説明

カメラシステム、撮像装置、カメラシステムの制御方法、撮像装置の制御方法、制御プログラムを提供する媒体、及び制御プログラム

【課題】 撮像装置の姿勢を駆動させる装置を設けることなく、撮影中の画像から所望の範囲の画像を抽出することができ、且つ所望の範囲で抽出された画像が粗くなることを防ぐことが可能なカメラシステム等を提供する。
【解決手段】 撮像装置によって撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、前記所望の範囲内の画像データに基づいて、所定の撮像動作を実行する制御手段とを有する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影画像中の所望の範囲の画像領域を拡大して抽出する機能を有するカメラシステム等に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタルカメラの普及と共にその技術は発展し、様々な方法での撮影、画像の加工が可能になっている。例えば、パーソナルコンピュータとデジタルカメラを接続することにより、パーソナルコンピュータ上からデジタルカメラの操作を行い、撮影を行うことができる。
【0003】また、画像の加工方法としては、撮影した画像から任意の範囲を指定することにより、その範囲の切り出しを行い、その切り出した画像を拡大することにより一枚の画像を作ることもできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パーソナルコンピュータからデジタルカメラを操作し、デジタルカメラが撮影している画像内の任意の範囲だけを拡大撮影しようとする場合には、光学ズームは画像の中心を拡大するので任意の範囲が画像の中心からずれてしまうと、任意の範囲を画像の中心に収めるためにデジタルカメラの姿勢を駆動させる装置が必要となり、コストの面での問題があった。
【0005】また、予めデジタルカメラで撮影した画像から任意の範囲を抽出した画像を生成しようとする場合、任意の範囲が小さくなってしまうと、拡大率が大きくなるために画像が粗くなり、画質の面での問題があった。
【0006】本発明は上記従来の問題点に鑑み、撮像装置の姿勢を駆動させる装置を設けることなく、撮影中の画像から所望の範囲の画像を抽出することができ、且つ所望の範囲で抽出された画像が粗くなることを防ぐことが可能なカメラシステム等を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明のカメラシステムでは、撮像装置によって撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、前記所望の範囲内の画像データに基づいて、所定の撮像動作を実行する制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】本発明の撮像装置では、撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、前記所望の範囲内の画像データに基づいて、所定の撮像動作を実行する制御手段とを有することを特徴とする。
【0009】本発明のカメラシステムでは、撮像装置によって撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、所定の撮像動作を実行する制御手段とを有することを特徴とする。
【0010】本発明の撮像装置では、撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、所定の撮像動作を実行する制御手段とを有することを特徴とする。
【0011】本発明のカメラシステムの制御方法では、撮像装置によって撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力行程と、前記入力行程によって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、前記所望の範囲内の画像データに基づいて、所定の撮像動作を実行する制御行程とを実行することを特徴とする。
【0012】本発明の撮像装置の制御方法では、撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力行程と、前記入力行程によって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、前記所望の範囲内の画像データに基づいて、所定の撮像動作を実行する制御行程とを実行することを特徴とする。
【0013】本発明のカメラシステムの制御方法では、撮像装置によって撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力行程と、前記入力行程によって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、所定の撮像動作を実行する制御行程とを実行することを特徴とする。
【0014】本発明の撮像装置の制御方法では、撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力行程と、前記入力行程によって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、所定の撮像動作を実行する制御行程とを実行することを特徴とする。
【0015】本発明の制御プログラムを提供する媒体では、撮像装置を有するカメラシステムの制御方法を実行するための制御プログラムを提供する媒体であって、前記制御プログラムは、前記撮像装置によって撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップによって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、前記所望の範囲内の画像データに基づいて、所定の撮像動作を実行する制御ステップとを備えたことを特徴とする。
【0016】本発明の制御プログラムを提供する媒体では、撮像装置の制御方法を実行するための制御プログラムを提供する媒体であって、前記制御プログラムは、撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップによって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、前記所望の範囲内の画像データに基づいて、所定の撮像動作を実行する制御ステップとを備えたことを特徴とする。
【0017】本発明の制御プログラムを提供する媒体では、撮像装置を有するカメラシステムの制御方法を実行するための制御プログラムを提供する媒体であって、前記制御プログラムは、前記撮像装置によって撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップによって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、所定の撮像動作を実行する制御ステップとを備えたことを特徴とする。
【0018】本発明の制御プログラムを提供する媒体では、撮像装置の制御方法を実行するための制御プログラムを提供する媒体であって、前記制御プログラムは、撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップによって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、所定の撮像動作を実行する制御ステップとを備えたことを特徴とする。
【0019】本発明の制御プログラムでは、撮像装置を有するカメラシステムの制御方法を実行するための制御プログラムであって、前記撮像装置によって撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップによって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、前記所望の範囲内の画像データに基づいて、所定の撮像動作を実行する制御ステップとを備えたことを特徴とする。
【0020】本発明の制御プログラムでは、撮像装置の制御方法を実行するための制御プログラムであって、撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップによって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、前記所望の範囲内の画像データに基づいて、所定の撮像動作を実行する制御ステップとを備えたことを特徴とする。
【0021】本発明の制御プログラムでは、撮像装置を有するカメラシステムの制御方法を実行するための制御プログラムであって、前記撮像装置によって撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップによって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、所定の撮像動作を実行する制御ステップとを備えたことを特徴とする。
【0022】本発明の制御プログラムでは、撮像装置の制御方法を実行するための制御プログラムであって、撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップによって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、所定の撮像動作を実行する制御ステップとを備えたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0024】[第1実施形態]
<カメラシステムの構成>図1は、本発明の第1実施形態に係るカメラシステムの外観を示す図である。
【0025】図中の100は、通信手段を有するデジタルカメラ等の撮像装置であり、300は、通信手段を有する情報処理装置であり、通常、ユーザが使用するパーソナルコンピュータ(PC)等で構成されている。本実施形態では、この情報処理装置300を外部制御装置として用いる。
【0026】500は撮像装置100と外部制御装置300を接続するためのケーブルであり、本実施形態では、撮像装置100と外部制御装置300をUSB接続するものとする。また、本実施形態では、外部制御装置300と撮像装置100が有線で接続されているが、この接続については、データの双方向通信ができれば有線/無線を問わない。600は選択範囲入力装置であり、本実施形態では、選択範囲入力装置にマウスを使用するが、画面上の任意の範囲を指定可能な手段ならマウス以外でも良い。
