説明

ドラムユニット及びこれを搭載した画像形成装置

【課題】製造コストの低廉化や省スペース化を達成可能なドラムユニット及びこれを搭載した画像形成装置を提供する。
【解決手段】その駆動によって画像形成面(76)にトナー像を形成する感光体ドラム(18)と、画像形成面から残留トナーを掻き落とすクリーニング部材(52)と、掻き落とされた残留トナーをケーシング(81)から回収容器(84)に回収させるトナー回収部(80)とを具備し、トナー回収部は、ケーシング内の残留トナーを回収容器に向けて搬送するスクリュー(86)と、ケーシングに設置されており、スクリューの一端側(87)を回転自在に支持するブッシュ(90)と、ケーシングと回収容器との間のトナー搬送路(82)を開閉可能に構成されており、スクリューの他端側(88)を回転自在に支持する軸受部(96)を有した回収シャッター(92)とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トナー像を媒体に出力するドラムユニット及びこれを搭載した画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種の画像形成装置では電子写真方式が用いられており、帯電器が感光体ドラムを予め帯電し、露光器がドラムの画像形成面に光を照射すると、この画像形成面には静電潜像が形成される。また、現像器はトナーを担持しており、このトナーが静電潜像に付着してトナー像が形成される。そして、このトナー像が用紙に転写及び定着される。
【0003】
ここで、画像形成装置で次回のトナー像を用紙に転写するためには、前回の転写後に画像形成面を清掃し、残留したトナーを画像形成面から除去する必要がある。
具体的には、感光体ドラムの回転方向で視て媒体との転写位置の下流側には、クリーニングブレードが設けられており、当該ブレードが画像形成面に当接すると、残留したトナーが画像形成面から除去可能になる。そして、この除去されたトナーは回収容器に回収される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平5−303311号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来の技術では、製造コストの低廉化が困難になるとの問題がある。上記技術では、スクリューが残留トナーを搬送しているが、このスクリューの両端はケーシングの軸受部にそれぞれ回転自在に支持されており、回収シャッターの他、軸受部が別途必要になって装置の部品点数が増加するからである。
【0006】
また、当該技術のスクリューの端部はケーシングから突出しているため、装置が大型になるとの懸念もある。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消し、製造コストの低廉化や省スペース化を達成可能なドラムユニット及びこれを搭載した画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための第1の発明は、その駆動によって画像形成面にトナー像を形成する感光体ドラムと、画像形成面から残留トナーを掻き落とすクリーニング部材と、掻き落とされた残留トナーをケーシングから回収容器に回収させるトナー回収部とを具備し、トナー回収部は、ケーシング内の残留トナーを回収容器に向けて搬送するスクリューと、ケーシングに設置されており、スクリューの一端側を回転自在に支持するブッシュと、ケーシングと回収容器との間のトナー搬送路を開閉可能に構成されており、スクリューの他端側を回転自在に支持する軸受部を有した回収シャッターとを備える。
【0008】
第1の発明によれば、ドラムユニットは、感光体ドラム、クリーニング部材、及びトナー回収部を備えており、クリーニング部材は、感光体ドラムの画像形成面から残留トナーを掻き落とし、トナー回収部が、この掻き落とされた残留トナーをケーシングから回収容器に回収する。
ここで、このトナー回収部はスクリューを用いて残留トナーを搬送しており、スクリューの一端側はブッシュで回転自在に支持される。
【0009】
これに対し、このスクリューの他端側は回収シャッターの軸受部で回転自在に支持され、スクリューの両端が回転支持されている。よって、スクリューの外径部分がケーシングの内壁に接触せず、このスクリューの回転は安定する。
