説明

インターロック装置

【課題】露出した場合の耐圧が高いインターロックスイッチ300を提供する。
【解決手段】内部機構440と、内部機構440を覆うフロントカバー144とを備えたインクジェット式記録装置100において、固定された絶縁ケース301と、絶縁ケース301に収容されたマイクロスイッチ310と、フロントカバー144の開閉に連動して絶縁ケース301の内部に対して進退する連動部材149と、絶縁ケース301の内部に配置されて連動部材149およびマイクロスイッチ310の間に介在して、連動部材149が絶縁ケース301に進入した場合にマイクロスイッチ310を投入する、誘電体材料により形成された仲介部材330とを備え、フロントカバー144が開かれた場合に電力の供給を遮断する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターロック装置に関する。より詳細には、誤った操作により電気的な障害が発生することを防止するインターロック装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電力を供給されて動作する多くの装置には、誤った操作により発生する短絡、感電等の事故を防止する目的で、インターロック装置が装備される。例えば、微細なノズルを備えた記録ヘッドからインク等の液体を吐出して被記録媒体に付着させるインクジェット式記録装置においても、筐体を開いて内部機構が露出された場合に電力が供給され続けていると、異物により電気回路に短絡が生じる事故、あるいは、手を差し込んだユーザが感電する事故等が発生し得る。
【0003】
そこで、このような事故を防止する目的で、筐体が開かれた場合に、内部回路への電力の供給を遮断するインターロック装置を実装する場合がある。また、消費電力の大きな大型記録装置では、インターロック装置を設けることが安全基準で定められている場合もある。
【0004】
下記の特許文献1には、可動部を覆うカバーが開かれた場合に記録動作を中止する機能を有する記録装置が記載される。これにより、可動部が動作したまま露出することを防止することができる。
【0005】
また、下記の特許文献2には、キャリッジの移動領域を覆うカバーが開かれたことを検知するセンサを設けたプリント装置が記載される。これにより、カバーが開かれたときに中断された動作を、再びカバーが閉じられた場合に継続できる。
【0006】
更に、下記の特許文献3には、複数のカバーの開閉動作をひとつのスイッチに伝達する構造を有するインターロック機構が記載される。これにより、スイッチの数を増加させることなく、いずれかのカバーが開かれたことを検知できるインターロック機構が形成される。
【0007】
【特許文献1】特開平06−218936号公報
【特許文献2】特開平11−138947号公報
【特許文献3】特開2003−287987号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記のように、開閉できるカバーに何らかのスイッチを配してインターロック装置を形成して、当該インターロック装置を備えた機器の安全な稼働が図られている。しかしながら、この種のインターロック装置を備えた機器では、カバー等が開かれた場合に、インターロック装置自体の一部であるスイッチが露出する。一方、記録装置等が大型化した場合、供給される電力も大きくなる。このため、露出したスイッチに対して何らかの導体が接近した場合の安全性が新たな技術課題となっている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで、上記課題を解決することを目的に、本発明の第1の形態として、電力の供給を受けて動作する内部機構と、内部機構を覆う筐体と、筐体に形成された開口部を覆う開閉自在な蓋部とを備えた装置において、蓋部が開かれた場合に電力の供給を遮断するインターロック装置であって、筐体の側に固定されたケースと、ケースに収容されて、開放された場合に電力の供給を遮断するマイクロスイッチと、蓋部が閉じられた場合にケースの内部に進入し、蓋部が開かれた場合にケースから退出する連動部材と、ケースの内部に配置されて、連動部材がケースに進入した場合に連動部材により押されてマイクロスイッチを投入し、連動部材がケースから退出した場合にはマイクロスイッチを開放する、誘電体材料により形成された仲介部材とを備えるインターロック装置が提供される。これにより、連動部材およびマイクロスイッチの間に絶縁材料により形成された仲介部材が挟まるので、連動部材およびマイクロスイッチの間の実効的な空間距離および沿面距離が長くなり、インターロック装置の安全性が高くなる。
