説明

ヒトコルチコイドシンターゼの選択的阻害剤

本発明は、ヒトコルチコステロイド合成CYP11B1およびCYP11B2を選択的に阻害するための化合物、それらの化合物の製造、ならびに高コルチゾール症および真性糖尿病または心不全および心筋線維症を治療するためのそれらの化合物の使用に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
高コルチゾール症、真性糖尿病、心不全および心筋線維症の治療のための、式(I):
【化1】

[式中、
1およびR2は、独立して、H、ハロゲン、CN、ヒドロキシ、ニトロ、アルキル、アルコキシ、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルスルフィニルおよびアルキルスルホニル(該アルキルラジカルは、直鎖状もしくは分枝鎖状、または環状であって、飽和型もしくは不飽和型であり、場合によっては1〜3個のラジカルR12で置換されている);アリールおよびヘテロアリールラジカル、ならびにそれらの部分的または完全に飽和した相当物(場合によっては1〜3個のラジカルR12で置換されている);アリールオキシ−およびヘテロアリールオキシラジカル(ここで、アリールおよびヘテロアリールは上述の意味である)、−COOR11、−SO311、−CHO、−CHNR11、−N(R112、−NHCOR11および−NHS(O)211から選択され;
3は、窒素を含有する単環式または二環式のヘテロアリールラジカルおよびそれらの部分的または完全に飽和した相当物(場合によっては1〜3個のラジカルR12で置換されており、また、メチリデン炭素原子に結合されておらず、且つ、置換されていない少なくとも一つの窒素原子を含む)から選択され;
4、R5、R6、R7、R8、R9およびR10は、独立して、H、ハロゲン、CN、ヒドロキシ、ニトロ、低級アルキル、低級アルコキシ、(低級アルキル)カルボニル、(低級アルキル)カルボニルオキシ、(低級アルキル)カルボニルアミノ、(低級アルキル)スルホニルアミノ、(低級アルキル)チオ、(低級アルキル)スルフィニルおよび(低級アルキル)スルホニル(該低級アルキルラジカルは、直鎖状もしくは分枝鎖状、または環状であって、飽和型もしくは不飽和型であり、場合によっては1〜3個のラジカルR12で置換されている);−N(R112、−COOR11および−SO311から選択され;または
8またはR9は、隣接炭素原子のR6もしくはR7及び/又はR8もしくはR9と共に、1個もしくは2個の二重結合を形成しており;または
8(およびR9)は、隣接炭素原子および関連炭素原子のR6(およびR7)またはR8(およびR9)と共に、飽和型または不飽和型のアネレートされたアリール環またはヘテロアリール環を形成しており、ここで、前記アネレートされたアリール環またはヘテロアリール環の原子は1〜3個のラジカルR12で置換されていてよく;または
4およびR10は、一体となって、メチレン、エチレンまたはエチリデンブリッジを形成しており、ここで、該ブリッジの原子は1個または2個のラジカルR12で置換されていてよく;または
3のヘテロアリールラジカルのオルト位置における環原子は、直接的に、またはメチレンもしくはメチリデンブリッジを介して、R6及び/又はR7との結合を形成しており、ここで、前記ブリッジ原子は1個または2個のラジカルR12で置換されていてよく;
11は、他のR11ラジカルの存在とは独立に、H、低級アルキル(該低級アルキルは、直鎖状もしくは分枝鎖状、または環状の、飽和型もしくは不飽和型であってよく、場合によっては1〜3個のラジカルR12で置換されていてよい)およびアリール(1〜3個のラジカルR12で置換されていてよい)から選択され;
12は、他のR12ラジカルの存在とは独立に、H、ヒドロキシ、−CN、−COOH、−CHO、ニトロ、アミノ、モノ−およびビス−(低級アルキル)アミノ、低級アルキル、低級アルコキシ、(低級アルキル)カルボニル、(低級アルキル)カルボニルオキシ、(低級アルキル)カルボニルアミノ、(低級アルキル)チオ、(低級アルキル)スルフィニル、(低級アルキル)スルホニル、ヒドロキシ(低級アルキル)、ヒドロキシ(低級アルコキシ)、ヒドロキシ(低級アルキル)カルボニル、ヒドロキシ(低級アルキル)カルボニルオキシ、ヒドロキシ(低級アルキル)カルボニルアミノ、ヒドロキシ(低級アルキル)チオ、ヒドロキシ(低級アルキル)スルフィニル、ヒドロキシ(低級アルキル)スルホニル、モノ−およびビス−(ヒドロキシ(低級アルキル)アミノ、ならびにモノ−およびポリハロゲン化(低級アルキル)(ここで、該(低級アルキル)ラジカルは、直鎖状もしくは分枝鎖状、または環状の、飽和型もしくは不飽和型であってよい)から選択され;
nは1〜3の整数である]
の構造を有する化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩の使用。
【請求項2】
上記式(I)の化合物が、以下の式(Ia)〜(Ig):
【化2】

