説明

シートを素早く移動且つ傾斜する装置

【課題】自動車の事故において、乗客の体に反力を生成して安全を守りながらシートを素早く移動且つ傾斜する自動車用シートを提供する。
【解決手段】自動車の車体の周りに複数の梃子式油圧制御のシリンダブロックが設けられ、各シリンダブロックが、各シートを素早く移動且つ傾斜する装置とシートに連結され、自動車の事故において、自動車の車体に、単一的や連続的に任意の方向からの衝撃を受ける時、本シート装置が素早く移動且つ傾斜でき、乗客の体にシートベルトが付けられた状態で、自動車に対する衝撃と逆方向の反力が作用され、そして、乗客の体と車室内の施設との空間を拡大して、衝撃による慣性力を低減や中和でき、また、体が激しく振れることにより車室内の施設に衝撃して傷付きになることを防止できる、全面的に、乗客を保護できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車用シートを素早く移動且つ傾斜する装置に関し、特に、自動車に対する衝撃力により、自動車が受ける衝撃と逆方向である反力を生成するものに関する。
【背景技術】
【0002】
既存の自動車シートについて、如何に、その安全保護の機能を向上して、乗客の安全を守ることは、至急の課題の一つである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の主な目的は、自動車の車体の周りに、それぞれ、複数の梃子式油圧制御のシリンダブロックが設けられ、当該シリンダブロックが、各シートを素早く移動且つ傾斜する装置とシートに連結され、正面や側面からの衝撃を受けた時、「油圧逆止弁」装置によるシートが衝撃により衝撃方向へ移動することを防止することで、当該自動車の車体に単一的や連続的に任意の方向からの衝撃を受ける時、当該シートを素早く移動且つ傾斜する装置が、乗客の体に、シートベルトが付けられた状態で、自動車に対する衝撃と逆方向の反力が作用され、そして、乗客の体と車室内の施設との空間を拡大して、衝撃による慣性力を低減や中和できるシートを素早く移動且つ傾斜する装置である。
【0004】
本発明の他の目的は、同じ油圧制御の原理で、当該シートの下背板の両側に、それぞれ、保護フィンが設けられ、二つの保護フィンに、下背板のシリンダブロックが連結され、そのため、自動車が異なる方向からの衝撃を受ける時、当該下背板のシリンダブロックにより、二つの保護フィンが、乗客の腰部を締まるように駆動され、これにより、体とシートの接触点が増え、骨格と筋肉の持つ弾力により、体が激しく振れることを低減でき、また、乗客が、シートから離れることを防止でき、例えば、車外まで落ちることを防止でき、確実に乗客を保護できるシートを素早く移動且つ傾斜する装置である。
【0005】
本発明の更に他の目的は、自動車の車体に裏側からの衝撃を受ける時、当該上背板が、瞬間に前方と上方へ伸ばすことにより、乗客の頭と頚部を負荷し、そして、バネにより、油圧回流緩衝方式で元の状態に戻り、骨折等の傷から守るシートの背板が素早く前方と上方へ伸ばせる装置である。
【0006】
本発明の更に他の目的は、自動車の車体に裏側からの任意方向の衝撃を受ける時、前記のように、上背板が作動することでなく、その頭枕が、衝撃力の方向へ素早く移動し、振れる頭や頚部を負荷して、乗客を守るシートの背板が素早く前方と上方へ伸ばせる装置である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、自動車の車体の周りに実装される複数の梃子式油圧制御のシリンダブロックが、接続されるシートを素早く移動且つ傾斜する装置であって、中空矩形であるベースフレームがあり、当該ベースフレームの先端に、ベースフレームレバーが貫設され、当該ベースフレームレバーに、二つの第1のシリンダブロックセットが貫設され、当該ベースフレームにおいて、当該ベースフレームレバーの裏側に、二つの軸支レバーが貫設され、二つの軸支レバー同士が、摺動レバーによって連結される第1のフレームユニットと、二つのベースレバーがあり、当該二つのベースレバーの先端と中段に、それぞれ、第1の連結レバーと第2の連結レバーとが設けられ、当該二つのベースレバーに、それぞれ、貫通レバーが貫設され、各貫通レバーと各摺動レバーとが接触する位置に、それぞれ、摺動ベースが設けられ、また、第1の連結レバーの摺動ベースではない摺動ベースに、第2のシリンダブロックセットがされ、当該ベースフレームレバーの近くにあるベースレバーに、第1のシリンダブロックセットが軸着され、当該第1の連結レバーが、第3のシリンダブロックに軸着され、当該第3のシリンダブロックに、レバーセットが軸着される第2のフレームユニットと、二つの対応する連動ロッドと軸着ロッドと板体とからなる枠体があり、また、二つの連動ロッドが、それぞれ、それぞれ、第1の連結レバーの反対端に位置するように二つのベースレバーと当該レバーセットとに貫設され、また、摺動ロッドが、二つの連動ロッドに貫設され、当該摺動ロッドにおいて、当該軸着ロッドと摺動ロッドとの間に、二つの第4のシリンダブロックセットが軸着され、二つの第4のシリンダブロックセット同士の間に、当該摺動ロッドに貫設される案内ロッドが設けられ、当該案内ロッドに、更に第5のシリンダブロックが軸着される、第3のフレームユニットと、第1の円棒と第2の円棒があり、当該円棒の両側に、それぞれ、シート体が貫設され、当該第1の円棒に、更に、2組の連結シートが貫設され、2組の連結シートが、それぞれ、連動ロッドに連結され、当該第2の円棒が、当該摺動ロッドに軸着される第4のフレームユニットと、固定フレームであり、当該固定フレームが、当該第1と第2の円棒の両端に貫設される第5のフレームユニットと、ベースと、下背板と、上背板と、頭枕とが含有される自動車用シートと、からなる、当該シートを固定するための素早く移動且つ傾斜するシートベースがあり、自動車の車体の各梃子式油圧シリンダブロックが、衝撃により作動する時、対応するシリンダブロックが作動されて、当該シートが逆方向へ素早く移動且つ傾斜し、シートに座る乗客の体に、反力が発生するか体が所定の姿勢に保つかにより、自動車が衝撃による慣性力を中和や低減できる、ことを特徴とするシートを素早く移動且つ傾斜する装置である。
【0008】
請求項2の発明は、二つのベースレバーにおいて、第1の連結レバー側に、それぞれ、案内突出が形成され、その中段において、対応する位置に、それぞれ、溝が形成され、二つの溝に作動レバーが収納され、また、当該作動レバーに、作動シートが貫設され、また、当該作動レバーに、当該第5のシリンダブロックが連結されることを特徴とする請求項1に記載のシートを素早く移動且つ傾斜する装置である。
【0009】
請求項3の発明は、当該レバーセットに、第3のシリンダブロックが連結される横レバーがあり、当該横レバーの両端に、それぞれ、連結シートが設けられ、二つの連結シートに、それぞれ、従動ロッドが連結され、二つの従動ロッドに、それぞれ、案内突出に貫設されるタブが設けられ、二つのタブに、それぞれ、二つの連動ロッドが連結されることを特徴とする請求項2に記載のシートを素早く移動且つ傾斜する装置である。
【0010】
請求項4の発明は、二つのタブに、それぞれ、従動ロッドが連結され、また、連動ロッドが貫設されることを特徴とする請求項3に記載のシートを素早く移動且つ傾斜する装置である。
【0011】
請求項5の発明は、当該上背板と下背板と接する位置に、レバー部品が貫設され、当該レバー部品の両端に、それぞれ、駆動シートが設けられ、当該レバー部品において、二つの駆動シートの近い位置に、それぞれ、突出ブロックが形成され、また、二つの突出ブロックに、それぞれ、やや前方へ傾くシリンダブロックセットが連結され、当該上背板において、二つのシリンダブロックセットに対応する位置に、それぞれ、シリンダブロックセットが連結されるための円柱が設けられ、当該シリンダブロックセットが伸ばす時、当該上背板を上昇して前方へ傾くように駆動することを特徴とする請求項1に記載のシートを素早く移動且つ傾斜する装置である。
【0012】
請求項6の発明は、当該下背板の両側に、それぞれ、保護フィンが設けられ、当該下背板に、更に、下背板のシリンダブロックと二つの軸支軸が設けられ、また、当該下背板のシリンダブロックの両端に、それぞれ、保護フィンに連結される連結紐が設けられ、また、二つの連結紐が、それぞれ、軸支軸を回すことにより、当該下背板のシリンダブロックが外へ突出する時、二つの連結紐が引張られ、二つの保護フィンに、締まるように駆動させることを特徴とする請求項5に記載のシートを素早く移動且つ傾斜する装置である。
【0013】
請求項7の発明は、当該上背板に、当該頭枕を設置するための固定棒が設けられ、当該固定棒の外部に、二つの被覆部品が被覆され、また、円盤が螺着され、当該円盤に、二つの鋼製ワイヤが設けられ、当該二つの鋼製ワイヤが、それぞれ、弾性部品と頭枕のシリンダブロックに連結されることを特徴とする請求項5に記載のシートを素早く移動且つ傾斜する装置である。
【0014】
請求項8の発明は、第1のシリンダブロックセットと第2のシリンダブロックセット、第3のシリンダブロック、第4のシリンダブロックセット、第5のシリンダブロック、二つのシリンダブロックセット及び下背板のシリンダブロックが、それぞれ、両方向伸びだし油圧シリンダから構成されることを特徴とする請求項1か6に記載のシートを素早く移動且つ傾斜する装置である。
【0015】
請求項9の発明は、当該弾性部品が、バネであることを特徴とする請求項7に記載のシートを素早く移動且つ傾斜する装置である。
【0016】
請求項10の発明は、各シリンダブロックの先端に、梃子式駆動シートが設けられ、また、各駆動シートに、支点があることを特徴とする請求項1に記載のシートを素早く移動且つ傾斜する装置である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明は、図1と2のように、自動車用シートを素早く移動且つ傾斜する装置であり、主として、自動車の車体1があり、当該自動車の車体1の前側や後側、左側、右側、正面の両斜め面及び裏側の両斜め面に、それぞれ、複数の梃子式油圧制御のシリンダブロック11が設けられ、各シリンダブロック11が、それぞれ、各シートを素早く移動且つ傾斜する装置2に連結され、また、当該シートを素早く移動且つ傾斜する装置2は、図3乃至5のように、
