説明

ニコチン性アセチルコリン受容体リガンドおよびその使用

本発明は、ピリジニルニコチン性アセチルコリン受容体リガンド、有効量のピリジニルニコチン性アセチルコリン受容体リガンドを含む組成物、ならびに鬱病およびニコチン依存等の病態を治療または予防するための方法であって、それを必要とする動物に有効量のピリジニルニコチン性アセチルコリン受容体リガンドを投与することを含む、方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物であって、
【化1】

式中、
は、水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、アリル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
、R、およびRは、各々独立して、水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、C〜Cシクロアルキル、または、1個以上のフッ素原子で置換されるC〜Cアルキルであり、
Yは結合であり、または独立してメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、およびシクロプロピルから選択される、1個もしくは2個の基で任意に置換される−(CH−であり、
Zは、C〜Cシクロアルキル、または部分的に不飽和のC〜C炭素環であって、かつZは任意に1個または2個のC〜Cアルキル基で置換され、
は、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;C〜Cフルオロアルキル;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;アルコキシ部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルコキシ;アリール;ビアリール;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルキル;アルコキシ部分が、1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルコキシ;−(CH1−6−O−(CH0−6−アリール;−(CH1−6−O−(CH0−6−ヘテロアリール;−(CH0−6−O−(CH0−6−C〜Cシクロアルキル;ヘテロアリール;または4〜6員の飽和複素環であるが、但し、ZがC−シクロアルキルであるとき、Rがアリールアルコキシまたはヘテロアリールアルコキシではなく、
は、独立してC〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cフルオロアルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシ;C〜Cシクロアルキルオキシ;C〜Cアルコキシ;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;アルコキシ部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ;F;−OH;−NH;C〜Cアルキルチオ;−CF;C〜Cモノアルキルアミノ;C〜Cジアルキルアミノ;カルボキシル;およびC〜Cアルコキシカルボニルから選択される、1個または2個の置換基で任意に置換され、
かつRが、アリール基またはヘテロアリール基を含む場合、Rは、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cフルオロアルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;C〜Cアルコキシ;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;アルコキシ部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ;F;−OH;−NH;C〜Cアルキルチオ;−CF;C〜Cモノアルキルアミノ;C〜Cジアルキルアミノ;カルボキシル;C〜Cアルコキシカルボニル;Cl;およびOCFから選択される、1個または2個の置換基で任意に置換されるか、
またはRは、−(CHNRvi;−(CHC(O)NRvi;−(CHC(O)ORix;−(CHSRviii;−(CHSOix;もしくは−(CHSORixであり、
式中、
およびRviは、各々独立して水素、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;アリール;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;−(CO)Rvii;−(CO)ORvii;−SOviiであるか、またはRおよびRviは、1個の窒素原子を有する4〜6員の飽和複素環を形成し、RおよびRviの一方が−(CO)Rviiまたは−SOviiである場合、他方は−(CO)Rviiまたは−SOviiでなく、
viiは、任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換されるC〜C直鎖アルキル;任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換されるC〜C分枝鎖アルキル;シクロアルキル基が3個を超える炭素原子を含有するとき、それが任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換される、C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、またはC〜Cシクロアルキルで置換されるアリールであって、前記C〜C直鎖アルキル基、前記C〜C分枝鎖アルキル基、または前記C〜Cシクロアルキル基が置換される場合、前記ヒドロキシル基の中の酸素原子および−SOviiの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、アリール;アルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;ヘテロアリール;またはアルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルキルであるか、または
が、Hでなく、かつRviが、−(CO)Rviiまたは−SOviiのいずれかであるとき、RおよびRviiは、一緒になって4〜7員環を形成することができ、
viiiは、水素、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであって、C〜C直鎖アルキル基が置換される場合、前記ヒドロキシル基の中の酸素原子、前記アルコキシ基の中の酸素原子、および−(CHSRviiiの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリール;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリールであるか、または
viiiは、−C(O)Rであり、
ixは、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであって、前記C〜C直鎖アルキル基が置換される場合、前記ヒドロキシル基の中の酸素原子、前記アルコキシ基の中の酸素原子、および−(CHSOixの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換されるアリール;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリール;またはアルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有し、アリール部分が任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換されるアリールアルキルであり、
は、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであって、前記C〜C直鎖アルキル基が置換される場合、前記ヒドロキシル基の中の酸素原子および前記アルコキシ基の中の酸素原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリール;アルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有し、アリール部分が任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリールアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリール;C〜Cモノアルキルアミノ;またはC〜Cジアルキルアミノであり、
が、少なくとも1個の飽和炭素原子を含有し、前記Rが、独立してC〜Cアルコキシ、アルコキシ部分が各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ、F、−OH、−NH、C〜Cモノアルキルアミノ、C〜Cジアルキルアミノ、およびC〜Cアルキルチオから選択される2個の置換基で置換される場合、前記2個の置換基は、同一の飽和炭素原子に結合されず、
mは、1〜3の範囲の整数であり、
nは、1〜2の範囲の整数であり、
pは、0〜2の範囲の整数であり、
nが2であるか、またはpが2であるとき、酸素原子に結合される炭素原子は、C〜C直鎖アルキル基またはC〜C分枝鎖アルキル基で置換され得、
qは、1〜5の範囲の整数であり、
rは、0〜5の範囲の整数である、化合物
ならびにその薬学的に許容される誘導体。
【請求項2】
式Iの化合物であって、
【化2】

式中、
は、水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、アリル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
、R、およびRは、各々独立して、水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、C〜Cシクロアルキル、または、1個以上のフッ素原子で置換されるC〜Cアルキルであり、
