説明

ダイエット組成物

【課題】一つの植物体に含まれる,異なる2つの成分と作用機序により,優れたダイエット効果を有するダイエット組成物を,食品,化粧品,医薬部外品および医薬品分野へ提供する。
【解決手段】前記課題を解決するための本発明のダイエット組成物は,カカオ由来の成分を本質とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,カカオのダイエット組成物に関するもので,例えば,飲食品,薬品,医薬部外品,化粧品等の素材として適用されるものである。
【背景技術】
【0002】
カカオは,チョコレートやココアの原料として古くから世界中で親しまれてきた。含有成分として,テオブロミンやポリフェノールを豊富に含有することから,近年カカオの機能性に関する研究が盛んに行われている。例えば,特許文献では,抗アレルギー剤(特開2000−169383),抗炎症食品(特開平11−318387),血流改善外用剤(特開2004−123622),持久力向上用食品組成物(特開2003−334022),集中力向上食品(特開2005−13127),発ガン予防物質を含有する健康飲食品(特開平9−224606),ストレスの予防および適応形成を促進させる飲食品(特開平9−206026),胃潰瘍予防飲食品(特開平7−274894),歯垢形成抑制剤(特開平7−238028),更年期障害を改善する飲食品(特開2001−69946),嚥下障害改善剤(特開2004−107285),脳の老化抑制剤(特開2005−8606),創傷治癒促進剤(特開2001−233779),癌転移抑制剤(特開2002−128685)および免疫賦活剤(特開2000−86526)などがある。
【0003】
一方,ダイエットに用いられる成分を機能別に分類すると,脂肪吸収抑制素材ではキトサン,食物繊維,低分子アルギン酸ナトリウム,ローズマリーエキス,オーリスタットが,糖吸収抑制素材では,月見草エキス,プロアントシアニジン,ペンタガロイルグルコース,黒米エキス,サラシア,サラシノール,白インゲン豆エキス,フォセオラミン,桑葉エキス,デオキシノジリマイシン,アカルボース,ボグリボースがある。また蓄積した体脂肪の分解促進作用をもつ素材として,カフェイン,生コーヒー豆エキス,カプサイシン,トウガラシ抽出物,シネフリン,シトラス抽出物,フォルスコリン,コレウス・フォルスコリが,さらに分解遊離した脂肪酸の燃焼を促進する素材として,緑茶カテキン,ラズベリーケトン,セサミン,ガンマ−リノレン酸がある。これらのダイエット素材は,主に経口的に摂取することで用いられるが,外用剤として用いられることもある。
【0004】
なお,カカオのダイエット効果に関連する先行技術としては,特許文献1〜7が開示されている。
【特許文献1】ダイエットカフェ(特開2002−335912)
【特許文献2】痩身用皮膚外用剤(特開平11−335231)
【特許文献3】痩身用皮膚外用剤(特開2004−217583)
【特許文献4】糖尿病合併症予防作用を有する飲食品(特開平9−234018)
【特許文献5】コレステロール上昇抑制作用並びにHDL−コレステロール低下抑制作用を有する素材およびこれを含有する健康飲食品(特開平6−98718)
【特許文献6】脂肪吸収抑制剤(特開平6−321796)
【特許文献7】高コレステロール血症予防食品(平11−308978)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような多種多様なダイエット素材がある中で,脂肪燃焼の最終段階である酸素を消費して脂肪を水に変換させる反応を促進させる素材は皆無である。本反応に関わる酵素として,細胞のミトコンドリアに存在するチトクロームCオキシダーゼがあげられる。本酵素は,あらゆる細胞の呼吸に関与する重要な酵素であるが,特に脂肪を熱に変換する機能を持った褐色脂肪細胞においては,本酵素の含量が特に多く,脂肪燃焼に重要な役割を果たしていることが分かる。しかしながら,本酵素の発現あるいは機能を活性化することで,脂肪の消費を活発化する素材の研究はほとんど行われていない。また,カカオのダイエット機能についても,先の先行技術で述べたように脂肪細胞に関わる報告は全くない。
【0006】
本発明の目的は,従来のダイエット素材がもたない新規な脂肪燃焼機能を有する植物由来で安全な組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは,カカオ種子の外殻皮すなわちハスクと呼ばれる部位から抽出した含水アルコール抽出物に,従来のダイエット素材が持たないダイエット機能があることを見出した。すなわち新たに発見したカカオのダイエット機能は,脂肪細胞に関わる作用である。ひとつは白色脂肪細胞に対して,脂肪の蓄積を抑制する作用であり,従来のダイエット素材にもみられる作用である。この機能には,カカオの主キサンチンであるテオブロミンの働きによるものである。これに加えカカオには,褐色脂肪細胞において,脂肪の燃焼を促進する機能を有することを見出した。この働きには,ポリフェノールが関与しているものと考えられる。このような2つの機能で,脂肪細胞の働きを改善し,ダイエット機能を発揮する素材はこれまでにない。特に褐色脂肪細胞においては,チトクロームCオキシダーゼの活性を高め,脂肪燃焼の最終段階である水への変換を促進する。この機能は,従来のダイエット素材に全くみられなかったダイエット機能であり,新規性に富む。すなわち,本発明はカカオ由来の安全で新規な作用機序をもったダイエット食品を提供するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明のダイエット組成物の原料となるカカオは,生のままあるいは発酵・焙煎した果実の果皮,ハスク,種子,胚乳など加工方法および部位を限定しない。種々の方法で処理した各部位を粉砕し,粉末のままあるいは賦形剤とともに混合し,散剤,顆粒剤,錠剤,カプセル剤などの形態で経口用途のダイエット素材として使用できる。また,他のダイエット素材や健康食品素材と混合して使用することができる。
【0009】
また,より服用しやすい形態にするため,抽出物の形で使用することもできる。抽出溶媒としては,メタノール,エタノール,イソプロピルアルコール,ブタノール、1,3−ブチレングリコール,エチレングリコール,プロピレングリコール,グリセリン,アセトン,水などの高極性溶媒があげられる。これら溶媒を単独あるいは2種以上の溶媒を混合して使用することができるが,好ましくは70%エタノールを用いる。これらに加え必要に応じて,界面活性剤として,グリセリン脂肪酸エステル,ショ糖脂肪酸エステル,縮合レシノレート,ソルビタン脂肪酸エステル,プロピレングリコール脂肪酸エステル,サポニン,及びステロールから成る群より選ばれる1種以上を適宜使用することができる。
【0009】