【0010】
また、上記インターロック装置において、ケースは、ケースの内部に進入した連動部材の先端を仲介部材に向かって案内する案内部を備えてもよい。これにより、連動部材が確実に当接して仲介部材を押すので、マイクロスイッチの動作が確実になる。
【0011】
更に、上記インターロック装置において、仲介部材は、連動部材が絶縁ケースの外側に位置する場合に、連動部材のケースに対する進入経路を封鎖してもよい。これにより、連動部材が仲介部材を押していない場合においても、マイクロスイッチの外部に対する実効的な空間距離および沿面距離が長くなるので、安全性が向上される。
【0012】
また、本発明の第2の形態として、ケースと、ケースの内部に進入または退出する連動部材と、ケースに収容されて、開放された場合に遮断するマイクロスイッチと、ケースの内部に配置されて、連動部材がケースに進入した場合に連動部材により押されてマイクロスイッチを投入し、連動部材がケースから退出した場合にはマイクロスイッチを開放する、誘電体材料により形成された仲介部材とを備えるインターロック装置が提供される。これにより、汎用性のあるインターロック装置が提供されるので、連動部材の進退により投入または開放される電気的な安全性の高いインターロック装置を広範に利用できる。
【0013】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションも発明となり得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【実施例1】
【0015】
図1は、実施の形態に係るインクジェット式記録装置100の斜視図である。同図に示すように、このインクジェット式記録装置100は、長手方向が水平に配置された記録部140と、記録部140の長手方向端部に装着された筐体110と、記録部140の上側に装着された装填部130と、記録部140および筐体110を下方から支持する脚部170とを備える。
【0016】
装填部130には、巻き重ねた被記録媒体191を含むロール組立体190(図3参照)が装填されるが、この図ではロール組立体190はロールカバー132に覆われる。記録部140では、トップカバー142およびフロントカバー144によりその内部機構が覆われる。記録部140の内部には後述する記録ヘッド143が配置され、装填部130から記録部140に給送された被記録媒体191に対してインクが吐出される。装填部130から給送されて記録部140において画像を形成された被記録媒体191は、記録部140の下部に位置する排出部160に排出される。
【0017】
なお、記録部140および筐体110は、脚部170により下方から支持されて持ち上げられている。これにより、排出部160を通過した被記録媒体191をスタックする排出スペースが得られる。
【0018】
筐体110は、記録部140から退避した記録ヘッド143が待機するホームポジションのスペースを形成すると共に、その下部に、カートリッジホルダ120を有する。カートリッジホルダ120には、記録ヘッド143に供給するインクを収容したインクカートリッジ147が装着される。また、筐体110の上面には、操作パネル180が配置される。操作パネル180は、ユーザが操作するボタン、スイッチ類の他、インクジェット式記録装置100の動作状態を示す表示部等も含む。
【0019】
図2は、図1に示したインクジェット式記録装置100の記録部140において、フロントカバー144を開いた状態を示す図である。同図に示すように、フロントカバー144は、その下端をヒンジとして、上端を手前に引くことにより、記録部140の内部機構440(図5参照)を露出させる。これにより、記録部140の内部の保守ができる。以下、このフロントカバー144の開閉を検知して電源420(図5参照)を遮断するインターロックスイッチ300(図4参照)を例に挙げて説明する。
【0020】
図3は、インクジェット式記録装置100における被記録媒体191の給送経路200を示す模式的な断面図である。同図に示すように、給送経路200は、装填部130内のロール組立体190から、記録部140を経て排出部160に至る経路を含む。
【0021】
