説明

サーチ可能なデータ伝送ストリーム暗号化を提供するためのシステムおよび方法

不正アクセスから視聴コンテンツを保護するパケット化伝送ストリームと、その製造および使用方法。各伝送ストリームは、フレームヘッダとフレームペイロードを有する複数のコンテンツフレームを含む。各フレームヘッダはコンテンツフレームを処理するための情報を含み、フレームペイロードは不正アクセスからの保護が望ましい選択された視聴コンテンツを含む。フレームペイロードのみを暗号化することにより、ヘッダは暗号化されないままで、表示のために暗号化されたフレームペイロードを作製するのに適用することができる。それにより、視聴コンテンツは暗号化フォーマットで記憶することができ、視聴コンテンツが表示のために必要とされるときオンザフライで復号化することができる。未暗号化フレームヘッダと暗号化フレームペイロードの組み合わせは好都合に、視聴コンテンツの表示を阻害せずに、視聴コンテンツが無許可の使用、複製および配布から保護される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概してデータ暗号化、特に、限定的ではないが、旅客車両内に設置された車両情報システムを介して暗号化に続く復号化、および表示するための、視聴コンテンツの伝送ストリームの暗号化に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車や航空機などの旅客車両は、娯楽や旅行中のその他の情報コンテンツに対する乗客の要求を満たすために、乗客娯楽システムなどの車両情報システムを提供することが多い。
【0003】
従来の車両情報システムは、視聴コンテンツを乗客に表示するコンテンツ表示システムを含む。これらの車両情報システムは通常、視聴コンテンツを記憶する1つ以上のメディアサーバ、ならびにオーバーヘッド機内ディスプレイシステムおよび/またはシートバックディスプレイシステムなどの映像表示システム、視聴コンテンツを提供するためのオーバーヘッドスピーカシステムおよび/または個々のヘッドフォンなどの音声提供システムを含む。視聴コンテンツは、様々なソースから得られる音声および映像コンテンツを含むことができる。映画や音楽などの予め記録された視聴コンテンツは、車両内に設置される音声および映像プレーヤなどの内部コンテンツソースから提供することができる。従来の車両情報システムは同様に、車両から離れた1つ以上のコンテンツプロバイダ(またはソース)から送信される生のテレビ番組などの視聴コンテンツを受信するアンテナシステムを含むことができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コンテンツプロバイダは、不正アクセスから視聴コンテンツを保護するために様々なセキュリティ技術を採用することが多い。視聴コンテンツがMoving Picture Experts Group(MPEG)伝送ストリーム映像コンテンツを含む場合、たとえば、コンテンツプロバイダは通常、視聴コンテンツを保護するために、従来のファイルベースの暗号化技術を使用する。しかし、このような暗号化技術は、多くの欠点を抱える。たとえば、コンテンツプロバイダは現在、視聴コンテンツをメディアサーバおよび/または車両情報システムと関連付けられる携帯メディアデバイスによって、常時暗号化フォーマットで記憶しておかなければならない。したがって、車両情報システムは、視聴コンテンツを表示可能とするために、暗号化視聴コンテンツに関して解読および/または復号化などの追加処理を行わなければならない。この追加処理は通常、視聴コンテンツの暗号ブロックサイズに制限を課す。
【0005】
それにより、視聴コンテンツの表示は悪影響を受けている。早送り、巻戻し、およびサーチ動作中、たとえば、解読/復号化システムは、暗号化視聴コンテンツファイル内の未知の位置に進んでから、その位置で始まる暗号化視聴コンテンツの解読/復号化を始めなければならない。それにより、視聴コンテンツの視覚表示は激しく揺れたり、さもなければ中断したりする可能性がある。さらに、メディアのローディングやその他の準備プロセスの間でさえ視聴コンテンツの暗号化を必要とすることによって、コンテンツプロバイダは、早送りおよび巻戻し動作中に視聴コンテンツの滑らかな表示の確保を助けるようインデックスまたは関連付けられたファイルを作製するために、視聴コンテンツが予め走査されるのを防止する。
【0006】
上記に鑑み、従来のファイルベースの暗号化技術の上述の障害および欠陥を克服する、視聴コンテンツなどのデータを暗号化するための改良システムが求められている。
【0007】
なお、図面は一律の縮尺に従わずに描かれており、図全体を通じて図示のため、構造および機能の類似する構成要素には通常同一の参照符号が付されている。また、図面は単に本発明の好適な実施形態の説明を簡易化することを目的としている。図面は本発明のあらゆる側面を示しているのではなく、本発明の範囲を限定しない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
現在利用可能な暗号化技術は、視聴コンテンツに特定の暗号ブロックサイズ限定を課しており、暗号化視聴コンテンツの表示を損なうものであるため、保護された視聴コンテンツの滑らかな表示を可能にしつつ視聴コンテンツを保護する視聴コンテンツ変換システムが、望ましいことは立証されており、また、それは自動車、航空機、およびその他の種類の旅客車両に設置される車両情報システムなどの幅広いデータ暗号化の用途の基盤を提供することができる。この結果は、入ってくる視聴コンテンツ200を、図1に示されるように不正アクセスから少なくとも部分的に保護される変換視聴コンテンツ300に変換するための視聴コンテンツ変換システム100によって、本明細書に開示される一実施形態に従い達成することができる。
【0009】
図1を参照すると、コンテンツ変換システム100は、選択された視聴コンテンツ210を含む入力視聴コンテンツ200を受信するように示されている。選択されたコンテンツ210は、不正アクセスからの保護が望ましい視聴コンテンツ200の所定部分を有することができる。コンテンツ変換システム100は図1に示されるように、受信した視聴コンテンツ200を変換視聴コンテンツ300に変換する。具体的には、コンテンツ変換システム100は、保護コンテンツ310を有する変換視聴コンテンツ300を提供することができる。不正アクセスから保護されて、保護視聴コンテンツ310は、コンテンツ変換システム100によって変換されるように選択されたコンテンツ210を備える。コンテンツ変換システム100は、選択されたコンテンツ210を従来の方法で変換することによって、保護コンテンツ310を提供することができる。たとえば、コンテンツ変換システム100は従来の暗号化技術を選択されたコンテンツ210に適用して、保護コンテンツ310を提供することができる。
【0010】
選択されたコンテンツ210を含まない視聴コンテンツ200は、視聴コンテンツ200の残余コンテンツ220(図2に示される)と称することができる。言い換えれば、残余コンテンツ220は、視聴コンテンツ200の未選択部分を有することができる。残余部分220は、たとえば、視聴コンテンツ200を処理するための情報などの補足データ(図示せず)を含むことができる。残余部分220は好ましくは、視聴コンテンツ200の滑らかな表示を確実に助けるように、表示データ(図示せず)を含む。要望に応じて、残余コンテンツ220は保護されないままでもよく、保護コンテンツ310と結びつけて変換視聴コンテンツ300を提供することができる。それにより、変換視聴コンテンツ300は、無許可の使用、複製、および/または配布から部分的に保護することができる、および/または、たとえ傍受またはそれ以外の方法で盗まれたとしても、変換視聴コンテンツ300は容易には使用可能とならない。
【0011】
視聴コンテンツ200は、相互係属米国特許出願である、2004年2月4日に提出された出願番号第10/772、565年の「ファイルをダウンロードするシステムおよび方法」、2005年6月15日に提出された出願番号第11/154、749年の「旅行中に視聴コンテンツを表示する携帯メディアデバイスおよび方法」、2005年11月7日に提出される出願番号第11/269、378号の「海外旅行中に携帯プラットフォーム上で放送コンテンツを受信するシステムおよび方法」に記載されるように、記憶された(または時間遅延された)視聴コンテンツおよび/または生の(またはリアルタイムの)視聴コンテンツなどの、従来の種類の可聴および/または可視の視聴コンテンツを含むことができる。上記の出願は、本願の譲受人に譲渡されており、各開示はここに参照により全文が組み込まれる。
【0012】
要望に応じて、視聴コンテンツ200は、本願の譲受人に譲渡されており、その開示はここに参照により全文が組み込まれる米国特許番号第6、661、353号の「双方向フライトマップ情報を表示する方法」に記載される方法で地理情報を含むことができる。もしくは、および/または、生の衛星テレビ番組および/または生の衛星ラジオ番組などの娯楽コンテンツに加えて、視聴コンテンツ200は同様に、インターネット420へのリアルタイムアクセスなどの双方向通信(に示される図9B)、および/または本願の譲受人に譲渡されており、本願の開示が参照によりここに全文が組み込まれる米国特許番号第5、568、484号の「商用航空機および他の乗物で使用される遠距離通信システムおよび方法」に記載されるような遠距離通信を含むことができる。図示され、本明細書に記載される代表的な視聴コンテンツ200は包括的ではなく、限定ではなく説明のために本明細書で提示されていることを理解されたい。
【0013】
図2は、複数のコンテンツフレーム(またはパケット)240を備える従来のフレーム(またはパケット)シーケンス230として視聴コンテンツ200を示す。コンテンツフレーム240は、典型的な伝送ストリームのコンテンツデータの基本単位である。図2に示されるように、代表的なフレームシーケンス230は所定数のコンテンツフレーム240A−Nを含む事ができ、コンテンツフレーム240はフレームシーケンス230に従い表示することができる。コンテンツフレーム240A−Nは、たとえば、再生および早送り動作中に、フレームシーケンス230の順方向232に進ませることができる。コンテンツフレーム240A−Nのフレームシーケンス230は同様に、巻戻し動作中に、順方向232の反対の逆方向234で表示させることができる。要望に応じて、フレームシーケンス230の順方向232および逆方向234は、サーチ動作中に、コンテンツフレーム240A−Nに適用することができる。
【0014】
代表的なコンテンツフレーム240Jに示されるように、各コンテンツフレーム240は、フレーム(またはパケット)ヘッダ250を含むことができる。フレームヘッダ250は、従来のフレーム(またはパケット)ヘッダとして提供することができる。コンテンツフレーム240の最初に与えられるように示されるフレームヘッダ250は通常、記憶され、および/またはコンテンツフレーム240とともに送信され、コンテンツフレーム240の処理情報などの補足データを含むことができる。フレームヘッダ250は好ましくは残余コンテンツ220とともに提供され、図1を参照して上述されたように保護されないままにしておくことができる。残余コンテンツ220は、要望に応じて、コンテンツフレーム240毎に、フレームサイズおよび/またはフレームフォーマットなどの他のデータおよび/または情報を含むことができる。
【0015】
各コンテンツフレーム240は同様に、1つ以上のコンテンツフィールド260を有することができる。図2に示されるように、代表的なコンテンツフレーム240Jは、少なくとも1つの映像コンテンツフィールド260Vおよび/または少なくとも1つの音声コンテンツフィールド260Aを含む事ができ、選択されたコンテンツ210は、1つ以上のコンテンツフィールド260を含むことができる。各映像コンテンツフィールド260Vは、映像コンテンツ212を記憶および/または提供するための従来のコンテンツフィールドを備える。一方、音声コンテンツ214、216は、従来の音声コンテンツフィールド260Aによって記憶および/または提供され得る。代表的なコンテンツフレーム240Jのコンテンツフィールド260Vに記憶される映像コンテンツ212は可視の画像情報を備えるが、映像コンテンツ212は完全な画像を含んでいてもよいし含んでいなくてもよい。たとえば、視聴コンテンツ200を提供するために適用されるコンテンツフォーマットおよび/または暗号化スキームに応じて、代表的なコンテンツフレーム240Jの映像コンテンツ212は、フレームシーケンス230中の代表的なコンテンツフレーム240Jに先立つ、および/または続く1つ以上のコンテンツフレーム240に依存してもよい。
【0016】