[式中、すべての可変記号は前記の意味であり、
【化3】

は単結合または二重結合である]の化合物であり、特に式(Ia)、(Ib)、(Ic)または(Id)の化合物が好適である、請求項1に記載の使用。
【請求項3】
上記式(I)および(Ia)〜(Ig)の化合物において、
(i)該アルキルラジカルおよびアルコキシラジカルが飽和型であり、または一つもしくはそれ以上の二重結合及び/又は三重結合を有しており、特に該直鎖状または分枝鎖状のアルキルラジカルが1〜10個の炭素原子、より好適には1〜6個の炭素原子を有しており、該環状アルキルラジカルが3〜15個の炭素原子を有する単環式または二環式のアルキルラジカルであり、好適には3〜8個の炭素原子を有する単環式のアルキルラジカルであり;
(ii)アリールが、場合によっては一つもしくはそれ以上の飽和環とアネレートされていてよい、3〜18個の環原子を有する単環式、二環式および三環式のアリールラジカルであり、特に、アントラセニル、ジヒドロナフチル、フルオレニル、ヒドリンダニル、インダニル、インデニル、ナフチル、フェナントレニル、フェニルまたはテトラリニルであり;
(iii)該ヘテロアリールラジカルが、好適には窒素、酸素およびイオウから選択される1〜5個のヘテロ原子を含む3〜12個の環原子を有する、単環式または二環式のヘテロアリールラジカルであり、場合によっては一つもしくはそれ以上の飽和環とアネレートされており;及び/又は
(iv)該低級アルキルラジカルおよび低級アルコキシラジカルが飽和型であり、または二重結合もしくは三重結合を有しており、特に該直鎖状のものは1〜6個の炭素原子、より好適には1〜3個の炭素原子を有しており、特に該環状のものは3〜8個の炭素原子を有しており;及び/又は
(v)該窒素を含有する単環式または二環式のヘテロアリールラジカルが、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、キナゾリニル、キノリル、キノキサリニル、シンノリニル、ジヒドロインドリル、ジヒドロイソインドリル、ジヒドロピラニル、ジチアゾリル、ホモピペリジニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、インダゾリル、インドリル、イソキノリル、イソインドリル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリジニル、イソオキサゾリル、モルホリニル、オキサジアゾリル、オキサゾリジニル、オキサゾリル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジル、プテリジニル、プリニル、ピラゾリジニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピラゾリニル、ピリダジニル、ピリジル、ピリミジル、ピロリジニル、ピロリジン−2−オニル、ピロリニル、ピロリル、テトラジニル、テトラゾリル、テトラヒドロピロリル、チアジアゾリル、チアジニル、チアゾリジニル、チアゾリル、トリアジニルおよびトリアゾリルから選択され;及び/又は
(vi)アネレートされたアリール環またはヘテロアリール環が、2個の隣接環原子を介して隣接する環とアネレートされた5〜7個の環原子を有する単環式の環であり、飽和型であってもよいし、または不飽和型であってもよく、ヘテロアリール環の場合には、1〜3個のヘテロ原子、好適には窒素、酸素またはイオウ原子を含み、より好適には、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロペンチル、シクロペンテニル、ベンジル、フラノイル、ジヒドロピラニル、ピラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピリジルおよびピリミジルから選択される、
請求項1または2に記載の使用。
【請求項4】
上記式(I)および(Ia)〜(Ig)の化合物において、
(i)R1またはR2が、独立して、水素、ハロゲン、CN、ヒドロキシ、C1-10アルキルおよびC1-10アルコキシラジカルから選択され、ここで、前記アルキルラジカルまたはアルコキシラジカルは、直鎖型または分枝鎖型であり、1〜3個のラジカルR12で置換されていてよく;及び/又は
(ii)R3が、1〜3個の窒素原子を含む5〜10個の環原子を有する、単環式の窒素含有ヘテロアリールラジカルから選択され、特にイソキノリル、イミダゾリル、オキサゾリル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピロリル、チアゾリル、トリアジニルおよびトリアゾイルから選択され;及び/又は
(iii)R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10が、独立して、H、ハロゲン、CN、ヒドロキシ、ならびにC1-6アルキルおよびC1-6アルコキシラジカルから選択され、該ラジカルは1〜3個のラジカルR12で置換されていてよく;及び/又は
(iv)R12がH、ハロゲン、ヒドロキシ、CN、C1-3−アルキルおよびC1-3−アルコキシから選択され;及び/又は
(v)nが1または2である、
請求項1〜3の一つまたはそれ以上の項に記載の使用。
【請求項5】
上記式(I)および(Ia)〜(Ig)の化合物、好適には上記式(Ia)〜(Ic)の化合物において、
(i)R1またはR2が水素であり;
(ii)置換基R1またはR2のうちのもう一方がH、フッ素、塩素、CN、ヒドロキシ、C1-3−アルキルおよびC1-3−アルコキシから選択され;
(iii)R3がピリジル、イミダゾリル、イソキノリルおよびピリミジルから選択され;
(iv)R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10およびR12がHである、
請求項4に記載の使用。
【請求項6】
上記式(Id)の化合物において、
(i)R1またはR2が水素であり;
(ii)置換基R1またはR2のうちのもう一方がH、フッ素、塩素、CN、ヒドロキシ、C1-3−アルキルおよびC1-3−アルコキシから選択され;
(iii)R3がピリジル、イミダゾリル、イソキノリルおよびピリミジルから選択され;
(iv)R4、R5、R6、R7、R8、R9およびR12がHであり;
(v)
【化4】