【0027】<撮像装置100の構成>図2は、図1中の撮像装置100の構成を示すブロック図である。
【0028】同図において、10は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッタ、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器である。18はタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御され、撮像素子14、A/D変換器16及びD/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する。
【0029】20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御手段40及び測距制御手段42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、並びにEF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
【0030】22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、及び圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理回路20及びメモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
【0031】24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT・LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。
【0032】また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には撮像装置100の電力消費を大幅に低減することができる。さらに、画像表示部28は、回転可能なヒンジ部によって撮像装置100本体と結合されており、自由な向き、角度を設定して電子ファインダ機能や再生表示機能、各種表示機能を使用することが可能である。また、画像表示部28の表示部分を撮像装置100に向けて格納することが可能であり、この場合は画像表示部開閉検知手段106により、格納状態を検知して画像表示部28の表示動作を停止することができる。
【0033】30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速且つ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
【0034】32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。40は絞り機能を備えるシャッタ12を制御する露光制御手段であり、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。
【0035】42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御手段である。露光制御手段40と測距制御手段42は、TTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御手段40及び測距制御手段42に対して制御を行う。
【0036】44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御手段、46はバリアである保護手段102の動作を制御するバリア制御手段である。48はコネクタであり、アクセサリーシューとも呼ばれ、フラッシュ装置400との電気接点や機械的な固定手段も併せて備えている。
【0037】50は撮像装置100全体を制御するシステム制御回路、52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。54は表示部であり、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する。液晶表示装置やスピーカー等で構成され、撮像装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。
【0038】表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、及び日付け・時刻表示、等がある。また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、及び露出補正表示等がある。
【0039】56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。60、62、64、66、68及び70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
【0040】ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。60はモードダイアルスイッチで、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、及びPC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。62はシャッタスイッチSW1で、不図示のシャッタボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、及びEF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
【0041】64はシャッタスイッチSW2で、不図示のシャッタボタンの操作完了でONとなり、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、及びメモリ30から画像データを読み出し圧縮・伸長回路32で圧縮を行い記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
【0042】66は画像表示ON/OFFスイッチで、画像表示部28のON/OFFを設定することができる。この機能により、光学ファインダ104を用いて撮影を行う際に、TFT・LCD等から成る画像表示部への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
【0043】68は単写/連写スイッチで、シャッタスイッチSW2を押した場合に1駒の撮影を行って待機状態とする単写モードとシャッタスイッチSW2を押している間は連続して撮影を行い続ける連写モードとを設定することができる。
【0044】70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の選択及び切り替えを設定する選択/切り替えボタン、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の決定及び実行を設定する決定/実行ボタン、画像表示部28のON/OFFを設定する画像表示ON/OFFスイッチ、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイッチ、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため或いは撮像素子の信号をそのままデジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである圧縮モードスイッチ、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを設定することができる再生モードスイッチ、及び撮影モード状態において撮影した画像をメモリ30或いは記録媒体200或いは210から読み出して画像表示部28によって表示する再生動作の開始を指示する再生スイッチ等がある。
【0045】80は電源制御手段で、電池検出回路、DC−DCコンバータ、及び通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、並びに電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
【0046】82はコネクタ、84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源手段である。
【0047】90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体200,210とのインターフェース、92及び96は記録媒体200,210と接続を行うコネクタ、98はコネクタ92及び或いは96に記録媒体200或いは210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知手段である。なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明している。もちろん、記録媒体を取り付けるインターフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。
【0048】インターフェース90及び94及びコネクタ92及び96としては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。さらに、インターフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード、等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
【0049】記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、撮像装置100とのインターフェース204、及び撮像装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。同様に記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、撮像装置100とのインターフェース214、及び撮像装置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
