説明

シート処理装置及びその制御方法、及びプログラム

【課題】 複数の積載部がシート未積載であっても、大きいサイズのシートを積載できない状況が発生する。
【解決手段】 印刷済みのシートを積載する複数の積載部を具備するシート処理装置であって、サイズの小さい第1のシートが第1の積載部に積載されていて、サイズの小さい第2のシートが第1の積載部とは別の第2の積載部に積載するように指示されている場合、第2の積載部に隣接する積載部にシートが積載されているかどうかを判定し、第2の積載部に隣接する積載部にシートが積載されていないと判定されると、隣接する積載部にシートが積載されている、第2の積載部とは別の第3の積載部を第2のシートの積載部とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シート処理装置及びそのシート処理装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のシート処理装置では、シートを積載するスタッカ装置内に積載トレイのような積載部を複数備え、それぞれの積載部にシートを積載させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−143718号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、例えばA4サイズのシートのような小さいサイズのシートは1つの積載トレイに排紙して積載し、A3サイズのシートのように大きいサイズのシートは2つの積載トレイの上に跨るように排紙して積載している。
【0005】
このような場合、シートを排紙した結果、後続のジョブを実行することによって排紙される大きいサイズのシートを積載できなくなることが考えられる。例えば、図13に示すように、スタッカBのスタッカトレイB−1に既にA4サイズの小さいサイズのシートが積載されている状態で、次にB5サイズの小さいサイズを排紙する場合を想定する。この場合、ユーザが、B5サイズのシートの排紙先をスタッカトレイA−1に指定すると、隣接するスタッカA,Bの積載トレイが1つずつ使用されてしまい、後続ジョブを実行することによって排紙される大きいサイズのシートを積載できなくなる。このようにシートが未積載の積載部があっても、後続ジョブで印刷された大きいサイズのシートを排紙できないという事態が発生してしまう。
【0006】
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決することにある。
【0007】
本願発明の特徴は、複数の積載部を使用して、大きいサイズのシートと小さいサイズのシートを効率的に積載する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために本発明の一態様に係るシート処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
印刷済みのシートを積載する複数の積載部と、
1つの積載部に積載可能なサイズの小さいシートを前記複数の積載部のいずれかに積載させ、1つの積載部に積載できないサイズの大きいシートを隣接する複数の積載部に跨って積載させるように制御する積載制御手段と、
前記サイズの小さい第1のシートが第1の積載部に積載されていて、前記サイズの小さい第2のシートが前記第1の積載部とは別の第2の積載部に積載するように指示されている場合、前記第2の積載部に隣接する積載部にシートが積載されているかどうかを判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記第2の積載部に隣接する積載部にシートが積載されていないと判定されると、隣接する積載部にシートが積載されている、前記第2の積載部とは別の第3の積載部を前記第2のシートの積載部とする制御手段と、
を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数の積載部を使用して、大きいサイズのシートと小さいサイズのシートを効率的に積載することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本実施形態に係るPODシステムの構成を示す図。
【図2】印刷システムの構成を示すブロック図。
【図3】実施形態に係る印刷システムの断面図。
【図4】操作部の構成を示す上面図。
【図5】シート処理設定のための操作画面例を示す図。
【図6】本実施形態に係る大容量スタッカの構成を示す断面図。
【図7】本実施形態に係る大容量スタッカの構成を示す断面図。
【図8】、
【図9】本実施形態に係るスタッカトレイを上方から見た図。
【図10】実施形態に係る印刷システムの制御部によって行われるシート積載制御処理を説明するフローチャート。
【図11】本実施形態に係る積載状況管理テーブルを説明する図。
【図12】大きいサイズと小さいサイズのシートサイズを規定するテーブル例を示す図。
【図13】指定されたトレイに排紙すると、後続の大きいサイズのシートを排紙して積載できなくなる場合に、操作画面に表示される画面例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
