説明

バースト先頭検出回路

【課題】バースト信号の先頭を検出して、バースト信号間の無信号期間のノイズを除去する。
【解決手段】バースト先頭検出回路は、バースト信号AOP,AONを入力とするハイパスフィルタ3と、ハイパスフィルタ3を通過したフィルタ出力信号HOP,HONを入力とし、所定のしきい値を超えるフィルタ出力信号の変化を検出するヒステリシスコンパレータ4と、ヒステリシスコンパレータ4によりバースト信号の先頭が検出されるまで、後段の回路へのバースト信号の出力を遮断し、バースト信号の先頭が検出されたときに、バースト信号を後段の回路へ出力するスイッチ6とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光伝送システムの局側装置に係り、特に宅側装置からのバースト信号の先頭を検出するバースト先頭検出回路に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、高速データ伝送を可能とする光伝送システムとして、加入者ごとのデータ信号のパケットを時間多重するパッシブオプティカルネットワーク(Passive Optical Network 、以下PONとする)システムが知られている。図6に、このPONシステムの構成を示す。PONシステムでは、1台の局側装置(OLT)101に複数台の宅側装置(ONU)102−1〜102−nが光カプラ103などのパッシブデバイスを介して接続されている。104は光ファイバである。
【0003】
各宅側装置102−1〜102−nからの上りのバースト信号(パケットデータ)は、時間多重されて局側装置101に到達するが、このとき局側装置101までの伝送距離が宅側装置ごとに異なるので、局側装置101への到達時の光パワーが宅側装置ごとに異なる。図7に、局側装置101に到達する各宅側装置102−1〜102−nからのバースト信号を示す。図7において、105−1〜105−nは宅側装置102−1〜102−nからのバースト信号、106−1〜106−nはバースト信号105−1〜105−nの先頭に付加されたプリアンブルである。
【0004】
図8に、局側装置101の従来の受信回路の構成を示す。100は受信した光信号を電流に変換して出力するフォトダイオードなどの受光素子、200は受光素子100から出力された電流を増幅器201と帰還抵抗202,203により差動形式の電圧に変換するプリアンプ回路、300はプリアンプ回路200から出力された出力信号のオフセットを増幅器301とオフセット補償回路(以下、AOC回路とする)302により補償するリミッタアンプ回路である。リミッタアンプ回路300の後段には、バースト信号の識別再生を行う識別器(不図示)等の回路が設けられている。このような局側装置101については、例えば非特許文献1に開示されている。
【0005】
プリアンプ回路200は、受光素子100から出力された電流を帰還抵抗202,203の値に比例するトランスインピーダンス利得によって電圧に変換して出力するものである。しかし、受光素子100からの入力電流が大きくなると、出力電圧の振幅が飽和して波形歪みが生じる。そこで、プリアンプ回路200では、高感度と高ダイナミックレンジ特性とを両立させるために、入力電流が大きくなった場合に帰還抵抗202,203の値を小さくしてトランスインピーダンス利得を下げることで、大電流入力時も歪みの少ない出力電圧を得るようにしている。
【0006】
プリアンプ回路200の帰還抵抗202,203の値(RF1,RF2,・・・,RFn)を切り替えた場合の入出力特性を図9に示す。受光素子100からの入力電流に対するプリアンプ回路200の出力振幅の比が変換利得であるから、図9中の特性の傾きが大きいほど高利得で、傾きが緩やかなほど低利得となる。前述のとおり、利得は帰還抵抗202,203の値に比例するので、高利得を得るためには高抵抗が用いられ、低利得を得るためには低抵抗が用いられる。図9では、RF1>RF2>・・・・>RFnとなる。
【0007】
【非特許文献1】猿渡,菅原,井辺著,「156Mbpsバースト信号対応光受信器」,電子情報通信学会総合大会,予稿集,1997年,B−10−128
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