Yは結合であり、または独立してメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、およびシクロプロピルから選択される、1個もしくは2個の基で任意に置換される−(CH−であり、
Zは、C〜Cシクロアルキルまたは部分的に不飽和のC〜C炭素環であって、かつZは任意にC〜Cアルキルで置換され、
は、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;C〜Cフルオロアルキル;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;ZがC−シクロアルキルであるとき、Rがアリールアルコキシでないことを条件とする、アルコキシ部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルコキシ;アリール;ビアリール;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルキル;アルコキシ部分が、1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルコキシ;−(CH1−6−O−(CH0−6−アリール;−(CH1−6−O−(CH0−6−ヘテロアリール;−(CH0−6−O−(CH0−6−C〜Cシクロアルキル;ヘテロアリール;または4〜6員の飽和複素環であって、
は、独立してC〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cフルオロアルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシ;C〜Cシクロアルキルオキシ;C〜Cアルコキシ;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;アルコキシ部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ;F;−OH;−NH;C〜Cアルキルチオ;−CF;C〜Cモノアルキルアミノ;C〜Cジアルキルアミノ;カルボキシル;およびC〜Cアルコキシカルボニルから選択される、1個または2個の置換基で任意に置換され、
かつRが、アリール基またはヘテロアリール基を含む場合、Rは、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cフルオロアルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;C〜Cアルコキシ;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;アルコキシ部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ;F;−OH;−NH;C〜Cアルキルチオ;−CF;C〜Cモノアルキルアミノ;C〜Cジアルキルアミノ;カルボキシル;C〜Cアルコキシカルボニル;Cl;およびOCFから選択される、1個または2個の置換基で任意に置換されるか、
またはRは、−(CHNRvi;−(CHC(O)NRvi;−(CHC(O)ORix;−(CHSRviii;−(CHSOix;もしくは−(CHSORixであり、
式中、
およびRviは、各々独立して水素、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;アリール;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;−(CO)Rvii;−(CO)ORvii;−SOviiであるか、またはRおよびRviは、1個の窒素原子を有する4〜6員の飽和複素環を形成し、RおよびRviの一方が−(CO)Rviiまたは−SOviiである場合、他方は−(CO)Rviiまたは−SOviiでなく、
viiは、任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換されるC〜C直鎖アルキル;任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換されるC〜C分枝鎖アルキル;シクロアルキル基が3個を超える炭素原子を含有するとき、それが任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換される、C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、またはC〜Cシクロアルキルで置換されるアリールであって、C〜C直鎖アルキル基、C〜C分枝鎖アルキル基、またはC〜Cシクロアルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子および−SOviiの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、アリール;アルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;ヘテロアリール;またはアルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルキルであるか、または
が、Hでなく、かつRviが、−(CO)Rviiまたは−SOviiのいずれかであるとき、RおよびRviiは、一緒になって4〜7員環を形成することができ、
viiiは、水素、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子、アルコキシ基の中の酸素原子、および−(CHSRviiiの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリール;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリールであるか、または
viiiは、−C(O)Rであり、
ixは、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子、アルコキシ基の中の酸素原子、および−(CHSOixの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換されるアリール;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリール;またはアルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有し、アリール部分が任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換されるアリールアルキルであり、
は、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子およびアルコキシ基の中の酸素原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリール;アルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有し、アリール部分が任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリールアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリール;C〜Cモノアルキルアミノ;またはC〜Cジアルキルアミノであり、
が、少なくとも1個の飽和炭素原子を含有し、前記Rが、独立してC〜Cアルコキシ、アルコキシ部分が各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ、F、−OH、−NH、C〜Cモノアルキルアミノ、C〜Cジアルキルアミノ、およびC〜Cアルキルチオから選択される2個の置換基で置換される場合、前記2個の置換基は、同一の飽和炭素原子に結合されず、
mは、1〜3の範囲の整数であり、
nは、1〜2の範囲の整数であり、
pは、0〜2の範囲の整数であり、
nが2であるか、またはpが2であるとき、酸素原子に結合される炭素原子は、C〜C直鎖アルキル基またはC〜C分枝鎖アルキル基で置換され得、
qは、1〜5の範囲の整数であり、
rは、0〜5の範囲の整数である、化合物、
ならびにその薬学的に許容される誘導体であって、
但し、mが2であり、かつYが結合であるとき、Rは、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;C〜Cフルオロアルキル;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するフェニルアルキル;RおよびRviが、各々独立して水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、またはC〜Cシクロアルキルである−(CHNRvi;Rviiiが、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、またはC〜Cシクロアルキルであるときの−(CHSRviii;Rixが、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、C〜Cシクロアルキル、またはアルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有するフェニルアルキルであるときの−(CHSOix、−(CHSORix、または−(CHC(O)ORixでないことを条件とし、かつ
mが1または3であり、かつYが結合であるとき、Rは、RおよびRviが各々独立して水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、またはC〜Cシクロアルキルであるときの−(CHNRviでないことを条件とする。
【請求項3】
Zは、1,2−二置換シクロプロピル環であり、Rは、C〜Cヒドロキシアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
式IIの化合物であって、
【化3】

式中、