【0050】102は、撮像装置100のレンズ10を含む撮像部を覆うことにより、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである保護手段である。104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用することなしに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、及び露出補正表示などが設置されている。
【0051】106は画像表示部開閉検知手段であり、画像表示部28が、画像表示部28の表示部分を撮像装置100に向けて格納した格納状態にあるかどうかを検知することができる。ここで、格納状態にあると検知したならば画像表示部28の表示動作を停止して不要な電力消費を禁止することが可能である。
【0052】110は通信手段で、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、及び無線通信等の各種通信機能を有する。112は通信手段110により撮像装置100を他の機器と接続するコネクタ(或いは無線通信の場合はアンテナ)であり、本実施形態では、ケーブル500を介して外部制御装置300と接続される。
【0053】400はフラッシュ装置であり、402は撮像装置100のアクセサリーシューと接続するためのコネクタである。404はフラッシュであり、AF補助光の投光機能やフラッシュ調光機能も有する。
【0054】<外部制御装置300の構成>図3は、図1中の外部制御装置300の構成を示すブロック図である。
【0055】同図において、304はCPUバスで、制御手段302、第1の記憶手段306、及びバスブリッジ308を接続し、制御手段302が処理するデータを高速に転送するためのものである。
【0056】306は制御手段302が動作する上でのキャッシュメモリである第1の記憶手段で、制御手段302から高速にアクセスできるものであり、制御手段302が演算に用いるデータを一時的に格納する。一般的には、高速SRAM等が用いられる。
【0057】308は、CPUバス304と後述する高速バス312とを接続するためのバスブリッジで、バス間の処理スピードの差を吸収するものである。このバスブリッジ308を介することで、より高速に動作する制御手段302は、高速バス312に接続された各ユニットとデータ送受を行うことができる。また、バスブリッジ308は、メモリコントローラ機能も併せて備えており、制御手段302が一時的に第1の記憶手段306に高速に書き込んだデータを所定の時期に読み出して第2の記憶手段310に書き込み、また制御手段302の要求に応じて第2の記憶手段310から読み出したデータを第1の記憶手段306に書き込む、一連のメモリ管理動作を執り行う。
【0058】310は第2の記憶手段で、制御手段302が各種アプリケーション等を実行する主記憶メモリである。一般的には、DRAM等が用いられる。312は、バスブリッジ308、ネットワーク手段314、通信手段316、表示手段320、及びバスブリッジ322を接続する高速バスで、制御手段302が処理したデータを各ユニットに転送したり、各ユニット間同士でデータを高速に転送(DMA転送)するためのものである。一般的にはPCIバス等が挙げられる。
【0059】314は外部制御装置300をネットワークに接続するためのネットワーク手段で、ネットワークとのデータの送受信を行うためのものである。接続するネットワークは、一般的には、イーサネット(登録商標)やトークンリング等が挙げられる。316は通信手段で、USBやIEEE1394、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。318は通信手段316により外部制御装置300を他の機器と接続するコネクタ(或いは無線通信の場合はアンテナ)であり、本実施形態では、ケーブル500を介して撮像装置100と接続する。
【0060】320は、液晶表示装置やスピーカー等により構成される表示手段で、制御手段302でのプログラム実行に応じて必要な文字、画像、音声等の表示を行う。322は高速バス312と後述する低速バス324とを接続するためのバスブリッジで、バス間の処理スピードの差を吸収するものである。このバスブリッジ322を介することで高速に動作する各ユニットは低速バス324に接続された低速に動作するユニットとデータ送受を行うことができる。
【0061】324は、バスブリッジ322、第3の記憶手段326、操作手段328、及びコンピュータインターフェース330を接続する低速バスで、前記高速バス312よりは転送速度の遅いバス構成である低速バスで、処理能力の比較的遅いユニットが接続するためのバスである。一般的にはISAバス等が挙げられる。
【0062】326は、前記制御手段302が動作を行う上での複数のアプリケーションを蓄積しておく第3の記憶手段で、一般的には大容量ハードディスクで構成され、前述の制御手段302の管理下にあるものである。328は、キーボード、マイク等により構成される操作手段で、外部制御装置300の動作に必要な各種の設定の入力、及び或いは制御手段302に対する各種動作指示の入力を行う。
【0063】330は、外部制御装置300と周辺機器とを接続するための低速コンピュータインターフェースである。一般的にはシリアル通信を行うRS−232Cや、パラレル通信を行うセントロニクスインターフェース、P1284等が挙げられる。
【0064】<第1実施形態:システムの全体的な動作>上記構成のカメラシステムの全体的な動作について図4〜図11を参照しつつ説明する。なお、図4は、本実施形態に係るカメラシステムの全体的な動作を示すシーケンス図であり、図5〜図11は、本実施形態に係る外部制御装置300の表示画面図である。
【0065】まず撮像装置100と外部制御装置300を接続し、接続の確認を行う(図4のT11)。接続が確認されると、接続状態の初期化を撮像装置100と外部制御装置300のそれぞれで行う(T12)。初期化を行い、接続が確立されると、外部制御装置300は、図5に示すように専用ソフト510を起動する(T13)。
【0066】ソフト510が起動されると、撮像装置100はシリアルナンバ等の自己情報送信する(T14)。外部制御装置300はその信号を受信し、撮像装置100の種類を認識する(T15)。認識が確認されると(T16)、撮像装置100は、撮影中の画像の送信を開始し(T17)、外部制御装置300は、撮像装置100から送信されてくる画像を受信し、図6の501に示すように、表示手段320上に表示する。
【0067】ユーザは、表示手段320上の画像501内で任意の範囲を図7の502に示すように指定する。範囲が指定されると、この指定範囲で良いかどうかの確認のダイアログを、図8の503に示すように表示する。当該指定範囲で良いならば、外部制御装置300は光学拡大率を演算し(T18)、この演算した結果を撮像装置100に送信する(T19)。
【0068】撮像装置100では、外部制御装置300が演算した結果を受信し、この演算結果を受信するまで撮影中の画像を送信し続ける。そして、受信した演算結果を基に光学拡大を行う(T20)。光学拡大を行った後、撮影中画像は図9の504に示すように拡大される。拡大が行われた後、外部制御装置300は撮像装置100に撮影命令を送信する(T21)。
【0069】撮像装置100は、外部制御装置300から撮影命令を受信すると、前記指定範囲内での測距・測光処理を行い、さらに撮影処理を行い(T22)、撮影した画像を外部制御装置300へ送信する(T23)。
【0070】外部制御装置300は、撮像装置100が撮影した画像を受信し、受信した画像を最初に指定された範囲で切り取り、画面の大きさになるように拡大する。その画像は図10の505に示すようになる。そして、図11の506に示すように、外部制御装置300の内部記録媒体に記憶するかどうかを選択するダイアログを表示し、内部記録媒体に記録する場合は記録を行い、記録しない場合は、再び撮像装置100からの画像の受信を始める(T24)。
【0071】<第1実施形態:撮像装置100の動作>次に、図12〜図14のフローチャートを用いて撮像装置100の動作を説明する。
【0072】まず電池交換等の電源投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数等を初期化し(図12のステップS101)、画像表示部28の画像表示をOFF状態に初期設定する(ステップS102)。
【0073】システム制御回路50は、モードダイアル60の設定位置を判断し、モードダイアル60が電源OFFに設定されていたならば(ステップS103)、各表示部の表示を終了状態に変更し、保護手段102のバリアを閉じて撮像部を保護し、フラグや制御変数等を含む必要なパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御手段80により画像表示部28を含む撮像装置100の各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後(ステップS105)、ステップS103に戻る。
【0074】モードダイアル60が撮影モードに設定されていたならば(ステップS103)、ステップS106に進む。モードダイアル60がその他のモードに設定されていたならば(ステップS103)、システム制御回路50は選択されたモードに応じた処理を実行し(ステップS104)、処理を終えたならばステップS103に戻る。
【0075】システム制御回路50は、電源制御手段80により電池等により構成される電源86の残容量や動作状況が撮像装置100の動作に問題があるか否かを判断し(ステップS106)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(ステップS108)、ステップS103に戻る。
【0076】電源86に問題が無いならば(ステップS106)、システム制御回路50は、記録媒体200或いは210の動作状態が撮像装置100の動作、特に記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題があるか否かを判断し(ステップS107)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後に(ステップS108)、ステップS103に戻る。
【0077】記録媒体200或いは210の動作状態に問題が無いならば(ステップS107)、ステップS109に進んで、撮影方法は現在何が選択されているかを判断する。撮影方法が範囲選択モードになっていればステップS111に進む。その他のモードの場合は、その他のモードに応じた撮影方法を行う(ステップS110)。
