説明

ピロロキノリン誘導体及びピペリドキノリン誘導体、それらの製造、それらを含有する組成物及びそれらの使用

一般式(I)
【化1】


(式中、n、R1、R2、R3、R4及びArは、明細書中で定義されたとおりである)の化合物、さらにその塩、鏡像体、及びこれらの化合物を含む医薬組成物が製造される。これらは、治療において、特に疼痛の管理において有用である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な化合物、それらの製造のための方法、それらの使用及び新規な化合物を含む医薬組成物に関する。これらの化合物は、治療において、特に疼痛及び中枢神経系に関連する障害の処置に有用である。
【背景技術】
【0002】
CCK B、BK2、V1a、CB1、CB2、MC3、MC4、MC5、Mtl、GHR−S、H1、5HT2c、5HT6、M4、A2a、BRS−3、FPR1、NK1及びOrl1のような多くのGPCR受容体は、ヒトにおける多くの障害の調節に寄与する因子であることが確認されてきた。例えば、5HT2c(ヒトセロトニンサブタイプ2c)受容体は、不安障害、中枢神経系疾患、及び大うつ病性障害に関連づけられている。CB1及びCB2(ヒトカンナビノイド)受容体は、他のカンナビノイド関連障害の中でも疼痛、緑内障、てんかん、肥満、及び吐き気に関連づけられている。BK2(ヒトブラジキニン)受容体は、炎症、循環器疾患、疼痛、アレルギー、ぜんそく及び膵炎に関連づけられている。
これらのGPCR受容体を調節することにより、1つ又はそれ以上の上記の確認された障害を適切に処置、軽減又は治癒することができることが見いだされた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これらの受容体と相互作用するか、かつ/又はこれらの受容体を調節することができる化合物に対する必要性が存在する。
従って、本発明の特定の実施態様の目的は、1つ又はそれ以上のGPCR受容体を調節する化合物を提供することである。
本発明の特定の実施態様の別の目的は、上記の障害の1つ又はそれ以上を処置する際に有用な化合物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本明細書内で他に指示がなければ、本明細書において使用される命名は、Nomenclature of Organic Chemistry,Sections A,B,C,D,E,F,and H,Pergamon Press,Oxford,1979に述べられる例及び規則に一般的に従い、これは、その例示的な化学構造名及び化学構造の命名に関する規則について参照により本明細書に組み入れられる。場合により、化合物名は、化学命名プログラム:ACD/ChemSketch,Version 5.09/September 2001,Advanced Chemistry Development,Inc.,Toronto,Canadaを使用して作成しても良い。
【0005】
単独又は接頭辞として使用される用語「Cm-n」又は「Cm-n基」とは、m〜n個の炭素原子を有するあらゆる基を指す。
【0006】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「炭化水素」とは、14個までの炭素原子で炭素原子及び水素原子のみを含むあらゆる構造を指す。
【0007】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「炭化水素ラジカル」又は「ヒドロカルビル」とは、炭化水素から1つ又はそれ以上の水素を除いた結果としてのあらゆる構造を指す。
【0008】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「アルキル」とは、1〜約12個の炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖の飽和一価炭化水素ラジカルを指す。アルキルの説明に役立つ例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、2−メチル−1−プロピル、2−メチル−2−プロピル、2−メチル−1−ブチル、3−メチル−1−ブチル、2−メチル−3−ブチル、2,2−ジメチル−1−プロピル、2−メチル−1−ペンチル、3−メチル−1−ペンチル、4−メチル−1−ペンチル、2−メチル−2−ペンチル、3−メチル−2−ペンチル、4−メチル−2−ペンチル、2,2−ジメチル−1−ブチル、3,3−ジメチル−1−ブチル、2−エチル−1−ブチル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、及びヘキシルのようなC1-6アルキル基、並びにヘプチル及びオクチルのようなより長いアルキル基が挙げられるが、これらに限定されない。アルキルは、非置換であるか又は1つ若しくは2つの適切な置換基で置換され得る。
【0009】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「アルキレン」とは、1〜約12個の炭素原子を含む二価の直鎖又は分枝鎖の炭化水素ラジカルを指し、これは2つの構造を一緒に連結するのに役立つ。
【0010】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「アルケニル」とは、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有し、かつ少なくとも2個から約12個までの炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖の一価炭化水素ラジカルを指す。アルケニルの二重結合は、非共役であるか又は別の不飽和基と共役し得る。適切なアルケニル基としては、ビニル、アリル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ブタジエニル、ペンタジエニル、ヘキサジエニル、2−エチルヘキセニル、2−プロピル−2−ブテニル、4−(2−メチル−3−ブテン)−ペンテニルのようなC2-6アルケニル基が挙げられるがこれらに限定されない。アルケニルは、非置換であるか又は1つ若しくは2つの適切な置換基で置換され得る。
【0011】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「アルキニル」とは、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を有し、かつ少なくとも2から約12個までの炭素原子を含む直鎖又は分枝鎖の一価炭化水素ラジカルを指す。アルキニル基の三重結合は、非共役であるか又は別の不飽和基と共役し得る。適切なアルキニル基としては、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、メチルプロピニル、4−メチル−1−ブチニル、4−プロピル−2−ペンチニル、及び4−ブチル−2−ヘキシニルのようなC2-6アルキニル基が挙げられるがこれらに限定されない。アルキニルは、非置換であるか又は1つ又は2つの適切な置換で置換され得る。
【0012】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「シクロアルキル」とは、少なくとも3から約12個までの炭素原子を含む、環を含有する飽和一価炭化水素ラジカルを指す。シクロアルキルの例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、及びシクロヘプチルのようなC3-7シクロアルキル基、並びに飽和環状テルペン及び二環式テルペンが挙げられるがこれらに限定されない。シクロアルキルは、非置換であるか又は1つ若しくは2つの適切な置換基で置換され得る。好ましくは、シクロアルキルは、単環式環又は二環式環である。
【0013】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「シクロアルケニル」とは、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有し、かつ少なくとも3から約12個までの炭素原子を含む、環を含有する一価炭化水素ラジカルを指す。