は、水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、アリル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
、R、およびRは、各々独立して、水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、C〜Cシクロアルキル、または、1個以上のフッ素原子で置換されるC〜Cアルキルであり、
Yは結合であり、または独立してメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、およびシクロプロピルから選択される、1個もしくは2個の基で任意に置換される−(CH−であり、
Z’は、4〜6員の飽和複素環、5員または6員の部分的に不飽和の複素環;または4〜8個の炭素原子を有する飽和アザ二環であって、かつZ’は、Z’環の中の炭素原子または窒素原子を通じてYに結合され、
は、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;C〜Cフルオロアルキル;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;ZがC−シクロアルキルであるとき、Rがアリールアルコキシでないことを条件とする、アルコキシ部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルコキシ;アリール;ビアリール;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルキル;アルコキシ部分が、1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルコキシ;−(CH1−6−O−(CH0−6−アリール;−(CH1−6−O−(CH0−6−ヘテロアリール;−(CH0−6−O−(CH0−6−C〜Cシクロアルキル;ヘテロアリール;または4〜6員の飽和複素環であるか、
またはRは、Z’が、5員または6員の部分的に不飽和の複素環もしくは4〜8個の炭素原子を有する飽和アザ二環であるとき、水素であり得、
は、独立してC〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cフルオロアルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシ;C〜Cシクロアルキルオキシ;C〜Cアルコキシ;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;アルコキシ部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ;F;−OH;−NH;C〜Cアルキルチオ;−CF;C〜Cモノアルキルアミノ;C〜Cジアルキルアミノ;カルボキシル;およびC〜Cアルコキシカルボニルから選択される、1個または2個の置換基で任意に置換され、
かつRが、アリール基またはヘテロアリール基を含む場合、Rは、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cフルオロアルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;C〜Cアルコキシ;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;アルコキシ部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ;F;−OH;−NH;C〜Cアルキルチオ;−CF;C〜Cモノアルキルアミノ;C〜Cジアルキルアミノ;カルボキシル;C〜Cアルコキシカルボニル;Cl;およびOCFから選択される、1個または2個の置換基で任意に置換されるか、
またはRは、−(CHNRvi;−(CHC(O)NRvi;−(CHC(O)ORix;−(CHSRviii;−(CHSOix;もしくは−(CHSORixであり、
式中、
およびRviは、各々独立して水素、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;アリール;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;−(CO)Rvii;−(CO)ORvii;−SOviiであるか、またはRおよびRviは、1個の窒素原子を有する4〜6員の飽和複素環を形成し、RおよびRviの一方が−(CO)Rviiまたは−SOviiである場合、他方は−(CO)Rviiまたは−SOviiでなく、
viiは、任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換されるC〜C直鎖アルキル;任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換されるC〜C分枝鎖アルキル;シクロアルキル基が3個を超える炭素原子を含有するとき、それが任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換される、C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、またはC〜Cシクロアルキルで置換されるアリールであって、C〜C直鎖アルキル基、C〜C分枝鎖アルキル基、またはC〜Cシクロアルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子および−SOviiの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、アリール;アルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;ヘテロアリール;またはアルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルキルであるか、または
がHでなく、かつRviが−(CO)Rviiまたは−SOviiのいずれかであるとき、RおよびRviiは、一緒になって4〜7員環を形成することができ、
viiiは、水素、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子、アルコキシ基の中の酸素原子、および−(CHSRviiiの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリール;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリールであるか、または
viiiは、−C(O)Rであり、
ixは、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子、アルコキシ基の中の酸素原子、および−(CHSOixの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換されるアリール;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリール;またはアルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有し、アリール部分が任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換されるアリールアルキルであり、
は、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子およびアルコキシ基の中の酸素原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリール;アルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有し、アリール部分が任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリールアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリール;C〜Cモノアルキルアミノ;またはC〜Cジアルキルアミノであり、
が、少なくとも1個の飽和炭素原子を含有し、前記Rが、独立してC〜Cアルコキシ、アルコキシ部分が各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ、F、−OH、−NH、C〜Cモノアルキルアミノ、C〜Cジアルキルアミノ、およびC〜Cアルキルチオから選択される2個の置換基で置換される場合、前記2個の置換基は、同一の飽和炭素原子に結合されず、
mは、1〜3の範囲の整数であり、
nは、1〜2の範囲の整数であり、
pは、0〜2の範囲の整数であり、
nが2であるか、またはpが2であるとき、酸素原子に結合される炭素原子は、C〜C直鎖アルキル基またはC〜C分枝鎖アルキル基で置換され得、
qは、1〜5の範囲の整数であり、
rは、0〜5の範囲の整数である、化合物、
ならびにその薬学的に許容される誘導体。
【請求項5】
式IIの化合物であって、
【化4】

式中、
は、水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、アリル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
、R、およびRは、各々独立して、水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、C〜Cシクロアルキル、または、1個以上のフッ素原子で置換されるC〜Cアルキルであり、
Yは結合であり、または独立してメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、およびシクロプロピルから選択される、1個もしくは2個の基で任意に置換される−(CH−であり、
Z’は、4〜6員の飽和複素環;5員または6員の部分的に不飽和の複素環;または4〜8個の炭素原子を有する飽和アザ二環であって、かつZ’は、Z’環の中の炭素原子または窒素原子を通じてYに結合され、