選択された映像コンテンツフィールド260Vの映像コンテンツ212は、少なくとも1つの別の映像コンテンツフィールド260Vの映像コンテンツ212と同期させることができる。それにより、複数の画像を従来の方法で同時に表示させることができる。たとえば、複数の画像を、本願の譲受人に譲渡されており、その開示が参照によりここに全文が組み込まれる相互係属米国特許出願である、2006年4月19日に提出された出願番号第11/379、360号の「高品質映像を表示するシステムおよび方法」に記載される方法で、ピクチャ・イン・ピクチャ(PiP)フォーマットおよび/またはピクチャ・アウトサイド・ピクチャ(PoP)フォーマットで表示することができる。要望に応じて、1つ以上の他の映像コンテンツフィールド260Vは同様に、選択された映像コンテンツフィールド260Vの映像コンテンツ212とともに表示するために、クローズド−キャプション方式のコンテンツおよび/またはサブタイトルコンテンツなどのテキストコンテンツを含むことができる。
【0017】
同様に、各映像コンテンツフィールド260Vの映像コンテンツ212は好ましくは、同時再生のために、少なくとも1つの音声コンテンツフィールド260Aの音声コンテンツ214、216と同期させられる。それにより、音声コンテンツ214、216は、従来の映像コンテンツ212用のサウンドトラックを備えることができる。たとえば、一対の選択された音声コンテンツフィールド260Aの音声コンテンツ214、216は一緒に再生して、映像コンテンツ212のステレオサウンドトラックを提供することができる。映像コンテンツ212用のサウンドトラックは同様に、複数の選択された音声コンテンツフィールド260Aを介して、複数の異なる言語および/または異なる方言で提供することができる。これにより、映像コンテンツ212は、適切な音声コンテンツ214、216を有する1つ以上の音声コンテンツフィールド260Aを選択することによって、適切な言語および/または方言でサウンドトラックとともに同時に表示することができる。映像コンテンツ212用の楽譜は、要望に応じて、選択された音声コンテンツフィールド260Aから音声コンテンツ214、216として記憶および/または送信することができる。
【0018】
もしくは、および/または、さらに、視聴コンテンツ200のコンテンツフレーム240は、1つ以上の雑コンテンツフィールド(図示せず)を含むことができる。代表的な雑コンテンツフィールドは、クローズド−キャプション方式のデータフィールド、個人データフィールド、および/または固有データフィールドを含むことができる。上述したように、各雑コンテンツフィールドは、映像コンテンツ212および/または音声コンテンツ214、216と同期させることができる。雑コンテンツフィールドは同様に、要望に応じて、選択されたコンテンツ210および/または残余コンテンツ220とともに含めることができる。
【0019】
上記相互係属米国特許出願である、2004年2月4日に提出された出願番号第10/772、565号の「ファイルをダウンロードするシステムおよび方法」と、2005年6月15日に提出された出願番号第11/154、749号の「旅行中に視聴コンテンツを表示するための携帯メディアデバイスおよび方法」に記載されるように、視聴コンテンツ200は、従来の方法で、提供、記憶、および/または送信することができる。たとえば、視聴コンテンツ200は、任意の種類のストリーム視聴コンテンツおよび/または視聴コンテンツファイルを含むことができる。視聴コンテンツ200は同様に、従来のアナログおよび/またはデジタルフォーマットで提供することができる。視聴コンテンツ200の映像コンテンツ212のための図解フォーマットは、音声映像インターリーブ(AVI)フォーマット、Joint Photographic Experts Group(JPEG)フォーマット、および/またはMoving Picture Experts Group(MPEG)フォーマットを含むことができる。一方、ウェーブフォーム(WAV)フォーマットおよび/またはMPEG音声レイヤ3(MP3)フォーマットは、音声コンテンツ214、216のための代表的なフォーマットを含む。視聴コンテンツ200は任意の非圧縮フォーマットで提供することができるが、視聴コンテンツ200は同様に圧縮フォーマットで提供して、データの記憶および/または送信を簡易化することができる。滑らかな表示を確保する手助けとして、視聴コンテンツ200は好ましくは、送信および/または表示中にバッファリングされる。
【0020】
視聴コンテンツ変換システム100(図1に示される)によって変換される視聴コンテンツ200を含む変換視聴コンテンツ300は同様に、視聴コンテンツ200(図2に示される)を参照して上述したように、従来形式の可聴および/または可視視聴コンテンツを含むことができる。したがって、図3Aに示されるように、たとえば、変換視聴コンテンツ300は上述したように、従来のフレーム(またはパケット)シーケンス330として提供することができる。フレームシーケンス330は、複数の変換コンテンツフレーム(またはパケット)340を含むように示されている。代表的なフレームシーケンス330は所定数の変換コンテンツフレーム340A−Mを含む事ができ、変換コンテンツフレーム340は、上述したように、順方向332および/または順方向332の反対の逆方向334にフレームシーケンス330に従い提供することができる。
【0021】
各変換コンテンツフレーム340は、代表的な変換コンテンツフレーム340Kに示されるように、フレーム(またはパケット)ヘッダ350を含むことができる。基準フレームヘッダ250(図2に示される)を参照して上述したように提供される、フレームヘッダ350は通常、コンテンツフレーム340とともに記憶および/または送信され、コンテンツフレーム340の処理のための情報などの補足データを含むことができる。フレームヘッダ350は好ましくは、未保護コンテンツ320を備える。未保護コンテンツ320は、図1を参照して上述したように、保護されない変換コンテンツフレーム340に記憶されるコンテンツであり、要望に応じて、コンテンツフレーム340毎にフレームサイズおよび/またはフレームフォーマットなどの他のデータおよび/または情報を含むことができる。従来のフレーム(またはパケット)ヘッダとして提供されるフレームヘッダ350は、視聴コンテンツ200に関してフレームヘッダ250(図2に示される)を備える、および/またはフレームヘッダ250と異なることができ、コンテンツフレーム340の最初に与えられるものとして示されている。
【0022】
各コンテンツフレーム340は、フレームヘッダ250を参照して上述したように、1つ以上の変換コンテンツフィールド360を有することができる。図3Aに示されるように、代表的なコンテンツフレーム340Kは、少なくとも1つの変換映像コンテンツフィールド360Vおよび/または少なくとも1つの変換音声コンテンツフィールド360Aを含むことができる。各映像コンテンツフィールド360Vは、映像コンテンツ312を記憶および/または提供するための従来のコンテンツフィールドを備える。一方、音声コンテンツ314、316は、それぞれの従来の音声コンテンツフィールド360Aに記憶および/または提供することができる。たとえば、選択された映像コンテンツフィールド360V内の変換映像コンテンツ312は、視聴コンテンツ変換システム100(図1に示される)によって変換されるように、選択された映像コンテンツフィールド260Vからの映像コンテンツ212(図2に示される)を含むことができる。視聴コンテンツ変換システム100は同様に、選択された音声コンテンツフィールド260Aからの音声コンテンツ214、216(図2に示される)を変換して、選択された音声コンテンツフィールド360A内の変換音声コンテンツ314、316を提供することができる。要望に応じて、1つ以上の追加映像コンテンツフィールド360Vおよび/または音声コンテンツフィールド360Aは、コンテンツフレーム340のコンテンツフィールド360に追加する、および/またはともに含めることができる。
【0023】
変換コンテンツフレーム340毎に、選択されたコンテンツフィールド360内の変換コンテンツ312、314、316は、少なくとも1つのコンテンツフレーム240(図2に示される)からの1つ以上の選択されたコンテンツフィールド260からのコンテンツ212、214、206と関連付けることができる。各コンテンツフレーム240からの選択されたコンテンツフィールド260からのコンテンツ212、214、206は同様に、少なくとも1つの変換コンテンツフレーム340の1つ以上の選択されたコンテンツフィールド360内の変換コンテンツ312、314、316と関連付けることができる。たとえば、代表的なコンテンツフレーム340Kのコンテンツフィールド360Vに記憶される変換映像コンテンツ312は可視画像情報を備えるが、映像コンテンツ312は完全な画像を含んでいても含んでいなくてもよい。たとえば、変換視聴コンテンツ300を提供するのに適用されるコンテンツフォーマットおよび/または暗号化スキームに応じて、代表的なコンテンツフレーム340Kの映像コンテンツ312は、フレームシーケンス330の代表的なコンテンツフレーム340Kに先立つ、および/または続く1つ以上のコンテンツフレーム340に依存することができる。
【0024】
コンテンツフレーム340の1つ以上の変換コンテンツフィールド360は、保護コンテンツ310を備えることができる。映像コンテンツ212(図2に示される)を参照して先に詳述したような方法で、選択された映像コンテンツフィールド360Vの映像コンテンツ312は、少なくとも1つの他の映像コンテンツフィールド360Vの映像コンテンツ312と同期させることができ、好ましくは、同時再生のために、少なくとも1つの音声コンテンツフィールド360Aの音声コンテンツ314、316と同期させられる。もしくは、および/またはさらに、変換視聴コンテンツ300のコンテンツフレーム340は1つ以上の雑コンテンツフィールド(図示せず)を含むことができる。代表的な雑コンテンツフィールドは、クローズド−キャプション方式のデータフィールド、個人データフィールド、および/または固有データフィールドを含むことができる。上述したように、各雑コンテンツフィールドは、映像コンテンツ312および/または音声コンテンツ314、316と同期させることができる。雑コンテンツフィールドは同様に、要望に応じて、保護コンテンツ310および/または未保護コンテンツ320とともに含めることができる。
【0025】
上述した方法で、変換視聴コンテンツ300は、従来の方法で提供、記憶、および/または送信することができる。たとえば、変換視聴コンテンツ300は、任意の種類のストリーム視聴コンテンツおよび/または視聴コンテンツファイルを含むことができる。変換視聴コンテンツ300は同様に、任意の従来のアナログおよび/またはデジタルフォーマットで提供することができる。変換視聴コンテンツ300は任意の非圧縮フォーマットで提供することができるが、変換視聴コンテンツ300は同様に圧縮フォーマットで提供して、データの記憶および/または送信を簡易化することができる。滑らかな表示の確保の手助けとして、変換視聴コンテンツ300は好ましくは、送信および/または表示中にバッファリングされる。
【0026】
説明のためだけに、変換視聴コンテンツ300は、Moving Picture Experts Group(MPEG)フォーマットで従来の伝送ストリーム370を含むものとして図3Bに示される。代表的なMoving Picture Experts Groupフォーマットは、国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)規格13818−1に規定されるように、Moving Picture Experts Group1(MPEG−1)フォーマットおよび/またはMoving Picture Experts Group2(MPEG−2)フォーマットを含むことができる。図2のフレームシーケンス230を参照して先に詳述したように、変換視聴コンテンツ300は、所定のフレームシーケンス330に従い、順方向332および/または逆方向334で提供可能な複数のコンテンツフレーム(またはパケット)340を含むことができる。フレームシーケンス330に従い表示される際、変換視聴コンテンツ300は伝送ストリーム370として提供することができる。
【0027】
要望に応じて、変換視聴コンテンツ300が記憶システム114(図5に示される)などの記憶システムに記憶される場合、変換視聴コンテンツ300は同様に、Moving Picture Experts Group4(MPEG−4)フォーマットで暗号化映像コンテンツとして提供することができる。視聴コンテンツ変換システム100(図1に示される)は、未暗号化フォーマットで記憶可能なメディアを除き、視聴コンテンツを一定ビットレートメディアに変更することによって、送信用の変換視聴コンテンツ300を作製することができる。伝送ストリーム200は好ましくは下位互換性のために、Moving Picture Experts Group(MPEG)フォーマットで提供されるが、たとえば、映像コンテンツがインターネットプロトコル(IP)で送信されるとき、Moving Picture Experts Group(MPEG)伝送ストリームは必要とされないと認識される。要望に応じて、変換視聴コンテンツ300は、リアルタイム・トランスポート・プロトコル(RTP)でMPEG−1および/またはMPEG−2エレメンタリストリーム372として送信することができる。
