説明

エンジン及び船外機の潤滑装置

【課題】エンジンの潤滑部に供給するオイルを効率良く冷却し得るようにする。
【解決手段】エンジンEの下部に配置されるオイルパン25と,このオイルパン25の上方に配置されてエンジンEにより駆動されるオイルポンプ31と,オイルパン25内のオイル32をオイルポンプ31の吸入ポートに誘導する吸い上げ油路33と,オイルポンプ31の吐出ポートから吐出されるオイルをエンジンEの潤滑部39〜41に誘導する供給油路38とを備える,エンジンの潤滑装置において,オイルパン25の一側壁に吸い上げ油路33の上流油路33aを形成し,また冷却水入口室26を,それが上流油路33aと共通の隔壁55を介して隣接するよう,オイルパン25に一体に連設した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,エンジンの下部に配置されて潤滑オイルを貯留するオイルパンと,このオイルパンの上方に配置されてエンジンにより駆動されるオイルポンプと,オイルパン内のオイルをオイルポンプの吸入ポートに誘導する吸い上げ油路と,オイルポンプの吐出ポートから吐出されるオイルをエンジンの潤滑部に誘導する供給油路とを備える,エンジン及び船外機の潤滑装置の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
かゝるエンジン及び船外機の潤滑装置は,特許文献1に開示されているように知られている。
【特許文献1】特開昭58−183384号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のかゝるエンジン及び船外機の潤滑装置では,オイルパンの中心部に,それを貫通するように,エンジンの冷却水路を配置して,オイルパン内の貯留オイルを冷却するようにしている。しかしながら,オイルパン内の貯留オイル全体を,エンジンの冷却水により冷却するには,大量の冷却水を必要とするため,冷却効率が極めて低い。
【0004】
本発明は,かゝる点に鑑みてなされたもので,オイルパン内のオイルをオイルポンプの吸入ポートに誘導する吸い上げ油路を,エンジンの冷却水により冷却するようにして,エンジンの潤滑部に供給するオイルを効率良く冷却することができる,前記エンジン及び船外機の潤滑装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために,本発明は,エンジンの下部に配置されて潤滑オイルを貯留するオイルパンと,このオイルパンの上方に配置されてエンジンにより駆動されるオイルポンプと,オイルパン内のオイルをオイルポンプの吸入ポートに誘導する吸い上げ油路と,オイルポンプの吐出ポートから吐出されるオイルをエンジンの潤滑部に誘導する供給油路とを備える,エンジンの潤滑装置において,前記吸い上げ油路の少なくとも一部に,エンジンに供給される冷却水を誘導する冷却水路の少なくとも一部を共通の隔壁を介して隣接配置したことを第1の特徴とする。
【0006】
前記冷却水路の一部は,後述する本発明の実施例中の冷却水入口室26に対応する。
【0007】
また本発明は,第1の特徴に加えて,オイルパンの一側壁に吸い上げ油路の少なくとも上流油路を形成し,また冷却水路の少なくとも一部を,それが上流油路と共通の隔壁を介して隣接するよう,オイルパンに一体に連設したことを第2の特徴とする。
【0008】
さらに本発明は,下部でプロペラ軸を支承すると共に,上部にクランク軸を縦置きにしたエンジンを搭載するケーシングに形成されて,エンジンに供給する潤滑オイルを貯留するオイルパンと,エンジンにより駆動されるオイルポンプと,オイルパン内のオイルをオイルポンプの吸入ポートに誘導する吸い上げ油路と,オイルポンプの吐出ポートから吐出されるオイルをエンジンの潤滑部に誘導する供給油路とを備える,船外機の潤滑装置において,オイルパンの一側壁に,前記吸い上げ油路の少なくとも上流油路を形成し,またケーシング下部の取水口から取り入れてエンジンに供給される冷却水を誘導する冷却水路の少なくとも一部を,それが共通の隔壁を介して前記上流油路に隣接するよう,オイルパンに一体に連設したことを第3の特徴とする。
【0009】
前記冷却水路の一部は,後述する本発明の実施例中の冷却水入口室26に対応する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の第1の特徴によれば,オイルパンを出てオイルポンプに吸い上げられる限られた流量のオイルを冷却水路を流れる冷却水により冷却することになるから,そのオイルの冷却効率を高めると共に,その冷却したオイルにより,エンジンの潤滑のみならず冷却を行うことができ,その耐久性向上に寄与し得る。
【0011】
本発明の第2の特徴によれば,オイルパンの一側壁に吸い上げ油路の少なくとも上流油路を形成すること,並びに冷却水路の少なくとも一部を,それが上流油路と共通の隔壁を介して隣接するよう,オイルパンに一体に連設することにより,上流油路及び一部の水路の配管や,それらを支持するステーが不要となり,エンジンの潤滑装置の簡素化及び軽量化を図ることができ,しかも上流油路から冷却水路への熱伝達が良好で,オイルポンプに向かうオイルを効果的に冷却することができる。