抽出時の温度としては,20℃〜100℃が好ましい。この範囲以下だと抽出効率が低下し,逆にこの範囲を超えるとポリフェノールの重合がおこり,成分が変質しやすいので好ましくない。特に好ましい温度は60℃〜90℃である。抽出に用いる溶媒量は,カカオ1重量に対して,1から10重量比の範囲で添加することができるが,好ましくは3〜5倍量である。得られた抽出液は,減圧濃縮,真空乾燥,凍結乾燥などの手法を用いて,濃縮・粉末化してダイエット組成物として用いる。このダイエット組成物は,粉末のままあるいは賦形剤とともに混合し,散剤,顆粒剤,錠剤,カプセル剤などの形態で経口用途のダイエット素材として使用できるが,水やエタノールあるいは油脂類に分散後,液剤,軟カプセル剤などの形態で使用できる。また,他のダイエット素材や健康食品素材と混合して使用することができる。
【0010】
濃縮・粉末化して得られたダイエット組成物は,充分にダイエット機能を発揮することができるが,必要に応じて有効成分であるテオブロミンやポリフェノール濃度を高めることができる。有効成分を濃縮する手法としては,超臨界二酸化炭素抽出,カラムを用いた吸着剤,シリカゲル,逆相シリカゲル処理などがあげられるが,好ましくは合成吸着剤を用いたカラム処理である。前処理した合成吸着剤をカラムに充填し,水に分散させたカカオ抽出物を通液する。使用する吸着剤の量は,カラム抽出物中の固形分重量の1〜10倍量が好ましい。これより少ないと,カカオ成分の吸着が不十分であり,これより多いと脱離に時間がかかる。吸着処理後,吸着剤体積の1〜10倍量の水を通液して吸着剤を洗浄する。洗浄に用いる水の量がこの範囲より少ないと,夾雑物が多くテオブロミンやポリフェノールの濃度があがらず,逆にこの範囲より多いとテオブロミンの溶出が始まる。
【0011】
水洗浄が終わった吸着剤を,次に水と極性溶媒の混合液で溶出する。使用する極性溶媒としては,アセトン,メタノール,エタノールなどを用いることができるが,好ましくは水とエタノールの混合溶媒系である。10%エタノールを吸着剤体積の1〜10倍量通液することで,テオブロミンとポリフェノールの一部が濃縮された分画を得ることができる。次に,30%エタノールを吸着剤体積の1〜10倍量通液することで,低分子ポリフェノール分画が得られる。さらに50%エタノールを吸着剤体積の1〜10倍量通液することで,高分子のポリフェノール分画を得ることができる。得られた各分画は,それぞれ前述の方法で濃縮・粉末化することで,10%エタノール溶出エキス(テオブロミン,ポリフェノール濃縮分画),30%エタノール溶出エキス(低分子ポリフェノール濃縮分画),50%エタノール溶出エキス(高分子ポリフェノール濃縮分画)を得ることができる。これらの分画にはより強いダイエット効果が期待できる。
【0012】
以上の方法で得られる本発明のダイエット組成物は,各種飲食品の素材として使用することができる。飲食品としては,例えば,食用油(サラダ油),菓子類(ガム,キャンディー,キャラメル,チョコレート,クッキー,スナック,ゼリー,グミ,錠菓等),麺類(そば,うどん,ラーメン等),乳製品(ミルク,アイスクリーム,ヨーグルト等),調味料(味噌,醤油等),スープ類,飲料(ジュース,コーヒー,紅茶,茶,炭酸飲料,スポーツ飲料等)をはじめとする一般食品や,健康食品(錠剤,カプセル等),栄養補助食品(栄養ドリンク等)が挙げられる。これらの飲食品に本発明のダイエット組成物を適宜配合するとよい。
【0013】
これら飲食品には,その種類に応じて種々の成分を配合することができ,例えば,ブドウ糖,果糖,ショ糖,マルトース,ソルビトール,ステビオサイド,コーンシロップ,乳糖,クエン酸,酒石酸,リンゴ酸,コハク酸,乳酸,L−アスコルビン酸,dl−α−トコフェロール,エリソルビン酸ナトリウム,グリセリン,プロピレングリコール,グリセリン脂肪酸エステル,ポリグリセリン脂肪酸エステル,ショ糖脂肪酸エステル,ソルビタン脂肪酸エステル,プロピレングリコール脂肪酸エステル,アラビアガム,カラギーナン,カゼイン,ゼラチン,ペクチン,寒天,ビタミンB類,ニコチン酸アミド,パントテン酸カルシウム,アミノ酸類,カルシウム塩類,色素,香料,保存剤等の食品素材を使用することができる。さらに,健康維持機能をもった本ダイエット組成物には,他の抗酸化物質や健康食品素材などの配剤,例えば,
抗酸化物質)還元型アスコルビン酸(ビタミンC),ビタミンE,還元型グルタチン,トコトリエノール,ビタミンA誘導体,リコピン,β−クリプトキサンチン,アスタキサンチン,ゼアキサンチン,フコキサンチン,尿酸,アルファリポ酸,ユビキノン,コエンザイムQ10,葉酸,ニンニクエキス,アリシン,セザミン,リグナン類,カテキン,イソフラボン,カルコン,タンニン類,フラボノイド類,クマリン,イソクマリン類,ブルーベリーエキス,アルブチン,タンニン,アントシアニン,リンゴポリフェノール,ブドウ種子エキス,エラジ酸,コウジ酸,サージ抽出物
健康食品素材)V.(ビタミン)A,V.B1,V.B2,V.B6,V.B12,V.C,V.D,V.E,V.P,コリン,ナイアシン,パントテン酸,葉酸カルシウム,EPA,オリゴ糖,食物繊維,スクアレン,大豆レシチン,タウリン,ドナリエラ,プロテイン,オクタコサノール,DHA,卵黄レシチン,リノール酸,ラクトフェリン,マグネシウム,亜鉛,クロム,セレン,カリウム,ヘム鉄,カキ肉エキス,キトサン,キチンオリゴ糖,コラーゲン,コンドロイチン,ウコン,カンゾウ,クコシ,ケイヒ,サンザシ,生姜,霊芝,シジミエキス,スッポン,カンゾウ,クコシ,ケイヒ,サンザシ,生姜,霊芝,オオバコ,カミツレ,カモミール,セイヨウタンポポ,ハイビスカス,ハチミツ,ボーレン,ローヤルゼリー,ライム,ラベンダー,ローズヒップ,ローズマリー,セージ,ビフィズス菌,フェーカリス菌,ラクリス,小麦胚芽油,ゴマ油,シソ油,大豆油,中鎖脂肪酸,アガリクス,イチョウ葉エキス,ウコン,コンドロイチン,玄米胚芽エキス,レイシ,タマネギ,DHA,EPA,DPA,甜茶,冬虫夏草,ニンニク,蜂の子,パパイヤ,プーアル,プロポリス,メグスリの木,ヤブシタケ,ロイヤルゼリー,ノコギリヤシ,ヒアルロン酸,コラーゲン,ギャバ,ハープシールオイル,サメ軟骨,グルコサミン,レシチン,ホスファチジルセリン,田七ニンジン,桑葉,大豆抽出物,エキナセア,エゾウコギ,大麦抽出物,オリーブ葉,オリーブ実,ギムネマ,バナバ,サラシア,ガルシニア,キトサン,セントジョーンズワート,ナツメ,ニンジン,パッションフラワー,ブロッコリー,プラセンタ,ハトムギ,ブドウ種子,ピーナッツ種皮,ビルベリー,ブラックコホシュ,マリアアザミ,月桂樹,セージ,ローズマリー,ラフマ,黒酢,ゴーヤー,マカ,紅花,亜麻,ウーロン茶,花棘,カフェイン,カプサイシン,キシロオリゴ糖,グルコサミン,ソバ,シトラス,食物繊維,プロテイン,プルーン,スピルリナ,大麦若葉,核酸,酵母,椎茸,梅肉,アミノ酸,深海鮫抽出物,ノニ,カキ肉,スッポン,シャンピニオン,オオバコ,アセロラ,パイナップル,バナナ,モモ,アンズ,メロン,イチゴ,ラズベリー,オレンジ,フコイダン,メシマコブ,クランベリー,コンドロイチン硫酸,亜鉛,鉄,セラミド,シルクペプチド,グリシン,ナイアシン,チェストツリー,セラミド,L−システイン,L−カルニチン,赤ワイン葉,ミレット,ホーステール,ビオチン,センテラアジアティカ,ハスカップ,ピクノジェノール,フキ,ルバーブ,クローブ,ローズマリー,カテキン,プーアル,クエン酸,ビール酵母,メリロート,ブラックジンガー,ショウガ,ガジュツ,ナットウキナーゼ,ベニコウジ,トコトリエノール,ラクトフェリン,シナモン,韃靼ソバ,生コーヒー豆エキスなども配合することができる。
