説明

オンライン・ストリーミング・コンテンツに対する集中アクセス許可方法およびシステム

【課題】ネットワーク運営業者のプラットフォームにおけるアクセス許可によって、コンテンツ提供業者のオンライン・ストリーム・コンテンツ保護を可能にする。
【解決手段】本発明は、ネットワーク運営業者のプラットフォームにおけるアクセス許可付与を用いて、コンテンツ提供業者によるオンライン・ストリーミング・コンテンツを保護するシステムを開示する。本発明は、アクセスを許可する時点で記述および/または位置に関して正確に把握されていないストリーム・コンテンツに対するアクセス許可付与の問題に、解決策を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オンライン・コンテンツ許可システムに関する。更に特定すれば、本発明は、オンライン・ストリーミング・コンテンツに対するアクセスの集中許可システムに関する。
【背景技術】
【0002】
コンテンツ提供業者は、例えば、ユーザ名/パスワードの組み合わせに基づいてオンライン・コンテンツへのアクセスを制限できることは知られている。このような許可方法では、コンテンツ提供業者は、ユーザの個人情報をチェックし、それを例えば、関連するユーザの加入(subscription)と比較する必要がある。このアクセス制御をし易くするユーザ・データベースおよび技術は、コンテンツ提供業者にとって、技術的および管理上の観点から非常に複雑となる可能性があり、例えば、個人情報虚偽の虞れがあり、金銭的損失に繋がることもあり得る。
【0003】
個人情報虚偽に対する保護を強化するシステムが、US2004/0162787から知られている。この場合、ウェブ・サーバを導入し、暗号を用いてチケットを生成して、メディア・サーバ(コンテンツ提供業者)に対するアクセス要求に用いる。
【0004】
また、コンテンツ提供業者がディジタル権利管理(DRM)方法によってダウンロード可能なオンライン・コンテンツを保護できることも知られている。WO03/055219から、コンテンツ・オブジェクトおよび権利オブジェクトに基づく管理メカニズムを用いるDRMシステムが公知である。
【0005】
また、インターネット・ユーザのディジタル・コンテンツを管理し易くするコンテンツ仲介システム(content brokering system)も知られている。WO2005/024548から、個人情報管理(即ち、サインオン(sign-on)連合)、ユーザ・デバイスおよび購入したコンテンツの管理、ならびにユーザに代わっての購入したコンテンツの置換をし易くするシステムが知られている。
【0006】
これら既知のシステムは、主にダウンロード可能なオンライン・コンテンツのアクセスまたは使用保護に関する。
【0007】
オンライン・コンテンツ産業内部には、コンテンツへのアクセスに対する高い保護レベルを達成する必要性はあるが、コンテンツ提供業者の立場における複雑さを低減する要望がある。前述した既知の技術は全て、多かれ少なかれ複雑な技術を必要とし、ユーザ個人情報管理を導入し、コンテンツ提供業者が管理しなければならない。その結果、コンテンツ利用という「中核業務」の上に、コスト(技術および人員)の増大を招く。
【0008】
特に、オンライン・ストリーミング・コンテンツの市場が出現しつつあり、これは、ダウンロード可能なコンテンツとは技術的に相違し、新たな業務規則が生ずる可能性もある。オンライン・ストリーミング・コンテンツに関する重要な側面で、既存の技術では解決策を提供できないのは、許可する時点で記述および/または位置に関して正確に分かっていないストリーム(コンテンツ・オブジェクト)の許可をサポートする製品が、現時点では入手できないということである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
(問題の定義)
出現しつつあるオンライン・ストリーミング・コンテンツの市場において、コンテンツ提供業者のプラットフォームやその運営に複雑さを追加することなく、不正アクセスに対して高レベルの保護を設けることが求められている。更に、ストリーミング・コンテンツを併合することにより、アクセスの許可に関して取り組むべき新たな側面も出てくる。取り組む必要がある重要な側面の1つは、アクセスを許可する時点では、記述および/または位置に関してストリーム(またはコンテンツ・オブジェクト)を正確に把握していない可能性があることである。
(発明の目的)
本発明の目的は、ネットワーク運営業者のプラットフォームにおけるアクセス許可付与によって、コンテンツ提供業者のオンライン・ストリーム・コンテンツを保護することを可能にすることである。本発明の別の目的は、アクセス許可を付与する時点で記述および/または位置に関して正確に把握されていないストリーム・コンテンツに対するアクセス許可付与の問題に、解決策を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(発明の摘要)