【0012】
本発明の第3の特徴によれば,ケーシングにオイルパンのみならず,上流油路,冷却水路の少なくとも一部及び共通隔壁を形成することになるので,上流油路及び一部の水路の配管や,それらを支持するステーが不要となり,船外機の潤滑装置の簡素化及び軽量化を図ることができ,しかもオイルパン及び上流油路からケーシングへの放熱により,オイルの冷却を一層促進することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施の形態を,図面に示す本発明の好適な実施例に基づき以下に説明する。
【0014】
図1は本発明の実施例に係る船外機の側面図,図2は図1の要部拡大断面図,図3は図2の3−3線断面図,図4は図3の4−4線断面図,図5はガスケットの平面図,図6は図2の6部拡大図,図7はエンジンの潤滑装置の流路図である。
【0015】
図1において,船外機Oでは,スターンブラケット8側を前,それと反対側を後ろという。船外機Oのケーシング1は,上部に水冷多気筒4ストローク式エンジンEを搭載し,プロペラ2を後端に備えるプロペラ軸3を下部で支持する。このケーシング1の直前には,アッパアーム4及びロアアーム5を介してケーシング1に取り付けられる鉛直方向のスイベル軸6が配設され,このスイベル軸6を回転自在に支持するスイベルケース7は,船体のトランサムBtにクランプされるスターンブラケット8に水平方向のチルト軸9を介して連結される。したがって,ケーシング1は,スイベル軸6周りに左右操向が可能であり,またチルト軸9周りに上下チルトが可能である。
【0016】
ケーシング1の上端には,エンジンEを覆うエンジンフード10が着脱可能に取り付けられる。このエンジンフード10の上部後端に空気取り入れ口11が設けられ,エンジンフード10内の前部に吸気チャンバ12及びスロットルボディ13が配設される。
【0017】
上記ケーシング1は,エクステンションケース15と,このエクステンションケース15の上端にボルト結合されるマウントケース16と,エクステンションケース15の下端にボルト結合されるギヤケース17とよりなっている。またエクステンションケース15は,アッパケース15aと,これにボルト結合されるロアケース15bとで構成され,そのアッパケース15aの上端面には,マウントケース16がガスケット18を挟んでボルト結合される。このマウントケース16上にエンジンEが,そのクランク軸20を鉛直方向に向け且つシリンダブロック14を後方に向けて搭載され,クランク軸20に連結される出力軸21がエクステンションケース15に縦置きに配置される。またクランク軸20の下端部には,図示しない始動装置により駆動されるリングギヤ22が固着される。
【0018】
ギヤケース17には,後方外端にプロペラ2を付設する前記プロペラ軸3が水平に支持されると共に,このプロペラ軸3に前記出力軸21を連結する前後進切換ギヤ機構23が収容される。
【0019】
而して,エンジンEの作動中,その動力は,クランク軸20から出力軸21に,更に前後進切換ギヤ機構23を介してプロペラ軸3に伝達され,プロペラ2を駆動する。その際,プロペラ2の回転方向は,前後進切換ギヤ機構23により切り換え制御される。
【0020】
図2及び図3において,エクステンションケース15のアッパケース15aには,その前過半部を占めるオイルパン25と,このオイルパン25の後部一半部に隣接する冷却水出口室27と,オイルパン25の後部他半部に隣接するアイドル排気室50とが一体に形成される。またアッパケース15aの中央部には冷却室入口室26が,オイルパン25と冷却水出口室27との間に入り込むように一体に形成され,さらに冷却水入口室26の中心部には,排気通路28が冷却水入口室26を上下に貫通するように一体に形成される。前記アイドル排気室50は,半径方向内側の第1室50aと,その外側の第2室50bとに区画されると共に,両室50a,50bは下部の連通孔54で相互に連通している。また第1室50aは前記排気通路28の中間部に図示しない通路を介して連通し,第2室50bは,マウントケース16の後端部に取り付けられるアイドル排気管56に連通される。したがって,エンジンEのアイドリング時には,排気通路28の下端が水面下に没していても,エンジンEの排ガスを,排気通路28の途中からアイドル排気室50を経てアイドル排気管56よりスムーズに排出することができる。
【0021】
こゝで,上記オイルパン25を含むエンジンEの潤滑装置について,図2〜図7を参照しながら説明する。
【0022】