【0028】
伝送ストリーム370は、映像コンテンツ312の少なくとも1つのエレメンタリストリーム372および/または音声コンテンツ314、316の少なくとも1つのエレメンタリストリーム372などの1つ以上の(パケット化)エレメンタリストリーム372(図6に示される)から形成することができる。言い換えれば、映像コンテンツ312のエレメンタリストリーム372はエレメンタリ映像ストリーム372V(図6に示される)として称することができ、一方、エレメンタリ音声ストリーム372A(図6に示される)は音声コンテンツ314、316のエレメンタリストリーム372を含むことができる。MPEG規格は、映像コンテンツ312および/または音声コンテンツ314、316のエレメンタリストリームのシンタックスを規定する。たとえば、エレメンタリ映像ストリーム372Vとエレメンタリ音声ストリーム372Aは、上述したように多重化され、同期させることができ、映像コンテンツ312および/または音声コンテンツ314、316は要望に応じて暗号化することができる。これにより、エレメンタリ映像ストリーム372Vとエレメンタリ音声ストリーム372Aとを結合して伝送ストリーム370を形成することができる。
【0029】
従来の伝送ストリーム370がMoving Picture Experts Group(MPEG)フォーマットで提供されるとき、映像コンテンツ312は複数の異なる種類のコンテンツフレーム340で暗号化することができる。図3Bに示されるように、たとえば、コンテンツフレーム340は、イントラ符号化画像フレーム(またはI−フレーム)340II、予測符号化フレーム(またはP−フレーム)340PP、および/または、双方向予測符号化フレーム(またはB−フレーム)340BBなどの従来の種類のコンテンツフレーム340を含むことができる。I−フレーム340IIは通常、他の先行するおよび/または後に続くコンテンツフレーム340を参照せずに単独の画像として符号化される独立コンテンツフレーム340を含む。I−フレーム340IIは単独画像として符号化されるため、I−フレーム340IIはほとんどの情報を含み、最大のフレームサイズを有する。
【0030】
対照的に、従来のP−フレーム340PPは、選択されたI−フレーム340IIおよび/または別のP−フレーム340PPなどの最も近い先行基準フレームに関連して符号化される。同様に、B−フレーム340BBは他のコンテンツフレーム340に依存し、先行する基準フレームおよび/または後に続く基準フレームに関連して符号化することができる。P−フレーム340PPを参照して説明したように、B−フレーム340BB毎に、先行する基準フレームおよび後に続く基準フレームは、選択されたI−フレーム340IIおよび/または別のP−フレーム340PPであってもよい。説明のためのみに図3Bを参照して、I−フレーム340II、P−フレーム340PP、およびB−フレーム340BBの典型的な配置を備えるように図示され記載されているが、伝送ストリーム370は、所定数の異なる種類のコンテンツフレーム340の任意の適切な配置を備えることができる。伝送ストリーム370は、たとえば、早送りおよび/または早巻戻し動作を簡易化するために、イントラフレーム符号化DC−符号化画像フレーム(またはD−フレーム)(図示せず)を含むことができる。
【0031】
伝送ストリーム370用の代表的なコンテンツフレーム340を、図4A〜Cを用いて図示し説明する。各コンテンツフレーム340は、従来の伝送ストリーム370がMoving Picture Experts Group(MPEG)フォーマットで提供される場合、通常約188バイトである予め選択されたフレーム長を有することができる。図4Aを参照すると、たとえば、コンテンツフレーム340は、フレームヘッダ350とフレームペイロード380を含むものとして示されている。フレームヘッダ350は図3Aを参照して上述したように提供することができ、フレームペイロード380はコンテンツフレーム340においてフレームヘッダ350に続き、残りのバイトのコンテンツフレーム340を含む。図3Aのコンテンツフレーム340の代表的なシーケンス330を参照して先に詳述したように、フレームペイロード380の少なくとも1部は、保護コンテンツ310であると指定することができ、一方、フレームヘッダ350は好ましくは、未保護コンテンツ320を提供され、保護されないままである。
【0032】
コンテンツフレーム340のフレームヘッダ350は、従来のMoving Picture Experts Group(MPEG)フレームヘッダを有し、任意の適切な数のビットフィールド(図示せず)を含むことができる。各コンテンツフレーム340は、所定数の情報ビットを有するヘッダ長を有し、ヘッダ長は好ましくは、伝送ストリーム370を形成するコンテンツフレーム340の間で略一定である。代表的なビットフィールドは、パケット識別子(PID)フィールド、転送スクランブル制御フィールド、ペイロードユニット開始インジケータフィールド、転送プライオリティフィールド、適合フィールド制御フィールド、同期フィールド、転送エラーインジケータフィールド、および/または継続カウンタフィールドを含むことができる。代表的なビットフィールドは、本発明を網羅するものではなく、そして限定の目的でなく、説明のためだけに本明細書で提示されている。
【0033】
パケット識別子フィールドは通常、たとえば、フレームペイロード380と関連付けられるコンテンツの種類を示す。保護コンテンツ310のみがたとえば暗号化を介して保護されているため、パケット識別子フィールドは、メディアが保護されているかどうかを示す。転送スクランブル制御フィールドはフレームペイロード380のスクランブルモードを示すために適用することができ、一方、ペイロードユニット開始インジケータフィールドは、パケット化エレメンタリストリーム(PES)ヘッダ382(図4BおよびCに示される)を有するフレームペイロード380に適用される1フィールドである。ペイロードユニット開始インジケータフィールドが設定されるとき、転送プライオリティフィールドは、関連付けられたフレームペイロード380がパケット化エレメンタリストリームヘッダ382の最初のバイトで始まるかどうかを示す。
【0034】
好都合なことに、ビットフィールドを使用することは、視聴コンテンツ変換システム100(図1に示される)は、保護コンテンツ310を解読せずに伝送ストリーム370(図3Bに示される)のI−フレーム340II(図3Bに示される)を抽出することを可能とする。たとえば、エレメンタリストリームパケットは通常伝送ストリームパケットよりもずっと大きいため、ペイロードユニット開始インジケータフィールドなどの最初の選択されたビットフィールドは、関連付けられたコンテンツフレーム340がパケット化エレメンタリストリームヘッダ382を含むかどうかを示すために適用することができる、および/または、転送プライオリティフィールドなどの第2の選択されたビットフィールドは、関連付けられたコンテンツフレーム340がI−フレーム340II、B−フレーム340BB(図3Bに示される)、および/またはP−フレーム340PP(に示される図3B)であるかどうかを示すために適用することができる。転送プライオリティフィールドが1ビットのビットフィールドを備える場合、転送プライオリティフィールドは、コンテンツフレーム340がI−フレーム340IIであることを示すため、高論理レベルのような第1の所定値(または「1」)に設定し、コンテンツフレーム340がB−フレーム340BBまたはP−フレーム340PPであることを示すため、低論理レベルのような第2の所定値(または「0」)に設定することができる。
【0035】
コンテンツフレーム340がパケットタイミング情報を提供するための従来の適合フィールド390(図4Cに示される)をさらに含むことができる場合、適合フィールド制御フィールドは、コンテンツフレーム340がフレームペイロード380および/または適合フィールド390を備えるかどうかを示すために適用することができる。フレーム長とヘッダ長は通常、コンテンツフレーム340の間で一定であるため、フレームペイロード380および適合フィールド390を提供する各コンテンツフレーム340内に残る総ビット数は同様に略一定である。したがって、フレームペイロード380を記憶するために使用可能なビット数は、適合フィールド390のために確保されるビット数が増えるほど減少する。適合フィールド390は好ましくは、未保護コンテンツ320内のフレームヘッダ350とともに含まれ、保護されないままである。特定のパケットフィールドが説明のためだけに図4A〜Cを用いて図示され記載されているが、コンテンツフレーム340は要望に応じて任意の適切な数および/または種類の従来のパケットフィールドを含むことができると理解される。
【0036】
図4Bを参照すると、図示されるコンテンツフレーム340のフレームペイロード380は、1つ以上のコンテンツフィールド360を備えるように示されている。図3Aの代表的なコンテンツフレーム340Kを参照して詳述されるように、コンテンツフィールド360は、少なくとも1つの映像コンテンツフィールド360Vおよび/または少なくとも1つの音声コンテンツフィールド360Aを含むことができる。1つ以上のコンテンツフィールド360は、保護コンテンツ310として保護されるように指定することができる。要望に応じて、パケット化エレメンタリストリームヘッダ382は、図4Bに示される保護コンテンツ310として保護されるように指定することができる、および/または図4Cに示されるように未保護コンテンツ320とともに含めることができる。コンテンツフレーム340がフレームシーケンス330(図3Bに示される)に従い提供されるとき、伝送ストリーム370(図3Bに示される)は、保護コンテンツ310の1つ以上のエレメンタリストリーム372(図6に示される)を含むことができる。多少異なった説明を行うと、視聴コンテンツ変換システム100(図1に示される)は好都合なことに、伝送ストリーム270のフレーム(または伝送ストリーム)ペイロード380のみを保護する。これにより、変換視聴コンテンツ300は無許可の使用、複製、および/または配布から少なくとも部分的に保護することができる、および/または、たとえ傍受される、あるいは他の方法で盗まれるとしても、変換視聴コンテンツ300は容易に使用可能とはならない。
【0037】
視聴コンテンツ変換システム100は、視聴コンテンツ200の選択されたコンテンツ210を、暗号化などの従来の方法で変換視聴コンテンツ300の保護コンテンツ310に変換することができる。選択されたコンテンツ210は、独自の暗号化技術の使用など、従来の暗号化技術を使用して暗号化することができ、好ましくは、好適な構成パラメータの配置を有する128ビット秘密キー暗号などの次世代暗号標準(AES)を用いて暗号化される。世界エアーライン娯楽協会(WAEA)仕様書番号第403号に従い、各メディアファイルはユニークキー、好ましくは、メディアファイルが作製される際にメディアソースによって作製されるのと同じであるユニークキーと関連付けることができる。コストおよび/または管理費をさらに低減するため、キー配布機構は、工場での単純にキーを搭載するために、デバイス特有のキーの配布および/または使用を禁ずる。キー配布機構は同様に、システム上にキーを安全に保管するセキュリティ集積回路を含むことができる、および/または外部のキー管理機構(KMA)の機能を必要としない。
【0038】
要望に応じて、視聴コンテンツ200の暗号化技術は、暗号ブロック連鎖方式(Cipher Block Chaining:CBC)を含むことができ、このCBCは、低論理値(または「0」)などの予め選択された値と等しくなり得るCBC暗号化ブロックのために、初期値(IV)を有する伝送ストリームペイロード380の最初のバイトから始まる。CBC暗号化ブロックの初期値(IV)は、キー値を伴うなどの従来の方法で配布することができる。暗号フィードバック(CFB)モードでは、暗号化技術は同様に、先のCBC暗号化ブロックからの出力を含むことのできる、約188バイトおよび/または初期値(IV)のブロックサイズより小さな伝送ストリームペイロード380の残りを含むことができる。好都合なことに、CBC連鎖の長さを188バイトの伝送ストリームパケット340までに制限することによって、各伝送ストリームパケット340は、伝送ストリーム370の先行する部分を解読せずとも視聴および解読することができる。これにより、早送り動作および/または巻戻し動作などの個々のジャンプ動作、および伝送ストリームヘッダからの情報を用いるI−フレーム340II(図3Bに示される)のサーチをサポートすることができる。したがって、I−フレームのサーチを用いて、より滑らかなジャンプ機能を提供することができる。
【0039】