本発明は、コンテンツ提供業者のプラットフォームからのオンライン・ストリーミング・コンテンツに対するアクセス許可方法およびシステムを開示する。アクセス許可は、ネットワーク運営業者のプラットフォームにおいて集中して付与され、一体化され、これによってコンテンツ提供業者毎に別個の許可システムを使用する場合よりも規模による経済性の利点が得られるため、金銭的に魅力的となる。
【0011】
本発明によれば、オンライン・ストリーミング・コンテンツに対してアクセス許可を付与することができ、また、アクセス許可を付与するときにコンテンツの記述および/または位置が分かっていなくても、行うことができる。
【0012】
ネットワーク運営業者はコンテンツ提供業者に高いレベルのユーザ個人情報保全性(integrity)を提案できることは一般に知られている。
【0013】
本発明の一態様によれば、移動体ユーザの個人情報を、加入者識別モジュールによって確定する。本発明の別の態様によれば、固定回線ユーザの個人情報を、発呼者回線識別(CLI)によって確定する。
【0014】
本発明のこれらの態様では、例えば、ユーザ名/パスワードの組み合わせとは対照的に、高度の個人情報保全性をコンテンツ提供業者に保証する。
【0015】
アクセス許可付与をネットワーク運営業者のプラットフォームに集中させることにより、高いレベルの個人情報保全性を提供するコスト効率的な解決策を達成する。これにより、アクセス認証が比較的低コストとなり、コンテンツ提供業者は使用料を正しく徴収することを確保する。
【0016】
本発明の利点は、コンテンツ提供業者がアクセス保護に使用するために、専用のアクセス保護システムやディジタル権利管理システムに投資する必要がないことである。
【0017】
本発明の別の利点は、ネットワーク運営業者によるオンライン・コンテンツに対するアクセス制御を、コンテンツ提供業者に代わってコンテンツ使用料を課金することと組み合わせることができることである。この場合、コンテンツ提供業者は各ユーザに別個に課金する必要がない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図面に示す実施形態例を参照して、本発明について更に詳細に説明する。
【0019】
本発明を教示するという目的に沿って、本発明の方法およびシステムの好適な実施形態について続いて説明する。尚、本発明のその他の代替的または同等の実施形態も着想可能であり、発明の範囲は、最終的に付与される特許請求の範囲のみによって限定されることは、当業者には認められよう。
【0020】
ネットワーク運営業者は、高レベルのユーザ個人情報保全性をコンテンツ提供業者に提案(offer)できることは一般に知られている。
【0021】
本発明の別の態様によれば、移動体ユーザの個人情報を、加入者個人情報モジュールによって確定する。このモジュールは、移動体加入者を運営業者に対して特定する鍵を安全に格納するスマート・カードである。
【0022】
本発明の別の態様によれば、固定線ユーザの個人情報を、発呼者回線識別(CLI)によって確定する。これは、運営業者のローカル・ループにおけるユーザの物理的接続(および物理的アドレス)に直接関係する。
【0023】
本発明によれば、アクセス許可は、オンライン・ストリーミング・コンテンツに対して、そしてアクセスが許可される時点ではコンテンツの記述および/または位置が分からない場合でも、付与することができる。
【0024】
オンライン・ストリーミング・コンテンツの伝達をし易くするために、多数のデータ・プロトコル、例えば、RTSP、RTP、IPマルチキャスト、RSVP、およびIGMPが標準化されている。
【0025】
これらのプロトコルは、とりわけ、ストリーミング・コンテンツの制御および伝達を行い易くするように設計されている。例えば、HTTPページのような、前者のダウンロード可能なコンテンツに関して、オンライン・ストリーミング・コンテンツは基本的に性質が異なる。これは、主に、ストリーミング・コンテンツの「ブロードキャスト」性に起因する。ウェブ・ページのようなダウンロード可能なコンテンツとは対照的に、オンライン・ストリーミング・コンテンツは、「オフからオンに切り換える」ことができる。例えば、オンライン・ストリームで流すTVショーまたはポップ・コンサート(「送信される」ライブである可能性もある)を「ダウンロードする」ことはできないが、適した制御コマンドまたはオンライン・ストリーミング・データ・プロトコルの「メソッド」を用いて、「オンまたはオフ」に切り換えることができる。
【0026】