【0014】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「シクロアルキニル」とは、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を有し、かつ約7から約12個までの炭素原子を含む、環を含有する一価炭化水素ラジカルを指す。
【0015】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「アリール」とは、芳香族の特徴(例えば、4n+2個の非局在化電子)を有し、かつ5から約14個までの炭素原子を含む1つ又はそれ以上の多不飽和炭素環を有する一価炭化水素ラジカルを指す。
【0016】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「アリーレン」とは、芳香族の特徴(例えば、4n+2個の非局在化電子)を有し、かつ5から約14個までの炭素原子を含む1つ又はそれ以上の多不飽和炭素環を有する二価炭化水素ラジカルを指し、これは2つの構造を一緒に連結するのに役立つ。
【0017】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「複素環」とは、環構造の一部としてN、O及びSより独立して選択される1つ又はそれ以上の多価ヘテロ原子を有し、かつ環中に少なくとも3から約20個までの原子を含む、環を含有する構造又は分子を指す。複素環は、飽和でも1つ又はそれ以上の二重結合を含有する不飽和でもよく、そして複素環は1つより多くの環を含有してもよい。複素環が1つより多い環を含有する場合、それらの環は縮合しても縮合していなくてもよい。縮合環とは、一般的にはそれらの間で2つの原子を共有する少なくとも2つの環を指す。複素環は、芳香族の特徴を有していても芳香族の特徴を有していなくても良い。
【0018】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「ヘテロアルキル」とは、アルキルの1個又はそれ以上の炭素原子を、N、O及びSより選択される1個又はそれ以上のヘテロ原子で置き換えた結果として形成されるラジカルを指す。
【0019】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「複素環式芳香族」とは、環構造の一部としてN、O及びSより独立して選択される1つ又はそれ以上の多価ヘテロ原子を有し、かつ少なくとも3から約20個までの原子を環中に含む、環を含有する構造又は分子を指し、ここで環を含有する構造又は分子は、芳香族の特徴(例えば、4n+2個の非局在化電子)を有する。
【0020】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「複素環式基」、「複素環式部分」、「複素環式」又は「ヘテロシクロ」とは、複素環から1個又はそれ以上の水素を除くことにより複素環から誘導されるラジカルを指す。
【0021】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「ヘテロシクリル」とは、複素環から1個の水素を除くことにより誘導される一価のラジカルを指す。
【0022】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「ヘテロシクリレン」とは、複素環から2個の水素を除くことにより複素環から誘導される二価のラジカルを指し、これは2つの構造を一緒に連結するのに役立つ。
【0023】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「ヘテロアリール」とは、芳香族の特徴を有するヘテロシクリルを指す。
【0024】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「ヘテロシクロアルキル」とは、炭素原子及び水素原子、並びに窒素、酸素、及び硫黄より選択される少なくとも1個のヘテロ原子、好ましくは1〜3個のヘテロ原子を含み、かつ不飽和を有さない単環式又は多環式の環を指す。ヘテロシクロアルキル基の例としては、ピロリジニル、ピロリジノ、ピペリジニル、ピペリジノ、ピペラジニル、ピペラジノ、モルホリニル、モルホリノ、チオモルホリニル、チオモルホリノ、及びピラニルが挙げられる。ヘテロシクロアルキル基は、非置換であるか又は1つ若しくは2つの適切な置換基で置換され得る。好ましくは、ヘテロシクロアルキル基は、単環式環又は二環式環であり、より好ましくは、環が3〜6個の炭素原子及び1〜3個のヘテロ原子を含む単環式環(本明細書中でC3-6ヘテロシクロアルキルと呼ぶ)である。
【0025】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「ヘテロアリーレン」とは、芳香族の特徴を有するヘテロシクリレンを指す。
【0026】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「ヘテロシクロアルキレン」とは、芳香族の特徴を有さないヘテロシクリレンを指す。
【0027】
接頭辞として使用される用語「6員」とは、6個の環原子を含む環を有する基を指す。
接頭辞として使用される用語「5員」とは、5個の環原子を含む環を有する基を指す。
【0028】
5員環ヘテロアリールは、5個の環原子を有し、1、2又は3個の環原子がN、O、及びSより独立して選択される環を有するヘテロアリールである。
【0029】
例示的な5員環ヘテロアリールは、チエニル、フリル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、1,2,3−トリアゾリル、テトラゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、及び1,3,4−オキサジアゾリルである。
【0030】
6員環ヘテロアリールは、6個の環原子を有し、1、2又は3個の環原子がN、O及びSより独立して選択される環を有するヘテロアリールである。
【0031】
例示的な6員環ヘテロアリールは、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、トリアジニル及びピリダジニルである。
【0032】
接頭語として使用される用語「置換された」とは、1つ若しくはそれ以上の水素が、1つ若しくはそれ以上のC1-12炭化水素基、又はN、O、S、F、Cl、Br、I、及びPより選択される1つ若しくはそれ以上のヘテロ原子を含有する1つ若しくはそれ以上の化学基で置き換えられた構造、分子または基を指す。1つ又はそれ以上のヘテロ原子を含有する例示的な化学基としては、ヘテロシクリル、−NO2、−OR、−Cl、−Br、−I、−F、−CF3、−C(=O)R、−C(=O)OH、−NH2、−SH、−NHR、−NR2、−SR、−SO3H、−SO2R、−S(=O)R、−CN、−OH、−C(=O)OR、−C(=O)NR2、−NRC(=O)R、オキソ(=O)、イミノ(=NR)、チオ(=S)、及びオキシイミノ(=N−OR)が挙げられ、ここで各「R」はC1-12ヒドロカルビルである。例えば、置換されたフェニルは、ニトロフェニル、ピリジルフェニル、メトキシフェニル、クロロフェニル、アミノフェニルなどを指し得、ここでこのニトロ基、ピリジル基、メトキシ基、クロロ、及びアミノ基は、フェニル環上のいずれかの適切な水素を置き換え得る。
【0033】
1つ又はそれ以上の化学基の名称が後に続く第一の構造、分子又は基の接尾語として使用される用語「置換された」とは、第一の構造、分子又は基の1つ又はそれ以上の水素を名称を付けられた1つ又はそれ以上の化学基で置き換えた結果である第二の構造、分子又は基を指す。例えば、「ニトロで置換されたフェニル」とは、ニトロフェニルを指す。
【0034】
用語「場合により置換された」とは、置換された基、構造又は分子と、置換されていない基、構造又は分子の両方を指す。
【0035】