が二重結合である、
請求項5に記載の使用。
【請求項7】
上記式(I)の化合物が、
異性体の混合物または該二つの異性体のうちの一方として、
E,Z−4−(5−クロロ−1−インダニリデンメチル)−イミダゾール、
E,Z−4−(5−フルオロ−1−インダニリデンメチル)−イミダゾール、
E,Z−4−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト−1−イリデンメチル)−イミダゾール、
E,Z−4−(6−シアノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−1−イリデンメチル)−イミダゾール、
E,Z−4−(7−フルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−1−イリデンメチル)−イミダゾール、
E,Z−4−(7−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−1−イリデンメチル)−イミダゾール、
E,Z−3−(1−インダニリデンメチル)−ピリジン、
E,Z−3−(5−フルオロ−1−インダニリデンメチル)−ピリジン、
E,Z−3−(5−クロロ−1−インダニリデンメチル)−ピリジン、
E,Z−3−(4−フルオロ−1−インダニリデンメチル)−ピリジン、
E,Z−3−(4−クロロ−1−インダニリデンメチル)−ピリジン、
E,Z−3−(5−メトキシ−1−インダニリデンメチル)−ピリジン、
E,Z−3−(7−メトキシ−1−インダニリデンメチル)−ピリジン、
E,Z−3−(5−フルオロ−1−インダニリデンメチル)−ピリミジン、
であり、特に
Z−4−(5−クロロ−1−インダニリデンメチル)−イミダゾール、
Z−4−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト−1−イリデンメチル)−イミダゾール、
Z−4−(6−シアノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−1−イリデンメチル)−イミダゾール、
E−3−(1−インダニリデンメチル)−ピリジン、
E−3−(5−フルオロ−1−インダニリデンメチル)−ピリジン、
E−3−(5−クロロ−1−インダニリデンメチル)−ピリジン、
E−3−(5−メトキシ−1−インダニリデンメチル)−ピリジン、
E−3−(4−フルオロ−1−インダニリデンメチル)−ピリジン、
E−3−(7−メトキシ−1−インダニリデンメチル)−ピリジン、
E−3−(5−フルオロインダニリデンメチル)−ピリミジン、および
3−(1,2−ジヒドロアセナフチレン−3−イル)ピリジン;
である、請求項1〜6の一つまたはそれ以上の項に記載の使用。
【請求項8】
上記式(I)の化合物が、Z−4−(5−クロロ−1−インダニリデンメチル)−イミダゾールである、請求項1〜6の一つまたはそれ以上の項に記載の使用。
【請求項9】
式(I):
【化5】

[式中、
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11およびR12は、以下の事項:
(a)n=1であり、R1、R2およびR4〜R10が水素である場合には、R3は4−イミダゾリルまたは4−ピリジルではない;
(b)n=2であり、R2およびR4〜R10が水素であり、R1がClまたはCNである場合には、R3は4−イミダゾリルではない;
(c)n=2であり、R1およびR4〜R10が水素であり、R2がCNである場合には、R3は4−イミダゾリルではない;
