説明

ナビゲーション装置

【課題】旅先など無線通信アクセスポイントが分からない場合であっても即座にネットワーク対応機器を利用できるようユーザーを誘導するナビゲーション装置を提供すること。
【解決手段】ネットワーク対応機器が接続され、接続された前記ネットワーク対応機器からの通信要求に基づいて、現在地点における進行方向で最も近い無線通信アクセスポイントを目的地又は経由地として、現在地点からの経路を探索することを特徴とするナビゲーション装置とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置に関する。特に無線通信装置を搭載したナビゲーション装置或いは、無線通信装置を搭載したネットワーク対応機器を接続するナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ネットワーク対応機器の一例であるデジタルカメラ等の撮像機器は、被写体を撮像し、画像データを内部又は外部メモリに保存することができる。しかしながら、デジタルカメラ等のメモリの容量には限界があり、一定量の撮影を行うと、保存された画像データの一部を消去することとなる等、早急にデータを移動する必要が生ずる場合がある。
【0003】
そこで、近年では、撮像した画像をネットワークにアップロード可能なデジタルカメラや、ネットワークから画像をダウンロードできるフォトフレームのようなネットワーク対応機器が普及してきている。
【0004】
このようなネットワーク対応機器としては、無線通信機器の通信可能エリア内にデジタルカメラを有するユーザーが移動し、無線通信機器と通信可能となると画像データを画像サーバに送信する発明が開示されている(特許文献1参照)。
【0005】
これにより、例えば、デジタルカメラを有するユーザーは無線通信機器の通信可能エリア内に移動するだけで、そのほかの特別な操作をすることなく、自動的に画像データがネットワーク上にアップロードできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−62524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来のネットワーク対応機器では、ユーザー自らが無線通信アクセスポイントを知っているか若しくは偶然に無線通信アクセスポイントの通信可能エリア内に入らなければ、ネットワーク機能を有効活用することができず、特にネットワーク上にデータの送受信を行う必要がある旅先においては、無線通信アクセスポイントが分からないため、ネットワーク機能を利用したいときに即座に利用することができなかった。
【0008】
本発明は、上述した問題点に鑑み、旅先など無線通信アクセスポイントが分からない場合であっても即座にネットワーク対応機器を利用できるようユーザーを誘導するナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明は、ネットワーク対応機器が接続され、接続された前記ネットワーク対応機器からの通信要求に基づいて、現在地点における進行方向で最も近い無線通信アクセスポイントを目的地又は経由地として、現在地点からの経路を探索することを特徴とする。
【0010】
また、ネットワーク対応機器が接続され、接続された前記ネットワーク対応機器が通信を要求するデータ量に基づいて、現在地点における進行方向で最も近い無線通信アクセスポイントを含む複数の無線通信アクセスポイントを経由地として、現在地点からの経路探索を行うことを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、目的地または経由地である前記無線通信アクセスポイントの通信可能範囲に入ると、前記無線通信アクセスポイントと接続し、前記ネットワーク対応機器の要求するデータの送受信を行うことを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、前記ネットワーク対応機器が要求する前記データの送受信中に、前記無線通信アクセスポイントとの通信が圏外となると、再び現在地点における進行方向で最も近い無線通信アクセスポイントを目的地又は経由地とする現在地点からの経路を探索することを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、前記ネットワーク対応機器に目的地または経由地である前記無線通信アクセスポイントの認証情報を通知することにより、前記無線通信アクセスポイントの通信可能範囲に入ると、前記ネットワーク対応機器が前記無線通信アクセスポイントと接続し、前記ネットワーク対応機器の要求するデータの送受信を行うことを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、前記ネットワーク対応機器が前記データの送受信中に、前記無線通信アクセスポイントとの通信が圏外となると、再び現在地点における進行方向で最も近い無線通信アクセスポイントを目的地または経由地とする現在地点からの経路を探索することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、旅先など無線通信アクセスポイントが分からない場合であってもナビゲーション装置が無線通信アクセスポイントを経由地としてユーザーを誘導するため、即座にネットワーク対応機器を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】は、本発明のナビゲーション装置の一例を示す図である。