以上のように、従来のプリアンプ回路200では、高感度と広ダイナミックレンジ特性とを両立させるために、宅側装置からのバースト信号を受信するまでは最大利得で待ち受け、バースト信号を受信した後はバースト信号の振幅に応じた利得に設定される。しかしながら、プリアンプ回路200がバースト信号を受信するまで最大利得で待ち受けるために、バースト信号間の無信号期間にノイズが重畳していると、このノイズを最大利得で増幅してしまうので、リミッタアンプ回路300の後段の識別器等に出力される信号の波形が乱れ、後段の回路が誤動作する可能性があった。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、バースト信号の先頭を検出して、バースト信号間の無信号期間のノイズを除去することができるバースト先頭検出回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、バースト信号を受信する受信回路において、前記バースト信号の先頭を検出するバースト先頭検出回路であって、前記バースト信号を入力とするハイパスフィルタと、このハイパスフィルタを通過したフィルタ出力信号を入力とし、所定のしきい値を超える前記フィルタ出力信号の変化を検出するヒステリシスコンパレータとを有するものである。
また、本発明のバースト先頭検出回路の一構成例において、前記ハイパスフィルタは、前記フィルタ出力信号にオフセットを付加するオフセット付加手段を備えるものである。
また、本発明のバースト先頭検出回路の一構成例は、さらに、前記ヒステリシスコンパレータにより前記バースト信号の先頭が検出されるまで、後段の回路への前記バースト信号の出力を遮断し、前記バースト信号の先頭が検出されたときに、前記バースト信号を後段の回路へ出力するスイッチを有するものである。
また、本発明のバースト先頭検出回路の一構成例は、さらに、前記ヒステリシスコンパレータの出力信号から前記スイッチの制御信号を生成するセットリセットフリップフロップ回路を有するものである。
また、本発明のバースト先頭検出回路の一構成例において、前記ハイパスフィルタは、前記バースト信号を増幅する増幅器の出力から前記バースト信号を取得するものである。
また、本発明のバースト先頭検出回路の一構成例は、さらに、前記バースト信号のオフセットを補償するAOC回路と、前記ヒステリシスコンパレータの出力信号に基づいて前記バースト信号の先頭で前記AOC回路をリセットするAOC安定化リセット回路とを有するものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、バースト信号をハイパスフィルタに入力して、このハイパスフィルタの出力信号をヒステリシスコンパレータに入力することにより、バースト信号の無信号期間に重畳しているノイズや消光比の影響を受けることなく、バースト信号の先頭を正確に検出することができる。これにより、本発明によれば、バースト信号の無信号期間のノイズを容易に除去することができ、後段の識別器等の回路の誤動作を防ぐことができる。
【0012】
また、本発明では、フィルタ出力信号にオフセットを付加するオフセット付加手段を設けることにより、無信号期間のノイズによるヒステリシスコンパレータの誤動作を防止することができる。
【0013】
また、本発明では、ヒステリシスコンパレータによりバースト信号の先頭が検出されるまで、後段の回路へのバースト信号の出力を遮断し、バースト信号の先頭が検出されたときに、バースト信号を後段の回路へ出力するスイッチを設けることにより、無信号期間のノイズを除去することができる。
【0014】
また、本発明では、ハイパスフィルタが、バースト信号を増幅する増幅器の出力からバースト信号を取得することにより、バースト信号の先頭を容易に検出することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態となるリミッタアンプ回路の構成を示す回路図である。本実施の形態のリミッタアンプ回路は、差動増幅器1と、AOC回路2と、ハイパスフィルタ(HPF)3と、ヒステリシスコンパレータ(HysComp)4と、セットリセットフリップフロップ回路(SR−FF)5と、スイッチ6と、遅延回路7と、排他的論理和回路(EX−OR)8と、論理和回路(OR)9とを有する。遅延回路7とEX−OR8とOR9とは、AOC安定化リセット回路を構成している。
