説明

シール材塗布装置、シール材塗布方法及びこれを用いた液晶表示素子の製造方法

【課題】シール材の塗布を完了した後、ノズルでシール材が固まることを防止することで、シール材を均一に塗布できるシール材塗布装置と、シール材の塗布を完了した後、ノズルでシール材が固まることを防止できるシール材塗布方法と、前記シール材塗布方法を用いてシール材を均一に塗布できる液晶表示素子の製造方法とを提供することにある。
【解決手段】シリンジ120および該シリンジ120の下部に連結されてシール材150を排出するノズル140からなるディスペンサー100と、前記シリンジ120に連結され、前記シリンジ120に圧力を加えて前記ノズル140からシール材150を排出させるディスペンシング配管200と、前記シリンジ120に連結され、前記シール材150の排出後、前記ノズル140に残存するシール材150を吸入するための吸入配管400とを含んでシール材塗布装置を構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶表示素子(Liquid Crystal Display Device)のシール材塗布方法に関するもので、詳しくは、ディスペンサーを用いてシール材を塗布する方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
表示画面の厚さが数センチメートル(cm)に過ぎない超薄型の平板表示素子(Flat Panel Display Device)のうち液晶表示素子は、低い動作電圧によって消費電力が少なく、携帯用として用いられるなどの利点があり、ノートパソコン、モニター、宇宙船、航空機などの分野で広く応用されている。
【0003】
上記のような従来の液晶表示素子は、図1に示すように、互いに対向する下部基板1及び上部基板3と、これら下部基板1と上部基板3との間に形成された液晶層5と、を含んで構成される。
【0004】
図示してないが、前記下部基板1には、薄膜トランジスタ及び画素電極が形成され、前記上部基板3には、遮光膜、カラーフィルタ層及び共通電極が形成される。
【0005】
また、前記上部及び下部基板1,3の間には、前記液晶層5の各液晶が漏れることを防止し、かつ、前記両基板1,3を接着するためにシール材7が形成される。
【0006】
前記シール材7は、スクリーンを用いたプリンティング法またはディスペンサーを用いたディスペンシング法によって、前記両基板1,3のうちいずれか一つの基板に塗布される。しかし、前記プリンティング法では、スクリーンが基板と接触するため、基板上に形成された配向膜などに悪影響を及ぼす恐れがあり、最近は、主にディスペンシング法が用いられている。
【0007】
以下、従来のディスペンシング法を図面に基づいて説明する。
【0008】
図2は、従来のディスペンサーを用いてシール材を塗布する方法を概略的に示した図である。
【0009】
まず、ディスペンサーの構造を説明した後、ディスペンサーを用いてシール材を塗布する方法を説明する。
【0010】
図2に示すように、従来のディスペンサーは、シリンジ10、ノズル20及びディスペンシング配管30を含んで構成される。
【0011】
前記シリンジ10には、シール材15が収容される。
【0012】
前記ノズル20は、前記シリンジ10の下部に連結されてシール材15を基板1上に排出する役割をする。
【0013】
前記ディスペンシング配管30は、前記シリンジ10の上部に連結されて前記シリンジ10に圧力を加えることで、前記ノズル20を通してシール材15が排出されるようにする。
【0014】
以下、上記のように構成されたディスペンサーを用いてシール材を塗布する方法を説明する。まず、ディスペンサーは、基板1の所定の開始点Sから矢印方向に移動しながら、再び前記所定の開始点Sに戻る。このようにディスペンサーが移動する間に、前記ディスペンシング配管30を通してシリンジ10に圧力を加えることで、前記ノズル20からシール材15が排出され、基板1上にシール材15が塗布される。
【0015】
上記のように一つのシール材の塗布が完了した後、前記ディスペンシング配管30を閉めてノズル20からシール材15が排出されないようにする。その後、他のシール材を塗布するために所定位置にディスペンサーが移動し、上述した方法を繰り返すことで他のシール材の塗布が行われる。その結果、上記の工程を繰り返すことで、一つの基板1上に複数のシール材パターンが塗布される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
しかしながら、上記した従来の方式では、シール材15がノズル20で固まることで、シール材15を均一に塗布できなくなるという問題があった。
【0017】
すなわち、一つのシール材の塗布が完了した後、ディスペンシング配管30を閉めてノズル20からシール材が排出されないようにするが、このとき、前記ノズル20でシール材が固まる恐れがある。このようにノズル20でシール材が固まった状態で他のシール材の塗布を行うと、シール材塗布の開始点で固まったシール材が排出され、シール材を均一に塗布できなくなる。