しかし、他の側面に関しても、これらのオンライン・ストリーミング・データ・プロトコルは、例えば、HTTPのような「ダウンロード可能な」データ・プロトコルとは基本的に異なる。ユーザがオンライン・ストリーミング・コンテンツの要求をコンテンツ提供業者に発行すると、一般委、この結果、(「単純に」)ダウンロード可能なコンテンツよりも多くの「ステップ」を実行した後に、コンテンツが伝達される。一般に、HTTPウェブ・ページは、リンク(URL)または「プレー・リスト」を収容しており、コンテンツ・プロバイダはユーザの要求に応答してHTTPウェブ・ページをユーザに送る。このプレー・リストは、記述および位置のような、オンライン・ストリーミング・コンテンツについての詳細を収容している。プレー・リストは、例えば、「Madonna」からの歌の異なる位置への多数のリンクを収容する場合もある。コンテンツ提供業者からリンクまたはプレー・リストを受信した後、これをユーザ・デバイスまたはPCに格納するか、または「メディア・プレーヤ」を起動して、プレー・リストをユーザに呈示する。直接、またはプレー・リストの受信後のいずれかの他の時点において、ユーザは、メディア・プレーヤからのプレー・リストにおけるリンクから1つを選択(「クリック」)することによりストリームを開始することができる。
【0027】
本発明によれば、プレー・リストからストリームを開始するために用いられるコマンド(または「メソッド」)は、ネットワーク運営業者によって傍受され、ユーザがコンテンツ提供業者からのストリームにアクセスする権利を有するか否かチェックを行う。ストリームにアクセスする権利は、例えば、ネットワーク運営業者のユーザ・データベースにおいて管理(administrate)することができる。それだけではなく、ネットワーク運営業者とコンテンツ提供業者との間で、暗号を用いて保証したインターネット接続、賃借回線のような専用接続を通じてオンライン・チェックを行うこともできる。
【0028】
チェックの結果が肯定的である、即ち、ユーザがストリームにアクセスする権利を有する場合、ストリームを開始するコマンド(または「メソッド」)をコンテンツ提供業者に転送する。ネットワーク運営業者から転送された、ユーザがストリームを開始するためのコマンドを受信した後、コンテンツ提供業者は、該当するデータ・プロトコルを用いて、ストリームをユーザに送り始める。
【0029】
チェックの結果が否定的である、即ち、ユーザがストリームにアクセスする権利を有していない場合、ストリームを開始するコマンド(または「メソッド」)はコンテンツ提供業者には転送されない。本発明の一態様によれば、ネットワーク運営業者からユーザにエラー・メッセージを送り、エラー状態および/または説明をユーザに提供することができ、その上、ネットワーク運営業者によって、ストリームを再生する権利をオンラインで購入する機会をユーザに提案することもできる。双方の場合、HTTPページをユーザに送り、これを行うことができる。後者の場合、対話セッションの開始ページとなる。この対話セッションでは、ある価格で、ストリームへのアクセスをユーザに提案する。ユーザがこの提案を受け入れる場合も、ストリームを開始する初期コマンド(または「メソッド」)をコンテンツ提供業者に転送する。
【0030】
本発明に対する代替案として、コンテンツ提供業者は、特定のユーザからのストリームの「開始」毎に許可を付与しなければならない。このストリーム毎の許可付与は、例えば、コンテンツのホスティング(hosting)および管理に関して非常に手間がかかり、コンテンツ提供業者のドメインにおいてこの作業をサポートするための製品は高価である。また、ディジタル権利管理システムを実施する代案は、関連する実施および運営コストのために、魅力がない。
【0031】
本発明の更に別の態様によれば、コンテンツを使用する権利がもはや有効でないのに、ユーザがストリームを再生しようとするときに発生する問題に対する解決策を開示する。
【0032】
ユーザが、例えば、「ライブ」でストリーム配信されているポップ・コンサートまたはスポーツ・イベントを見ているときに、ストリームが何時間も、何日も、またはそれよりも長くかかることもあり得る。ユーザにオンライン・ストリームに対するアクセスを付与した後、本発明の一態様によれば、アクセス権利の失効により、しかるべき処置を講ずるプロセスが誘起される。
【0033】
本発明の更に別の態様によれば、前述のしかるべき処置とは、ストリームを中断することである。同時に、ユーザにエラー・メッセージを送信して、アクセス権利が失効したことを説明することができる。
【0034】
本発明の別の態様によれば、しかるべき処置とは、ユーザに対する対話セッションの開始であり、ある価格で、ストリームに対するアクセスの継続をユーザに提案する。ユーザが同意した場合、支払いを処理し、ストリーム継続のためのリンクをユーザに送信する。ユーザがこのリンクをクリックすると、ストリームが再度開始する。
【0035】
本発明によるシステムは、多数のコンテンツ提供業者のために、オンライン・ストリーム・コンテンツへのアクセスの許可付与を集中させることを可能にする。コンテンツ提供業者は、彼ら自身のプラットフォームにおいてアクセス許可の付与を実施する必要はない。集中許可付与を移動体のネットワークまたは固定ネットワークの運営業者に統合すると、高レベルの個人情報保全性を達成することができ、コンテンツ提供業者に対する不正による損失が低減する。更に、本発明は、コンテンツにアクセスする権利が消失した場合に、ストリーミング・コンテンツへのアクセスを拒絶することにも備えており、例えば、ライブ・イベントのストリーミングに適用することができる。
【0036】