また、回収シャッターがトナー搬送路の開閉機能の他、スクリューの軸受機能も兼ねているため、シャッターとは別に軸受を設ける場合に比して、ユニットの部品点数の増加を抑え、その製造コストの低廉化を図ることができる。
【0010】
第2の発明は、第1の発明の構成において、
回収シャッターは、ケーシングの端面を閉塞する内壁面を有し、軸受部が内壁面からケーシングの内部にのみ向けて突出して形成されていることを特徴とする。
第2の発明によれば、第1の発明の作用に加えてさらに、軸受部が回収シャッターの内壁面からケーシングの内部に向けて突出していることから、内壁面の裏側、つまり、外壁面には何等の突起も形成されない。よって、ユニットの省スペース化が確実に達成される。
【0011】
第3の発明は、第1や第2の発明のドラムユニットを搭載した画像形成装置であることを特徴とする。
第3の発明によれば、第1や第2の発明の作用に加えてさらに、上述したドラムユニットを搭載すれば、製造コストの低廉化や省スペース化を図れるので、画像形成装置の製造コストの低廉化や小型化にも寄与する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、回収シャッターがスクリューの軸受機能を兼ねているため、製造コストの低廉化や省スペース化を達成可能なドラムユニット及びこれを搭載した画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本実施例のプリンタの概略構成図である。
【図2】図1のドラムユニットの外観斜視図である。
【図3】図2のIII−III線から視た矢視断面図である。
【図4】図2のIV−IV線から視た矢視断面図である。
【図5】図4のスクリューの外観斜視図である。
【図6】図4の回収シャッターの外観斜視図である。
【図7】図1のドラムユニットによる廃棄トナーの流れの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、画像形成装置の一例であるカラー印刷可能なプリンタ1の構造が概略的に示されている。同図に示された断面はプリンタ1の左側面からみたものである。このため、プリンタ1の前面は同図中の右側に、背面は左側にそれぞれ位置する。
【0015】
同図に示されるように、プリンタ1の装置本体2の上方には排紙トレイ36が設けられ、このトレイ36の近傍には、使用者の各種操作に供される複数の操作キーや、各種情報を表示する画面を配置したフロントカバー5が設けられている。
また、この装置本体2の下方には給紙カセット4が配置され、その収容部40には、枚葉の用紙が積層された状態で収納されている。同図で視て収容部40の右上方にはローラ46が設けられる。
【0016】
そして、用紙は、同図においてカセット4の右上方に向けて送出され、この送出された用紙は、装置本体2の内部でプリンタ1の前面に沿って上方に向けて搬送される。
また、カセット4は、プリンタ1の前面側、つまり、図1において右方向に向けて引き出し可能に構成されており、この引き出した状態にて、カセット4内に新たな用紙を補充したり、用紙を別の種類の用紙に入れ替え可能となる。
【0017】
装置本体2の内部には、カセット4からの用紙搬送方向で見て下流側に搬送ローラ10、レジストローラ14、画像形成部16及び転写部30が順番に配置されている。
画像形成部16には4個のドラムユニット17が並設され、各ユニット17には感光体ドラム18がそれぞれ設けられている(図2)。このドラム18は回転自在に設置され、図示しない駆動モータによって図1の時計回りにそれぞれ駆動する。また、本実施例のドラム18は、その表面に非晶質シリコン系の層を有したa−Siドラムである。
【0018】
また、このドラム18とカセット4との間には露光器15が備えられており、この露光器15からは、レーザ光が各ドラム18に向けてそれぞれ照射される(図1)。そして、これら図1,3に示されるように、各ドラム18の周囲の適宜位置には、帯電器20、現像器24、中間転写ローラ13やクリーニング部50がそれぞれ設けられている。なお、この図3では、中間転写ベルト12や現像器24等の図示を省略している。
【0019】
この帯電器20は、ドラム18に接する帯電ローラ21、及びローラ21の表面を研磨摺擦する摺擦ローラ22を有し、図2に示されたユニット17のハウジング47の下部に位置し、ドラム18の画像形成面76を一様に帯電させる。
