説明

ビルジ廃水等の含油廃水処理方法及び装置

【課題】
ビルジ廃水等の含油廃水を、効率的かつ経済的な方法で、水質汚濁防止法に定める基準値以下に処理する方法及び装置を提供する。
【解決手段】
【0005】
ビルジ廃水をポリエステル等の化学繊維の不織布から成るろ布と、廃棄タイヤを燃焼させる際に産生される活性炭で処理することにより、効率的、かつ経済的にビルジ廃水中の油分や懸濁しているn−ヘキサン抽出物、COD、SSなどの汚濁物質を効率的に分離除去するように構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、造船所等で発生するビルジ廃水等の含油廃水を水質汚濁防止法に定める基準値以下に処理する方法及び装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ビルジ廃水とは、本来油を含む汚水のことであるが、通常は修理船や航海を終えた船から排出される重油残渣、ボイラーや機関室の洗浄廃水などの混合物を言う。その発生量は3〜7T/回と少量であり、工場廃水のように毎日大量に発生するというものではないが、汚濁物質が重油由来のもので処理が難しい。現在は、発生したビルジ廃水を一時貯留タンクに貯留した後、産業廃棄物処理業者等が回収して処理をしているが、処理が煩わしくて費用も高くなっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ビルジ廃水中の重油由来の汚濁物質は、油分分離槽、油分吸着剤、凝集剤その他の方法で、その大部分は分離除去される。しかし排水中に残った少量の油分や懸濁しているn−ヘキサン抽出物,COD、SSなどの汚濁物質については、現在、微生物処理や活性炭処理が行われているが、水質汚濁防止法による基準値まで除去するのは容易でない。従って、発生量は少ないが、廃水中の汚濁物質の除去が難しいビルジ廃水を、効率的かつ経済的に処理できる装置の開発が待たれている。
【0004】
そこで、本発明は、ビルジ廃水等の含油廃水を、効率的かつ経済的な方法で、水質汚濁防止法に定める基準値以下に処理する方法及び装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、ビルジ廃水をポリエステル等の化学繊維の不織布から成るろ布(以下単にろ布という)と、廃棄タイヤを燃焼させる際に産生される活性炭(以下単に本活性炭という)で処理することにより、効率的、かつ経済的にビルジ廃水中の油分や懸濁しているn−ヘキサン抽出物、COD、SSなどの汚濁物質を分離除去しようとするものである。
【0006】
ビルジ廃水の表層部には、重油由来の粘度の高い油分が含まれており、これを直ちに本活性炭に接触させることは、本活性炭の吸着能を効果的且つ経済的に利用することにはならず得策でない。そこで先ずビルジ廃水を、ポリエステル等の化学繊維の不織布からなるろ布で、ろ過して一次処理をする。このろ布に、ビルジ廃水を極めて緩やかに通液してろ過をすると、懸濁しているn−ヘキサン抽出物、CODや微細なSSなどはろ布を通過するが、粘度の高い重油由来の物質は、ろ布表面に付着除去される。
【0007】
このようにして一次処理したビルジ廃水を、次いで、本活性炭を充填した吸着筒に流入させると、廃水中に懸濁しているn−ヘキサン抽出物、COD,SSなどの汚濁物質は本活性炭と接触して、効率よく吸着除去される。
【0008】
ところで、活性炭には多くの種類があるが、一般的に多孔質で比重が1.9〜2.2であり、いろんな成分を吸着する性質を有している。しかし活性炭の微細な孔径や表面形状あるいは塩基置換容量等によって成分の吸着能は大分異なってくる。
本発明で使用する廃タイヤ燃焼活性炭は、廃棄タイヤを800〜900度Cで燃焼させた時に産生される活性炭であり、一般の活性炭の塩基置換容量が1〜7程度であるのに対して、本活性炭は30〜40と非常に大きい。そのため、本活性炭を肥料と一緒に土壌に施すと、塩基成分からなる肥料の保持能力が高いため、これまで肥料の保肥材として利用されてきたが、これをビルジ廃水処理に使用したところ、廃水中に懸濁している重油由来の汚濁物質であるn−ヘキサン抽出物、COD、SSなどの吸着除去に極めて有効であることが判明した。理由はまだ分からないが、本活性炭の比重が0.32と極めて小さいことから、多孔質で空孔容積が非常に大きく、また塩基置換容量が30〜40と極めて大きいことから、多くの官能基を有することが考えられ、これらの特性によって、ビルジ廃水中の重油由来の汚濁物質が効率よく吸着補足されて除去されるものと推定される。