【0012】
図1は、本発明の実施形態に係るシート処理装置の一例である印刷システムを含むPODシステム10000の構成を示す図である。
【0013】
このPODシステム10000は、印刷システム1000、サーバコンピュータ103、クライアントコンピュータ(PC)104を備える。またPODシステム10000は、スキャナ102、紙折り機107、くるみ製本機108、断裁機109、中綴じ製本機110を備える。中綴じ製本機110以外の機器は、ネットワーク101を介して相互に接続されている。
【0014】
印刷システム1000は、印刷装置100及びシート処理装置200を備える。印刷装置100は、PC104から印刷データを受信し、受信した印刷データに基づいて印刷を行い(PCプリント機能)、印刷済みのシートを必要に応じてシート処理装置200に処理させる。尚、印刷装置100は、コピー機能やPCプリント機能など複数の機能を備える複合機(MFP)の場合で説明するが、PCプリント機能のみの印刷装置であっても良い。
【0015】
紙折り機107、くるみ製本機108、断裁機109、中綴じ製本機110は、印刷システム1000が備えるシート処理装置200と同様に、印刷されたシートの後処理を行う装置である。ユーザは、印刷装置100によって印刷されたシートを、印刷システム1000の排紙部から取り出し、取り出したシートをこれらのシート処理装置にセットしてシート処理を行わせる。例えば、ユーザは、印刷されたシートの折処理を紙折り機107に行わせる。またユーザは、印刷されたシートのくるみ製本処理をくるみ製本機108に行わせる。他にユーザは、印刷されたシートの断裁処理を断裁機109に行わせる。また、ユーザは、印刷されたシートの中綴じ製本処理を、中綴じ製本機110に行わせる。
【0016】
次に、図2を参照して印刷システム1000の構成を説明する。
【0017】
図2は、印刷システム1000の構成を示すブロック図である。
【0018】
この印刷システム1000は、スキャナ部201、外部I/F部202、プリンタ部203、操作部204、制御部205、ROM207、RAM208、HDD209を備える。これら各部は、印刷システム1000内部のバスによって相互に接続されている。
【0019】
制御部205は、ROM207に格納されたプログラムを読み出して実行し、印刷システム1000を統括的に制御する。スキャナ部201は、原稿を読取り、その読み取った原稿の画像データを生成し、その生成した画像データを制御部205に送信する。外部I/F部202は、外部のネットワーク101との間のデータの送受信を制御する。例えば、外部I/F部202は、PC104等の外部装置から送信された画像データを受信して制御部205に送信する。また外部I/F部202は、制御部205から受け取ったデータを、ネットワーク101を介してPC104等の外部装置に送信する。プリンタ部203は、制御部205から受け取った画像データを印刷設定(印刷レイアウトや印刷部数等の情報)に基づいてシートに印刷する。
【0020】
操作部204は、表示部、タッチパネル、ハードキー等を具備し、表示部に操作画面を表示し、その表示部上に設けられたタッチパネルからユーザの指示を受付ける。また、操作部204は、ハードキーを介してユーザからの指示を受付け、その受付けた指示を制御部205に伝える。ROM207は、制御部205によって実行されるプログラムを格納している。RAM208は、制御部205のワークメモリとして機能し、ROM207から読み出されたプログラムや画像データを一時的に格納する。
【0021】
HDD209は不揮発性の記憶媒体で、実行すべきジョブのデータを、実行すべき順序とともに記憶する。例えば、コピージョブを実行する場合、制御部205は、スキャナ部201によって読み取った画像データを、操作部204を介して受付けた印刷設定と関連付けてジョブとしてHDD209に記憶させ、その記憶したジョブを実行する。制御部205は、HDD209に記憶されたジョブを実行し、HDD209に記憶された画像データを、その画像データに関連付けて保存された印刷設定に基づいてプリンタ部203によって印刷させる。また、プリントジョブを実行する場合、制御部205は、外部I/F部202を介して受付けた画像データと印刷設定とを関連付け、ジョブとしてHDD209に記憶し、その記憶したジョブを実行する。制御部205は、HDD209に記憶されたジョブを実行し、HDD209に記憶された画像データを、当該画像データに関連付けて記憶された実行する。ここでHDD209は複数のジョブを記憶することができ、制御部205は、記憶された複数のジョブを受付けた順序で実行する。尚、ジョブの実行順序は、ユーザによって変更可能である。また、ジョブの実行順序は、所定の条件を満たす場合に制御部205によって変更される。
【0022】
圧縮伸張部210は、JBIGやJPEG等といった各種圧縮方式によってRAM208或いはHDD209に記憶されている画像データ等を圧縮或いは伸張する。シート処理装置200は印刷装置100に接続され、印刷装置100によって印刷されたシートに対して、シート積載処理や、くるみ製本処理、中綴じ製本処理等のシート処理を行う。
