説明

ウイルス感染の治療のための化合物、及び医薬組成物

HCV感染を含む肝臓障害の治療のための化合物、組成物、及び方法が本明細書に提供される。具体的には、ヌクレオシド誘導体の化合物、及び組成物が開示されており、これらは、単独、又はその他の抗ウイルス薬と組み合わせて投与することができる。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】

を有するジアステレオマー的に純粋な化合物、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、若しくは水和物。
【請求項2】
式:
【化2】

を有するジアステレオマー的に純粋な化合物、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、若しくは水和物。
【請求項3】
式:
【化3】

を有する精製された化合物、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、立体異性形態、若しくは互変異性形態(式中、R1は、ヒドロキシル、アミノ、又はベンジルアミノであり;及びR2は、R1がヒドロキシルであるときに、R2が、水素、
【化4】

以外であり、及びR1がベンジルアミノであるとき、R2
【化5】

以外であるように、水素、
【化6】

である)。
【請求項4】
式II:
【化7】

を有する請求項3記載の精製された化合物、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、立体異性形態、若しくは互変異性形態(式中、R2は、水素、
【化8】

である)。
【請求項5】
式III:
【化9】

を有する請求項3記載の精製された化合物、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、立体異性形態、若しくは互変異性形態(式中R2は、水素、
【化10】

である)。
【請求項6】
式IV:
【化11】

を有する請求項3記載の精製された化合物、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、立体異性形態、若しくは互変異性形態(式中R2は、
【化12】

である)。
【請求項7】
式V:
【化13】

を有する請求項3記載の精製された化合物、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、立体異性形態、若しくは互変異性形態(式中R1は、ヒドロキシル、又はアミノである)。
【請求項8】
【化14】

から選択される請求項3記載の精製された化合物。
【請求項9】
【化15−1】

【化15−2】

から選択される請求項3記載の精製された化合物。
【請求項10】
式:
【化16】

を有する化合物の精製された代謝産物であって:
(a)約2.1分にてC-18(2)4.6×250mm 5μm粒径カラムから溶出する化合物、
(b)約6.2分にてC-18(2)4.6×250mm 5μm粒径カラムから溶出する化合物、
(c)約8.0分にてC-18(2)4.6×250mm 5μm粒径カラムから溶出する化合物、
(d)約9.4分にてC-18(2)4.6×250mm 5μm粒径カラムから溶出する化合物、
(e)約10.9分にてC-18(2)4.6×250mm 5μm粒径カラムから溶出する化合物、
(f)約12.4分にてC-18(2)4.6×250mm 5μm粒径カラムから溶出する化合物、
(g)約13.1分にてC-18(2)4.6×250mm 5μm粒径カラムから溶出する化合物、
(h)約17.1分にてC-18(2)4.6×250mm 5μm粒径カラムから溶出する化合物、
(i)約25.2分にてC-18(2)4.6×250mm 5μm粒径カラムから溶出する化合物、及び、
(j)約26.5分にてC-18(2)4.6×250mm 5μm粒径カラムから溶出する化合物からなる群から選択され、記述した保持時間は、以下の通りのHPLC勾配条件で得られる:
【表1】

前記代謝産物。
【請求項11】
式:
【化17】

を有する化合物の精製された代謝産物であって、以下の通りのHPLC勾配条件において、約16.4分にてC-18 4.6×250mm 5μm粒径カラムから溶出する:
【表2】

前記代謝産物。
【請求項12】
式:
【化18】

を有する化合物の精製された代謝産物であって:
(a)約38.4分にてC-18 4.6×250mm 5μm粒径カラムから溶出する化合物、
(b)約39.8分にてC-18 4.6×250mm 5μm粒径カラムから溶出する化合物、
(c)約36.8分にてC-18 4.6×250mm 5μm粒径カラムから溶出する化合物、
(d)約26.8分にてC-18 4.6×250mm 5μm粒径カラムから溶出する化合物、
(e)約33.8分にてC-18 4.6×250mm 5μm粒径カラムから溶出する化合物、
(f)約30.9分にてC-18 4.6×250mm 5μm粒径カラムから溶出する化合物、
(g)約4.6分にてC-18 4.6×250mm 5μm粒径カラムから溶出する化合物、及び、
(h)約28.1分にてC-18 4.6×250mm 5μm粒径カラムから溶出する化合物、
からなる群から選択され、記述した保持時間は、以下の通りのHPLC勾配条件で得られる:
【表3】

