説明

キーホールを安定化させることのできるノズルを使用するレーザー溶接法

本発明は、溶接ノズル(B)を使用してレーザービーム(A)で溶接する方法であって、前記ノズルは、軸(X−X)を有し、少なくとも1つの上部表面(6)と、下部表面(7)と、周縁壁(5)とを備えたノズル本体(1)と;ノズル本体(1)の上部表面(6)と下部表面(7)との間に延び、前記周縁壁(5)の表面から窪んだ外側チャネル(2)を規定する軸方向キャビティ(2)と;ノズル本体(1)を貫通して上部表面と下部表面(6、7)との間に開けられた複数の内側通路(3)とを具備している方法に関する。本発明のレーザー溶接方法は、溶融金属浴と機械的に相互作用する動力学的ガスジェットを与え、さらに前記浴の流体力学的な流れのより好適な制御、したがってより良好なレーザー溶接効率を可能にする。

【発明の詳細な説明】
【発明の概要】
【0001】
本発明は、レーザービーム溶接において使用されるように設計され、適合され且つ作られたノズル、より単純には「レーザーノズル」と呼ばれるノズルを使用するレーザー溶接方法に関する。前記ノズルは、ノズルがレーザービ−ム溶接方法において使用されたときに、それを通して一方ではレーザービームが他方ではガスが通り抜け、液体金属プールの流体力学をよりよく制御することを可能にする特定の形状を有している。
【0002】
レーザービーム溶接は、様々な材料、例えば、炭素鋼、ステンレス鋼、アルミニウム及び軽合金などを取り付けるために工業的に広く使用されている周知の方法である。
【0003】
概略的に述べると、レーザー溶接方法を実施するために、レーザー源又は発振機がレーザービームを発振させるのに使用され、このレーザービームは光ファイバを介して又は他の光学的手段、例えば鏡、レンズなどを介して、溶接されるべき1つ以上の部品へと運ばれる。このビームのエネルギーは、構成部品を溶融させるのを可能にし、こうして、冷却後に、溶融されるべき部品の間に溶接ビードを得ることを可能にする。
【0004】
溶接ビードの大気不純物による汚染を防ぐため、通常、シールドガスが溶接部を保護するのに使用される。選択されるシールドガスの種類は、特に、溶接されるべき部品を構成する材料の性質に依存するが、ヘリウム、アルゴン、窒素、CO2、酸素、水素(ある程度まで)及びこれらの混合物などのガスが従来使用されている。
【0005】
シールドガス及びレーザービームを送出するために、「レーザーノズル」と一般に呼ばれているノズルが通常使用されている。
【0006】
レーザー溶接機で使用されるレーザーノズルは、従来、円筒形状、円錐形状又はテーパー形状であり、それらの中心部に中央通路が開けられており、レーザービームがこれを通り抜け、シールドガスが溶接部の上方にレーザービームと同軸で供給されるようにこの中に導入される。
【0007】
このタイプのノズルは、シールドガスがレーザービームと溶接しようとする材料との間の相互作用の領域の近くに供給され、それを不活性にすることを可能にする。この領域を不活性にすることは、溶融金属プールを大気による汚染から防ぎながら、レーザービームと材料との間の結合を有効にする。
【0008】
しかしながら、ガス流は通常は層流で遅い。実際のところ、このタイプのノズルにより供給されるガスジェットは、動力学的な力を溶融金属プールに及ぼすものではなく、溶接中に形成する溶融金属プールの流体力学的な流れに影響を及ぼすものではない。
【0009】
これらのタイプの遅い流れは、標準的な使用条件下で、良好な溶接結果をもたらす。しかしながら、これらのタイプの流れを用いる場合、例えば、亜鉛などで被覆された複数の金属板からなり、それらの間に遊びのないスタックの溶接など、レーザー溶接が不可能な多くの溶接構造体が存在する。
【0010】
本発明の目的は、特定の溶接ノズル、即ち、動力学的ガスジェットを発生させることができ且つこれを発生させるように設計されたノズルを用いる改善された溶接方法を提供することにある。前記動力学的ガスジェットは、実際のレーザー溶接中に、溶融金属プールと機械的に相互作用をし、更には、このプールの流体力学的な流れと、それによるレーザービーム溶接方法の効率との好適な制御を可能にする。
【0011】