【0023】
次に図3を参照して、印刷システム1000の構成について説明する。
【0024】
図3は、実施形態に係る印刷システム1000の断面図である。
【0025】
尚、本実施形態では、印刷装置100が1D(ドラム)タイプのカラー複合機の場合について説明するが、印刷装置100の構成はこれに限らず、白黒複合機でも、4D(ドラム)タイプのカラー複合機でもよい。尚、複合機は、多機能処理装置(MFP)ともいう。
【0026】
自動原稿搬送装置(ADF)301は、原稿トレイにセットされた原稿を1枚目から順番に分離して原稿台ガラス上へ搬送する。読取部302は、原稿台ガラス上に搬送された原稿の画像を読み取り、CCDによって画像データに変換する。回転多面鏡(ポリゴンミラー等)303は、画像データに応じて変調された、例えばレーザ光などの光線を入射させ、反射ミラーを介して反射走査光として感光ドラム304を照射する。感光ドラム304上にレーザ光によって形成された潜像はトナーによって現像される。
【0027】
また印刷装置100は、給紙部の例としての給紙カセット317〜320のいずれかから給紙されたシートを、レジストローラ316まで搬送し、転写ドラム305に貼り付け、貼り付けられたシートに感光ドラム304上のトナー像を転写する。
【0028】
この一連の画像形成プロセスをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーに対して順次実行することによりフルカラー画像が形成される。4回の画像形成プロセスの後に、フルカラー画像が形成された転写ドラム305上のシートは分離爪306によって分離され、定着前搬送器307によって定着器308へ搬送される。定着器308は、ローラやベルトの組合せによって構成され、ハロゲンヒータなどの熱源を内蔵し、トナー像が転写されたシート上のトナーを熱と圧力によって溶解し、シートに定着させる。排紙フラッパ309は、揺動軸を中心に揺動可能に構成され、シートの搬送方向を規定する。排紙フラッパ309が図3の時計回りの方向に揺動しているときには、シートは真直ぐに搬送され、排紙ローラ310によって大容量スタッカ200aにシートを搬送する。ここでは大容量スタッカ200a〜200nが設けられている。
【0029】
一方、シートの両面に画像を形成する際には、排紙フラッパ309が図3の反時計回りの方向に揺動し、シートは下方向に進路を変更され両面搬送部へと送り込まれる。両面搬送部は、反転フラッパ311、反転ローラ312、反転ガイド313及び両面トレイ314を備える。反転フラッパ311は、揺動軸を中心に揺動し、シートの搬送方向を規定する。両面印刷ジョブを処理する場合、制御部201は、シートの第1面に画像が印刷されたシートを、反転フラッパ311を図3の反時計回りの方向に揺動させ、搬送ローラ312を介して反転ガイド313へと送り込むよう制御する。そして、シートの後端が反転ローラ324に狭持された状態で反転ローラ324を一旦停止させ、引き続き反転フラッパ311を図3の時計回りの方向に揺動させ、反転ローラ324を逆方向に回転させる。これにより、そのシートをスイッチバックして搬送させ、シートの後端と先端が入れ替わった状態で、そのシートを両面トレイ314へと導くよう制御する。両面トレイ314ではシートが一旦保持され、その後、再給紙ローラ315によってシートは再びレジストローラ316へと送り込まれる。このときシートは、1面目の転写プロセスでトナーを転写した面とは反対側の2面目が感光ドラムと対向する側になった状態で送られてくる。そして、前述した1面目の転写プロセスと同様にして、そのシートの2面目に画像を形成させる。そして、シートの両面に画像が形成され、定着器308によって定着した後、シートは排紙ローラ310によって後段の装置に搬送される。
【0030】
後段の装置のうち、大容量スタッカに積載させるように設定されたジョブのシートは、大容量スタッカに搬送される。また、糊付け製本機によって製本させるように設定されたジョブのシートは、糊付け製本機に搬送される。中綴じ製本させるように設定されているジョブのシートは、中綴じ製本機に搬送される。
【0031】
そして、それぞれのシート処理装置にて、シート処理がなされた後、それぞれのシート処理装置の排紙部にシートが排紙される。
【0032】
図4は、操作部204の構成を示す上面図である。
【0033】
操作部204は、ソフトキーを具備するタッチパネル部401と、ハードキーを具備するキー入力部402とを有する。タッチパネル部401は、液晶表示部とその上に貼られたタッチパネルを有する。タッチパネル部401は、ユーザから指示を受付けるとともに、各種メッセージを表示することでユーザに通知を行う。タッチパネル部401の「コピー」タブが押された場合、コピー機能の操作画面がタッチパネル部401に表示される。また「送信」タブがユーザにより押された場合、ファックスや電子メールの送信などデータ送信機能の操作画面がタッチパネル部401に表示される。「ボックス」タブがユーザにより押された場合、ボックス機能の操作画面がタッチパネル部401に表示される。ボックス機能とは、スキャナ部201によって読み込まれた画像データをHDD209に保存しておき、所望のタイミングでHDD209に記憶された印刷データを選択して、選択された印刷データをプリンタ部203によって印刷させる機能のことである。
