説明

スナバ回路及びこれを用いた電力変換装置

【課題】 小型で比較的簡単な構造を有するスナバ回路とこれを用いた電力変換装置を提供する
【解決手段】 電力変換用スイッチング素子1のコレクタ11に接続され、このコレクタ11の直近位置に第1の張り出し部2A1を有する第1のブスバー2Aと、前記スイッチング素子のエミッタ12に接続され、このエミッタ12の直近位置に前記第1の張り出し部2A1と平行に重なり合う第2の張り出し部2B1を有する第2のブスバー2Bと、前記第1の張り出し部2A1と前記第2の張り出し部2B1との間に設けられた誘電性フィルム3と、前記第1のブスバー2Aのインダクタンスを増加させるスナバリアクトル形成手段4とによりスナバ回路を構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スナバ回路及びこれを用いた電力変換装置に係り、特に高周波で使用するスナバ回路及びこれを用いた電力変換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
スイッチング素子として絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)のような電圧駆動型半導体素子を主回路に適用した電力変換装置は広く用いられている。この電力変換装置は、スイッチング素子をあるスイッチング周波数でオン・オフさせることにより、直流電圧を交流電圧に変換するなどの機能を有している。
【0003】
このような電力変換装置の出力電圧は、直流電圧をスイッチングした電圧波形であるため、スイッチング周波数に対応した周波数成分を含んでいる。この周波数成分はモータなどにストレスを与えるため、電力変換装置の出力側にフィルタ回路を設けてこの周波数成分を取り除くことが行われる。しかし、このフィルタ回路はサイズが大きく、そのため電力変換装置も大型になってしまう。
【0004】
そこで、スイッチング速度を上げ、スイッチング周波数を高くすれば、フィルタ回路が小型となり、電力変換装置の小型化を図ることが可能となるが、スイッチングの際に発生するサージ電圧が増大する。このサージ電圧はスイッチング素子にダメージを与えるのでこれを吸収するためのスナバ回路(サージ吸収回路)が必要となる。スイッチング素子の周辺回路としてスナバ回路を設けると、この部分の容積が増大し、装置が大型となってしまう。そこでスナバ回路のコンデンサ部を小型化するため、ブスバーでコンデンサを押圧挟持することにより、高周波ノイズを効率的に吸収する方法が提案されている。(例えば特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平07−211585号公報(全体)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に示された手法は、スナバ回路のコンデンサの小型化には寄与するが、構造が複雑となる上、スナバ回路全体としては、追加用品によるサイズの増大は避けられず、変換装置のサイズも大きくなってしまう。一方、小型化のためにスナバ回路を用いない電力変換装置があるが、この場合はスイッチングによるノイズを低減させることは困難である。
【0006】
本発明は上記に鑑み為されたもので、小型で比較的簡単な構造を有するスナバ回路とこれを用いた電力変換装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明のスナバ回路は、電力変換用スイッチング素子のコレクタに接続され、前記コレクタの直近位置に第1の張り出し部を有する第1のブスバーと、前記スイッチング素子のエミッタに接続され、前記エミッタの直近位置に前記第1の張り出し部と平行に重なり合う第2の張り出し部を有する第2のブスバーと、前記第1の張り出し部と前記第2の張り出し部との間に設けられた誘電性フィルムと、前記第1のブスバーのインダクタンスを増加させるスナバリアクトル形成手段とを具備したことを特徴としている。
【0008】
また、本発明の電力変換装置は、1個または複数個のスイッチング素子と、このスイッチング素子のサージ電圧吸収用スナバ回路を備え、前記スナバ回路は、前記スイッチング素子のコレクタに接続され、前記コレクタの直近位置に第1の張り出し部を有する第1のブスバーと、前記スイッチング素子のエミッタに接続され、前記エミッタの直近位置に前記第1の張り出し部と平行に重なり合う第2の張り出し部を有する第2のブスバーと、前記第1の張り出し部と前記第2の張り出し部との間に設けられた誘電性フィルムと、前記第1のブスバーのインダクタンスを増加させるスナバリアクトル形成手段とを具備してなることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、コンデンサやインダクタンスの機能を従来のブスバーに持たせるようにしたので、小型で比較的簡単な構造を有するスナバ回路とこれを用いた電力変換装置を提供することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
【実施例1】