前記代謝産物。
【請求項13】
式I:
【化19】

を有する同位体的に濃縮された化合物、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、立体異性形態、若しくは互変異性形態(式中R1は、ヒドロキシル、アミノ、又はベンジルアミノであり;及びR2は、R1がヒドロキシルであるときに、R2が、水素、
【化20】

以外であり、及びR1がベンジルアミノであるとき、R2
【化21】

以外であるように、水素、
【化22】

である)。
【請求項14】
前記化合物が同位体的に濃縮された化合物2、同位体的に濃縮された化合物2a、同位体的に濃縮された化合物2b、同位体的に濃縮された化合物3、同位体的に濃縮された化合物3a、同位体的に濃縮された化合物3b、同位体的に濃縮された化合物4、同位体的に濃縮された化合物5、同位体的に濃縮された化合物6、同位体的に濃縮された化合物7、同位体的に濃縮された化合物8、同位体的に濃縮された化合物8a、同位体的に濃縮された化合物8b、同位体的に濃縮された化合物9、同位体的に濃縮された化合物9a、同位体的に濃縮された化合物9b、同位体的に濃縮された化合物10、同位体的に濃縮された化合物10a、同位体的に濃縮された化合物10b、同位体的に濃縮された化合物11、同位体的に濃縮された化合物11a、及び同位体的に濃縮された化合物11bである、請求項13記載の同位体的に濃縮された化合物。
【請求項15】
同位体的に濃縮された化合物1、同位体的に濃縮された化合物1a、及び同位体的に濃縮された化合物1bからなる群から選択される、同位体的に濃縮された化合物。
【請求項16】
請求項1〜15のいずれか記載の化合物の有効な治療量を投与することを含む、フラビウイルス科ウイルスに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項17】
前記ウイルスがC型肝炎である、請求項16記載の方法。
【請求項18】
前記宿主がヒトである、請求項17記載の方法。
【請求項19】
前記投与が、前記化合物、又はその医薬として許容し得る塩、若しくは立体異性体の実質的な量を前記宿主の肝臓に向けられる、請求項16記載の方法。
【請求項20】
前記化合物、又はその医薬として許容し得る塩、若しくは立体異性体がインターフェロン、リバビリン、インターロイキン、NS3プロテアーゼ阻害剤、システインプロテアーゼ阻害剤、フェナントレンキノン、チアゾリジン誘導体、チアゾリジン、ベンズアニリド、ヘリカーゼ阻害剤、ポリメラーゼ阻害剤、ヌクレオチド類似体、グリオトキシン、セルレニン、アンチセンスホスホロチオアートオリゴデオキシヌクレオチド、IRES依存的翻訳阻害剤、及びリボザイムからなる群から選択される第2の抗ウイルス薬と組み合わせ、又は交互に投与される、請求項16記載の方法。
【請求項21】
前記第2の薬剤がペグ化されたインターフェロンα2a、インターフェロンアルファコン-1、天然のインターフェロン、アルブフェロン、インターフェロンβ-1a、オメガインターフェロン、インターフェロンα、インターフェロンγ、インターフェロンτ、インターフェロンδ、及びインターフェロンγ-1bからなる群から選択される、請求項20記載の方法。
【請求項22】
前記第2の薬剤がリバビリンである、請求項20記載の方法。
【請求項23】
前記宿主がヒトである、請求項16記載の方法。
【請求項24】
請求項1〜15のいずれか記載の化合物、及び医薬として許容し得る賦形剤、担体、又は希釈剤を含む、医薬組成物。
【請求項25】
前記組成物が経口製剤である、請求項18記載の組成物。
【請求項26】
(a)式:
【化23】

を有する前駆体化合物1を肝細胞、又は肝ミクロソーム組成物と接触させて、混合物を得ること;及び、
(b)混合物から化合物を単離すること、
を含む、請求項3〜9のいずれか1項記載の精製された化合物を調製する方法。
【請求項27】
単離には、逆相媒体を含むカラムから化合物を溶出させることを含む、請求項24記載の方法。
【請求項28】
式VI
【化24】