装填部130においては、ロールカバー132の内部にロール組立体190が装填される。ロール組立体190は、芯となる紙管192の外面に長尺の連続した被記録媒体191を巻き重ねて形成される。これにより、大判の被記録媒体191を取り扱い易くしている。更に、紙管192の内側には金属製のスピンドル部材194が挿通され、スピンドル部材194の両端が装填部130のスピンドル支持部134に支持される。なお、被記録媒体191としては、紙の他、樹脂フィルム、テキスタイル製品等が用いられる場合もある。
【0022】
記録部140には、被記録媒体191を給送する給送部111、被記録媒体191にインクを吐出する記録ヘッド143、記録ヘッド143を搭載したキャリッジ141、被記録媒体191を支持するプラテンプレート152等が配置される。給送部111は、図示していない給送モータにより回転駆動される給送駆動ローラ112と、給送駆動ローラ112に当接して連れ回される給送従動ローラ114とを含む。被記録媒体191は、給送駆動ローラ112および給送従動ローラ114の間に挟まれ、給送従動ローラ114により給送駆動ローラ112に押し付けられることにより、給送駆動ローラ112の回転に従ってロール組立体190から引き出される。
【0023】
ロール組立体190から引き出されて給送部111を通過した被記録媒体191は、記録ヘッド143に対向する位置を通過する。このとき、被記録媒体191は、記録ヘッド143に対向する側に配設されたプラテンプレート152により支持される。これにより、プラテンプレート152上の被記録媒体191は、記録ヘッド143に対して一定の間隔をおいて位置決めされる。
【0024】
なお、プラテンプレート152の後方(図上右側)、つまり、被記録媒体を支持する面と反対側には、図示していないファンユニットが配置され、図中に矢印Aで示すように、プラテンプレート152から吸引した空気を排出ダクト159から外部へ排出する。これにより、プラテンプレート152の表面に負圧が形成されて、被記録媒体191が吸いつけられる。従って、ロール組立体190において巻き癖がついた場合でも、プラテンプレート152の上では被記録媒体191は平坦になる。
【0025】
記録ヘッド143はキャリッジ141に搭載され、キャリッジ141は案内部材145から懸架される。案内部材145は、図2の紙面に垂直に、記録部140の略全幅にわたって延在して、キャリッジ141の往復移動を案内する。なお、記録ヘッド143が吐出するインクは、図示していないパイプを通じてインクカートリッジ147から供給される。従って、キャリッジ141にはインクカートリッジ147は搭載されず、キャリッジ141および記録ヘッド143の組立体が軽量になる。
【0026】
上記のような給送経路200を有するインクジェット式記録装置100の記録部140において、フロントカバー144の上端付近には、インターロックスイッチ300が設けられる。インターロックスイッチ300は、後述するように、フロントカバー144が開かれた場合に、それを検知してインクジェット式記録装置100の電源420を内部機構440(図5参照)から遮断する。これにより、キャリッジ141の往復移動が停止されると共に、通電もなくなる。従って、フロントカバー144を開いたことにより露出した記録部140の内部機構440に手等を差し入れた場合に、キャリッジ141等に接触する等の事故を防止できる。
【0027】
図4は、インターロックスイッチ300の詳細な構造を示す断面図である。同図に示すように、インターロックスイッチは、フロントカバー144の上端付近において、フロントカバー144の内側に固定された絶縁ケース301の内部に形成される。なお、この実施形態においては絶縁材料により形成された絶縁ケース301を用いたが、ケースの材料がこれに限られるわけではなく、金属等の導体材料で形成したケースを用いることもできる。
【0028】
絶縁ケース301は、プラスチック等の絶縁材料により形成され、記録部140の記録部フレーム148に対してネジ321で固定される。絶縁ケース301の内側には、マイクロスイッチ310および仲介部材330が収容される。
【0029】
マイクロスイッチ310は、その筐体314を、ネジ311により絶縁ケース301に対して固定される。また、マイクロスイッチ310は、装着された状態で下面に配置されたプッシュボタン316と、プッシュボタン316を押すレバー318とを備える。レバー318は、プッシュボタン316近傍に配置された一端を支点として、プッシュボタン316から離れた他端を押されることにより、プッシュボタン316を押し上げる。このような構造により、わずかな力で確実に動作する。