【図2】は、本発明の実施の形態に係るネットワーク対応機器の一例であるデジタルカメラの一例を示す図である。
【図3】は、本発明のナビゲーション装置の経路探索処理の一例を示す第1のフローチャートである。
【図4】は、本発明のナビゲーション装置の経路探索処理の一例を示す第2のフローチャートである。
【図5】は、本発明のナビゲーション装置の再経路探索の一例を示す第1の図である。
【図6】は、本発明のナビゲーション装置の再経路探索の一例を示す第2の図である。
【図7】は、本発明のナビゲーション装置の経路探索処理の一例を示す第3のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0018】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の実施の形態の一つにおけるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図1を参照してナビゲーション装置1は、操作部1−1と、表示部1−2と、制御部1−3と、バッテリー1−4と、地図データメモリ1−5と、スピーカー1−6と、自車位置検出部1−7と、無線LANモジュール1−8とを含む。
【0019】
操作部1−1は、ユーザーが指令や情報を入力操作するリモコンやタッチパネル等の操作部(入力操作手段)で、目的地を入力したり、メニュー操作したりする
【0020】
表示部1−2は、地図画面やメニュー画面等を表示する表示モニターである。
【0021】
制御部1−3は、ナビゲーション装置の動作を制御するものであり、CPU1−31と、描画チップ1−32と、I/O部1−33と、メモリ1−34とを含む。
【0022】
バッテリー1−4は電源供給手段である。地図データメモリ1−5は、NAND型フラッシュメモリ(不揮発性を持つ記憶素子のフラッシュメモリ)、SDメモリカードなど地図情報を記録しておくメモリである。また、地図情報には同時に無線LANアクセスポイント(以下、「AP」という。)の位置情報も記録されている。スピーカー1−6は、表示部1−2に表示された経路案内における音声案内や効果音等を出力する。
【0023】
自車位置検出部1−7は、図示しないGPS受信機、ジャイロ、車速センサ、地磁気センサ等を含んで構成され、これらの信号を制御部3に送る。無線LANモジュール1−8は、ナビゲーション装置とデジタルカメラを接続するためのインタフェース並びに、デジタルカメラから要求されたデータ送受信を行う通信手段として機能する。無線LANは、例えば、IEEE802.11b規格等によるものであり、無線LANのホスト基地局の機能を有するいわゆるAPを経由してインターネットに接続される。そして、インターネットを介して画像蓄積サービスを行うサーバ装置等の撮影情報蓄積装置(図示せず)に接続可能となっている。
【0024】
CPU1−31は、デジタルカメラが要求するデータ量の算出、マップマッチング処理や経路探索その他ナビゲーションシステムとして必要なあらゆる機能を有し、自車位置検出部1−7からの信号を受信すると地図データメモリ1―5に記録されている地図情報とあわせて自車の位置、方向、速度等を算出する。描画チップ1−32は、CPU1−31の算出したデータに基づいて、表示部1−2のサイズの地図画像を生成し、表示する。I/O部1−33は、メモリ1−34に情報を書き込む場合とメモリ1−34から情報を読み込む場合とで信号回路を切り替える機能を有する。メモリ1−34は、書き込まれた情報を記録する機能を有する。
【0025】
図2は、本発明の実施の形態に係るネットワーク対応機器の一例であるデジタルカメラの一例を示す図である。図2を参照してデジタルカメラ2は、操作部2−1と、表示部2−2と、制御部2−3と、バッテリー2−4と、データメモリ2−5と、スピーカー2−6と、無線LANモジュール2−8、撮像部2−9とを含む。なお、バッテリー2−4と、スピーカー2−6と、無線LANモジュール2−8はそれぞれ上述のバッテリー1−4、スピーカー1−6、無線LANモジュール1−8と同様であるため説明を省略する。
【0026】
操作部2−1は、シャッターやボタンなどユーザーが指令や情報を入力操作する操作部(入力操作手段)である。
【0027】