また、本発明の目的は、場合に応じて、従来の方法よりも好適な溶け込み及び/又は好適な溶接の質、特に優れた冶金学的な質を得ることを可能にする、及び/又は、溶接中に放出された金属蒸気、特に被覆金属板の溶接中の亜鉛蒸気の好適な排気を得ることを可能にする、及び/又は、複数の金属板からなるスタックなどの難しいとされている溶接構造体を溶接させることを可能にするか、若しくは更に幾つかのアセンブリを溶接する場合に溶接速度を高めることを可能にするレーザー溶接方法を提供することにもある。
【0012】
本発明の解決策は、少なくとも1つの上部表面と、下部表面と、周縁壁とを有し、軸(X−X)をもつノズル本体から形成されたレーザービーム溶接ノズルを用いるレーザービーム溶接方法であって、
−ノズル本体の上部表面から下部表面まで延び、前記周縁壁の表面に対して窪んだ外側チャネルを形成するようにノズル本体の周縁壁に設けられた軸方向の切り込みと、
−ノズル本体を貫通して上部表面と下部表面との間に開けられた複数の内側通路と
を備えたノズルが用いられることを特徴とする方法である。
【0013】
実際のところ、このようなレーザー溶接ノズルを使用することは、溶接キャピラリ及び溶融金属プールと機械的に相互作用をして、溶融金属プールを支持するキャピラリの背壁を押し下げることと、前記キャピラリの口を拡げることと、前記プールの流体力学的な流れを変えることとが可能な動力学的ガスジェットを発生させることを可能にする。実際、レーザーノズルを通して供給されるガスジェットは、キャピラリの口を、ビーム径の少なくとも1倍の深さに亘り、このレーザービームの径の少なくとも2倍に拡げる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1a】
【図1b】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【0015】
場合に応じて、本発明の方法は、以下の特徴のうちの1つ以上を含むことがある:
−ノズル本体は、半円錐台の全体形状を有しており、前記ノズル本体の周縁壁は、平坦な周縁表面を備えており、そこに外側チャネルを形成する軸方向の切り込みが設けられている;
−ノズルは、2乃至10個の内側通路、好ましくは3乃至5個の内側通路を有している;
−ノズルの軸方向チャネルは、レーザービームを通すように形成されている;
−ノズルの複数の内側通路は、軸方向チャネルから等距離に開けられている;
−内側通路の径は、0.5mm乃至5mm、好ましくは1.5乃至2.5mmである;
−ノズルの内側通路は、ノズルの軸(X−X)に向けられている;
−ノズルの内側通路の勾配は、水平面に対して、10°乃至80°、好ましくは30°乃至60°、より好ましくは40°乃至50°である;
−ノズルの内側通路の長さは、5mm乃至200mm、好ましくは20乃至100mm、より好ましくは30乃至50mmであり、内側通路の長さは、各内側通路がノズル本体の上部表面と下部表面との間を横切った距離である;
−ノズル本体の上部表面は、ノズルを支持体に、特にレーザー装置に固定するための固定デバイスを有している;
−ノズルは、レーザービーム溶接機に固定されている;
−ノズルの軸方向チャネルにレーザービームが通され、ノズルの内側通路にガス又はガス混合物が通される;
−ヘリウム、アルゴン、窒素、二酸化炭素、酸素、精製した空気及びこれらガスの混合物から選択されるガスが使用される;
−複数の金属板からなるスタックが溶接される;
−複数の被覆金属板が溶接される;
−複数の亜鉛被覆金属板が溶接される;
−レーザービームは、CO2レーザー、Nd:YAGレーザー、ダイオードレーザー又はイッテルビウムドープファイバレーザータイプのレーザービーム発振機によって発振される。
【0016】
例として挙げた以下の説明を添付の図面を参照しながら考慮することでより良く理解されるように、本発明はレーザーノズルに関するものであり、その本体1は、「セミアキシャル」デザインであって、レーザービームのための軸方向チャネル2と前記軸方向チャネル2から等距離にある複数のガス注入通路3とを有している。前記ガス通路3を通して供給される様々なガスジェットの衝突点は、レーザービームとの相互作用の領域の付近に向けられている。
