説明

デジタル入力回路およびシステム監視回路

【課題】消費電力を低減させることを目的とする。
【解決手段】デジタル入力回路の分圧回路11において、システム4からの入力信号が伝搬する信号ラインL1から分岐される分岐ラインL2にスイッチング素子23を設け、このスイッチング素子23をマイクロコントローラ3の動作タイミングに応じてオンオフ制御する。これにより、スイッチング素子23がオフとされている期間において、分圧回路11に流れる電流を遮断でき、消費電力を低減させることが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタル入力回路およびシステム監視回路に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的に、マイクロコントローラのデジタル入力回路は、図6に示すように分圧回路51とバッファ回路52とから構成されている。分圧回路51は、システム54とバッファ回路52とをインターフェースするために必要な回路であり、バッファ回路52は分圧回路51から出力されるアナログ信号をマイクロコントローラ53の入力端子が定めるデジタルロジック電圧に変換する回路である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−208043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、このようなデジタル入力回路においては、システム側の電源57と分圧回路51内の分圧抵抗55、56とを接続する閉回路が常時形成されていたため、分圧回路51には常に電流が流れることとなり、電力を消費していた。特に、複数の入力端子を有するマイクロコントローラ53においては、各入力端子に対応して分圧抵抗が設けられるため消費電力は増大し、マイクロコントローラ53の総消費電力に占める分圧回路51の消費電力は無視できなくなる。また、ハイブリッド車両や電気自動車などに搭載されて、車載のシステムに適用される場合には、電力が制約される二次電池の電力を消費することとなるため、消費電力を抑えることは重要な課題であった。
【0005】
また、分圧回路51の分圧比を変えることで、バッファ回路52の入力電圧を決めることが可能であるが、入力電圧を大きくしてノイズマージンを大きくしようとすると、分圧回路51を流れる電流値も大きくなってしまい、消費電力が増大する。すなわち、ノイズマージンを大きくするためには、図6に示した抵抗55、56の抵抗値の比率を一定として、値を小さくすることが求められるが、そうすると、閉回路に流れる電流が増加してしまい、消費電力が増大する。このように、バッファ回路52におけるノイズマージンと消費電力とはトレードオフの関係にあり、適切な分圧抵抗値を選択することは難しかった。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、消費電力を低減させることのできるデジタル入力回路およびシステム状態監視回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、システムからの入力信号を分圧して出力する分圧回路と、前記分圧回路から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換してマイクロコントローラに出力するバッファ回路とを備えるデジタル入力回路であって、前記分圧回路は、前記システムからの入力信号が伝搬する信号ラインに設けられた第1抵抗手段と、前記信号ラインから分岐され、基準電位点に接続される分岐ラインと、前記分岐ラインに設けられた第2抵抗手段と、前記分岐ラインにおいて、前記第2抵抗手段と前記基準電位点との間に設けられたスイッチング手段とを有し、前記スイッチング手段は、前記マイクロコントローラの動作タイミングに応じてオンオフ制御が行われるデジタル入力回路を提供する。
【0008】
本発明によれば、第2抵抗手段が設けられる分岐ラインにおいて、第2抵抗手段と基準電位点の間にスイッチング手段が設けられ、このスイッチング手段がマイクロコントローラの動作タイミングに応じてオンオフ制御される。これにより、スイッチング手段がオフ状態とされる期間においては分圧回路を開回路することができ、電流の流れを遮断することができる。これにより、消費電力を低減することができる。また、消費電力を低減できることから、分圧抵抗、すなわち、第1抵抗手段および第2抵抗手段の抵抗値を小さくすることが可能となる。これにより、バッファ回路におけるノイズマージンも大きくすることができる。
【0009】
本発明は、システムからの入力信号を分圧して出力する分圧回路と、前記分圧回路から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換してマイクロコントローラに出力するバッファ回路とを備えるデジタル入力回路であって、前記分圧回路は、前記システムからの入力信号が伝搬する複数の信号ラインにそれぞれ設けられた複数の第1抵抗手段と、前記信号ラインのそれぞれから分岐された分岐ラインに設けられた複数の第2抵抗手段と、複数の前記分岐ラインを接続した接続点と基準電位点とをつなぐコモンラインと、前記コモンラインに設けられたスイッチング手段とを有し、前記スイッチング手段は、前記マイクロコントローラの動作タイミングに応じてオンオフ制御が行われるデジタル入力回路を提供する。
