シートブラケット取付構造
【課題】側壁体の肉厚を厚くしたり材質を変更したりせずに、シートブラケットの強度を大きくして、シートレールの位置が変化してしまうことのないシートブラケット取付構造を提供する。
【解決手段】車両用シートのシートレールとフロアパネル13とを結合するためのシートブラケット取付構造であって、段差を有するセンタフロア14の段部側面に接合されて閉断面を形成し且つ断面がほぼコ字状の側壁体21と、この側壁体21の上端に形成した上壁部22と、側壁体21の下端に形成されたフロア取付部30とを有し、側壁体21の上部に外側に凸状となる曲面21bを形成し、車体取付部30が側壁体21になだらかに連続形成されている。
【解決手段】車両用シートのシートレールとフロアパネル13とを結合するためのシートブラケット取付構造であって、段差を有するセンタフロア14の段部側面に接合されて閉断面を形成し且つ断面がほぼコ字状の側壁体21と、この側壁体21の上端に形成した上壁部22と、側壁体21の下端に形成されたフロア取付部30とを有し、側壁体21の上部に外側に凸状となる曲面21bを形成し、車体取付部30が側壁体21になだらかに連続形成されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、車両用シートをフロアパネルに固定するためのシートブラケット取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、車両用シートを固定するためのシートブラケット取付構造が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
かかるシートブラケット取付構造は、車両用シートのシートレールとフロアパネルとを結合するシートブラケットを備えている。
【0004】
シートブラケット1は、図9に示すように、センタフロア等のフロア部材(図示せず)の側面に接合されて閉断面を形成し且つ断面がほぼコ字状の側壁体2と、この側壁体2の上端に形成した上壁部3と、側壁体2の下端に形成された車体取付部4とを有している。
【0005】
上壁部3は、ボルト孔3aにボルト(図示せず)を通して図示しないシートレールに固定され、車体取付部4はフロアパネルに固定される。
【特許文献1】特開平7−52693号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このようなシートブラケット取付構造では、例えばシートベルトアンカレッジ試験の際に、シートレールが上方への引っ張り荷重を受けた場合、図10に示すように、上壁部3がボルト孔3aを中心に上方へ引っ張られていき、この上方への引っ張りにより側壁部2Aに図11に示す面外方向(側壁体2の内側方向)への力Qが作用する。この力により側壁部2Aが内側に変形し始めると、その側壁部2Aの強度が急激に低下して側壁部2Aが図10に示すようにつぶれ、上壁部3が図10に示すように変形してしまい、シートレールの位置が変化してしまうという問題があった。
【0007】
この発明の目的は、側壁体の肉厚を厚くしたり材質を変更したりせずに、シートブラケットの強度を大きくして、シートレールの位置が変化してしまうことのないシートブラケット取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、車両用シートのシートレールとフロアパネルとを結合するためのシートブラケット取付構造であって、
段差を有するフロア部材の段部側面に接合されて閉断面を形成し且つ断面がほぼコ字状の側壁体と、この側壁体の上端に形成した上壁部と、前記側壁体の下端に形成されたフロア取付部とを有し、
前記側壁体の上部に外側に凸状となる曲面を形成し、
前記フロア取付部が前記側壁体になだらかに連続形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、側壁体の肉厚を厚くしたり材質を変更したりせずに、シートブラケットの強度を大きくして、シートレールの位置が変化してしまうことを防止すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、この発明に係るシートブラケット取付構造の実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例】
【0011】
図1ないし図3に示すシートブラケット取付構造10は、車両用シート11のシートレール12とフロアパネル13とを結合するシートブラケット20を備えている。車両用シート11は、シートレール12に沿って前後に移動できるとともに任意の位置に固定できるようになっている。
【0012】
シートブラケット20は、フロアパネル13と段差を有する段部であるセンタフロア(フロア部材)14の側壁部(側面)14Aにレインフォース部材15の側壁部15Aを介して接合されており、この側壁部14Aと閉断面を形成する側壁体21を有している。
【0013】
側壁体21は、断面形状がほぼコ字状に形成され、図4に示すように中央に位置する中央壁部21Aと、この中央壁部21Aの両側に連続形成された側壁部21B,21Cとを有している。中央壁部21Aの上部には外側に凸状となる曲面21bが形成され、この曲面21bは下にいくにしたがってその幅W1が小さくなっている。また、曲面21bが形成されている範囲は、図5に示すように側壁体21の高さhのh(1/2)以上に設定されている。側壁部21B,21Cの幅W2は下にいくにしたがって小さくなっている。
【0014】
また、中央壁部21Aおよび側壁部21B,21Cの上端には上壁部22が連続形成され、この上壁部22にボルト孔22aが形成されている。そして、上壁部22のボルト孔22aにボルト(図示せず)が通されて、この上壁部22に図1に示すシートレール12が固定されている。
