説明

コネクタ構造

【課題】作業車両に対して仕様の異なる充電用ケーブルが誤って接続されるのを防止できるコネクタ構造を提供すること。
【解決手段】バッテリを搭載した電動式の作業車両に充電用ケーブルを接続するためのコネクタ構造は、接地用のグランドピン414を有する第1コネクタ41と、グランドピン414が挿入されるグランドピン挿入孔を有し、第1コネクタ41に接続される第2コネクタとを備え、グランドピン414は、作業車両の電源コントローラの仕様に応じて異なった本数が第1コネクタ41に設けられ、グランドピン挿入孔は、第1コネクタ41と第2コネクタとが接続された状態で、グランドピン414に対応する位置に設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタ構造に係り、具体的には、バッテリを搭載した電動式の作業車両に充電用ケーブルを接続するためのコネクタ構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、バッテリフォークリフト等の電動式の作業車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような電動式の作業車両は、車体内部にバッテリを搭載し、このバッテリから駆動源である電動モータ等に電力を供給する。このため、作業車両の使用に先立ち、工場等の電源からバッテリへの充電作業を行う必要がある。
【0003】
バッテリへの充電方法の1つとして、充電用ケーブルを作業車両に接続する、いわゆるプラグインタイプのものが存在する。プラグインタイプの充電方法を採用する作業車両の場合、車体に充電用コンセントが設けられている。充電用コンセントは、車体に設けられた電源コントローラ等を介してバッテリに接続されており、電源コントローラが、バッテリの充放電を制御する。一方、充電用ケーブルは、充電用プラグを備えている。充電用コンセントと充電用プラグとは、それぞれ対応した形状のコネクタ構造を有しており、工場等の電源につないだ充電用ケーブルを作業車両の充電用コンセントに接続することで、バッテリへの充電が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−292488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、作業車両における電源コントローラの仕様は、作業車両のメーカーや機種により異なることがある。このため、充電用ケーブルは、電源コントローラの仕様に応じて用意されており、この仕様に合わせて充電用ケーブルが使い分けられる。
【0006】
しかしながら、従来の充電用コンセントおよび充電用プラグは、メーカーや機種にかかわらず、ほぼ同じ太さの充電端子ピンを一直線上に並べて配置したコネクタ構造を有しているのが一般的である。このため、ある作業車両に対して、電源コントローラの仕様が異なる別の作業車両の充電用ケーブルが接続し得る状況にある。
【0007】
本発明の目的は、作業車両に対して仕様の異なる充電用ケーブルが誤って接続されるのを防止できるコネクタ構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、バッテリを搭載した電動式の作業車両に充電用ケーブルを接続するためのコネクタ構造であって、接地用のグランドピンを有する第1コネクタと、前記グランドピンが挿入されるグランドピン挿入孔を有し、前記第1コネクタに接続される第2コネクタとを備え、前記グランドピンは、前記作業車両の電源コントローラの仕様に応じて異なった本数が前記第1コネクタに設けられ、前記グランドピン挿入孔は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとが接続された状態で、前記グランドピンに対応する位置に設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明のコネクタ構造によれば、第1コネクタのグランドピンは、作業車両の電源コントローラの仕様に応じて異なった本数が設けられ、第2コネクタのグランドピン挿入孔は、第1コネクタと第2コネクタとが接続された状態で、グランドピンに対応する位置に設けられている。このため、充電端子ピン挿入孔が一直線上に配置された従来のような第2コネクタを本発明の第1コネクタに差し込もうとしても、グランドピンの位置とグランドピン挿入孔との位置とが対応していないため、第2コネクタが、第1コネクタのグランドピンと干渉してしまう。つまり、従来のようなコネクタ構造を有する第2コネクタは、第1コネクタと接続することができない。このため、本発明のコネクタ構造を有する第1および第2コネクタを、作業車両の電源コントローラの仕様に応じて採用することで、仕様の異なる充電用ケーブルの誤接続を防止することができる。従って、バッテリの充電効率の低下や機器類の損傷を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1実施形態に係るフォークリフトを示す斜視図。