は、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;C〜Cフルオロアルキル;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;アルコキシ部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルコキシであって、但し、ZがC−シクロアルキルであるとき、Rがアリールアルコキシではない、アリールアルコキシ;アリール;ビアリール;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルキル;アルコキシ部分が、1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルコキシ;−(CH1−6−O−(CH0−6−アリール;−(CH1−6−O−(CH0−6−ヘテロアリール;−(CH0−6−O−(CH0−6−C〜Cシクロアルキル;ヘテロアリール;または4〜6員の飽和複素環であるか、
またはRは、Z’が、5員または6員の部分的に不飽和の複素環もしくは4〜8個の炭素原子を有する飽和アザ二環であるとき、水素であり得、
は、独立してC〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cフルオロアルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシ;C〜Cシクロアルキルオキシ;C〜Cアルコキシ;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;アルコキシ部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ;F;−OH;−NH;C〜Cアルキルチオ;−CF;C〜Cモノアルキルアミノ;C〜Cジアルキルアミノ;カルボキシル;およびC〜Cアルコキシカルボニルから選択される、1個または2個の置換基で任意に置換され、
かつRが、アリール基またはヘテロアリール基を含む場合、Rは、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cフルオロアルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;C〜Cアルコキシ;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;アルコキシ部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ;F;−OH;−NH;C〜Cアルキルチオ;−CF;C〜Cモノアルキルアミノ;C〜Cジアルキルアミノ;カルボキシル;C〜Cアルコキシカルボニル;Cl;およびOCFから選択される、1個または2個の置換基で任意に置換されるか、
またはRは、−(CHNRvi;−(CHC(O)NRvi;−(CHC(O)ORix;−(CHSRviii;−(CHSOix;もしくは−(CHSORixであり、
式中、
およびRviは、各々独立して水素、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;アリール;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;−(CO)Rvii;−(CO)ORvii;−SOviiであるか、またはRおよびRviは、1個の窒素原子を有する4〜6員の飽和複素環を形成し、RおよびRviの一方が−(CO)Rviiまたは−SOviiである場合、他方は−(CO)Rviiまたは−SOviiでなく、
viiは、任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換されるC〜C直鎖アルキル;任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換されるC〜C分枝鎖アルキル;シクロアルキル基が3個を超える炭素原子を含有するとき、それが任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換される、C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、またはC〜Cシクロアルキルで置換されるアリールであって、C〜C直鎖アルキル基、C〜C分枝鎖アルキル基、またはC〜Cシクロアルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子および−SOviiの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、アリール;アルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;ヘテロアリール;またはアルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルキルであるか、または
がHでなく、かつRviが−(CO)Rviiまたは−SOviiのいずれかであるとき、RおよびRviiは、一緒になって4〜7員環を形成することができ、
viiiは、水素、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子、アルコキシ基の中の酸素原子、および−(CHSRviiiの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリール;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリールであるか、または
viiiは、−C(O)Rであり、
ixは、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子、アルコキシ基の中の酸素原子、および−(CHSOixの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換されるアリール;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリール;またはアルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有し、アリール部分が任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換されるアリールアルキルであり、
は、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子およびアルコキシ基の中の酸素原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリール;アルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有し、アリール部分が任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリールアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリール;C〜Cモノアルキルアミノ;またはC〜Cジアルキルアミノであり、
が、少なくとも1個の飽和炭素原子を含有し、前記Rが、独立してC〜Cアルコキシ、アルコキシ部分が各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ、F、−OH、−NH、C〜Cモノアルキルアミノ、C〜Cジアルキルアミノ、およびC〜Cアルキルチオから選択される2個の置換基で置換される場合、前記2個の置換基は、同一の飽和炭素原子に結合されず、
mは、1〜3の範囲の整数であり、
nは、1〜2の範囲の整数であり、
pは、0〜2の範囲の整数であり、
nが2であるか、またはpが2であるとき、酸素原子に結合される炭素原子は、C〜C直鎖アルキル基またはC〜C分枝鎖アルキル基で置換され得、
qは、1〜5の範囲の整数であり、
rは、0〜5の範囲の整数である、化合物、
ならびにその薬学的に許容される誘導体であって、
但し、Z’が4〜6員の飽和複素環であり、mが2であり、かつYが結合であるとき、Rは、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;C〜Cフルオロアルキル;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するフェニルアルキル;RおよびRviの一方が水素であり、RおよびRviの他方がC〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、もしくはC〜Cシクロアルキルであるか、またはRおよびRviが独立してC〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、もしくはC〜Cシクロアルキルであるときの−(CHNRvi;RviiiがC〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、またはC〜Cシクロアルキルであるときの−(CHSRviii;−(CHSOix;−(CHSORix;またはRixがC〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、もしくはC〜Cシクロアルキルであるときの−(CHSOix、−(CHSORix、または−(CHC(O)ORixでないことを条件とする。
【請求項6】
式Vの化合物であって、
【化5】

式中、
は、水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、アリル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
、R、およびRは、各々独立して、水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、C〜Cシクロアルキル、および、1個以上のフッ素原子で置換されるC〜Cアルキルであり、
Yは結合であり、または独立してメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、およびシクロプロピルから選択される、1個もしくは2個の基で任意に置換される−(CH−であり、
Z''は、アリール基、または少なくとも1個の芳香族環を有する部分的に飽和のC〜C16炭素環基であり、