【0017】
換言すると、本発明の方法において使用されるレーザーノズルは、上部表面6と、下部表面7と、前記上部表面6から下部表面7まで延びた略テーパー状の周縁壁5とを有した、軸X−Xをもつノズル本体1から形成されている。
【0018】
図1a及び1bに示すように、軸方向の切り込み2は、ノズル本体1の上部表面6と下部表面7との間に延びている。この切り込みは、ノズル本体1の周縁壁5に設けられており、有利には、この壁5の直径壁4を形成する平坦な部分に設けられている。この切り込み2は、その全長に亘って、外側に開いたチャネル、即ち、ノズル本体1の周縁壁5の平坦な直径表面4に対して窪むように位置しており、その内部がその全長に亘って周囲大気と連通しているチャネルを形成している。
【0019】
切り込み2は、レーザービームが上部表面から下部表面に延びる方向でそれを横切るように、寸法が決められ且つ適合されている。
【0020】
ガスを運ぶための複数の内側通路3は、ノズル本体1の上部表面6と下部表面7との間に開けられている。
【0021】
内部通路3は、ノズルのX−X軸に向けられてもよい。
【0022】
これら通路3を通して供給されるガスジェットは、動圧力を溶融金属プールと蒸気のキャピラリ又はキーホールとに及ぼすことによって、レーザー溶接方法を制御することを可能にする。
【0023】
本発明に係る方法において使用されるノズルの1つの実施形態を、図1に示す。このノズルは「セミアキシャル」である、即ち、それは、円周の半分のみに亘って概してテーパー状の形状を有し、且つ、その直径の領域に配置された直径壁4とも呼ばれる平坦な壁4を有している。
【0024】
好ましくは、ガス注入通路3は、軸方向通路2の周りの半円環に沿って対称に位置している。オリフィスの径は、0.5mm乃至5mm、好ましくは1.5mm乃至2.5mmである。注入通路3の数は、1個乃至10個、好ましくは3個乃至5個である。
【0025】
注入通路3の勾配は、ノズルのX−X軸に垂直な水平面に対して、10°乃至80°、好ましくは40°乃至50°である。注入通路3の長さは、5mm乃至200mm、好ましくは30乃至50mmである。
【0026】
ノズル本体1の上部表面6は、ノズルを支持体に、特にレーザー装置に固定させるための固定デバイス8を有している。固定デバイス8は、例えば、ノズル本体1の上部表面6に載っているねじ部品又はリングでもよく、これは、レーザービームをレーザー発振機からノズルへと運ぶ光路の末端に接続、例えばねじ留めされることが可能である。
【0027】
図2に示すように、「セミアキシャル」ノズルBは、レーザービームAの直近に位置しており、一方で溶接されるべき金属板Cの上方に、1mm乃至40mm、好ましくは5mm乃至10mmの高さDを以って位置している。
【0028】
ノズルBは、2通りの方法で、レーザービームAに関して中心に置かれるであろう。即ち:
−径が1mm未満の孔をもつ予め穿孔されたプレートを使用し、前記孔の中に(一般にはHe/Neタイプの)位置確認レーザービームを、パワーレーザービームに完全にアライメントさせて位置決めさせる(グラフ1a)。
【0029】
−(一般にはタングステン製の)リジッドチップを使用し、これをガス注入チャネル内に滑り込ませる。その後、レーザービームをこのリジッドチップの末端に位置決めさせる。
【0030】
一般に、ガス通路3は、線状溶接方法の間、レーザービームAの移動軸に関して対称に配置される。
【0031】
にもかかわらず、レーザー溶接方法が僅かな方向変換(非線状溶接軌道)を必要とすることがわかっている場合でも、ノズルBをその軌道に垂直となるように再度位置決めする必要はない。セミアキシャルノズルBの多くの注入通路3は、非対称な移動にもかかわらず溶接方法を安定化させる。これは、図3に概略的に示されており、これは5つの注入通路3(図3a)、3つの注入チャネル3(図3b)、および2つの注入チャネル(図3c)をもつ幾つかのノズルBを上から見た図である。ベクトルV1は、レーザービームAの速度に対応しており、ベクトルV2は、ノズルBのそれに対応している。ノズルBは、変化を溶接軌跡の方向にする、即ちベクトルV1及びV2の間の角度の値を、約±1°乃至±40°、好ましくは±5°乃至±20°にすることを可能にする。