中空矩形であるベースフレーム211があり、当該ベースフレーム211の先端に、ベースフレームレバー2111が貫設され、当該ベースフレームレバー2111に、二つの第1のシリンダブロックセット2112が貫設され、また、当該ベースフレーム21において、ベースフレームレバー2111の裏側に、二つの軸支レバー212が貫設され、二つの軸支レバー212同士が、摺動レバー213によって連結される第1のフレームユニット21と、
二つの並列のベースレバー221があり、当該二つのベースレバー221の先端と中段に、それぞれ、第1の連結レバー222と第2の連結レバー223が設けられ、また、当該二つのベースレバー221に、それぞれ、貫通レバー224が貫設され、各貫通レバー224と各摺動レバー213とが接触する位置に、それぞれ、摺動ベース2241が設けられ、また、第1の連結レバー222の摺動ベース2241ではない摺動ベース2241に、第2のシリンダブロックセット2242が軸着され、当該ベースフレームレバー2111の近くにあるベースレバー221に、第1のシリンダブロックセット2112が軸着され、当該第1の連結レバー222が、第3のシリンダブロック2221に軸着され、当該第3のシリンダブロック2221に、レバーセット225が軸着され、また、二つのベースレバー221において、第1の連結レバー222側に、それぞれ、案内突出226が設けられ、二つのベースレバー221の中段に、それぞれ、対応する溝2211が設けられ、二つの溝2211に、作動レバー227が収納され、当該作動レバー227に、作動シート2271と第5のシリンダブロック2331とが貫設され、また、当該レバーセット225は、第3のシリンダブロック2221を連結するための横レバー2251が含有され、当該横レバー2251の両端に、それぞれ、連結シート2252が設けられ、二つの連結シート2252に、それぞれ、従動ロッド2253が連結され、二つの従動ロッド2253に、それぞれ、案内突出226に貫設されるタブ2254が設けられ、そして、二つのタブ2254に、それぞれ、二つの従動ロッド2253が連結される第2のフレームユニット22と、
二つの対応する連動ロッド2311と軸着ロッド2312と板体2313とからなる枠体231があり、また、二つの連動ロッド2311が、それぞれ、第1の連結レバー222の反対端に位置するように二つのベースレバー221と、当該レバーセット225の二つのタブ2254とに貫設され、また、摺動ロッド232が、二つの連動ロッド2311に貫設され、当該摺動ロッド232において、当該軸着ロッド2312と摺動ロッド232との間に、二つの第4のシリンダブロックセット2321が軸着され、二つの第4のシリンダブロックセット2321同士の間に、当該摺動ロッド232に貫設された案内ロッド233が設けられ、当該摺動ロッド232に、更に、当該第5のシリンダブロック2331が軸着される第3のフレームユニット23と、
第1の円棒241と第2の円棒242があり、当該第1、第2の円棒241、242の両側に、それぞれ、シート体243が貫設され、当該第1の円棒24に、更に、2組の連結シート2411が貫設され、2組の連結シート2411が、それぞれ、連動ロッド2311に連結され、当該第2の円棒242が、当該摺動ロッド232に軸着される第4のフレームユニット24と、
固定フレーム251であり、当該固定フレーム251が、当該第1と第2の円棒241、242の両端に貫設される第5のフレームユニット25と、
図6と7を参照しながら、当該シートを素早く移動且つ傾斜する装置2の上方に設けられ、ベース31と、上背板32と、下背板33と、頭枕34とからなり、当該上背板32と下背板33とが接する位置に、レバー部品35が貫設され、当該レバー部品35の両端に、それぞれ、駆動シート351が設けられ、当該レバー部品35において、二つの駆動シート351の近くの位置に、それぞれ、突出ブロック352が設けられ、二つの突出ブロック352に、それぞれ、やや前方へ傾くシリンダブロックセット36が連結され、また、当該上背板32において、二つのシリンダブロックセット36に対応する位置に、それぞれ、シリンダブロックセット36を連結するための円柱321が設けられ、また、二つのシリンダブロックセット36が伸ばすと、当該上背板32が上昇して前方へ傾くように駆動されるシート3と、
が含有される。
【0018】
図8を参照しながら、当該下背板33の両側に、それぞれ、保護フィン331が設けられ、当該下背板33に、更に、下背板のシリンダブロック332と二つの軸支軸333が設けられ、また、当該下背板のシリンダブロック332の両端に、それぞれ、保護フィン331に連結される連結紐3321が設けられ、二つの連結紐3321が、それぞれ、軸支軸333を回すことにより、当該下背板のシリンダブロック332が外へ突出する時、二つの連結紐3321が引張られ、二つの保護フィン331に、締まるように駆動させる。
【0019】
図9を参照しながら、当該上背板32に、更に、当該頭枕34を設置するための固定棒322が設けられ、当該固定棒322の外部に、二つの被覆部品3221が被覆され、また、円盤3222が螺着され、当該円盤3222に、二つの鋼製ワイヤ3223が設けられ、当該二つの鋼製ワイヤ3223が、それぞれ、弾性部品323と頭枕のシリンダブロック324に連結され、当該頭枕のシリンダブロック324の作動により、当該頭枕34が左や右へ移動し、また、本実施例において、当該弾性部品323が、バネでもよい。