は、C〜Cヒドロキシアルキル;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキルであって、但し、Z''がアリール基であるとき、アルコキシアルキルが、直鎖または分枝鎖アルキルである置換基以外の、式Iで説明される任意のR置換基のメンバーである1個または2個の置換基で置換されることを条件とする、アルコキシアルキルであるか、またはRは、アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;アルコキシ部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルコキシ;アリール;ビアリール;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルキル;アルコキシ部分が、1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルコキシ;−(CH1−6−O−(CH0−6−アリール;−(CH1−6−O−(CH0−6−ヘテロアリール;−(CH0−6−O−(CH0−6−C〜Cシクロアルキル;ヘテロアリール;または4〜6員の飽和複素環であるか、
またはRは、Z''が、少なくとも1個の芳香族環を有する部分的に飽和のC〜C16炭素環基であるとき、水素であり得、
Z''およびRは、各々独立して、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cフルオロアルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシ;C〜Cシクロアルキルオキシ;C〜Cアルコキシ;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル、アルコキシ部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ;F;−OH;−NH;C〜Cアルキルチオ;CF;C〜Cモノアルキルアミノ;C〜Cジアルキルアミノ;カルボキシル;およびC〜Cアルコキシカルボニルから選択される1個または2個の置換基で任意に置換され、かつ
が、アリール基またはヘテロアリール基を含む場合、Rは、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cフルオロアルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;C〜Cアルコキシ;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;アルコキシ部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ;F;−OH;−NH;C〜Cアルキルチオ;−CF;C〜Cモノアルキルアミノ;C〜Cジアルキルアミノ;カルボキシル;C〜Cアルコキシカルボニル;Cl;およびOCFから選択される、1個または2個の置換基で任意に置換されるか、
またはRは、−(CHNRvi;−(CHC(O)NRvi;−(CHC(O)ORix;−(CHSRviii;−(CHSOix;または−(CHSORixであり、
式中、RおよびRviは、各々独立して水素、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;アリール;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;−(CO)Rvii;−(CO)ORvii;−SOviiであるか、またはRおよびRviは、1個の窒素原子を有する4〜6員の飽和複素環を形成し、RおよびRviの一方が−(CO)Rviiまたは−SOviiである場合、他方は−(CO)Rviiまたは−SOviiでなく、
viiは、任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換されるC〜C直鎖アルキル;任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換されるC〜C分枝鎖アルキル;シクロアルキル基が3個を超える炭素原子を含有するとき、それが任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換される、C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、またはC〜Cシクロアルキルで置換されるアリールであって、C〜C直鎖アルキル基、C〜C分枝鎖アルキル基、またはC〜Cシクロアルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子および−SOviiの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、アリール;アルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;ヘテロアリール;またはアルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルキルであるか、または
がHでなく、かつRviが−(CO)Rviiまたは−SOviiのいずれかであるとき、RおよびRviiは、一緒になって4〜7員環を形成することができ、
viiiは、水素、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子、アルコキシ基の中の酸素原子、および−(CHSRviiiの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリール;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリールであるか、または
viiiは、−C(O)Rであり、
ixは、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子、アルコキシ基の中の酸素原子、および−(CHSOixの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換されるアリール;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリール;またはアルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有し、アリール部分が任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換されるアリールアルキルであり、
は、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子およびアルコキシ基の中の酸素原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリール;アルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有し、アリール部分が任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリールアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリール;C〜Cモノアルキルアミノ;またはC〜Cジアルキルアミノであり、
が、少なくとも1個の飽和炭素原子を含有し、前記Rが、C〜Cアルコキシ、アルコキシ部分が各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ、F、−OH、−NH、C〜Cモノアルキルアミノ、C〜Cジアルキルアミノ、およびC〜Cアルキルチオから選択される2個の置換基で置換される場合、前記2個の置換基は、同一の飽和炭素原子に結合されず、
mは、1〜3の範囲の整数であり、
nは、1〜2の範囲の整数であり、
pは、0〜2の範囲の整数であり、
nが2であるか、またはpが2であるとき、酸素原子に結合される炭素原子は、C〜C直鎖アルキル基またはC〜C分枝鎖アルキル基で置換され得、
qは、1〜5の範囲の整数であり、
rは、0〜5の範囲の整数である、化合物、ならびに
その薬学的に許容される誘導体。
【請求項7】
Z''は、フェニルであり、Rは、ピリジン環に関連して、前記フェニル環上のメタ位にある、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
は、C〜Cヒドロキシアルキルである、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
式Vの化合物であって、
【化6】

式中、
は、水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、アリル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
、R、およびRは、各々独立して、水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、C〜Cシクロアルキル、および、1個以上のフッ素原子で置換されるC〜Cアルキルであり、
Yは結合であり、または独立してメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、およびシクロプロピルから選択される、1個もしくは2個の基で任意に置換される−(CH−であり、
Z''は、アリール基、または少なくとも1個の芳香族環を有する部分的に飽和のC〜C16炭素環基であり、
