説明

インターホン装置、訪問者確認方法および訪問者確認プログラム

【課題】訪問者を確実に撮像することができ、撮像された画像データの確認に手間がかからないインターホン装置、訪問者確認方法および訪問者確認プログラムを提供する。
【解決手段】近接センサ121は、インターホン子機120近傍に存在する人体を検知し、カメラ122は、近接センサが人体を検知した場合に第1の監視領域を撮像し、人体判定部151は、第1の監視領域を撮像した画像情報である第1の画像情報に基づいて人体が撮像されているか否かを判定し、画像情報取得部141は、第1の画像情報に人体が撮像されていないと判定された場合に監視カメラ110が第2の撮像領域を撮像した画像情報を取得し、訪問者情報記録部145は、第1の画像情報または第2の画像情報を記憶し、モニタ147は、訪問者情報記憶部145に記憶された第1の画像情報または第2の画像情報を出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターホン装置、訪問者確認方法および訪問者確認プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、防犯のため、家人が室内から訪問者を確認することができるテレビドアホンシステムが一般に知られている。このようなテレビドアホンシステムでは、訪問者がドアホンを押下した場合には訪問者を確認することができる。しかし、訪問者がドアホンを押下しない場合は、ドア付近で不審な行動をする者がいたとしても家人がその行動を認識することができないという問題があった。
【0003】
このような問題を解決するものとして、人感センサが人体を検知した場合に、周辺状況を撮像するドアホンシステムが開示されている(特許文献1参照)。かかるドアホンシステムは、人体を検知した場合に一定距離間隔で撮像した画像データを保存し、ユーザ操作によって画像データを確認することができる。
【0004】
【特許文献1】特開2005−328448号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、ドアホンに備えられたCCDカメラを用い、本来のドアホンの機能である訪問者の確認がしやすい正面向きに撮像されるため、訪問者がCCDカメラの死角から接近した場合に訪問者を特定できる画像を撮像できない場合があった。
【0006】
また、人感センサが人体を検知した場合は訪問者が撮像されていない画像データも保存されるため、家人は何も撮影されていない画像データについても表示して確認する必要があり、確認に手間がかかるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、訪問者を確実に撮像することができ、撮像された画像データの確認に手間がかからないインターホン装置、訪問者確認方法および訪問者確認プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、インターホン子機とインターホン親機とを備えるインターホン装置において、前記インターホン子機近傍に存在する人体を検知する検知手段と、前記検知手段によって前記人体を検知した場合に第1の監視領域を撮像する第1の撮像手段と、前記第1の撮像手段によって前記第1の監視領域を撮像した第1の画像情報に基づいて、前記人体が撮像されているか否かを判定する人体判定手段と、前記人体判定手段によって前記第1の画像情報に前記人体が撮像されていないと判定された場合に、第2の撮像手段によって第2の撮像領域を撮像した第2の画像情報を取得する画像情報取得手段と、前記人体判定手段によって前記第1の画像情報に前記人体が撮像されていると判定された場合に、前記第1の撮像手段によって撮像された前記第1の画像情報を記憶し、前記人体判定手段によって前記第1の画像情報に前記人体が撮像されていないと判定された場合に、前記画像情報取得手段によって取得された前記第2の画像情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記第1の画像情報または前記第2の画像情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のインターホン装置において、前記人体判定手段は、前記画像情報取得手段によって取得された前記第2の画像情報に基づいて、前記人体が撮像されているか否かを判定し、前記記憶手段は、前記人体判定手段によって前記第1の画像情報に前記人体が撮像されていないと判定された場合で、かつ、前記人体判定手段によって前記第2の画像情報に前記人体が撮像されていると判定された場合に、前記第2の画像情報を記憶すること、を特徴とする。
【0010】
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または請求項2に記載のインターホン装置において、前記記憶手段は、前記人体判定手段によって前記人体が撮像されていると判定された画像情報のみを記憶すること、を特徴とする。
【0011】
また、請求項4にかかる発明は、請求項1または請求項2に記載のインターホン装置において、前記記憶手段は、前記人体判定手段によって前記人体が撮像されていると判定された画像情報にインデックスを付加して記憶し、前記出力手段は、前記記憶手段に記憶されたインデックスが付加された前記画像情報を出力すること、を特徴とする。