【0018】
本発明は上記の問題点を解決するためのもので、その目的は、シール材の塗布を完了した後、ノズルでシール材が固まることを防止することで、シール材を均一に塗布できるシール材塗布装置を提供することにある。
【0019】
また、シール材の塗布を完了した後、ノズルでシール材が固まることを防止できるシール材塗布方法を提供することにある。
【0020】
また、前記シール材塗布方法を用いてシール材を均一に塗布できる液晶表示素子の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0021】
上記の目的を達成するための本発明は、シリンジと前記シリンジの下部に連結されてシール材を排出するノズルからなるディスペンサーと、前記シリンジに連結され、前記シリンジに圧力を加えて前記ノズルからシール材を排出させるディスペンシング配管と、前記シリンジに連結され、前記シール材の排出後、前記ノズルに残存するシール材を吸入するための吸入配管とを含んで構成されるシール材塗布装備を提供する。
【0022】
すなわち、本発明は、シール材塗布工程後、ノズルに残存するシール材を吸入するための吸入配管を追加することで、ノズルでシール材が固まった状態で存在しなくなり、シール材を均一に塗布できるようにする。
【0023】
このとき、前記シリンジに連結され、前記シール材の排出後及びシール材の吸入前に、前記ディスペンサーに大気圧を加えるための大気圧配管をさらに含む。
【0024】
また、前記シリンジに連結され、前記吸入後に前記シール材がノズルの端に下降することを防止するための付加吸入配管をさらに含む。
【0025】
前記ディスペンシング配管には、ディスペンシング配管のオン/オフを調節するためのディスペンシングバルブと、シリンジに加える圧力を調節するためのディスペンシング調節器と、が形成される。
【0026】
前記吸入配管には、吸入配管のオン/オフを調節するための吸入バルブと、シリンジに加える真空を調節するための吸入調節器と、が形成される。
【0027】
前記大気圧配管には、大気圧配管のオン/オフを調節するための大気圧バルブが形成される。
【0028】
前記付加吸入配管には、付加吸入配管のオン/オフを調節するための付加吸入バルブと、シリンジに加える真空を調節するための付加吸入調節器と、が形成される。
【0029】
また、上記の目的を達成するための本発明は、ディスペンサーのノズルからシール材を排出して基板上にシール材を塗布する工程と、前記シール材の塗布工程後、前記ノズルの端に残存するシール材を吸入する工程とを含んで構成されるシール材塗布方法を提供する。
【0030】
このとき、前記シール材の排出後及び前記吸入工程前に、前記ディスペンサーに大気圧を加える工程をさらに行える。
【0031】
また、前記吸入工程後に、前記シール材がノズルの端に下降することを防止するために、前記ディスペンサーに付加吸入をする工程をさらに行える。
【0032】
また、前記シリンジに加える圧力または真空の大きさを決定するために、前記シリンジに収容されたシール材の量を測定する工程をさらに含む。
【0033】
また、上記の目的を達成するための本発明は、下部基板及び上部基板を準備する工程と、前記両基板のうちいずれか一つの基板上にシール材を塗布する工程と、 前記両基板のうちいずれか一つの基板上に液晶層を提供する工程とを含んで構成され、このとき、前記シール材を塗布する工程は、上述したシール材塗布方法を用いて行うことを特徴とする液晶表示素子の製造方法を提供する。
【発明の効果】
【0034】
本発明によると、シール材塗布工程後、ノズルに残存するシール材をシリンジに吸入する工程を追加することで、ノズルでシール材が固まった状態で存在しなくなり、シール材を均一に塗布できる。また、シール材の開始点及び終了点の圧力制御が容易であり、シール材の固まりによる不良や液晶表示素子のモデルによるパッド部の形状(例えば、4個のパッドを用いるモデル)に対し、一字状の(liner)パターンのシール材を形成できるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
以下、本発明の好適な実施形態について、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
【0036】
図3は、本発明の一実施形態に係るシール材塗布装置を概略的に示した図である。
【0037】
図3に示すように、本発明の一実施形態に係るシール材塗布装置は、ディスペンサー100、ディスペンシング配管200、大気圧配管300、吸入配管400及び付加吸入配管500を含んで構成される。
【0038】
前記ディスペンサー100は、シリンジ120と、前記シリンジ120の下部に連結されてシール材150を排出するノズル140と、から構成される。
【0039】
前記ディスペンシング配管200は、前記ディスペンサー100のシリンジ120に圧力を加えてノズル140からシール材150を排出する役割をする。
【0040】