は、C〜Cヒドロキシアルキル;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキルであって、但し、Z''がアリール基であるとき、アルコキシアルキルが、直鎖または分枝鎖アルキルである置換基以外の、式Iで説明される任意のR置換基のメンバーである1個または2個の置換基で置換されることを条件とする、アルコキシアルキルであるか、またはRは、アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;アルコキシ部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルコキシ;アリール;ビアリール;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルキル;アルコキシ部分が、1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルコキシ;−(CH1−6−O−(CH0−6−アリール;−(CH1−6−O−(CH0−6−ヘテロアリール;−(CH0−6−O−(CH0−6−C〜Cシクロアルキル;ヘテロアリール;または4〜6員の飽和複素環であるか、
またはRは、Z''が、少なくとも1個の芳香族環を有する部分的に飽和のC〜C16炭素環基であるとき、水素であり得、
Z''およびRは、各々独立して、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cフルオロアルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシ;C〜Cシクロアルキルオキシ;C〜Cアルコキシ;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;アルコキシ部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ;F;−OH;−NH;C〜Cアルキルチオ;CF;C〜Cモノアルキルアミノ;C〜Cジアルキルアミノ;カルボキシル;およびC〜Cアルコキシカルボニルから選択される1個または2個の置換基で任意に置換され、かつ
が、アリール基またはヘテロアリール基を含む場合、Rは、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cフルオロアルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;C〜Cアルコキシ;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;アルコキシ部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ;F;−OH;−NH;C〜Cアルキルチオ;−CF;C〜Cモノアルキルアミノ;C〜Cジアルキルアミノ;カルボキシル;C〜Cアルコキシカルボニル;Cl;およびOCFから選択される、1個または2個の置換基で任意に置換されるか、
またはRは、−(CHNRvi;−(CHC(O)NRvi;−(CHC(O)ORix;−(CHSRviii;−(CHSOix;または−(CHSORixであり、
式中、RおよびRviは、各々独立して水素、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;アリール;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;−(CO)Rvii;−(CO)ORvii;−SOviiであるか、またはRおよびRviは、1個の窒素原子を有する4〜6員の飽和複素環を形成し、RおよびRviの一方が−(CO)Rviiまたは−SOviiである場合、他方は−(CO)Rviiまたは−SOviiでなく、
viiは、任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換されるC〜C直鎖アルキル;任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換されるC〜C分枝鎖アルキル;シクロアルキル基が3個を超える炭素原子を含有するとき、それが任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換される、C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、またはC〜Cシクロアルキルで置換されるアリールであって、C〜C直鎖アルキル基、C〜C分枝鎖アルキル基、またはC〜Cシクロアルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子および−SOviiの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、アリール;アルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;ヘテロアリール;またはアルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルキルであるか、または
がHでなく、かつRviが−(CO)Rviiまたは−SOviiのいずれかであるとき、RおよびRviiは、一緒になって4〜7員環を形成することができ、
viiiは、水素、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子、アルコキシ基の中の酸素原子、および−(CHSRviiiの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリール;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリールであるか、または
viiiは、−C(O)Rであり、
ixは、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子、アルコキシ基の中の酸素原子、および−(CHSOixの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換されるアリール;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリール;またはアルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有し、アリール部分が任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換されるアリールアルキルであり、
は、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子およびアルコキシ基の中の酸素原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリール;アルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有し、アリール部分が任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリールアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリール;C〜Cモノアルキルアミノ;またはC〜Cジアルキルアミノであり、
が、少なくとも1個の飽和炭素原子を含有し、前記Rが、C〜Cアルコキシ、アルコキシ部分が各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ、F、−OH、−NH、C〜Cモノアルキルアミノ、C〜Cジアルキルアミノ、およびC〜Cアルキルチオから選択される2個の置換基で置換される場合、前記2個の置換基は、同一の飽和炭素原子に結合されず、
mは、1〜3の範囲の整数であり、
nは、1〜2の範囲の整数であり、
pは、0〜2の範囲の整数であり、
nが2であるか、またはpが2であるとき、酸素原子に結合される炭素原子は、C〜C直鎖アルキル基またはC〜C分枝鎖アルキル基で置換され得、
qは、1〜5の範囲の整数であり、
rは、0〜5の範囲の整数である、化合物、ならびに
その薬学的に許容される誘導体であって、
但し、Z''がアリール基であり、mが2であり、かつYが結合であるとき、Rは、アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するフェニルアルキル;RおよびRviが、各々独立して水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、またはC〜Cシクロアルキルであるときの−(CHNRvi;Rviiiが、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、またはC〜Cシクロアルキルであるときの−(CHSRviii;Rixが、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、またはC〜Cシクロアルキルであるときの−(CHSOix、−(CHSORix、または−(CHC(O)ORixでないことを条件とし、かつ
Z''がアリール基であり、mが1または3であり、かつYが結合であるとき、Rは、RおよびRviの両方が水素であるとき、またはRおよびRviの一方が水素であり、RおよびRviの他方がC〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、もしくはC〜Cシクロアルキルであるときの−(CHNRviでないことを条件とする。
【請求項10】
式VIの化合物であって、
【化7】

式中、
は、水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、アリル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
、R、およびRは、各々独立して、水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、C〜Cシクロアルキル、および、1個以上のフッ素原子で置換されるC〜Cアルキルであり、
Yは結合であり、または独立してメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、およびシクロプロピルから選択される、1個もしくは2個の基で任意に置換される−(CH−であり、
Z'''は、ヘテロアリール基、または部分的に飽和のC〜C二環式ヘテロアリール基であり、