【0012】
また、請求項5にかかる発明は、請求項1または請求項2に記載のインターホン装置において、前記記憶手段は、前記検知手段によって前記人体が検知された前後に、前記画像情報取得手段によって取得された前記第2の画像情報を記憶すること、を特徴とする。
【0013】
また、請求項6にかかる発明は、請求項1〜5のいずれか一つに記載のインターホン装置において、前記第1の画像情報に基づいて、前記人体の顔が撮像されているか否かを判定する顔判定手段、をさらに備え、前記記憶手段は、前記顔判定手段によって前記第1の画像情報に前記人体の顔が撮像されていると判定された場合に、前記第1の撮像手段によって撮像された前記第1の画像情報を記憶し、前記顔判定手段によって前記第1の画像情報に前記人体の顔が撮像されていないと判定された場合に、前記画像情報取得手段によって取得された前記第2の画像情報を記憶すること、を特徴とする。
【0014】
また、請求項7にかかる発明は、請求項6に記載のインターホン装置において、前記記憶手段は、前記顔判定手段によって前記第1の画像情報に前記人体の顔が撮像されていないと判定された場合で、かつ、前記人体判定手段によって前記第2の画像情報に前記人体が撮像されていると判定された場合に、前記第2の画像情報を記憶すること、を特徴とする。
【0015】
また、請求項8にかかる発明は、請求項6に記載のインターホン装置において、前記顔判定手段は、前記画像情報取得手段によって取得された前記第2の画像情報に基づいて、前記人体の顔が撮像されているか否かを判定し、前記記憶手段は、前記顔判定手段によって前記第1の画像情報に前記人体の顔が撮像されていないと判定された場合で、かつ、前記顔判定手段によって前記第2の画像情報に前記人体の顔が撮像されていると判定された場合に、前記第2の画像情報を記憶すること、を特徴とする。
【0016】
また、請求項9にかかる発明は、インターホン子機とインターホン親機とを備えるインターホン装置における訪問者確認方法において、前記インターホン子機近傍に存在する人体を検知する検知ステップと、前記検知ステップによって前記人体を検知した場合に第1の監視領域を撮像する撮像ステップと、前記撮像ステップによって前記第1の監視領域を撮像した第1の画像情報に基づいて、前記人体が撮像されているか否かを判定する人体判定ステップと、前記人体判定ステップによって前記第1の画像情報に前記人体が撮像されていないと判定された場合に、第2の監視領域を撮像する撮像手段によって前記第2の撮像領域を撮像した第2の画像情報を取得する画像情報取得ステップと、前記人体判定ステップによって前記第1の画像情報に前記人体が撮像されていると判定された場合に、前記撮像ステップによって撮像された前記第1の画像情報を記憶手段に記憶し、前記人体判定ステップによって前記第1の画像情報に前記人体が撮像されていないと判定された場合に、前記画像情報取得ステップによって取得された前記第2の画像情報を前記記憶手段に記憶する記憶ステップと、前記記憶手段に記憶された前記第1の画像情報または前記第2の画像情報を出力する出力ステップと、を有することを特徴する。
【0017】
また、請求項10にかかる発明は、請求項9に記載された訪問者確認方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、近接センサが人体を検知した場合に、インターホン子機に備えられたカメラが撮像した画像情報、またはインターホン子機に備えられたカメラが撮像した画像情報に人体が撮像されていない場合は監視カメラが撮像した画像情報が蓄積され、蓄積された画像情報をモニタに表示することができるため、訪問者を確実に撮像することができ、撮像された画像データの確認に手間がかからないという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に添付図面を参照して、本発明にかかるインターホン装置、訪問者確認方法および訪問者確認プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
【0020】
本実施の形態について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態にかかるインターホン装置は、人感センサが人体を検知した際に、インターホン子機に備えられたカメラで撮像した画像情報に人体が撮像されていると判定した場合には、その画像情報を記憶し、インターホン子機のカメラで撮像した画像情報に人体が撮像されていないと判定した場合には、監視カメラが撮像した画像情報を記憶する。
【0021】
まず、本発明が適用されるインターホン装置の構成例について説明する。図1は、本実施の形態にかかるインターホン装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかるインターホン装置100は、監視カメラ110と、インターホン子機120と、インターホン親機140とを備えている。
【0022】