【0015】
側壁部21B,21Cの側縁にはフランジ23,24が形成され、このフランジ23,24の上端および上壁部22の一端(図4において斜め左端)に取付片25が連続形成されている。この取付片25にボルト孔25aが形成され、このボルト孔25aにボルト(図示せず)が通されて、図2に示すように取付片25がセンタフロア14の上壁部14Bにレインフォース部材15を介して固定されている。
【0016】
側壁体21およびフランジ23,24の下端には、車幅方向に延びたフロア取付部30が連続形成され、このフロア取付部30には車幅方向に延びる段部31が形成されている。そして、フロア取付部30の断面形状はハット状になっている。また、段部31の稜線31a,31bが側壁体21の中央壁部21Aになだらかに結ばれている。すなわち、段部31と側壁体21の中央壁部21Aとの境界部がなめらかな曲面となっている。
【0017】
次に、上記のように構成されるシートブラケット取付構造10の作用について説明する。
【0018】
例えばシートベルトアンカレッジ試験の際に、シートレール12が上方への引っ張り荷重を受けると、図6に示すように上壁部22がボルト孔22aを中心に上方Yへ引っ張られていき、この上方Yへの引っ張りにより中央壁部21Aに図7に示す面外方向(側壁体21の内側に向かう方向)の力Fが作用する。
【0019】
しかし、中央壁部21Aは図7に示すように曲面となっていることにより、その面外方向の力Fはその曲面に沿って面内方向F1,F1に分力され、この分力により面外方向の力Fは小さくなる。このため、中央壁部21Aが側壁体21内へ押しつぶされてしまうことが防止され、このため、図8に示すように上壁部22の変形も小さく抑えることができる。
【0020】
また、段部31と側壁体21の中央壁部21Aとの境界部がなめらかな曲面となっていることにより、上壁部22が上方へ引っ張られた際の力が側壁体21を介して段部31へ効率よく伝達する。そして、その段部31へ伝達した力はフロアパネル13に伝達することになる。
【0021】
このため、中央壁部21Aに作用する面外方向の力Fをさらに小さくすることができ、中央壁部21Aの側壁体21内への押しつぶれをさらに防止することができる。このため、上壁部22の変形をさらに小さく抑えることができる。
【0022】
このように、側壁体の肉厚を厚くしたり材質を変更したりせずに、シートブラケット20の強度が大きくなり、上壁部22の変形が防止され、シートレールの位置が変化してしまうことを防止すことができる。
【0023】
また、シートブラケット20の強度を大きくすることができることにより、シートブラケット20の側壁体21の肉厚を薄くすることが可能であり、また強度の弱い材質に変更することも可能である。
【0024】
シートブラケット20は、図1に示すシートレール12の後部側にも配置され、このシートレール12の後部とフロアパネル13とを結合している。
【0025】
シートレール12と反対側に配置された図示しない右側のシートレールの前後にもシートブラケット20と同様なシートブラケット(図示せず)が配置され、そのシートレールの前部および後部がシートブラケットを介してフロアパネル13に結合されている。この場合、シートブラケットはサイドシル(フロア部材)の側面に接合される。
【0026】
この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明を逸脱しない範囲で種々に設計変更できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】この発明に係るシートブラケット取付構造を示した説明図である。
【図2】図1に示すシートブラケット取付構造を示した拡大斜視図である。
【図3】図2のシートブラケット取付構造の横断面図である。
【図4】シートブラケットを示した斜視図である。
【図5】曲面の範囲を示した説明図である。
【図6】シートブラケットに作用する力の方向を示した説明図である。
【図7】側壁体の中央壁部に作用する力の方向を示した説明図である。
【図8】上壁部の変形を示した説明図である。
【図9】従来のシートブラケットを示した斜視図である。
【図10】シートブラケットの側壁体の中央壁部がつぶれた状態を示した説明図である。
【図11】中央壁部に作用する力を示した説明図である。
【符号の説明】
【0028】
13 フロアパネル
14 センタフロア
14A 側壁部
20 シートブラケット
21 側壁体
21b 曲面
22 上壁部
30 フロア取付部
【技術分野】
【0001】
この発明は、車両用シートをフロアパネルに固定するためのシートブラケット取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、車両用シートを固定するためのシートブラケット取付構造が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
かかるシートブラケット取付構造は、車両用シートのシートレールとフロアパネルとを結合するシートブラケットを備えている。
【0004】
シートブラケット1は、図9に示すように、センタフロア等のフロア部材(図示せず)の側面に接合されて閉断面を形成し且つ断面がほぼコ字状の側壁体2と、この側壁体2の上端に形成した上壁部3と、側壁体2の下端に形成された車体取付部4とを有している。
【0005】
上壁部3は、ボルト孔3aにボルト(図示せず)を通して図示しないシートレールに固定され、車体取付部4はフロアパネルに固定される。