【0014】
具体的な製法としては,本発明のダイエット組成物と他の健康維持素材をそのまま,もしくは粉末セルロースとともにスプレードライまたは凍結乾燥し,これを粉末,顆粒,打錠または溶液にすることで容易に食品(インスタント食品等)に含有させることができる。また必要に応じてアラビアガム,デキストリン等のバインダーと混合して粉末状あるいは顆粒状にし,固形食品に添加することも可能である。また,本ダイエット組成物の液剤はそのまま,もしくは例えば,水,エタノール,グリセリンあるいはこれらの混合物に分散溶解して,飲料にすることが可能である。
【0015】
本発明のダイエット組成物を飲食品に適用する場合の添加量としては,病気予防や健康維持が主な目的であるので,飲食品に対して有効成分の含量が合計0.01〜10wt%であるのが好ましい。
【0016】
本発明のダイエット組成物は,薬品(医薬品および医薬部外品を含む。)の素材として用いてもよい。薬品製剤用の原料に,本発明のダイエット用組成物を適宜配合して製造することができる。本発明のダイエット用組成物に配合しうる製剤原料としては,例えば,賦形剤(ブドウ糖,乳糖,白糖,塩化ナトリウム,デンプン,炭酸カルシウム,カオリン,結晶セルロース,カカオ脂,硬化植物油,カオリン,タルク等),結合剤(蒸留水,生理食塩水,エタノール水,単シロップ,ブドウ糖液,デンプン液,ゼラチン溶液,カルボキシメチルセルロース,リン酸カリウム,ポリビニルピロリドン等),崩壊剤(アルギン酸ナトリウム,カンテン,炭酸水素ナトリウム,炭酸カルシウム,ラウリル硫酸ナトリウム,ステアリン酸モノグリセリド,デンプン,乳糖,アラビアゴム末,ゼラチン,エタノール等),崩壊抑制剤(白糖,ステアリン,カカオ脂,水素添加油等),吸収促進剤(第四級アンモニウム塩基,ラウリル硫酸ナトリウム等),吸着剤(グリセリン,デンプン,乳糖,カオリン,ベントナイト,硅酸等),滑沢剤(精製タルク,ステアリン酸塩,ポリエチレングリコール等)などが挙げられる。
【0017】
本発明によるダイエット組成物の投与方法は,一般的には,錠剤,丸剤,軟・硬カプセル剤,細粒剤,散剤,顆粒剤等の形態で経口投与することができる。また,水溶性製剤は,液剤として経口的に投与することができる。さらに非経口投与であってもよい。非経口剤として投与する場合は,本ダイエット組成物をエタノールや適当な可溶化剤に分散させた後,パップ剤,ローション剤,軟膏剤,チンキ剤,クリーム剤などの剤形で適用することができる。また本ダイエット素材の液剤は,そのままで,あるいは分散剤,懸濁剤,安定剤などを添加した状態で,パップ剤,ローション剤,軟膏剤,チンキ剤,クリーム剤などの剤形で適用することができる。
【0018】
投与量は,投与方法,病状,患者の年齢等によって変化し得るが,大人では,通常,1日当たり有効成分として5〜500mg,子供では通常0.5〜100mg程度投与することができる。
【0019】
本発明のダイエット組成物を薬品として使用する際の配合比は,剤型によって適宜変更することが可能であるが,通常,経口または粘膜吸収により投与される場合は約0.01〜10wt%,非経口投与による場合は,0.01〜20wt%程度にするとよい。なお,投与量は種々の条件で異なるので,前記投与量より少ない量で十分な場合もあるし,また,範囲を超えて投与する必要のある場合もある。
【0020】
本発明のダイエット組成物は,化粧品の素材として用いてもよい。本発明のダイエット組成物を配合しうる皮膚外用材の形態としては,例えば,乳液,石鹸,洗顔料,入浴剤,クリーム,乳液,化粧水,オーデコロン,ひげ剃り用クリーム,ひげ剃り用ローション,化粧油,日焼け・日焼け止めローション,おしろいパウダー,ファンデーション,香水,パック,爪クリーム,エナメル,エナメル除去液,眉墨,ほお紅,アイクリーム,アイシャドー,マスカラ,アイライナー,口紅,リップクリーム,シャンプー,リンス,染毛料,分散液,洗浄料等が挙げられる。
【0021】
上記形態の皮膚外用剤には,本発明によるダイエット組成物の他に,そのダイエット効果を損なわない範囲で化粧品,医薬部外品などの皮膚外用剤に配合される成分,油分,高級アルコール,脂肪酸,紫外線吸収剤,粉体,顔料,界面活性剤,多価アルコール・糖,高分子,生理活性成分,溶媒,酸化防止剤,香料,防腐剤等を配合することができる。
例を以下に羅列するが,本発明はこれらの例に限定されるものではない。
(1)油分の例
エステル系の油相成分:トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル,2−エチルヘキサン酸セチル,ミリスチン酸イソプロピル,ミリスチン酸ブチル,パルミチン酸イソプロピル,ステアリン酸エチル,パルミチン酸オクチル,イソステアリン酸イソセチル,ステアリン酸ブチル,ミリスチン酸ブチル,リノール酸エチル,リノール酸イソプロピル,オレイン酸エチル,ミリスチン酸イソセチル,ミリスチン酸イソステアリル,パルミチン酸イソステアリル,ミリスチン酸オクチルドデシル,イソステアリン酸イソセチル,セバシン酸ジエチル,アジピン酸ジイソプロピル,ネオペンタン酸イソアラキル,トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル,トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン,トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン,テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール,カプリル酸セチル,ラウリン酸デシル,ラウリン酸ヘキシル,ミリスチン酸デシル,ミリスチン酸ミリスチル,ミリスチン酸セチル,ステアリン酸ステアリル,オレイン酸デシル,リシノレイン酸セチル,ラウリン酸イソステアリル,ミリスチン酸イソトリデシル,ミリスチン酸イソセチル,ミリスチン酸イソステアリル,パルミチン酸イソセチル,パルミチン酸イソステアリル,ステアリン酸オクチル,ステアリン酸イソセチル,オレイン酸イソデシル,オレイン酸オクチルドデシル,リノール酸オクチルドデシル,イソステアリン酸イソプロピル,2−エチルヘキサン酸セトステアリル,2−エチルヘキサン酸ステアリル,イソステアリン酸ヘキシル,ジオクタン酸エチレングリコール,ジオレイン酸エチレングリコール,ジカプリン酸プロピレングリコール,ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール,ジカプリル酸プロピレングリコール,ジカプリン酸ネオペンチルグリコール,ジオクタン酸ネオペンチルグリコール,トリカプリル酸グリセリル,トリウンデシル酸グリセリル,トリイソパルミチン酸グリセリル,トリイソステアリン酸グリセリル,ネオペンタン酸オクチルドデシル,オクタン酸イソステアリル,イソノナン酸オクチル,ネオデカン酸ヘキシルデシル,ネオデカン酸オクチルドデシル,イソステアリン酸イソセチル,イソステアリン酸イソステアリル,イソステアリン酸オクチルデシル,ポリグリセリンオレイン酸エステル,ポリグリセリンイソステアリン酸エステル,炭酸ジプロピル,炭酸ジアルキル(C12−18),クエン酸トリイソセチル,クエン酸トリイソアラキル,クエン酸トリイソオクチル,乳酸ラウリル,乳酸ミリスチル,乳酸セチル,乳酸オクチルデシル,クエン酸トリエチル,クエン酸アセチルトリエチル,クエン酸アセチルトリブチル,クエン酸トリオクチル,リンゴ酸ジイソステアリル,ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル,コハク酸ジ2−エチルヘキシル,アジピン酸ジイソブチル,セバシン酸ジイソプロピル,セバシン酸ジオクチル,ステアリン酸コレステリル,イソステアリン酸コレステリル,ヒドロキシステアリン酸コレステリル,オレイン酸コレステリル,オレイン酸ジヒドロコレステリル,イソステアリン酸フィトステリル,オレイン酸フィトステリル,12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソセチル,12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸ステアリル,12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソステアリル等が挙げられる。
炭化水素系の油相成分:スクワラン,流動パラフィン,α−オレフィンオリゴマー,イソパラフィン,セレシン,パラフィン,流動イソパラフィン,ポリブテン,マイクロクリスタリンワックス,ワセリン等が挙げられる。
動植物油とその硬化油,および天然由来のロウ:牛脂,硬化牛脂,豚脂,硬化豚脂,馬油,硬化馬油,ミンク油,オレンジラフィー油,魚油,硬化魚油,卵黄油等の動物油およびその硬化油,アボカド油,アルモンド油,オリーブ油,カカオ脂,杏仁油,ククイナッツ油,ゴマ油,小麦胚芽油,コメ胚芽油,コメヌカ油,サフラワー油,シアバター,大豆油,月見草油,シソ油,茶実油,ツバキ油,トウモロコシ油,ナタネ油,硬化ナタネ油,パーム核油,硬化パーム核油,パーム油,硬化パーム油,ピーナッツ油,硬化ピーナッツ油,ヒマシ油,硬化ヒマシ油,ヒマワリ油,ブドウ種子油,ホホバ油,硬化ホホバ油,マカデミアナッツ油,メドホーム油,綿実油,硬化綿実油,ヤシ油,硬化ヤシ油等の植物油およびその硬化油,ミツロウ,高酸価ミツロウ,ラノリン,還元ラノリン,硬化ラノリン,液状ラノリン,カルナバロウ,モンタンロウ等のロウ等が挙げられる。
シリコーン系の油相成分:ジメチルポリシロキサン,メチルフェニルポリシロキサン,メチルシクロポリシロキサン,オクタメチルポリシロキサン,デカメチルポリシロキサン,ドデカメチルシクロシロキサン,メチルハイドロジェンポリシロキサン,ボリエーテル変性オルガノポリシロキサン,ジメチルシロキサン・メチルセチルオキシシロキサン共重合体,ジメチルシロキサン・メチルステアロキシシロキサン共重合体,アルキル変性オルガノポリシロキサン,末端変性オルガノポリシロキサン,アミノ変性シリコーン油,アミノ変性オルガノポリシロキサン,ジメチコノール,シリコーンゲル,アクリルシリコーン,トリメチルシロキシケイ酸,シリコーンRTVゴム等が挙げられる。
フッ素系の油相成分:パーフルオロポリエーテル,フッ素変性オルガノポリシロキサン,フッ化ピッチ,フルオロカーボン,フルオロアルコール,フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン等が挙げられる。
(2)高級アルコールの例
ラウリルアルコール,ミリスチルアルコール,セチルアルコール,ステアリルアルコール,イソステアリルアルコール,オレイルアルコール,ベヘニルアルコール,2−エチルヘキサノール,ヘキサデシルアルコール,オクチルドデカノール等が挙げられる。
(3)脂肪酸の例
カプリル酸,カプリン酸,ウンデシレン酸,ラウリン酸,ミリスチン酸,パルミチン酸,パルミトレイン酸,ステアリン酸,イソステアリン酸,オレイン酸,リノール酸,リノレン酸,アラキン酸,アラキドン酸,ベヘン酸,エルカ酸,2−エチルヘキサン酸等が挙げられる。
(4)紫外線吸収剤の例
パラアミノ安息香酸,パラアミノ安息香酸アミル,パラアミノ安息香酸エチルジヒドロキシプロピル,パラアミノ安息香酸グリセリル,パラアミノ安息香酸エチル,パラアミノ安息香酸オクチル,パラアミノ安息香酸オクチルジメチル,サリチル酸エチレングリコール,サリチル酸オクチル,サリチル酸トリエタノールアミン,サリチル酸フェニル,サリチル酸ブチルフェニル,サリチル酸ベンジル,サリチル酸ホモメンチル,ケイ皮酸ベンジル,パラメトキシケイ皮酸オクチル,パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル,ジパラメトキシケイ皮酸モノ2−エチルヘキサン酸グリセリル,パラメトキシケイ皮酸イソプロピル,パラメトキシヒドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩,ジイソプロピル・ジイソプロピルケイ皮酸エステル混合物,ウロカニン酸,ウロカニン酸エチル,ヒドロキシメトキシベンゾフェノン,ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸及びその塩,ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン,ジヒドロキシメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム,ジヒドロキシベンゾフェノン,ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン,ヒドロキシオクトキシベンゾフェノン,テトラヒドロキシベンゾフェノン,ブチルメトキシジベンゾイルメタン,2,4,6−トリアニリノ−p−(カルボ−2−エチルヘキシル−1−オキシ)−1,3,5−トリアジン,2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール,メチル−O−アミノベンゾエート,2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート,フェニルベンゾイミダゾール硫酸,3−(4−メチルベンジリデン)カンフル,イソプロピルジベンゾイルメタン,4−(3,4−ジメトキシフェニルメチレン)−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル等,およびこれらの高分子誘導体やシラン誘導体等が挙げられる。