複素環には、例えば、アジリジン、オキシラン、チイラン、アゼチジン、オキセタン、チエタン、ピロリジン、ピロリン、イミダゾリジン、ピラゾリジン、ピラゾリン、ジオキソラン、スルホラン 2,3−ジヒドロフラン、2,5−ジヒドロフラン、テトラヒドロフラン、チオファン、ピペリジン、1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリン、ピラン、チオピラン、2,3−ジヒドロピラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジヒドロピリジン、1,4−ジオキサン、1,3−ジオキサン、ジオキサン、ホモピペリジン、2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−アゼピン ホモピペラジン、1,3−ジオキセパン、4,7−ジヒドロ−1,3−ジオキセピン、及びヘキサメチレンオキシドのような単環式複素環が含まれる。
【0036】
さらに、複素環には、芳香族複素環、例えば、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、チオフェン、フラン、フラザン、ピロール、イミダゾール、チアゾール、オキサゾール、ピラゾール、イソチアゾール、イソオキサゾール、1,2,3−トリアゾール、テトラゾール、1,2,3−チアジアゾール、1,2,3−オキサジアゾール、1,2,4−トリアゾール、1,2,4−チアジアゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,3,4−トリアゾール、1,3,4−チアジアゾール、及び1,3,4−オキサジアゾールが含まれる。
【0037】
さらに、複素環は、多環式複素環、例えば、インドール、インドリン、イソインドリン、キノリン、テトラヒドロキノリン、イソキノリン、テトラヒドロイソキノリン、1,4−ベンゾジオキサン、クマリン、ジヒドロクマリン、ベンゾフラン、2,3−ジヒドロベンゾフラン、イソベンゾフラン、クロメン、クロマン、イソクロマン、キサンテン、フェノキサチイン、チアントレン、インドリジン、イソインドール、インダゾール、プリン、フタラジン、ナフチリジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、プテリジン、フェナントリジン、ペリミジン、フェナントロリン、フェナジン、フェノチアジン、フェノキサジン、1,2−ベンゾイソオキサゾール、ベンゾチオフェン、ベンゾオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール、ベンゾトリアゾール、チオキサンチン、カルバゾール、カルボリン、アクリジン、ピロリジジン、及びキノリジジンを包含する。
【0038】
上記の多環式複素環に加えて、複素環には、2つ又はそれ以上の環の間の環縮合が、両方の環に共通な1つより多くの結合及び両方の環に共通な2つより多くの原子を含む多環式複素環が含まれる。このような橋かけ複素環の例としては、キヌクリジン、ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン及び7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタンが挙げられる。
【0039】
ヘテロシクリルには、例えば、アジリジニル、オキシラニル、チイラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、ピロリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ジオキソラニル、スルホラニル、2,3−ジヒドロフラニル、2,5−ジヒドロフラニル、テトラヒドロフラニル、チオファニル、ピペリジニル、1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピラニル、チオピラニル、2,3−ジヒドロピラニル、テトラヒドロピラニル、1,4−ジヒドロピリジニル、1,4−ジオキサニル、1,3−ジオキサニル、ジオキサニル、ホモピペリジニル、2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−アゼピニル、ホモピペラジニル、1,3−ジオキセパニル、4,7−ジヒドロ−1,3−ジオキセピニル、及びヘキサメチレンオキシジルのような単環式ヘテロシクリルが含まれる。
【0040】
さらに、ヘテロシクリルには、芳香族ヘテロシクリル又はヘテロアリール、例えば、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、チエニル、フリル、フラザニル、ピロリル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、1,2,3−トリアゾリル、テトラゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、及び1,3,4 オキサジアゾリルが含まれる。
【0041】
さらに、ヘテロシクリルは、多環式テロシクリル(芳香族または非芳香族の両方を含む)、例えば、インドリル、インドリニル、イソインドリニル、キノリニル、テトラヒドロキノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、1,4−ベンゾジオキサニル、クマリニル、ジヒドロクマリニル、ベンゾフラニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、クロメニル、クロマニル、イソクロマニル、キサンテニル、フェノキサチイニル、チアントレニル、インドリジニル、イソインドリル、インダゾリル、プリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニル、プテリジニル、フェナントリジニル、ペリミジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、1,2−ベンゾイソキサゾリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、チオキサンチニル、カルバゾリル、カルボリニル、アクリジニル、ピロリジジニル、及びキノリジジニルを包含する。
【0042】
上記の多環式ヘテロシクリルに加えて、ヘテロシクリルには、2つ又はそれ以上の環の間の環縮合が、両方の環に共通な1つより多くの結合及び両方の環に共通な2つより多くの原子を含む多環式ヘテロシクリルが含まれる。このような橋かけ複素環の例としては、キヌクリジニル、ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプチル;及び7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプチルが挙げられる。
【0043】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「アルコキシ」とは、Rが炭化水素ラジカルより選択される一般式−O−Rのラジカルを指す。例示的なアルコキシとしては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、t−ブトキシ、イソブトキシ、シクロプロピルメトキシ、アリルオキシ、及びプロパルギルオキシが挙げられる。
【0044】
単独又は接尾辞若しくは接頭辞として使用される用語「アミン」又は「アミノ」とは、R及びR’が水素又は炭化水素ラジカルより独立して選択される一般式−NRR’のラジカルを指す。
【0045】
単独、接尾辞又は接頭辞として使用される「アシル」は、Rが場合により置換されたヒドロカルビル、水素、アミノ又はアルコキシである−C(=O)−Rを意味する。アシル基としては、例えば、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル、フェニル アセチル、カルボエトキシ、及びジメチルカルバモイルが挙げられる。
【0046】
ハロゲンには、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素が含まれる。
【0047】
基の接頭辞として使用される「ハロゲン化」は、その基上の1つ又はそれ以上の水素が1つ又はそれ以上のハロゲンで置き換えられることを意味する。
【0048】
「RT」又は「rt」は、室温を意味する。
【0049】
第2の環基と「縮合した」第1の環基は、第1の環と第2の環とが少なくとも2個の原子をそれらの間で共有していることを意味する。
【0050】
「連結する」、「連結される」又は「連結」は、他に指示がなければ、共有結合で連結されるか又は結合されることを意味する。
【0051】
式I:
【化1】