【特許文献1】特開平7−52693号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このようなシートブラケット取付構造では、例えばシートベルトアンカレッジ試験の際に、シートレールが上方への引っ張り荷重を受けた場合、図10に示すように、上壁部3がボルト孔3aを中心に上方へ引っ張られていき、この上方への引っ張りにより側壁部2Aに図11に示す面外方向(側壁体2の内側方向)への力Qが作用する。この力により側壁部2Aが内側に変形し始めると、その側壁部2Aの強度が急激に低下して側壁部2Aが図10に示すようにつぶれ、上壁部3が図10に示すように変形してしまい、シートレールの位置が変化してしまうという問題があった。
【0007】
この発明の目的は、側壁体の肉厚を厚くしたり材質を変更したりせずに、シートブラケットの強度を大きくして、シートレールの位置が変化してしまうことのないシートブラケット取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、車両用シートのシートレールとフロアパネルとを結合するためのシートブラケット取付構造であって、
段差を有するフロア部材の段部側面に接合されて閉断面を形成し且つ断面がほぼコ字状の側壁体と、この側壁体の上端に形成した上壁部と、前記側壁体の下端に形成されたフロア取付部とを有し、
前記側壁体の上部に外側に凸状となる曲面を形成し、
前記フロア取付部が前記側壁体になだらかに連続形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、側壁体の肉厚を厚くしたり材質を変更したりせずに、シートブラケットの強度を大きくして、シートレールの位置が変化してしまうことを防止すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、この発明に係るシートブラケット取付構造の実施の形態である実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例】
【0011】
図1ないし図3に示すシートブラケット取付構造10は、車両用シート11のシートレール12とフロアパネル13とを結合するシートブラケット20を備えている。車両用シート11は、シートレール12に沿って前後に移動できるとともに任意の位置に固定できるようになっている。
【0012】
シートブラケット20は、フロアパネル13と段差を有する段部であるセンタフロア(フロア部材)14の側壁部(側面)14Aにレインフォース部材15の側壁部15Aを介して接合されており、この側壁部14Aと閉断面を形成する側壁体21を有している。
【0013】
側壁体21は、断面形状がほぼコ字状に形成され、図4に示すように中央に位置する中央壁部21Aと、この中央壁部21Aの両側に連続形成された側壁部21B,21Cとを有している。中央壁部21Aの上部には外側に凸状となる曲面21bが形成され、この曲面21bは下にいくにしたがってその幅W1が小さくなっている。また、曲面21bが形成されている範囲は、図5に示すように側壁体21の高さhのh(1/2)以上に設定されている。側壁部21B,21Cの幅W2は下にいくにしたがって小さくなっている。
【0014】
また、中央壁部21Aおよび側壁部21B,21Cの上端には上壁部22が連続形成され、この上壁部22にボルト孔22aが形成されている。そして、上壁部22のボルト孔22aにボルト(図示せず)が通されて、この上壁部22に図1に示すシートレール12が固定されている。
【0015】
側壁部21B,21Cの側縁にはフランジ23,24が形成され、このフランジ23,24の上端および上壁部22の一端(図4において斜め左端)に取付片25が連続形成されている。この取付片25にボルト孔25aが形成され、このボルト孔25aにボルト(図示せず)が通されて、図2に示すように取付片25がセンタフロア14の上壁部14Bにレインフォース部材15を介して固定されている。
【0016】
側壁体21およびフランジ23,24の下端には、車幅方向に延びたフロア取付部30が連続形成され、このフロア取付部30には車幅方向に延びる段部31が形成されている。そして、フロア取付部30の断面形状はハット状になっている。また、段部31の稜線31a,31bが側壁体21の中央壁部21Aになだらかに結ばれている。すなわち、段部31と側壁体21の中央壁部21Aとの境界部がなめらかな曲面となっている。
【0017】
次に、上記のように構成されるシートブラケット取付構造10の作用について説明する。
【0018】
例えばシートベルトアンカレッジ試験の際に、シートレール12が上方への引っ張り荷重を受けると、図6に示すように上壁部22がボルト孔22aを中心に上方Yへ引っ張られていき、この上方Yへの引っ張りにより中央壁部21Aに図7に示す面外方向(側壁体21の内側に向かう方向)の力Fが作用する。
【0019】
しかし、中央壁部21Aは図7に示すように曲面となっていることにより、その面外方向の力Fはその曲面に沿って面内方向F1,F1に分力され、この分力により面外方向の力Fは小さくなる。このため、中央壁部21Aが側壁体21内へ押しつぶされてしまうことが防止され、このため、図8に示すように上壁部22の変形も小さく抑えることができる。
【0020】
また、段部31と側壁体21の中央壁部21Aとの境界部がなめらかな曲面となっていることにより、上壁部22が上方へ引っ張られた際の力が側壁体21を介して段部31へ効率よく伝達する。そして、その段部31へ伝達した力はフロアパネル13に伝達することになる。
【0021】
このため、中央壁部21Aに作用する面外方向の力Fをさらに小さくすることができ、中央壁部21Aの側壁体21内への押しつぶれをさらに防止することができる。このため、上壁部22の変形をさらに小さく抑えることができる。
【0022】
このように、側壁体の肉厚を厚くしたり材質を変更したりせずに、シートブラケット20の強度が大きくなり、上壁部22の変形が防止され、シートレールの位置が変化してしまうことを防止すことができる。
【0023】