本発明は、とりわけ、PSTN、ISDN、ADSL、「WiFi」(IEEE802.11プロトコル・ファミリ)、Cable、GSM、GPRS、Edge、UMTS、HDSPA、TDMA、CDMAのような、ストリーミング・コンテンツの伝達に適した電気通信ネットワークであればいずれにでも適用可能である。
【0037】
ストリームの開始がコンテンツ提供業者のために差し止められるか否かは、運営業者と個々のコンテンツ提供業者との間の合意によって決めることができる。これを行うことができるのは、特定のコンテンツ提供業者が、そのストリーミング・コンテンツに対してアクセス許可の付与を実行するように、運営業者と合意を有する場合のみである。差し止めの後、ユーザの個人情報を検証し、オンライン・ストリーミング・コンテンツにアクセスする権利をチェックする。個人情報のチェックおよびストリームにアクセスする権利が有効な場合、ストリーミング・プロキシによって元の要求をコンテンツ提供業者(CP)に転送し、その後CPはそのユーザに向けてストリームを開始する。
【0038】
図1は、本発明によるシステム・アーキテクチャを示す。これは、ユーザからコンテンツ提供業者、およびその逆方向の、運営業者ドメインを経由するデータおよび制御の流れを示す。
【0039】
図1に示す実施形態では、ストリームは、RSTP「再生メソッド」を用いて開始され、ストリーミング・プロキシを用いて、運営業者によって傍受される。ストリーミング・プロキシは許可付与仲介部(authorization broker)と通信する。許可付与仲介部は、ユーザの個人情報の検証(データ/制御の流れは図示されていない)、およびストリームにアクセスする権利の検証を処理する。
【0040】
図1に示す実施形態では、移動体ユーザがGPRSを通じて移動体ネットワークに接続されている。ユーザは、HTTPページへのアクセスにウェブ・ブラウザを用い、ストリーム・コンテンツの再生に、例えば、Real PlayerまたはMicrosoft Media Player のようなメディア・プレーヤを用いる。ウェブ・ブラウザおよびメディア・プレーヤは、移動体電話機、または移動体通信に適したその他の移動体デバイスであればいずれにおいても走ることができる。適した移動体デバイスとは、スマート・フォン、移動体電話機を一体化したあるいは有線または無線で(例えば、Bluetoothによって)移動体電話機に接続したパームトップ・コンピュータ等である。固定ネットワークの場合、メディア・プレーヤは、例えば、パーソナル・コンピュータ、ホーム・ネットワークにおける「接続デバイス」(例えば、WiFiインターフェースを有するパームトップ・コンピュータ、TVに接続されたメディア・アダプタ、無線機、および/またはその他の従来からの消費者用電子(CE)機器)、マイクロソフトまたはその他の販売業者のMedia Center Editionパーソナル・コンピュータ、あるいは移動体インターフェース(例えば、WiFiまたはUMTS)を有するカー・ラジオまたはカーTVにおいても走ることができる。
【0041】
図1は、ユーザからコンテンツ提供業者へ、またはその逆への、運営者ネットワークを経由したデータおよび制御の流れを示す。ユーザは、少なくとも以下の選択肢によって、ストリームを開始することができる。
【0042】
−ユーザは、ウェブ・ページにおいてURLとして呈示されているストリームへのリンク上で「クリックする」。または、
−ユーザはメディア・プレーヤ上でストリームを開始する。
【0043】
ストリームを開始する最初の選択肢は、通常、ユーザによってHTTPに基づく「コンテンツ発見」を用いて実現する。即ち、ユーザはコンテンツ提供業者からのウェブ・ページを閲覧しており、これらの中にストリームへのリンク(URL)またはリンク集合(「プレー・リスト」)が呈示される。コンテンツ提供業者の選択まで、これらのリンクまたはプレー・リストを収容している、コンテンツ発見用HTTPページは、自由にアクセス可能とすることができる、即ち、料金請求できるコンテンツ(billable content)とすることができる。後者の場合、運営業者は、ユーザにアクセス権利がない場合、コンテンツ発見ページへのアクセスを禁止する。ユーザがコンテンツ発見ページにアクセスできるのであれば、コンテンツ提供業者はHTTP応答(ウェブ・ページ)を送る。HTTP応答は、ストリーミング・コンテンツのリンクおよび/またはプレー・リストを収容している。次いで、ユーザは、HTTPページからのリンクの1つを「クリック」(選択)するか、またはメディア・プレーヤからのプレー・リストからのエントリの1つを「クリック」(選択)する。メディア・プレーヤは、HTTPページにおけるプレー・リストの受信時に自動的に開始するように設定することができる(例えば、「プラグイン」のように)。これらの場合のいずれか1つに続いて、RTSP「再生」メソッド(コマンド)をコンテンツ提供業者に送る。
【0044】
2番目の選択肢では、RTSPセッションを通じてコンテンツ発見を行うか、あるいはストリーミング・コンテンツの1つ以上のリンクまたはプレー・リストが既にユーザに利用可能となっている。後者の場合、ユーザは、例えば、ウェブ・ブラウザを介して、ストリームへのリンク(URL)を入力するか、またはメディア・プレーヤのインターフェースからのプレー・リストからストリームを「クリック」(選択)する。メディア・プレーヤは、RTSP「再生」メソッド(コマンド)をコンテンツ提供業者に送る。最初の場合では、コンテンツ発見はメディア・プレーヤを介して行われ、メディア・プレーヤがRTSP「記述」メソッド(コマンド)をコンテンツ提供業者に送る。RTSP「記述」メソッドは、ストリーミング・プロキシによってコンテンツ提供業者に転送され(この情報に対するアクセスが保護/有料とされていないことを条件とする)、コンテンツ提供業者は、ストリーミング・コンテンツの1つ以上のリンクまたはプレー・リストで応答する。続いて、ユーザはメディア・プレーヤのインターフェースからストリームを選択し、メディア・プレーヤはRTSP「再生」メソッド(コマンド)をコンテンツ提供業者に送る。
【0045】
双方の選択肢において、運営業者はRTSP「再生」メソッドを傍受する。図示の実施形態では、これを行うのはストリーミング・プロキシである。ストリーミング・プロキシは許可付与仲介部に要求を発行する。許可付与仲介部はユーザ(図示せず)の個人情報を検証し、加入データベース(加入DB)においてコンテンツ・アクセスの権利をチェックする。
【0046】
ストリーミング・プロキシ、許可付与仲介部、および加入データベースを内包するシステムは、論理表現である。代替実施形態では、ストリーミング・プロキシおよび/または許可付与仲介部および/または加入データベースを内包するシステムを、1つのシステムに組み込むこともでき、および/または1つ以上のこれら別個の(論理)システムを1つよりも多い物理的システムにおいて実施することができる。これは、小規模の実施態様の場合に、物理的寸法および/または運営コストを抑えるために有用であり、あるいは大規模の実施態様の場合には、負荷均衡および/または安定性のために有用であると言うことができる。
【0047】
個人情報は、移動体ネットワークの場合には、ユーザのSIMを用いて運営業者によってチェックし、固定ネットワークの場合には、CLIを用いてチェックすることが好ましい。加入者データベースから、コンテンツにアクセスする権利を検証する。これは、例えば、コンテンツ提供業者毎および/またはURL毎に権利の管理情報を保持する表をチェックすることによって行われる。
【0048】
個人情報チェックおよび許可チェックの結果が肯定的である場合、元のRTSP「再生」メソッドをコンテンツ提供業者に転送する。「再生」メソッドの受信後、コンテンツ提供業者はストリームの送信を開始し、ストリーミング・プロキシはRTPプロトコルを用いてストリームをユーザに転送する。メディア・プレーヤがストリームを受信すると、再生し始める。これは、通常、ユーザが「停止」コマンドをメディア・プレーヤに発行するまで、または今添付提供業者がストリームを終了するまで(例えば、音楽クリップの終了)継続する。
【0049】
個人情報チェックの結果は肯定的であったが、許可チェックの結果が否定的であった場合、対話セッションを開始して、コンテンツにアクセスする権利を「購入する」ことをユーザに許可する。これについては、以下で説明する。
【0050】
個人情報チェックが否定的であった場合、運営業者はコンテンツ提供業者のドメインへのアクセスを遮断する。
【0051】
図2は、HTTPセッションによる「コンテンツ発見」およびアクセス権利管理のプロセスを説明する図を示す。イベントおよびステップのタイムラインは上から下に向かっており、左側にある矢印で示す通りである。第1ステップ(1)として、ユーザは、リンク上でクリックするかまたはウェブ・ブラウザを通じてリンクを入力することによってコンテンツ発見を開始し、その後「記述要求」がウェブ・ブラウザによってコンテンツ提供業者に送られる。図示の例では、アクセスされているコンテンツ提供業者のプラットフォームにおける位置は、アクセス保護されている。即ち、コンテンツ提供業者は、支払いの後でないとユーザにアクセスを許可しないことを、運営業者と合意している。HTTPプロキシは、記述要求を傍受し(2)、個人情報識別およびアクセス許可確認を実行する。図示の場合では、アクセス許可チェックの結果は否定的である。即ち、ユーザはコンテンツ提供業者からのHTTPまたはRTSPコンテンツに対するアクセス権利を有していない。この結果の確定後、対話HTTPセッションをユーザに対して開始し(3)、要求したコンテンツにアクセスする権利を購入する選択肢をユーザに提供する。運営業者とコンテンツ提供業者との間の合意に応じて、特定の料金を特定のコンテンツ種別に適用することができる。コンテンツ種別は、例えば、コンテンツ提供業者のプラットフォームにおける別個のURL(「ディレクトリ」)によって分離および/または識別することができる。ユーザが要求したアクセスに対する支払いを拒否した場合、コンテンツ提供業者へのアクセスは、このユーザに対しては遮断されたままであり、HTTP記述要求はコンテンツ提供業者には転送されない。