【0010】
本発明によれば、複数の信号ラインのそれぞれから分岐された分岐ラインに第2抵抗を設けるとともに、複数の分岐ラインを第2抵抗よりも基準電位点側で接続し、この接続点と基準電位点とをつなぐコモンラインにスイッチング手段を設けている。このスイッチング手段は、マイクロコントローラの動作タイミングに応じてオンオフ制御が行われるため、スイッチング手段がオフの状態にある場合には、分圧回路を開回路とすることができ、回路に流れる電流を遮断することができる。これにより、常時電流が流れている従来の回路に比べて、消費電力を低減することができる。また、消費電力を低減できることから、分圧抵抗、すなわち、第1抵抗手段および第2抵抗手段の抵抗値を小さくすることも可能となる。これにより、バッファ回路におけるノイズマージンを大きくすることができる。
【0011】
本発明は、上記いずれかのデジタル入力回路と、前記デジタル入力回路から出力される信号が入力されるマイクロコントローラとを備え、前記マイクロコントローラは、前記システムの状態を監視するタイミングに同期して前記スイッチング手段のオンオフ制御を行うシステム監視回路を提供する。
【0012】
本発明によれば、マイクロコントローラがシステムの状態を監視するタイミングに同期してスイッチング手段のオンオフ制御を行う。これにより、システムの状態を監視していない期間は分圧回路における電力消費を抑えることができ、無駄な電力消費を回避することができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、消費電力を低減させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の第1実施形態に係るシステム状態監視回路の概略構成を示したブロック図である。
【図2】ヒューズの溶断検出のタイミングを示した図である。
【図3】ヒューズが溶断していない場合における、ヒューズ溶断検出時における分圧回路の電流の流れを示した図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係るシステム状態監視回路の概略構成を示したブロック図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るシステム状態監視回路の消費電力と図6に示した従来の回路における消費電力とを比較して示した図である。
【図6】従来のデジタル入力回路の概略構成を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
〔第1実施形態〕
以下に、本発明の第1実施形態に係るデジタル入力回路及びシステム状態監視回路について、図面を参照して説明する。本実施形態では、システム状態監視回路が車載の冷凍機システムに設けられたヒューズの溶断を監視する場合について説明する。
【0016】
図1は、本実施形態に係るシステム状態監視回路の概略構成を示したブロック図である。図1に示すように、システム状態監視回路1は、デジタル入力回路2とマイクロコントローラ3とを備えている。
デジタル入力回路2は、冷凍機システム4からのヒューズ溶断検出信号(入力信号)を分圧して出力する分圧回路11と、分圧回路11から出力されたアナログ信号のヒューズ溶断検出信号をデジタル信号に変換してマイクロコントローラ3に出力するバッファ回路12とを備えている。
【0017】
分圧回路11は、第1抵抗(第1抵抗手段)21と第2抵抗(第2抵抗手段)22とを備えている。第1抵抗21は、マイクロコントローラ3へ入力されるヒューズ溶断検出信号が伝搬する信号ラインL1に設けられている。第2抵抗22は、信号ラインL1から分岐され、基準電位点Gに接続される分岐ラインL2に設けられている。基準電位点Gは、例えば、フレームグラウンド(アース)である。
【0018】
更に、分圧回路11は、分岐ラインL2において、第2抵抗22と基準電位点Gとの間に設けられたスイッチング素子23を備えている。スイッチング素子23は、例えば、MOS−FET、バイポーラトランジスタなどが用いられる。
【0019】
スイッチング素子23のオンオフは、マイクロコントローラ3により制御される。具体的には、マイクロコントローラ3は、冷凍機システム4のヒューズの溶断を検出するタイミングに同期してスイッチング素子23をオンさせる。
【0020】
ヒューズの溶断検出は、図2に示すように、一定間隔で行われる。図2に示した例では、検出の周期T1を1秒とし、スイッチング素子をオンする期間T2を0.2秒として、デューティを20%としているが、検出の周期T1およびデューティについては、システム状態監視回路1の監視対象に応じて適切な値を設定することが可能である。また、監視の周期T1及びデューティを冷凍機システム4の運転状態に応じて可変としてもよい。
【0021】