【0009】
本発明の第1の発明によるビルジ廃水等の含油廃水処理方法においては、ろ布ろ過部でビルジ廃水中に分散している重油由来の粘性の高い汚濁物質を付着除去し、そして廃タイヤ燃焼活性炭を使用してビルジ廃水中に懸濁しているn−ヘキサン抽出物、COD、SSなどの汚濁物質を吸着除去することから成ることを特徴としている。
【0010】
本発明の第1の発明による方法において、ビルジ廃水中に懸濁しているn−ヘキサン抽出物、COD、SSなどの汚濁物質を吸着除去するのに使用する廃タイヤ燃焼活性炭は、比重が0.3前後であり、塩基置換容量が30〜40である。
【0011】
また、本発明の第1の発明による方法において、ビルジ廃水中に分散している重油由来の粘性の高い汚濁物質を付着除去工程では、ろ布ろ過部でポリエステル等の繊維から成るろ布を低速で移動させながら、含油廃水をろ過するようにされ得る。
【0012】
また、本発明の第2の発明によるビルジ廃水等の含油廃水処理装置は、ビルジ廃水中に分散している重油由来の粘性の高い汚濁物質を付着除去する一次処理装置と、一次処理装置で処理したビルジ廃水中に懸濁しているn−ヘキサン抽出物、COD、SSなどの汚濁物質を吸着除去する廃タイヤ燃焼活性炭を充填した少なくとも一つの吸着筒を備えた二次処理装置とを有することを特徴としている。
【0013】
一次処理装置は、ポリエステル等の繊維で構成したろ布を供給するろ布供給ロールと、ろ布を巻取るろ布巻取りロールと、ろ布供給ロール及びろ布巻取りロールの間に多段に形成され、ビルジ廃水中に分散している重油由来の粘性の高い汚濁物質を付着除去するろ布ろ過部とを備えて構成され得る。
【0014】
また、多段に形成された各ろ布ろ過部は、その上面の上方に、ろ布の幅方向にのびるビルジ廃水等の含油廃水分配管を備え、またその下面の下方に、液受け部を備えて構成され得る。
【0015】
さらに、二次処理装置の各吸着筒に充填された廃タイヤ燃焼活性炭は、好ましくは、比重0.3前後であり、塩基置換容量30〜40である。
【発明の効果】
【0016】
本発明の方法によれば、先ずろ布ろ過部でビルジ廃水中に分散している重油由来の粘性の高い汚濁物質を付着除去し、更に本活性炭を充填した吸着筒で懸濁しているn−ヘキサン抽出物、COD、SSなどの汚濁物質を吸着除去をするように構成したことにより、効率的かつ経済的にビルジ廃水の処理が可能となる。
【0017】
また、本発明の装置においては、ビルジ廃水中に分散している重油由来の粘性の高い汚濁物質を付着除去する一次処理装置と、一次処理装置で処理したビルジ廃水中に懸濁しているn−ヘキサン抽出物、COD、SSなどの汚濁物質を吸着除去する廃タイヤ燃焼活性炭を充填した少なくとも一つの吸着筒を備えた二次処理装置とを有しているので、効率的かつ経済的にビルジ廃水の処理が可能な装置を提供することができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1には船舶から排出されたビルジ廃水の処理装置として実施した本発明の一実施形態を示す。図1において1は本装置のケーシングで、その内部の上方部分には一次処理装置2が配置され、この一次処理装置2は、ポリエステル等の繊維で構成したろ布3を供給するろ布供給ロール4と、ろ布3を巻取るろ布巻取りロール5と、ろ布供給ロール4及びろ布巻取りロール5の間に垂直方向に離間して重ねて配置された三段のろ布ろ過部6とを備えている。ろ布3は、エンドレスのポリエステル等の化学繊維の不織布から成っている。また、ろ布巻取りロール5にはその回転速度を調整するための回転速度調整用インバータ5aが設けられている。
【0019】
各ろ布ろ過部6は図2及び図3に示すように、複数の案内ローラ7によってろ布3がほぼ水平にのびるように構成され、そして各ろ布ろ過部6の上面の上方には、ビルジ廃水分配管8がろ布3の幅方向にのびるように配置され、またその下面の下方には、液受け部9が設けられている。各ビルジ廃水分配管8は図3に示すようにろ布ろ過部6のろ布3に向ってビルジ廃水を供給する複数の放出口8aを備えている。
【0020】