図2に示すように,シリンダブロック14の後端に接合されるシリンダヘッド19には,クランク軸20からエンジンE上部の調時伝動装置29を介して1/2の減速比で駆動される動弁用のカム軸30がクランク軸20と平行する姿勢で支承されており,このカム軸30により駆動されるオイルポンプ31がシリンダヘッド19の下端部に取り付けられる。このオイルポンプ31の吸入ポートとオイルパン25との間に,オイルパン25内のオイル32をオイルポンプ31に誘導する吸い上げ油路33が設けられる。
【0023】
この吸い上げ油路33は,オイルパン25とマウントケース16との接合面で分割される上流油路33aと下流油路33bとで構成され,これら上流油路33a及び下流油路33bの対向部に,ステンレス製の濾網34がストレーナとして挟み込み込まれる。
【0024】
吸い上げ油路33の上流油路33aは,オイルパン25の一側壁に一体に形成され,それの,オイルパン25内の底部に開口する上流端35は,オイルパン25の上方開放面から斜めに進入させる回転工具36により穿設される。こうすることで上流端35の加工後,閉じ栓を施す必要がなくなる。
【0025】
下流油路33bは,マウントケース16からシリンダブロック14及びシリンダヘッド19に亙り一体に形成されてオイルポンプ31の吸入ポートに至る。
【0026】
図2,図5及び図6に示すように,アッパケース15aとマウントケース16との接合面間に介装される前記ガスケット18はステンレス製であって,オイルパン25とマウントケース16との接合面間まで延びており,前記吸い上げ油路33に対応する部分が開口部37となっている。一方,前記濾網34は,オイルパン25の上端面から上流油路33aに受容される膨出部34aと,この膨出部34aの上端から半径方向に張り出す接合フランジ34bとからなっており,その接合フランジ34bがガスケット18の上記開口部37周辺に溶接される。こうして濾網34はガスケット18に一体に連設される。
【0027】
図7に示すように,オイルポンプ31の吐出ポートには,エンジンEのクランク軸20周りの第1潤滑部39,カム軸30周りの第2潤滑部40及び調時伝動装置29周りの第3潤滑部41にオイル32を供給する供給油路38が接続され,この供給油路38の上流側には,オイルフィルタ43と,リリーフ弁44が設けられる。
【0028】
而して,エンジンEの運転中,カム軸30から駆動されるオイルポンプ31は,オイルパン25内のオイル32を,吸い上げ油路33を通して吸い上げて,供給油路38に吐出することにより,そのオイル32を第1〜第3潤滑部39〜41に供給し,クランク軸20,カム軸30及び調時伝動装置29等を潤滑する。これらの潤滑を終えたオイルは重力によりオイルパン25に還流する。
【0029】
この間,吸い上げ油路33では,オイルポンプ31に向かうオイル32を濾網34が濾過し,供給油路38では,第1〜第3潤滑部39〜41に向かうオイル32をオイルフィルタ43が更に濾過する。
【0030】
ところで,ストレーナ機能を発揮する上記濾網34は,上流油路33a及び下流油路33b間に挟まれるので,従来のストレーナのようなストレーナケースを必要とせず,潤滑装置の軽量化に寄与し得る。
【0031】
特に,濾網34は,オイルパン25及びマウントケース16間に介装されるガスケット18に一体に連設されるので,濾網34の支持構造が簡単且つ確実であり,潤滑装置のコスト低減に寄与し得る。
【0032】
また吸い上げ油路の上流油路33aは,オイルパン25の側壁に一体に形成されるので,従来のように吸い上げ管を支持するステーは不要となり,これも潤滑装置の軽量化に寄与する。
【0033】
次に,前記冷却水入口室26及び冷却水出口室27を含む,エンジンEの冷却装置について図1〜図4を参照しながら説明する。
【0034】
図1において,ギヤケース17の一側壁には,外水を冷却水として取り入れる取水口51が設けられる。一方,図2に示すように,前記冷却水入口室26の底壁は摺鉢状になっており,その最下部に接続口26aが設け,上記取水口51と接続口26aとの間を接続する吸水管52がエクステンションケース15内に配置され,この吸水管52の途中に,前記出力軸21により駆動される水ポンプ53が介裝され,取水口51から取り入れた水を冷却水入口室26に圧送するようになっている。
【0035】
冷却水入口室26は,エンジンEの図示しない水ジャケットの入口に連通していて,水ポンプ53から圧送された冷却水を水ジャケットに誘導する。上記水ジャケットを通りながらエンジンEを冷却し終えた冷却水は冷却水出口室27に移る。この冷却水出口室27に移った冷却水は,冷却水出口室27底壁の排水孔27aを通してエクステンションケース15内に放出される。
【0036】
冷却水入口室26の中心部を貫通した前記排気通路28の下流端もエクステンションケース15内に開放されているので,上記冷却水は,排気通路28から排出した排ガスと共に,プロペラ2の中心部に設けられる通孔から外部に排出される。
【0037】
尚,前記接続口26aは,これを冷却水入口室26の底部において前側に配置すれば,エンジンEの運転停止後,船外機Oを前方へのチルトアップ状態にしたとき,冷却水入口室26の残留水の接続口26aへの流出を,より確実にすることができる。