【0078】ステップS111では、外部制御装置300との接続を確認し、接続されていたら、ステップS113に進む。接続されていなければ外部制御装置300と接続されるまで待機し(ステップS112)、ステップS111に戻る。外部制御装置300との接続が確認されたら接続状態の初期化を行う(ステップS113)。この時、撮像装置100は自分のシリアルナンバ等を外部制御装置300に送信し、自分がどのような製品なのかを外部制御装置300に知らせる。これにより、外部制御装置300は撮像装置100の特性を認識し制御が可能となる。
【0079】撮像装置100は自分の情報を送信した後、外部制御装置300が正しく認識したかどうかの信号を受信する(ステップS114)。正しく認識していない時は警告を行い(ステップS108)、終了する。正しく認識された信号を受信した時は、図13のステップS115に進んで、ホワイトバランスを行うために全画像データを読み込む。そしてホワイトバランスが適正になるまでAWB制御(ステップS117)を繰り返す(ステップS116)。ホワイトバランスが適正になったところでステップS118に進む。この時から、現在撮影している画像を外部制御装置300に送信する(ステップS118)。
【0080】次に、この撮影している画像と、ユーザが選択した任意の範囲情報より外部制御装置300によって演算された光学拡大率情報とを受信する(ステップS119)。受信されていない場合はステップS118に戻る。受信した光学拡大率が正しく拡大できる倍率かどうかを確認する(ステップS120)。正しく光学拡大できない光学拡大情報の場合、光学拡大できない、という情報を外部制御装置300に送信し(ステップS121)、ステップS118に戻る。正しく光学拡大できる光学拡大情報の場合、光学拡大を行う(ステップS122)。
【0081】光学拡大後の撮影画像を外部制御装置300に送信する(ステップS123)。この時、光学拡大動作の終了を確認する(図14のステップS124)。終了していない場合は、光学拡大動作を続ける(ステップS125)。終了していたら、光学拡大終了信号を外部制御装置300に送信する(ステップS126)。外部制御装置300からの撮影命令を受信したら(ステップS127)、ステップS128に進む。受信されない場合は、ステップS124に戻る。
【0082】ステップS128では、AE、AFのために、光学拡大後の画像から選択範囲の画像データを読み込む。そしてまず、露出が適正かを判断し(ステップS129)、適正でない場合には露出が適正になるまで自動露出補正制御を行う(ステップS130)。さらに、フラッシュを行うかどうかの判断を行い(ステップS131)、フラッシュを行う場合はフラッシュ充電を行い(ステップS132)、行わない場合はステップS128に戻る。露出が適正と判断したところでステップS133に進む。
【0083】ステップS133では、測距確認を行い、合焦点を行う。焦点が定まるまで自動合焦点制御を行う(ステップS134)。測距が合焦と判断したところでステップS124に進む。測距・測光処理(ステップS123)が終了したら、撮影処理を行う(ステップS135)。この撮影処理(ステップS135)は、図15を用いて後で詳しく説明する。撮影処理(ステップS135)が終了したら、撮影した画像を外部制御装置300に送信し(ステップS136)、ステップS115に戻る。
【0084】<撮影処理の詳細>図15は、図14のステップS135における撮影処理の詳細を示すフローチャートである。
【0085】まずシステム制御回路50は、撮像素子14の電荷クリア動作を行った後に(ステップS201)、撮像素子14の電荷蓄積を開始した後(ステップS202)、露光制御手段40によって、シャッタ12を開き(ステップS203)、撮像素子14の露光を開始する(ステップS204)。 ここで、フラッシュ・フラグによりフラッシュ48が必要か否かを判断し(ステップS205)、必要な場合はフラッシュを発光させる(ステップS206)。なお、フラッシュ48が使用不可能な場合はステップS207に進む。
【0086】システム制御回路50は、測光データに従って撮像素子14の露光終了を待ち(ステップS207)、露光制御手段40によって、シャッタ12を閉じ(ステップS208)、撮像素子14の露光を終了する。
【0087】設定した電荷蓄積時間が経過したならば(ステップS209)、システム制御回路50は、撮像素子14の電荷蓄積を終了した後(ステップS210)、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、画像処理回路20、及びメモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、メモリ30の所定領域への撮影画像データを書き込む(ステップS211)。
【0088】一連の処理を終えたならば、撮影処理ルーチン(ステップS135)を終了する。
【0089】<第1実施形態:外部制御装置300の動作>図16及び図17は、第1実施形態に係る外部制御装置300の動作を示すフローチャートである。
【0090】まず撮像装置100と接続されているかどうかを確認する(図16のステップS301)。接続されていない場合は撮像装置100と接続されるまで待機し、ステップS301に戻る(ステップS302)。撮像装置100と接続されている場合は、ステップS303に進んで、接続が確認された後、接続状態の初期化を行う。
【0091】初期化終了後、専用ソフト510の起動を行う(ステップS304)。この時、外部制御装置300は、撮像装置100から送信されるシリアルナンバ等の情報を受信し(ステップS305)、撮像装置100の制御方法、特徴などを予め、記録されている情報と照らし合わせ、撮像装置100がどのようなものであるかの認識を行う(ステップS306)。
【0092】この記録されている情報の記録方法としては、(1)専用ソフトインストール時に一緒に記録される、(2)インターネット上の情報をダウンロードしてきてインストールを行うと記録される、(3)最初に撮像装置100を接続した時だけ情報が全て記録される、など様々な方法が考えられるが、本発明は、記録の方法は問わず、外部制御装置300内に撮像装置100の全ての情報が記録されていれば良い。
【0093】記録されている情報内に撮像装置100の情報がない場合は、「認識できない」という情報を撮像装置100に送信する(ステップS307)。予め持っている情報内に撮像装置100の情報があった場合は、「認識できた」という情報を撮像装置100に送信して(ステップS308)、ステップS309に進む。
【0094】ステップS309では、「認識できた」という情報を撮像装置100に送信後、現在撮像装置100が撮影している画像の受信を始める。その受信した画像を、図6に示すように専用ソフト510内の撮影画面表示部分501に表示する(ステップS310)。 ユーザが、撮影画面表示部分501に表示されている受信画像内の任意の範囲502を選択範囲入力装置600により選択すると(ステップS311)、ユーザの選択した範囲が、図8の503に示すようにユーザの希望通りであるのかをユーザに尋ねる(ステップS312)。ユーザの選択した範囲が、ユーザの希望通りでないのなら、ステップS311に戻り、再入力を促す。ユーザの指定した範囲がユーザの希望通りならば、ステップS313に進む。
【0095】外部制御装置300は、ユーザが選択した範囲の始点と終点の座標を、専用ソフト510の撮影画面表示部分501のX―Y座標と照らし合わせ、選択した範囲の面積、撮影画面表示部分501における位置を演算し算出する。その演算結果に基づき、外部制御装置300は、選択範囲の全ての範囲が撮像可能である光学的な最大ズーム倍率に関する光学拡大情報を算出する(ステップS313)。
【0096】そして、算出した光学拡大情報を撮像装置100の特徴に合わせた命令コードに変換して送信する(ステップS314)。命令コードに変換して送信した後、撮像装置100から送信される光学拡大受信状況を確認する(ステップS315)。光学拡大情報が適切でない場合は、拡大できないことをユーザに知らせ(ステップS316)、ステップS309に戻る。
【0097】光学拡大情報が適切であり、光学拡大が行われた情報を受信したら、撮影命令を送信する(ステップS317)。撮影命令を送信した後、図9の504に示すような、撮像装置100が測距・測光処理を施した撮影画像を受信する(ステップS318)。撮像装置100から受信した画像より、選択範囲502を抽出する。そして、図10の505に示すように、元の画像の大きさになるまで拡大する(ステップS319)。
【0098】この選択範囲を抽出し拡大した画像を内部記録媒体に保存するか、ユーザに確認する(ステップS320)。保存する場合は、内部記録媒体に記録し(ステップS321)、ステップS309に戻る。保存しない場合は画像を破棄し、ステップS309に戻る。
【0099】このように本実施形態では、まず撮像装置100が撮影している画像に対する任意の選択域の面積、位置に応じて撮像装置100で光学拡大を行った後、選択域の情報を基に自動露出制御及び自動合焦点制御を行い、それから選択域の抽出、電子拡大することによって画像を生成する。これにより、撮像装置100の姿勢を駆動させる装置を設けることなく、撮影中の画像から任意の範囲の画像を抽出することができる。さらに、ある程度光学拡大された画像から、任意の範囲の画像の切り出し、拡大を行うので、拡大率が小さくて済み、任意の範囲で抽出された画像が、粗くなることを防ぐことができる。また、任意の狭い範囲で自動露出制御及び自動合焦点制御を行うので、自動合焦点及び自動露出補正の精度を上げることができる。
【0100】[第2実施形態]上記第1実施形態では、外部制御装置300側で光学拡大率を演算して撮像装置100に送信するようにしたが、本第2実施形態では、撮像装置100側で光学拡大率を演算するようにした点が異なる。すなわち、本第2実施形態では、上記第1実施形態において、外部制御装置300側でユーザが任意の範囲を選択して、その選択範囲情報を撮像装置100に送信し、撮像装置100が、受信した選択範囲情報に基づいて光学拡大率を演算するようにしたものである。なお、図1〜図3に示した基本構成は、上記第1実施形態と同様である。以下、本実施形態の動作について具体的に説明する。
【0101】<第2実施形態:システムの全体的な動作>本実施形態に係るカメラシステムの全体的な動作について図18と図5〜図11を参照しつつ説明する。
【0102】撮像装置100と外部制御装置300の接続が確立され(図18のT31)、初期化が行われると(T32)、外部制御装置300は、図5に示すように専用ソフト510を起動する(T33)。