【0016】
以下、本実施の形態のリミッタアンプ回路の動作を説明する。図2に、図1のリミッタアンプ回路の各部の信号を示す。図2(A)〜図2(I)の縦軸は全て電圧であり、横軸は時間である。図2(A)は差動増幅器1に入力される正相入力信号VIPと逆相入力信号VINを示す信号波形図、図2(B)は差動増幅器1から出力される正相出力信号AOPと逆相出力信号AONを示す信号波形図、図2(C)はHPF3から出力される正相出力信号HOPと逆相出力信号HONを示す信号波形図、図2(D)は外部から入力されるシステムリセット信号S−Resetを示す信号波形図、図2(E)はHysComp4の出力信号HSOを示す信号波形図、図2(F)はSR−FF5の出力信号FFOを示す信号波形図、図2(G)は遅延回路7の出力信号DOを示す信号波形図、図2(H)はEX−OR8の出力信号EXOを示す信号波形図、図2(I)はスイッチ6から後段の識別器等の回路(不図示)に出力される正相出力信号VOPと逆相出力信号VONを示す信号波形図である。NPは正相入力信号VIPの無信号期間に重畳しているノイズ、NNは逆相入力信号VINの無信号期間に重畳しているノイズである。
【0017】
まず、差動増幅器1の正相入力端子には、図示しないプリアンプ回路から出力された正相入力信号VIPが入力され、逆相入力端子には、プリアンプ回路から出力された逆相入力信号VINが入力される。
差動増幅器1は、正相入力信号VIPと逆相入力信号VINとの差を増幅し、増幅結果を正相出力信号AOPと逆相出力信号AONとして出力する。
【0018】
このとき、AOC回路2は、正相入力信号VIPの最大値と逆相入力信号VINの最大値を検出して保持し、これらの最大値からオフセット補償信号を生成して、このオフセット補償信号を差動増幅器1の出力に加えることにより、正相入力信号VIPと逆相入力信号VINのオフセットを除去する。このAOC回路2については、前述の非特許文献1に記載されている。図2(A)に示す正相入力信号VIPと逆相入力信号VINでは、差動増幅器1の無入力時の正相入力及び逆相入力のレベルV1に対してオフセットΔV1が生じているが、図2(B)に示す正相出力信号AOP、逆相出力信号AONでは、オフセットが除去されていることが分かる。図2(B)におけるV2は、差動増幅器1の無入力時の正相出力信号AOP及び逆相出力信号AONのレベルである。
【0019】
次に、HPF3は、差動増幅器1から出力された正相出力信号AOPと逆相出力信号AONから低周波成分を除去し、信号伝送に必要な高周波成分のみ通過させる。HPF3を通過した正相出力信号HOPと逆相出力信号HONは、図2(C)のようになる。ここで、HysComp4の無入力時の正相入力及び逆相入力のレベルV3に対して、HPF3を通過した正相出力信号HOPと逆相出力信号HONにはオフセットが付加される。図3はHPF3の1構成例を示す回路図、図4は図2(C)を拡大した信号波形図である。
【0020】
HPF3は、コンデンサC1,C2と、オフセット付加手段である抵抗R1,R2,R3,R4とから構成される。抵抗R1,R2,R3の値をRa、抵抗R4の値をRbとすると、Rb<Raである。抵抗値をこのように設定する理由については後述する。一般的なHPFは、正相入力に関してはコンデンサC1により構成することができ、逆相入力に関してはコンデンサC2により構成することができる。これに対して、本実施の形態では、抵抗R1,R2,R3,R4を追加することにより、前述のオフセットの付加を行っている。以下、このオフセットを付加する理由について説明する。
【0021】
周知のように、HysComp4は、しきい値電圧にヒステリシス幅を設けることにより、耐ノイズ性を高めたものである。図5に、HysComp4の入出力特性を示す。VrefH,VrefLはしきい値電圧、HSWはヒステリシス幅である。図5では、HPF3から出力される正相出力信号HOPの電圧を入力電圧としている。HysComp4は、入力電圧がしきい値電圧VrefHより高くなると、Lレベルを出力し、入力電圧がしきい値電圧VrefLより低くなると、Hレベルを出力する。なお、逆相出力信号HONについては、入出力特性が図5と逆になり、HysComp4は、逆相出力信号HONがしきい値電圧VrefHより高くなると、Hレベルを出力し、逆相出力信号HONがしきい値電圧VrefLより低くなると、Lレベルを出力する。