[式中、
nは1又は2であり;
1は、−H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、−CH2−R8、−C(=O)−NH−R7、−C(=S)−NH−R7、−C(=O)−O−R7、−S(=O)2−R6、及び−C(=O)−R5より選択され、ここでR5、R6、R7及びR8は、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルより独立して選択され、ここでR1、R5、R6、R7又はR8の定義において使用される該C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−R、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか、又は−O−CH2−O−で二置換されて縮合環を形成し;
【0052】
2は、−H及びC1-6アルキルより選択され;
3及びR4は、−H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルより独立して選択され、ここで該C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか;又はR3及びR4は、式Iにおいてそれらに結合した窒素と共に、複素環を形成し、ここで該複素環は、ベンジル、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ、及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;
Arは、C6-10アリール及びC3-6ヘテロアリールより選択され、ここで該C6-10アリール及びC3-6ヘテロアリールは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1
-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ、及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;そして
RはC1-6アルキルである]
の化合物、その薬学的に許容しうる塩、そのジアステレオマー、そのエナンチオマー、及びそれらの混合物が本明細書において提供される。
【0053】
一実施態様において、本発明の化合物は、式I
[式中nが1若しくは2であり;
1がC1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、−CH2−R8、−C(=O)−NH−R7、−C(=S)−NH−R7、−S(=O)2−R6、及び−C(=O)−R5より選択され、ここでR5、R6、R7及びR8はC1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-2アルキル、フェニル、フェニル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-2アルキルより独立して選択され、ここでR1、R5、R6、R7若しくはR8の定義において使用される該C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C3-6アルキル、フェニル、フェニル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-2アルキルは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-3アルキル、−C(=O)−R、−C(=O)−OR、SR、−CF3、−CN、メトキシ、エトキシ、フルオロ及びクロロより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか、又は−O−CH2−O−で二置換されて縮合環を形成し;
2が−H、メチル及びエチルより選択され;
3及びR4が、−H、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-2アルキル(alky)、フェニル、フェニル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-2アルキルより独立して選択され、ここで該C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-2アルキル(alky)、フェニル、フェニル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-2アルキルは、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-3アルキル、−C(=O)−OR、−CF3、−CN、メトキシ、エトキシ、フルオロ及びクロロより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか;又はR3及びR4は、式Iにおいてそれらに結合した窒素と共にヘテロシクロアルキル環を形成し、ここで該ヘテロシクロアルキル環は、ベンジル、−CHO、C1-3アルキル、−C(=O)−OR、−CF3、−CN、メトキシ、エトキシ、フルオロ及びクロロより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;
Arは、フェニル及び5員若しくは6員のC3-5ヘテロアリールより選択され、ここで該フェニル及び5員若しくは6員のC3-5ヘテロアリールは、C1-3アルキル、−C(=O)−OR、−CF3、−CN、メトキシ、エトキシ、フルオロ及びクロロより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;そして
RがC1-3アルキルである]
の化合物である。
【0054】
別の実施態様において、本発明の化合物は、式中、nが1若しくは2であり;
1が、−CH2−R8、−C(=O)−NH−R7、−C(=S)−NH−R7、−S(=O)2−R6、及び−C(=O)−R5より選択され、ここでR5、R6、R7及びR8はC1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-2アルキル、フェニル、ベンジル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロアリールより独立して選択され、ここで該C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-2アルキル、フェニル、ベンジル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロアリールは、メチル、エチル、−C(=O)−CH3、−C(=O)−OCH3、−C(=O)−OCH2−CH3、−SCH3、−CN、メトキシ、エトキシ、フルオロ及びクロロより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか、又は該フェニル若しくはベンジルは、−O−CH2−O−で場合により二置換されて縮合環を形成し;
2が−H、メチル及びエチルより選択され;