【図2】前記第1実施形態に係る充電用コンセントに充電用プラグを接続した状態を一部断面して示す正面図。
【図3】前記第1実施形態に係る充電用コンセントに充電用プラグを接続した状態を示す側面図。
【図4】前記第1実施形態に係る充電用コンセントを充電用プラグとの接続側から見た正面図。
【図5】前記第1実施形態に係る充電用プラグを充電用コンセントとの接続側から見た正面図。
【図6】本発明の第2実施形態に係る充電用コンセントにを充電用プラグとの接続側から見た正面図。
【図7】前記第2実施形態に係る充電用プラグを充電用コンセントとの接続側から見た正面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
〔1〕第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
〔1−1〕フォークリフトの概略構成
図1は、本実施形態に係る作業車両としてのフォークリフト10を示す斜視図である。図1に示すように、フォークリフト10は、車体11の前後にそれぞれ左右の前輪12および後輪13を備えた3輪型であり、バッテリからの電気エネルギで駆動されるバッテリフォークリフトである。ただし、本発明のフォークリフトとしては、後輪13を2つ備えた4輪型であってもよい。
【0012】
車体11の前側には、荷役用の作業機14が設けられている。作業機14は、鉛直に立設されたマスト15と、マスト15に沿って昇降するフォーク爪16と、フォーク爪16を昇降駆動するリフトシリンダ17と、車体11に対して作業機14全体を所定角度範囲で前後に傾斜させるチルトシリンダ18とを備えている。
【0013】
車体11には、オペレータが着座するための運転席19が設けられている。運転席19の上方は、車体11上に取り付けられたヘッドガード20で覆われている。運転席19は下方のフードパネル21に一体に設けられている。フードパネル21は上下に開閉自在に設けられ、フードパネル21の下方には、必要な容量を得るために複数のバッテリを接続したバッテリとしてのバッテリユニット30が収容されている。なお、バッテリユニット30は、車体11のやはり開閉自在な側面パネルを開閉することで、車体11に対して水平方向にスライドさせることが可能であり、容易に着脱できるようになっている。
【0014】
また、車体11の後側には、図示しない電源コントローラやキャパシタ等が収容されている。電源コントローラは、バッテリユニット30からの電気エネルギを前輪12駆動用の電動モータや作業機14用の電動モータに供給するとともに、バッテリユニット30の充放電を制御している。このため、バッテリユニット30におけるバッテリの数や、入力された交流電流を直流に変換するコンバータ等を変更する場合には、電源コントローラ側の仕様も変更する必要がある。バッテリユニット30は、運転席19の前部に設けられた第1コネクタとしての充電用コンセント41に、電源コントローラの充電器部分を介して接続されている。一方、充電用ケーブル50には、第2コネクタとしての充電用プラグ51が設けられており、充電用コンセント41と充電用プラグ51とは、それぞれ対応した形状のコネクタ構造を有している。そして、工場等の電源に接続された充電用ケーブル50を充電用コンセント41に接続することで、バッテリユニット30の充電が行われる。
【0015】
〔1−2〕充電用コンセントおよび充電用プラグの構成
以下、図2から図5に基づき、バッテリユニット30に充電を行うための充電用コンセント41および充電用プラグ51の構成について詳説する。
充電用コンセント41および充電用プラグ51は、バッテリユニット30の充電に際して、充電用ケーブル50を車体11に接続するためのコネクタであり、充電用コンセント41および充電用プラグ51が接続された状態が、図2および図3に示されている。
【0016】