すべての許可された視聴コンテンツ200および通常、暗号化フォーマットで提供される他のデータは、静止状態のとき(たとえば、記憶システム内に記憶されているとき)および/または送信中、暗号化フォーマットのままであってもよい。それにより、視聴コンテンツ変換システム100はデータの安全性を高め、データの記憶および伝送を含むステップを簡易化し、および/または早送り動作および/または巻戻し動作などの選択された機能が実行される際に所定の帯域負荷許容範囲を保持することができる。さらに、伝送ストリームペイロード380の暗号化が標準の実行として採用される場合、送信および/または記憶の前に視聴コンテンツ200などのデータを解読し再暗号化する必要性を回避することができる。したがって、可能な節減としては、視聴コンテンツ変換システム100によって処理される視聴コンテンツ200の量を掛けるストリーム視聴コンテンツの各短い時間の間毎に、相当量の時間が節減される。
【0040】
視聴コンテンツ変換システム100は従来の方法で提供することができるが、視聴コンテンツ変換システム100は、コンピュータサーバ(またはワークステーション)システム110を含むように図5に示される。サーバシステム110は、相互係属米国出願である、2004年2月6日に提出された出願番号第10/773、523号の「ネットワーク信頼性を向上するためのシステムおよび方法」と、2005年3月21日に提出された出願番号第11/086、510号の「ネットワーク信頼性を向上するためのシステムおよび方法」とに記載されるような従来の方法で提供することができる。サーバシステム110は、視聴コンテンツ200を受信し、先に詳述されたように、受信した視聴コンテンツ200を変換視聴コンテンツ300に変換することができる。これにより、サーバシステム110は、伝送ストリームペイロード380(図4BおよびCに示される)を有する伝送ストリーム370を提供することができる。
【0041】
図5に示されるように、サーバシステム110は、視聴コンテンツ200を受信する処理システム112と、変換視聴コンテンツ300を記憶し提供する記憶システム114とを含むことができる。上記相互係属米国特許出願である、2004年2月4日に提出された出願番号第10/772、565号の「ファイルをダウンロードするシステムおよび方法」と、2005年6月15日に提出された出願番号第11/154、749号の「旅行中に視聴コンテンツを表示するための携帯メディアデバイスおよび方法」に記載されるような方法で提供される処理システム112は、任意の適切な数および種類の従来の処理システムを備えることができる。一方、記憶システム114は、処理システム112と結合し、ソフトウエアやファームウエアなどの指示コード、中間演算結果、および処理システム112と関連付けられるその他の情報を含む、その他の従来の種類の情報を記憶し提供する任意の従来の種類の記憶システムを有することができる。要望に応じて、記憶システム114は、図5に示されるように、視聴コンテンツ200の少なくとも一時的な記憶を提供することができる。
【0042】
サーバシステム110は同様に、視聴コンテンツ200を受信するコンテンツ受信システム120および/または伝送ストリーム370を提供するコンテンツ送信システム130と結合することができる。要望に応じて、サーバシステム110、コンテンツ受信システム120、およびコンテンツ送信システム130は、図5に示されるように別個のシステムを含むことができる、および/またはコンテンツ受信システム120および/またはコンテンツ送信システム130は、サーバシステム110と少なくとも部分的に一体化させることができる。伝送ストリーム370がMoving Picture Experts Group(MPEG)フォーマットで提供される場合、たとえば、コンテンツ受信システム120は従来の復号化および圧縮システム122を含むことができる。それにより、コンテンツ受信システム120は視聴コンテンツ200を、変換視聴コンテンツ300としてさらなる処理および/または記憶のために適切なMPEGフォーマットに符号化し、圧縮することができる。コンテンツ送信システム130は、サーバシステム110から変換視聴コンテンツ300の1つ以上のエレメンタリストリーム372(図6に示される)を受信することができる。従来の伝送マルチプレクサシステム132として提供されるように図示された、コンテンツ送信システム130はエレメンタリストリーム372を多重化し、伝送ストリーム370を形成することができる。
【0043】
図5に示されるように、視聴コンテンツ変換システム100は、選択されたコンテンツソース400と関連付けることができる。コンテンツソース400は、上記相互係属米国特許出願である、2004年2月4日に提出された出願番号第10/772、565号の「ファイルをダウンロードするシステムおよび方法」と、2005年6月15日に提出された出願番号第11/154、749号の「旅行中に視聴コンテンツを表示するための携帯メディアデバイスおよび方法」、ならびに、相互係属米国特許出願である、2005年5月6日に提出された出願番号第11/123、327号の「携帯プラットフォーム上のコンテンツを管理するシステムおよび方法」と、2005年11月7日に提出された出願番号第11/269、378号の「海外旅行中に携帯プラットフォーム上で放送コンテンツを受信するシステムおよび方法」に記載されるような方法で提供することができる。上記出願は本願の譲受人に譲渡されており、各開示は参照により本明細書に全文を組み込まれる。視聴コンテンツ変換システム100は同様に、別のコンテンツソース(図示せず)から視聴コンテンツ200を受信する、および/または別のコンテンツソース(図示せず)に変換視聴コンテンツ300の伝送ストリーム370を提供することができる。言い換えれば、選択されたコンテンツソース400は、1つ以上の別のコンテンツソースを含む大きな通信システム内の中間(または中継)システムとして動作するように構成することができる。
【0044】
図6は、伝送ストリーム370を受信し、表示のために受信した伝送ストリーム370を1つ以上のエレメンタリストリーム372に逆変換する代表的な視聴コンテンツ表示システム500を示す。従来の方法で提供されたコンテンツ表示システム500は、伝送ストリーム370を受信し、受信した伝送ストリーム370からエレメンタリストリーム372を回復することのできる視聴コンテンツ逆変換システム510を含むように図示されている。したがって、視聴コンテンツ逆変換システム510は、視聴コンテンツ200(図1に示される)を変換視聴コンテンツ300に実質上逆変換し、保護コンテンツ310を表示可能にするように、保護コンテンツ310(図1に示される)からの保護を外すことができる。言い換えれば、伝送ストリーム370が暗号化伝送ストリームペイロード380(図4BおよびCに示される)を提供される場合、たとえば、視聴コンテンツ逆変換システム510は、伝送ストリーム370を解読し、配信のために解読エレメンタリストリーム372を提供することができる。
【0045】
図3Aを参照して上述したように、エレメンタリストリーム372は、少なくとも1つのエレメンタリ映像ストリーム372Vおよび/または少なくとも1つのエレメンタリ音声ストリーム372Aを含むことができる。図6の視聴コンテンツ表示システム500は同様に、エレメンタリ映像ストリーム372Vを視覚的に表示する音声表示システム520とエレメンタリ音声ストリーム372Aを音声的に表示する映像表示システム530とを含むように図6に示されている。映像表示システム520と音声表示システム530はそれぞれ、従来の方法で提供することができる。たとえば、映像表示システム520と音声表示システム530は、上記相互係属米国特許出願である、2004年2月4日に提出された出願番号第10/772、565号の「ファイルをダウンロードするシステムおよび方法」、2005年6月15日に提出された出願番号第11/154、749号の「旅行中に視聴コンテンツを表示する携帯メディアデバイスおよび方法」、2005年11月7日に提出される出願番号第11/269、378号の「海外旅行中に携帯プラットフォーム上で放送コンテンツを受信するシステムおよび方法」、および2006年4月19日に提出された出願番号第11/379、360号の「高品質映像を表示するためのシステムおよび方法」に記載されるように提供することができる。
【0046】
図7に示されるように、表示コンテンツ変換システム100は、視聴コンテンツ表示システム500に組み込むことができる。これにより、視聴コンテンツ表示システム500は好都合なことに、先に詳述されたように、視聴コンテンツ200を受信し、局所記憶および/または表示のために受信した視聴コンテンツ200を変換視聴コンテンツ300(図1に示される)に変換するように構成することができる。視聴コンテンツ変換システム100を組み込むことによって、視聴コンテンツ表示システム500は、視聴コンテンツ200を直接受信し、視聴コンテンツ200の選択されたコンテンツ210(図1に示される)を保護するために提供することができる。これにより、視聴コンテンツ表示システム500は、伝送ストリームペイロード380(図4BおよびCに示される)とともに伝送ストリーム370を局所的に記憶し、および/またはエレメンタリストリーム372を局所映像表示システム520および/または音声表示システム530に配信することができる。これにより、変換視聴コンテンツ300は、無許可の使用、複製、および/または配布から少なくとも部分的に保護されることができる、および/または、たとえ傍受される、あるいは他の方法で盗まれるとしても、変換視聴コンテンツ300は容易には使用可能とならない。
【0047】
視聴コンテンツ再変換システム510は、コンピュータサーバ(またはワークステーション)システム540を含むとして図8に示されている。サーバシステム540は、サーバシステム110(図5に示される)を参照して詳述されるように従来の方法でも提供することができる。図8に示されるように、サーバシステム540は上述したように、伝送ストリーム370を受信し、受信した伝送ストリーム370を1つ以上の映像エレメンタリストリーム372Vおよび/または音声エレメンタリストリーム372Aに逆変換することができる。それにより、サーバシステム540は、エレメンタリストリーム372を映像表示システム520および/または音声表示システム530に提供することができる。
【0048】
図8に示されるように、サーバシステム540は、変換視聴コンテンツ300を受信し処理する処理システム542と、変換視聴コンテンツ300を記憶し提供する記憶システム544とを含むことができる。処理システム112(図5に示される)を参照して上述されるように提供される処理システム542は、任意の適切な数および種類の従来の処理システムを備えることができる。処理システム542と結合された、記憶システム544は記憶システム114(図5に示される)を参照して上述したように提供され、ソフトウエアやファームウエアなどの指示コード、中間演算結果、および処理システム542と関連付けられたその他の情報などを含むその他の従来の形式の情報を記憶し提供する任意の従来の形式の記憶システムを含むことができる。記憶システム114を参照して上述したように、視聴コンテンツ変換システム100が図7に示されるように視聴コンテンツ表示システム500とともに組み込まれる場合、記憶システム544は、視聴コンテンツ200の少なくとも一時的な記憶を提供することができる。伝送ストリーム370がMoving Picture Experts Group(MPEG)フォーマットで提供される場合、たとえば、処理システム542は、表示のためにエレメンタリストリーム372を提供するために伝送ストリーム370上で従来の復号化および解凍動作を実行することができる。
【0049】
サーバシステム110は同様に、ユーザが視聴コンテンツ表示システム500と通信できるように入力システム550と結合することができる。たとえば、入力システム550は、視聴コンテンツ表示システム500の動作を制御する1つ以上のユーザ指示をユーザに入力させることができる。図示される指示は、表示および/または選択された視聴コンテンツ200の表示を制御する指示のために、視聴コンテンツ200(図1に示される)を選択する指示を含むことができる。入力システム374とサーバシステム110は、図8に示されるように、少なくとも1つの制御信号374を交換することによって通信することができる。
【0050】
入力システム550は、従来の方法で提供することができ、通常は1つ以上のキーボードまたはキーパッドなどのスイッチ(またはプッシュボタン)および/またはマウス、トラックボール、タッチペンなどのポインタ装置を含む。代表的な入力システム550は、上記相互係属米国特許出願である、2004年2月4日に提出された出願番号第10/772、565号の「ファイルをダウンロードするシステムおよび方法」と、2005年6月15日に提出された出願番号第11/154、749号の「旅行中に視聴コンテンツを表示する携帯メディアデバイスおよび方法」とに図示され記載される。映像表示システム520、音声表示システム530、および/または入力システム550の組み合わせは、ユーザインタフェース560と称することができる。要望に応じて、入力システム550は、映像表示システム520および/または音声表示システム530と少なくとも部分的に接続することができる。