例えば、冷凍機システム4が運転中の場合には、図2に示したように、周期T1を1秒、スイッチング素子のオン期間を0.2秒としてヒューズの溶断検出を行い、冷凍機システムが運転停止中の場合には、周期T1を10秒、スイッチング素子のオン期間を0.2秒としてもよい。すなわち、冷凍機システム4が運転停止中の場合には、システム4の負荷が停止しているためヒューズの溶断を頻繁に行わなくても大きな問題に発展しない。したがって、上述のように、状態監視の周期を長くすることで、更なる消費電力の低減を図ることとしている。上記の例では、冷凍機システム4の運転停止時におけるデューティを2%とすることができ、冷凍機システム4の運転中に比べて消費電力を大幅に低減することができる。
【0022】
次に、システム状態監視回路1によるヒューズの溶断検出動作について図1および図3を参照して説明する。
ヒューズの溶断検出を行うタイミングで、マイクロコントローラ3によりスイッチング素子23がオン状態とされると、ヒューズ31が溶断していない場合には、図3に示すように電流Iが流れ、バッファ回路12の入力電圧Vは、以下の(1)式となる。
【0023】
=Vsys×R2/(R1+R2) (1)
【0024】
ここで、Vsysは冷凍機システム4のシステム電源(ここでは、24V)、R1は第1抵抗21の抵抗値、R2は第2抵抗22の抵抗値である。
【0025】
一方、ヒューズ31が溶断している場合には、電流Iが流れないため、バッファ回路12の入力電圧Vは、以下の(2)式となる。
【0026】
=R2×Vcc/(R4+R3+R2) (2)
【0027】
ここで、Vccはバッファ回路12の電源、R4、R3はバッファ回路12に設けられた各抵抗の抵抗値である。
【0028】
図1に示したデジタル入力回路2によれば、ヒューズ31が正常時の場合には、以下の(3)式に示す電圧信号Vinが、ヒューズ溶断の場合には以下の(4)式に示す電圧信号Vinがマイクロコントローラ3に出力される。マイクロコントローラ3は、この入力信号に基づいて冷凍機システム4のヒューズの溶断を検出する。
【0029】
Vin=0 (3)
Vin=Vcc (4)
【0030】
また、ヒューズ31が正常である場合における分圧回路11の消費電力Pは以下の(5)式で表わされる。
【0031】
P=Vsys/(R1+R2) (5)
【0032】
以上説明してきたように、本実施形態に係るデジタル入力回路2及びシステム状態監視回路1によれば、ヒューズ31の溶断検出を行う期間に限ってスイッチング素子23をオン状態にするので、分圧回路11における消費電力を低減させることができる。
これにより、例えば、車載のシステムに適用された場合には、エンジン停止中における二次電池の消費を大幅に抑えることができ、システム保守の観点において有利となる。
【0033】
また、車載のシステムにおいては、マイクロコントローラ3を防水性の高い密閉容器内に収容することがあるが、消費電力を低減できることにより発熱による温度上昇を抑えることができ、機器の信頼性を向上させることができる。
また、分圧回路11に流れる電流を断続的にすることで、分圧回路11を構成する第1抵抗21及び第2抵抗22の部品サイズを小型化することが可能となる。これにより、回路の小型化を図ることができる。
【0034】
以下の表1は、図6に示した従来の回路構成と本実施形態に係るシステム状態監視回路1による消費電力を比較して示したものである。従来の回路構成は分圧回路51に常時電流が流れる構成とされているため、デューティ100%となる。これに対し、本実施形態に係るシステム状態監視回路ではデューティを100%未満とすることができる。以下の表では、図2に示したようにデューティ20%の場合を示している。
【0035】
表1では、第1抵抗21の抵抗値と第2抵抗22の抵抗値との合計を1200Ω、800Ω、600Ωとした場合のそれぞれの消費電力を示している。このように、本実施形態に係るシステム状態監視回路1によれば、その消費電力を従来の回路における消費電力の4%程度に抑えることができる。また、消費電力を大幅に低減できることから、分圧回路の各抵抗の抵抗値を小さくすることが可能となり、ノイズマージンを大きくすることが可能となる。以下の表1では、抵抗値を600Ωにしてノイズマージンを1200Ωの場合の1.5倍にしても、消費電力を0.019Wと低く抑えることができることがわかる。
【0036】
【表1】

【0037】
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係るデジタル入力回路及びシステム状態監視回路について、図面を参照して説明する。上述した第1実施形態に係るシステム状態監視回路1は、一つのヒューズ溶断を検出する構成であったが、本実施形態に係るシステム状態監視回路1´は、車載の冷凍機システム4に設けられている複数のヒューズの溶断をそれぞれ検出する構成を有する。
【0038】
具体的には、図4に示すように、分圧回路11´には冷凍機システム4が備える各ヒューズ31に対応してヒューズ溶断検出信号が伝搬される信号ラインL1がそれぞれ設けられている。各信号ラインL1には第1抵抗21が設けられ、また、各信号ラインL1から分岐された分岐ラインL2には、第2抵抗22が設けられている。
更に、複数の分岐ラインL2は、第2抵抗22よりもフレームグランド側において接続されており、この接続点と基準電位点GがコモンラインLcomによって接続されている。コモンラインLcomには、スイッチング素子23が設けられている。