を有する化合物、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、若しくは立体異性体(式中、Ra、及びRbは、以下の通りに選択される:
i)Raは、水素であり;及びRbは、アルキル、カルボキシアルキル、シクロアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、又はジアルキルアミノアルキルであるか;又は、
ii)Ra、及びRbは、これらが置換される窒素原子と共に、1つ、又は2つのアルキル基で任意に置換された3〜7員の複素環を形成する)。
【請求項29】
Ra、及びRbは、以下の通りに選択される、請求項28記載の化合物:
i)Raは、水素であり;及びRbは、イソプロピル、t-ブチル、シクロヘキシル、エトキシカルボニルメチル、t-ブチルオキシカルボニルメチル、カルボキシメチル、又はジメチルアミノエチルであるか;又は
ii)Ra、及びRbは、これらが置換される窒素原子と共に、4-メチルピペラジン、又はモルホリン環を形成する。
【請求項30】
【化25】

から選択される、請求項28記載の化合物、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、若しくは立体異性体。
【請求項31】
【化26】

、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、若しくは立体異性体である、請求項28記載の化合物。
【請求項32】
【化27】

、又はその医薬として許容し得る塩、溶媒和物、水和物、又は立体異性体である、請求項28記載の化合物。
【請求項33】
請求項28〜32のいずれか1項記載の化合物の有効な治療量を投与することを含む、フラビウイルス科ウイルスに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項34】
約1mg/日〜約150mg/日の量の化合物1を投与することを含む、フラビウイルス科ウイルスに感染した宿主の治療のための方法。
【請求項35】
前記量が約5mg/日〜約100mg/日である、請求項34記載の方法。
【請求項36】
前記量が約5、10、25、50、75、又は100mg/日である、請求項34記載の方法。
【請求項37】
インターフェロン、リバビリン、インターロイキン、NS3プロテアーゼ阻害剤、システインプロテアーゼ阻害剤、フェナントレンキノン、チアゾリジン誘導体、チアゾリジン、ベンズアニリド、ヘリカーゼ阻害剤、ポリメラーゼ阻害剤、ヌクレオチド類似体、グリオトキシン、セルレニン、アンチセンスホスホロチオアートオリゴデオキシヌクレオチド、IRES依存的翻訳阻害剤、及びリボザイムからなる群から選択される第2の抗ウイルス薬を投与することを更に含む、請求項33〜36のいずれか1項記載の方法。
【請求項38】
前記第2の薬剤がペグ化されたインターフェロンα2a、インターフェロンアルファコン-1、天然のインターフェロン、アルブフェロン、インターフェロンβ-1a、オメガインターフェロン、インターフェロンα、インターフェロンγ、インターフェロンτ、インターフェロンδ、及びインターフェロンγ-1bからなる群から選択される、請求項37記載の方法。
【請求項39】
前記第2の薬剤がリバビリンである、請求項38記載の方法。
【請求項40】
前記化合物1が約1mg/日から約150mg/日の量で投与され、かつ前記投与されるリバビリンの量が約800mg〜約1400mgである、請求項39記載の方法。
【請求項41】
前記投与されるリバビリンの量が約800mg、1000mg、1200mg、又は1400mgである、請求項40記載の方法。
【請求項42】
前記ウイルスがC型肝炎である、請求項33〜41のいずれか1項記載の方法。
【請求項43】
前記宿主がヒトである、請求項33-42のいずれか1項記載の方法。
【請求項44】
請求項28〜32のいずれか1項記載の化合物、及び医薬として許容し得る賦形剤、担体、又は希釈剤を含む、医薬組成物。
【請求項45】
前記組成物が経口製剤である、請求項34記載の組成物。
【請求項46】
約1mg〜約150mgの量の化合物1を含む、医薬組成物。
【請求項47】
前記量が約5mg、又は25mgである、請求項46記載の医薬組成物。
【請求項48】
前記組成物が経口カプセルである、請求項47記載の組成物。
【請求項49】
i)2'-C-メチルグアノシンを硫酸ナトリウム、及びベンゼンボロン酸と反応させて、式10-2の化合物
【化28】

を得ること、
ii)式10-2の化合物を式10-3のホスホナート
【化29】

と反応させて、続いてベンジルアミンと反応させて、化合物10-4
【化30】

を得ること、及び、
iii)化合物10-4の脱保護により化合物1
【化31】

を得ること、
を含む化合物1を製造するための方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公表番号】特表2011−526893(P2011−526893A)
【公表日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−516340(P2011−516340)
【出願日】平成21年7月1日(2009.7.1)
【国際出願番号】PCT/US2009/003908
【国際公開番号】WO2010/014134
【国際公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
2.WINDOWS
【出願人】(508186554)イデニク プハルマセウティカルス,インコーポレイテッド (11)
【Fターム(参考)】