このコンテンツ提供業者に転送しないことを示す追加のエラー・メッセージをユーザに送り、あらゆる疑いをも回避することができる。ユーザがアクセスに対して支払うことを受け入れた場合、これは運営業者によって、運営業者およびコンテンツ提供業者間で同意した特定のパラメータを用いて、加入データベースにおいて「HTTPチケット」を用いて処理される。パラメータには、とりわけ、コンテンツの位置、記述、ならびに失効日およびアクセス時間を含むことができる。ユーザが運営業者のネットワークを通じてコンテンツ提供業者へのアクセスを要求するのが初めてであるとき、処理したアクセス権利を1つ以上のHTTPリンク(URL)に関係付ける。アクセス権利の処理後またはその最中に、最初のHTTP記述要求をコンテンツ提供業者に転送する(6)。受信後(7)に、コンテンツ提供業者は、ウェブ・ページにおいてコンテンツ記述で応答する。ウェブ・ページはHTTPプロキシによって傍受される(8)。この時点で、ウェブ・ページに収容されているコンテンツURLを検証する。加入データベースにおいて未だユーザに「アクセス可能な」コンテンツとして呈示されていないURLがある場合、これらのURLを「HTTPチケット」に追加する。追加されるURLは、HTTP URLおよび/またはRTSP URLおよび/またはその他のストリーミング・コンテンツに関係するURLを含むことができる。このように、ウェブ・ページのようなダウンロード可能なコンテンツへのアクセスの処理(administration)を、ストリーミング・コンテンツへのアクアセスの処理と組み合わせた、柔軟なアクセス制御処理を遂行する。特定のコンテンツ提供業者に関する特定のユーザのチケットにおける各「エントリ」は、記述、位置、有効期間のような、それ自体のパラメータを収容することができる。あるいは、チケットは1つ以上のパラメータを、有効期限のように、全てのチケット・エントリ全般に用いることができる。これによって、運営業者とコンテンツ提供業者との間において、要求される業務規則を容易にするための柔軟性が得られる。
【0052】
コンテンツ・アクセス権利の処理(「チケット処理」)の後またはその最中に、HTTPコンテンツ記述をユーザに転送する(9)。HTTPコンテンツ記述はウェブ・ブラウザによって受信され(11)、ウェブ・ページ(11)をユーザ(11’)に示すか、または、例えば、メディア・プレーヤをプラグインとして起動した後に、情報をメディア・プレーヤ(12)に転送する。
【0053】
図3は、RTSP記述「メソッド」を用いたコンテンツ発見を示す。この場合、ストリーミング・プロキシは、ユーザからの要求を傍受して、コンテンツ提供業者プラットフォーム上の指定リンクにアクセスする権利がこの特定のユーザについての加入者データベースにない場合、対話セッションを開始する。ユーザが支払いに応じた場合、RTSP記述「メソッド」を転送し(6)、コンテンツ提供業者はRTSPコンテンツ記述で応答する(8)。コンテンツ記述の中にあるRTSP URLおよび/またはプレー・リストを、加入者データベースに追加する。これは、HTTPチケットと同様の「チケット」のように行うことができるが、この場合、RTSP URLのみを収容する。あるいは特定のコンテンツ提供業者に対して、ユーザには有効なHTTPチケットが既にあり、更にパラメータに有効な類似がある(有効期限またはおよび/またはコンテンツ位置)場合、RTSP URLを既存のHTTPチケットに追加することができる。RTSP URLの処理の後またはその間に、RTSPコンテンツ記述をユーザに転送し(9)、メディア・プレーヤ(10)によってユーザに表示する(10’)。
【0054】
図4は、メディア・プレーヤからストリームを開始するときのプロセスを説明する図を示す。ユーザは、メディア・プレーヤ・インターフェースを通じてストリームを開始する(1)。結果的に生じたRTSP再生「メソッドが、ストリーミング・プロキシによって傍受される(2)。ストリーミング・プロキシは、ユーザの個人情報およびコンテンツ・アクセス権利をチェックするプロセスを開始する。個人情報チェックの結果が否定的の場合、運営業者はコンテンツ提供業者へのアクセスを遮断する。個人情報チェックの結果が有効である場合に限り、加入データベースをチェックして、要求されたRTSP URLに対するアクセス権利(「チケット」)が有効か否か確かめる。アクセス権利が有効なのは、パラメータに十分な類似性がある場合である(有効期限またはおよび/またはコンテンツ位置)。例えば、有効なHTTPチケットの位置(ディレクトリ)がRTSP URLの位置(ディレクトリ)に対応する場合、これが、「位置」に基づくアクセス受入に関する運営業者とコンテンツ提供御者との間の合意に対応するならば、アクセス権利は有効であるとすることができる。このような合意は、例えば、HTTP://musicclips/madonna/descriptionに対するアクセス権利を購入した後では、xxxx://musicclips/yyyyに対応する全てのファイルへのアクセスを許可する。