このうちの充電用コンセント41は、図2および図4に示すように、コンセントカバー411、ベース412、充電端子ピン413、およびグランドピン414を備えている。
コンセントカバー411には、長方形状のプラグ差込口411Aが形成され、このプラグ差込口411Aに充電用プラグ51が差し込まれる。コンセントカバー411の内部には、断面長方形状のベース412が、ねじ415により固定されており、ベース412には、充電端子ピン413およびグランドピン414が、それぞれ平行となるように支持されている。
【0017】
充電端子ピン413は、三相交流用に3本設けられている。充電端子ピン413は、プラグ差込口411Aの長手方向に沿って並んで配置され、このうちの中央の充電端子ピン413は、両端の充電端子ピン413を横切る平面S1からオフセットした位置に設けられている。このような充電端子ピン413の一端側は、ベース412からプラグ差込口411Aの軸方向に沿って突出し、プラグ差込口411A内に露出した状態となっている。また、充電端子ピン413の他端側は、やはりベース412から突出しており、この突出部分が、車体11側の充電用ケーブルを介して、電源コントローラに接続されている。
【0018】
グランドピン414は、グランドレベルを確保するために設けられ、電源コントローラとグランドラインを共有している。このグランドピン414は、充電端子ピン413の周囲に2本ずつ設けられ、各グランドピン414は、プラグ差込口411Aの中心部分に対して互いに対向する位置に配置されている。そして、グランドピン414の一端側は、充電端子ピン413と同様に、プラグ差込口411Aの軸方向に沿ってベース412から突出し、プラグ差込口411A内に露出した状態となっている。また、充電端子ピン413の他端側は、ベース412から突出しており、この突出部分が、車体11側の充電用ケーブルを介して、電源コントローラに接続されている。
【0019】
一方、充電用プラグ51は、図2および図5に示すように、プラグカバー511、ベース512、およびピン受け金具513,514を備えている。
プラグカバー511は、一端側に外部形状がコンセントカバー411のプラグ差込口411Aに対応した形状の差込部511Aを有し、他端側にケーブル挿通部511Bを有している。そして、プラグカバー511内部の差込部511A側には、ベース512が、ねじ515により固定されている。
【0020】
ベース512には、充電用プラグ51が充電用コンセント41に接続された際に、充電端子ピン413に対応する位置に充電端子ピン挿入孔512Aが形成されている。また、ベース512には、同様にグランドピン414に対応する位置にグランドピン挿入孔512Bが形成されている。そして、充電端子ピン挿入孔512Aにはピン受け金具513が、グランドピン挿入孔512B内にはピン受け金具514が、それぞれ嵌り合った状態でベース512に固定されている。ピン受け金具513,514は、軸方向の一端側が各ピン413,414を保持可能なように円筒状に形成され、他端側は、充電用ケーブル50内のコードに接続されている。
【0021】
以上のような構成の充電用コンセント41および充電用プラグ51は、充電用プラグ51を充電用コンセント41に差し込むことで、充電端子ピン413が充電端子ピン挿入孔512A内のピン受け金具513と嵌り合い、グランドピン414がグランドピン挿入孔512B内のピン受け金具514と嵌り合う。これにより、工場等の電源とバッテリユニット30とが充電用ケーブル50を介して電気的に接続され、バッテリユニット30が充電される。
【0022】
ここで、図4に示すように、中央の充電端子ピン413は、両端の充電端子ピン413を横切る平面S1からオフセットした位置に設けられ、これに合わせて、図5に示すように、中央の充電端子ピン挿入孔512Aも、両端の充電端子ピン挿入孔512Aを横切る平面S2からオフセットした位置に設けられている。このため、従来のように、充電端子ピン挿入孔が一直線上に配置された充電用プラグを本発明の充電用コンセント41に差し込もうとしても、充電端子ピン413の位置と充電端子ピン挿入孔との位置とが対応していないため、充電用プラグ51の差込部511A側に固定されているベース512が、充電端子ピン413と干渉してしまう。
【0023】