【0103】ソフト510が起動されると、撮像装置100は制御方法等の自己データベースを送信する(T34)。外部制御装置300はその信号を受信し、撮像装置100の種類を認識する(T35)。認識が確認されると(T36)、撮像装置100は、撮影中の画像の送信を開始し(T37)、外部制御装置300は、撮像装置100から送信されてくる画像を受信し、図6の501に示すように、表示手段320上に表示する。
【0104】ユーザは、表示手段320上の画像501内で任意の範囲を図7の502に示すように指定する(T38)。範囲が指定されると、この指定範囲で良いかどうかの確認のダイアログを、図8の503に示すように表示する。当該指定範囲で良いならば、外部制御装置300は、選択範囲情報を撮像装置100に送信する(T39)。撮像装置100は、選択範囲情報を受信すると、選択範囲情報に基づき光学拡大率を演算し算出する(T40)。この光学拡大率に基づき撮像装置100は光学拡大を行う(T41)。光学拡大を行った後、撮影中画像は図9の504に示すように拡大される。
【0105】拡大が行われた後、外部制御装置300は撮像装置100に撮影命令を送信する(T42)。撮像装置100は、外部制御装置300から撮影命令を受信すると、前記指定範囲内での測距・測光処理と撮影処理を行い(T43)、撮影した画像を外部制御装置300へ送信する(T44)。
【0106】外部制御装置300は、撮像装置100が撮影した画像を受信し、受信した画像を最初に指定された範囲で切り取り、画面の大きさになるように拡大する。その画像は図10の505に示すようになる。そして、図11の506に示すように、外部制御装置300の内部記録媒体に記憶するかどうかを選択するダイアログを表示し、内部記録媒体に記録する場合は記録を行い、記録しない場合は、再び撮像装置100からの画像の受信を始める(T45)。
【0107】<第2実施形態:撮像装置100の動作>次に、図19及び図20のフローチャートを用いて撮像装置100の動作を説明する。なお、図12及び図13と同じ処理には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0108】上記第1実施形態における図12のステップS101〜ステップS112で説明したものと同様の処理を行い、外部制御装置300との接続が確認されたら、接続状態の初期化を行う(ステップS713)。この時、撮像装置100は、制御用データなど自分の情報をデータベースとして外部制御装置300に送信する。このデータベースの送信タイミングは、本実施形態では初期化時期となっているが、外部制御装置300からの制御命令が送られるまでならば、いつでも良いものとする。また、データベースの送受信要求は、外部制御装置300と撮像装置100のどちらから行っても良い。前記データベースを外部制御装置300が受け取ることにより、外部制御装置300は撮像装置100の特性を認識し、制御が可能となる。
【0109】撮像装置100は自分の情報全てを送信した後、外部制御装置300が正しく認識したかどうかの信号を受信し(ステップS714)、正しく認識していない時は警告を行い(ステップS108)、終了する。
【0110】正しく認識された信号を受信した時は、図20のステップS115に進んで、上記第1実施形態と同様に、ホワイトバランスを行うために全画像データを読み込み、ホワイトバランスが適正になった時に(ステップS116,S117)、現在撮影している画像を外部制御装置300に送信する(ステップS118)。
【0111】次に、外部制御装置300から、撮影中の画面内においてユーザが指定した範囲の始点と終点のX−Y座標情報を受信する(ステップS719)。この情報が受信されていない場合はステップS118に戻る。受信された場合は、受信した任意の範囲の始点と終点座標に基づき演算を行い、選択範囲の全ての範囲が撮像可能である光学的な最大ズーム倍率に関する光学拡大情報を算出する(ステップS720)。
【0112】その後は、上記第1実施形態で説明した図13のステップS120〜ステップS123と同様の処理を行い、さらに図14のステップS124〜ステップS136と同様の処理を行う。
【0113】<第2実施形態:外部制御装置300の動作>次に、図21及び図22のフローチャートを用いて外部制御装置300の動作を説明する。なお、図16及び図17と同じ処理には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0114】上記第1実施形態における図16のステップS301〜ステップS304で説明したものと同様の処理を行い、外部制御装置300との接続、初期化、及び専用ソフトの起動の各処理を行ったら、外部制御装置300は、撮像装置100から送信される、撮像装置100の制御情報などのデータベースを受信し(ステップS805)、撮像装置100がどのようなものであるかの認識を行う(ステップS806)。その後、上記第1実施形態と同様に、正しく認識されない場合は、「認識不可」を示す情報を撮像装置100に送信してユーザに警告を行い(ステップS307)、正しく認識できた場合は、「認識完了」を示す情報を撮像装置100に送信した後(ステップS308)、図16で説明したステップS309〜ステップS312と同様の処理を行い、図22のステップS813に進む。
【0115】ステップS813では、外部制御装置300は、ユーザが選択した範囲の始点と終点の座標を撮影画像内のX−Y座標に換算し、撮像装置100に送信する。その後は、上記第1実施形態で説明した図17のステップS315〜ステップS321と同様の処理を行う。
【0116】本実施形態のような構成であっても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0117】[第3実施形態]本実施形態では、外部制御装置300を使用しない形態であり、図2に示す構成の撮像装置100だけで本発明の特徴的な処理を実現するものである。以下、具体的に第3実施形態の動作を説明する。
【0118】<第3実施形態:撮像装置100の動作>図23〜図25は、本発明の第3実施形態に係る撮像装置100の動作を示すフローチャートである。なお、図12及び図14と同じ処理には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0119】まず上記第1実施形態における図12のステップS101〜ステップS107で説明したものと同様の処理を行い、次のステップS109では、撮影方法の確認を行う。撮影方法が範囲選択モードの場合はステップS911に進み、その他の撮影方法の場合は選択モードに応じた処理を実行する(ステップS910)。
【0120】ステップS911では、現在撮影している画像を画像表示部に表示し、ステップS912に進んで、ホワイトバランスを行うために全画像データを読み込む。ホワイトバランスが適正かどうかを判断し(ステップS913)、適正でないならば、ホワイトバランスが適正になるまでAWB制御(ステップS914)を繰り返し、ホワイトバランスが適正になったところで、図24のステップS915に進む。
【0121】ステップS915では、ユーザは表示画面内で所定の範囲を指定する。指定の方法は、表示画面内で範囲が指定されれば、どのような方法でも良いものとする。次に、指定した範囲で良いかをユーザに確認し(ステップS916)、当該選択範囲でOKならばステップS917に進む。OKではない場合は、ステップS915に戻り、ユーザは範囲選択を行う。
【0122】ステップS917では、ユーザが指定した範囲の始点と終点のX−Y座標情報を撮像装置100が認識し、認識した所定の範囲の始点と終点の座標情報に基づき演算を行い、選択範囲の全ての範囲が撮像可能である光学的な最大ズーム倍率に関する光学拡大情報を算出する。
【0123】そして、算出された光学拡大率が正しく拡大可能な倍率かどうかを確認し(ステップS918)、正しく光学拡大できない光学拡大情報の場合、「光学拡大不可能」といったような警告を表示し(ステップS919)、ステップS912に戻る。正しく光学拡大できる光学拡大情報の場合、光学拡大を行う(ステップS920)。そして、光学拡大動作の終了を確認し(ステップS921)、終了していない場合は、光学拡大動作を続ける(ステップS922)。光学拡大が終了したら、図25のステップS128に進む。
【0124】その後は、上記第1実施形態で説明した図14のステップS128〜ステップS135と同様の処理を行い、図15の撮影処理(ステップS135)が終了したら、「画像を記録媒体に記録するか」を尋ねる(ステップS931)。記録する場合は記憶媒体200又は210に記録を行い(ステップS932)、ステップS912に戻る。記録を行わない場合は拡大した画像を破棄して、ステップS912に戻る。
【0125】本実施形態のような構成であっても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0126】[第4実施形態]上記第1、第2及び第3実施形態の撮像装置では、光学的に拡大されていないときの画像を用いてホワイトバランスを制御し、また選択範囲を光学的に拡大した後に、前記選択範囲内の画像データに基づいて焦点調節動作及び露出制御動作を行うようにしたが、本第4実施形態の撮像装置では、選択範囲を光学的に拡大した後に、撮像素子から逐次読み込まれた画像データを用いて露出制御動作を行い、さらに順次ホワイトバランス制御と焦点調節動作を行うようにしたものである。すなわち、本第4実施形態では、このような処理構成を前提として、前述した第1実施形態の処理構成を組み合わせたものである。なお、図1〜図3に示した基本構成は、上記第1実施形態と同様である。以下、本実施形態の動作について具体的に説明する。
【0127】<第4実施形態:システムの全体的な動作>図26は、本発明の第4実施形態に係るカメラシステムの全体的な動作を示すフローチャートである。
【0128】本実施形態のカメラシステムの全体的な動作は、上記第1実施形態のT11〜T21と同様の処理を行った後、測距及び測光処理を行うが、このとき、第1実施形態のように、ユーザが指定した指定範囲内の画像データに基づいて測距及び測光処理を行うのではなく、撮像素子から逐次読み込まれた画像データを用いて測距及び測光処理を行う(T50)。その後は、第1実施形態のT23,T24と同様の処理を行う。