また、シートブラケット20の強度を大きくすることができることにより、シートブラケット20の側壁体21の肉厚を薄くすることが可能であり、また強度の弱い材質に変更することも可能である。
【0024】
シートブラケット20は、図1に示すシートレール12の後部側にも配置され、このシートレール12の後部とフロアパネル13とを結合している。
【0025】
シートレール12と反対側に配置された図示しない右側のシートレールの前後にもシートブラケット20と同様なシートブラケット(図示せず)が配置され、そのシートレールの前部および後部がシートブラケットを介してフロアパネル13に結合されている。この場合、シートブラケットはサイドシル(フロア部材)の側面に接合される。
【0026】
この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明を逸脱しない範囲で種々に設計変更できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】この発明に係るシートブラケット取付構造を示した説明図である。
【図2】図1に示すシートブラケット取付構造を示した拡大斜視図である。
【図3】図2のシートブラケット取付構造の横断面図である。
【図4】シートブラケットを示した斜視図である。
【図5】曲面の範囲を示した説明図である。
【図6】シートブラケットに作用する力の方向を示した説明図である。
【図7】側壁体の中央壁部に作用する力の方向を示した説明図である。
【図8】上壁部の変形を示した説明図である。
【図9】従来のシートブラケットを示した斜視図である。
【図10】シートブラケットの側壁体の中央壁部がつぶれた状態を示した説明図である。
【図11】中央壁部に作用する力を示した説明図である。
【符号の説明】
【0028】
13 フロアパネル
14 センタフロア
14A 側壁部
20 シートブラケット
21 側壁体
21b 曲面
22 上壁部
30 フロア取付部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両用シートのシートレールとフロアパネルとを結合するためのシートブラケット取付構造であって、
段差を有するフロア部材の段部側面に接合されて閉断面を形成し且つ断面がほぼコ字状の側壁体と、この側壁体の上端に形成した上壁部と、前記側壁体の下端に形成されたフロア取付部とを有し、
前記側壁体の上部に外側に凸状となる曲面を形成し、
前記フロア取付部が前記側壁体になだらかに連続形成されていることを特徴とするシートブラケット取付構造。
【請求項2】
前記曲面は、前記側壁体の中央に位置する中央壁部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシートブラケット取付構造。
【請求項3】
前記車体取付部は側壁体から車幅方向へ延びる段部を有し、この段部の稜線が前記側壁体になだらかに結ぶことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシートブラケット取付構造。
【請求項4】
前記曲面は、側壁体の高さの1/2以上の範囲に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のシートブラケット取付構造。
【請求項5】
前記曲面の幅は、上にいくほど大きく形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載のシートブラケット取付構造。
【請求項1】
車両用シートのシートレールとフロアパネルとを結合するためのシートブラケット取付構造であって、
段差を有するフロア部材の段部側面に接合されて閉断面を形成し且つ断面がほぼコ字状の側壁体と、この側壁体の上端に形成した上壁部と、前記側壁体の下端に形成されたフロア取付部とを有し、
前記側壁体の上部に外側に凸状となる曲面を形成し、
前記フロア取付部が前記側壁体になだらかに連続形成されていることを特徴とするシートブラケット取付構造。
【請求項2】
前記曲面は、前記側壁体の中央に位置する中央壁部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシートブラケット取付構造。
【請求項3】
前記車体取付部は側壁体から車幅方向へ延びる段部を有し、この段部の稜線が前記側壁体になだらかに結ぶことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシートブラケット取付構造。
【請求項4】
前記曲面は、側壁体の高さの1/2以上の範囲に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のシートブラケット取付構造。
【請求項5】
前記曲面の幅は、上にいくほど大きく形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載のシートブラケット取付構造。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公開番号】特開2007−176226(P2007−176226A)
【公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−374560(P2005−374560)
【出願日】平成17年12月27日(2005.12.27)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年12月27日(2005.12.27)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】
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