、その場所にはアンカープラグ1が不要となった場合に、該アンカープラグ1を被固定面30に形成された下孔21から抜き取って再度必要な場所に取り付け直すことが可能となる。
【0034】
尚、上記の実施形態では、弾性羽根13を、進退部材4の側壁を前後に長いコの字状に切り欠いて形成したが、本発明の弾性羽根はそれに限定されるものでなく、例えば、筒状の進退部材の前端部の複数箇所にスリットを形成して進退部材の前端部を分割した羽根状に形成したものであってもよい。また、弾性羽根の形状は、前後に長いコの字状に限定されず、先端部を漸次縮めて尖らせてもよく、半円状であってもよい。弾性羽根の先端部を漸次縮め尖らせた場合にはアンカープラグをコンクリートやALC等の壁に、より強固に固定することができる。
【0035】
また、回転防止手段6を下孔21に形成したスリットに挿入したが、円柱状の下孔にボルトを除去したアンカープラグを挿入し、続いてハンマーなどで押圧することで、回転防止手段を下孔内に固定してもよい。
【0036】
また、回転部材3の後部外周面に後螺子部18を構成する雄螺子が形成され、該後螺子部18に螺合する雌螺子部19が進退部材4の前部筒内に形成されていたが、回転部材の後方に進退部材が螺合される構造であればこれに限定されず、図6(a)に示すように、回転部材3aの後部筒内に後螺子部18aを構成する雌螺子が前螺子部17aを構成する雌螺子から連続して同一径で形成され、該後螺子部18aに螺合する雄螺子部19aが進退部材4aの前部小径位置に形成された構造としてもよい。
【0037】
また、上記実施形態では、回転部材3の前端開口部16より後方位置の前部開口位置には、前螺子部17を構成する雌螺子が形成され、該雌螺子にボルト5が螺合する構成としたが、ボルトは回転部材でなく進退部材に固定される構造であってもよく、例えば、図6(b)に示すように、進退部材4bの前部開口内壁に前螺子部17bを形成し、ボルト5bを螺合するとともに、回転部材3bの後部筒内に後螺子部18bを構成する雌螺子が形成され、該後螺子部18bに螺合する雄螺子部19bが進退部材4bの前部外周面に形成された構造としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の一実施形態に係るアンカープラグの斜視図である。
【図2】前記アンカープラグの分解斜視図である。
【図3】前記アンカープラグの使用状態を示す断面図である。
【図4】前記アンカープラグの使用状態を示す断面図である。
【図5】前記アンカープラグの使用状態を示す断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係るアンカープラグの断面図である。
【符号の説明】
【0039】
1 アンカープラグ
2 筒体
3,3a,3b 回転部材
4,4a,4b 進退部材
5,5b ボルト
6 回転防止手段
10 規制構造
12 窓部
13 弾性羽根
17 前螺子部
18 後螺子部
20 被固定物
21 下孔
30 被固定面
C 筒心方向
D 周方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被固定面に形成された下孔に挿入される筒体と、該筒体内の前部に回転自在に収容される回転部材と、
筒体と回転部材の間に介設されて筒体に対する回転部材の周方向の回転を許容し、且つ、筒心方向の移動を規制する規制構造と、
回転部材の後部に形成された後螺子部と螺合して回転部材の回転により筒体内で筒心方向に進退する進退部材と、
回転部材または進退部材の前部開口に形成された前螺子部と螺合する被固定物固定用のボルトとを備え、
筒体の後部に窓部を形成し、
進退部材の前進に伴って窓部から突出して拡開し、且つ、進退部材の後退に伴って窓部から筒体内に収容されるよう弾性変形する弾性羽根を進退部材に設けたアンカープラグ。
【請求項2】
筒体の外周面に筒体の回転を防止する回転防止手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のアンカープラグ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−121507(P2009−121507A)
【公開日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−293005(P2007−293005)
【出願日】平成19年11月12日(2007.11.12)
【出願人】(507176116)
【Fターム(参考)】