この購入に基づいて、チケットの有効期限以内では、rtsp://musicclips/Madonna/holidayのような、rtsp://musicclips/Madonna/yyyyに対応する全てのファイルにアクセス可能となる。それだけなく、URLの最初の区間における他のプロトコルも、対応するHTTPチケットの下で資格を得る(qualify)ことができる。特定のRTSP URLにアクセスする権利をチェックし、結果が肯定的である毎に、そのRTSP URLが既存のチケットに追加される。このように、チケットの有効期間内に、効率的で簡単なアクセス権利のチェックを行うことができる。アクセス権利のチェックおよび処理の間またはその後に、RTSP再生「メソッド」がコンテンツ提供業者に転送される。コンテンツ提供業者はストリームを開始し(4)、対応するストリーミング・プロトコルがデータをユーザ(5)に向けて逆方向に伝達する。
【0055】
図5は、メディア・プレーヤからストリーミングを開始するときに生ずる可能性がある少なくとも3つの状況について、別のプロセスを説明する図を示す。状況Aは、「肯定の流れ」の場合のプロセスを示す。即ち、アクセス許可が肯定的であり、ストリームが開始される場合である。状況Bは、アクセス許可が否定的であった場合の余分なプロセス・ステップを示す。
【0056】
状況Cは、アクセス権利失効の場合におけるプロセスを示す。これは、ユーザがスポーツ・イベントまたはポップ・コンサートを見ていて、これが何時間も、何日も、またはそれ以上も続く場合に起こる可能性がある。ストリームの再生中にアクセス権利が「失効した」場合、ユーザへのストリームを遮断し(6a)、ユーザに対して対話HTTPセッションを開始して、ユーザに失効を知らせ、引き続きストリーミング・コンテンツへのアクセスを取得したいか否か尋ねるプロセスが誘起される。ユーザが同意した場合、ユーザの管理情報(administration)を更新し(少なくとも加入データベースの有効時間、「チケット」)、ストリーム(6)を継続するために、該当するリンクs(URL)を用いて適合ページ(conformation page)をユーザに送る(6)。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】図1は、本発明によるシステム・アーキテクチャを示す。
【図2】図2は、HTTPセッションによる「コンテンツ発見」およびアクセス権利管理のプロセスを説明する図を示す。
【図3】図3は、RTSP「方法」によって「コンテンツ発見」およびアクセス権利管理のプロセスを説明する図を示す。
【図4】図4は、メディア・プレーヤからストリームを開始するときにおける、アクセス権利をチェックし処理するステップを含む、プロセスを説明する図を示す。
【図5】図5は、メディア・プレーヤからストリームを開始するときに発生する可能性がある少なくとも3つの状況について、別のプロセスを説明する図を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オンライン・ストリーミング・コンテンツに対するアクセスを許可するシステムであって、該システムは、アクセス許可手段と、アクセス権利管理手段とを備えており、前記システム要素は、
−運営業者のプラットフォームにおいてアクセス許可付与を統合し、
−多数のコンテンツ提供業者に対して、アクセス許可付与を行い、
−チケットを用いてアクセス権利を管理し、
−チケットがパラメータ集合を含む、
ように構成されている、システム。
【請求項2】
請求項1記載のシステムにおいて、前記チケット・パラメータは、
−コンテンツの位置と、
−コンテンツの記述と、
−有効期間と、
を備えている、システム。
【請求項3】
請求項2記載のシステムであって、更に、チケットを管理するユーザまたは加入者データベースを備えており、前記チケットがオンライン・コンテンツに対するアクセス権利に関係付けられている、システム。
【請求項4】
請求項3記載のシステムにおいて、前記チケットにおける前記アクセス権利の管理情報は、前記パラメータの集合を備えている、システム。
【請求項5】
請求項4記載のシステムにおいて、前記運営業者およびコンテンツ提供業者によって前記パラメータを指定する、システム。
【請求項6】
請求項5記載のシステムにおいて、前記パラメータの集合における1つ以上のパラメータは、1つのコンテンツ提供業者に関係する全てのチケットに対して等しい、システム。
【請求項7】
請求項6記載のシステムにおいて、オンライン・コンテンツへのアクセスは、前記コンテンツ要求におけるURLと前記ユーザまたは加入者データベースにおける有効なアクセス権利に関するチケットとの間に類似性があるときに認められる、システム。
【請求項8】
請求項7記載のシステムにおいて、前記コンテンツ要求におけるURLのプロトコル部分が、前記ユーザまたは加入者データベースにおける有効なアクセス権利を備えているチケットにおけるURLと異なるときに、十分な類似性を確定する、システム。
【請求項9】