【0020】
上記の第1のシリンダブロックセット2112と第2のシリンダブロックセット2242、第3のシリンダブロック2221、第4のシリンダブロックセット2321、第5のシリンダブロック2331、二つのシリンダブロックセット36及び下背板のシリンダブロック332は、両方向伸びだし油圧シリンダから構成される。
【0021】
それぞれに、自動車の車体1の前側や後側、左側、右側、正面の両斜め面及び裏側の両斜め面に設けられるシリンダブロック11と、当該シートを素早く移動且つ傾斜する装置2に設けられる第1のシリンダブロックセット2112と第2のシリンダブロックセット2242、第3のシリンダブロック2221、第4のシリンダブロックセット2321、第5のシリンダブロック2331、下背板のシリンダブロック332、シリンダブロックセット36及び頭枕のシリンダブロック324とは、次の連結関係になる。
【0022】
当該第1のシリンダブロックセット2112に、、それぞれ、自動車の車体1の前側と後側、正面の両斜め面及び裏側の両斜め面のシリンダブロック11が連結される。
【0023】
当該第2のシリンダブロックセット2242に、それぞれ、自動車の車体1の左側及び右側のシリンダブロック11が連結される。
【0024】
当該第3のシリンダブロック2221に、それぞれ、自動車の車体1の左側と右側、裏側の両側及び正面の両側のシリンダブロック11が連結される。
【0025】
当該第4のシリンダブロックセット2321に、それぞれ、自動車の車体1の正面と正面の両側のシリンダブロック11が連結される。
【0026】
当該第5のシリンダブロック2331に、それぞれ、自動車の車体1の左側及び右側のシリンダブロック11が連結される。
【0027】
当該下背板のシリンダブロック332に、それぞれ、自動車の車体1の左側と右側、前側及び正面のシリンダブロック11が連結される。
【0028】
当該シリンダブロックセット36に、それぞれ、自動車の車体1の裏側と裏側の両側のシリンダブロック11が連結される。
【0029】
当該頭枕のシリンダブロック324に、自動車の車体1の裏側の両側のシリンダブロック11が連結される。
【0030】
当該自動車の車体1に、様々の方向から、外力が衝撃する時、図10のように、当該シートを素早く移動且つ傾斜する装置2及びシート3の素早く移動且つ傾斜する素子は、様々の方向からの衝撃力に応じて逆方向の反力を生成して、衝撃力を中和や低減し、その変化は、次の通りである。
【0031】
正面に衝撃が発生する時、図11乃至13のように、当該装置の自動車の車体1の正面に位置する各シリンダブロック11の油圧油が作動されて、それぞれ、当該第1のシリンダブロックセット2112と当該第4のシリンダブロックセット2321及び下背板のシリンダブロック332に注入され、また、当該第1のシリンダブロックセット2112が、油圧油の作動により伸ばされると、当該第2のフレームユニット22が、素早く裏側へ押されて摺動し、また、当該第4のシリンダブロックセット2321により、当該第3のフレームユニット23の摺動ロッド232が、板体2313の方向へ押されて摺動し、これにより、摺動ロッド232と各連結シートセット2411に軸着される第4のフレームユニット24が、裏側へ摺動して、仰向きの角度になり、同時に、当該下背板のシリンダブロック332が、油圧油の作動により伸ばされると、二つの連結紐3321を引張ることにより、二つの保護フィン331が、乗客の腰部を締まり、これにより、イ、体が素早く退くことと、ロ、シートパッドを利用することと、ハ、瞬間に予めに設定した角度に仰向くこととにより、乗客の両足が高い位置に着いたため、膝が折り曲げて、上半身と鋭角度になり、これにより、骨格や筋肉の減衰や緩衝作用により、乗客が前へ飛び出す慣性力が中和や低減され、また、体が退くことにより、車室内の設備に衝撃して怪我になることを防止できる。
【0032】
正面の両側に衝撃が発生する時、図14乃至16のように、当該装置の自動車の車体1の正面の両斜め面に位置する各シリンダブロック11の油圧油が作動されて、それぞれ、当該第1のシリンダブロックセット2112と当該第4のシリンダブロックセット2321、下背板のシリンダブロック332及び第3のシリンダブロック2221に注入され、また、当該第1のシリンダブロックセット2112が、油圧油の作動により伸ばされると、当該第2のフレームユニット22が、素早く裏側へ押されて摺動し、また、当該第4のシリンダブロックセット2321により、当該第3のフレームユニット23の摺動ロッド232が、板体2313の方向へ押されて摺動し、これにより、摺動ロッド232と各連結シートセット2411に軸着される第4のフレームユニット24が、素早く裏側の下方へ移動して傾斜の角度になり、また、当該下背板のシリンダブロック332が、油圧油の作動により伸ばされると、二つの連結紐3321を引張ることにより、二つの保護フィン331が、乗客の腰部を締まり、また、当該第3のシリンダブロック2242が、油圧油の作動により伸ばされると、当該レバーセット225を、第2の連結レバー223の方向へ押出し、これにより、二つのタブ2254が、二つの案内突出226に沿って下へ摺動するように、当該第3のフレームユニット23の連動ロッド2311を駆動し、そして、もう一つの連動ロッド2311との間に傾斜の角度が生成され、そのため、当該シート3が、当該自動車の中央へ向かって傾斜する状態になり、これにより、当該シート3が、瞬間に裏側の下方へ素早く退いて予めに設定された角度に傾斜し、また、二つの保護フィンが乗客の体を締まるだけでなく、当該シート3が、自動車の中央へ向かって所定の角度に傾斜するため、乗客の頭や胸或いは膝が車室内の設備に衝撃して怪我になることを防止できる。