また、図1,3で視ると、現像器24はユニット17の左方にそれぞれ配置され、ドラム18に対峙する現像ローラを有する。この現像ローラは図示しない駆動モータによって同図の反時計回りに駆動する。
【0020】
再び図1に戻り、中間転写ベルト12は各ドラム18の上方に配置され、この転写ベルト12とトレイ36との間には4個のトナーコンテナ23が配設されている。これら各コンテナ23は、プリンタ1の背面側から前面側に向けて、イエロー用、マゼンタ用、シアン用、そして、ブラック用の順に配設され、このブラック用のコンテナの容量が最も大きく構成されている。
【0021】
転写部30には転写ローラ31が備えられ、このローラ31は中間転写ベルト12に対して斜め下方から圧接可能に構成されている。
そして、これらベルト12とローラ31とは、4個の各トナーコンテナ23から供給されたトナーを用い、トナー像を用紙に転写するためのニップ部を形成させる。
【0022】
また、用紙搬送方向で見て転写部30の下流側には、定着部32、排出分岐部34及びトレイ36が順番に配置されている。
本実施例では、転写部30と手差しトレイ3との間に両面印刷ユニット38が形成されている。このユニット38は、排出分岐部34から装置本体2の前面側で分岐して下方に向けて延び、レジストローラ14の上流側に連結している。
【0023】
ここで、本実施例のクリーニング部50は、ドラム18の回転方向で視て中間転写ローラ13との転写位置の下流側にて、図3に示されるように、画像領域用クリーニングブレード(クリーニング部材)52、摺擦ローラ56、両端用クリーニングブレード58やトナー回収部80を有する。
摺擦ローラ56は、図示しない駆動モータによって同図の反時計回りに駆動し、トナー像が転写された後の画像形成面76をトレール方向で摺擦研磨する。
【0024】
これにより、摺擦ローラ56は、画像形成面76の非晶質シリコン系の層に付着する残留トナーなどを除去する。
画像領域用クリーニングブレード52は、ハウジング47に固定される亜鉛鋼板の本体や、この本体に熱溶着されたポリウレタンゴム製のブレード部からなり、ドラム18の回転方向で視てローラ56の下流側にて、ドラム18の回転軸線に沿って配置されており(図3)、このブレード部がカウンタ方向で接し、画像形成面76に付着した残留トナーなどを掻き取っている。
【0025】
なお、この画像形成面76は、図2に示されるように、ドラム18の中央部分が該当し、その外側には非画像形成面78,78がドラム18の全周に亘って存在している。そして、本実施例では、上述した現像ローラとドラム18とのギャップは、この現像ローラに設けられ、ドラム18に連れ回るギャップ規制コロと非画像形成面78との接触によって設定されている。
【0026】
つまり、非画像形成面78,78は、この規制コロに接する箇所になり、当該箇所にもトナーを付着させないための工夫が必要になる。
そこで、本実施例では両端用クリーニングブレード58,58をハウジング47に設け、非画像形成面78,78に付着したトナーをそれぞれカウンタ方向で掻き取り可能に配置している。
【0027】
一方、上述した画像領域用クリーニングブレード52や摺擦ローラ56によって画像形成面76から掻き取られた残留トナーは、トナー回収部80から図7の回収容器84に集められる。
より詳しくは、トナー回収部80は、図3で視てドラム18の右側に位置するケーシング81を有し、このケーシング81の内部に、画像領域用クリーニングブレード52や摺擦ローラ56の他、スクリュー86が配置されている。
【0028】
このスクリュー86は、同図で視て画像領域用クリーニングブレード52の右側であって、摺擦ローラ56の下側に設置されており、ドラム18の回転軸線方向に沿って延びている。
具体的には、スクリュー86は、このドラム18の回転軸線方向に沿って延びた軸の周壁に、螺旋状の羽根部89を有している(図4,5)。
【0029】
また、この図4,5において軸の左端には駆動端部(一端側)87が設けられており、その先端が図示しない駆動モータに連結されている。また、この駆動端部87は、図2で視てケーシング81の左奥側、換言すれば、図4で視てケーシング81の左側に設置された円筒形のブッシュ90に回転自在に支持される。
【0030】
一方、駆動端部87の反対側、すなわち、図5で視た軸の右端には、当該軸よりも小径の従動端部(他端側)88がスクリュー86の回転軸線方向に向けて突出しており、軸の左端の他、当該軸の右端も回転自在に支持される。