表示部2−2は、後述する信号処理回路2−36で変換された画像やデータメモリ2−5に蓄積・保存された画像データ、メニュー画面等を表示する表示部である。
【0028】
制御部2−3は、デジタルカメラの動作を制御するものであり、CPU2−31と、I/O部2−33と、メモリ1−34と、JPEGコーデック2−35と、信号処理回路2−36とを含む。
【0029】
データメモリ2−5は、NAND型フラッシュメモリ(不揮発性を持つ記憶素子のフラッシュメモリ)、SDメモリカードなど画像を記憶しておくメモリである。
【0030】
CPU2−31は、操作部2−1からの操作信号によって撮像部2−9及び信号処理回路2−36等を制御する撮影動作、信号処理回路2−36及びJPEGコーデック2−35を介して得られた画像データ、付属情報を含む撮影画像情報の記録動作、表示部2−2への画像表示動作、無線LANモジュール2−8を介した無線通信制御動作、撮影画像情報の無線LANモジュール2−8を介した転送動作、メモリ2−34への撮影画像情報の追加記録等の動作を制御する。信号処理回路2−36は、撮像部2−9によって得られた画像を画像データに変換する。JPEGコーデック2−35は、信号処理回路2−36で変換された画像データを圧縮する。I/O部2−33は、メモリ2−34に情報を書き込む場合とメモリ2−34から情報を読み込む場合とで信号回路を切り替える機能を有する。メモリ2−34は、書き込まれた情報を記録する機能を有する。
【0031】
図3は、本発明のナビゲーション装置の経路探索処理の一例を示す第1のフローチャートである。
【0032】
ステップS01において、デジタルカメラからの通信要求を受信すると、通信要求に係るデータ量に基づいて出発地点から到着地点までの間に経由すべき1又は複数の無線LANアクセスポイントを算出し、算出された1又は複数の無線LANアクセスポイントを経由するように経路探索を行う。
【0033】
ステップS02において、経由APの通信圏内に到達したかどうかが判断され、到達していないと判断された場合には(NO)、経由APまで引き続き誘導を行う。
【0034】
ステップS02において、経由APの通信圏内に到達したと判断されると、ナビゲーション装置1は無線LANモジュール1−8と経由APとを接続し、データの送受信を行う(ステップS03)。その際、例えば、デジタルカメラに記録された画像データを送信する場合には、ナビゲーション装置は画像データ情報をデジタルカメラから受信し、それを接続した経由APに送信することによりアップロードを行う。
【0035】
経由APの通信圏外となりステップS03のデータの送受信が終了すると、ステップS04において、当該経由APに予め割り当てられたデータ量の通信を行ったかどうかが判断される。当該経由APとナビゲーション装置との通信状態が劣悪であるといった理由により、予定のデータ量の送受信が完了していないと判断されると、ステップS05に進み、再度残りの通信データ量に基づいて、現在地点における進行方向で最も近い無線LANアクセスポイントを含む1又は複数の無線LANアクセスポイントを経由する経路探索を行う。
【0036】
ステップS04において予め割り当てられたデータ量の通信を完了したと判断すると、デジタルカメラが要求するデータの送受信が完了しているかが判断される(ステップS06)。ステップS06においてデジタルカメラが要求するデータの送受信が完了していないと判断されると、引き続き残りの経由APを経由するように誘導を行う。
【0037】
ステップS06においてデジタルカメラが要求するデータの送受信が完了していると判断されると、ステップS07において、現在地点から到着地点の経路上に、経由APが残っているかが判断される。その結果、経由APが残っていないと判断された場合には、引き続き到着地点まで誘導を行う。
【0038】
ステップS07において、経由APが残っていると判断されると、残りの経由APを無視した現在地点から到着地点への最短の経路探索を行い、到着地点までの誘導を行う(ステップS08)。
【0039】
図5及び図6は第1の実施の形態において、経由APに割り当てられたデータの送受信が完了していない場合及び全経由APを経由する前にデータの送受信が完了した場合それぞれの再経路探索の一例を示す図である。
【0040】
図5は、経由APに割り当てられたデータの送受信が完了していない場合の再経路探索の一例を示している。ルートAは、デジタルカメラが要求するデータ量に基づく経路探索により当初予定されていたルートであり、AP1及びAP2を経由するルートである。
【0041】
しかしながら、AP1を通過し、通信圏外となったときに、予めAP1で送受信を行うと割り当てられていたデータ量の送受信が完了していない場合には、再度経路探索を行い、AP3を経由するルートBに変更される。
【0042】