前記ディスペンシング配管200は、前記ディスペンサー100のシリンジ120に連結される。具体的に説明すると、前記シリンジ120に連結された主配管Lから分岐された第2配管Lに連結される。前記ディスペンシング配管200には、ディスペンシング配管200のオン/オフを調節するためのディスペンシングバルブ220と、シリンジ120に加える圧力を調節するためのディスペンシング調節器240と、が形成される。
【0041】
前記大気圧配管300は、前記シール材150を排出した後、前記ディスペンサー100に大気圧を加える役割をする。以下、前記ディスペンサー100に大気圧を加える理由を説明する。すなわち、シール材150を排出した後、直ちに前記吸入配管400を通して前記ノズル140に残存するシール材150を瞬間的に吸入すると、既存のディスペンシング配管200を通して加えられた圧力によってシール材150が瞬間的に吸入されなくなるため、瞬間的に吸入する前に大気圧に変更することで、圧力差を減少して瞬間吸入を容易にする。
【0042】
前記大気圧配管300は、前記ディスペンサー100のシリンジ120に連結されるが、具体的に説明すると、前記シリンジ120に連結された主配管Lから分岐された第2配管Lに連結される。
【0043】
前記大気圧配管300には、大気圧配管300のオン/オフを調節するための大気圧バルブ320が形成される。大気圧配管300は、その末端が外部空気と接触するように開放されており、別途の調節器を備えてない。
【0044】
前記吸入配管400は、前記大気圧を印加した後、前記ノズル140に残存するシール材150を瞬間的に吸入する役割をする。この吸入配管400によって、ノズル140にシール材150が残存して固まることを防止できる。
【0045】
前記吸入配管400は、前記ディスペンサー100のシリンジ120に連結されるが、具体的に説明すると、前記シリンジ120に連結された主配管Lから分岐された第1配管Lに連結される。
【0046】
前記吸入配管400には、吸入配管400のオン/オフを調節するための吸入バルブ420と、シリンジ120に加える真空を調節するための吸入調節器440と、が形成される。
【0047】
前記付加吸入配管500は、瞬間的に吸入が行われた後、前記シール材150がノズル140の端に下降することを防止する役割をする。すなわち、前記吸入配管400を通してシール材150が瞬間的に吸入された後、吸入バルブ420をオフ状態にすると、シール材150が再び下降してノズルの端に固まるようになるが、これを防止するために、付加吸入配管500を通して真空状態にする。
【0048】
前記付加吸入配管500は、前記ディスペンサー100のシリンジ120に連結されるが、具体的に説明すると、前記シリンジ120に連結されたメーン配管Lから分岐された第2配管Lに連結される。
【0049】
前記付加吸入配管500には、付加吸入配管500のオン/オフを調節するための付加吸入バルブ520と、シリンジ120に加える真空を調節するための付加吸入調節器540と、が形成される。
【0050】
前記ディスペンサー100のシリンジ120には、主配管Lが連結されており、前記主配管Lから第1配管L及び第2配管Lが分岐される。
【0051】
前記第1配管Lには、前記吸入配管400が連結され、前記第2配管Lには、前記ディスペンシング配管200、前記大気圧配管300及び前記付加吸入配管500が連結される。
【0052】
前記第2配管Lには、保護バルブ600が形成される。前記吸入配管400がオン状態でノズル140の端に残存するシール材150を瞬間的に吸入する場合、前記ディスペンシング配管200、前記大気圧配管300及び前記付加吸入配管500がオフ状態になるので、瞬間的に吸入されたシール材150がディスペンシング配管200、前記大気圧配管300及び前記付加吸入配管500に移動する恐れはない。しかし、場合によっては、シール材150が第1配管Lを通して吸入配管400に瞬間的に吸入されずに第2配管Lに移動することもあるため、前記第2配管Lに保護バルブ600を形成することで、瞬間的に吸入されたシール材150が第2配管Lに移動することを防止する。
【0053】
前記主配管Lには、圧力センサ800が形成される。前記圧力センサ800は、ディスペンサー100内の圧力をチェックし、前記ディスペンサー100に収容されたシール材150の量を測定することで、前記ディスペンシング配管200、大気圧配管300、瞬間吸入配管400及び付加吸入配管500での圧力または真空の大きさを決定する。
【0054】
前記主配管Lには、第3配管Lが連結され、前記第3配管Lには、空シリンジ100aが連結される。また、前記主配管Lには、前記主配管L及び第3配管Lのオン/オフを調節するための選択バルブ700が形成される。
【0055】
これら空シリンジ100a、第3配管L及び選択バルブ700は、前記圧力センサ800と一緒に、シール材を塗布する前にシール材塗布装置をセッティングするためのものである。
【0056】
すなわち、前記シール材塗布装置を用いるためには、まず、ディスペンシング配管200で加える圧力の大きさを決定した後、瞬間吸入配管400で加える真空の大きさを決定すべきであるが、このような圧力及び真空の大きさは、シリンジ120に収容されたシール材150の量によって決定される。したがって、シール材150の量を正確に判断すべきであり、このシール材150の量を判断するときは、空シリンジ100a、第3配管L、選択バルブ700及び圧力センサ800を用いる。