【0051】
視聴コンテンツ変換システム100および/または視聴コンテンツ表示システム500は、ビルディングのような固定位置に配置される情報システムと組み合わせて使用することができるが、視聴コンテンツ変換システム100および/または視聴コンテンツ表示システム500は同様に好都合なことに携帯システム用途にも適用可能である。図9AおよびBを参照すると、たとえば、視聴コンテンツ変換システム100および/または視聴コンテンツ表示システム500は、様々な車両700に設置されるように構成可能な車両情報システム600内に適用することができる。代表的な種類の車両は、自動車710A(図9Aに示される)、航空機710B(図9Bに示される)、バス、娯楽用乗物、船舶、および/または機関車を制限なく含むことができる。図9Bに示されるように、航空機710Bに設置される場合、たとえば、車両情報システム600は、カリフォルニア州レイクフォレストのPanasonic Avionics Corporation(前Matsushita Avionics Systems Corporation)社製、シリーズ2000、3000、eFX、および/またはeX2飛行中娯楽システムなどの従来の航空機乗客飛行中娯楽システムを含むことができる。
【0052】
図9A〜Bに示されるように、車両情報システム600は、コンテンツソース400(図5に示される)を参照して先に詳述したように提供される1つ以上の従来のコンテンツソース400から視聴コンテンツを表示することができる。コンテンツソース400は、車両700に搭載されたサーバシステム610などの少なくとも1つの内部コンテンツソース、および/または車両700の外部にある少なくとも1つの遠隔コンテンツソース410、を含むことができる。車両情報システム600は、有線および/または無線通信を介するなどの従来の方法で、コンテンツソース400と通信することができる。図9Bに示されるように、たとえば、車両情報システム600は、遠隔コンテンツソース410と通信し、視聴コンテンツを受信するためのアンテナシステム620およびトランシーバシステム630を含むことができる。アンテナシステム620は好ましくは、航空機710Bの機体730の外面720などの車両700の外部に配置される。
【0053】
したがって、車両情報システム600と遠隔コンテンツソース410は、衛星通信システム432などの中間通信システム430を介して直接的および/または間接的に従来の無線方法で通信を行うことができる。要望に応じて、遠隔コンテンツソース410は、他の陸上のコンテンツソース(図示せず)と通信するように構成することができる。遠隔コンテンツソース410は、インターネット420へのアクセスを提供するものとして図9Bに示される。説明のために衛星通信システム432を備えるように図示し記載したが、通信システム430は、移動体通信システム(図示せず)および/または航空機地上情報システム(AGIS)通信システム(図示せず)などの任意の従来の種類の無線通信システムを含むことができると理解される。
【0054】
車両情報システム600は同様に、要望に応じて、車両情報システム600用の総合システム制御機能を提供する少なくとも1つの従来のメディアサーバシステム610、および/または予めプログラムされたコンテンツおよび/または受信した視聴コンテンツを記憶するための少なくとも1つのメディア(またはファイル)サーバシステムを含むことができる。メディアサーバシステム610は、1つ以上の従来の周辺メディア記憶システム(図示せず)を含むことができ、および/または該システムと通信することができる。代表的な周辺メディア記憶システムは、予めプログラムされたコンテンツおよび/または受信した視聴コンテンツを記憶するために、任意の適切な種類の、デジタルビデオディスク(DVD)システムおよび/またはコンパクトディスク(CD)システムなどの光学メディアデバイス、および/またはビデオカセットレコーダ(VCR)システムおよび/またはハードディスクドライブ(HDD)システムなどの磁気メディアシステムを含むことができる。
【0055】
1つ以上のユーザ(または乗客)インタフェースシステム560は、予めプログラムされたコンテンツおよび/または受信した視聴コンテンツを選択し、選択された予めプログラムされたコンテンツおよび/または視聴コンテンツを表示するために提供される。図6〜8を参照して上述されるように提供される乗客インタフェースシステム560は、視聴コンテンツ変換システム100および/または視聴コンテンツ表示システム500と関連付けることができ、図10AおよびBに示されるように、映像表示システム520および/または音声表示システム530を含むことができる。中央制御装置を有するオーバーヘッド客室ディスプレイシステム522、個々の制御装置を有するシートバックディスプレイシステム524、乗務員ディスプレイパネル、および/または携帯表示システム526のディスプレイシステム526Aが、代表的な映像表示システム520である。図示される音声表示システム530は、オーバーヘッド機内音声システム532、少なくとも1つの乗客席740内に配置される音声システム534、携帯表示システム526の音声システム526B、および/またはヘッドフォン(図示せず)を介して提供することができる。要望に応じて、1つ以上の携帯用表示システム526は、上記相互係属米国特許出願である、2005年6月16日に提出された出願番号第11/154、749号の「旅行中に視聴コンテンツを表示するための携帯メディアデバイスおよび方法」に記載されるような携帯メディアデバイスとして提供することができる。
【0056】
視聴コンテンツ表示システム500が乗客席740に隣接して提供されるとき、乗客席740は、入力システム550と関連付けることができる。入力システム550は、予めプログラムされたコンテンツおよび/または受信した視聴コンテンツの選択および選択された予めプログラムされたコンテンツおよび/または視聴コンテンツの表示に対する乗客の制御を提供する。図10Bに示されるように、入力システム550は、乗客席740のアームレスト7442上に提供することができる。コンテンツを記憶および/または解読するための処理システム542(図8に示される)および/または記憶システム(図8に示される)は同様に、乗客席740に隣接して配置することができる。それにより、車両700で旅行する乗客は旅行中に、予めプログラムされたコンテンツおよび/または受信した視聴コンテンツを楽しむことができる。
【0057】
車両情報システム600のアンテナシステム620とトランシーバシステム630は、配信システム640を介して、メディアサーバシステム610および乗客インタフェースシステム560と通信するように図9Bに示される。配信システム640は従来の方法で提供することができ、上記相互係属米国特許出願である、2004年2月4日に提出された出願番号第10/772、565号の「ファイルをダウンロードするためのシステムおよび方法」と、2005年6月15日に提出された出願番号第11/154、749号の「旅行中に視聴コンテンツを表示するための携帯メディアデバイスおよび方法」と、2005年5月6日に提出された出願番号第11/123、327号の「携帯プラットフォーム上でコンテンツを管理するためのシステムおよび方法」と、および2005年11月7日に提出された出願番号第11/269、378号の「海外旅行中に携帯プラットフォーム上で放送コンテンツを受信するためのシステムおよび方法」とに記載されるような、有線通信および/または無線通信を含む任意の従来の種類の通信をサポートするように構成される。
【0058】
好ましくは高速データ通信を介して配信される、予めプログラムされたコンテンツおよび/または受信した視聴コンテンツは、適切な方法で車両情報システム600全体に配信することができる。車両情報システム600は変換視聴コンテンツ300の暗号化フォーマットを保持することができるため、車両情報システム600の配信システム640は好ましくは、解読をサポートするように構成される。たとえば、配信システム640は、少なくとも1つのタッピングユニット(TU)、任意の高機能シート電子ボックス(ESEBs)および/または任意の高度シート電子ボックス(PSEBs)などの少なくとも1つのシート電子ボックス(SEB)、および/または少なくとも1つの音声および/または映像表示システムを含むことができ、それぞれがたとえば、生放送伝送ストリームおよび/または音声映像オンデマンド(AVOD)伝送ストリームの解読をサポートする。
【0059】
予めプログラムされたコンテンツおよび/または受信した視聴コンテンツを配信する代表的な方法は、本願の譲受人に譲渡されており、その開示が参照によりここに全文が組み込まれる、相互係属米国特許出願である、2006年3月29日に提出された出願番号第11/277、896号の「データ配信ネットワークを介して通信シグナルをルーティングするためのシステムおよび方法」に記載されるような方法を含むことができる。米国特許番号第5、596、647号、5、617、331号、および5、953、429号の「商用航空機およびその他の乗物上で使用するための総合音声映像信号配信システムおよび方法」は、その開示が参照によりここに全文が組み込まれ、同様に、予めプログラムされたコンテンツおよび/または受信した視聴コンテンツを配信するための代表的な方法を開示する。
【0060】
図10Bを参照すると、配信システム640は、携帯表示システム526と無線で通信するための1つ以上のアクセスポイント642を含むことができる。各アクセスポイント642は従来の方法で、好ましくは、上記相互係属米国特許出願である2005年6月15日に提出された出願番号第11/154、749号の「旅行中に視聴コンテンツを表示するための携帯メディアデバイスおよび方法」に記載されるような方法で提供することができる。コンテンツ配信システム640のアクセスポイント642は、各乗客席740が少なくとも1つのアクセスポイント642のサービスエリア内に入るように、客室750全体に分布させることができる。客室750全体は好ましくは、1つ以上のアクセスポイント642のサービスエリア内にある。これにより、アクセスポイント642が無線アクセスポイントを備える場合、携帯表示システム526は、携帯表示システム526が客室750に持ち運ばれるとき、コンテンツソース400との通信を維持することができる。幾分違った風に説明すると、乗客ケーブル570は、ワイファイ(Wi−Fi)ホットスポットおよび/またはブルートゥースホットスポットなどの無線ホットスポットを備えることができる。
【0061】
図9Bに戻ると、コンテンツソース400は動作中、先に詳述したように、変換視聴コンテンツ300を生成することができる。変換視聴コンテンツ300は、コンテンツソース400によって記憶することができる、および/または暗号化伝送ストリームペイロード380(図4BおよびCに示される)を有する伝送ストリーム370として提供することができる。コンテンツソース400は従来の方法で、車両情報システム600に変換視聴コンテンツ300を提供することができる。たとえば、コンテンツソース400は、出発前に車両情報システム600に変換視聴コンテンツ300をアップロードすることができる、および/または、図9Bに示されるように、旅行中に車両情報システム600に変換視聴コンテンツ300を送信することができる。コンテンツソース400は同様に、伝送ストリーム370として車両情報システム600に変換視聴コンテンツ300をストリーミングすることができる。それにより、変換視聴コンテンツ300は、無許可の使用、複製、および/または配布から少なくとも部分的に保護することができる、および/または、たとえ傍受される、あるいはその他の方法で盗まれるとしても、変換視聴コンテンツ300は容易に使用可能とならない。
【0062】
変換視聴コンテンツ300を受信している、車両情報システム600は、変換視聴コンテンツ300を乗客席740(図10AおよびBに示される)に隣接する1つ以上の視聴コンテンツ表示システム500に配信することができる。車両情報システム600は、受信後にリアルタイムで変換視聴コンテンツ300を配信することができる、および/または後で配信するためにメディアサーバシステム610に変換視聴コンテンツ300を記憶することができる。視聴コンテンツ表示システム500は、変換視聴コンテンツ300を受信することができる。視聴コンテンツ表示システム500は同様に、その後の表示のために変換視聴コンテンツ300を記憶することができる、および/または図8を参照して詳述したように、映像表示システム520および/または音声表示システム530を介してリアルタイムで表示のために変換視聴コンテンツ300を再変換することができる。
【0063】