(5)粉体・顔料の例
赤色104号,赤色201号,黄色4号,青色1号,黒色401号等の色素,黄色4号ALレーキ,黄色203号BAレーキ等のレーキ色素,ナイロンパウダー,シルクパウダー,ウレタンパウダー,テフロン(登録商標)パウダー,シリコーンパウダー,ポリメタクリル酸メチルパウダー,セルロースパウダー,デンプン,シリコーンエラストマー球状粉体,ポリエチレン末等の高分子,黄酸化鉄,赤色酸化鉄,黒酸化鉄,酸化クロム,カーボンブラック,群青,紺青等の有色顔料,酸化亜鉛,酸化チタン,酸化セリウム等の白色顔料,タルク,マイカ,セリサイト,カオリン,板状硫酸バリウム等の体質顔料,雲母チタン等のパール顔料,硫酸バリウム,炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,珪酸アルミニウム,珪酸マグネシウム等の金属塩,シリカ,アルミナ等の無機粉体,ステアリン酸アルミニウム,ステアリン酸マグネシウム,パルミチン酸亜鉛,ミリスチン酸亜鉛,ミリスチン酸マグネシウム,ラウリン酸亜鉛,ウンデシレン酸亜鉛等の金属セッケン,ベントナイト,スメクタイト,窒化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状,棒状,針状,板状,不定形状,燐片状,紡錘状等)および粒子径に特に制限はない。なおこれらの粉体は,従来公知の表面処理,例えばフッ素化合物処理,シリコーン処理,シリコーン樹脂処理,ペンダント処理,シランカップリング剤処理,チタンカップリング剤処理,油剤処理,N−アシル化リジン処理,ポリアクリル酸処理,金属セッケン処理,アミノ酸処理,レシチン処理,無機化合物処理,プラズマ処理,メカノケミカル処理等によって事前に表面処理されていてもいなくても構わない。
(6)界面活性剤の例
アニオン性界面活性剤:脂肪酸セッケン,α−アシルスルホン酸塩,アルキルスルホン酸塩,アルキルアリルスルホン酸塩,アルキルナフタレンスルホン酸塩,アルキル硫酸塩,POEアルキルエーテル硫酸塩,アルキルアミド硫酸塩,アルキルリン酸塩,POEアルキルリン酸塩,アルキルアミドリン酸塩,アルキロイルアルキルタウリン塩,N−アシルアミノ酸塩,POEアルキルエーテルカルボン酸塩,アルキルスルホコハク酸塩,アルキルスルホ酢酸ナトリウム,アシル化加水分解コラーゲンペプチド塩,パーフルオロアルキルリン酸エステル等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤:塩化アルキルトリメチルアンモニウム,塩化ステアリルトリメチルアンモニウム,臭化ステアリルトリメチルアンモニウム,塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム,塩化ジステアリルジメチルアンモニウム,塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム,臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム,塩化ベンザルコニウム,塩化ベヘニン酸アミドプロピルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム,ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド,ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド,ラノリン誘導体第四級アンモニウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤:カルボキシベタイン型,アミドベタイン型,スルホベタイン型,ヒドロキシスルホベタイン型,アミドスルホベタイン型,ホスホベタイン型,アミノカルボン酸塩型,イミダゾリン誘導体型,アミドアミン型等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤:プロピレングリコール脂肪酸エステル,グリセリン脂肪酸エステル,ポリグリセリン脂肪酸エステル,ソルビタン脂肪酸エステル,POEソルビタン脂肪酸エステル,POEソルビット脂肪酸エステル,POEグリセリン脂肪酸エステル,POEアルキルエーテル,POE脂肪酸エステル,POE硬化ヒマシ油,POEヒマシ油,POE・POP共重合体,POE・POPアルキルエーテル,ポリエーテル変性シリコーンラウリン酸アルカノールアミド,アルキルアミンオキシド,水素添加大豆リン脂質等が挙げられる。
天然系界面活性剤:レシチン,サポニン,糖系界面活性剤等が挙げられる。
(7)多価アルコール,糖の例
エチレングリコール,ジエチレングリコール,ポリエチレングリコール,プロピレングリコール,ジプロピレングリコール,ポリプロピレングリコール,グリセリン,ジグリセリン,ポリグリセリン,3−メチル−1,3−ブタンジオール,1,3−ブチレングリコール,ソルビトール,マンニトール,ラフィノース,エリスリトール,グルコース,ショ糖,果糖,キシリトール,ラクトース,マルトース,マルチトール,トレハロース,アルキル化トレハロース,混合異性化糖,硫酸化トレハロース,プルラン等が挙げられる。またこれらの化学修飾体等も使用可能である。
(8)高分子の例
アクリル酸エステル/メタクリル酸エステル共重合体(プラスサイズ,互応化学社製),酢酸ビニル/クロトン酸共重合体(レジン28−1310,NSC社製),酢酸ビニル/クロトン酸/ビニルネオデカネート共重合体(28−2930,NSC社製),メチルビニルエーテルマレイン酸ハーフエステル(ガントレッツES,ISP社製),T−ブチルアクリレート/アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体(ルビマー,BASF社製),ビニルピロリドン/ビニルアセテート/ビニルプロピオネート共重合体(ルビスコールVAP,BASF社製),ビニルアセテート/クロトン酸共重合体(ルビセットCA,BASF社製),ビニルアセテート/クロトン酸/ビニルピロリドン共重合体(ルビセットCAP,BASF社製),ビニルピロリドン/アクリレート共重合体(ルビフレックス,BASF社製),アクリレート/アクリルアミド共重合体(ウルトラホールド,BASF社製),ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリラート共重合体(アドバンテージ,ISP社製),カルボキシビニルポリマー(カーボポール,BFGoodrich社製),アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(ペミュレン,BF