監視カメラ110は、監視領域を撮像する。本実施の形態では、インターホン子機120の近傍の監視領域を撮像する。図2は、監視カメラとインターホン子機の設置位置の一例を示す説明図である。監視カメラ110は、図2に示すように玄関付近を高い位置から撮像するため、インターホン子機120が備えているカメラよりも広角な映像を撮像することができる。なお、監視カメラ110は、インターホン装置100専用に設置しても、異常を検知した際に警報を監視センタに送信するような警備装置に備えられた監視カメラを流用し、警備装置の監視カメラによって撮像された画像情報を用いてもよい。
【0023】
インターホン子機120は、さらに近接センサ121と、カメラ122と、マイク123と、スピーカ124と、呼出釦125と、照明126と、検知情報取得部127と、画像情報取得部128と、カメラ制御部129と、通話制御部130と、呼出釦押下情報取得部131と、照明制御部132と、通信制御部133とを備えている。
【0024】
近接センサ121は、人体を検知する。近接センサ121は、例えば、赤外線の受光量の変化をもとに人を検知する赤外線センサ、赤外線などが遮られることで人を検知する遮断センサ、電磁波の乱れで人を検知する気配センサなどのインターホン子機120近傍の人体を検知する各種センサである。
【0025】
カメラ122は、近接センサ121が人体を検知した場合に撮像領域を撮像する。カメラ122は、本来のインターホン装置の機能を実現するため、訪問者が呼出釦125を押下した際に訪問者の顔を撮像できるように設置されている。また、カメラ122は、インターホン装置100の本来の機能として呼出釦125が押下された際に撮像領域を撮像する。
【0026】
呼出釦125は、訪問者が家人に訪問を報知するため、訪問者によって押下される。マイク123は、訪問者等の音声を集音する。スピーカ124は、インターホン親機140から入力された家人の音声を出力する。照明126は、訪問者をカメラ122が明瞭に撮像するためインターホン子機120近傍が暗い場合に点灯する。
【0027】
検知情報取得部127は、近傍センサ121が人体を検知した場合の近傍センサ121の検知情報を取得する。画像情報取得部128は、カメラ122が撮像した画像情報を取得する。カメラ制御部129は、カメラ122の撮像開始や終了を制御する。通話制御部130は、マイク123によって集音された音声を取得し、インターホン親機140から入力された音声をスピーカ124から出力するよう制御する。
【0028】
呼出釦押下情報取得部131は、呼出釦125が押下された旨を示す呼出釦押下情報を取得する。照明制御部132は、照明126の点灯および消灯を制御する。通信制御部133は、画像情報取得部128によって取得された画像情報や、通話制御部130によって取得された音声情報等のインターホン親機140との通信を制御する。
【0029】
インターホン親機140は、さらに画像情報取得部141と、通信制御部142と、人体判定部151と、顔判定部143と、人物判定部144と、訪問者情報記憶部145と、入出力制御部146と、モニタ147と、マイク148と、スピーカ149と、訪問者登録データベース150とを備えている。
【0030】
画像情報取得部141は、監視カメラ110が撮像した画像情報を取得する。通信制御部142は、インターホン子機120との各種情報の通信を制御する。
【0031】
人体判定部151は、インターホン子機120のカメラ122が撮像した画像情報に人体が撮像されているか否かを判定する。また、人体判定部151は、監視カメラ110が撮像した画像情報に人体が撮像されているか否かを判定する。
【0032】
顔判定部143は、インターホン子機120のカメラ122が撮像した画像情報に人の顔が撮像されているか否かを判定する。また、顔判定部143は、監視カメラ110が撮像した画像情報に人の顔が撮像されているか否かを判定する。なお、顔判定部143による人体の顔が撮像されているか否かの判定は、人体判定部151によって人体が撮像されていると判定された領域の画像情報に対して行っても、人体判定部151による人体と判定された領域に限定せず、インターホン子機120のカメラ122が撮像した画像情報全体または監視カメラ110が撮像した画像情報全体に対して顔判定を行ってもよい。
【0033】
訪問者登録データベース150は、予め撮像された画像情報と訪問者名とを格納する。図3は、訪問者登録データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。図3では、人の顔を含む画像情報が撮像されている訪問者名に対応付けて記憶されている。
【0034】
人物判定部144は、顔判定部143によって人の顔が撮像されていると判定された画像情報と、訪問者登録データベース150に格納されている訪問者の画像情報とをパターンマッチングして訪問者名を判定する。
【0035】
訪問者情報記憶部145は、近接センサ121に検知された訪問者に関する情報を格納する。図4は、訪問者情報記憶部のデータ構成の一例を示す説明図である。訪問者情報記憶部145は、インターホン子機120のカメラ122が撮像した画像情報または監視カメラ110が撮像した画像情報と、撮像日付と、人物判定部144によって判定された場合の訪問者名と、呼出釦押下の有無とを対応付けて記憶する。
【0036】
入出力制御部146は、インターホン親機140が備えているモニタ147、マイク148およびスピーカ149の入出力を制御する。
【0037】