詳しくは、図4で視てケーシング81の右側には、カップ形状の回収シャッター92が配置されている。
【0031】
このシャッター92は、その円形の開口がケーシング81の内部を向くように配置され、図6(a)に示されるように、当該開口の周縁は周壁93に連なり、この周壁93の周縁は円形の外壁面95に連なり、当該外壁面95がシャッター92の有底部分をなす。
また、周壁93の適宜位置には連結片97が放射方向に向けて突出している。この周壁93において、連結片97の反対側にはトナー開口98が周壁93を貫通して形成されており(同図(b))、ケーシング81内の残留トナーは下方に向けて送出される(図4)。
【0032】
さらに、このトナー開口98の近傍には、ケーシング81の突起に係合する溝99が形成され(図6(b))、シャッター92がケーシング81から脱落するのを防止する。
そして、このシャッター92は図2,4のバネ100の付勢力に応じてスクリュー86の回転軸線回りに回動可能に構成されており、ドラムユニット17を装置本体2から上方に向けて引き上げた場合には、連結片97がバネ100の付勢力によって回動する。これにより、トナー開口98も回動して下方位置からずれるため、ケーシング81の内部が密閉される。
【0033】
これに対し、ドラムユニット17を降ろして装置本体2に装着した場合には、連結片97は、ケーシング81の接合部に当接し、バネ100の付勢力に抗して上記とは反対側に向けて回動する。よって、トナー開口98は下方位置に戻り、ケーシング81の内部が開放される。
そして、本実施例の回収シャッター92は、スクリュー86を回転自在に支持する機能も備えている。
【0034】
より具体的には、図6に示されるように、面一の外壁面95の裏側にはケーシング81の内部を塞ぐ内壁面94が設けられており、この内壁面94に軸受部96が形成されている。つまり、この軸受部96は、内壁面94からケーシング81の内部にのみ向けて突出し、従動端部88を回転自在に支持する。
ユニット17が装置本体2に装着された状態において、上記駆動モータが駆動すると、スクリュー86の両端が回転可能に支持され、その羽根部89が回転し、この羽根部89周辺のトナーはトナー開口98に向けて集められる。
【0035】
続いて、トナー開口98からトナー搬送路82に向かうトナーは、図7に下向きの矢印で示される如く進む。次いで、トナー搬送路82の下方には、このスクリュー86の回転軸線に対して略直交する方向に向けて延びた図示しない他のスクリューが設けられており、トナー搬送路82のトナーは当該他のスクリューによってプリンタ1の前面側と背面側とを結ぶ方向に向けて搬送され、回収容器84に集められる。
【0036】
上記ドラムユニット17を搭載したプリンタ1が印刷を行う際は、カセット4からローラ46により用紙が1枚ずつ分離して送出される。送出された用紙はレジストローラ14に到達する。このローラ14は、用紙の斜め送りを矯正しつつ、画像形成部16で形成されるトナー画像との画像転写タイミングを計りながら、用紙を所定の給紙タイミングにて転写部30へと送出する。
【0037】
一方、各感光体ドラム18に対しては、まず、帯電器20がドラム18の画像形成面76をそれぞれ帯電する。次いで、露光器15が画像形成面76にレーザ光をそれぞれ照射すると、各画像形成面76には静電潜像が作られ、この静電潜像から各色のトナー像が形成される。
各トナー画像は転写部30にて用紙に転写される。なお、トナー像の形成時などに非画像形成面78に飛散したトナーや、画像形成面76に残留したトナーはクリーニング部50で除去される。
【0038】
その後、用紙は未定着トナー画像を担持した状態で定着部32に向けて送られ、この定着部32にて加熱及び加圧され、トナー像が定着される。次いで、定着部32から送出された用紙は排出ローラ35を介して排紙トレイ36に排出され、高さ方向に積層される。
【0039】
この片面印刷に対し、両面印刷を行う場合には、定着部32から排出された用紙は、排出分岐部34でその搬送方向が切り替えられる。つまり、片面に印刷された用紙は装置本体2内に引き戻され、両面印刷ユニット38に搬送される。続いて、この用紙はレジストローラ14の上流側に向けて送出され、転写部30に向けて再び送られる。これにより、用紙の未だ印刷がされていない方の面にトナー像が転写される。
【0040】