Goodrich社製)等のアニオン性高分子化合物や,ジアルキルアミノエチルメタクリレート重合体の酢酸両性化物(ユカフォーマー,三菱化学社製),アクリル酸オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体(AMPHOMER,NSC社製)等の両性高分子化合物,ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートの4級化物(GAFQUAT,ISP社製),メチルビニルイミダゾリウムクロリド/ビニルピロリドン共重合体(ルビコート,BASF社製)等のカチオン性高分子化合物,ポリビニルピロリドン(ルビスコールK,BASF社製),ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体(ルビスコールVA,BASF社製),ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマー937,ISP社製),ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマーVC713,ISP社製)等のノニオン性高分子化合物等がある。また,セルロースまたはその誘導体,ケラチン及びコラーゲンまたはその誘導体,アルギン酸カルシウム,プルラン,寒天,ゼラチン,タマリンド種子多糖類,キサンタンガム,カラギーナン,ハイメトキシルペクチン,ローメトキシルペクチン,グアーガム,アラビアゴム,結晶セルロース,アラビノガラクタン,カラヤガム,トラガカントガム,アルギン酸,アルブミン,カゼイン,カードラン,ジェランガム,デキストラン等の天然由来高分子化合物も好適に用いることができる。
(9)生理活性成分の例
生理活性成分としては,皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば,美白成分,抗炎症剤,老化防止剤,紫外線防御剤,スリミング剤,ひきしめ剤,抗酸化剤,発毛剤,育毛剤,保湿剤,血行促進剤,抗菌剤,殺菌剤,乾燥剤,冷感剤,温感剤,ビタミン類,アミノ酸,創傷治癒促進剤,刺激緩和剤,鎮痛剤,細胞賦活剤,酵素成分等が挙げられる。これらの好適な配合成分の例としては,例えばアシタバエキス,アボカドエキス,アマチャエキス,アルテアエキス,アルニカエキス,アロエエキス,アンズエキス,アンズ核エキス,イチョウエキス,ウイキョウエキス,ウコンエキス,ウーロン茶エキス,エイジツエキス,エチナシ葉エキス,オウゴンエキス,オウバクエキス,オウレンエキス,オオムギエキス,オトギリソウエキス,オドリコソウエキス,オランダカラシエキス,オレンジエキス,海水乾燥物,海藻エキス,加水分解エラスチン,加水分解コムギ末,加水分解シルク,カモミラエキス,カロットエキス,カワラヨモギエキス,甘草エキス,カルカデエキス,カキョクエキス,キウイエキス,キナエキス,キューカンバ−エキス,グアノシン,クチナシエキス,クマザサエキス,クララエキス,クルミエキス,グレープフルーツエキス,クレマティスエキス,クロレラエキス,クワエキス,ゲンチアナエキス,紅茶エキス,酵母エキス,ゴボウエキス,コメヌカ発酵エキス,コメ胚芽油,コンフリーエキス,コラーゲン,コケモモエキス,サイシンエキス,サイコエキス,サイタイ抽出液,サルビアエキス,サボンソウエキス,ササエキス,サンザシエキス,サンショウエキス,シイタケエキス,ジオウエキス,シコンエキス,シソエキス,シナノキエキス,シモツケソウエキス,シャクヤクエキス,ショウブ根エキス,シラカバエキス,スギナエキス,セイヨウキズタエキス,セイヨウサンザシエキス,セイヨウニワトコエキス,セイヨウノコギリソウエキス,セイヨウハッカエキス,セ−ジエキス,ゼニアオイエキス,センキュウエキス,センブリエキス,ダイズエキス,タイソウエキス,タイムエキス,茶エキス,チョウジエキス,チガヤエキス,チンピエキス,トウキエキス,トウキンセンカエキス,トウニンエキス,トウヒエキス,ドクダミエキス,トマトエキス,納豆エキス,ニンジンエキス,ニンニクエキス,ノバラエキス,ハイビスカスエキス,バクモンドウエキス,パセリエキス,蜂蜜,ハマメリスエキス,パリエタリアエキス,ヒキオコシエキス,ビサボロール,ビワエキス,フキタンポポエキス,フキノトウエキス,ブクリョウエキス,ブッチャーブルームエキス,ブドウエキス,プロポリス,ヘチマエキス,ベニバナエキス,ペパーミントエキス,ボダイジュエキス,ボタンエキス,ホップエキス,マツエキス,マロニエエキス,ミズバショウエキス,ムクロジエキス,メリッサエキス,モモエキス,ヤグルマギクエキス,ユーカリエキス,ユキノシタエキス,ヨクイニンエキス,ヨモギエキス,ラベンダーエキス,リンゴエキス,レタスエキス,レモンエキス,レンゲソウエキス,ローズエキス,ローズマリーエキス,ローマカミツレエキス,ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
また,デオキシリボ核酸,ムコ多糖類,ヒアルロン酸ナトリウム,コンドロイチン硫酸ナトリウム,コラーゲン,エラスチン,キチン,キトサン,加水分解卵殻膜などの生体高分子,アミノ酸,加水分解ペプチド,乳酸ナトリウム,尿素,ピロリドンカルボン酸ナトリウム,ベタイン,ホエイ,トリメチルグリシンなどの保湿成分,スフィンゴ脂質,セラミド,フィトスフィンゴシン,コレステロール,コレステロール誘導体,リン脂質などの油性成分,ε−アミノカプロン酸,グリチルリチン酸,β−グリチルレチン酸,塩化リゾチーム,グアイアズレン,ヒドロコールチゾン等の抗炎症剤,ビタミンA,ビタミンB2,ビタミンB6,ビタミンC,ビタミンD,ビタミンE,パントテン酸カルシウム,ビオチン,ニコチン酸アミド,ビタミンCエステル等のビタミン類,アラントイン,ジイソプロピルアミンジクロロアセテート,4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分,トコフェロール,カロチノイド,フラボノイド,タンニン,リグナン,サポニン等の抗酸化剤,α−ヒドロキシ酸,β−ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤,γ−オリザノール,ビタミンE誘導体などの血行促進剤,レチノール,レチノール誘導体等の創傷治癒剤,アルブチン,コウジ酸,プラセンタエキス,イオウ,エラグ酸,リノール酸,トラネキサム酸,グルタチオン等の美白剤,セファランチン,カンゾウ抽出物,トウガラシチンキ,ヒノキチオール,ヨウ化ニンニクエキス,塩酸ピリドキシン,DL−α−トコフェロール,酢酸DL−α−トコフェロール,ニコチン酸,ニコチン酸誘導体,パントテン酸カルシウム,D−パントテニルアルコール,アセチルパントテニルエチルエーテル,ビオチン,アラントイン,イソプロピルメチルフェノール,エストラジオール,エチニルエストラジオール,塩化カプロニウム,塩化ベンザルコニウム,塩酸ジフェンヒドラミン,タカナール,カンフル,サリチル酸,ノニル酸バニリルアミド,ノナン酸バニリルアミド,ピロクトンオラミン,ペンタデカン酸グリセリル,L−メントール,モノニトログアヤコール,レゾルシン,γ−アミノ酪酸,塩化ベンゼトニウム,塩酸メキシレチン,オーキシン,女性ホルモン,カンタリスチンキ,シクロスポリン,ジンクピリチオン,ヒドロコールチゾン,ミノキシジル,モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン,ハッカ油,ササニシキエキス等の育毛剤などが挙げられる。