モニタ147は、インターホン子機120のカメラ122が撮像した画像情報を表示する。また、モニタ147は、家人の指示により訪問者情報記憶部145に格納された訪問者情報を表示する。さらに、モニタ147は、画面を指示することにより、情報を入力することができる。モニタ147は、例えばタッチパネルモニタである。
【0038】
図5は、モニタに表示された訪問者情報の一例を示す説明図である。また、図6は、モニタが表示する訪問者情報の他の例を示す説明図である。マイク148は、家人が発した音声を集音する。スピーカ149は、インターホン子機120のマイク123によって入力された訪問者の音声を出力する。
【0039】
次に、以上のように構成されているインターホン装置100によって実行される画像蓄積処理について説明する。図7は、検知情報取得部、画像情報取得部、人体判定部、顔判定部、人物判定部が行う画像蓄積処理手順を示すフローチャートである。
【0040】
まず、インターホン子機120において、検知情報取得部127は近接センサ121が人体を検知したか否か、すなわち検知情報を取得したか否かを判定する(ステップS701)。近接センサ121が人体を検知していないと判断した場合は(ステップS701:No)、ステップS701に戻り、近接センサ121が人体を検知するまで繰り返す。
【0041】
近接センサ121が人体を検知したと判断した場合は(ステップS701:Yes)、画像情報取得部128はインターホン子機120のカメラ122が撮像した画像情報を取得する(ステップS702)。人体判定部151は、取得された画像情報に人体が撮像されているか否かを判定する(ステップS703)。具体的には、取得された画像情報に人体像と認識できるパターンが含まれているか否か等の既存の判定技術を用いて画像情報に人体が含まれているか否かを判定する。
【0042】
取得された画像情報に人体が撮像されていると判定した場合は(ステップS703:Yes)、顔判定部143が取得された画像情報に人の顔が撮像されているか否かを判定する(ステップS704)。具体的には、モノクロ画像であれば取得された画像情報に人の顔と認識できるパターンが含まれているか否か、またカラー画像であれば肌の色の画像が含まれているか否か等の既存の判定技術を用いて画像情報に人の顔が含まれているか否かを判定する。顔判定部143が取得された画像情報に人の顔が撮像されていないと判定した場合は(ステップS704:No)、ステップS708に進む。顔判定部143が取得された画像情報に人の顔が撮像されていると判定した場合は(ステップS704:Yes)、人物判定部144が訪問者登録データベース150に格納された画像情報を取得する(ステップS705)。人物判定部144は、撮像された人の顔と、訪問者登録データベース150に格納された訪問者の顔とが一致するか否かを判断する(ステップS706)。撮像された人の顔と、訪問者登録データベース150に格納された訪問者の顔とが一致しないと判断した場合は(ステップS706:No)、ステップS708に進む。
【0043】
撮像された人の顔と、訪問者登録データベース150に格納された訪問者の顔とが一致すると判断した場合は(ステップS706:Yes)、人物判定部144は訪問者登録データベース150から一致した訪問者の顔に対応する訪問者名を取得する(ステップS707)。人物判定部144は、カメラ122が撮像した画像情報を含む訪問者情報を訪問者情報記憶部145に格納する(ステップS708)。具体的には、人体が撮像されているカメラ122が撮像した画像情報と、撮像日付と、訪問者登録データベース150に既に登録されている訪問者であれば訪問者名、または未登録または人の顔が撮像されていなければその旨と、呼出釦の押下の有無とを格納する。なお、呼出釦125の押下の有無は、近接センサ121によって人体を検知した後から検知しなくなるまでの間に、呼出釦押下情報取得部131によって呼出釦押下情報が取得された場合に、呼出釦の押下有りと判断する。
【0044】
ステップS703において、取得された画像情報に人体が撮像されていないと判定した場合は(ステップS703:No)、画像情報取得部141は監視カメラ110が撮像した画像情報を取得する(ステップS709)。画像情報取得部141は、監視カメラ110が撮像した画像情報を含む訪問者情報を訪問者情報記憶部145に格納する(ステップS710)。具体的には、監視カメラ110が撮像した画像情報と、撮像日付と、訪問者が不明である旨と、呼出釦の押下の有無とを格納する。
【0045】
このように、近接センサ121によって人体が検知され、インターホン子機120のカメラ122が撮像した画像情報に訪問者の画像が含まれていない場合であっても、撮像範囲が広い監視カメラ110によって撮像された画像情報が記録されるため、訪問者の画像情報を確実に記録でき、家人による確認が可能となる。
【0046】
また、インターホン子機120のカメラ122で訪問者が撮像できなかった場合でも、玄関付近を撮像する監視カメラ110によって、訪問者全体の姿や後ろ姿、一部が撮像されることによって、玄関付近に滞在する者を確認することができ、より効果的な防犯対策を取ることができる。
【0047】
さらに、インターホン装置100によって実行される他の画像蓄積処理について説明する。図8は、検知情報取得部、画像情報取得部、人体判定部、顔判定部、人物判定部が行う画像蓄積処理手順を示すフローチャートである。本実施の形態にかかる画像蓄積処理の手順は、図7に示すフローチャートとほぼ同様であるので、異なる部分のみ説明する。ステップS801〜ステップS808は、図7での説明を参照し、ここでの説明を省略する。