【0129】<第4実施形態:撮像装置100の動作>図27及び図28は、本発明の第4実施形態に係る撮像装置100の動作を示すフローチャートである。なお、図12、図13及び図14と同じ処理には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0130】上記第1実施形態における図12のステップS101〜ステップS107で説明したものと同様の処理を行う。そして、ステップS107の判断処理において、記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題が無いと判断されたとき、上記第1実施形態では、ステップS109に進んで、撮影方法は現在何が選択されているかを判断するが、本実施形態では、この処理を設けていない。
【0131】本実施形態では、ステップS107の判断処理において、記録媒体に対する画像データの記録再生動作に問題が無いと判断されると、ステップS111へ進んで第1実施形態と同様の、外部制御装置300との接続を確認する処理へ移行する。
【0132】さらに、ステップS112〜ステップS114において上記第1実施形態と同様の処理を行い、そしてこの時点では第1実施形態のようにホワイトバランスのための処理を行わずに、ステップS118〜ステップS127において上記第1実施形態と同様の処理を行う。
【0133】その後は、本実施形態の特徴を成す測距・測光処理(ステップS1000:図29を用いて後述する)を行い、さらに上記第1実施形態と同様に、撮影処理を行い(ステップS135)、撮影した画像を外部制御装置300へ送信する(ステップS136)。
【0134】<第4実施形態:測距・測光処理の詳細>図29は、図28のステップS1000における測距・測光処理の詳細を説明するフローチャートである。
【0135】システム制御回路50は、撮像素子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16を介して画像処理回路20に撮影画像データを逐次読み込む(ステップS1001)。この逐次読み込まれた画像データを用いて、画像処理回路20はTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、及びAF(オートフォーカス)処理のための所定の演算を行っている。
【0136】なお、ここでの各処理は、撮影した全画素数のうちの必要に応じた特定の部分を必要個所だけ切り取って抽出し、演算に用いている。これにより、TTL方式のAE、EF、AWB(ホワイトバランス)、及びAFの各処理において、中央重点モード、平均モード、及び評価モードの各モード等の異なるモード毎に最適な演算を行うことが可能となる。
【0137】画像処理回路20での演算結果を用いて、システム制御回路50は露出(AE)が適正と判断されるまで(ステップS1002)、露光制御手段40を用いてAE制御を行う(ステップS1003)。AE制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50はフラッシュが必要か否かを判断し(ステップS1004)、フラッシュが必要ならばフラッシュフラグをセットし、フラッシュ48を充電する(ステップS1005)。露出(AE)が適正と判断したならば(ステップS1002)、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0138】画像処理回路20での演算結果及びAE制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50はホワイトバランス(AWB)が適正と判断されるまで(ステップS1006)、画像処理回路20を用いて色処理のパラメータを調節してAWB制御を行う(ステップS1007)。ホワイトバランス(AWB)が適正と判断したならば(ステップS1006)、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0139】AE制御及びAWB制御で得られた測定データを用いて、システム制御回路50は測距(AF)が合焦と判断されるまで(ステップS1008)、測距制御手段42を用いてAF制御を行う(ステップS1009)。測距(AF)が合焦と判断したならば(ステップS1008)、測定データ及び或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶し、測距・測光処理ルーチンS123を終了する。
【0140】<第4実施形態:外部制御装置300の動作>本実施形態の外部制御装置300の動作は、上記第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
【0141】このように本実施形態のような構成であっても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0142】[第5実施形態]第5実施形態では、前述の第4実施形態で説明した、選択範囲を光学的に拡大した後に、撮像素子から読み込まれた画像データを用いて露出制御動作を行い、さらにホワイトバランス制御と焦点調節動作を行うように処理する構成を前提として、前述の第2実施形態の処理構成を組み合わせたものである。なお、図1〜図3に示した基本構成は、上記第1実施形態と同様である。以下、本実施形態の動作について具体的に説明する。
【0143】<第5実施形態:システムの全体的な動作>本実施形態のカメラシステムの全体的な動作の説明は、前述した第2実施形態(図18)と同じになる。
【0144】<第5実施形態:撮像装置100の動作>図30及び図31は、本発明の第5実施形態に係る撮像装置100の動作を示すフローチャートである。なお、図19、図20及び図14と同じ処理には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0145】まず上記第2実施形態における図19のステップS101〜ステップS107で説明したものと同様の処理を行い、次いでステップS111〜ステップS114の処理を第2実施形態と同様に行う。なお、第2実施形態では、ステップS107の次にステップS109に進んで、撮影方法は現在何が選択されているかを判断するが、本実施形態では、この処理を設けていない。
【0146】そして、ステップS114の処理後の時点では、第2実施形態のようにホワイトバランスのための処理を行わずに、ステップS118〜ステップS127において上記第2実施形態と同様の処理を行う。
【0147】その後は、上記第4実施形態で説明した図29の測距・測光処理(ステップS1000)を行い、さらに上記第2実施形態と同様に、撮影処理を行い(ステップS135)、撮影した画像を外部制御装置300へ送信する(ステップS136)。
【0148】<第5実施形態:外部制御装置300の動作>本実施形態の外部制御装置300の動作は、上記第2実施形態と同様であるので、説明を省略する。
【0149】このように本実施形態のような構成であっても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0150】[第6実施形態]第6実施形態では、前述の第4実施形態で説明した、選択範囲を光学的に拡大した後に、撮像素子から読み込まれた画像データを用いて露出制御動作を行い、さらにホワイトバランス制御と焦点調節動作を行うように処理する構成を前提として、前述の第3実施形態の処理構成を組み合わせたものである。なお、図1〜図3に示した基本構成は、上記第1実施形態と同様である。以下、本実施形態の動作について具体的に説明する。
【0151】<第6実施形態:撮像装置100の動作>図32及び図33は、本発明の第6実施形態に係る撮像装置100の動作を示すフローチャートである。なお、図23、図24及び図25と同じ処理には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0152】まず、上記第3実施形態における図23のステップS101〜ステップS107で説明したものと同様の処理を行う。次いでステップS911の処理を第3実施形態と同様に行う。なお、第3実施形態では、ステップS107の次にステップS109に進んで、撮影方法は現在何が選択されているかを判断するが、本実施形態では、この処理を設けていない。
【0153】そして、ステップS911の処理直後の時点では、第3実施形態のようにホワイトバランスのための処理を行わずに、ステップS915において上記第3実施形態と同様の処理を行う。さらに、ステップS917〜ステップS922において上記第3実施形態と同様の処理を行う。
【0154】その後は、上記第4実施形態で説明した図29の測距・測光処理(ステップS1000)を行い、さらに上記第3実施形態と同様に、撮影処理を行う(ステップS135)。そして、撮影処理が終了したら、撮影した画像から所定の範囲を抽出し画面サイズになるように拡大を行う(ステップS1100)。
【0155】拡大作業が終了後は、その拡大画像を記録媒体に記録するか尋ねる(ステップS931)。記録する場合は、記憶媒体に記録を行い(ステップS931)、ステップS915に戻る。記録を行わない場合は拡大した画像を破棄して、S915に戻る。
【0156】このように本実施形態のような構成であっても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0157】なお、上述した図12〜図17、図19〜図25、及び図27〜図33のフローチャートに従ったプログラムを、動作主体に対応させて適切に撮像装置100のメモリ52や、外部制御装置300の第2の記憶手段310等に格納し動作することにより、上述の制御方法を実現させることが可能となる。
【0158】本発明は、上述した実施形態の装置に限定されず、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用しても良い。前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、完成されることは言うまでもない。
【0159】この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0160】さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、次のプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0161】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明では、撮像装置の姿勢を駆動させる装置を設けることなく、撮影中の画像から所望の範囲の画像を抽出することができる。
【0162】さらに、光学拡大された画像から、所望の範囲の画像の切り出し、拡大を行うので、拡大率が小さくて済み、所望の範囲で抽出された画像が粗くなることを防ぐことができる。