【0033】
裏側に追い衝撃が発生する時、図17乃至19のように、当該装置の自動車の車体1の裏側にある各シリンダブロック11の油圧油が作動され、それぞれ、当該第1のシリンダブロックセット2112と二つのシリンダブロックセット36に注入され、当該第1のシリンダブロックセット2112の二つのシリンダブロックセット36が、油圧油の作動により伸ばされると、当該第2のフレームユニット22が、素早く裏側の下方へ押されて摺動し、また、二つのシリンダブロックセット36自身が、やや前方へ傾くように当該レバー部品35に設けられるため、二つのシリンダブロックセット36が、油圧油の作動により伸ばされると、当該上背板32と頭枕34とが、二つのシリンダブロックセット36の傾斜方向に沿って、前方の上方へ伸ばされ、そのため、当該シート3は、素早く裏側の下方へ移動して当該衝撃力を中和や低減でき、それだけでなく、当該上背板32と頭枕34が、前方の上方へ伸ばされるため、乗客の頭と頚部を負荷し、そして、バネにより、元の位置に戻され、これにより、追い衝撃が発生する時、頭枕の位置が低すぎることによる頚部怪我を防止できる。
【0034】
裏側の両側におい衝撃が発生する時、図20乃至22のように、当該装置の自動車の車体1の裏側の両斜め面にある各シリンダブロック11の油圧油が作動され、それぞれ、当該第1のシリンダブロックセット2112と第3のシリンダブロック2221、二つのシリンダブロックセット26及び頭枕のシリンダブロック324に注入され、当該第1のシリンダブロックセット2112が、油圧油の駆動により伸ばされると、当該第2のフレームユニット22が、素早く裏側の下方へ押されて摺動し、また、当該第3のシリンダブロック2221が、油圧油の作動により伸ばされると、当該レバーセット225を、第2の連結レバー223の方向へ押出し、これにより、二つのタブ2254が、二つの案内突出226に沿って下へ摺動するように、当該第3のフレームユニット23の連動ロッド2311を駆動し、そして、もう一つの連動ロッド2311との間に傾斜の角度が生成され、そのため、当該自動車用シート3が、当該自動車の中央へ向かって傾斜する状態になり、また、当該頭枕のシリンダブロック324が、油圧油の作動により伸ばされると、鋼製ワイヤ3223を引張って当該円盤3222を回転することにより、当該頭枕34が、当該自動車の中央へ向かって移動し、また、二つのシリンダブロックセット36自身が、やや前方へ傾くように当該レバー部品35に設けられるため、二つのシリンダブロックセット36が、油圧油の作動により伸ばされると、当該上背板32と頭枕34とが、二つのシリンダブロックセット36の傾斜方向に沿って、前方の上方へ伸ばされ、そのため、当該シート3は、素早く裏側の下方へ移動して当該衝撃力を中和や低減でき、また、より大きい空間が形成されるため、乗客の膝等の傷付きを防止でき、また、当該シート3が、当該自動車の中央へ向かって所定の角度に傾き、そして、当該上背板32と頭枕34が、前方の上方へ伸ばされるため、乗客の頭と頚部を負荷し、これにより、衝撃から、乗客の頭や頚部を保護できる。
【0035】
側面に衝撃が発生する時、図23乃至25のように、当該装置の自動車の車体1の左側面や右側面にある各シリンダブロック11の油圧油が作動され、それぞれ、当該自動車の全てのシート装置に注入される。図23と24を参照しながら、運転席の側面に衝撃が発生する状態を例とし、運転席のシートを素早く移動且つ傾斜する装置2の第2のシリンダブロックセット2242と第3のシリンダブロックセット2221及び下背板のシリンダブロック332の作動は、次の通りであり、当該油圧油が第2のシリンダブロックセット2242に注入されると、当該第2のシリンダブロックセット2242が作動されて伸ばされ、これにより、当該第2のフレームユニット22が、素早く当該自動車の中央へ向かって押されて移動し、また、当該第3のシリンダブロック2221が、油圧油の作動により伸ばされると、当該レバーセット225を、第2の連結レバー223の方向へ押出し、これにより、二つのタブ2254が、二つの案内突出226に沿って下へ摺動するように、当該第3のフレームユニット23の連動ロッド2311を駆動し、そして、もう一つの連動ロッド2311との間に傾斜の角度が生成され、そのため、当該自動車用シート3が、当該自動車の中央へ向かって傾斜する状態になり、そして、上記の当該自動車の中央へ向かって素早く移動することに合わせて、シートは、素早く移動且つ傾斜することができる。また、当該下背板のシリンダブロック332が、油圧油の作動により伸ばされると、二つの連結紐3321が引張られ、二つの保護フィン331に、乗客の体を締まるように駆動し、これにより、自動車の中央へ向かって素早く移動且つ傾斜するシート3は、二つの保護フィン331により乗客の体を締まり、これにより、運転席からの衝撃の慣性力を中和や低減でき、そして、素早く衝撃面から離れることにより、頭や胸等を衝撃から守ることができる。