(10)酸化防止剤の例
亜硫酸水素ナトリウム,亜硫酸ナトリウム,エリソルビン酸,エリソルビン酸ナトリウム,チオジプロピオン酸ジラウリル,トコフェロール,トリルビグアナイド,ノルジヒドログアヤレチン酸,パラヒドロキシアニソール,ブチルヒドロキシアニソール,ジブチルヒドロキシトルエン,ステアリン酸アスコルビル,パルミチン酸アスコルビル,没食子酸オクチル,没食子酸プロピル,カロチノイド,フラボノイド,タンニン,リグナン,サポニン,リンゴエキスやチョウジエキスなどの酸化防止効果の認められる植物エキス等が挙げられる。
(11)溶媒の例
精製水,エタノール,低級アルコール,エーテル類,LPG,フルオロカーボン,N−メチルピロリドン,フルオロアルコール,揮発性直鎖状シリコーン,次世代フロン等が挙げられる。
【0022】
以下,本発明の実施例を説明する。なお,以下に示す実施例は,本発明によって得られる組成物のダイエット作用等の確認をするために説明するもので,本発明の範囲は,これらの製品および製法に限定されるものではない。
【実施例1】
【0023】
[カカオハスクのテオブロミン濃縮エキスおよびポリフェノール濃縮エキスの製造]
ローストしたカカオハスク(100kg)を粉砕し,5倍量(重量比)の70%エタノールを加えて80℃で2時間加温抽出を行った。抽出液を濾別後に減圧下で濃縮を行ってカカオハスクエキス(50kg)を得た。得られたカカオハスクエキス(50kg)を水(50L)に懸濁し,濾過後,濾液を30〜40Lの合成吸着剤を充填したカラムに通液し,吸着させた。次にカラムに水(90〜120L)を通液後,10%エタノール(90〜200L)で溶出し,濃縮乾固させてテオブロミン濃縮分画(250〜500g)を得た。続いて,30%エタノール(90〜120L),50%エタノール(90〜120L)を順次通液して,得られた分画を合わせて濃縮・乾固してポリフェノール濃縮分画(700〜900g)を得た。これら,テオブロミン濃縮分画のテオブロミン含量およびポリフェノール含量は,それぞれテオブロミン濃縮分画(テオブロミン:32.0%,ポリフェノール:12.1%),ポリフェノール濃縮分画(テオブロミン:5.3%,ポリフェノール53.6%)であった。
【実施例2】
【0024】
[ダイエット組成物の体重増加抑制作用の評価]
マウス(ddY,雄,5週齡,日本クレア社)を4日間予備飼育した後,粉末飼料(MF,オリエンタル酵母社)に混餌した本発明のダイエット組成物を13日間自由摂取させた。飼育期間中,体重および摂餌量を経時的に測定した。
【0025】
表1に結果を示した。実験1においてテオブロミン分画に配合量に依存した体重増加の抑制が認められた。一方,ポリフェノール分画では,体重増加の抑制は認められなかったが,両者を1%ずつ配合した実験(実験2)では,相乗的な体重増加抑制作用が認められた。この結果より,カカオのテオブロミンとポリフェノールが相乗的なダイエット効果を持つことが明らかになった。
【実施例3】
【0026】
[白色脂肪細胞の脂肪蓄積に及ぼす作用の評価]
本発明のダイエット組成物の白色脂肪細胞における脂肪細胞増殖抑制作用を,3T3−L1脂肪細胞を用いて検討した。3T3−L1脂肪細胞(5×10cells/mL)を,10%牛胎児血清を含むD−MEM培地(高グルコース)で2日間培養後,インスリン(1μg/mL),デキサメタゾン(0.25μM)およびイソブチルメチルキサンチン(0.5mM)を含む培地に交換して分化を誘導した。2日後に,本発明のダイエット組成物およびインスリン(1μg/mL)を含む培地に交換し,1日おきに培地交換をしながら,計6日間培養した。培養終了後,培地を除去し,リン酸緩衝生理食塩水(200μg/mL)を加えて,細胞を超音波で破砕し,トリグリセリド濃度をトリグリセリドEテストワコー(和光純薬)を用いて測定した。
【0027】
図1に3T3−L1細胞のトリグリセリド蓄積に対する本発明のダイエット組成物の作用を示した。グラフは細胞内のトリグリセリド量を平均値と標準誤差で表した。テオブロミン分画において,濃度依存的なトリグリセリドの蓄積抑制が認められた。一方,ポリフェノール分画においては,トリグリセリドに変化はほとんど認められなかった。この結果から,テオブロミン分画に,脂肪蓄積抑制作用が認められた。
【実施例4】
【0028】
[褐色脂肪細胞における脂肪蓄積およびチトクロームCオキシダーゼ活性の評価]
本発明のダイエット組成物の褐色脂肪細胞における作用を,タカラバイオ社のラット褐色脂肪細胞培養キットを用いて評価を行った。2代目の褐色脂肪細胞(19代目,4×10cells/mL)を24穴プレートに播種(500μL)し,4日間培養して90%コンフルエンスの後、分化を誘導し、2日後に,サンプルを含む維持培地に交換し,さらに6日間培養した。培養終了後,細胞中のトリグリセリド濃度およびチトクロムCオキシダーゼ活性(シグマ社キットを使用)を測定した。
【0029】
図2に褐色脂肪細胞のトリグリセリド蓄積および,チトクロームCオキシダーゼ活性に対する本ダイエット組成物の活性を示した。グラフは,上2つがテオブロミン分画,下の2つがポリフェノール分画のデータである。左2つのグラフ縦軸はトリグリセリド濃度を平均値±標準誤差で表した。横軸は本ダイエット組成物の濃度である。また,右2つのグラフはチトクロームCオキシダーゼ活性を示し,縦軸は活性を平均値±標準誤差で表した。横軸は本ダイエット組成物の濃度である。トリグリセリドの蓄積に対しては,テオブロミン分画に,蓄積抑制作用が認められた。一方,チトクロームCオキシダーゼ活性に対しては,ポリフェノール分画に活性化作用が認められた。この結果より,褐色脂肪細胞に対して,テオブロミン分画は脂肪蓄積抑制作用を,ポリフェノール分画は脂肪燃焼促進作用を示すことが分かる。
【0030】
[配合例]
本発明による美容用組成物の配合例を示す。
配合例1:チューインガム
砂糖 53.0wt%
ガムベース 20.0
グルコース 10.0
水飴 16.0
香料 0.5
焙煎カカオハスク70%エタノールエキス 0.5
100.0wt%
【0031】
配合例2:グミ
還元水飴 40.0wt%
グラニュー糖 20.0
ブドウ糖 20.0
ゼラチン 4.7
水 9.68
ウメ果汁 4.0
ウメフレーバー 0.6
色素 0.02
焙煎カカオハスク熱水抽出エキス 1.0
100.0wt%
【0032】
配合例3:キャンディー
砂糖 50.0wt%
水飴 33.0
水 14.4
有機酸 2.0
香料 0.2
カカオ豆熱水抽出物 0.4
100.0wt%
【0033】