【0034】
電源スイッチ403は、印刷システム1000を、スタンバイモード(通常動作状態)とスリープモード(ネットワーク印刷やファクシミリなどに備えて割り込み待ち状態でプログラムを停止して、消費電力を抑えている状態)に切換えるためのボタンである。スタートキー404は、コピー動作や、送信動作の開始を指示するためのキーである。テンキー405は、コピー部数の設定や、パスワードの入力等を行うためのキーである。ユーザモードキー406は、印刷システム1000の各種設定を行うためのキーである。シート処理設定キー407は、シート処理装置200によって行うシート処理の設定を行うためのキーである。シート処理設定キー407が押された場合、制御部205は、図5に示す画面をタッチパネル部401に表示させる。
【0035】
図5は、シート処理設定のための操作画面例を示す図である。
【0036】
この操作画面には、印刷システム1000によって実行可能なシート処理の設定を受付けるためのボタンが表示されている。実行可能なシート処理の種類は、印刷システム1000の構成に応じて変更される。
【0037】
図5には、以下の処理を行わせるためのキーが含まれている。
(1)ステイプル処理(キー501)
(2)パンチ処理(キー502)
(3)断裁処理(キー503)
(4)シフト排紙処理(キー504)
(5)中綴じ製本処理(キー505)
(6)折り処理(キー506)
(7)くるみ製本処理(キー507)
(8)天糊製本処理(キー508)
(9)大量積載処理(キー509)
制御部205は、上述の(1)〜(9)のシート処理のうち、図5に示す画面を介して選択されたシート処理を、印刷装置100で印刷されたシートに対して実行するように制御する。
【0038】
例えば、コピー機能においてキー505(中綴じ製本)が選択された状態でOKキー511が押され、スタートキー404が押された場合、制御部205は、スキャナ部201によって原稿を読み込む。そして制御部205は、読み込んだ原稿の画像データを、操作部204を介して受付けた印刷設定に従って印刷する。そして制御部205は、印刷されたシートを図3に示す中綴じ製本機に搬送し、中綴じ製本処理を実行させる。
【0039】
また、コピー機能においてキー509(大量積載処理)が選択された状態でOKキー511が押され、スタートキー404が押された場合、制御部205は、スキャナ部201によって原稿を読み込む。そして制御部205は、読み込んだ原稿の画像データを、操作部204を介して受付けた印刷設定に従って印刷する。その後、制御部205は、印刷されたシートを図3に示す大容量スタッカに搬送して大量積載処理を実行させる。尚、キャンセルキー510は、シート処理の種類の選択をキャンセルするキーである。
【0040】
図6及び図7は、本実施形態に係る大容量スタッカの構成を示す断面図である。尚、シート搬送路の形状は図6に示すものに限るものではなく、図3の大容量スタッカのような形状を有していてもよい。
【0041】
大容量スタッカは、ストレートパス601、エスケープパス602、スタックパス603を備える。ストレートパス601は、前段の装置(本実施形態では印刷装置100)から搬送される印刷済みシートを、後段の装置(本実施形態ではくるみ製本装置)に搬送するためのシートの搬送路である。大容量スタッカに積載するように指定されていないジョブを実行することによって印刷されたシートが、ストレートパス601を通して後段の装置に搬送される。エスケープパス602は、エスケープトレイ604にシートを搬送するためのシートの搬送路である。スタックパス603は、大容量スタッカに積載するように指定されたジョブを実行することによって、印刷されたシートをスタッカトレイに積載させるために搬送するシートの搬送路である。
【0042】
この大容量スタッカは、シートを積載するスタッカトレイ(積載トレイ)605,606を有する。各スタッカトレイは、伸縮可能なステイ607によって台車608上に取り付けられる。台車608は、スタッカトレイ上に積載されたシートを、ユーザが別のシート処理装置まで運ぶために用いられる。各スタッカトレイは、台車608の前ドアを開けるための指示がなされた場合に、台車608によって運びやすいように降下する。また、各スタッカトレイは、台車608が大容量スタッカにセットされたことに応じて、スタックパス603から排紙されるシートを積載しやすいように、図6や図7に示す位置まで上昇する。図6や図7に示すようにスタッカトレイ上に積載されたシートの最上面がスタックパスの高さになるように各スタッカトレイは上昇する。そして、スタックパス603から排紙されたシートは、フラッパによって、スタッカトレイ605に積載するか、スタッカトレイ606に積載するかを切り換える。スタッカトレイ605に積載する場合、シートはフラッパによって、下方の搬送路によってスタッカトレイ605に導かれ、スタッカトレイ605に排紙される。またスタッカトレイ606に積載する場合には、フラッパによってスタッカトレイ606に排紙するために、上方の搬送路に搬送され、スタッカトレイ606に排紙される。制御部205は、スタッカトレイ605にシートを積載する場合、突き当て板をスタッカトレイ605の位置まで移動させ、スタッカトレイ605にシートが整合された状態で積載されるよう制御する。一方、制御部205は、スタッカトレイ606にシートを積載する場合、突き当て板をスタッカトレイ606の位置まで移動させ、スタッカトレイ606にシートが整合された状態で積載されるよう制御する。