【0036】
当該作動レバー227が運転席の側面からの衝撃を受けると、乗客席のシートを素早く移動且つ傾斜する装置2の第5のシリンダブロック2331が、作動レバー227に軸着され、当該第5のシリンダブロック2331のもう一端が、第3のフレームユニット23の案内ロッド2311に連結されるため、油圧油の作動により伸ばされた第5のシリンダブロック2331により、二つのタブ2254に貫設される連動ロッド2311が駆動されて上昇し、同時に、当該レバーセット225の二つのタブ2254が、二つの案内突出226に沿って上昇し、そのため、乘客シートが、衝撃力と同じ方向へ小さい角度で傾斜することにより、乗客席に座る乗客の体に反力が生成して、運転席側の如何なる方向からの衝撃による慣性力を中和や低減でき、乗客席に居る乗客を守る。前方と後方のシート動作が、同じである。同じように、乗客席の側面からの如何なる方向からの衝撃が発生する時、運転席と乗客席のシート装置において、前記の動作と逆方向に、動作が行われる。
【0037】
図26を参照しながら、衝撃や他の原因で、自動車がひっくり返る時、当該自動車の車体1の側面が、地面や他の物体にぶつかる時、運転席側の前後のシートや、乗客席側の前後のシートが、順に素早く当該自動車の中央へ移動して傾斜し、これにより、各シート3と車室内の設備との空間が増加され、車内の乗客は、車室内の設備にぶつかることによる傷から、守られる。
【0038】
図27と28は、本発明の第2の実施例であり、各シリンダブロック11の先端に、1組の梃子式駆動シート111があり、また、梃子式駆動シート111の同組のシリンダブロック端に支点112があり、駆動シート111が、隣のシリンダブロック11に対して、前後の状態に重ねるか両側に位置するかになり、駆動シート111が前後に重ねる場合、正面の駆動シート111が外力により押されると、裏側の駆動シート111が駆動されて一緒に二つのシリンダブロック11を抵当し、そのため、連結されるシートを素早く移動且つ傾斜する装置2が駆動されて、シートを予期のように駆動することにより、乗客の安全を守ることができる。逆に、裏側の駆動シート111が外力により押されると、正面の駆動シート111が駆動されず、そのため、裏側の駆動シートに連結されるシートを素早く移動且つ傾斜する装置2だけが駆動されて、シートを予期のように駆動して、乗客の安全を守る。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置の自動車の車体の各シリンダブロック分布図I
【図2】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置の自動車の車体の各シリンダブロック分布図II
【図3】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置の分解図
【図4】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置の組立て図I
【図5】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置の組立て図II
【図6】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置のシート立体図
【図7】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置のシートシリンダブロックセットの作動構造概念図
【図8】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置のシートの保護フィンの構造作動概念図
【図9】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置のシートの頭枕の作動構造概念図
【図10】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置の乗客とシートに衝撃を印加する時の概念図
【図11】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置の正面衝撃の概念図
【図12】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置の自動車正面衝撃の概念図
【図13】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置のシート正面の衝撃変化の概念図
【図14】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置の正面両側衝撃の概念図
【図15】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置の自動車正面両側衝撃の概念図