3及びR4が−H、メチル、エチル、プロペニル、シクロプロピル−メチル、シクロブチル、シクロペンチル、テトラヒドロフリル−メチル、フリル−メチル、ピリジル−メチル、チオモルホリニル−エチル、ピロリジニル−メチル、ピロリジニル−エチル、チエニル−メチルより独立して選択され、ここで該メチル、エチル、プロペニル、シクロプロピル−メチル、シクロブチル、シクロペンチル、テトラヒドロフリル−メチル、フリル−メチル、ピリジル−メチル、チオモルホリニル−エチル、ピロリジニル−メチル、ピロリジニル−エチル、チエニル−メチルは、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジイソプロピルアミノ、メチル、エチル、メトキシより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか、又はR3及びR4は、式Iにおいてそれらに結合した窒素と共に、ピペリジン、アゼチジン、ピペラジン、ピロリジン及びモルホリンより選択されるヘテロシクロアルキル環を形成し、ここで該ピペリジン、アゼチジン、ピペラジン、ピロリジン及びモルホリンは、ベンジル、メチル及び−CHOより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;そして
Arが、フェニル、ピリジル、フリル及びチエニルより選択され、ここで該フェニル、ピリジル、フリル及びチエニルは、1つ若しくはそれ以上のメトキシ若しくはエトキシで場合により置換される、化合物である。
【0055】
さらなる実施態様において、本発明の化合物は、式I[式中、nが1若しくは2であり;
1が、−CH2−R8、−C(=O)−NH−R7、−C(=S)−NH−R7、−S(=O)2−R6、及び−C(=O)−R5より選択され、ここでR5、R6、R7及びR8は、メチル、エチル、イソプロピル、1−プロピル、2−メチル−1−プロピル、3−メチル−1−ブチル、2−エチル−1−ブチル、1−ブチル、1−プロペン−3−イル、4−メチル−2−ペンテン−1−イル、3−メチル−2−ブテン−1−イル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンチル−メチル、フェニル、ベンジル、4−モルホリニル−エチル、テトラヒドロチオピラン−4−イル−エチル、フリル、イソオキサゾリル、ピリジル、チエニル、ピラゾリル、イミダゾリル、及びピロリルより独立して選択され、ここで該メチル、エチル、イソプロピル、1−プロピル、2−メチル−1−プロピル、3−メチル−1−ブチル、2−エチル−1−ブチル、1−ブチル、1−プロペン−3−イル、4−メチル−2−ペンテン−1−イル、3−メチル−2−ブテン−1−イル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンチル−メチル、フェニル、ベンジル、4−モルホリニル−エチル、テトラヒドロチオピラン−4−イル−エチル、フリル、イソオキサゾリル、ピリジル、チエニル、ピラゾリル、イミダゾリル、及びピロリルは、メチル、エチル、−C(=O)−CH3、−C(=O)−OCH3、−C(=O)−OCH2−CH3、−SCH3、−CN、メトキシ、エトキシ、フルオロ及びクロロより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか、又は該フェニル若しくはベンジルは、−O−CH2−O−で場合により二置換されて縮合環を形成し;
2が−H、メチル及びエチルより選択され;
3及びR4は、−H、メチル、エチル、プロペニル、シクロプロピル−メチル、シクロブチル、シクロペンチル、テトラヒドロフリル−メチル、フリル−メチル、ピリジル−メチル、チオモルホリニル−エチル、ピロリジニル−メチル、ピロリジニル−エチル、チエニル−メチルより独立して選択され、ここで該メチル、エチル、プロペニル、シクロプロピル−メチル、シクロブチル、シクロペンチル、テトラヒドロフリル−メチル、フリル−メチル、ピリジル−メチル、チオモルホリニル−エチル、ピロリジニル−メチル、ピロリジニル−エチル、チエニル−メチルは、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジイソプロピルアミノ、メチル、エチル、メトキシより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか、又はR3及びR4は、式Iにおいてそれらに結合した窒素と共に、ピペリジン、アゼチジン、ピペラジン、ピロリジン及びモルホリンより選択されるヘテロシクロアルキル環を形成し、ここで該ピペリジン、アゼチジン、ピペラジン、ピロリジン及びモルホリンは、ベンジル、メチル及び−CHOより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;そして
Arが、フェニル、4−エトキシフェニル、4−メトキシフェニル、ピリジル、フリル及びチエニルより選択される]の化合物である。
【0056】
本発明の化合物が1つ又はそれ以上のキラル中心を含む場合、本発明の化合物は、鏡像体形態若しくはジアステレオマー形態で、又はラセミ混合物として存在し得、そして鏡像体形態若しくはジアステレオマー形態として、又はラセミ混合物として単離され得ることが理解されるであろう。本発明は、式Iの化合物のあらゆる可能な鏡像体、ジアステレオマー、ラセミ体又はそれらの混合物を包含する。本発明の化合物の光学活性形態は、例えば、ラセミ体のキラルクロマトグラフィー分離により、光学活性出発物質からの合成により、又は以後に記載される手順に基づく不斉合成により、製造され得る。
【0057】
本発明の特定の化合物が、幾何異性体、例えばアルケンのE異性体及びZ異性体として存在し得ることもまた理解されるであろう。本発明は、式Iの化合物のあらゆる幾何異性体を包含する。本発明が式Iの化合物の互変異性体を包含することはさらに理解されるであろう。
【0058】
本発明の特定の化合物が溶媒和形態、例えば水和形態、さらに非溶媒和形態で存在し得ることもまた理解されるであろう。本発明が式Iの化合物の全てのこのような溶媒和形態を包含することはさらに理解されるであろう。
【0059】
式Iの化合物の塩もまた本発明の範囲内である。一般的には、本発明の化合物の薬学的に許容しうる塩は、当該分野で周知の標準的な手順を使用して、例えば、十分に塩基性の化合物、例えばアルキルアミンを、適切な酸、例えば、HCl又は酢酸と反応させて、生理学的に許容しうるアニオンを得ることにより、得られ得る。カルボン酸又はフェノールのような適切に酸性のプロトンを有する本発明の化合物を、水性媒体中、1当量のアルカリ金属若しくはアルカリ土類金属の水酸化物若しくは(エトキシド又はメトキシドのような)アルコキシド、又は(コリン又はメグルミンのような)適切に塩基性の有機アミンで処理し、続いて従来の精製技術により、対応する(ナトリウム、カリウム又はリチウムのような)アルカリ金属又は(カルシウムのような)アルカリ土類金属の塩を作成することもまた可能である。
【0060】
一実施態様において、上記の式Iの化合物は、その薬学的に許容しうる塩又は溶媒和物、特に、塩酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩、酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、メタンスルホン酸塩又はp−トルエンスルホン酸塩のような酸付加塩に変換され得る。
【0061】
本発明の新規な化合物は、治療において、特に慢性疼痛、神経因性疼痛、急性疼痛、癌性疼痛、関節リウマチに起因する疼痛、片頭痛、内臓痛などのような種々の疼痛状態の処置のために有用である。しかしながらこのリストは、網羅的と解釈されるべきではない。
【0062】
本発明の化合物は、特に関節炎のような自己免疫疾患のため、皮膚移植、器官移植及び同様の外科的必要性のため、膠原病、種々のアレルギーのための免疫賦活剤として、抗腫瘍剤及び抗ウイルス剤としての使用のために有用である。
【0063】
本発明の化合物は、オピオイド受容体の変性又は機能不全が存在するか又はそのパラダイムに関与する疾患状態において有用である。これは、診断技術および陽電子放出断層撮影(PET)のような画像化適用における本発明の化合物の同位体標識体の使用を含んでもよい。