【0011】
以下、図1及び図2を参照して本発明の第1の実施例に係るスナバ回路を説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係るスナバ回路を示す構造図であり、図1(a)に全体の平面図を示す。
【0012】
モジュール型IGBT1は、その上面部にコレクタ電極11、エミッタ電極12及びゲート電極13を備え、取り付け穴14A、14B、14C及び14Dによりその底面部が図示しない電力変換装置のヒートシンク部に取り付けられている。このモジュール型IGBT1のコレクタ電極にブスバー2A、エミッタ電極にブスバー2Bが取り付けボルト11A及び12Aにより夫々締付接続されている。ブスバー2Aはブスバー2Bに対し、やや高い位置に取り付けられ、図1(b)の斜視図に示したように、モジュール型IGBT1の直近部に張り出し部2A1を設けている。ブスバー2Bにも同様に張り出し部2B1が設けられ、図1(c)の断面図に示したように、張り出し部2A1と張り出し部2B1は互いに上下に重なり合っている。そして、この重なり合った部分に誘電性フィルム3が挟まれている。
【0013】
また、ブスバー2Aにはコア4が設置されている。このコア4は通常はフェライトコアを使用する。このコア4はブスバー2Aを囲むように取り付けるのが普通であるが、ブスバー2Aの表面に接着剤などで貼り付けても良い。
【0014】
本実施例の作用効果について図2を参照して以下に説明する。図2は本発明の機能を説明するための回路図である。
【0015】
図2において、モジュール型IGBT1はスイッチング素子1Aとこれと逆並列に接続されたダイオード1Bから構成されており、図1(a)には図示していないゲート抵抗20を介してオンオフ駆動されている。モジュール型IGBT1のコレクタ側にはスナバリアクトル4Aが直列に設けられ、コレクターエミッタ間に並列に接続されたスナバコンデンサ6と共にスナバ回路5を形成している。
【0016】
ここで、スナバリアクトル4Aは、図1(a)のブスバー2Aとコア4に相当し、スイッチング素子1Aのターンオン時には流れる電流のdi/dtを抑制する。また、スナバコンデンサ6は、図1(c)に示したように、ブスバー2Aの張り出し部2A1とブスバー2Bの張り出し部2B1と、この間に挟まれた誘電性フィルム3とで構成され、スイッチング素子1Aのターンオフ時のdv/dtあるいはサージ電圧を抑制する。スナバコンデンサ6の容量を増加させるには、ブスバー2Aの張り出し部2A1とブスバー2Bの張り出し部2B1の重なり合う面積を大きくすれば良い。
【0017】
尚、上記張り出し部2A1及び張り出し部2B1はブスバー2A及びブスバー2Bと夫々一体の構造であっても、ハンダ等の接合材を介して接合したものであっても良い。
【0018】
本実施例によれば、スナバコンデンサ6の電極として使用している導体がブスバーを流用しており、且つスイッチング素子1Aの直近にスナバコンデンサ6を形成しているため、スナバコンデンサ6が小型になると共に、スナバコンデンサ6を接続するための直列インダクタンスを小さく抑えることができる。また、ブスバー2Aに対し、コア4を付けることによってリアクトル4Aを形成するようにしたので、リアクトル4Aを小型化することが可能となる。
【実施例2】
【0019】
図3は本発明の実施例4に係るスナバ回路の平面図である。この実施例4の各部について、図1(a)の実施例1に係るスナバ回路の平面図の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。この実施例4が実施例1と異なる点は、コレクタ側のブスバー2Aに迂回部2A2を設け、この迂回部2A2によりインダクタンスを得る構成とした点である。
【0020】
実施例1ではインダクタンスを形成するためにコア4を用いて、ブスバー2Aに流れる電流とコア4との鎖交磁束を増加させるようにしてスナバリアクトル4Aを形成していたが、本実施例では、ブスバー自身のインダクタンスを大きくする導体構造としている。ブスバーの磁束が鎖交する領域が大きくなるとそのインダクタンスも大きくなる。そこで、本実施例ではブスバー2Aに迂回部2A2を設けた。
【0021】
本実施例によれば、迂回部2A2を設けることにより鎖交する磁束を大きくでき、インダクタンスも大きくできる。従って、コアが無くてもスナバリアクトル4Aを得ることが可能である。尚、本実施例は特にスナバリアクトル4Aのインダクタンスが小さい値でも良いような応用に適している。
【実施例3】
【0022】
図4は本発明の実施例3に係るスナバ回路の平面図である。この実施例3の各部について、図1(a)の実施例1に係るスナバ回路の平面図の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。この実施例3が実施例1と異なる点は、ブスバー2Aをコレクタ電極11の直近で曲げ、ブスバー2Aとブスバー2Bとの横方向の距離を大きくするようにした点である。
【0023】