【0057】
その方法を具体的に説明すると、まず、前記選択バルブ700によって第3配管Lはオフ状態にし、主配管Lはオン状態にした後、前記シリンジ100に圧力を加えて圧力センサ800で圧力を測定する。その後、前記選択バルブ700によって第3配管Lはオン状態にし、メーン配管Lはオフ状態にした後、前記空シリンジ100aに圧力を加えて圧力センサ800で圧力を測定した後、前記両方の圧力を比較することで、シリンジ100に含まれたシール材150の量を測定する。
【0058】
図4は、本発明の一実施形態に係るシール材塗布工程を示したフローチャートである。
【0059】
以下、本発明の一実施形態に係るシール材塗布工程を、図3に示したシール材塗布装置を参照して説明する。
【0060】
まず、シール材塗布装備をセッティングするために、シリンジ100に含まれたシール材150の量を測定する(10S)。
【0061】
前記シール材150の量を測定する工程は、シリンジ100に圧力を加え、空シリンジ100aに圧力を加えた後、前記シリンジ100に加えられた圧力と前記空シリンジ100aに加えられた圧力とを比較する工程からなる。
【0062】
上記の工程は、上述したように、空シリンジ100a、第3配管L、選択バルブ700及び圧力センサ800を用いて行う。
【0063】
次いで、ディスペンサー100のノズル140からシール材150を排出し、基板上にシール材150を塗布する(20S)。
【0064】
前記シール材150を排出する工程は、前記大気圧配管300、吸入配管400及び付加吸入配管500にそれぞれ形成された大気圧バルブ320、吸入バルブ420及び付加吸入バルブ500をオフ状態にし、前記ディスペンシング配管200に形成されたディスペンシングバルブ220をオン状態にした後、ディスペンシング配管200に形成されたディスペンシング調節器240によって圧力を加えることで行われる。このとき、第2配管Lに形成された保護バルブ600はオン状態であり、メーン配管Lに形成された選択バルブ700は、メーン配管をオン状態にする。
【0065】
上記のシール材150排出工程は、シール材150の塗布パターンによって、ディスペンサー100を基板上に移動して行うこともでき、ディスペンサーを移動する代わりに、基板を移動しながらシール材150を塗布することもできる。
【0066】
上記のように一つのシール材の塗布工程が完了すると、他のシール材の塗布工程を行うために、シール材塗布装置が所定位置に移動したり、または、他の基板がローディングされるまでシール材塗布装置が待機するようになるが、この間に、後述する工程を通して、ディスペンサー100のノズル120でシール材150が固まることが防止される。
【0067】
次いで、前記シール材150を塗布した後、前記ディスペンサー100に大気圧を加える(30S)。大気圧を加える理由は、上述したように、圧力差を減少することで、後工程である瞬間的に吸入する工程を容易にするためである。
【0068】
前記ディスペンサー100に大気圧を加える工程は、ディスペンシング配管200、吸入配管400及び付加吸入配管500にそれぞれ形成されたディスペンシングバルブ220、吸入バルブ420及び付加吸入バルブ520をオフ状態にし、大気圧配管300に形成された大気圧バルブ320をオン状態にして行う。このとき、第2配管Lに形成された保護バルブ600はオン状態であり、主配管Lに形成された選択バルブ700は、メーン配管をオン状態にする。
【0069】
次いで、前記大気圧を加える工程後、ディスペンサー100のノズル140の端に残存するシール材150を瞬間的に吸入する(40S)。
【0070】
前記ノズル140の端に残存するシール材150を瞬間的に吸入する工程は、ディスペンシング配管200、大気圧配管300及び付加吸入配管500にそれぞれ形成されたディスペンシングバルブ220、大気圧バルブ320及び付加吸入バルブ520をオフ状態にし、吸入配管400に形成された吸入バルブ420をオン状態にした後、吸入配管400に形成された吸入調節器440によって真空状態にすることで行われる。
【0071】
このとき、第2配管Lに形成された保護バルブ600はオフ状態であり、主配管Lに形成された選択バルブ700は、メーン配管をオン状態にする。
【0072】
上記の瞬間的に吸入する工程によって、ノズル140にシール材150が残存して固まることを防止できる。ここで、瞬間的に吸入する理由は、真空を長く維持すると、シール材150が吸入配管400に乗って継続して上昇する恐れがあるためである。すなわち、瞬間的に吸入する理由は、ノズル140にシール材150が固まることを防止するためである。即ち、そのためには、瞬間的に吸入を行うことで十分である。
【0073】
次いで、前記瞬間的に吸入する工程後に、前記シール材150がディスペンサー100のノズル140の端に下降することを防止するために、前記ディスペンサー100に付加吸入工程を行う(50S)。