【0030】
一方、仲介部材330は、一端に形成された軸穴334と、他端に形成された作用部336とを腕部332により結合した形状を有して、樹脂材料等の絶縁材料により一体的に形成される。軸穴334には、絶縁ケース301と一体に形成された軸が挿通され、腕部332が回動することにより、作用部336が大きく変位する。これにより、後述するように仲介部材330が押された場合に、作用部336の変位により、マイクロスイッチ310のレバー318の先端を上昇させる。
【0031】
更に、絶縁ケース301は、その一方の側面(図上では左側)に、案内斜面322、324に挟まれた開口323を有する。これに対して、フロントカバー144の上端に装着されたカバーフレーム146からは、連動部材149が記録部140の内部に向かって突出して、開口323を通じて絶縁ケース301の内部まで入り込む。
【0032】
連動部材149の先端は仲介部材330を押して、更に、仲介部材330の作用部336はマイクロスイッチ310のレバー318を押し上げる。これにより、フロントカバー144が閉じている場合は、マイクロスイッチ310のプッシュボタン316が、筐体314の内部に向かって押し込まれて、マイクロスイッチ310が導通する。
【0033】
なお、フロントカバー144が開かれた場合は、連動部材149は絶縁ケース301から抜き出される。また、フロントカバー144が再び閉じられた場合は、連動部材149は、絶縁ケース301に再び進入する。このような動作に鑑みて、絶縁ケース301の開口の周辺には、連動部材149の先端を案内する円滑な曲面を有する一対の案内斜面322、324により形成された案内部320を設けることが好ましい。
【0034】
図5は、インターロックスイッチ300の電気的構造400とその作用を模式的に示すブロック図である。同図に示すように、マイクロスイッチ310は、筐体314の上面に配置された複数の端子312を介して、リレー430を駆動する。リレー430は、インクジェット式記録装置100の電源420と、電源420から電力を供給されて動作する内部機構440との間に介在する。
【0035】
前記した通り、フロントカバー144が閉じている場合、連動部材149により押された仲介部材330がマイクロスイッチ310を投入しているので、電源420が発生した電力は、リレー430を介して内部機構440に供給される。これに対して、フロントカバー144が開放された場合は、図6を参照して後述するように、インターロックスイッチ300がリレー430を遮断するので、内部機構440への電力供給は遮断される。
【0036】
図6は、フロントカバー144が開かれた場合のインターロックスイッチ300の状態を示す図である。同図に示すように、フロントカバー144が開かれることにより、連動部材149は、絶縁ケース301の内部から退出する。これにより、押すものがなくなった仲介部材330は自重により回動して、その作用部336を降下させる。これにより、マイクロスイッチ310のレバー318も降下する。こうしてマイクロスイッチ310のプッシュボタンは開放されるので、マイクロスイッチ310は、端子312の間を電気的に遮断する。
【0037】
既に説明した通り、マイクロスイッチ310は、リレー430を駆動している。従って、マイクロスイッチ310が遮断された場合、リレー430も遮断され、内部機構440への電力供給は停止される。これにより、フロントカバー144の開放に連動して、インクジェット式記録装置100への電力供給が遮断される。
【0038】
なお、図6に示す通り、連動部材149が絶縁ケース301から退出した場合、仲介部材330は、降下すると共に、開口323を閉鎖する。これにより、マイクロスイッチ310の一部であるレバー318と、絶縁ケース301の外部との間の沿面距離が長くなる。従って、フロントカバー144が開かれた状態で、インターロックスイッチ300に何らかの導体が接近した場合の耐圧が向上される。こうして、インターロックスイッチ300の安全性は、一段と向上される。
【0039】
なお、上記の実施の形態では、説明を簡単にする目的で、電源420および内部機構440をリレー430により結合して、インターロックスイッチ300はリレー430により強制的に電源を遮断する構造とした。しかしながら、多くのインクジェット式記録装置100では、停止させる場合に一定のシーケンスを実行させることが好ましい。そこで、インターロックスイッチ300により検出されたフロントカバー144の開放を何らかの制御装置に通知して、電源を遮断する前に一定の停止シーケンスを実行させることも好ましい。