【図16】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置のシート正面両側の衝撃変化の概念図
【図17】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置の裏側衝撃の概念図
【図18】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置の自動車裏側衝撃の概念図
【図19】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置のシート裏側の衝撃変化の概念図
【図20】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置の裏側両側衝撃の概念図
【図21】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置の自動車裏側両側衝撃の概念図
【図22】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置のシート裏側両側の衝撃変化の概念図
【図23】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置の斜め面衝撃の概念図
【図24】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置の自動車斜め面衝撃の概念図
【図25】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置のシート斜め面の衝撃変化の概念図
【図26】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置の自動車転がる時の概念図
【図27】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置の第2の実施例の上面図
【図28】本発明のシートを素早く移動且つ傾斜する装置の第2の実施例の一部拡大図
【符号の説明】
【0040】
1 自動車の車体
11 シリンダブロック
111 駆動シート
112 支点
2 シートを素早く移動且つ傾斜する装置
21 第1のフレームユニット
211 ベースフレーム
2111 ベースフレームレバー
2112 第1のシリンダブロックセット
212 軸支レバー
213 摺動レバー
22 第2のフレームユニット
221 ベースレバー
2211 溝
222 第1の連結レバー
2221 第3のシリンダブロック
223 第2の連結レバー
224 貫通レバー
2241 摺動ベース
2242 第2のシリンダブロックセット
225 レバーセット
2251 横レバー
2252 連結シート
2253 從動件
2254 タブ
227 作動レバー
2271 作動シート
23 第3のフレームユニット
231 枠体
2311 連動ロッド
2312 軸着ロッド
2313 板体
232 摺動ロッド
2321 第4のシリンダブロック
233 案内ロッド
2331 第5のシリンダブロック
24 第4のフレームユニット
241 第1の円棒
2411 連結シートセット
242 第2の円棒
243 シート体
25 第5のフレームユニット
251 固定フレーム
3 シート
31 ベース
32 上背板
321 円柱
322 弾性部品
3221 被覆部品
3222 円盤
3223 鋼製ワイヤ
323 弾性部品
324 頭枕のシリンダブロック
33 下背板
331 保護フィン
332 下背板のシリンダブロック
3321 連結紐
333 軸支軸
34 頭枕
35 レバー部品
351 駆動シート
352 突出ブロック
36 シリンダブロックセット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車の車体の周りに実装される複数の梃子式油圧制御のシリンダブロックが、接続されるシートを素早く移動且つ傾斜する装置であって、
中空矩形であるベースフレームがあり、当該ベースフレームの先端に、ベースフレームレバーが貫設され、当該ベースフレームレバーに、二つの第1のシリンダブロックセットが貫設され、当該ベースフレームにおいて、当該ベースフレームレバーの裏側に、二つの軸支レバーが貫設され、二つの軸支レバー同士が、摺動レバーによって連結される第1のフレームユニットと、
二つのベースレバーがあり、当該二つのベースレバーの先端と中段に、それぞれ、第1の連結レバーと第2の連結レバーとが設けられ、当該二つのベースレバーに、それぞれ、貫通レバーが貫設され、各貫通レバーと各摺動レバーとが接触する位置に、それぞれ、摺動ベースが設けられ、また、第1の連結レバーの摺動ベースではない摺動ベースに、第2のシリンダブロックセットがされ、当該ベースフレームレバーの近くにあるベースレバーに、第1のシリンダブロックセットが軸着され、当該第1の連結レバーが、第3のシリンダブロックに軸着され、当該第3のシリンダブロックに、レバーセットが軸着される第2のフレームユニットと、