このため、従来のようなコネクタ構造を有する充電用プラグ51は、充電用コンセント41に差し込むことができない。従って、本発明のコネクタ構造を有する充電用コンセント41および充電用プラグ51を、フォークリフト10の電源コントローラの仕様に応じて採用することで、仕様の異なるフォークリフト10に対して、従来のような充電用ケーブル50の誤接続を防止することができる。また、反対に、本発明の充電用プラグ51を有する充電用ケーブル50を、別のフォークリフト10に設けられた従来のような充電用コンセントに誤接続することを防止することができる。
【0024】
〔2〕第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分等については、同一符号を付してその説明を省略する。
前述の第1実施形態では、グランドピン414およびグランドピン挿入孔512Bは、それぞれ2つずつ設けられていた。
これに対し、第2実施形態に係る充電用コンセント41および充電用プラグ51は、図6および図7に示すように、それぞれ1つずつ設けられている点が相違する。
【0025】
すなわち、図6に示すように、グランドピン414は、両端の充電端子ピン413を横切る平面S1から、中央の充電端子ピン413と同じ側にオフセットした位置に1つだけ設けられている。また、グランドピン挿入孔512Bは、図7に示すように、両端の充電端子ピン挿入孔512Aを横切る平面S2から、中央の充電端子ピン挿入孔512Aと同じ側にオフセットした位置に1つだけ設けられている。
【0026】
このような構成の充電用コンセント41および充電用プラグ51を用いた場合でも、第1実施形態の場合と同様に、仕様の異なる充電用ケーブル50の誤接続を防止することができる。
【0027】
また、本実施形態の充電用プラグ51は、第1実施形態の充電用プラグ51に比べてグランドピン挿入孔512Bの数が少ないため、第1実施形態の充電用コンセント41に接続しようとしても、グランドピン414が充電用プラグ51のベース512に干渉してしまい接続することができない。このため、例えば、第1実施形態の充電用コンセント41および充電用プラグ51を、急速充電用の充電用ケーブル50の接続用に用い、本実施形態の充電用コンセント41および充電用プラグ51を、急速充電用のものに比べ許容電流値が低い通常の充電用ケーブル50の接続用に用いれば、誤接続による過電流の発生を防止することができる。従って、フォークリフト10の電源コントローラの仕様と異なる充電用ケーブル50が誤って接続されるのを防止することができるので、充電用ケーブル50の誤接続による機器類の損傷を防ぐことができる。
【0028】
なお、この場合には、急速充電用の充電用ケーブル50は、許容電流値が低い通常の充電用ケーブル50に対応した充電用コンセント41に接続できるが、急速充電用の充電用ケーブル50は、通常の充電用ケーブル50に比べ許容電流値が高いため、充電用コンセント41に接続した場合でも、過電流による機器類の損傷が生じることはない。
【0029】
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記各実施形態では、中央の充電端子ピン413は、両端の充電端子ピン413を横切る平面S1からオフセットした位置に設けられ、中央の充電端子ピン挿入孔512Aは、両端の充電端子ピン挿入孔512Aを横切る平面S2からオフセットした位置に設けられていたがこれに限られない。例えば、一端側の充電端子ピン413と中央の充電端子ピン413とをプラグ差込口411Aの長手方向に沿って設け、他端側の充電端子ピン413を、一端側の充電端子ピン413および中央の充電端子ピン413を横切る平面からオフセットさせて設けるとともに、充電端子ピン挿入孔512Aを充電端子ピン413に対応する位置に形成してもよい。
【0030】
また、充電端子ピン413および充電端子ピン挿入孔512Aを横切る平面S1,S2からのオフセット量を、フォークリフト10の電源コントローラの仕様に応じて異なった設定としてもよい。このようにすれば、充電用コンセント41および充電用プラグ51のコネクタ構造を、複数の種類に設定できる。これによれば、フォークリフト10の電源コントローラの仕様別に充電用コンセント41および充電用プラグ51を細かく設定することができるため、充電用ケーブル50の誤接続をより効果的に防止することができる。
【0031】