(d)n=1であり、R1およびR4〜R10が水素であり、R2がF、Cl、BrまたはCNである場合には、R3は4−イミダゾリルではない;
(e)n=2であり、R1、R2およびR4〜R10が水素である場合には、R3は4−イミダゾリル、4−ピリジル、4−メチル−3−ピリジルまたは3−ニトロイミダゾ[1,2−a]ピリド−2−イルではない;
(f)n=1または2であり;ラジカルR1、R2、R4およびR5のうちの三つが、独立して、水素、C1-4−アルキル、C2-4−アルケニル、C3-7−シクロアルキル、ヒドロキシ、C1-4−アルコキシ、ヒドロキシ−C1-4−アルキル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロまたは場合によって置換されたアミノであり、R1、R2、R4およびR5のうちの第四のラジカルが水素であり、R6が水素であり、R7が水素またはC1-4−アルキルであり、R8が水素、C1-4−アルキル、ヒドロキシまたはC1-4−アルコキシであり、R9およびR10が、独立して、水素またはC1-4−アルキルである場合には、R3は4−イミダゾリルではない;
(g)n=1または2であり、ラジカルR1、R2、R4およびR5のうちの三つが、独立して、水素、ヒドロキシ、アミノ、ハロ−C1-6−アルキル、C1-6−アルキル、C1-6−アルコキシまたはヒドロキシ−C1-6−アルキルであり、R1、R2、R4およびR5のうちの第四のラジカルが水素であり、ラジカルR6、R7、R8およびR9のうちの一つがC3-7−シクロアルキル、C5-7−シクロアルケニル、C3-7−シクロアルキルメチルまたはC3-7−シクロアルケニルメチル(ここで、このメチルラジカルは1個または2個のC1-6−アルキルラジカルで置換されていてよい)であり、ラジカルR6、R7、R8およびR9のうちの二つが、独立して、水素、ヒドロキシ、C1-6−アルキル、ハロ−C1-6−アルキル、C1-6−アルコキシまたはヒドロキシ−C1-6−アルキルであり、ラジカルR6、R7、R8およびR9のうちの残りが水素であり、R10が水素またはC1-6−アルキルである場合には、R3は4−イミダゾリルではない;
(h)n=1であり、R1が水素、ヒドロキシ、アルコキシまたはアルキルカルボニルオキシであり、R2がヒドロキシ、アルキルカルボニルオキシまたはアルコキシであり、R4〜R10が水素である場合には、R3は4−ピリジルではない;
(i)n=2であり、R1が水素であり、R2がヒドロキシ、C1-4−アルコキシまたはC1-4−アルキルカルボニルオキシであり、R4〜R9が水素であり、R10が水素またはC1-4−アルキルである場合には、R3は4−ピリジルではない;
(j)n=1であり、R1、R2、R4、R5、R8〜R10が水素であり、R6およびR7が共に水素または共にメチルである場合には、R3は2−ピリジルではない;
(k)n=2であり、R1、R2、R4、R5およびR8〜R10が水素であり、R6およびR7が共にメチルである場合には、R3は2−ピリジルではない;
(l)n=2であり、R1が水素であり、R2が水素またはメトキシであり、R4〜R10が水素である場合には、R3は4−メチル−3−ピリジルではない;
を条件として、請求項1に記載の意味である。]
の化合物、またはその薬剤学的に許容可能な塩。
【請求項10】
上記可変記号であるR1〜R12およびnが請求項4または5に記載の意味であり、好適には請求項6または7に記載の化合物である、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
請求項9に記載の化合物を合成するためのプロセスであって、
化合物(II):
【化6】