車両情報システム600は、従来の方法で、変換視聴コンテンツ300を視聴コンテンツ表示システム500に提供することができる。変換視聴コンテンツ300は好ましくは、視聴コンテンツ表示システム500にストリーミングされる。視聴コンテンツ表示システム500は、伝送ストリーム370の暗号化伝送ストリームペイロード380(図4BおよびCに示される)を実行中に(および/またはリアルタイムで)解読することができる。これにより、伝送ストリーム370は、乗客席740に隣接する、および/または映像表示システム520および/または音声表示システム530の近傍のエレメンタリ映像ストリーム372Vおよび/またはエレメンタリ音声ストリーム372Aに解読することができる。
【0064】
変換視聴コンテンツ300は好ましくは、上述したように車両情報システム600に提供されるが、コンテンツソース400は同様に、視聴コンテンツ200を車両情報システム600に提供することができる。それにより、車両情報システム600は、先に詳述されたように受信した視聴コンテンツ200を変換視聴コンテンツ300に変換するために、視聴コンテンツ変換システム100(図1に示される)を含むことができる。視聴コンテンツ変換システム100は任意の従来の方法で含まれる。たとえば、視聴コンテンツ変換システム100は、メディアサーバシステム610と関連付けられる、ユーザインタフェース560と関連付けられる、および/または実質的に別個のシステムとして提供されることができる。多少異なる言い方をすると、車両情報システム600は、図7を参照して上述したように、視聴コンテンツ変換システム100に組み込むように含まれる1つ以上の視聴コンテンツ表示システム500を有することができる。それにより、変換視聴コンテンツ300が後の配信のために記憶でき、および/または表示のために視聴コンテンツ表示システム500に提供できるように、視聴コンテンツ200は、車両700上で変換視聴コンテンツ300に変換され得る。
【0065】
各映像アクセスユニットは、伝送ストリームペイロード380の開始で始まるように構成することができる。新型テレビジョンシステム委員会(ATSC)規格番号A/53に記載され、国際標準化機構(ISO)の2.1.1条および国際電気標準会議(IEC)規格13818−1に定義されるように、各パケット化エレメンタリストリーム(PES)フレーム340(図4BおよびCに示される)は、パケット化エレメンタリストリーム(PES)フレーム382(図4BおよびCに示される)と1列に並ぶ映像アクセスユニットで開始することができる。好ましくは、伝送ストリームペイロード380の最初のバイトは、関連付けられた映像アクセスユニットの最初のバイトである。
【0066】
したがって、視聴コンテンツ変換システム100および/または視聴コンテンツ表示システム500は好都合なことに、伝送ストリーム370のペイロード380などの部分のみを暗号化することによって、現在利用可能な従来のファイルベースの暗号システムに関連する、特定の暗号化ブロックサイズの制限や暗号化視聴コンテンツの表示障害などの問題を回避する。すべての許可視聴コンテンツおよび他のデータは通常、暗号化フォーマットで提供されるため、静止状態にあるとき(たとえば、記憶システムに記憶されている)および/または車両情報システムへの配信および該システム内での配信中に、暗号化フォーマットのままで保持することができる。したがって、伝送ストリームヘッダ情報350は未暗号化のままで保持できるため、車両情報システム600への配信前に視聴コンテンツを解読する必要なく、I−フレーム340II(図3Bに示される)を索引付けする、あるいは抽出することができる。ストリーミング前のI−フレーム340IIの索引付けまたは抽出は、利用可能な帯域(たとえば、映像ストリーム毎に5Mbps)を鑑みて、早送り動作および/または巻戻し動作などのデジタルビデオディスク(DVD)の機能を簡易化するように適用することができる。
【0067】
それにより、視聴コンテンツ変換システム100および/または視聴コンテンツ表示システム500の使用によって、データの安全性を高め、車両情報システム600へのデータ転送を含むステップを簡易化し、および/または早送り動作および/または巻戻し動作などの選択された機能が実行される際に所定の帯域負荷許容誤差を保持することができる。さらに、伝送ストリーム370の伝送ストリームペイロード380の暗号化が標準の実施として採用される場合、車両情報600の送信前に視聴コンテンツなどのデータを解読し再暗号化する必要性を回避することができる。したがって、可能な節減としては、視聴コンテンツ変換システム100によって処理される視聴コンテンツの量を掛けるストリーム視聴コンテンツの各短い時間毎に、相当量の時間が節減される。
【0068】
本発明は、様々な修正や代替の形式を採用することができ、その具体例が一例として図示されており、本明細書で詳細に説明されている。しかしながら、本発明は開示される特定の形式または方法に限定されるのではなく、逆に、すべての修正、等価物、代替物を対象とするものと理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】図1は、入ってくる視聴コンテンツの所定部分を、不正アクセスから保護する保護コンテンツに変換する視聴コンテンツ変換システムの実施形態を示す最上位のブロック図である。
【図2】図2は、視聴コンテンツがコンテンツフレームの代表的なシーケンスとして提供されており、図1の視聴コンテンツの実施形態を示す詳細図である。
【図3A】図3Aは、視聴コンテンツがコンテンツフレームの代表的なシーケンスとして提供されており、図1の変換された視聴コンテンツの実施形態を示す詳細図である。
【図3B】図3Bは、変換視聴コンテンツが複数のMoving Picture Experts Group(MPEG)コンテンツフレームを有する代表的な伝送ストリームを含むものであり、図3Aの変換視聴コンテンツの別の実施形態を示す詳細図である。
【図4A】図4Aは、コンテンツフレームがフレームヘッダとフレームペイロードを備えており、図3AおよびBの変換視聴コンテンツの代表的なコンテンツフレームの実施形態を示す詳細図である。
【図4B】図4Bは、フレームペイロードが保護コンテンツを備えており、図4Aの代表的なコンテンツフレームの別の実施形態を示す詳細図である。
【図4C】図4Cは、コンテンツフレームがさらに適合フィールドを備えており、図4Aの代表的なコンテンツフレームの別の実施形態を示す詳細図である。
【図5】図5は、視聴コンテンツ変換システムが従来のサーバシステム(またはワークステーション)として提供されている、図1の視聴コンテンツ変換システムの代表的な実施形態を示す詳細図である。
【図6】図6は、図1の視聴コンテンツ変換システムによって提供される保護コンテンツを表示するためのコンテンツ表示システムの実施形態を示す代表的な最上位のブロック図である。
【図7】図7は、図1の視聴コンテンツ変換システムがコンテンツ表示システムに組み込まれている、図6のコンテンツ表示システムの別の実施形態を示す代表的な最上位のブロック図である。
【図8】図8は、視聴コンテンツ変換システムが処理システムおよび記憶システムを含む、図6のコンテンツ表示システムの代表的な実施形態を示す詳細図である。
【図9A】図9Aは、複数のコンテンツ表示システムが自動車内に設置される車両情報システムに組み込まれている、図6のコンテンツ表示システムの別の実施形態を示す詳細図である。
【図9B】図9Bは、車両情報システムが航空機内に設置されている、図9Aの車両情報システムの別の実施形態を示す詳細図である。
【図10A】図10Aは、複数のコンテンツ表示システムが複数の乗客席に関連付けられる、図9Aおよび図9Bの旅客車両の代表的な客室を示す詳細図である。
【図10B】図10Bは、複数のコンテンツ表示システムが複数の携帯メディアデバイスに関連付けられる、図10Aの代表的な客室の別の実施形態を示す詳細図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のコンテンツフレームを備え、
前記コンテンツフレームのそれぞれが、
不正アクセスからの保護が望ましい予め選択された視聴コンテンツを含む暗号化フレームペイロードと、
前記コンテンツフレームを処理し表示するための情報を含み、前記選択されたコンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解読せずに選択されたコンテンツフレームを抽出することを可能にする未暗号化フレームヘッダと、
を有する、視聴コンテンツの送信に適したパケット化伝送ストリームであって、
予め選択された視聴コンテンツが、予め選択された視聴コンテンツの表示を損なわずに不正アクセスから保護されるパケット化伝送ストリーム。
【請求項2】
前記パケット化伝送ストリームが、Moving Picture Experts Group伝送ストリームを備える、請求項1のパケット化伝送ストリーム。
【請求項3】
Moving Picture Experts Group伝送ストリームが、Moving Picture Experts Group1(MPEG−1)フォーマットとMoving Picture Experts Group2(MPEG−2)フォーマットから成る群から選択された伝送ストリームフォーマットで提供される、請求項2のパケット化伝送ストリーム。
【請求項4】
前記暗号化フレームペイロードが、1つ以上のコンテンツフィールドを備える、請求項1のパケット化伝送ストリーム。
【請求項5】
前記コンテンツフィールドの少なくとも1つが、映像コンテンツを記憶するための映像コンテンツフィールドである、請求項4のパケット化伝送ストリーム。
【請求項6】
前記コンテンツフィールドの少なくとも1つが、音声コンテンツを記憶するための音声コンテンツフィールドである、請求項4のパケット化伝送ストリーム。
【請求項7】
前記コンテンツフィールドが、映像コンテンツを記憶するための映像コンテンツフィールドと音声コンテンツを記憶するための少なくとも1つの音声コンテンツフィールドとを含み、前記映像コンテンツが前記音声コンテンツに同期される、請求項4のパケット化伝送ストリーム。
【請求項8】
前記コンテンツフィールドの少なくとも1つが、クローズド−キャプション方式のコンテンツを記憶する、請求項4のパケット化伝送ストリーム。
【請求項9】
各前記コンテンツフレームがパケット化エレメンタリストリームフレームを備え、各前記コンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードがパケット化エレメンタリストリームヘッダを含む、請求項1のパケット化伝送ストリーム。
【請求項10】
前記暗号化フレームペイロードが、秘密キー暗号化技術、暗号ブロック連鎖モード技術、および固有の暗号化技術から成る群から選択された暗号化技術に従い暗号化される、請求項1のパケット化伝送ストリーム。
【請求項11】
前記パケット化伝送ストリームが、ユニーク暗号キーと関連付けられる、請求項10のパケット化伝送ストリーム。
【請求項12】
前記コンテンツフレームのそれぞれが、個々に解読される、請求項10のパケット化伝送ストリーム。
【請求項13】
前記コンテンツフレームの少なくとも1つが、パケットタイミング情報を提供するための適合フィールドを含む、請求項1のパケット化伝送ストリーム。
【請求項14】
視聴コンテンツを受信し、複数のコンテンツフレームを提供するための処理システムを備え、
前記コンテンツフレームのそれぞれが、
不正アクセスからの保護が望ましい予め選択された視聴コンテンツを含む暗号化フレームペイロードと、
前記コンテンツフレームを処理し表示するための情報を含み、前記選択されたコンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解読せずに選択されたコンテンツフレームを抽出することを可能にする未暗号化フレームヘッダと、
を有する、視聴コンテンツをパケット化伝送ストリームに変換するコンテンツ変換システムであって、
予め選択された視聴コンテンツが、予め選択された視聴コンテンツの表示を損なわずに不正アクセスから保護されるコンテンツ変換システム。
【請求項15】
前記処理システムが、コンテンツ受信システムを介して視聴コンテンツを受信する、請求項14のコンテンツ変換システム。
【請求項16】
前記コンテンツ受信システムが、視聴コンテンツを符号化し、符号化視聴コンテンツを前記処理システムに提供するための符号化システムを含む、請求項15のコンテンツ変換システム。
【請求項17】
前記コンテンツ受信システムが、視聴コンテンツを圧縮し、圧縮視聴コンテンツを前記処理システムに提供するための圧縮システムを含む、請求項15のコンテンツ変換システム。
【請求項18】
前記予め選択された視聴コンテンツの暗号化が維持されるように、前記複数のコンテンツフレームを記憶するための記憶システムをさらに備える、請求項14のコンテンツ変換システム。
【請求項19】
所定のフレームシーケンスに従い前記複数のコンテンツフレームを送信し、送信中に前記予め選択された視聴コンテンツの暗号化を維持するコンテンツ送信システムをさらに備える、請求項14のコンテンツ変換システム。
【請求項20】