配合例4:錠菓
砂糖 76.4wt%
グルコース 19.0
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
焙煎カカオハスクポリフェノール分画 0.5
精製水 3.9
100.0wt%
【0034】
配合例5:ヨーグルト(ハード・ソフト)
牛乳 41.5wt%
脱脂粉乳 5.8
砂糖 8.0
寒天 0.15
ゼラチン 0.1
乳酸菌 0.005
焙煎カカオハスクテオブロミン分画 0.4
香料 微量
水 残余
100.0wt%
【0035】
配合例6:コーヒー飲料(液状)
焙煎コーヒー豆 6.0wt%
砂糖 6.0
重曹 0.2
乳化剤 0.15
焙煎カカオ豆パウダー 1.0
水 残余
100.0wt%
【0036】
配合例7:コーヒー飲料(粉末)
インスタントコーヒー 90.0wt%
脱脂乳 7.0
焙煎カカオ豆水抽出物 3.0
100.0wt%
【0037】
配合例8:清涼飲料
果糖ブドウ糖液糖 30.0wt%
乳化剤 0.5
カカオハスク水抽出物 0.3
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
【0038】
配合例9:ソフトカプセル
玄米胚芽油 87.0wt%
乳化剤 12.0
カカオハスク70%エタノール抽出物 1.0
100.0wt%
【0039】
配合例10:錠剤
乳糖 54.0wt%
結晶セルロース 30.0
澱粉分解物 10.0
グリセリン脂肪酸エステル 5.0
カカオハスクテオブロミン分画 1.0
100.0wt%
【0040】
配合例11:化粧クリーム
スクワラン 20.0wt%
ミツロウ 5.0
精製ホホバ油 5.0
グリセリン 5.0
グリセリンモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタン・
モノステアレート 2.0
カカオ1,3−ブチレングリコール抽出物 2.0
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
【0041】
配合例12:化粧水
エタノール 5.0wt%
グリセリン 2.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
ポリエチレンオレイルエーテル 0.5
クエン酸ナトリウム 0.1
クエン酸 0.1
カカオハスクポリフェノール分画 0.1
精製水 残余
100.0wt%
【0042】
配合例13:ボディージェル
マカデミアナッツ油 2.0wt%
ミリスチン酸オクチルドデシル 10.0
メチルフェニルポリシロキサン 5.0
ベヘニルアルコール 3.0
ステアリン酸 3.0
バチルアルコール 1.0
モノステアリン酸グリセリル 1.0
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット 2.0
水素添加大豆リン脂質 1.0
セラミド 0.1
パルミチン酸レチノール 0.1
防腐剤 適量
ツボクサエキス 1.0
カカオハスクテオブロミン分画 1.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
精製水 残余
100.0wt%
【0043】
配合例14:乳液
スクワラン 4.0wt%
ワセリン 2.5
セタノール 2.0
グリセリン 2.0
親油型モノステアリン酸グリセリン 1.0
ステアリン酸 1.0
L−アルギニン 1.0
カカオハスクテオブロミン分画 0.5
水酸化カリウム 0.1
香料 微量
精製水 残余
100.0wt%
【0044】
配合例15:浴用剤(液状)
プロピレングリコール 50.0wt%
エタノール 20.0
硫酸ナトリウム 5.0
カカオハスクテオブロミン分画 0.5
ラノリン 0.5
アボガド油 0.5
色素 1.5
香料 22.0
100.0wt%
【図面の簡単な説明】
【表1】

本発明の実施例によるダイエット組成物の,混餌量と体重,さらに摂餌量を示す表である。
【図1】 本発明の実施例によるダイエット組成物の濃度と,3T3−L1細胞内のトリグリセリド量との関係を示すグラフである。
【図2】 本発明の実施例によるダイエット組成物の濃度と,褐色脂肪細胞内のトリグリセリド濃度およびチトクロームCオキシダーゼ活性の関係を示すグラフである。
【産業上の利用可能性】
【0045】
以上説明したように,本発明によれば,次のような優れたダイエット効果を奏する。
(a)カカオに含まれるテオブロミンの脂肪蓄積抑制作用とポリフェノールの脂肪燃焼促進作用により,相乗的なダイエット効果が得られる。
(b)ポリフェノールの脂肪燃焼作用は,新規な作用機序であるチトクロームCオキシダーゼの活性化によるもので,固形製剤,液剤に配合することで,優れたダイエット食品,飲料,化粧品,医薬品を提供することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カカオを含有するダイエット組成物
【請求項2】
カカオを含有し,脂肪細胞機能改善作用を特徴とするダイエット組成物
【請求項3】
上記脂肪細胞機能改善作用が,チトクロームCオキシダーゼの活性化である請求項2記載のダイエット組成物
【請求項4】
上記カカオの使用部位がハスクであることを特徴とする請求項1〜3記載のダイエット組成物
【請求項5】
カカオの溶媒抽出物を含有する請求項1〜4記載の組成物
【請求項6】
前記溶媒が,メタノール,エタノール,イソプロピルアルコール,ブタノール、1,3−ブチレングリコール,エチレングリコール,プロピレングリコール,グリセリン,アセトン,水より選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項5記載の組成物
【請求項7】
前記溶媒抽出物を合成吸着剤処理することで得られるダイエット組成物
【請求項8】
前記溶媒抽出物を合成吸着剤処理することで得られる脂肪細胞機能改善組成物
【請求項9】
テオブロミンまたはポリフェノールを含有することを特徴とする請求項1〜8記載の組成物
【請求項10】
テオブロミンを10%以上またはポリフェノールを10%以上含有することを特徴とする請求項5〜9記載の組成物
【請求項11】
請求項1〜10を含有する飲食物
【請求項12】
請求項1〜10を含有する医薬品
【請求項13】
請求項1〜10を含有する医薬部外品
【請求項14】
請求項1〜10を含有する化粧品

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−265219(P2006−265219A)
【公開日】平成18年10月5日(2006.10.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−122915(P2005−122915)
【出願日】平成17年3月23日(2005.3.23)
【出願人】(594045089)オリザ油化株式会社 (96)
【Fターム(参考)】