本実施例の作用について以下に説明する。ブスバー2Aはモジュール型IGBT1のコレクタ電極11に、ブスバー2Bはエミッタ電極12に接続されており、電流の向きは逆方向となる。そのため、ブスバー2Aとブスバー2Bが近接しているとこの逆向きの電流が互いに磁束を打ち消し合い、インダクタンスは小さくなる。そこで、ブスバー2Aとブスバー2Bの間の距離を大きくして、磁束の打ち消しを小さくし、インダクタンスを持たせている。言い換えると、ブスバー2Aとブスバー2Bの相互インダクタンスが大きくなるようにしている。
【0024】
このように、本実施例によれば、実施例2の場合と同様、コアを用いることなく、スナバリアクトル4Aを得ることができる。
【実施例4】
【0025】
図5は本発明の実施例4に係るスナバ回路の平面図である。この実施例3の各部について、図1(a)の実施例1に係るスナバ回路の平面図の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。この実施例4が実施例1と異なる点は、ブスバー2Aとブスバー2B、誘電性フィルム3を多層に積み重ねる構造とした点である。
【0026】
上記の多層構造を図5(b)の斜視図及び図5(c)の断面図を参照して説明する。図5(b)及び図5(c)に示すように、ブスバー2Bのコンデンサを形成する張り出し部2B1の下部に誘電体フィルム3Aを設け、この下部に、ブスバー2Aに接続されたブスバー2AAの張り出し部2AA1を重ね合わせ、更にこの下部に誘電体フィルム3Bを設け、この下部に、ブスバー2Bに接続されたブスバー2BAの張り出し部2BA1を重ね合わせるように構成する。
【0027】
本実施例の作用を以下に説明する。ブスバー2Aとブスバー2Bの間に誘電性フィルム3を挟むことによりスナバコンデンサ6が形成されるが、1枚の誘電性フィルム3では、そのコンデンサ容量が小さい。コンデンサ容量は電極間の面積に比例するため、必要となるコンデンサ容量が大きい時には、スナバコンデンサ6を形成している電極部の面積を大きくする必要がある。しかし、面積が大きくなると、ブスバーが大型化してしまう。そこで、ブスバー2Aとブスバー2Bの重なり合う領域内で上述のようにスナバコンデンサ6を並列に構成する。このようにコンデンサを並列に接続すると、全体のコンデンサ容量は個々のコンデンサ容量の総和となる。
【0028】
この実施例4では、ブスバー4本に対し、誘電性フィルム3枚でスナバコンデンサ6を形成する例を示したが、ブスバー3本と誘電性フィルム2枚で構成しても良く、また逆に更に多層にしてスナバコンデンサ6の容量を増大させることも可能である。
【実施例5】
【0029】
以下、本発明の実施例5に係るスナバ回路を図6及び図7を参照して説明する。
【0030】
図6は本発明の実施例5に係るスナバ回路の平面図である。この実施例5の各部について、図1(a)の実施例1に係るスナバ回路の平面図の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。この実施例5が実施例1と異なる点は、ブスバー2A上にコア7を追加した点である。
【0031】
この実施例5の作用について図7を参照して説明する。図7は実施例5の機能を説明するための回路図である。
【0032】
図7に示すように図1で設けたコア7はスナバコンデンサ6に直列に設けられたスナバ抵抗7Aに相当する。これは次の理由による。即ち、図7におけるスナバコンデンサ6は、図6のブスバー2Aの張り出し部2A1とブスバー2Bの張り出し部2B1とこの両張り出し部に挟まれた誘電性フィルム3とで構成される。従ってスナバコンデンサ6に流れる電流は張り出し部2A1から張り出し部2B1に向かって、あるいはこの逆に流れることになる。張り出し部2A1の位置にこのスナバコンデンサ6に流れる電流が作る磁束と鎖交するようにコア7を設け、このコア7として、例えばEMI対策用に市販されているような高周波で損失が生ずるフェライトコアを適用すれば、スイッチングの高周波成分に対しては、コア7が抵抗として機能することになる。
【0033】
以上説明したように、本実施例によれば、スナバコンデンサ6とスナバリアクトル4Aに加えて、スナバコンデンサ6と直列にスナバ抵抗7Aを挿入した形の小型のスナバ回路を得ることができる。
【実施例6】
【0034】
図8は本発明に係るスナバ回路を使用した電力変換装置の一例を示すブロック構成図である。商用3相入力をコンバータ30で直流に変換し、この直流をコンデンサ31で平滑して単相インバータ32に供給する。単相インバータ32は、逆並列に接続されたダイオードを有する4個のスイッチング素子から構成されるアームがブリッジ接続され、各々々のスイッチング素子にはサージ電圧を吸収するためのスナバ回路5A、5B、5C及び5Dが設けられている。
【0035】
このように単相インバータ32のスイッチング素子用のサージ吸収回路として本発明に係るスナバ回路5を適用することにより、小型で、比較的簡単な構造を有する電力変換装置を提供することが可能となる。
【0036】