【0043】
また図7に示すように、2つのスタッカトレイ605,606の高さを等しくした状態で、2つのトレイに跨ってシートを排紙させることもできる。この場合、フラッパによって、下方の搬送路に導かれて排紙される。制御部205は、突き当て板をシートのサイズに応じて移動させ、スタッカトレイ605,606にシートが整合された状態で積載されるように制御する。例えば、排紙しようとするシートの搬送方向の幅が、1つのスタッカトレイの幅よりも大きい場合に、シートが2つのスタッカトレイに跨って排紙されるよう制御する。シートを2つのスタッカトレイに跨って排紙する場合、スタッカトレイ605,606の間にシートが入らないように、1枚目のシートを突き当て板に設けられた挟持部によって、シートの先端をスタッカトレイ606の上に誘導するようにしてもよい。シートの搬送方向の幅が、1つのスタッカトレイの幅よりも大きいシートを大きいサイズのシートとする。また、シートの搬送方向の幅が、1つのスタッカトレイの幅以下のシートを、小さいサイズのシートとする。
【0044】
図8及び図9は、スタッカトレイ605,606を上方から見た図である。
【0045】
図8の801は、スタッカトレイ605の上に積載された小さいサイズのシートを示す。シート801の搬送方向の幅は、スタッカトレイ605の幅よりも短い。
【0046】
図9の901は、スタッカトレイ605とスタッカトレイ606の上に積載された大きいサイズのシートを示す。大きいサイズのシート901を積載させる場合、図9に示すように、シート901が、2つのスタッカトレイ605,606に跨って排紙されるように制御する。
【0047】
以上のような構成によって、本実施形態では以下のように制御する。
【0048】
図10は、実施形態に係る印刷システムの制御部205によって行われるシート積載制御処理を説明するフローチャートである。このフローチャートに示す各ステップの処理は、制御部205がROM207に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって行われる。
【0049】
制御部205は、コピー機能において操作部204からジョブの実行指示を受付けた場合に、受付けたジョブの情報をRAM208に格納する。受付けたジョブの情報には、例えば、図4や図5に示す操作部204を介して受付けた設定(シート処理の種類や、使用するシートの情報等)が含まれる。使用するシートの情報は、デフォルトでは「自動」に設定され、スキャナ部201によって原稿が読み込まれた後に、原稿のサイズに対応して決定される。また図4の操作部204に示す用紙選択ボタンによってA4やB5等の複数種類のサイズのうち、特定のサイズが指定される場合もある。制御部205は、ジョブの実行指示を受け付けた場合に、RAM208に格納されたジョブの情報と、スタッカトレイに積載されたシートの情報とに基づいて、図10のフローチャートに従って処理を行う。尚、スタッカトレイに積載されたシートの情報は、図11(A)〜(D)に示すような積載状況管理テーブルとしてRAM208に格納される。
【0050】
図11(A)は、スタッカトレイ605,606にシートが積載されていない状態を示す。その後、制御部205は、ジョブ1を実行し、A4サイズのシートをスタッカトレイ605に排紙したとする。この場合、制御部205は、スタッカトレイ605のシートの有無を「なし」から「あり」に変更し、積載されたシートのサイズを「−」から「A4」に変更する。このときの積載状況管理テーブルを図11(B)に示す。
【0051】
その後、制御部205は、ジョブ2を実行し、B5のサイズのシートをスタッカトレイ606に排紙したとする。この場合、制御部205は、スタッカトレイ606のシートの有無を「なし」から「あり」に変更し、積載されたシートのサイズを「−」から「B5」に変更する。このときの積載状況管理テーブルを図11(C)に示す。
【0052】
実施形態に係る大容量スタッカは、スタッカトレイ605,606に積載されたシートの有無を検知するセンサを備え、このセンサによってシートが無いことが検知された場合に、積載状況管理テーブルを図11(A)の状態に戻す。例えば、ユーザが、スタッカトレイに積載されたシートを全て取り出した場合に、大容量スタッカに積載されたシートがなくなる。この場合に、制御部205はセンサの情報に基づいて、積載状況管理テーブルは図11(A)の状態にリセットされる。
【0053】
また図11(D)は、大きいサイズの用紙がスタッカトレイ605,606に跨って排紙されたときに制御部205によって更新されたテーブルの内容を示す。
【0054】