前記コンテンツ送信システムが、前記処理システムから前記複数のコンテンツフレームを受信する、請求項19のコンテンツ変換システム。
【請求項21】
前記予め選択された視聴コンテンツの暗号化が維持されるように前記複数のコンテンツフレームを記憶するための記憶システムをさらに備え、前記コンテンツ送信システムが前記記憶システムから前記複数のコンテンツフレームを受信する、請求項19のコンテンツ変換システム。
【請求項22】
前記コンテンツ送信システムが、複数のエレメンタリストリームを多重化してパケット化伝送ストリームを形成する転送マルチプレクサシステムを備える、請求項19のコンテンツ変換システム。
【請求項23】
前記処理システムが、前記コンテンツフレームの前記未暗号化フレームヘッダからの前記情報を適用して個々のジャンプ動作を実行し、前記個々のジャンプ動作に従い前記複数のコンテンツフレームを送信する、請求項19のコンテンツ変換システム。
【請求項24】
前記ジャンプ動作が、早送り動作、巻戻し動作、早巻戻し動作、およびサーチ動作から成る群から選択される、請求項23のコンテンツ変換システム。
【請求項25】
前記処理システムが、前記コンテンツフレームの前記未暗号化フレームヘッダからの情報を適用して、選択された部分暗号化コンテンツフレームのサーチ動作を実行する、請求項23のコンテンツ変換システム。
【請求項26】
前記コンテンツ変換システムが、パケット化伝送ストリームを介して提供される視聴コンテンツを解読して表示するためのコンテンツ表示システムにパケット化伝送ストリームを提供する、請求項19のコンテンツ変換システム。
【請求項27】
前記コンテンツ変換システムが、前記コンテンツ表示システムに少なくとも部分的に組み込まれる、請求項26のコンテンツ変換システム。
【請求項28】
前記コンテンツ変換システムが、パケット化伝送ストリームを送信するためのコンテンツソースに関連付けられる、請求項14のコンテンツ変換システム。
【請求項29】
前記コンテンツ変換システムが、旅客車両上の設置に適する、請求項14のコンテンツ変換システム。
【請求項30】
前記コンテンツ変換システムが、航空機上に設置される、請求項14のコンテンツ変換システム。
【請求項31】
視聴コンテンツを複数の未暗号化コンテンツフレームとして提供するステップと、
前記未暗号化コンテンツフレームのそれぞれが、
前記未暗号化コンテンツフレームを処理し表示するための情報を含む未暗号化フレームヘッダ、および
不正アクセスからの保護が望ましい予め選択された視聴コンテンツを含む未暗号化フレームペイロード、を含むものであり、
前記未暗号化コンテンツフレームのそれぞれのために、
暗号化フレームペイロードを提供するよう前記未暗号化フレームペイロードを暗号化すること、および
前記暗号化フレームペイロードを前記未暗号化フレームヘッダに結合すること、によって、
前記未暗号化コンテンツフレームを複数の部分暗号化コンテンツフレームに変換するステップと、を備える、パケット化伝送ストリームを介して視聴コンテンツを送信する方法であって、
選択された部分暗号化コンテンツフレームが、前記選択された部分暗号化コンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解読せずに抽出され、そして
予め選択された視聴コンテンツが、予め選択された視聴コンテンツの表示を損なわずに不正アクセスから保護される、パケット化伝送ストリームを介して視聴コンテンツを送信する方法。
【請求項32】
前記視聴コンテンツを提供するステップが、外部コンテンツソースから視聴コンテンツを受信することを含む、請求項31の方法。
【請求項33】
前記視聴コンテンツを提供するステップが、Moving Picture Experts Group1(MPEG−1)フォーマットとMoving Picture Experts Group2(MPEG−2)フォーマットから成る群から選択されたフォーマットで視聴コンテンツを提供することを含む、請求項31の方法。
【請求項34】
前記視聴コンテンツを提供するステップが、少なくとも1つのコンテンツフィールドとともに前記未暗号化フレームペイロードを提供することを含む、請求項31の方法。
【請求項35】
前記少なくとも1つのコンテンツフィールドとともに前記未暗号化フレームペイロードを提供することが、映像コンテンツを記憶するための映像コンテンツフィールドとともに前記未暗号化フレームペイロードを提供することを含む、請求項34の方法。
【請求項36】
前記少なくとも1つのコンテンツフィールドとともに前記未暗号化フレームペイロードを提供することが、音声コンテンツを記憶するための音声コンテンツフィールドとともに前記未暗号化フレームペイロードを提供することを含む、請求項34の方法。
【請求項37】
前記少なくとも1つのコンテンツフィールドとともに前記未暗号化フレームペイロードを提供することが、クローズド−キャプション方式のコンテンツを記憶するための選択されたコンテンツフィールドとともに前記未暗号化フレームペイロードを提供することを含む、請求項34の方法。
【請求項38】
前記視聴コンテンツを提供するステップが、前記コンテンツフレームのそれぞれをパケット化エレメンタリストリームフレームとして提供することと、パケット化エレメンタリストリームヘッダを有する前記コンテンツフレームのそれぞれに対して前記暗号化フレームペイロードを提供することとを含む、請求項31の方法。
【請求項39】
前記未暗号化フレームペイロードを暗号化するステップが、秘密キー暗号化技術、暗号ブロック連鎖モード技術、および固有暗号化技術から成る群から選択された暗号化技術に従い前記未暗号化フレームペイロードを暗号化することを含む、請求項31の方法。
【請求項40】
前記未暗号化フレームペイロードを暗号化するステップが、前記パケット化伝送ストリームをユニーク暗号キーと関連付けることを含む、請求項39の方法。
【請求項41】
前記未暗号化フレームペイロードを暗号化するステップが、前記コンテンツフレームのそれぞれが個々に暗号化されるように、前記未暗号化フレームペイロードを暗号化することを含む、請求項39の方法。
【請求項42】
前記視聴コンテンツを提供するステップが、パケットタイミング情報を提供するための適合フィールドを有する少なくとも1つの前記コンテンツフレームを提供することを含む、請求項31の方法。
【請求項43】
所定のフレームシーケンスに従い、少なくとも1つのエレメンタリストリームとして前記複数の部分的に暗号化されたコンテンツフレームを送信するステップをさらに含む、請求項31の方法。
【請求項44】
前記複数の部分暗号化コンテンツフレームを送信するステップが、前記部分暗号化コンテンツフレームの前記未暗号化フレームヘッダからの前記情報を適用して、個々のジャンプ動作を実行することを含む、請求項43の方法。
【請求項45】
前記未暗号化フレームヘッダからの前記情報を適用することが、早送り動作、巻戻し動作、早巻戻し動作、およびサーチ動作から成る群から選択されたジャンプ動作を実行することを含む、請求項44の方法。
【請求項46】
前記未暗号化フレームヘッダからの前記情報を適用することが、選択された部分暗号化コンテンツフレームに対してサーチ動作を実行することを含む、請求項44の方法。
【請求項47】
前記未暗号化コンテンツフレームを変換するステップが、前記未暗号化コンテンツフレームを符号化することをさらに含む、請求項31の方法。
【請求項48】
前記未暗号化コンテンツフレームを変換するステップが、前記未暗号化コンテンツフレームを圧縮することをさらに含む、請求項31の方法。
【請求項49】
記憶システムに前記複数の部分暗号化コンテンツフレームを記憶するステップをさらに含む、請求項31の方法。
【請求項50】
前記予め選択された視聴コンテンツの暗号化が送信中に維持されるように、所定のフレームシーケンスに従い前記複数の部分暗号化コンテンツフレームを送信するステップをさらに含む、請求項31の方法。
【請求項51】
前記複数の部分暗号化コンテンツフレームを送信するステップが、複数のエレメンタリストリームを多重化してパケット化伝送ストリームを形成することを含む、請求項50の方法。
【請求項52】
前記複数の部分暗号化コンテンツフレームを送信するステップが、前記部分暗号化コンテンツフレームの前記未暗号化フレームヘッダからの前記情報を適用して、個々のジャンプ動作を実行し、前記個々のジャンプ動作に従い前記複数の部分暗号化コンテンツフレームを送信することを含む、請求項50の方法。
【請求項53】
前記未暗号化フレームヘッダからの前記情報を適用することが、早送り動作、巻戻し動作、早巻戻し動作、およびサーチ動作から成る群から選択されたジャンプ動作を実行することを含む、請求項52の方法。
【請求項54】
前記複数の部分暗号化コンテンツフレームを送信するステップが、前記部分暗号化コンテンツフレームの前記未暗号化フレームヘッダからの前記情報を適用して、選択された部分暗号化コンテンツフレームに対してサーチ動作を実行することを含む、請求項50の方法。
【請求項55】
パケット化伝送ストリームを介して提供される視聴コンテンツを解読し表示するためのコンテンツ表示システムに、パケット化伝送ストリームを提供するステップをさらに含む、請求項50の方法。
【請求項56】
複数のコンテンツフレームを有するパケット化伝送ストリームを受信するための処理システムを備え、
前記コンテンツフレームのそれぞれが、
不正アクセスからの保護が望ましい予め選択された視聴コンテンツを含む暗号化フレームペイロード、および
前記コンテンツフレームを処理し表示するための情報を含み、前記選択されたコンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解読せずに選択されたコンテンツフレームを抽出することを可能にする未暗号化フレームヘッダ、を含むパケット化伝送ストリームを介して提供される視聴コンテンツを表示するためのコンテンツ表示システムであって、
前記処理システムが、少なくとも1つの前記コンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解読し、表示のために1つ以上のエレメンタリストリームとして前記予め選択された視聴コンテンツを提供しており、
予め選択された視聴コンテンツが、予め選択された視聴コンテンツの表示を損なわずに不正アクセスから保護される、パケット化伝送ストリームを介して提供される視聴コンテンツを表示するためのコンテンツ表示システム。
【請求項57】
前記処理システムが、前記少なくとも1つの前記コンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを復号化して前記予め選択された視聴コンテンツを提供する、請求項56のコンテンツ表示システム。
【請求項58】
前記処理システムが、前記少なくとも1つの前記コンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解凍して、前記予め選択された視聴コンテンツを提供する、請求項56のコンテンツ表示システム。
【請求項59】
前記処理システムが、コンテンツ変換システムからパケット化伝送ストリームを受信する、請求項56のコンテンツ表示システム。
【請求項60】
前記処理システムが、コンテンツ変換システムからパケット化伝送ストリームを受信する、請求項58のコンテンツ表示システム。
【請求項61】
前記コンテンツ変換システムが、前記コンテンツ表示システムに少なくとも部分的に組み込まれる、請求項60のコンテンツ表示システム。
【請求項62】
前記コンテンツ変換システムが、コンテンツソースに関連付けられる、請求項60のコンテンツ表示システム。
【請求項63】
前記予め選択された視聴コンテンツの暗号化が維持されるように、記憶されたコンテンツフレームとして前記複数のコンテンツフレームを記憶するための記憶システムをさらに備える、請求項56のコンテンツ表示システム。
【請求項64】
前記処理システムが、パケット化伝送ストリームの前記複数のコンテンツフレームを前記記憶システムに記憶する、請求項63のコンテンツ表示システム。
【請求項65】
前記処理システムが、前記記憶されたコンテンツフレームの少なくとも1つを前記記憶システムから取り出し、前記少なくとも1つの記憶されたコンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解読する、請求項63のコンテンツ表示システム。
【請求項66】
前記1つ以上のエレメンタリストリームを表示するためのユーザインタフェースをさらに備える、請求項56のコンテンツ表示システム。
【請求項67】
前記ユーザインタフェースが、前記1つ以上のエレメンタリストリームとともに含まれる映像エレメンタリストリームと関連付けられる視聴コンテンツを表示するための映像表示システムを含む、請求項66のコンテンツ表示システム。
【請求項68】
前記ユーザインタフェースが、前記1つ以上のエレメンタリストリームとともに含まれる音声エレメンタリストリームと関連付けられる視聴コンテンツを表示するための音声表示システムを含む、請求項66のコンテンツ表示システム。