前記各実施形態では、充電端子ピン413および充電端子ピン挿入孔512Aは、それぞれ3つずつ設けられていたがこれに限られず、それ以上設けられてもよい。また、この場合は、充電端子ピン413および充電端子ピン挿入孔512Aは、両端の充電端子ピン413または両端の充電端子ピン挿入孔512Aを横切る平面S1,S2から全て同方向にオフセットして設けられてもよく、または、幾つかの充電端子ピン413および充電端子ピン挿入孔512Aが、平面S1,S2から反対方向に設けられてもよい。
【0032】
前記各実施形態では、前記各実施形態では、中央の充電端子ピン413は、両端の充電端子ピン413を横切る平面S1からオフセットした位置に設けられ、中央の充電端子ピン挿入孔512Aは、両端の両端の充電端子ピン挿入孔512Aを横切る平面S2からオフセットした位置に設けられていたがこれに限られず、従来のように、充電端子ピン413および充電端子ピン挿入孔512Aが一直線上に設けられてもよい。この場合でも、第1実施形態の構造のコネクタに第2実施形態のコネクタを接続しようとしても、グランドピン414が充電用プラグ51のベース512に干渉することにかわりはないため、前述した本願発明の効果を奏することができる。
【0033】
前記第1実施形態では、グランドピン414およびグランドピン挿入孔512Bは、それぞれ2つずつ設けられていたがこれに限られず、それ以上設けられてもよい。このようにすれば、コネクタ構造をグランドピン414およびグランドピン挿入孔512Bの数だけ設定することができるので、電源コントローラの仕様と異なる充電用ケーブル50の誤接続をより効果的に防止することができる。
【0034】
前記第1実施形態では、グランドピン414およびグランドピン挿入孔512Bは、プラグ差込口411Aの中心部分に対して対向する位置に、それぞれ2つずつ設けられていたがこれに限られない。例えば、グランドピン414およびグランドピン挿入孔512Bは、1つの充電端子ピン413または充電端子ピン挿入孔512A側に偏って配置されてもよく、両端の充電端子ピン413間または両端の充電端子ピン挿入孔512Aを横切る平面S1,S2に沿って配置されてもよい。
【0035】
前記第2実施形態では、グランドピン414は、両端の充電端子ピン413を横切る平面S1から、中央の充電端子ピン413と同じ側にオフセットした位置に設けられ、グランドピン挿入孔512Bは、両端の充電端子ピン挿入孔512Aを横切る平面S2から、中央の充電端子ピン挿入孔512Aと同じ側にオフセットした位置に設けられていたがこれに限られない。例えば、グランドピン414およびグランドピン挿入孔512Bとも、平面S1,S2から、中央の充電端子ピン挿入孔512Aまたは中央の充電端子ピン挿入孔512Aとは反対側にオフセットした位置に設けられてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明は、バッテリフォークリフトに利用できる他、電動式の他の作業車両にも利用することができる。
【符号の説明】
【0037】
10…フォークリフト、30…バッテリユニット(バッテリ)、41…充電用コンセント(第1コネクタ)、50…充電用ケーブル、51…充電用プラグ(第2コネクタ)、413…充電端子ピン、414…グランドピン、512A…充電端子ピン挿入孔、512B…グランドピン挿入孔。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリを搭載した電動式の作業車両に充電用ケーブルを接続するためのコネクタ構造であって、
接地用のグランドピンを有する第1コネクタと、
前記グランドピンが挿入されるグランドピン挿入孔を有し、前記第1コネクタに接続される第2コネクタとを備え、
前記グランドピンは、前記作業車両の電源コントローラの仕様に応じて異なった本数が前記第1コネクタに設けられ、
前記グランドピン挿入孔は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとが接続された状態で、前記グランドピンに対応する位置に設けられている
ことを特徴とするコネクタ構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−260695(P2010−260695A)
【公開日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−113328(P2009−113328)
【出願日】平成21年5月8日(2009.5.8)
【出願人】(000184643)コマツユーティリティ株式会社 (106)
【Fターム(参考)】