このような積載状況テーブルを用いて、制御部205は、大容量スタッカのスタッカトレイ605と、スタッカトレイ606に積載済みのシートがあるか否かを判定する。
【0055】
以下、図10のフローチャートを説明する。まずS1001で、制御部205は、ジョブの情報に基づいて、そのジョブを実行することによって、シートを大容量スタッカのスタッカトレイに排紙するか否かを判定する。操作部204から大量積載処理を行うよう設定されたジョブである場合、そのジョブの排紙先は大容量スタッカのスタッカトレイである。従って、制御部205は、受付けたジョブが大量積載処理を実行するよう設定されたジョブである場合、そのジョブのシートを大容量スタッカのスタッカトレイに排紙すべきであると判定してS1002に処理を進める。一方、制御部205は、受付けたジョブが大量積載処理を実行するよう設定されていないと判定した場合には、S1018に処理を進める。S1018では、制御部205は、ジョブで指定された排紙先にシートを排紙するように制御する。例えば、ジョブの設定としてくるみ製本を行うように設定されている場合、制御部205は、シートを糊付け製本機にシートを搬送し、くるみ製本処理を実行させた後、糊付け製本機の排紙部に排紙させる。また、ジョブの設定として中綴じ製本を行うように設定されている場合は、制御部205は、シートを中綴じ製本機に搬送し、中綴じ製本処理を実行させた後、中綴じ製本機の排紙部に排紙させる。
【0056】
大容量スタッカのスタッカトレイに排紙するときはS1002に進み、制御部205は、ユーザがトレイを指定しているかどうかを判定する。トレイの指定がある場合はS1003に、指定がなければS1011に処理を進める。S1003で制御部205は、ユーザが指定したトレイは空か否かを判定する。この判定には、制御部205は、例えば、図11のような積載状況管理テーブルを用いて判定する。ユーザが指定したトレイが空ならばS1005に進み、空でないならばS1004に処理を進める。S1004で制御部205は、ユーザが指定したトレイに積載されているシートサイズが、排紙するシートサイズと同じかを判定する。この判定には、制御部205は、例えば、図11のような積載状況管理テーブルを用いる。シートサイズが同じであればS1019に進み、ユーザが指定したトレイにシートを排紙する。一方、異なればS1011に処理を進める。
【0057】
S1003で、ユーザが指定したトレイが空ならばS1005に進む。S1005で制御部205は、RAM208の図12に示すようなテーブルを参照して、受付けたジョブのシートサイズが大きいサイズ(ラージサイズ)であるか、小さいサイズ(スモールサイズ)であるかを判定する。
【0058】
図12は、大きいサイズと小さいサイズのシートサイズを規定するテーブル例を示す図である。
【0059】
制御部205は、受付けたジョブのシートのサイズがA4或いはB5の場合は、図12から小さいサイズであると判定し、受付けたジョブのシートのサイズがA3或いはB4の場合、図12から大きいサイズであると判定する。尚、図12に示すシートのサイズは一例に過ぎず、レターサイズやリーガルサイズ等、他のサイズについて大きいサイズか小さいサイズを定義していてもよい。また、同じA4サイズでも、シートの長辺方向に搬送されるように給紙部にシートがセットされている場合、即ち、A4横としてセットされている場合に、当該A4横のシートを大きいサイズと定義してもよい。
【0060】
こうしてS1005で制御部205が、ジョブのシートのサイズが大きいサイズであると判定した場合はS1019に処理を進め、制御部205は、ジョブを実行することにより排紙されるシートを、ユーザが指定したトレイに積載するよう制御する。一方、S1005でジョブのシートのサイズが小さいサイズであると判定した場合はS1006に進み、制御部205は、ユーザが指定したトレイに隣接するトレイが空いているかを判定する。隣接するトレイが空いている場合はS1007へ、空いていない場合はS1019へ処理を進める。これは、2つ以上の隣接するトレイをできるだけ空けておき、大きいサイズのシートを積載する場所を確保しておくためである。S1007では、制御部205は、隣接するトレイが空いていない積載可能トレイを検索してS1008に処理を進める。S1008で制御部205は、検索が成功したか判定する。検索が成功した場合はS1009に、失敗した場合はS1019に処理を進める。
【0061】
図13を例に説明すると、スタッカBのスタッカトレイB−1にA4サイズのシートが積載されている状態で、ユーザによりスタッカAのスタッカトレイA−1への排紙が指示されているとする。この場合、指定されたスタッカトレイA−1に排紙すると、隣接するスタッカが共に空いた状態にならないため、後続のジョブで印刷される大きいサイズのシートを排紙できなくなる。そこで、隣接するトレイが空いていない積載可能トレイを検索すると、スタッカトレイB−2が、該当するスタッカとして見つかる。
【0062】