尚、本実施例では電力変換装置の主回路を構成するスイッチング素子が4個の場合について説明したが、スイッチング素子は1個であっても、また任意の複数個であっても良いことは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の第1の実施例に係るスナバ回路を示す構造図。
【図2】本発明のスナバ回路の機能説明用回路図。
【図3】本発明の第2の実施例に係るスナバ回路を示す平面図。
【図4】本発明の第3の実施例に係るスナバ回路を示す平面図。
【図5】本発明の第4の実施例に係るスナバ回路を示す構造図。
【図6】本発明の第5の実施例に係るスナバ回路を示す平面図。
【図7】本発明の第5の実施例に係るスナバ回路の機能説明用回路図。
【図8】本発明のスナバ回路を使用した電力変換装置のブロック構成図。
【符号の説明】
【0038】
1 モジュール型IGBT
1A スイッチング素子
1B ダイオード
2A、2B 2AA、2BA ブスバー
2A1、2B1、2AA1,2BA1 張り出し部
2A2 迂回部
3、3A、3B 誘電性フィルム
4 コア
4A スナバリアクトル
5、5A、5B、5C、5D スナバ回路
6 スナバコンデンサ
7 コア
7A スナバ抵抗
11 コレクタ電極
12 エミッタ電極
11A、12A 取り付けボルト
13 ゲート電極
14A、14B、14C、14D 取り付け穴
20 ゲート抵抗
30 コンバータ
31 平滑コンデンサ
32 単相インバータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力変換用スイッチング素子のコレクタに接続され、前記コレクタの直近位置に第1の張り出し部を有する第1のブスバーと、
前記スイッチング素子のエミッタに接続され、前記エミッタの直近位置に前記第1の張り出し部と平行に重なり合う第2の張り出し部を有する第2のブスバーと、
前記第1の張り出し部と前記第2の張り出し部との間に設けられた誘電性フィルムと、
前記第1のブスバーのインダクタンスを増加させるスナバリアクトル形成手段と
を具備したことを特徴とするスナバ回路。
【請求項2】
電力変換用スイッチング素子のコレクタに接続され、前記コレクタの直近位置に第1の張り出し部を有する多層構造の第1のブスバーと、
前記スイッチング素子のエミッタに接続され、前記エミッタの直近位置に前記多層構造の第1の張り出し部と交互に平行に重なり合う第2の張り出し部を有する多層構造の第2のブスバーと、
前記多層構造の第1の張り出し部と前記多層構造の第2の張り出し部との間の各層間に設けられた誘電性フィルムと、
前記第1のブスバーのインダクタンスを増加させるスナバリアクトル形成手段と
を具備したことを特徴とするスナバ回路。
【請求項3】
前記第1の張り出し部に、
前記第1の張り出し部と前記第2の張り出し部間に流れる誘電電流の作る磁束と鎖交するようにコアを取り付けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスナバ回路。
【請求項4】
前記スナバリアクトル形成手段は、
前記第1のブスバーに流れる電流が作る磁束と鎖交するように、前記第1のブスバーにコアを取り付けてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のスナバ回路。
【請求項5】
前記スナバリアクトル形成手段は、
前記第1のブスバーに流れる電流が作る磁束が増大するように、前記第1のブスバーに迂回部を設けてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のスナバ回路。
【請求項6】
前記スナバリアクトル形成手段は、
前記第1のブスバーと前記第2のブスバーの相互インダクタンスが増大するように、前記第1のブスバーと前記第2のブスバー間の距離を、前記コレクタと前記エミッタ間の距離以上に拡げてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のスナバ回路。
【請求項7】
1個または複数個のスイッチング素子と、このスイッチング素子のサージ電圧吸収用スナバ回路を備え、
前記スナバ回路は、
前記スイッチング素子のコレクタに接続され、前記コレクタの直近位置に第1の張り出し部を有する第1のブスバーと、
前記スイッチング素子のエミッタに接続され、前記エミッタの直近位置に前記第1の張り出し部と平行に重なり合う第2の張り出し部を有する第2のブスバーと、
前記第1の張り出し部と前記第2の張り出し部との間に設けられた誘電性フィルムと、
前記第1のブスバーのインダクタンスを増加させるスナバリアクトル形成手段と
を具備してなることを特徴とする電力変換装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−53839(P2007−53839A)
【公開日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−236352(P2005−236352)
【出願日】平成17年8月17日(2005.8.17)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】