【0074】
前記ディスペンサー100に付加吸入を行う工程は、ディスペンシング配管200、大気圧配管300及び吸入配管400にそれぞれ形成されたディスペンシングバルブ220、大気圧バルブ320及び吸入バルブ420をオフ状態にし、付加吸入配管500に形成された付加吸入バルブ520をオン状態にした後、付加吸入配管500に形成された付加吸入レギュレータ540によって真空状態にすることで行われる。
【0075】
このとき、第2配管Lに形成された保護バルブ600はオン状態であり、主配管Lに形成された選択バルブ700は、主配管をオン状態にする。したがって、上記の工程によりシール材を形成するとき、シール材の開始点及び終了点の圧力制御が容易であり、シール材の固まりによる斑を防止でき、液晶表示素子のモデルによるパッド部の形状(例えば、4個のパッドを使用するモデル)に対して一字状のパターンのシール材を形成できるようになる。
以下、液晶表示素子の製造方法について記す。
【0076】
まず、下部基板及び上部基板を準備する。
【0077】
前記下部基板及び上部基板は、液晶表示素子の駆動モードによって適切に変更して用意する。
【0078】
すなわち、TN(Twisted Nematic)モードである場合、前記下部基板上には、互いに縦横に交差して画素領域を定義するゲートライン及びデータラインと、前記ゲートラインとデータラインとの交差点に形成されてスイッチング素子として作用する薄膜トランジスタと、前記画素領域内に形成され、電界形成のための一電極として作用する画素電極と、が形成され、前記上部基板上には、漏れる光を遮断する遮光層と、色具現のためのカラーフィルタ層と、電界形成のための一電極として作用する共通電極と、が形成される。
【0079】
IPS(In Plane Switching)モードである場合、前記下部基板上には、互いに縦横に交差して画素領域を定義するゲートライン及びデータラインと、前記ゲートラインとデータラインとの交差点に形成されてスイッチング素子として作用する薄膜トランジスタと、前記画素領域内に形成され、電界形成のための電極対として作用して水平電界を形成する画素電極及び共通電極とが形成され、前記上部基板上には、漏れる光を遮断する遮光層と、色具現のためのカラーフィルタ層とが形成される。
【0080】
その後、前記両基板のうちいずれか一つの基板上にシール材を塗布する。
【0081】
前記シール材を塗布する工程は、上述した方法によって行い、それに対する説明は省略する。
【0082】
前記シール材は、後述する液晶層形成方法によって、注入口のあるパターンまたは注入口のないパターンで形成することができる。
【0083】
その後、前記両基板の間に液晶層を形成する。
【0084】
前記液晶層の形成方法には、真空注入法または液晶滴下法がある。
【0085】
前記真空注入法は、上述したシール材を塗布するとき、注入口のあるパターンでシール材を塗布した後、前記両基板を合着し、前記シール材の注入口を通して合着基板内に液晶を注入する工程からなる。
【0086】
また、前記液晶滴下法は、上述したシール材を塗布するとき、注入口のないパターンでシール材を塗布した後、前記両基板のうちいずれか一つの基板上に液晶を滴下し、前記両基板を合着する工程からなる。
【0087】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者にとって自明な範囲内で変更実施できる。
【図面の簡単な説明】
【0088】
【図1】従来の液晶表示素子を概略的に示した断面図である。
【図2】従来のディスペンサーを用いてシール材を塗布する方法を概略的に示した図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るシール材塗布装備を概略的に示した図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るシール材塗布工程を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0089】
100 ディスペンサー
120 シリンジ
140 ノズル
150 シール材
200 ディスペンシング配管
300 大気圧配管
400 瞬間吸入配管
500 付加吸入配管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリンジおよび前記シリンジの下部に連結されてシール材を排出するノズルからなるディスペンサーと、
前記シリンジに連結され、前記シリンジに圧力を加えて前記ノズルからシール材を排出させるディスペンシング配管と、
前記シリンジに連結され、前記シール材の排出後、前記ノズルに残存するシール材を 吸入するための吸入配管とを含んで構成されるシール材塗布装置。
【請求項2】
前記シリンジに連結され、前記シール材の排出後及びシール材の吸入前に、前記ディスペンサーに大気圧を加えるための大気圧配管をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のシール材塗布装置。