【0048】
ステップS803において、取得された画像情報に人体が撮像されていないと判定した場合は(ステップS803:No)、画像情報取得部141は監視カメラ110が撮像した画像情報を取得する(ステップS809)。人体判定部151は、取得された画像情報に人体が撮像されているか否かを判定する(ステップS810)。既存の判定技術を用いて人体を判定する。取得された画像情報に人体が撮像されていないと判定した場合は(ステップS810:No)、処理を終了する。
【0049】
取得された画像情報に人体が撮像されていると判定した場合は(ステップS810:Yes)、顔判定部143が取得された画像情報に人の顔が撮像されているか否かを判定する(ステップS811)。既存の判定技術を用いて画像情報に人の顔が含まれているか否かを判定する。顔判定部143が取得された画像情報に人の顔が撮像されていないと判定した場合は(ステップS811:No)、ステップS815に進む。顔判定部143が取得された画像情報に人の顔が撮像されていると判定した場合は(ステップS811:Yes)、人物判定部144が訪問者登録データベース150に格納された画像情報を取得する(ステップS812)。人物判定部144は、撮像された人の顔と、訪問者登録データベース150に格納された訪問者の顔とが一致するか否かを判断する(ステップS813)。撮像された人の顔と、訪問者登録データベース150に格納された訪問者の顔とが一致しないと判断した場合は(ステップS813:No)、ステップS815に進む。
【0050】
撮像された人の顔と、訪問者登録データベース150に格納された訪問者の顔とが一致すると判断した場合は(ステップS813:Yes)、人物判定部144は訪問者登録データベース150から一致した訪問者の顔に対応する訪問者名を取得する(ステップS814)。人物判定部144は、カメラ122が撮像した画像情報を含む訪問者情報を訪問者情報記憶部145に格納する(ステップS815)。具体的には、人の顔が撮像されている監視カメラ110が撮像した画像情報と、撮像日付と、訪問者登録データベース150に既に登録されている訪問者であれば訪問者名、または未登録または人の顔が撮像されていなければその旨と、呼出釦の押下の有無とを格納する。
【0051】
このように、監視カメラ110が撮像した画像情報についても人体を含む画像情報のみを記録し、後で家人が訪問者を確認する際に人体が含まれない画像情報を確認する必要がなくなるため、確認時間を削減することができる。
【0052】
次に、インターホン装置100によって実行される訪問者情報表示処理について説明する。図9は、入出力制御部が行う訪問者情報表示処理手順を示すフローチャートである。
【0053】
まず、入出力制御部146は、モニタ147から入力された訪問者情報の表示の指示を取得する(ステップS901)。入出力制御部146は、訪問者情報記憶部145に記憶された訪問者情報を取得する(ステップS902)。入出力制御部146は、訪問者情報をモニタ147に表示するよう制御する(ステップS903)。モニタ147には、図5または図6に示すような訪問者情報が表示される。
【0054】
図5の表示欄51に示すように、近接センサ121によって検知された訪問者は、カメラ122によって人体が撮像されている場合に画像情報が表示される。表示欄52に示すように、カメラ122によって撮像された画像情報に人体が撮像されていない場合は、監視カメラ110によって撮像された画像情報が表示される。なお、撮像された訪問者が訪問者登録データベース150と照合して未登録である場合は、その旨を表示し、登録釦を押下することによって訪問者登録データベース150に訪問者名とともに登録してもよい。
【0055】
また、インターホン子機120のカメラ122は訪問者の顔を撮像できるように設置されていることから、表示欄53に示すように、撮像された画像情報と訪問者登録データベース150に登録された画像情報とをパターンマッチングして訪問者名が判定されれば、画像情報を記録せず、表示しなくてもよい。表示欄54のように、近接センサ121によって訪問者が検知されても人体を含む画像が撮像されなかった場合は、検知時間のみを表示することにより訪問者を検知したことを表示してもよい。また、図6に示すように、画像情報の有無を表示し、表示の指示があった場合に画像情報を表示するようにしてもよい。
【0056】
このように、訪問者の顔や姿が撮像されている画像情報のみが蓄積され、訪問者情報として表示されるため、家人は不要な画像情報を確認する必要がなく、確認時間を削減することができる。
【0057】
また、上述した実施の形態では、人体が含まれる画像情報を蓄積する例を説明したが、カメラ122または監視カメラ110が撮像した画像情報をすべて蓄積し、人体が含まれる画像情報にインデックスを付与し、訪問者を確認する際の表示においてインデックスが付されている画像情報を表示するようにしてもよい。
【0058】