以上のように、本実施例によれば、ドラムユニット17は、感光体ドラム18、画像領域用クリーニングブレード52、及びトナー回収部80を備えており、このクリーニングブレード52は、ドラム18の画像形成面76から残留トナーを掻き落とし、トナー回収部80が、この掻き落とされた残留トナーをケーシング81から回収容器84に回収する。
【0041】
ここで、このトナー回収部80はスクリュー86を用いて残留トナーを搬送しており、スクリュー86の駆動端部87はブッシュ90で回転自在に支持されるのに対し、このスクリュー86の従動端部88は回収シャッター92の軸受部96で回転自在に支持され、スクリュー86の両端が回転支持されている。よって、羽根部89がケーシング81の内壁に接触せず、このスクリュー86の回転は安定する。
【0042】
また、回収シャッター92がトナー搬送路82の開閉機能の他、スクリュー86の軸受機能も兼ねているため、シャッターとは別に軸受を設ける場合に比して、ユニット17の部品点数の増加を抑え、その製造コストの低廉化を図ることができる。
さらに、軸受部96が回収シャッター92の内壁面94からケーシング81の内部に向けて突出していることから、内壁面94の裏側、つまり、外壁面95には何等の突起も形成されない。よって、ユニット17の省スペース化が確実に達成される。
【0043】
さらにまた、上述したドラムユニット17を搭載すれば、製造コストの低廉化や省スペース化を図れるので、プリンタ1の製造コストの低廉化や小型化にも寄与する。
本発明は、上記実施例に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。
【0044】
例えば、上記実施例では、トナー像が転写位置にて中間転写ベルトに転写しているものの、このトナー像は、転写位置で用紙に転写するものであっても良い。
また、この実施例では画像形成装置としてプリンタに具現化した例を示しているが、本発明の画像形成装置は、複合機、複写機やファクシミリ等にも当然に適用可能である。
【0045】
そして、これらいずれの場合にも上記と同様に、製造コストの低廉化や省スペース化を達成できるとの効果を奏する。
【符号の説明】
【0046】
1 プリンタ(画像形成装置)
17 ドラムユニット
18 感光体ドラム
47 ハウジング
50 クリーニング部
52 画像領域用クリーニングブレード(クリーニング部材)
76 画像形成面
80 トナー回収部
81 ケーシング
82 トナー搬送路
84 回収容器
86 スクリュー
87 駆動端部(一端側)
88 従動端部(他端側)
90 ブッシュ
92 回収シャッター
94 内壁面
96 軸受部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
その駆動によって画像形成面にトナー像を形成する感光体ドラムと、
前記画像形成面から残留トナーを掻き落とすクリーニング部材と、
該掻き落とされた残留トナーをケーシングから回収容器に回収させるトナー回収部とを具備し、
該トナー回収部は、
前記ケーシング内の残留トナーを前記回収容器に向けて搬送するスクリューと、
前記ケーシングに設置されており、該スクリューの一端側を回転自在に支持するブッシュと、
前記ケーシングと前記回収容器との間のトナー搬送路を開閉可能に構成されており、前記スクリューの他端側を回転自在に支持する軸受部を有した回収シャッターと
を備えることを特徴とするドラムユニット。
【請求項2】
請求項1に記載のドラムユニットであって、
前記回収シャッターは、前記ケーシングの端面を閉塞する内壁面を有し、前記軸受部が該内壁面から前記ケーシングの内部にのみ向けて突出して形成されていることを特徴とするドラムユニット。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のドラムユニットを搭載したことを特徴とする画像形成装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2010−256741(P2010−256741A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−108742(P2009−108742)
【出願日】平成21年4月28日(2009.4.28)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】