請求項8記載のシステムにおいて、前記コンテンツ要求におけるURLが前記ユーザまたは加入者データベースに未だない場合、アクセス受入後に、前記アクセスしたURLを前記ユーザまたは加入者データベースの新たなチケットに追加する、システム。
【請求項10】
前出の請求項のいずれか1項に記載のシステムにおいて、オンライン・コンテンツ提供業者までのHTTPトラフィックを、HTTPプロキシを通じてルーティングする、システム。
【請求項11】
請求項10記載のシステムにおいて、オンライン・コンテンツ提供業者に対するHTTPリクエストを、HTTPプロキシが傍受する、システム。
【請求項12】
請求項11記載のシステムにおいて、前記傍受したHTTPリクエストにおけるURLに基づいてアクセス認証を行う、システム。
【請求項13】
請求項12記載のシステムにおいて、アクセス認証は、前記傍受したHTTPリクエストにおけるURLを、前記ユーザまたは加入者データベースにおける前記ユーザに関係付けられたチケットと比較することを含む、システム。
【請求項14】
請求項13記載のシステムにおいて、アクセス認証は、ユーザSIMカードを伴う個人情報チェックを含む、システム。
【請求項15】
前出の請求項のいずれか1項記載のシステムにおいて、アクセス認証は、運営業者とオンライン・コンテンツ提供業者との間におけるオンライン・チェックを含む、システム。
【請求項16】
請求項10から15に記載のシステムにおいて、前記アクセス許可の結果が肯定的の場合、HTTPリクエストをコンテンツ提供業者に転送する、システム。
【請求項17】
請求項10から15に記載のシステムにおいて、前記アクセス許可の結果が否定的の場合、HTTPリクエストをコンテンツ提供業者に転送しない、システム。
【請求項18】
請求項1から9に記載のシステムにおいて、オンライン・コンテンツ提供業者へのRTSPトラフィックを、ストリーミング・プロキシを通じてルーティングする、システム。
【請求項19】
請求項18記載のシステムにおいて、オンライン・コンテンツ提供業者へのRTSPリクエストを、前記ストリーミング・プロキシが傍受する、システム。
【請求項20】
請求項19記載のシステムにおいて、前記傍受したRTSPリクエストにおけるURLに基づいて、アクセス認証を行う、システム。
【請求項21】
請求項18から20に記載のシステムにおいて、アクセス認証は、前記傍受したRTSPリクエストにおけるURLを、前記ユーザまたは加入者データベースにおけるユーザに関係付けられたチケットと比較することを含む、システム。
【請求項22】
請求項18から22記載のシステムにおいて、アクセス認証は、ユーザSIMカードを伴う個人情報チェックを含む、システム。
【請求項23】
請求項18から22記載のシステムにおいて、アクセス認証は、運営業者とオンライン・コンテンツ提供業者との間におけるオンライン・チェックを含む、システム。
【請求項24】
請求項18から23に記載のシステムにおいて、アクセス許可の結果が肯定的の場合、RTSPリクエストをコンテンツ提供業者に転送する、システム。
【請求項25】
請求項18から24に記載のシステムにおいて、アクセス許可の結果が否定的の場合、RTSPリクエストをコンテンツ提供業者に転送しない、システム。
【請求項26】
請求項17または25記載のシステムにおいて、アクセス許可が否定的の場合、ユーザに対して対話セッションを開始する、システム。
【請求項27】
請求項26記載のシステムにおいて、対話セッションは、運営業者とユーザとの間におけるHTTPページの交換を含む、システム。
【請求項28】
請求項27記載のシステムにおいて、要求したコンテンツにアクセスする権利を購入する選択肢をユーザに提供する、システム。
【請求項29】
請求項28記載のシステムにおいて、要求したコンテンツの価格は、コンテンツ提供業者による指定に基づく、システム。
【請求項30】
請求項29記載のシステムにおいて、
ユーザがアクセス権利を購入することに同意した場合、
−新しい有効なアクセス権利を備えている新しいチケットを発生し、前記ユーザまたは加入者データベースに格納し、
−前記傍受したリクエストを前記コンテンツ提供業者に転送する、システム。
【請求項31】
請求項30記載のシステムにおいて、アクセス権利の前記価格を伴う請求プロセスを、運営業者のプラットフォームにおいて開始する、システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2009−500734(P2009−500734A)
【公表日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−519833(P2008−519833)
【出願日】平成18年6月27日(2006.6.27)
【国際出願番号】PCT/EP2006/006212
【国際公開番号】WO2007/003310
【国際公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(504292093)コニンクリーケ・ケイピーエヌ・ナムローゼ・フェンノートシャップ (53)
【Fターム(参考)】