図6は、全経由APを経由する前にデータの送受信が完了した場合の再経路探索の一例を示している。ルートA'は、デジタルカメラが要求するデータ量に基づく経路探索により当初予定されていたルートであり、AP1'を経由するルートである。
【0043】
しかしながら、AP1'において必要なデータ全ての送受信が完了した場合には、当初経由するものとされたAP2'を無視して再度、現在地点から到着地点までの最短の経路探索を行い、AP2'を経由しないルートB'に変更される。
【0044】
[第2の実施形態]
上述した第1の実施の形態は、ナビゲーション装置が出発地点から到着地点への経路案内中に、デジタルカメラからの通信要求があった場合、1又は複数の無線LANアクセスポイントを経由地とする経路を探索していたが、ナビゲーション装置が経路案内をしていないときに、デジタルカメラからの通信要求があった場合には、無線LANアクセスポイントを目的地(到着地点)に設定し、現在地点からの経路探索を行う。
【0045】
図4は、本発明のナビゲーション装置の経路探索処理の一例を示す第2のフローチャートである。
【0046】
ステップS09において、デジタルカメラからの通信要求を受信すると、無線LANアクセスポイントを目的地に設定し経路探索を行う。このとき、ナビゲーション装置は経路案内を行ってはいないものの、移動中である場合には、自車位置検出部1−7により検出される車両の進行方向を考慮し、現在地点における進行方向で最も近い無線LANアクセスポイントを目的地として設定する。なお、ナビゲーション装置が経路案内を行っておらず且つ、移動中でなければ、現在地点における最も近い無線LANアクセスポイントを目的地として設定する。
【0047】
ステップS10において、APの通信圏内に到達したかどうかが判断され、到達していないと判断された場合には(NO)、APまで引き続き誘導を行う。
【0048】
ステップS11において、APの通信圏内に到達したと判断されると、ナビゲーション装置1は無線LANモジュール1−8とAPとを接続し、データの送受信を行う(ステップS12)。
【0049】
ステップS13において、APとナビゲーション装置とを接続することができないといった理由により、データ量の送受信を行うことができないときは、再度ステップS09に戻り、通信要求に応じて、現在地点における進行方向で最も近い無線LANアクセスポイントを目的地とする経路探索を行う。
【0050】
[第3の実施形態]
上述した第1の実施の形態及び第2の実施の形態は、デジタルカメラからの通信要求に応じてナビゲーション装置がAPにおいてデータの送受信を行うこととしたが、デジタルカメラ自身がAPを介したデータの送受信を行う機能を備えていれば、ナビゲーション装置はAPまでの誘導を行うが、データの送受信はデジタルカメラが行うこととしてもよい。
【0051】
その場合、上述の第1の実施の形態のナビゲーション装置の経路探索処理の一例を示す第1のフローチャートである図3のステップS03において、デジタルカメラ2は無線LANモジュール2−8と経由APとを接続し、データの送受信を行う。その際、例えば、デジタルカメラに記録された画像データを送信する場合には、デジタルカメラは、接続した経由APに画像データを送信するために、ナビゲーション装置から経由APに接続するための認証情報を取得する。
【0052】
同様に、上述の第2の実施の形態のナビゲーション装置の経路探索処理の一例を示す第2のフローチャートである図4のステップS12において、デジタルカメラ2は無線LANモジュール2−8と経由APとを接続し、データの送受信を行う。
【0053】
[第4の実施形態]
上述した第1の実施の形態は、デジタルカメラが要求するデータ量が定まっており、当該データ量に基づいて経由すべき無線LANアクセスポイントの数を算出し、出発地点(現在地点)から到着地点までの間に経由すべき1又は複数の無線LANアクセスポイントを経由するように経路探索を行うナビゲーション装置であったが、第4の実施の形態では、デジタルカメラが要求するデータ量が未確定であっても、無線LANアクセスポイントを経由する出発地点(現在地点)から到着地点までの経路探索を行う。
【0054】
図7は、本発明のナビゲーション装置の経路探索処理の一例を示す第3のフローチャートである。
【0055】
ステップS14において、現在地点から到着地点までの最短の経路探索を行う。
【0056】
ステップS15においてデジタルカメラからの通信要求の有無を判断し、通信要求がある場合にはステップS16に進む。一方、通信要求がなければそのまま到着地点まで誘導を行う。
【0057】
ステップS16において、現在地点における進行方向で最も近いAPを経由APとする経路探索を再度行う。
【0058】
ステップS17において、経由APの通信圏内に到達したと判断されると、ナビゲーション装置1又はデジタルカメラ2はデータの送受信を行う(ステップS18)。
【0059】