【0163】また、所望の範囲で露出制御動作及び焦点調節動作を行うことにより、自動合焦点及び自動露出補正の精度を上げることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るカメラシステムの外観を示す図である。
【図2】図1中の撮像装置100の構成を示すブロック図である。
【図3】図1中の外部制御装置300の構成を示すブロック図である。
【図4】第1実施形態に係るカメラシステムの全体的な動作を示すシーケンス図である。
【図5】外部制御装置300の表示画面図である。
【図6】外部制御装置300の表示画面図である。
【図7】外部制御装置300の表示画面図である。
【図8】外部制御装置300の表示画面図である。
【図9】外部制御装置300の表示画面図である。
【図10】外部制御装置300の表示画面図である。
【図11】外部制御装置300の表示画面図である。
【図12】第1実施形態に係る撮像装置100の動作を示すフローチャートである。
【図13】図12の続きのフローチャートである。
【図14】図13の続きのフローチャートである。
【図15】図14のステップS135における撮影処理の詳細を示すフローチャートである。
【図16】第1実施形態に係る外部制御装置300の動作を示すフローチャートである。
【図17】図16の続きのフローチャートである。
【図18】第2実施形態に係るカメラシステムの全体的な動作を示すシーケンス図である。
【図19】第2実施形態に係る撮像装置100の動作を示すフローチャートである。
【図20】図19の続きのフローチャートである。
【図21】第2実施形態に係る外部制御装置300の動作を示すフローチャートである。
【図22】図21の続きのフローチャートである。
【図23】本発明の第3実施形態に係る撮像装置100の動作を示すフローチャートである。
【図24】図23の続きのフローチャートである。
【図25】図24の続きのフローチャートである。
【図26】本発明の第4実施形態に係るカメラシステムの全体的な動作を示すフローチャートである。
【図27】本発明の第4実施形態に係る撮像装置100の動作を示すフローチャートである。
【図28】図27の続きのフローチャートである。
【図29】図28のステップS1000における測距・測光処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図30】本発明の第5実施形態に係る撮像装置100の動作を示すフローチャートである。
【図31】図30の続きのフローチャートである。
【図32】本発明の第6実施形態に係る撮像装置100の動作を示すフローチャートである。
【図33】図32の続きのフローチャートである。
【符号の説明】
12 シャッタ
14 撮像素子
20 画像処理回路
40 露光制御手段
42 測距制御手段
50 システム制御回路
52 メモリ
100 撮像装置
300 外部制御装置
302 制御手段
306 第1の記憶手段
310 第2の記憶手段
320 表示手段
600 選択範囲入力装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】 撮像装置によって撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、前記所望の範囲内の画像データに基づいて、所定の撮像動作を実行する制御手段とを有することを特徴とするカメラシステム。
【請求項2】 前記所定の撮像動作は、焦点調節動作であることを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
【請求項3】 前記所定の撮像動作は、露出制御動作であることを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
【請求項4】 前記制御手段は、光学的に拡大されていないときの画像に基づいて、ホワイトバランスを制御することを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
【請求項5】 前記制御手段は、前記所望の範囲の全ての領域を撮像可能な最大の倍率に制御することを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
【請求項6】 撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、前記所望の範囲内の画像データに基づいて、所定の撮像動作を実行する制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
【請求項7】 前記所定の撮像動作は、焦点調節動作であることを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
【請求項8】 前記所定の撮像動作は、露出制御動作であることを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
【請求項9】 前記制御手段は、光学的に拡大されていないときの画像に基づいて、ホワイトバランスを制御することを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
【請求項10】 前記制御手段は、前記所望の範囲の全ての領域を撮像可能な最大の倍率に制御することを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
【請求項11】 撮像装置によって撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、所定の撮像動作を実行する制御手段とを有することを特徴とするカメラシステム。
【請求項12】 前記所定の撮像動作は、焦点調節動作であることを特徴とする請求項11記載のカメラシステム。
【請求項13】 前記所定の撮像動作は、露出制御動作であることを特徴とする請求項11記載のカメラシステム。
【請求項14】 前記制御手段は、光学的に拡大した後の画像に基づいて、ホワイトバランスを制御することを特徴とする請求項11記載のカメラシステム。
【請求項15】 前記制御手段は、前記所望の範囲の全ての領域を撮像可能な最大の倍率に制御することを特徴とする請求項11記載のカメラシステム。
【請求項16】 撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、所定の撮像動作を実行する制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
【請求項17】 前記所定の撮像動作は、焦点調節動作であることを特徴とする請求項16記載の撮像装置。
【請求項18】 前記所定の撮像動作は、露出制御動作であることを特徴とする請求項16記載の撮像装置。
【請求項19】 前記制御手段は、光学的に拡大した後の画像に基づいて、ホワイトバランスを制御することを特徴とする請求項16記載の撮像装置。
【請求項20】 前記制御手段は、前記所望の範囲の全ての領域を撮像可能な最大の倍率に制御することを特徴とする請求項16記載の撮像装置。
【請求項21】 撮像装置によって撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力行程と、前記入力行程によって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、前記所望の範囲内の画像データに基づいて、所定の撮像動作を実行する制御行程とを実行することを特徴とするカメラシステムの制御方法。
【請求項22】 前記所定の撮像動作は、焦点調節動作であることを特徴とする請求項21記載のカメラシステムの制御方法。
【請求項23】 前記所定の撮像動作は、露出制御動作であることを特徴とする請求項21記載のカメラシステムの制御方法。
【請求項24】 前記制御行程は、光学的に拡大されていないときの画像に基づいて、ホワイトバランスを制御することを特徴とする請求項21記載のカメラシステムの制御方法。
【請求項25】 前記制御行程は、前記所望の範囲の全ての領域を撮像可能な最大の倍率に制御することを特徴とする請求項21記載のカメラシステムの制御方法。
【請求項26】 撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力行程と、前記入力行程によって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、前記所望の範囲内の画像データに基づいて、所定の撮像動作を実行する制御行程とを実行することを特徴とする撮像装置の制御方法。
【請求項27】 前記所定の撮像動作は、焦点調節動作であることを特徴とする請求項26記載の撮像装置の制御方法。
【請求項28】 前記所定の撮像動作は、露出制御動作であることを特徴とする請求項26記載の撮像装置の制御方法。
【請求項29】 前記制御行程は、光学的に拡大されていないときの画像に基づいて、ホワイトバランスを制御することを特徴とする請求項26記載の撮像装置の制御方法。
【請求項30】 前記制御行程は、前記所望の範囲の全ての領域を撮像可能な最大の倍率に制御することを特徴とする請求項26記載の撮像装置の制御方法。
【請求項31】 撮像装置によって撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力行程と、前記入力行程によって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、所定の撮像動作を実行する制御行程とを実行することを特徴とするカメラシステムの制御方法。
【請求項32】 前記所定の撮像動作は、焦点調節動作であることを特徴とする請求項31記載のカメラシステムの制御方法。
【請求項33】 前記所定の撮像動作は、露出制御動作であることを特徴とする請求項31記載のカメラシステムの制御方法。
【請求項34】 前記制御行程は、光学的に拡大した後の画像に基づいて、ホワイトバランスを制御することを特徴とする請求項31記載のカメラシステムの制御方法。
【請求項35】 前記制御行程は、前記所望の範囲の全ての領域を撮像可能な最大の倍率に制御することを特徴とする請求項31記載のカメラシステムの制御方法。
【請求項36】 撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力行程と、前記入力行程によって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、所定の撮像動作を実行する制御行程とを実行することを特徴とする撮像装置の制御方法。