【0040】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】インクジェット式記録装置100の斜視図である。
【図2】記録部140のフロントカバー144を開いた状態を示す図である。
【図3】被記録媒体191の給送経路200を示す模式的な断面図である。
【図4】インターロックスイッチ300の構造を示す断面図である。
【図5】インターロックスイッチ300の電気的構造400を示すブロック図である。
【図6】フロントカバー144が開かれた場合のインターロックスイッチ300の状態を示す図である。
【符号の説明】
【0042】
100 インクジェット式記録装置、110 筐体、111 給送部、112 給送駆動ローラ、114 給送従動ローラ、120 カートリッジホルダ、130 装填部、132 ロールカバー、140 記録部、141 キャリッジ、142 トップカバー、143 記録ヘッド、144 フロントカバー、145 案内部材、146 カバーフレーム、147 インクカートリッジ、148 記録部フレーム、149 連動部材、152 プラテンプレート、159 排出ダクト、160 排出部、170 脚部、180 操作パネル、190 ロール組立体、191 被記録媒体、192 紙管、194 スピンドル部材、134 スピンドル支持部、200 給送経路、300 インターロックスイッチ、301 絶縁ケース、310 マイクロスイッチ、311、321 ネジ、314 筐体、316 プッシュボタン、318 レバー、322、324 案内斜面、323 開口、330 仲介部材、332 腕部、334 軸穴、336 作用部、400 電気的構造、420 電源、430 リレー、440 内部機構

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力の供給を受けて動作する内部機構と、
前記内部機構を覆う筐体と、
前記筐体に形成された開口部を覆う開閉自在な蓋部と
を備えた装置において、前記蓋部が開かれた場合に前記電力の供給を遮断するインターロック装置であって、
前記筐体の側に固定されたケースと、
前記ケースに収容されて、開放された場合に前記電力の供給を遮断するマイクロスイッチと、
前記蓋部が閉じられた場合に前記ケースの内部に進入し、前記蓋部が開かれた場合に前記ケースから退出する連動部材と、
前記ケースの内部に配置されて、前記連動部材が前記ケースに進入した場合に前記連動部材により押されて前記マイクロスイッチを投入し、前記連動部材が前記ケースから退出した場合には前記マイクロスイッチを開放する、誘電体材料により形成された仲介部材と
を備えるインターロック装置。
【請求項2】
前記ケースは、前記ケースの内部に進入した前記連動部材の先端を前記仲介部材に向かって案内する案内部を備える請求項1に記載のインターロック装置。
【請求項3】
前記仲介部材は、前記連動部材が前記ケースの外部に位置する場合に、前記マイクロスイッチおよび前記連動部材の間の沿面距離を長くする請求項1に記載のインターロック装置。
【請求項4】
前記仲介部材は、前記連動部材が前記ケースの外側に位置する場合に、前記連動部材の前記ケースに対する進入経路を封鎖する請求項1に記載のインターロック装置。
【請求項5】
ケースと、
ケースの内部に進入または退出する連動部材と、
前記ケースに収容されて、開放された場合に遮断するマイクロスイッチと、
前記ケースの内部に配置されて、前記連動部材が前記ケースに進入した場合に前記連動部材により押されて前記マイクロスイッチを投入し、前記連動部材が前記ケースから退出した場合には前記マイクロスイッチを開放する、誘電体材料により形成された仲介部材と
を備えるインターロック装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−26561(P2009−26561A)
【公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−187589(P2007−187589)
【出願日】平成19年7月18日(2007.7.18)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】