経由APの通信圏外となりステップS18のデータの送受信が終了すると、ステップS15に進み、デジタルカメラからの通信要求の有無を判断する。その結果、通信要求がなければ引き続き到着地点まで誘導を行い、通信要求があれば再びステップS16に進む。
【0060】
第4の実施の形態においては、上述の通り、デジタルカメラが要求するデータ量が未確定の場合であってもデータの送受信が完了するまで経路探索を繰り返すが、途中で通信データ量が定まった場合には、第1の実施の形態のように通信データ量に基づいて経由APを算出し、経由APを経由するように経路探索を行うこととしてもよい。
【0061】
<<変形等>>
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。当該実施形態としては、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改変を加えることが可能である。
【0062】
[注釈1]
上述の実施形態では、ナビゲーション装置とデジタルカメラの接続として無線LANによる接続となっているが、USBなどの有線インタフェースやBluetoothなどのその他の無線インタフェースを使用してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0063】
本発明は、無線通信アクセスポイント情報を内蔵したナビゲーション装置に利用できる。
【符号の説明】
【0064】
1 ナビゲーション装置
2 デジタルカメラ
1−1,2−1 操作部
1−2,2−2 表示部
1−3,2−3 制御部
1−4,2−4 バッテリー
1−5,2−5 地図データメモリ
1−6,2−6 スピーカー
1−7 自車位置検出部
1−8,2−8 無線LANモジュール
2−9 撮像部
1−31,2−31 CPU
1−32 描画チップ
1−33,2−33 I/O部
1−34,2−34 メモリ
2−35 JPEGコーデック
2−36 信号処理回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク対応機器が接続され、接続された前記ネットワーク対応機器からの通信要求に基づいて、現在地点における進行方向で最も近い無線通信アクセスポイントを目的地又は経由地として、現在地点からの経路を探索することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
ネットワーク対応機器が接続され、接続された前記ネットワーク対応機器が通信を要求するデータ量に基づいて、現在地点における進行方向で最も近い無線通信アクセスポイントを含む複数の無線通信アクセスポイントを経由地として、現在地点からの経路探索を行うことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
目的地または経由地である前記無線通信アクセスポイントの通信可能範囲に入ると、前記無線通信アクセスポイントと接続し、前記ネットワーク対応機器の要求するデータの送受信を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記ネットワーク対応機器が要求する前記データの送受信中に、前記無線通信アクセスポイントとの通信が圏外となると、再び現在地点における進行方向で最も近い無線通信アクセスポイントを目的地又は経由地とする現在地点からの経路を探索することを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記ネットワーク対応機器に目的地または経由地である前記無線通信アクセスポイントの認証情報を通知することにより、前記無線通信アクセスポイントの通信可能範囲に入ると、前記ネットワーク対応機器が前記無線通信アクセスポイントと接続し、前記ネットワーク対応機器の要求するデータの送受信を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
前記ネットワーク対応機器が前記データの送受信中に、前記無線通信アクセスポイントとの通信が圏外となると、再び現在地点における進行方向で最も近い無線通信アクセスポイントを目的地または経由地とする現在地点からの経路を探索することを特徴とする請求項5に記載のナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図7】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−271064(P2010−271064A)
【公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−120920(P2009−120920)
【出願日】平成21年5月19日(2009.5.19)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】