【0064】
本発明の化合物は、緑内障、てんかん及び吐き気、炎症、循環器疾患、アレルギー、ぜんそくならびに膵炎、下痢、うつ病、心的外傷後ストレス障害、パニック障害、全般性不安障害、対人恐怖、及び強迫性障害のような不安及びストレス関連障害、尿失禁、早漏、種々の精神病、咳、肺水腫、種々の胃腸障害、例えば便秘、過敏性腸症候群及び機能性消化不良のような機能的胃腸管障害、パーキンソン病及び他の運動障害、外傷性脳損傷、発作、心筋梗塞後心保護、脊髄損傷並びにアルコール、ニコチン、オピオイド及びその他の薬物乱用の処置を含む薬物嗜癖、並びに交感神経系の障害、例えば高血圧の処置のために有用である。
【0065】
本発明の化合物は、全身麻酔及び麻酔管理モニタリングの間の使用のための鎮痛薬として有用である。異なる特性を有する薬剤の組合せは、麻酔状態を維持するために必要とされる作用(例えば、記憶喪失、無痛覚、筋肉弛緩及び鎮痛)の均衡を達成するためにしばしば使用される。この組合せには、吸入麻酔薬、睡眠薬、抗不安剤、神経筋遮断薬及びオピオイドが含まれる。
【0066】
上述した状態のいずれかの処置のための医薬の製造のための、式Iの化合物のいずれかの使用もまた、本発明の範囲内である。
【0067】
本発明のさらなる局面は、上述した状態のいずれかに罹患する被験体の処置のための方法であり、これにより上記の有効量の式Iの化合物が、このような処置を必要とする患者に投与される。
【0068】
それ故、本発明は、治療における使用のための、本明細書の前文で規定される、式Iの化合物、又はその薬学的に許容しうる塩若しくは溶媒和物を提供する。
【0069】
さらなる局面において、本発明は、治療における使用のための医薬の製造における、本明細書の前文で規定される、式Iの化合物、又はその薬学的に許容しうる塩若しくは溶媒和物の使用を提供する。
【0070】
本明細書の文脈において、用語「治療」は、別の具体的な指示がなければ、「予防」も含む。用語「治療的」及び「治療的に」は、それに応じて解釈されるべきである。本発明の文脈内での用語「治療」は、急性又は慢性の、既存の疾患状態又は再発性の状態のいずれかを緩和するために、有効量の本発明の化合物を投与することをさらに包含する。この定義はまた、再発性状態の防止のための予防的治療及び慢性障害のための持続的治療を包含する。
【0071】
本発明の化合物は、治療において、特に、急性疼痛、慢性疼痛、神経因性疼痛、背痛、癌性疼痛、及び内臓痛を含むがこれらに限定されない種々の疼痛状態の治療のために有用である。
【0072】
ヒトのような温血動物における治療のための使用において、本発明の化合物は、従来の医薬組成物の形態で、経口、筋肉内、皮下、局所、鼻腔内、腹腔内、胸腔内、静脈内、硬膜外、髄腔内、脳室内を含む任意の経路により、及び関節への注射により投与され得る。
【0073】
本発明の一実施態様において、投与経路は、経口、静脈内、または筋肉内であり得る。
【0074】
特定の患者についての個々のレジメン及び最も適切なレベルの投薬量を決定する場合、投薬量は、投与経路、疾患の重篤度、患者の年齢及び体重、並びに主治医により通常考慮される他の因子に依存する。
【0075】
本発明の化合物から医薬組成物を製造するために、不活性な薬学的に許容しうる担体は、固体及び液体のいずれでもよい。固形製剤としては、散剤、錠剤、分散性顆粒、カプセル剤、カシェ剤、及び坐剤が挙げられる。
【0076】
固形担体は、1つまたはそれ以上の物質であり得、これは、希釈剤、矯味矯臭剤、可溶化剤、滑沢剤、懸濁化剤、結合剤、又は錠剤(table)崩壊剤としても作用し得;これはまた、カプセル化物質であり得る。
【0077】
散剤において、担体は微粉化した固体であり、これは微粉化した本発明の化合物または活性成分との混合物である。錠剤において、活性成分を必要な結合特性を有する担体と適切な比率で混合し、そして所望の形状及び大きさに圧縮する。
【0078】
坐剤組成物を製造するために、脂肪酸グリセリドとカカオ脂の混合物のような低融点ロウを最初に融解させて、そして活性成分を例えば撹拌により、それらの中に分散させる。融解した均一な混合物を、次いで都合の良い大きさの型に注ぎ、そして放冷させて凝固させる。
【0079】
適切な担体は、炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、乳糖、糖質、ペクチン、デキストリン、デンプン、トラガカント、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、低融点ロウ、カカオ脂などである。
【0080】
用語「組成物」は、それにより活性成分と会合した担体によって活性成分(他の担体と共に又は伴わずに)が取り囲まれているカプセルを提供する、活性成分と担体としてのカプセル化材料との製剤を含むことを意図される。同様にカシェ剤も含まれる。
【0081】
錠剤、散剤、カシェ剤、及びカプセル剤は、経口投与に適した固形投薬形態として使用することができる。
【0082】
液体形態組成物は、液剤、懸濁剤、及び乳剤を含む。例えば、活性化合物の滅菌水又は水プロピレングリコール溶液は、非経口投与に適した液体製剤であり得る。液体組成物はまた、水性ポリエチレングリコール溶液中の溶液で製剤化され得る。
【0083】
経口投与用の水溶液は、活性成分を水に溶解し、そして所望の場合、適切な着色剤、矯味矯臭剤、安定剤、および増粘剤を添加することにより製造することができる。経口用途のための水性懸濁液は、微粉化した活性成分を、天然合成ゴム、樹脂、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、及び製剤技術分野で公知の他の懸濁化剤のような粘性物質と共に水中に分散することにより製造することができる。
【0084】
投与の様式に依存して、医薬組成物は、好ましくは0.05%〜99%w(質量パーセント)、より好ましくは0.10〜50%wの本発明の化合物を含む。全ての質量パーセントは組成物全体に基づく。
【0085】
本発明の実施のための治療的に有効な量は、当業者により、個々の患者の年齢、体重及び応答性を含む公知の基準の使用により決定され、そして処置されているか又は予防されている疾患の状況内で解釈される。
【0086】
医薬の製造のための、上で定義される式Iのいずれの化合物の使用も、本発明の範囲内である。
【0087】
疼痛の治療のための医薬の製造のための、式Iのいずれの化合物の使用もまた、本発明の範囲内である。
【0088】
急性疼痛、慢性疼痛、神経因性疼痛、背痛、癌性疼痛、及び内臓痛を含むがこれらに限定されない種々の疼痛状態の治療のための医薬の製造のための、式Iのいずれかの化合物の使用がさらに提供される。
【0089】
本発明のさらなる局面は、上述した状態のいずれかに罹患した被験体の治療のための方法であり、これにより、上記の有効量の式Iの化合物が、このような治療を必要とする患者に投与される。
【0090】
さらに、式Iの化合物、又はその薬学的に許容しうる塩を、薬学的に許容しうる担体と共に含む医薬組成物が提供される。
【0091】
特に、治療、より詳細には疼痛の治療のための、式Iの化合物、又はその薬学的に許容しうる塩を、薬学的に許容しうる担体と共に含む医薬組成物が提供される。
【0092】
さらに、上で考察される状態のいずれかにおける使用のための、式Iの化合物、又はその薬学的に許容しうる塩を、薬学的に許容しうる担体と共に含む医薬組成物が提供される。
【0093】
式Iの化合物を製造する方法もまた本明細書中に提供される。
【0094】
一実施態様において、本発明は、式I
【化2】