上段のろ布ろ過部6におけるビルジ廃水分配管8はバルブ10を介してビルジ廃水調整タンク11に接続され、このビルジ廃水調整タンク11はビルジ廃水供給配管12によりバルブ13及びビルジ廃水汲み上げポンプ14を介してビルジ廃水貯留タンク15に接続されている。なお、16はビルジ廃水調整タンク11からビルジ廃水貯留タンク15への戻し配管である。また、図3に示すように、上段のろ布ろ過部6における液受け部9は中段のろ布ろ過部6におけるビルジ廃水分配管8に接続され、中段のろ布ろ過部6における液受け部9は下段のろ布ろ過部6におけるビルジ廃水分配管8に接続されている。
【0021】
また、本装置のケーシング1の内部の下方部分には、二次処理装置17が配置され、この二次処理装置17は、二対の活性炭吸着筒18、19と、これら二対の活性炭吸着筒18、19に接続された一つの精密ろ過筒20とを備えている。図4に示すように、 各対の活性炭吸着筒18、19の上流の活性炭吸着筒18の下端部は、一次処理装置2の下段のろ布ろ過部6における液受け部9からのビルジ廃水のろ液を受けるろ液調整タンク21にバルブ22、ろ液ポンプ23及びバルブ24を介して接続され、また上流の活性炭吸着筒18の上端部は、その対の下流の活性炭吸着筒19の上端部に接続されている。また、各対の活性炭吸着筒18、19の下流の活性炭吸着筒19の下端部は、図5に示すようにバルブ25を介して精密ろ過筒20の上端部に接続され、精密ろ過筒20の下端部には放流管26が接続されている。
【0022】
各対の活性炭吸着筒18、19のそれぞれには、比重0.3前後であり、塩基置換容量30〜40である廃タイヤ燃焼活性炭27が充填されている。
【0023】
このように構成した図示装置の動作について以下説明する。
船舶から排出されたビルジ廃水は、排出の都度、ビルジ廃水貯留タンク15)に一時貯留され、ここで表層部の大部分の油分は油水分離板(図示していない)等で分離される。ビルジ廃水を処理するに際して、図示装置の電源をONにすると、装置はビルジ廃水の処理を開始する。先ずビルジ汲み上げポンプ14)が作動され、ビルジ廃水貯留タンク15の中間層からビルジ廃水を、ビルジ廃水供給配管12により本装置のビルジ廃水調整タンク11に汲み上げる。こうして汲み上げられたビルジ廃水はバルブ10で液量調整して、上段のろ布ろ過部6におけるビルジ廃水分配管8から、ろ布3に流下させる。ろ布3は、ろ布供給ロール4から順次下段、中段、上段へと毎時1〜2mの緩やかな速度で移動し、ビルジ廃水分配管8から流下するビルジ廃水を通水しながら、廃水中の粘度の高い重油由来の油分をろ布3に付着、ろ過して、最終的にろ布巻取りロール5に巻き取られる。ビルジ廃水は、このようにして重油由来の油分等を、ろ布3において付着、ろ過されながら、上段のろ液受け部9から、中段及び最下段のろ液受け部9を経て、下方のろ液調整タンク21)に流下する。
【0024】
ろ布3で油分等を付着、ろ過され、ろ液調整タンク21)に流入したビルジ廃水は、次に、ろ液ポンプ23により各対の活性炭吸着筒18、19のうちの上流の活性炭吸着筒18に圧送される。活性炭吸着筒18、19には、本発明による廃タイヤ燃焼活性炭が充填されているため、圧送されてきたビルジ廃水は、各対の上流の活性炭吸着筒18では本活性炭と上昇流で接触し、下流の活性炭吸着筒19では下降流で接触して、廃液中に残存しているn−ヘキサン抽出物、COD、SSなどの汚濁物質が吸着、除去される。さらに、各対の下流の活性炭吸着筒19からのビルジ廃水は、バルブ25を介して最終の精密ろ過筒20に供給され、精密ろ過筒20で最終的にろ過されて放流管26から放流される。
【0025】
以下本発明によるビルジ廃水処理の分析結果を市販の活性炭を用いた場合と比較して表1に示す。
【0026】
(表1)
n−ヘキサン抽出物 COD 外 観
サンプルA 1mg/l 未満 2.3mg/l 無色透明
サンプルB 1mg/l 未満 23 mg/l 淡黄色
サンプルC 500,000mg/l 未満 27,000mg/l 重油が浮遊

【0027】
表1において、サンプルAは、各活性炭吸着筒に本発明に従って廃タイヤ燃焼活性炭90gを充填し、ろ過筒にろ過綿を充填してビルジ廃水10リットルを通液して得た処理水であり、サンプルBは、各活性炭吸着筒にヤシガラ活性炭240gを充填し、ろ過筒にろ過綿を充填してビルジ廃水10リットルを通液して得た処理水であり、またサンプルCは、ビルジ廃水である。なお、各活性炭吸着筒に充填する活性炭について、サンプルBではヤシガラ活性炭を240g充填しているが、本発明によるサンプルAでは廃タイヤ燃焼活性炭を90gしか充填していない理由は、廃タイヤ燃焼活性炭の嵩比重が0.33と非常に小さいために、それ以上各活性炭吸着筒に充填できなかったためであり、このことからもサンプルBでヤシガラ活性炭の使用量を廃タイヤ燃焼活性炭の使用量と同じ90gにすれば、処理水の分析値にさらに大きな差が出るもとの推定できる。