【請求項37】 前記所定の撮像動作は、焦点調節動作であることを特徴とする請求項36記載の撮像装置の制御方法。
【請求項38】 前記所定の撮像動作は、露出制御動作であることを特徴とする請求項36記載の撮像装置の制御方法。
【請求項39】 前記制御行程は、光学的に拡大した後の画像に基づいて、ホワイトバランスを制御することを特徴とする請求項36記載の撮像装置の制御方法。
【請求項40】 前記制御行程は、前記所望の範囲の全ての領域を撮像可能な最大の倍率に制御することを特徴とする請求項36記載の撮像装置の制御方法。
【請求項41】 撮像装置を有するカメラシステムの制御方法を実行するための制御プログラムを提供する媒体であって、前記制御プログラムは、前記撮像装置によって撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップによって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、前記所望の範囲内の画像データに基づいて、所定の撮像動作を実行する制御ステップとを備えたことを特徴とする制御プログラムを提供する媒体。
【請求項42】 前記所定の撮像動作は、焦点調節動作であることを特徴とする請求項41記載の制御プログラムを提供する媒体。
【請求項43】 前記所定の撮像動作は、露出制御動作であることを特徴とする請求項41記載の制御プログラムを提供する媒体。
【請求項44】 前記制御ステップは、光学的に拡大されていないときの画像に基づいて、ホワイトバランスを制御することを特徴とする請求項41記載の制御プログラムを提供する媒体。
【請求項45】 前記制御ステップは、前記所望の範囲の全ての領域を撮像可能な最大の倍率に制御することを特徴とする請求項41記載の制御プログラムを提供する媒体。
【請求項46】 撮像装置の制御方法を実行するための制御プログラムを提供する媒体であって、前記制御プログラムは、撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップによって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、前記所望の範囲内の画像データに基づいて、所定の撮像動作を実行する制御ステップとを備えたことを特徴とする制御プログラムを提供する媒体。
【請求項47】 前記所定の撮像動作は、焦点調節動作であることを特徴とする請求項46記載の制御プログラムを提供する媒体。
【請求項48】 前記所定の撮像動作は、露出制御動作であることを特徴とする請求項46記載の制御プログラムを提供する媒体。
【請求項49】 前記制御ステップは、光学的に拡大されていないときの画像に基づいて、ホワイトバランスを制御することを特徴とする請求項46記載の制御プログラムを提供する媒体。
【請求項50】 前記制御ステップは、前記所望の範囲の全ての領域を撮像可能な最大の倍率に制御することを特徴とする請求項46記載の制御プログラムを提供する媒体。
【請求項51】 撮像装置を有するカメラシステムの制御方法を実行するための制御プログラムを提供する媒体であって、前記制御プログラムは、前記撮像装置によって撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップによって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、所定の撮像動作を実行する制御ステップとを備えたことを特徴とする制御プログラムを提供する媒体。
【請求項52】 前記所定の撮像動作は、焦点調節動作であることを特徴とする請求項51記載の制御プログラムを提供する媒体。
【請求項53】 前記所定の撮像動作は、露出制御動作であることを特徴とする請求項51記載の制御プログラムを提供する媒体。
【請求項54】 前記制御ステップは、光学的に拡大した後の画像に基づいて、ホワイトバランスを制御することを特徴とする請求項51記載の制御プログラムを提供する媒体。
【請求項55】 前記制御ステップは、前記所望の範囲の全ての領域を撮像可能な最大の倍率に制御することを特徴とする請求項51記載の制御プログラムを提供する媒体。
【請求項56】 撮像装置の制御方法を実行するための制御プログラムを提供する媒体であって、前記制御プログラムは、撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップによって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、所定の撮像動作を実行する制御ステップとを備えたことを特徴とする制御プログラムを提供する媒体。
【請求項57】 前記所定の撮像動作は、焦点調節動作であることを特徴とする請求項56記載の制御プログラムを提供する媒体。
【請求項58】 前記所定の撮像動作は、露出制御動作であることを特徴とする請求項56記載の制御プログラムを提供する媒体。
【請求項59】 前記制御ステップは、光学的に拡大した後の画像に基づいて、ホワイトバランスを制御することを特徴とする請求項56記載の制御プログラムを提供する媒体。
【請求項60】 前記制御ステップは、前記所望の範囲の全ての領域を撮像可能な最大の倍率に制御することを特徴とする請求項56記載の制御プログラムを提供する媒体。
【請求項61】 撮像装置を有するカメラシステムの制御方法を実行するための制御プログラムであって、前記撮像装置によって撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップによって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、前記所望の範囲内の画像データに基づいて、所定の撮像動作を実行する制御ステップとを備えたことを特徴とする制御プログラム。
【請求項62】 前記所定の撮像動作は、焦点調節動作であることを特徴とする請求項61記載の制御プログラム。
【請求項63】 前記所定の撮像動作は、露出制御動作であることを特徴とする請求項61記載の制御プログラム。
【請求項64】 前記制御ステップは、光学的に拡大されていないときの画像に基づいて、ホワイトバランスを制御することを特徴とする請求項61記載の制御プログラム。
【請求項65】 前記制御ステップは、前記所望の範囲の全ての領域を撮像可能な最大の倍率に制御することを特徴とする請求項61記載の制御プログラム。
【請求項66】 撮像装置の制御方法を実行するための制御プログラムであって、撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップによって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、前記所望の範囲内の画像データに基づいて、所定の撮像動作を実行する制御ステップとを備えたことを特徴とする制御プログラム。
【請求項67】 前記所定の撮像動作は、焦点調節動作であることを特徴とする請求項66記載の制御プログラム。
【請求項68】 前記所定の撮像動作は、露出制御動作であることを特徴とする請求項66記載の制御プログラム。
【請求項69】 前記制御ステップは、光学的に拡大されていないときの画像に基づいて、ホワイトバランスを制御することを特徴とする請求項66記載の制御プログラム。
【請求項70】 前記制御ステップは、前記所望の範囲の全ての領域を撮像可能な最大の倍率に制御することを特徴とする請求項66記載の制御プログラム。
【請求項71】 撮像装置を有するカメラシステムの制御方法を実行するための制御プログラムであって、前記撮像装置によって撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップによって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、所定の撮像動作を実行する制御ステップとを備えたことを特徴とする制御プログラム。
【請求項72】 前記所定の撮像動作は、焦点調節動作であることを特徴とする請求項71記載の制御プログラム。
【請求項73】 前記所定の撮像動作は、露出制御動作であることを特徴とする請求項71記載の制御プログラム。
【請求項74】 前記制御ステップは、光学的に拡大した後の画像に基づいて、ホワイトバランスを制御することを特徴とする請求項71記載の制御プログラム。
【請求項75】 前記制御ステップは、前記所望の範囲の全ての領域を撮像可能な最大の倍率に制御することを特徴とする請求項71記載の制御プログラム。
【請求項76】 撮像装置の制御方法を実行するための制御プログラムであって、撮像された画像領域のうち、画像データを抽出すべき所望の範囲に関する情報を入力する入力ステップと、前記入力ステップによって入力された情報に基づいて、前記所望の範囲を撮像可能な最大の倍率まで光学的に画像を拡大した後、所定の撮像動作を実行する制御ステップとを備えたことを特徴とする制御プログラム。
【請求項77】 前記所定の撮像動作は、焦点調節動作であることを特徴とする請求項76記載の制御プログラム。
【請求項78】 前記所定の撮像動作は、露出制御動作であることを特徴とする請求項76記載の制御プログラム。
【請求項79】 前記制御ステップは、光学的に拡大した後の画像に基づいて、ホワイトバランスを制御することを特徴とする請求項76記載の制御プログラム。
【請求項80】 前記制御ステップは、前記所望の範囲の全ての領域を撮像可能な最大の倍率に制御することを特徴とする請求項76記載の制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図5】
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【図6】
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【図3】
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【図4】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【公開番号】特開2003−234944(P2003−234944A)
【公開日】平成15年8月22日(2003.8.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2002−29762(P2002−29762)
【出願日】平成14年2月6日(2002.2.6)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】