の化合物を製造する方法を提供し、この方法は、
式II
【化3】

の化合物を、R5−C(=O)−Cl、R6−S(=O)2−Cl、R7−NCO、R7−NCS及びR8CHOより選択される化合物と反応させることからなり、
【0095】
式中、
nは1若しくは2であり;
1は、−CH2−R8、−C(=O)−NH−R7、−C(=S)−NH−R7、−S(=O)2−R6、及び−C(=O)−R5より選択され、ここでR5、R6、R7及びR8は、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルより独立して選択され、ここで該C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−R、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか、又は−O−CH2−O−で二置換されて縮合環を形成し;
2は−H及びC1-6アルキルより選択され;
【0096】
3及びR4は、−H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルより独立して選択され、ここで該C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか;又はR3及びR4は、式Iにおいてそれらに結合した窒素と共に複素環を形成し、ここで該複素環は、ベンジル、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ、及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;
ArはC6-10アリール及びC3-6ヘテロアリールより選択され、ここで該C6-10アリール及びC3-6ヘテロアリールは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ、及びハロゲンより選択される1つ若
しくはそれ以上の基で場合により置換され;そして
RはC1-6アルキルである。
【0097】
別の実施態様において、本発明は、式I:
【化4】

の化合物を製造するための方法を提供し、この方法は、
式III:
【化5】

の化合物をR34NHと反応させることからなり
【0098】
式中、
nは1若しくは2であり;
1は、−C(=O)−O−C1-6アルキル及び−C(=O)−O−C2-6アルケニルより選択され;
2は、−H及びC1-6アルキルより選択され;
3及びR4は、−H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルより独立して選択され、ここで該C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか;又はR3及びR4は、式Iにおいてそれらに結合した窒素と共に複素環を形成し、ここで該複素環は、ベンジル、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ、及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;
Arは、C6-10アリール及びC3-6ヘテロアリールより選択され、ここで該C6-10アリ
ール及びC3-6ヘテロアリールは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ、及びハロゲンより選択される1つ
若しくはそれ以上の基で場合により置換され;そして
RはC1-6アルキルである。
【0099】
さらなる実施態様において、本発明は、式IV:
【化6】

の化合物を製造するための方法を提供し、この方法は、
式Vの化合物を式VIの化合物と反応させることからなり、
【化7】

【0100】
式中、
nは1若しくは2であり;
1は、−C(=O)−O−C1-6アルキル及び−C(=O)−O−C2-6アルケニルより選択され;
9はC1-6アルキルであり;
Arは、C6-10アリール及びC3-6ヘテロアリールより選択され、ここで該C6-10アリール及びC3-6ヘテロアリールは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ、及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;そして
RはC1-6アルキルである。
【0101】
詳細には、本発明の化合物及びその製造に使用される中間体を、スキーム1〜3及び一般手順1〜11[ここで他に定義されていなければ、Ar、R2-8及びnは上で定義されたとおりである]において例示される合成経路に従って製造することができる。
【0102】
【化8】

【0103】
【化9】

ここでR2=メチル又はエチルである。
R’=H又はメチルである。
【0104】
【化10】

【0105】
【化11】

【0106】
一般手順1
【化12】

乾燥トルエン中の4−アミノ安息香酸エチル(1当量)、アルデヒド(1.1当量)に、1滴のTFAを加えた。Dean Starkトラップにより水を除去しながら、この溶液を終夜還流した。溶媒を除去した後、得られたSchiff塩基を次の工程に直接使用した。残留物に、アセトニトリル中、2,3−ジヒドロ−1H−ピロール−1−カルボン酸アリル又は上のスキームに示されるようなその他の反応物(1.1当量)を加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌した。溶媒を除去して残留物を得、これをシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して所望の化合物を約1:1の比で得た。
【0107】
一般手順2(エチルエステルの鹸化)
【化13】

メタノール中の出発物質、酢酸エチル(1当量)に、0.5Nの水性NaOH(H2O/MeOH:1:2)を加えた。この溶液を窒素雰囲気中で終夜還流した。反応溶液を10% HClで中和した。次いで、溶媒を除去した。スラリーを酢酸エチルで抽出し、そして水及びブラインで洗浄した。乾燥した有機相を濃縮して残留物を得、これをフラッシュクロマトグラフィーで精製した。生成物は約1:1の比で2つのジアステレオマーを含む。
【0108】
一般手順3(エチルエステルの鹸化)
【化14】

Schiff塩基形成及び環化工程は、一般手順1に記載されるものと同じであった。溶媒を除去し、そして残留物を直接次の工程で使用した。残留物をメタノール及び0.5N 水性NaOH(H2O/MeOH:1:2)で終夜還流して処理した。反応混合物を10% HClで中和し、次いで真空濃縮した。得られたスラリーを酢酸エチルで抽出し、そして水及びブラインで洗浄した。有機相を乾燥し、そして真空濃縮した。生成物混合物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して約1:1の比のジアステレオマーの混合物を得た。
【0109】
一般手順4(アニリンのアルキル化)
【化15】

出発物質アニリン(1当量)、アルデヒド(100当量)、HOAc(100当量)、TFA(10当量)のCH2Cl2溶液に、NaBH(OAc)3(10当量)を少しずつ
45分かけて加えた。次いで溶媒を除去して残留物を得、これをフラッシュクロマトグラフィーで精製した。
【0110】
一般手順5
【化16】

カルボン酸(1当量)、HATU(1.1当量)、DIPEA(1.1当量)のDMF中混合物を5分間撹拌した。次いで、第1級アミン又は第2級アミンをこの溶液に加えた。反応混合物を室温で4時間撹拌した。溶媒を真空で除去した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製した。
【0111】
一般手順6
【化17】

水及びアセトニトリル(1:10)中のアロックカルバメート(alloccarbomate)(約1当量)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.025当量)にジエチルアミン(20当量)を加えた。反応系を4時間室温で撹拌した。その後、別の分のパラジウム触媒(4.34mg、0.025当量)を反応溶液に加えた。溶媒を除去した後、残留物をCH2Cl2に溶解し、そしてその溶液をp−TsOH樹脂(5当量)で処理した。混合物を2時間撹拌した後、樹脂を濾過し、そしてCH2Cl2(3回)そしてメタノール(3回)で洗浄した。次いでメタノール中1Nアンモニアで2回処理することにより樹脂から生成物を除いた。集めた濾液を真空乾燥して約1:1の比の2つのジアステレオマーの混合物として生成物を得た。
【0112】
一般手順7(Boc脱保護)
【化18】

基質(1当量)をジクロロメタンに溶解し、これにTFA/H2O(1:1、CH2Cl2中10%)を加えた。この溶液を40℃で30分間撹拌した。次いで溶媒を真空で除去した。残留物をTFA/H2O(1:1、CH2Cl2中10%)で処理し、溶媒を真空で除去し、そして再度TFA/H2O(1:1、CH2Cl2中10%)で処理し、そして真空濃縮した。残留物を真空ポンプで乾燥して生成物を約1:1の比の2つのジアステレオマーの混合物のTFA塩として得た。
【0113】
一般手順8(還元的アミノ化)
【化19】