この場合は、訪問者を確認する際にカメラ122や監視カメラ110が撮像した画像情報のうち、人体が含まれる画像のみを確認することができるため、確認時間が削減することができる。また、すべての画像情報が蓄積されているため、人体が含まれる画像の前後の画像を確認することによって、訪問者に関するさらに多くの情報を得ることが可能となる。例えば、カメラ122で人体が撮像されていない場合であっても、監視カメラ110で撮像された画像から判断できる配送業者の制服等によって訪問者を特定することができる。
【0059】
また、人体が含まれているか否かの判定は、近接センサ121が人体を検知してから所定の時間ごと、例えば1秒ごとにインターホン子機120のカメラ122によって撮像された複数の画像情報に対して行い、複数の画像情報に人体が含まれる場合は、顔または人体が最も大きく撮像されている画像情報を蓄積するようにしてもよい。また、所定の時間ごとに代えて、所定の距離ごと、例えば1mごとに撮像された画像情報を用いて、人体が含まれるか否かを判定してもよい。
【0060】
また、監視カメラ110が撮像する画像情報については、近接センサ121が人体を検知した時点で、監視カメラ110が撮像した画像情報に人体が含まれるか否かを判定してもよい。
【0061】
さらに、監視カメラ110が撮像した画像情報をFIFO(First-In First-Out)メモリに格納しておき、近接センサ121が人体を検知した場合に、人体を検知する前に格納された画像情報も含めて人体が含まれるか否かを判定してもよい。これにより、監視カメラ110によって撮像された画像情報に訪問者が撮像されている可能性が高くなるため、訪問者を特定できる可能性が高くなる。
【0062】
上述した実施の形態において、インターホン子機120のカメラ122によって撮像された画像情報に人体が撮像されていない場合に、監視カメラ110が撮像した画像情報を蓄積していたが、他の実施の形態として、カメラ122が撮像した画像情報は、人の顔が撮像されている場合に蓄積し、人の顔が撮像されていない場合には、監視カメラ110によって撮像された画像情報を蓄積するようにしてもよい。以下、このような実施の形態について説明する。
【0063】
図10は、検知情報取得部、画像情報取得部、人体判定部、顔判定部、人物判定部が行う画像蓄積処理手順を示すフローチャートである。本実施の形態にかかる画像蓄積処理の手順は、図8に示すフローチャートとほぼ同様であるので、異なる部分のみを説明する。ステップS1008〜ステップS1014は、図8での説明を参照し、ここでの説明を省略する。
【0064】
まず、インターホン子機120において、検知情報取得部127は近接センサ121が人体を検知したか否か、すなわち検知情報を取得したか否かを判定する(ステップS1001)。近接センサ121が人体を検知していないと判断した場合は(ステップS1001:No)、ステップS1001に戻り、近接センサ121が人体を検知するまで繰り返す。
【0065】
近接センサ121が人体を検知したと判断した場合は(ステップS1001:Yes)、画像情報取得部128はインターホン子機120のカメラ122が撮像した画像情報を取得する(ステップS1002)。顔判定部143は、取得された画像情報に人の顔が撮像されているか否かを判定する(ステップS1003)。既存の判定技術を用いて人の顔を判定する。
【0066】
取得された画像情報に人の顔が撮像されていると判定した場合は(ステップS1003:Yes)、人物判定部144は訪問者登録データベース150に格納された画像情報を取得する(ステップS1004)。人物判定部144は、撮像された人の顔と、訪問者登録データベース150に格納された訪問者の顔とが一致するか否かを判断する(ステップS1005)。撮像された人の顔と、訪問者登録データベース150に格納された訪問者の顔とが一致しないと判断した場合は(ステップS1005:No)、ステップS1007に進む。
【0067】
撮像された人の顔と、訪問者登録データベース150に格納された訪問者の顔とが一致すると判断した場合は(ステップS1005:Yes)、人物判定部144は訪問者登録データベース150から一致した訪問者の顔に対応する訪問者名を取得する(ステップS1006)。人物判定部144は、カメラ122が撮像した画像情報を含む訪問者情報を訪問者情報記憶部145に格納する(ステップS1007)。具体的には、人の顔が撮像されているカメラ122が撮像した画像情報と、撮像日付と、訪問者登録データベース150に既に登録されている訪問者であれば訪問者名、または未登録または人の顔が撮像されていなければその旨と、呼出釦の押下の有無とを格納する。なお、呼出釦125の押下の有無は、近接センサ121によって人体を検知した後から検知しなくなるまでの間に、呼出釦押下情報取得部131によって呼出釦押下情報が取得された場合に、呼出釦の押下有りと判断する。
【0068】
ステップS1003において、取得された画像情報に人の顔が撮像されていないと判定した場合は(ステップS1003:No)、図8の説明を参照し、ここでの説明を省略する。なお、ステップS1009において、監視カメラ110が撮像した画像情報に人体が撮像されているか否かを判断し、画像情報を蓄積するか否かを判断しているが、人体に代えて人の顔が撮像されているか否かによって画像情報を蓄積するか否かを判断してもよい。
【0069】
このように、インターホン子機120のカメラ122で撮像した画像情報に訪問者の顔が撮像されているか否かを判断基準とすることで、訪問者を確実に特定できる画像を蓄積することができる。