二つの対応する連動ロッドと軸着ロッドと板体とからなる枠体があり、また、二つの連動ロッドが、それぞれ、それぞれ、第1の連結レバーの反対端に位置するように二つのベースレバーと当該レバーセットとに貫設され、また、摺動ロッドが、二つの連動ロッドに貫設され、当該摺動ロッドにおいて、当該軸着ロッドと摺動ロッドとの間に、二つの第4のシリンダブロックセットが軸着され、二つの第4のシリンダブロックセット同士の間に、当該摺動ロッドに貫設される案内ロッドが設けられ、当該案内ロッドに、更に第5のシリンダブロックが軸着される、第3のフレームユニットと、
第1の円棒と第2の円棒があり、当該円棒の両側に、それぞれ、シート体が貫設され、当該第1の円棒に、更に、2組の連結シートが貫設され、2組の連結シートが、それぞれ、連動ロッドに連結され、当該第2の円棒が、当該摺動ロッドに軸着される第4のフレームユニットと、
固定フレームであり、当該固定フレームが、当該第1と第2の円棒の両端に貫設される第5のフレームユニットと、
ベースと、下背板と、上背板と、頭枕とが含有される自動車用シートと、
からなる、当該シートを固定するための素早く移動且つ傾斜するシートベースがあり、自動車の車体の各梃子式油圧シリンダブロックが、衝撃により作動する時、対応するシリンダブロックが作動されて、当該シートが逆方向へ素早く移動且つ傾斜し、シートに座る乗客の体に、反力が発生するか体が所定の姿勢に保つかにより、自動車が衝撃による慣性力を中和や低減できる、
ことを特徴とするシートを素早く移動且つ傾斜する装置。
【請求項2】
二つのベースレバーにおいて、第1の連結レバー側に、それぞれ、案内突出が形成され、その中段において、対応する位置に、それぞれ、溝が形成され、二つの溝に作動レバーが収納され、また、当該作動レバーに、作動シートが貫設され、また、当該作動レバーに、当該第5のシリンダブロックが連結されることを特徴とする請求項1に記載のシートを素早く移動且つ傾斜する装置。
【請求項3】
当該レバーセットに、第3のシリンダブロックが連結される横レバーがあり、当該横レバーの両端に、それぞれ、連結シートが設けられ、二つの連結シートに、それぞれ、従動ロッドが連結され、二つの従動ロッドに、それぞれ、案内突出に貫設されるタブが設けられ、二つのタブに、それぞれ、二つの連動ロッドが連結されることを特徴とする請求項2に記載のシートを素早く移動且つ傾斜する装置。
【請求項4】
二つのタブに、それぞれ、従動ロッドが連結され、また、連動ロッドが貫設されることを特徴とする請求項3に記載のシートを素早く移動且つ傾斜する装置。
【請求項5】
当該上背板と下背板と接する位置に、レバー部品が貫設され、当該レバー部品の両端に、それぞれ、駆動シートが設けられ、当該レバー部品において、二つの駆動シートの近い位置に、それぞれ、突出ブロックが形成され、また、二つの突出ブロックに、それぞれ、やや前方へ傾くシリンダブロックセットが連結され、当該上背板において、二つのシリンダブロックセットに対応する位置に、それぞれ、シリンダブロックセットが連結されるための円柱が設けられ、当該シリンダブロックセットが伸ばす時、当該上背板を上昇して前方へ傾くように駆動することを特徴とする請求項1に記載のシートを素早く移動且つ傾斜する装置。
【請求項6】
当該下背板の両側に、それぞれ、保護フィンが設けられ、当該下背板に、更に、下背板のシリンダブロックと二つの軸支軸が設けられ、また、当該下背板のシリンダブロックの両端に、それぞれ、保護フィンに連結される連結紐が設けられ、また、二つの連結紐が、それぞれ、軸支軸を回すことにより、当該下背板のシリンダブロックが外へ突出する時、二つの連結紐が引張られ、二つの保護フィンに、締まるように駆動させることを特徴とする請求項5に記載のシートを素早く移動且つ傾斜する装置。
【請求項7】
当該上背板に、当該頭枕を設置するための固定棒が設けられ、当該固定棒の外部に、二つの被覆部品が被覆され、また、円盤が螺着され、当該円盤に、二つの鋼製ワイヤが設けられ、当該二つの鋼製ワイヤが、それぞれ、弾性部品と頭枕のシリンダブロックに連結されることを特徴とする請求項5に記載のシートを素早く移動且つ傾斜する装置。
【請求項8】
第1のシリンダブロックセットと第2のシリンダブロックセット、第3のシリンダブロック、第4のシリンダブロックセット、第5のシリンダブロック、二つのシリンダブロックセット及び下背板のシリンダブロックが、それぞれ、両方向伸びだし油圧シリンダから構成されることを特徴とする請求項1か6に記載のシートを素早く移動且つ傾斜する装置。
【請求項9】
当該弾性部品が、バネであることを特徴とする請求項7に記載のシートを素早く移動且つ傾斜する装置。
【請求項10】
各シリンダブロックの先端に、梃子式駆動シートが設けられ、また、各駆動シートに、支点があることを特徴とする請求項1に記載のシートを素早く移動且つ傾斜する装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【公開番号】特開2007−297008(P2007−297008A)
【公開日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−128077(P2006−128077)
【出願日】平成18年5月2日(2006.5.2)
【出願人】(506153480)
【Fターム(参考)】