【0028】
ところで図示実施形態では、ビルジ廃水の処理に適用した場合について説明してきたが、ビルジ廃水以外の例えば自動車整備工場、給油所、食品工場などの含油廃水処理についても同様に有効である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一実施形態によるビルジ廃水処理装置の構成を示す概略斜視図。
【図2】図1に示す装置の一次処理装置を構成しているろ過部の概略正面図。
【図3】図2の矢印AAに沿ったろ過部の概略断面図。
【図4】図1に示す装置の二次処理装置を構成してい活性炭吸着部の概略平面図。
【図5】図4の矢印BBに沿って見た二次処理装置の概略側面図。
【図6】図1に示す装置の二次処理装置を構成してい活性炭吸着部の部分断面側面図。
【符号の説明】
【0030】
1:ケーシング
2:一次処理装置
3:ろ布
4:ろ布供給ロール
5:ろ布巻取り供給ロール
6:ろ布ろ過部
7:案内ローラ
8:ビルジ廃水分配管
8a:ビルジ廃水分配管8の放出口
9:液受け部
10:バルブ
11:ビルジ廃水調整タンク
12:ビルジ廃水供給配管
13:バルブ
14:ビルジ汲み上げポンプ
15:ビルジ廃水貯留タンク
16:戻し配管
17:二次処理装置
18:活性炭吸着筒
19:活性炭吸着筒
20:精密ろ過筒
21:ろ液調整タンク
22:バルブ
23:ろ液ポンプ
24:バルブ
25:バルブ
26:放流管


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ろ布ろ過部でビルジ廃水中に分散している重油由来の粘性の高い汚濁物質を付着除去し、そして廃タイヤ燃焼活性炭を使用してビルジ廃水中に懸濁しているn−ヘキサン抽出物、COD、SSなどの汚濁物質を吸着除去することから成ることを特徴とするビルジ廃水等の含油廃水処理方法。
【請求項2】
ビルジ廃水中に懸濁しているn−ヘキサン抽出物、COD、SSなどの汚濁物質を吸着除去するのに使用する廃タイヤ燃焼活性炭は、比重が0.3前後であり、塩基置換容量が30〜40であることを特徴とする請求項1に記載のビルジ廃水等の含油廃水処理方法。
【請求項3】
ビルジ廃水中に分散している重油由来の粘性の高い汚濁物質を付着除去工程が、ろ布ろ過部でポリエステル等の繊維から成るろ布を低速で移動させながら、含油廃水をろ過することを特徴とする請求項1に記載のビルジ廃水等の含油廃水処理方法。
【請求項4】
ビルジ廃水中に分散している重油由来の粘性の高い汚濁物質を付着除去する一次処理装置と、
一次処理装置で処理したビルジ廃水中に懸濁しているn−ヘキサン抽出物、COD、SSなどの汚濁物質を吸着除去する廃タイヤ燃焼活性炭を充填した少なくとも一つの吸着筒を備えた二次処理装置と
を有することを特徴とするビルジ廃水等の含油廃水処理装置。
【請求項5】
一次処理装置が、ポリエステル等の繊維で構成したろ布を供給するろ布供給ロールと、ろ布を巻取るろ布巻取りロールと、ろ布供給ロール及びろ布巻取りロールの間に多段に形成され、ビルジ廃水中に分散している重油由来の粘性の高い汚濁物質を付着除去するろ布ろ過部とを備えていることを特徴とする請求項4に記載のビルジ廃水等の含油廃水処理装置。
【請求項6】
多段に形成された各ろ布ろ過部が、その上面の上方に、ろ布の幅方向にのびるビルジ廃水等の含油廃水分配管を備え、またその下面の下方に、液受け部を備えていることを特徴とする請求項5に記載のビルジ廃水等の含油廃水処理装置。
【請求項7】
二次処理装置の各吸着筒に充填された廃タイヤ燃焼活性炭が、比重0.3前後であり、塩基置換容量30〜40であることを特徴とする請求項4に記載のビルジ廃水等の含油廃水処理装置。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2007−125507(P2007−125507A)
【公開日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−320913(P2005−320913)
【出願日】平成17年11月4日(2005.11.4)
【出願人】(505411077)
【出願人】(505349541)
【Fターム(参考)】