は、C〜Cヒドロキシアルキル;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキルであって、但し、Z'''がヘテロアリール基であるとき、アルコキシアルキルが、直鎖または分枝鎖アルキルである置換基以外の、式Iで説明される任意のR置換基のメンバーである1個または2個の置換基で置換されることを条件とする、アルコキシアルキルであるか、またはRは、アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;アルコキシ部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルコキシ;アリール;ビアリール;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルキル;アルコキシ部分が、1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルコキシ;−(CH1−6−O−(CH0−6−アリール;−(CH1−6−O−(CH0−6−ヘテロアリール;−(CH0−6−O−(CH0−6−C〜Cシクロアルキル;ヘテロアリール;または4〜6員の飽和複素環であるか、
またはRは、Z'''が、C〜Cの部分的に飽和の二環式ヘテロアリール基であるとき、水素であり得、
Z'''およびRは、各々独立して、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cフルオロアルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシ;C〜Cシクロアルキルオキシ;C〜Cアルコキシ;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル、アルコキシ部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ;F;−OH;−NH;C〜Cアルキルチオ;CF;C〜Cモノアルキルアミノ;C〜Cジアルキルアミノ;カルボキシル;およびC〜Cアルコキシカルボニルから選択される1個または2個の置換基で任意に置換され、かつ
が、アリール基またはヘテロアリール基を含む場合、Rは、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cフルオロアルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;C〜Cアルコキシ;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;アルコキシ部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ;F;−OH;−NH;C〜Cアルキルチオ;−CF;C〜Cモノアルキルアミノ;C〜Cジアルキルアミノ;カルボキシル;C〜Cアルコキシカルボニル;Cl;およびOCFから選択される、1個または2個の置換基で任意に置換されるか、
またはRは、−(CHNRvi;−(CHC(O)NRvi;−(CHC(O)ORix;−(CHSRviii;−(CHSOix;または−(CHSORixであり、
式中、RおよびRviは、各々独立して水素、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;アリール;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;−(CO)Rvii;−(CO)ORvii;−SOviiであるか、またはRおよびRviは、1個の窒素原子を有する4もしくは6員の飽和複素環を形成し、RおよびRviの一方が−(CO)Rviiまたは−SOviiである場合、他方は−(CO)Rviiまたは−SOviiでなく、
viiは、任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換されるC〜C直鎖アルキル;任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換されるC〜C分枝鎖アルキル;シクロアルキル基が3個を超える炭素原子を含有するとき、それが任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換される、C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、またはC〜Cシクロアルキルで置換されるアリールであって、C〜C直鎖アルキル基、C〜C分枝鎖アルキル基、またはC〜Cシクロアルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子および−SOviiの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、アリール;アルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;ヘテロアリール;またはアルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルキルであるか、または
がHでなく、かつRviが−(CO)Rviiまたは−SOviiのいずれかであるとき、RおよびRviiは、一緒になって4〜7員環を形成することができ、
viiiは、水素、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子、アルコキシ基の中の酸素原子、および−(CHSRviiiの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリール;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリールであるか、または
viiiは、−C(O)Rであり、
ixは、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子、アルコキシ基の中の酸素原子、および−(CHSOixの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換されるアリール;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリール;またはアルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有し、アリール部分が任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換されるアリールアルキルであり、
は、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子およびアルコキシ基の中の酸素原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリール;アルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有し、アリール部分が任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリールアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリール;C〜Cモノアルキルアミノ;またはC〜Cジアルキルアミノであり、
が、少なくとも1個の飽和炭素原子を含有し、前記Rが、C〜Cアルコキシ、アルコキシ部分が各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ、F、−OH、−NH、C〜Cモノアルキルアミノ、C〜Cジアルキルアミノ、およびC〜Cアルキルチオから選択される2個の置換基で置換される場合、前記2個の置換基は、同一の飽和炭素原子に結合されず、
がSOixであり、かつZ'''が窒素含有ヘテロアリール基である場合、前記Rの中の硫黄原子は、Z'''の中の窒素原子に直接結合され得る、ということを例外として、Z'''およびRのヘテロ原子は、結合を通じて互いに直接結合されないか、1個の飽和炭素原子によって分離されるか、またはC=C二重結合を通じて互いに結合され、
mは、1〜3の範囲の整数であり、
nは、1〜2の範囲の整数であり、
pは、0〜2の範囲の整数であり、
nが2であるか、またはpが2であるとき、酸素原子に結合される炭素原子は、C〜C直鎖アルキル基またはC〜C分枝鎖アルキル基で置換され得、
qは、1〜5の範囲の整数であり、
rは、0〜5の範囲の整数である、化合物、ならびに
その薬学的に許容される誘導体。
【請求項11】
式VIの化合物であって、
【化8】

式中、
は、水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、アリル、またはC〜Cシクロアルキルであり、
、R、およびRは、各々独立して、水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、C〜Cシクロアルキル、および、1個以上のフッ素原子で置換されるC〜Cアルキルであり、
Yは結合であり、または独立してメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、およびシクロプロピルから選択される、1個もしくは2個の基で任意に置換される−(CH−であり、
Z'''は、ヘテロアリール基、またはC〜Cの部分的に飽和の二環式ヘテロアリール基であり、
は、C〜Cヒドロキシアルキル;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキルであって、但し、Z'''がヘテロアリール基であるとき、アルコキシアルキルが、直鎖または分枝鎖アルキルである置換基以外の、式Iで説明される任意のR置換基のメンバーである1個または2個の置換基で置換されることを条件とする、アルコキシアルキルであるか、またはRは、アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;アルコキシ部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルコキシ;アリール;ビアリール;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルキル;アルコキシ部分が、1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルコキシ;−(CH1−6−O−(CH0−6−アリール;−(CH1−6−O−(CH0−6−ヘテロアリール;−(CH0−6−O−(CH0−6−C〜Cシクロアルキル;ヘテロアリール;または4〜6員の飽和複素環であるか、