【0022】
また、HysComp4は、外部から図2(D)のようなHレベルのシステムリセット信号S−Resetが入力されると、リセットされ、図2(E)のようにLレベルを出力する。システムリセット信号S−Resetは、バースト信号間の無信号期間において図示しない外部回路から入力されるリセット信号である。システムリセット信号S−ResetによりリセットされたHysComp4は、図2、図4の時刻t1において正相出力信号HOPがしきい値電圧VrefLより低くなると、図2(e)に示すようにHレベルの信号HSOを出力し、次に時刻t2において正相出力信号HOPがしきい値電圧VrefHより高くなると、出力信号HSOをLレベルにする。
【0023】
本実施の形態では、抵抗R1,R2を設けることで正相出力信号HOPにオフセットΔV2を付加し、抵抗R3,R4を設けることで逆相出力信号HONにオフセットΔV3を付加している。これにより、本実施の形態では、正相出力信号HOPに重畳しているノイズNPがしきい値電圧VrefLより低くなったり、逆相出力信号HONに重畳しているノイズNNがしきい値電圧VrefHより高くなったりすることを防ぐことができ、HysComp4の出力信号HSOがノイズNP,NNにより誤ってHレベルになることを防ぐことができる。
【0024】
さらに、本実施の形態では、抵抗R1,R2,R3の値をRa、抵抗R4の値をRbとしたとき、Rb<Raとすることにより、ΔV2<ΔV3となるように設定している。このようなオフセットの設定により、正相出力信号HOPに重畳しているノイズNPがしきい値電圧VrefLより低くなる可能性を更に低減している。
以上の構成により、本実施の形態では、バースト信号の先頭の1ビットの立ち下がりをHysComp4で正確に検出することができる。
【0025】
次に、SR−FF5は、セット入力端子SにHレベルのシステムリセット信号S−Resetが入力されたことにより、図2(F)に示すようにHレベルの出力信号FFOを出力する。そして、前述のようにHysComp4がHレベルの出力信号HSOを出力すると、この信号HSOがリセット入力端子Rに入力されるので、SR−FF5はリセットされ、出力信号FFOをLレベルにする。
【0026】
スイッチ6は、SR−FF5の出力信号FFOがHレベルのときは、自身の出力をマスクして、差動増幅器1から後段の回路への信号出力を遮断する。また、スイッチ6は、SR−FF5の出力信号FFOがLレベルのときは、マスクを解除して、差動増幅器1から出力された正相出力信号AOP、逆相出力信号AONを図2(I)に示すように正相出力信号VOP、逆相出力信号VONとして出力する。
【0027】
一方、遅延回路7は、SR−FF5の出力信号FFOをΔtだけ遅延させて、図2(G)に示す出力信号DOとして出力する。EX−OR8は、SR−FF5の出力信号FFOと遅延回路7の出力信号DOとの排他的論理和をとり、この結果を図2(H)に示す出力信号EXOとして出力する。このEX−OR8の出力信号EXOがOR9を通じてリセット信号ResetとしてAOC回路2に入力され、AOC回路2がリセットされる。
【0028】
AOC回路2内には、正相入力信号VIPの最大値と逆相入力信号VINの最大値を検出して保持するホールド回路があり、このホールド回路にコンデンサが使用されているため、ホールド回路を常に動作させていると、無信号期間のノイズ等のレベルを検出して、AOC回路2が誤動作する可能性がある。そこで、本実施の形態では、リセット信号Resetにより、バースト信号の先頭の1ビットの立ち下がりでホールド回路のコンデンサを放電させて、AOC回路2を安定に動作させている。
【0029】
以上のように、本実施の形態では、バースト信号をHPF3に通して、このHPF3の出力信号をHysComp4に入力することにより、バースト信号の無信号期間に重畳しているノイズや消光比の影響を受けることなく、バースト信号の先頭の1ビットの立ち下がりを正確に検出することができる。また、本実施の形態では、システムリセット信号S−Resetの入力からバースト信号の先頭の1ビットの立ち下がりを検出するまで、後段の回路へのバースト信号の出力をスイッチ6により遮断し、バースト信号の先頭の1ビットの立ち下がりが検出されたときに、マスクを解除して、バースト信号を後段の回路へ出力するようにしたので、無信号期間のノイズを除去することができ、後段の識別器等の回路の誤動作を防ぐことができる。