S1009で制御部205は、後続ジョブで大きいサイズのシートを排紙するか判定する。排紙する場合はS1010に、排紙しない場合はS1019に処理を進める。S1010で制御部205は、ユーザにトレイの選択を促す。例えば、図13のような画面を操作部に表示し、ユーザにスタッカトレイB−2を選択するように促す。その後、S1020に処理を進め、制御部205は、ユーザが選択したトレイに排紙する。
【0063】
図13は、スタッカトレイB−1(第1の積載部)に、小さいサイズの第1のシートが積載されていて、指定されたトレイ(第2の積載部)(スタッカトレイA−1)に、小さいサイズの第2のシートを排紙すると、大きいサイズのシートを積載できなくなる。このような場合に、操作画面に表示される画面例を示す図である。即ち、ユーザが指定したスタッカトレイA−1に第2のシートを排紙すると、次に大きいサイズのシートの排紙が指示されると、スタッカトレイA−1,A−2に跨って大きいサイズのシートを排紙できなくなる。そこでこのような操作画面を表示してユーザに確認させるとともに、お勧めのスタッカトレイとしてスタッカトレイB−2(第3の積載部)を提示している。
【0064】
一方、S1002で、大容量スタッカのスタッカトレイに排紙する場合で、かつユーザがトレイを指定していない場合はS1011に進み、制御部205は、シートが積載可能な未積載のトレイがあるか判定する。この判定には、制御部205は、例えば、図11のような積載状況管理テーブルを用いる。該当するトレイがある場合はS1012に、ない場合はS1017に処理を進める。S1012で、制御部205は、排紙するシートのサイズが小さいか大きいかを判定する。小さいサイズならばS1013に、大きいサイズならばS1021に処理を進め、制御部205は、未積載で、かつ積載可能なトレイに排紙する。
【0065】
S1012で、排紙するシートのサイズが小さい場合はS1013に進み、S1006と同様に、制御部205は、S1011で探したトレイに隣接するトレイが空いているか判定する。隣接するトレイが空いている場合はS1014へ、空いていない場合はS1021へ処理を進める。S1014でS1007と同様に、制御部205は、隣接するトレイが空いていない積載可能トレイを検索してS1015に処理を進める。S1015で、制御部205は検索が成功したか否かを判定し、検索に成功した場合はS1016に、失敗した場合はS1021に処理を進める。S1016で制御部205は、後続のジョブで大きいサイズのシートを排紙するか判定する。大きいサイズのシートを排紙する場合はS1010に進み、前述のように処理する。一方、大きいサイズのシートを排紙しない場合はS1021に処理を進める。
【0066】
又S1011で、シートが積載可能な未積載のトレイがない場合はS1017に進み、制御部205は、排紙シートと同サイズのシートが積載されたトレイに積載可能かを判定する。可能であればS1022に、不可能ならばS1023に処理を進める。S1022で制御部205は、排紙シートと同サイズのシートが積載されたトレイに排紙する。またS1023で制御部205は、シートの排紙先が見つからないため、ジョブの実行を制限(停止)する。
【0067】
尚、上述の実施形態では、各大容量スタッカが、2つのスタッカトレイを備える場合について説明したが、3台以上のスタッカトレイを有していてもよい。その場合、大容量スタッカのスタックパスから、各スタッカトレイへのシートの搬送路を個別に設けることにより、各スタッカトレイへのシートの排紙を実現することができる。
【0068】
また上記説明では、印刷システム1000が大容量スタッカを2台有する場合について説明したが、3台以上の大容量スタッカを接続した場合にも適用できる。
【0069】
上述した実施形態では、後続ジョブで大きいサイズのシートを排紙する場合にユーザにトレイの指定を促した。しかし他の判定基準を用いてユーザにトレイの指定を促してもかまわない。例えば、給紙段に大きいサイズのシートが格納されている場合や、規定ジョブ数内のジョブ履歴に大きいシートを積載したジョブがある場合にユーザにトレイの指定を促してもかまわない。
【0070】
更に上述した実施形態では、ユーザにトレイの指定を促したが、自動的に排紙トレイを変更して、事後にユーザに、その旨を通知する制御方法でもよい。
【0071】
また、上述した実施形態では、操作部204を介してコピー機能を用いたジョブを実行する場合について説明したが、HDD209に記憶された画像データを印刷するボックス機能を用いたジョブを実行する場合についても同様の処理を適用できる。
【0072】
ボックス機能を用いたジョブを実行する場合、ユーザは、HDD209に記憶された画像データを操作部204によって選択し、印刷設定を行って印刷を指示する。印刷の指示を受けると、制御部205は、操作部204を介して受付けた印刷設定に含まれるシート処理の種類や、シートの設定に基づいて図10のフローチャートに従った処理を実行する。
【0073】
またコピー機能やボックス機能に限らず、印刷システム1000が、外部のPC104から受付けたジョブを実行する場合にも適用できる。その場合、ユーザは、外部のPC104のプリンタドライバにて、シート処理の種類と、シートの設定等を行ってジョブを印刷システム1000に送信する。印刷システム1000の制御部205は、外部のPC104からジョブを受信すると、受信したジョブの設定に基づいて、図10のフローチャートで示す処理を行う。