【0032】
通路3から噴出されるガスジェットは、ノズルBが溶融プールの上方に位置している状態で、キャピラリの前面に向けて方向付けられ得る(図3a及び3b)が、このジェットは、溶融金属プールの直上にあるキャピラリの背壁に向けられてもよい(図3c)。
【0033】
レーザー溶接のために通常使用される全てのガス、例えば、ヘリウム、アルゴン、窒素、二酸化炭素、酸素、精製した空気及びこれらガスの考えられる全ての混合物が、このノズルBと共に用いられ得る。
【0034】
オリフィスの各々に注入されるガス流は、互いと独立して、1l/分から50l/分の間、好ましくは10から25ml/分の間で変化し得る。
【0035】
ガスジェットの軸は、一般的にノズルBの注入チャネル3の軸によって特徴付けられる。ジェットの軸と入射レーザービームAの軸との交点は、好ましくは、溶接されるべき金属板の表面に作られる。一般に、この配置は良好に作動するが、それは用途及びキャピラリに対する又は溶融金属プールに対する所望の動力学的効果に応じて変更されてもよい。
【0036】
このようにして、ノズルからのガスジェットのいくつかを金属板の表面で合わせ、他のジェットを金属板の表面の下にある溶接キャピラリのより低い高さに合わせることができる。この技術は、中でも、優れた金属蒸気の排気を可能にしつつ、ビードの溶け込みを向上させ、その質を高めることを可能にする(図4参照)。
【0037】
ガス通路3の向きは、所望される結果に応じて選択される。
【0038】
例えば、それらの向きを賢明に選択することによって、溶融金属プールをキャピラリの前面から遠くに押し下げて、キャピラリの口を移動に対して長さ方向に引き伸ばすことができる。これは、レーザー溶接方法によって生じる金属蒸気の、キャピラリの外側へのより良好な排気を可能にする。これは、溶接部の冶金学的な質を高め、溶接速度を僅かに高める(〜10%だけ)。このようにして、新規なレーザー溶接配置、例えば、金属シート間に遊びのないスタックの形態で位置している被覆(亜鉛その他)金属板のレーザー溶接が、このタイプのノズルによって達成できるようになる。実際のところ、キャピラリの口の引き伸ばしは、はじめはスタックされた金属板の界面に局在していた亜鉛蒸気の良好な排気を可能にする(図5参照)。
【0039】
また、比較的大きな動力学的な力を直接及ぼすことも可能である。これはその後、対流的な熱交換における変更及び溶接における等温線を生じさせる。これは、溶け込みの僅かな減少を伴ってビードを広げることを可能にする。
【0040】
また、複数のジェットの1つが、金属板の表面の数ミリメートル下、金属板の厚さに応じて典型的には1mm乃至3mm下にあるキャピラリの前面に直接ぶつかり、一方で他のジェットが垂直に方向付けられて、キャピラリ及びビードの溶け込みに関与することもある(図6参照)。
【0041】
通路3の向きは、互いに異なる向きの複数のチャネルを有する複数のノズルを機械加工し、これらのレーザー溶接ノズルを試験することによって、経験的に選択してもよい。
【0042】
各々の内側通路3の径は、各々の通路の全長に亘って同様でもよいし、変化してもよい。例えば、上部表面6に設けられた各々の通路3の入口のオリフィスの径は、ノズルの下部表面7に設けられた出口の径よりも大きくてもよい。
【0043】
同様に、通路3又はそれらの入口若しくは出口のオリフィスは、互いに同じでもよいし異なっていてよい。即ち、例えば通路3の径は他の通路3の径よりも大きくてもよい。
【0044】
ノズル本体は好ましくは中実であり、金属又は金属合金、好ましくは銅又は真鍮の合金から形成されている。
【0045】
非限定的な例として、ノズルは、高さが2乃至30cmであり、例えばその平坦な直径表面4で測定した最大径が1乃至15cmでもよい。
【0046】
本発明の方法において使用されるノズルは、様々な構造体、特に金属板及び様々な材料からなるスタック、特に亜鉛被覆金属板からなるスタックの溶接のために使用され得る。したがって、これは自動車製造の分野における使用に特に適している。
【0047】