【0038】
上記冷却水入口室26,オイルパン25及び吸い上げ油路33の上流油路33aは,エクステンションケース15のアッパケース15aに一体に形成されると共に,冷却水入口室26と上流油路33aとは,アッパケース15aと一体の共通の隔壁16aを挟んで隣接するように配置される。
【0039】
而して,冷却水入口室26の冷却水は,オイルパン25を出てオイルポンプ31に吸い上げられる限られた流量のオイルを冷却することになるから,そのオイルの冷却効率を高めると共に,その冷却したオイルにより,エンジンEの第1〜第3潤滑部39〜41の潤滑みならず冷却を行うことができ,エンジンEの耐久性向上に寄与し得る。
【0040】
その際,オイルパン25,吸い上げ油路33の上流油路33a,冷却水入口室33a,並びに上流油路33a及び冷却水入口室33a間の共通隔壁55を,エクステンションケース15のアッパケース15aに一体に形成したことで,上流油路33a及び一部の水路の配管や,それらを支持するステーが不要となり,潤滑装置の簡素化及び軽量化,延いては船外機Oの簡素化及び軽量化を図ることができ,しかもオイルパン25及び上流油路33aからエクステンションケース15への放熱により,オイルの冷却を一層促進することができる。
【0041】
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施例に係る船外機の側面図。
【図2】図1の要部拡大断面図。
【図3】図2の3−3線断面図。
【図4】図3の4−4線断面図。
【図5】ガスケットの平面図。
【図6】図2の6部拡大図。
【図7】エンジンの潤滑装置の流路図。
【符号の説明】
【0043】
E・・・・・・エンジン
O・・・・・・船外機
1・・・・・・ケーシング
3・・・・・・プロペラ軸
20・・・・・クランク軸
25・・・・・オイルパン
31・・・・・オイルポンプ
32・・・・・オイル
33・・・・・吸い上げ油路
33a・・・・上流油路
33b・・・・下流油路
38・・・・・供給油路
39〜41・・・潤滑部
51・・・・・取水口
55・・・・・共通隔壁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジン(E)の下部に配置されて潤滑オイル(32)を貯留するオイルパン(25)と,このオイルパン(25)の上方に配置されてエンジン(E)により駆動されるオイルポンプ(31)と,オイルパン(25)内のオイル(32)をオイルポンプ(31)の吸入ポートに誘導する吸い上げ油路(33)と,オイルポンプ(31)の吐出ポートから吐出されるオイルをエンジン(E)の潤滑部(39〜41)に誘導する供給油路(38)とを備える,エンジンの潤滑装置において,
前記吸い上げ油路(33)の少なくとも一部(33a)に,エンジン(E)に供給される冷却水を誘導する冷却水路の少なくとも一部(26)を共通の隔壁(55)を介して隣接配置したことを特徴とする,エンジンの潤滑装置。
【請求項2】
請求項1記載のエンジンの潤滑装置において,
オイルパン(25)の一側壁に前記吸い上げ油路(33)の少なくとも上流油路(33a)を形成し,また冷却水路の少なくとも一部(26)を,それが前記上流油路(33a)と共通の隔壁(55)を介して隣接するよう,オイルパン(25)に一体に連設したことを特徴とする,エンジンの潤滑装置。
【請求項3】
下部でプロペラ軸(3)を支承すると共に,上部にクランク軸(20)を縦置きにしたエンジン(E)を搭載するケーシング(1)に形成されて,エンジン(E)に供給する潤滑オイル(32)を貯留するオイルパン(25)と,エンジン(E)により駆動されるオイルポンプ(31)と,オイルパン(25)内のオイル(32)をオイルポンプ(31)の吸入ポートに誘導する吸い上げ油路(33)と,オイルポンプ(31)の吐出ポートから吐出されるオイルをエンジン(E)の潤滑部(39〜41)に誘導する供給油路(38)とを備える,船外機の潤滑装置において,
オイルパン(25)の一側壁に,前記吸い上げ油路(33)の少なくとも上流油路(33a)を形成し,またケーシング(1)下部の取水口(51)から取り入れてエンジンに供給される冷却水を誘導する冷却水路の少なくとも一部(26)を,それが共通の隔壁(55)を介して前記上流油路(33a)に隣接するよう,オイルパン(25)に一体に連設したことを特徴とする,船外機の潤滑装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−88866(P2008−88866A)
【公開日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−269347(P2006−269347)
【出願日】平成18年9月29日(2006.9.29)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】