【請求項3】
前記シリンジに連結され、前記吸入後に前記シール材がノズルの端に下降することを防止するための付加吸入配管をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のシール材塗布装置。
【請求項4】
前記ディスペンシング配管には、ディスペンシング配管のオン/オフを調節するためのディスペンシングバルブとシリンジに加える圧力を調節するためのディスペンシング調節管が形成され、
前記吸入配管には、吸入配管のオン/オフを調節するための吸入バルブと前記シリンジに加える真空を調節するための吸入調節管が形成されることを特徴とする請求項1に記載のシール材塗布装置。
【請求項5】
前記大気圧配管には、大気圧配管のオン/オフを調節するための大気圧バルブが形成されることを特徴とする請求項2に記載のシール材塗布装置。
【請求項6】
前記付加吸入配管には、付加吸入配管のオン/オフを調節するための付加吸入バルブとシリンジに加える真空を調節するための付加吸入調節器が形成されることを特徴とする請求項3に記載のシール材塗布装備。
【請求項7】
シリンジおよび前記シリンジの下部に連結されてシール材を排出するノズルからなるディスペンサーと、
前記シリンジに連結され、前記ディスペンサーに圧力を加えて前記ノズルからシール材を排出させるディスペンシング配管と、
前記シリンジに連結され、前記シール材の排出後、前記ディスペンサーに大気圧を加えるための大気圧配管と、
前記シリンジに連結され、前記大気圧の印加後、前記ノズルに残存するシール材を吸入するための吸入配管と、
前記シリンジに連結され、前記吸入後に前記シール材がノズルの端に下降することを防止するための付加吸入配管とを含んで構成されるシール材塗布装置。
【請求項8】
前記ディスペンシング配管には、ディスペンシング配管のオン/オフを調節するためのディスペンシングバルブとシリンジに加える圧力を調節するためのディスペンシング調節器が形成され、
前記大気圧配管には、大気圧配管のオン/オフを調節するための大気圧バルブが形成され、
前記吸入配管には、吸入配管のオン/オフを調節するための吸入バルブとシリンジに加える真空を調節するための吸入調節器が形成され、
前記付加吸入配管には、付加吸入配管のオン/オフを調節するための付加吸入バルブとシリンジに加える真空を調節するための付加吸入調節器が形成されることを特徴とする請求項7に記載のシール材塗布装置。
【請求項9】
前記シリンジには、主配管が連結され、前記主配管には、第1配管及び第2配管が連結されることを特徴とする請求項7に記載のシール材塗布装置。
【請求項10】
前記第1配管には、前記吸入配管が連結され、
前記第2配管には、前記ディスペンシング配管、前記大気圧配管及び前記付加吸入配管が連結されることを特徴とする請求項9に記載のシール材塗布装置。
【請求項11】
前記ディスペンシング配管、前記大気圧配管及び前記付加吸入配管が分岐された第2配管には、保護バルブがさらに形成されることを特徴とする請求項10に記載のシール材塗布装置。
【請求項12】
前記主配管には、前記シリンジに加える圧力または真空の大きさを決定するために、前記シリンジに収容されたシール材の量を測定する装置がさらに含まれることを特徴とする請求項9に記載のシール材塗布装置。
【請求項13】
前記シリンジに収容されたシール材の量を測定する装置は、前記主配管に連結された圧力センサからなることを特徴とする請求項12に記載のシール材塗布装備。
【請求項14】
前記シリンジに収容されたシール材の量を測定する装置は、前記主配管に連結された圧力センサと、前記メーン配管から分岐された第3配管と、前記第3配管に連結される空シリンジと、前記メーン配管及び第3配管のオン/オフを調節するための選択バルブとから構成されることを特徴とする請求項12に記載のシール材塗布装置。
【請求項15】
ディスペンサーのノズルからシール材を排出して基板上にシール材を塗布する工程と、
前記シール材塗布工程後、前記ノズルの端に残存する少なくともシール材の別の一部分を吸入する工程とを含んで構成されるシール材塗布方法。
【請求項16】
前記シール材の排出後及び前記吸入工程前に、前記ディスペンサーに大気圧を加える工程をさらに行うことを特徴とする請求項15に記載のシール材塗布方法。
【請求項17】
前記吸入工程後に少なくとも前記シール材の別の一部分がノズルの端に下降することを防止するために、前記ディスペンサーに付加吸入工程をさらに行うことを特徴とする請求項15に記載のシール材塗布方法。
【請求項18】
ディスペンサーのノズルからシール材を排出して基板上にシール材を塗布する工程と、
前記シール材の塗布後、前記ディスペンサーに大気圧を加える工程と、
前記大気圧を加える工程後、前記ノズルの端に残存するシール材を吸入する工程と
前記吸入工程後に前記シール材がディスペンサーのノズルの端に下降することを防止するために、前記ディスペンサーに付加吸入をする工程とを含んで構成されるシール材塗布方法。
【請求項19】
前記ディスペンサーのノズルからシール材を排出する工程は、