を対応するアルコールに変換した後、化合物(III):
【化7】

とのWittig反応を行うことを含み、
ここで、該可変記号は請求項9に記載の意味であり、R1〜R10中の官能基は場合によって適当な保護基が与えられていてよい、
前記プロセス。
【請求項12】
請求項9または10に記載の化合物を含む薬剤組成物。
【請求項13】
哺乳動物およびヒトにおける心不全、心筋線維症、高コルチゾール症または真性糖尿病の治療に適する、請求項12に記載の薬剤組成物。
【請求項14】
ヒトまたは哺乳動物のアルドステロンシンターゼまたはステロイド−11β−ヒドロキシラーゼを阻害すること、特にヒトステロイド−11β−ヒドロキシラーゼCYP11B1またはアルドステロンシンターゼCYP11B2を阻害すること、特にヒトCYP11B1には殆ど影響を及ぼさずにCYP11B2を選択的に阻害することを目的として、
哺乳動物のP450オキシゲナーゼを選択的に阻害するための請求項1〜8に記載の化合物の使用。
【請求項15】
上記化合物が、
(i)個々の化合物として;または
(ii)請求項1〜7に記載の一つの化合物、または二つもしくはそれ以上の化合物の組合せを含有する混合物の成分として;または
(iii)更なる薬理学的に活性な化合物と組み合わせて;
使用される、請求項1〜8および14に記載の使用。
【請求項16】
それぞれ個体における高血圧の発生と関連する、または関連しない、真性糖尿病、高コルチゾール症、高血圧、鬱血性心不全、腎不全、特に慢性腎不全、再発狭窄症、アテローム性動脈硬化症、腎症、冠状動脈心疾患、コラーゲンの形成増大、線維症の予防、進行の遅延または治療のためのプロセスであって、前記個体に請求項1〜8の一つまたはそれ以上の項に記載の化合物を投与することを含む、前記プロセス。

【公表番号】特表2008−506753(P2008−506753A)
【公表日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−521956(P2007−521956)
【出願日】平成17年7月21日(2005.7.21)
【国際出願番号】PCT/EP2005/053561
【国際公開番号】WO2006/008316
【国際公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【出願人】(507022226)ユニバーシテーテ デス ザールランデス (2)
【Fターム(参考)】