またはRは、Z'''が、C〜Cの部分的に飽和の二環式ヘテロアリール基であるとき、水素であり得、
Z'''およびRは、各々独立して、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cフルオロアルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;アリールオキシ;ヘテロアリールオキシ;C〜Cシクロアルキルオキシ;C〜Cアルコキシ;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;アルコキシ部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ;F;−OH;−NH;C〜Cアルキルチオ;CF;C〜Cモノアルキルアミノ;C〜Cジアルキルアミノ;カルボキシル;およびC〜Cアルコキシカルボニルから選択される1個または2個の置換基で任意に置換され、かつ
が、アリール基またはヘテロアリール基を含む場合、Rは、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cフルオロアルキル;C〜Cヒドロキシアルキル;C〜Cアルコキシ;アルコキシおよびアルキル部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルキル;アルコキシ部分が、各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ;F;−OH;−NH;C〜Cアルキルチオ;−CF;C〜Cモノアルキルアミノ;C〜Cジアルキルアミノ;カルボキシル;C〜Cアルコキシカルボニル;Cl;およびOCFから選択される、1個または2個の置換基で任意に置換されるか、
またはRは、−(CHNRvi;−(CHC(O)NRvi;−(CHC(O)ORix;−(CHSRviii;−(CHSOix;または−(CHSORixであり、
式中、RおよびRviは、各々独立して水素、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;アリール;アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;−(CO)Rvii;−(CO)ORvii;−SOviiであるか、またはRおよびRviは、1個の窒素原子を有する4もしくは6員の飽和複素環を形成し、RおよびRviの一方が−(CO)Rviiまたは−SOviiである場合、他方は−(CO)Rviiまたは−SOviiでなく、
viiは、任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換されるC〜C直鎖アルキル;任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換されるC〜C分枝鎖アルキル;シクロアルキル基が3個を超える炭素原子を含有するとき、それが任意に1個または2個のヒドロキシル基で置換される、C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、またはC〜Cシクロアルキルで置換されるアリールであって、C〜C直鎖アルキル基、C〜C分枝鎖アルキル基、またはC〜Cシクロアルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子および−SOviiの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、アリール;アルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有するアリールアルキル;ヘテロアリール;またはアルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有するヘテロアリールアルキルであるか、または
がHでなく、かつRviが−(CO)Rviiまたは−SOviiのいずれかであるとき、RおよびRviiは、一緒になって4〜7員環を形成することができ、
viiiは、水素、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子、アルコキシ基の中の酸素原子、および−(CHSRviiiの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリール;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリールであるか、または
viiiは、−C(O)Rであり、
ixは、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子、アルコキシ基の中の酸素原子、および−(CHSOixの中の硫黄原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換されるアリール;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリール;またはアルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有し、アリール部分が任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子、またはC〜Cヒドロキシアルキルで置換されるアリールアルキルであり、
は、任意に1個もしくは2個のヒドロキシル基またはC〜Cアルコキシ基で置換されるC〜C直鎖アルキルであってC〜C直鎖アルキル基が置換される場合、ヒドロキシル基の中の酸素原子およびアルコキシ基の中の酸素原子から選択される1個のみのヘテロ原子が、何れか1つの炭素原子に結合される、C〜C直鎖アルキル;C〜C分枝鎖アルキル;C〜Cシクロアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリール;アルキル部分が1〜6個の炭素原子を含有し、アリール部分が任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換されるアリールアルキル;任意に1個もしくは2個のフッ素原子、1個のヒドロキシル基、または1個のヒドロキシル基および1個のフッ素原子で置換され、置換基の数が利用できるC−HおよびN−H結合の数を超えないヘテロアリール;C〜Cモノアルキルアミノ;またはC〜Cジアルキルアミノであり、
が、少なくとも1個の飽和炭素原子を含有し、前記Rが、C〜Cアルコキシ、アルコキシ部分が各々独立して1〜6個の炭素原子を含有するアルコキシアルコキシ、F、−OH、−NH、C〜Cモノアルキルアミノ、C〜Cジアルキルアミノ、およびC〜Cアルキルチオから選択される2個の置換基で置換される場合、前記2個の置換基は、同一の飽和炭素原子に結合されず、
がSOixであり、かつZ'''が窒素含有ヘテロアリール基である場合、前記Rの中の硫黄原子は、Z'''の中の窒素原子に直接結合され得る、ということを例外として、Z'''およびRのヘテロ原子は、結合を通じて互いに直接結合されないか、1個の飽和炭素原子によって分離されるか、またはC=C二重結合を通じて互いに結合され、
mは、1〜3の範囲の整数であり、
nは、1〜2の範囲の整数であり、
pは、0〜2の範囲の整数であり、
nが2であるか、またはpが2であるとき、酸素原子に結合される炭素原子は、C〜C直鎖アルキル基またはC〜C分枝鎖アルキル基で置換され得、
qは、1〜5の範囲の整数であり、
rは、0〜5の範囲の整数である、化合物、ならびに
その薬学的に許容される誘導体であって、
但し、Z'''がヘテロアリール基であり、mが2であり、かつYが結合であるとき、Rは、アルキル部分が、1〜6個の炭素原子を含有するフェニルアルキル;RおよびRviが、各々独立して水素、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、またはC〜Cシクロアルキルであるときの−(CHNRvi;Rviiiが、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、またはC〜Cシクロアルキルであるときの−(CHSRviii;Rixが、C〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、またはC〜Cシクロアルキルであるときの−(CHSOix、−(CHSORix、または−(CHC(O)ORixでないことを条件とし、
Z'''がピリジンであり、mが2であり、かつYが結合であるとき、Rは、−CHOHでない、ということを条件とし、かつ
Z'''がヘテロアリール基であり、mが1または3であり、かつYが結合であるとき、Rは、RおよびRviの両方が水素であるとき、またはRおよびRviの一方が水素であり、RおよびRviの他方がC〜C直鎖アルキル、C〜C分枝鎖アルキル、もしくはC〜Cシクロアルキルであるときの、−(CHNRviでないことを条件とする。

【公表番号】特表2012−505834(P2012−505834A)
【公表日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−531253(P2011−531253)
【出願日】平成21年10月13日(2009.10.13)
【国際出願番号】PCT/US2009/060473
【国際公開番号】WO2010/045212
【国際公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【出願人】(503419631)サイコジェニックス・インコーポレーテッド (3)
【氏名又は名称原語表記】PSYCHOGENICS INC.
【住所又は居所原語表記】765 Old Saw Mill River Road, Tarrytown, New York 10591, United States of America
【出願人】(500106802)ザ・ボード・オブ・トラスティーズ・オブ・ザ・ユニバーシティ・オブ・イリノイ (15)
【Fターム(参考)】