【0070】
本実施の形態のインターホン装置100は、CPU(Central Processing Unit)などの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶装置と、HDD(Hard Disk Drive)などの外部記憶装置と、上述したモニタ147などの表示装置やマイク148などの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。なお、訪問者登録データベース150は、HDD、光ディスク、メモリカードなどの一般的に利用されているあらゆる記憶媒体により構成することができる。
【0071】
また、本実施の形態のインターホン装置100で実行される訪問者確認プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施の形態のインターホン装置100で実行される訪問者確認プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、本実施の形態の訪問者確認プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
【0072】
本実施の形態のインターホン装置100で実行される訪問者確認プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
【0073】
本実施の形態のインターホン装置100で実行される訪問者確認プログラムは、上述した各部(検知情報取得部、画像情報取得部、カメラ制御部、通話制御部、呼出釦押下情報取得部、照明制御部、顔判定部、人物判定部、入出力制御部等)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から画像確認プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、検知情報取得部、画像情報取得部、カメラ制御部、通話制御部、呼出釦押下情報取得部、照明制御部、顔判定部、人物判定部、入出力制御部等が主記憶装置上に生成されるようになっている。
【0074】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明してきたが、上述した実施の形態に多様な変更または改良を加えることができる。なお、上述した実施の形態において説明した構成や機能は、自由に組み合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】本実施の形態にかかるインターホン装置の構成を示すブロック図である。
【図2】監視カメラとインターホン子機の設置位置の一例を示す説明図である。
【図3】訪問者登録データベースのデータ構成の一例を示す説明図である。
【図4】訪問者情報記憶部のデータ構成の一例を示す説明図である。
【図5】モニタに表示された訪問者情報の一例を示す説明図である。
【図6】モニタが表示する訪問者情報の他の例を示す説明図である。
【図7】検知情報取得部、画像情報取得部、人体判定部、顔判定部、人物判定部が行う画像蓄積処理手順を示すフローチャートである。
【図8】検知情報取得部、画像情報取得部、人体判定部、顔判定部、人物判定部が行う画像蓄積処理手順を示すフローチャートである。
【図9】入出力制御部が行う訪問者情報表示処理手順を示すフローチャートである。
【図10】検知情報取得部、画像情報取得部、人体判定部、顔判定部、人物判定部が行う画像蓄積処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0076】
100 インターホン装置
110 監視カメラ
120 インターホン子機
121 近接センサ
122 カメラ
123 マイク
124 スピーカ
125 呼出釦
126 照明
127 検知情報取得部
128 画像情報取得部
129 カメラ制御部
130 通話制御部
131 呼出釦押下情報取得部
132 照明制御部
133 通信制御部
140 インターホン親機
141 画像情報取得部
142 通信制御部
143 顔判定部
144 人物判定部
145 訪問者情報記憶部
146 入出力制御部
147 モニタ
148 マイク
149 スピーカ
150 訪問者登録データベース
151 人体判定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターホン子機とインターホン親機とを備えるインターホン装置において、
前記インターホン子機近傍に存在する人体を検知する検知手段と、
前記検知手段によって前記人体を検知した場合に第1の監視領域を撮像する第1の撮像手段と、
前記第1の撮像手段によって前記第1の監視領域を撮像した第1の画像情報に基づいて、前記人体が撮像されているか否かを判定する人体判定手段と、
前記人体判定手段によって前記第1の画像情報に前記人体が撮像されていないと判定された場合に、第2の撮像手段によって第2の撮像領域を撮像した第2の画像情報を取得する画像情報取得手段と、