前記ディスペンサーのシリンジに連結された大気圧配管、吸入配管及び付加吸入配管にそれぞれ形成された大気圧バルブ、吸入バルブ及び付加吸入バルブをオフ状態にし、
前記ディスペンサーのシリンジに連結されたディスペンシング配管に形成されたディスペンシングバルブをオン状態にして行うことを特徴とする請求項18に記載のシール材塗布方法。
【請求項20】
前記ディスペンサーのノズルからシール材を排出する工程は、前記ディスペンサーのシリンジに連結されたディスペンシング配管に形成されたディスペンシング調節器によって、ディスペンサーに圧力を加える工程からなることを特徴とする請求項18に記載のシール材塗布方法。
【請求項21】
前記ディスペンサーに大気圧を加える工程は、
前記ディスペンサーのシリンジに連結されたディスペンシング配管、吸入配管及び付加吸入配管にそれぞれ形成されたディスペンシングバルブ、吸入バルブ及び付加吸入バルブをオフ状態にし、
前記ディスペンサーのシリンジに連結された大気圧配管に形成された大気圧バルブをオン状態にして行うことを特徴とする請求項18に記載のシール材塗布方法。
【請求項22】
前記ノズルの端に残存する少なくともシール材の別の一部分を吸入する工程は、
前記ディスペンサーのシリンジに連結されたディスペンシング配管、大気圧配管及び付加吸入配管にそれぞれ形成されたディスペンシングバルブ、大気圧バルブ及び付加吸入バルブをオフ状態にし、
前記ディスペンサーのシリンジに連結された吸入配管に形成された吸入バルブをオン状態にして行うことを特徴とする請求項18に記載のシール材塗布方法。
【請求項23】
前記ノズルの端に残存する少なくともシール材の別の一部分を吸入する工程は、
前記ディスペンサーのシリンジに連結されたディスペンシング配管、大気圧配管及び付加吸入配管が集まる第2配管に形成された保護バルブをさらにオフ状態にして行うことを特徴とする請求項22に記載のシール材塗布方法。
【請求項24】
前記ノズルの端に残存する少なくともシール材の別の一部分を吸入する工程は、前記ディスペンサーのシリンジに連結された吸入配管に形成された吸入調節器によって、ディスペンサーを真空状態にする工程からなることを特徴とする請求項18に記載のシール材塗布方法。
【請求項25】
前記ディスペンサーに付加吸入をする工程は、
前記ディスペンサーのシリンジに連結されたディスペンシング配管、大気圧配管及び吸入配管にそれぞれ形成されたディスペンシングバルブ、大気圧バルブ及び吸入バルブをオフ状態にし、
前記ディスペンサーのシリンジに連結された付加吸入配管に形成された付加吸入バルブをオン状態にして行うことを特徴とする請求項18に記載のシール材塗布方法。
【請求項26】
前記ディスペンサーに付加吸入をする工程は、
前記ディスペンサーのシリンジに連結された付加吸入配管に形成された付加吸入レギュレータによって、ディスペンサーを真空状態にする工程からなることを特徴とする請求項18に記載のシール材塗布方法。
【請求項27】
前記シリンジに加える圧力または真空の大きさを決定するために、前記シリンジに収容されたシール材の量を測定する工程をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載のシール材塗布方法。
【請求項28】
前記シリンジに収容されたシール材の量を測定する工程は、
前記シリンジに圧力を加える工程と、
空シリンジに圧力を加える工程と、
前記シリンジに加えられた圧力と前記空シリンジに加えられた圧力とを比較する工程とから構成されることを特徴とする請求項27に記載のシール材塗布方法。
【請求項29】
前記ディスペンサーのノズルからシール材を排出して基板上にシール材を塗布する工程は、前記基板を固定し、前記ディスペンサーを基板上に移動しながら行うことを特徴とする請求項18に記載のシール材塗布方法。
【請求項30】
前記ディスペンサーのノズルからシール材を排出して基板上にシール材を塗布する工程は、前記ディスペンサーを固定し、前記基板を移動しながら行うことを特徴とする請求項18に記載のシール材塗布方法。
【請求項31】
前記シール材は、一字状のパターンで形成されることを特徴とする請求項18に記載のシール材塗布方法。
【請求項32】
下部基板及び上部基板を準備する工程と、
前記両基板のうちいずれか一つの基板上にシール材を塗布する工程とを含んで構成され、
前記シール材を塗布する工程は、ディスペンサーのノズルからシール材を排出して基板上にシール材を塗布する工程と、
前記ディスペンサーが大気圧に回復する工程と、
前記ノズルの端に残存する少なくともシール材の別の一部分を吸入する工程と、
少なくとも前記シール材の別の一部分がディスペンサーのノズルの端に下降することを防止するために、前記ディスペンサーに付加吸入をする工程と、
前記両基板のうちいずれか一つの基板上に液晶層を提供する工程とを含んで構成されることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
【請求項33】
前記シール材を塗布する工程は、注入口のあるパターンでシール材を塗布する工程からなり、