【0030】
さらに、本実施の形態では、信号検出のし易い差動増幅器1の出力からバースト信号を取得してHPF3に入力するようにしたので、バースト信号の先頭の1ビットの立ち下がりを容易に検出することができる。
なお、本実施の形態では、EX−OR8を用いているが、EX−OR8の代わりに、論理積回路(AND)を用いてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明は、例えば光伝送システムの局側装置に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の実施の形態となるリミッタアンプ回路の構成を示す回路図である。
【図2】図1のリミッタアンプ回路の各部の信号を示す信号波形図である。
【図3】図1のリミッタアンプ回路におけるハイパスフィルタの1構成例を示す回路図である。
【図4】図2(C)を拡大した信号波形図である。
【図5】図1のリミッタアンプ回路におけるヒステリシスコンパレータの入出力特性を示す図である。
【図6】PONシステムの構成を示すブロック図である。
【図7】局側装置に到達する各宅側装置からのバースト信号を示す図である。
【図8】PONシステムにおける局側装置の従来の受信回路の構成を示すブロック図である。
【図9】図8のプリアンプ回路の入出力特性を示す図である。
【符号の説明】
【0033】
1…差動増幅器、2…AOC回路、3…ハイパスフィルタ、4…ヒステリシスコンパレータ、5…セットリセットフリップフロップ回路、6…スイッチ、7…遅延回路、8…排他的論理和回路、9…論理和回路、C1、C2…コンデンサ、R1、R2、R3、R4…抵抗。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
バースト信号を受信する受信回路において、前記バースト信号の先頭を検出するバースト先頭検出回路であって、
前記バースト信号を入力とするハイパスフィルタと、
このハイパスフィルタを通過したフィルタ出力信号を入力とし、所定のしきい値を超える前記フィルタ出力信号の変化を検出するヒステリシスコンパレータとを有することを特徴とするバースト先頭検出回路。
【請求項2】
請求項1記載のバースト先頭検出回路において、
前記ハイパスフィルタは、前記フィルタ出力信号にオフセットを付加するオフセット付加手段を備えることを特徴とするバースト先頭検出回路。
【請求項3】
請求項1記載のバースト先頭検出回路において、
さらに、前記ヒステリシスコンパレータにより前記バースト信号の先頭が検出されるまで、後段の回路への前記バースト信号の出力を遮断し、前記バースト信号の先頭が検出されたときに、前記バースト信号を後段の回路へ出力するスイッチを有することを特徴とするバースト先頭検出回路。
【請求項4】
請求項3記載のバースト先頭検出回路において、
さらに、前記ヒステリシスコンパレータの出力信号から前記スイッチの制御信号を生成するセットリセットフリップフロップ回路を有することを特徴とするバースト先頭検出回路。
【請求項5】
請求項1記載のバースト先頭検出回路において、
前記ハイパスフィルタは、前記バースト信号を増幅する増幅器の出力から前記バースト信号を取得することを特徴とするバースト先頭検出回路。
【請求項6】
請求項1記載のバースト先頭検出回路において、
さらに、前記バースト信号のオフセットを補償するAOC回路と、
前記ヒステリシスコンパレータの出力信号に基づいて前記バースト信号の先頭で前記AOC回路をリセットするAOC安定化リセット回路とを有することを特徴とするバースト先頭検出回路。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−5968(P2007−5968A)
【公開日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−181648(P2005−181648)
【出願日】平成17年6月22日(2005.6.22)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【出願人】(591230295)NTTエレクトロニクス株式会社 (565)
【Fターム(参考)】