本発明の方法は、レーザー溶接ノズルを自動溶接機に搭載することによって実施され得る。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの上部表面と、下部表面と、周縁壁とを備え、軸をもつノズル本体から形成された、レーザービームによって溶接するためのノズルを用いるレーザー溶接方法であって、
−前記ノズル本体の前記上部表面と下部表面との間に延び、前記周縁壁の表面に対して窪んだ外側チャネルを形成するようにノズル本体の周縁壁に設けられた軸方向の切り込みと、
−ノズル本体を貫通して前記上部表面及び前記下部表面の間に開けられた複数の内側通路と
を備えたノズルを用いることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記ノズル本体は半円錐台の全体形状を有し、前記ノズル本体の前記周縁壁は平坦な周縁表面を有し、そこに外側チャネルを形成する前記軸方向の切り込みが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ノズルは、2乃至10個の内側通路、好ましくは3乃至5個の内側通路を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記ノズルの前記軸方向チャネルは、レーザービームを通すように形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記ノズルの前記複数の内側通路は、前記軸方向チャネルから等距離に開けられ、及び/又は前記内側通路の径は0.5mm乃至5mm、好ましくは1.5乃至2.5mmであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記ノズルの前記内側通路は前記ノズルの前記軸の方向に向けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記ノズルの前記内側通路の勾配は水平面に対して10°乃至80°、好ましくは30°乃至60°であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の方法。
【請求項8】
前記ノズルの前記内側通路の長さは5mm乃至200mm、好ましくは20乃至100mmであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
レーザービームが前記ノズルの前記軸方向チャネルに通され、ガス又はガス混合物が前記ノズルの前記内側通路に通されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
ヘリウム、アルゴン、窒素、二酸化炭素、酸素、精製した空気及びこれらのガスの混合物から選択されるガスが使用されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の溶接方法。
【請求項11】
複数の金属板からなる、特に亜鉛被覆板からなるスタックを溶接することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の溶接方法。

【図1a】
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【図1b】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2011−509186(P2011−509186A)
【公表日】平成23年3月24日(2011.3.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−541812(P2010−541812)
【出願日】平成20年12月16日(2008.12.16)
【国際出願番号】PCT/FR2008/052318
【国際公開番号】WO2009/087325
【国際公開日】平成21年7月16日(2009.7.16)
【出願人】(591036572)レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード (438)
【Fターム(参考)】