前記人体判定手段によって前記第1の画像情報に前記人体が撮像されていると判定された場合に、前記第1の撮像手段によって撮像された前記第1の画像情報を記憶し、前記人体判定手段によって前記第1の画像情報に前記人体が撮像されていないと判定された場合に、前記画像情報取得手段によって取得された前記第2の画像情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された前記第1の画像情報または前記第2の画像情報を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とするインターホン装置。
【請求項2】
前記人体判定手段は、前記画像情報取得手段によって取得された前記第2の画像情報に基づいて、前記人体が撮像されているか否かを判定し、
前記記憶手段は、前記人体判定手段によって前記第1の画像情報に前記人体が撮像されていないと判定された場合で、かつ、前記人体判定手段によって前記第2の画像情報に前記人体が撮像されていると判定された場合に、前記第2の画像情報を記憶すること、を特徴とする請求項1に記載のインターホン装置。
【請求項3】
前記記憶手段は、前記人体判定手段によって前記人体が撮像されていると判定された画像情報のみを記憶すること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載のインターホン装置。
【請求項4】
前記記憶手段は、前記人体判定手段によって前記人体が撮像されていると判定された画像情報にインデックスを付加して記憶し、
前記出力手段は、前記記憶手段に記憶されたインデックスが付加された前記画像情報を出力すること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載のインターホン装置。
【請求項5】
前記記憶手段は、前記検知手段によって前記人体が検知された前後に、前記画像情報取得手段によって取得された前記第2の画像情報を記憶すること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載のインターホン装置。
【請求項6】
前記第1の画像情報に基づいて、前記人体の顔が撮像されているか否かを判定する顔判定手段、をさらに備え、
前記記憶手段は、前記顔判定手段によって前記第1の画像情報に前記人体の顔が撮像されていると判定された場合に、前記第1の撮像手段によって撮像された前記第1の画像情報を記憶し、前記顔判定手段によって前記第1の画像情報に前記人体の顔が撮像されていないと判定された場合に、前記画像情報取得手段によって取得された前記第2の画像情報を記憶すること、を特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のインターホン装置。
【請求項7】
前記記憶手段は、前記顔判定手段によって前記第1の画像情報に前記人体の顔が撮像されていないと判定された場合で、かつ、前記人体判定手段によって前記第2の画像情報に前記人体が撮像されていると判定された場合に、前記第2の画像情報を記憶すること、を特徴とする請求項6に記載のインターホン装置。
【請求項8】
前記顔判定手段は、前記画像情報取得手段によって取得された前記第2の画像情報に基づいて、前記人体の顔が撮像されているか否かを判定し、
前記記憶手段は、前記顔判定手段によって前記第1の画像情報に前記人体の顔が撮像されていないと判定された場合で、かつ、前記顔判定手段によって前記第2の画像情報に前記人体の顔が撮像されていると判定された場合に、前記第2の画像情報を記憶すること、を特徴とする請求項6に記載のインターホン装置。
【請求項9】
インターホン子機とインターホン親機とを備えるインターホン装置における訪問者確認方法において、
前記インターホン子機近傍に存在する人体を検知する検知ステップと、
前記検知ステップによって前記人体を検知した場合に第1の監視領域を撮像する撮像ステップと、
前記撮像ステップによって前記第1の監視領域を撮像した第1の画像情報に基づいて、前記人体が撮像されているか否かを判定する人体判定ステップと、
前記人体判定ステップによって前記第1の画像情報に前記人体が撮像されていないと判定された場合に、第2の監視領域を撮像する撮像手段によって前記第2の撮像領域を撮像した第2の画像情報を取得する画像情報取得ステップと、
前記人体判定ステップによって前記第1の画像情報に前記人体が撮像されていると判定された場合に、前記撮像ステップによって撮像された前記第1の画像情報を記憶手段に記憶し、前記人体判定ステップによって前記第1の画像情報に前記人体が撮像されていないと判定された場合に、前記画像情報取得ステップによって取得された前記第2の画像情報を前記記憶手段に記憶する記憶ステップと、
前記記憶手段に記憶された前記第1の画像情報または前記第2の画像情報を出力する出力ステップと、
を有することを特徴とする訪問者確認方法。
【請求項10】
請求項9に記載された訪問者確認方法をコンピュータに実行させることを特徴とする訪問者確認プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−124879(P2008−124879A)
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−307829(P2006−307829)
【出願日】平成18年11月14日(2006.11.14)
【出願人】(000202361)綜合警備保障株式会社 (266)
【Fターム(参考)】