前記液晶層を提供する工程は、前記両基板を合着する工程と前記注入口を通して液晶を注入する工程からなることを特徴とする請求項32に記載の液晶表示素子の製造方法。
【請求項34】
前記液晶層を提供する工程は、前記両基板のうちいずれか一つの基板上に液晶を滴下する工程からなることを特徴とする請求項32に記載の液晶表示素子の製造方法。
【請求項35】
前記ディスペンサーのノズルからシール材を排出する工程は、
前記ディスペンサーのシリンジに連結された大気圧配管、吸入配管及び付加吸入配管にそれぞれ形成された大気圧バルブ、吸入バルブ及び付加吸入バルブをオフ状態にし、
前記ディスペンサーのシリンジに連結されたディスペンシング配管に形成されたディスペンシングバルブをオン状態にして行うことを特徴とする請求項32に記載の液晶表示素子の製造方法。
【請求項36】
前記ディスペンサーのノズルからシール材を排出する工程は、前記ディスペンサーのシリンジに連結されたディスペンシング配管に形成されたディスペンシング調節器によって、ディスペンサーに圧力を加える工程からなることを特徴とする請求項32に記載の液晶表示素子の製造方法。
【請求項37】
前記ディスペンサーが大気圧に回復する工程は、
前記ディスペンサーのシリンジに連結されたディスペンシング配管、吸入配管及び付加吸入配管にそれぞれ形成されたディスペンシングバルブ、吸入バルブ及び付加吸入バルブをオフ状態にし、
前記ディスペンサーのシリンジに連結された大気圧配管に形成された大気圧バルブをオン状態にして行うことを特徴とする請求項32に記載の液晶表示素子の製造方法。
【請求項38】
前記ノズルの端に残存する少なくともシール材の別の一部分を吸入する工程は、
前記ディスペンサーのシリンジに連結されたディスペンシング配管、大気圧配管及び付加吸入配管にそれぞれ形成されたディスペンシングバルブ、大気圧バルブ及び付加吸入バルブをオフ状態にし、
前記ディスペンサーのシリンジに連結された吸入配管に形成された吸入バルブをオン状態にして行うことを特徴とする請求項32に記載の液晶表示素子の製造方法。
【請求項39】
前記ノズルの端に残存する少なくともシール材の別の一部分を吸入する工程は、
前記ディスペンサーのシリンジに連結されたディスペンシング配管、大気圧配管及び付加吸入配管が集まる第2配管に形成された保護バルブをさらにオフ状態にして行うことを特徴とする請求項38に記載の液晶表示素子の製造方法。
【請求項40】
前記ノズルの端に残存する少なくともシール材の別の一部分を吸入する工程は、前記ディスペンサーのシリンジに連結された吸入配管に形成された吸入調節器によって、ディスペンサーに真空吸入を加える工程からなることを特徴とする請求項32に記載の液晶表示素子の製造方法。
【請求項41】
前記ディスペンサーに付加吸入をする工程は、
前記ディスペンサーのシリンジに連結されたディスペンシング配管、大気圧配管及び吸入配管にそれぞれ形成されたディスペンシングバルブ、大気圧バルブ及び吸入バルブをオフ状態にし、
前記ディスペンサーのシリンジに連結された付加吸入配管に形成された付加吸入バルブをオン状態にして行うことを特徴とする請求項32に記載の液晶表示素子の製造方法。
【請求項42】
前記ディスペンサーに付加吸入をする工程は、
前記ディスペンサーのシリンジに連結された付加吸入配管に形成された付加吸入調節器によって、ディスペンサーに真空吸入を加える工程からなることを特徴とする請求項32に記載の液晶表示素子の製造方法。
【請求項43】
前記シリンジに加える圧力または真空の大きさを決定するために、前記シリンジに収容されたシール材の量を測定する工程をさらに含むことを特徴とする請求項32に記載の液晶表示素子の製造方法。
【請求項44】
前記シリンジに収容されたシール材の量を測定する工程は、
前記シリンジに圧力を加える工程と、
空シリンジに圧力を加える工程と、
前記シリンジに加えられた圧力と前記空シリンジに加えられた圧力とを比較する工程とからなることを特徴とする請求項43に記載の液晶表示素子の製造方法。
【請求項45】
前記ディスペンサーのノズルからシール材を排出して基板上にシール材を塗布する工程は、前記基板を固定し、前記ディスペンサーを基板上に移動しながら行うことを特徴とする請求項32に記載の液晶表示素子の製造方法。
【請求項46】
前記ディスペンサーのノズルからシール材を排出して基板上にシール材を塗布する工程は、前記ディスペンサーを固定し、前記基板を移動しながら行うことを特徴とする請求項32に記載の液晶表示素子の製造方法。
【請求項47】
前記シール材は、一字状のパターンで形成されることを特徴とする請求項32に記載の液晶表示素子の製造方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2007−181807(P2007−181807A)
【公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−175041(P2006−175041)
【出願日】平成18年6月26日(2006.6.26)
【出願人】(501426046)エルジー.フィリップス エルシーデー カンパニー,リミテッド (732)
【Fターム(参考)】