また、各信号ラインL1に対して図1に示したバッファ回路51の内部回路がそれぞれ設けられており、例えば、それぞれの内部回路の出力信号が、マイクロコントローラ3が備える複数の入力端子にそれぞれ入力されるようになっている。
【0039】
本実施形態に係るシステム状態監視回路1´においても、上述した第1実施形態と同様に、ヒューズ31の溶断検出のタイミングにおいて、マイクロコントローラ3によりスイッチング素子23がオンされる。これにより、分圧回路11´における消費電力を低減させることができる。
【0040】
以下の表2に、図6に示した従来の回路構成と本実施形態に係るシステム状態監視回路による消費電力を比較して示す。従来の回路構成は常時電流が流れる構成とされているため、デューティ100%とし、本実施形態に係るシステム状態監視回路では表1と同様にデューティ20%とした。
【0041】
また、表2では、8本の信号ラインを有し、冷凍機システム4´に設けられた8個のヒューズ31の溶断検出を行う場合を想定し、各信号ラインにおける第1抵抗21の抵抗値R1と第2抵抗22の抵抗値R2との合計を1200Ω、800Ω、600Ωとした場合のそれぞれの消費電力を示している。また、図5は、以下の表2における抵抗値の和(R1+R2)と消費電力[W]との関係をグラフ化したものである。
ここで、消費電力Pは、以下の(6)式で求められる。
【0042】
【数1】

【0043】
(6)式において、nは信号ラインの番号、Iはn番目の信号ラインに流れる電流、R1はn番目の信号ラインに設けられている第1抵抗21の抵抗値、R2はn番目の信号ラインに接続される分岐ラインL2に設けられている第2抵抗22の抵抗値である。
【0044】
【表2】

【0045】
このように、本実施形態に係るシステム状態監視回路1´によれば、その消費電力を従来の回路における消費電力を大幅(例えば、4%程度)に抑えることができる。
【0046】
なお、上記第1実施形態、第2実施形態においては、システム4におけるヒューズの溶断検出を行う場合を例示したが、システムの状態監視についてはこれに限られない。例えば、車載の装置に適用される場合には、ドアのリミットスイッチのオンオフ監視などが挙げられる。
【符号の説明】
【0047】
1,1´ システム状態監視回路
2 デジタル入力回路
3 マイクロコントローラ
4,4´ 冷凍機システム
11,11´ 分圧回路
12,12´ バッファ回路
21 第1抵抗
22 第2抵抗
23 スイッチング素子23
L1 信号ライン
L2 分岐ライン
Lcom コモンライン
G 基準電位点


【特許請求の範囲】
【請求項1】
システムからの入力信号を分圧して出力する分圧回路と、前記分圧回路から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換してマイクロコントローラに出力するバッファ回路とを備えるデジタル入力回路であって、
前記分圧回路は、
前記システムからの入力信号が伝搬する信号ラインに設けられた第1抵抗手段と、
前記信号ラインから分岐され、基準電位点に接続される分岐ラインと、
前記分岐ラインに設けられた第2抵抗手段と、
前記分岐ラインにおいて、前記第2抵抗手段と前記基準電位点との間に設けられたスイッチング手段と
を有し、
前記スイッチング手段は、前記マイクロコントローラの動作タイミングに応じてオンオフ制御が行われるデジタル入力回路。
【請求項2】
システムからの入力信号を分圧して出力する分圧回路と、前記分圧回路から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換してマイクロコントローラに出力するバッファ回路とを備えるデジタル入力回路であって、
前記分圧回路は、
前記システムからの入力信号が伝搬する複数の信号ラインにそれぞれ設けられた複数の第1抵抗手段と、
前記信号ラインのそれぞれから分岐された分岐ラインに設けられた複数の第2抵抗手段と、
複数の前記分岐ラインを接続した接続点と基準電位点とをつなぐコモンラインと、
前記コモンラインに設けられたスイッチング手段と
を有し、
前記スイッチング手段は、前記マイクロコントローラの動作タイミングに応じてオンオフ制御が行われるデジタル入力回路。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のデジタル入力回路と、
前記デジタル入力回路から出力される信号が入力されるマイクロコントローラと
を備え、
前記マイクロコントローラは、前記システムの状態を監視するタイミングに同期して前記スイッチング手段のオンオフ制御を行うシステム監視回路。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2012−217055(P2012−217055A)
【公開日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−81191(P2011−81191)
【出願日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(000006208)三菱重工業株式会社 (10,378)
【Fターム(参考)】