【0074】
本実施形態では、ジョブの実行指示を受けつけた時に図10のフローチャートで示す処理が開始するが、これは一例であり、シートの排紙時に開始してもかまわない。
【0075】
本実施形態における図に示す処理が外部からインストールされるプログラムによって、PC104のようなホストコンピュータにより実行されていてもよい。尚、この場合、PC104は、各操作画面を、PC104のディスプレイに表示し、PC104が備えるマウスやキーボードなどの操作手段によってユーザからの操作を受付けるとよい。
【0076】
また、上述のようなスタッカトレイ605は、第1の積載部または第2の積載部と言え、スタッカトレイ606も、第1の積載部または第2の積載部と言える。制御部205は、これらの積載部にシートを積載させるための積載制御を行う。
【0077】
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷済みのシートを積載する複数の積載部と、
1つの積載部に積載可能なサイズの小さいシートを前記複数の積載部のいずれかに積載させ、1つの積載部に積載できないサイズの大きいシートを隣接する複数の積載部に跨って積載させるように制御する積載制御手段と、
前記サイズの小さい第1のシートが第1の積載部に積載されていて、前記サイズの小さい第2のシートが前記第1の積載部とは別の第2の積載部に積載するように指示されている場合、前記第2の積載部に隣接する積載部にシートが積載されているかどうかを判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記第2の積載部に隣接する積載部にシートが積載されていないと判定されると、隣接する積載部にシートが積載されている、前記第2の積載部とは別の第3の積載部を前記第2のシートの積載部とする制御手段と、
を有することを特徴とするシート処理装置。
【請求項2】
前記制御手段が前記第3の積載部を前記第2のシートの積載部としたことをユーザに通知する通知手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
【請求項3】
前記制御手段が前記第3の積載部を前記第2のシートの積載部としても良いかどうかをユーザに問い合わせる問い合わせ手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記サイズの大きいシートを積載する後続のジョブがある場合に、第3の積載部を前記第2のシートの積載部とすることを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
【請求項5】
前記判定手段により、前記第2の積載部に隣接する積載部にシートが積載されていると判定されると、前記積載制御手段は、前記第2のシートを前記第2の積載部に積載するように制御することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
【請求項6】
前記判定手段により、前記第2の積載部に隣接する積載部にシートが積載されていないと判定された場合で、かつ、隣接する積載部にシートが積載されている、前記第2の積載部とは別の前記第3の積載部がない場合、前記積載制御手段は、指示されている前記第2の積載部に前記第2のシートを積載するように制御することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
【請求項7】
印刷済みのシートを積載する複数の積載部を具備するシート処理装置を制御する制御方法であって、
前記シート処理装置の積載制御手段が、1つの積載部に積載可能なサイズの小さいシートを前記複数の積載部のいずれかに積載させ、1つの積載部に積載できないサイズの大きいシートを隣接する複数の積載部に跨って積載させるように制御する積載制御工程と、
前記シート処理装置の判定手段が、前記サイズの小さい第1のシートが第1の積載部に積載されていて、前記サイズの小さい第2のシートが前記第1の積載部とは別の第2の積載部に積載するように指示されている場合、前記第2の積載部に隣接する積載部にシートが積載されているかどうかを判定する判定工程と、
前記シート処理装置の制御手段が、前記判定工程で、前記第2の積載部に隣接する積載部にシートが積載されていないと判定されると、隣接する積載部にシートが積載されている、前記第2の積載部とは別の第3の積載部を前記第2のシートの積載部とする制御工程と、
を有することを特徴とするシート処理装置の制御方法。
【請求項8】
請求項7に記載されたシート処理装置の制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2012−236686(P2012−236686A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−106630(P2011−106630)
【出願日】平成23年5月11日(2011.5.11)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】