【請求項69】
前記ユーザインタフェースが、視聴コンテンツの表示を制御するための入力システムを含む、請求項66のコンテンツ表示システム。
【請求項70】
前記コンテンツ表示システムが、携帯メディアデバイス内に配置される、請求項56のコンテンツ表示システム。
【請求項71】
前記コンテンツ表示システムが、旅客車両上への設置に適する、請求項56のコンテンツ表示システム。
【請求項72】
前記コンテンツ表示システムが、航空機上に設置される、請求項56のコンテンツ表示システム。
【請求項73】
複数のコンテンツフレームを有するパケット化伝送ストリームを受信するステップと、
前記コンテンツフレームのそれぞれが、
不正アクセスからの保護が望ましい予め選択された視聴コンテンツを含む暗号化フレームペイロード、および
前記コンテンツフレームを処理し表示するための情報を含み、前記選択されたコンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解読せずに選択されたコンテンツフレームを抽出することを可能にする未暗号化フレームヘッダ、を含み、
少なくとも1つの前記コンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解読するステップと、および
表示のために1つ以上のエレメンタリストリームとして前記予め選択された視聴コンテンツを提供するステップと、を備える、パケット化伝送ストリームを介して提供される視聴コンテンツを表示する方法であって、
予め選択された視聴コンテンツが、予め選択された視聴コンテンツの表示を損なわずに不正アクセスから保護されるパケット化伝送ストリームを介して提供される視聴コンテンツを表示する方法。
【請求項74】
前記パケット化伝送ストリームを受信するステップが、コンテンツ変換システムからパケット化伝送ストリームを受信することを含む、請求項73の方法。
【請求項75】
前記暗号化フレームペイロードを解読するステップが、前記少なくとも1つの前記コンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを複合化することを含む、請求項73の方法。
【請求項76】
前記暗号化フレームペイロードを解読するステップが、前記少なくとも1つの前記コンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解凍することを含む、請求項73の方法。
【請求項77】
前記予め選択された視聴コンテンツの暗号化が維持されるように、記憶コンテンツフレームとして前記複数のコンテンツフレームを記憶システムに記憶するステップをさらに備える、請求項73の方法。
【請求項78】
前記暗号化フレームペイロードを解読するステップが、前記記憶システムから前記記憶されたコンテンツフレームの少なくとも1つを取り出し、前記少なくとも1つの記憶されたコンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解読することを含む、請求項77の方法。
【請求項79】
前記1つ以上のエレメンタリストリームを表示するためのユーザインタフェースを提供するステップをさらに備える、請求項73の方法。
【請求項80】
前記ユーザインタフェースを提供するステップが、前記1つ以上のエレメンタリストリームとともに含まれる映像エレメンタリストリームと関連付けられる視聴コンテンツを表示するための映像表示システムを提供することを含む、請求項79の方法。
【請求項81】
前記ユーザインタフェースを提供するステップが、前記1つ以上のエレメンタリストリームとともに含まれる音声エレメンタリストリームと関連付けられる視聴コンテンツを表示するための音声表示システムを提供することを含む、請求項79の方法。
【請求項82】
視聴コンテンツを複数のコンテンツフレームを有するパケット化伝送ストリームに変換し、前記パケット化伝送ストリームを送信するための第1の処理システムと、
前記コンテンツフレームのそれぞれが、
不正アクセスからの保護が望ましい予め選択された視聴コンテンツを含む暗号化フレームペイロード、および
前記コンテンツフレームを処理し表示するための情報を含み、前記選択されたコンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解読せずに選択されたコンテンツフレームを抽出することを可能にする未暗号化フレームヘッダ、を含み、
前記第1の処理システムから前記パケット化伝送ストリームを受信し、前記少なくとも1つのコンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解読し、表示のために1つ以上のエレメンタリストリームとして前記予め選択された視聴コンテンツを提供する第2の処理システムと、を具備する、視聴コンテンツを表示するためのコンテンツ表示システムであって、
予め選択された視聴コンテンツが、予め選択された視聴コンテンツの表示を損なわずに不正アクセスから保護される、視聴コンテンツを表示するためのコンテンツ表示システム。
【請求項83】
第1の位置で、
視聴コンテンツを複数のコンテンツフレームを有するパケット化伝送ストリームに変換するステップと、
前記コンテンツフレームのそれぞれが、
不正アクセスからの保護が望ましい予め選択された視聴コンテンツを含む暗号化フレームペイロード、および
前記コンテンツフレームを処理し表示するための情報を含み、前記選択されたコンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解読せずに選択されたコンテンツフレームを抽出することを可能にする未暗号化フレームヘッダ、を含み、
前記パケット化伝送ストリームを送信するステップと、
第2の位置で前記パケット化伝送ストリームを受信するステップと、
少なくとも1つの前記コンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解読するステップと、および
表示のために1つ以上のエレメンタリストリームとして前記予め選択された視聴コンテンツを提供するステップと、を備える、視聴コンテンツを表示するための方法であって、
予め選択された視聴コンテンツが、予め選択された視聴コンテンツの表示を損なわずに不正アクセスから保護される視聴コンテンツを表示するための方法。
【請求項84】
複数のコンテンツフレームを有するパケット化伝送ストリームを受信するための処理システムと、
前記コンテンツフレームのそれぞれが、
不正アクセスからの保護が望ましい予め選択された視聴コンテンツを含む暗号化フレームペイロード、および
前記コンテンツフレームを処理し表示するための情報を含み、前記選択されたコンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解読せずに選択されたコンテンツフレームを抽出することを可能にする未暗号化フレームヘッダ、を含むものであり、
前記処理システムが、少なくとも1つの前記コンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解読し、映像エレメンタリストリームおよび音声エレメンタリストリームとして前記予め選択された視聴コンテンツを提供しており、
前記映像エレメンタリストリームに関連付けられる視聴コンテンツを表示するための映像表示システムと、および
前記音声エレメンタリストリームに関連付けられる視聴コンテンツを表示するための音声表示システムと、を備える、車両情報システムのための、そしてコンテンツソースからパケット化伝送ストリームを介して提供される視聴コンテンツを表示する乗客インタフェースであって、
予め選択された視聴コンテンツが、予め選択された視聴コンテンツの表示を損なわずに不正アクセスから保護される、車両情報システムのための、そしてコンテンツソースからパケット化伝送ストリームを介して提供される視聴コンテンツを表示する乗客インタフェース。
【請求項85】
複数のコンテンツフレームを有するパケット化伝送ストリームを提供するためのコンテンツソースと、
前記コンテンツフレームのそれぞれが、
不正アクセスからの保護が望ましい予め選択された視聴コンテンツを含む暗号化フレームペイロード、および
前記コンテンツフレームを処理し表示するための情報を含み、前記選択されたコンテンツフレームの前記暗号化ペイロードを解読せずに選択されたコンテンツフレームを抽出することを可能にする未暗号化フレームヘッダ、を含むものであり、
配信システムと、および
前記配信システムを介して前記コンテンツソースと通信する少なくとも1つの乗客インタフェースと、を備える、旅客車両に設置され、そして視聴コンテンツを表示するための車両情報システムであって、
前記少なくとも1つの乗客インタフェースのそれぞれが、
パケット化伝送ストリームを受信し、少なくとも1つの前記コンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解読し、映像エレメンタリストリームおよび音声エレメンタリストリームとして前記予め選択された視聴コンテンツを提供する処理システム、
前記映像エレメンタリストリームと関連付けられる視聴コンテンツを表示するための映像表示システム、および
前記音声エレメンタリストリームと関連付けられる視聴コンテンツを表示するための音声表示システム、を含むものであり、
予め選択された視聴コンテンツが、予め選択された視聴コンテンツの表示を損なわずに不正アクセスから保護される、旅客車両に設置され、そして視聴コンテンツを表示するための車両情報システム。
【請求項86】
車両情報システムが、航空機上に配置される、請求項85の車両情報システム。
【請求項87】
前記配信システムが、有線配信システムを備える、請求項85の車両情報システム。
【請求項88】
前記有線配信システムが、イーサネット(登録商標)、高速イーサネット、およびギガビットイーサネットから成るプロトコル規格群から選択されたプロトコル種を有する有線通信をサポートする、請求項87の車両情報システム。
【請求項89】
前記配信システムが、無線配信システムを備える、請求項85の車両情報システム。
【請求項90】
前記無線配信システムが、ブルートゥース(登録商標)、ワイファイ(Wi−Fi)、超広帯域(UWB)、およびIEEE802.11から成るプロトコル規格群から選択されたプロトコル種を有する無線通信をサポートする、請求項89の車両情報システム。
【請求項91】
機体および機体内に配列される複数の乗客席、および
視聴コンテンツを表示し、前記機体に結合される車両情報システム、を具備する航空機であって、
前記車両情報システムが、複数のコンテンツフレームを有するパケット化伝送ストリームを提供するためのコンテンツソースを含み、
前記コンテンツフレームのそれぞれが、
不正アクセスからの保護が望ましい予め選択された視聴コンテンツを含む暗号化フレームペイロードと、
前記コンテンツフレームを処理し表示するための情報を含み、前記選択されたコンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解読せずに選択されたコンテンツフレームを抽出することを可能にする未暗号化フレームヘッダと、および
配信システムを介して前記コンテンツソースと通信する複数の乗客インタフェースと、を含んでおり、
前記乗客インタフェースのそれぞれが、
選択された乗客席に隣接して配置され、そして
パケット化伝送ストリームを受信し、少なくとも1つの前記コンテンツフレームの前記暗号化フレームペイロードを解読し、映像エレメンタリストリームおよび音声エレメンタリストリームとして前記予め選択された視聴コンテンツを提供する処理システムと、
前記映像エレメンタリストリームと関連付けられる視聴コンテンツを表示するための映像表示システムと、および
前記音声エレメンタリストリームと関連付けられる視聴コンテンツを表示するための音声表示システムと、を含んでおり、
予め選択された視聴コンテンツが、予め選択された視聴コンテンツの表示を損なわずに不正アクセスから保護される、航空機。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10A】
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【図10B】
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【公表番号】特表2008−547325(P2008−547325A)
【公表日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−518410(P2008−518410)
【出願日】平成18年6月23日(2006.6.23)
【国際出願番号】PCT/US2006/024391
【国際公開番号】WO2007/002340
【国際公開日】平成19年1月4日(2007.1.4)
【出願人】(504259960)パナソニック・アビオニクス・コーポレイション (6)
【氏名又は名称原語表記】PANASONIC AVIONICS CORPORATION
【Fターム(参考)】