酢酸(5当量)及びCH2Cl2中のアミン(1当量)、アルデヒド(2当量)、及びNaBH(OAc)3(2当量)を室温で終夜撹拌した。溶媒を除去した後、残留物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して約1:1の比の2つのジアステレオマーの混合物を得た。
【0114】
一般手順9(アミド形成)
【化20】

アミン(1当量)のジクロロメタン溶液に、CH2Cl2中の塩化アシル(1.2当量)及びDIPEA(2当量)を加えた。反応系を室温で2時間撹拌した。次いで水でクエンチした後、反応溶液をCH2Cl2で抽出した。有機相を水、5%NaOH、そしてブラインで洗浄した。乾燥した有機相を濃縮して残留物を得、これをフラッシュクロマトグラフィーで精製した。約1:1の比の2つのジアステレオマーの混合物を得た。
【0115】
一般手順10(スルホニルアミド形成)
【化21】

DIPEA(2当量)及びCH2Cl2中のアミン(1当量)に、CH2Cl2中の塩化スルホニル(1.2当量)を加えた。この溶液を室温で4時間撹拌した。次いで水でクエンチした後、反応溶液をCH2Cl2で抽出した。有機相を水、5%NaOH、そしてブラインで洗浄した。乾燥した有機相を濃縮して白色固体を得、これをフラッシュクロマトグラフィーで精製した。生成物は約1:1の比の2つのジアステレオマーの混合物であった。
【0116】
一般手順11
【化22】

(CH2Cl)2中のアミン(1当量)及びDIPEA(3当量)にイソシアネート又はチオイソシアネート(3当量)を加えた。反応溶液を40℃で8時間撹拌した。次いでその反応溶液をCH2Cl2で抽出した。有機相を水、5%NaOH、そしてブラインで洗浄した。乾燥した有機相を濃縮して残留物を得、これをフラッシュクロマトグラフィーで精製した。生成物は約1:1の比の2つのジアステレオマーの混合物であった。
【0117】
従って、別の局面において、本発明は、式II:
【化23】

[式中、
nは1若しくは2であり;
2は−H及びC1-6アルキルより選択され;
3及びR4は、−H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルより独立して選択され、ここで該C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか;又はR3及びR4は、式Iにおいてそれらに結合した窒素と共に複素環を形成し、ここで該複素環は、ベンジル、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ、及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;
Arは、C6-10アリール及びC3-6ヘテロアリールより選択され、ここで該C6-10アリール及びC3-6ヘテロアリールは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ、及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;そして
RはC1-6アルキルである]の化合物を提供する。
【0118】
生物学的評価
B2ブラジキニン
A.hB2受容体発現及び膜調製
pCINベクター中のクローン化ヒトブラジキニンB2(hB2)受容体を、Receptor Biologyから購入した。hB2受容体をHEK 293 S細胞に安定にトランスフェクトし、そしてクローン細胞株を生成した。細胞を、10%FBS、2mMグルタミン、600μg/ml ネオマイシン及び抗生物質カクテル(100IU ペニシリン、100μg/ml ストレプトマイシン、0.25μg/ml アンホテリシンB)を含有するDMEM培地を用いてT−フラスコ中で培養した。hB2受容体を発現する膜を、このプロトコルに従ってこの細胞株から調製した:細胞を100万〜120万の細胞/mlで回収し、ペレット化し、そして氷冷溶解緩衝液(50mM Tris、pH7.0、2.5mM EDTA、0.5MのDMSO中ストックから0.5mMにして使用直前にPMSFを添加)に再懸濁した。氷上で15分間溶解した後、細胞をポリトロンで10秒間均質化した。懸濁液を1000gで10分間4℃にて回転させた。上清を氷上に保ち、ペレットを再懸濁して前のように回転させた。両方の回転からの上清を合わせ、そして46,000gで10〜30分間回転させた。ペレットを冷Tris緩衝液(50mM Tris/Cl、pH 7.0)に4千万の細胞あたり0.2〜1mlの希釈で再懸濁し、そして再度回転させた。最終のペレットを膜緩衝液(50mM Tris、0.32M ショ糖、pH7.0)に再懸濁した。アリコートをドライアイス/エタノール中で凍結させ、そして使用まで−70℃で保存した。タンパク質濃度をSDSを用いた改良Lowry法により決定した。
【0119】
B.hB2受容体結合
hB2受容体を発現する膜を37℃で解凍し、25ゲージの鈍端(blunt−end)針に3回通し、ブラジキニン結合緩衝液(50mM Tris、3mM MgCl2、及び1mg/ml BSA、pH7.4、0.02mg/ml フェナントロリン、0.25mg/ml Pefabloc)中で希釈し、そして適切な量のタンパク質(0.25μg/mlの最終濃度)を含有する80μLのアリコートを96ウェルポリスチレンプレート(Treff Lab)に分配した。化合物のIC50を、連続希釈を最終容量150μLで行い、最終容量300μl中1ウェルあたり50,000〜60,000dpm(0.03〜0.04nM)で70μLの125I−Desamino−TyrHOE140(Kd=0.05)を用いて10点用量応答曲線から評価した。全結合及び非特異的結合を、それぞれ0.1μM(150μL)のブラジキニンの不在及び存在下で決定した。プレートを渦混合し、そして60分間室温でインキュベートし、3mlの洗浄緩衝液(50mM Tris、pH7.0、3mM MgCl2)を使用して、ハーベスタを備えた0.1% ポリエチレンイミンに予め浸したUnifilters−96 GF/B(Canberra Packard)を通して濾過した。フィルターを1時間55℃で乾燥させた。65μl/ウェルのMS−20シンチレーション液(Canberra Packard)を添加した後、放射能(cpm)をTopCount(Canberra Packard)で計数した。本発明の化合物は、10μM未満の濃度でhB2受容体結合を実証した。
【0120】
hCB1及びhCB2受容体結合
ヒトCB1膜(Receptor Biologyから)又はCB2膜(BioSignalから)を37℃で解凍し、25ゲージの鈍端(blunt−end)針に3回通し、カンナビノイド結合緩衝液(50mM Tris、2.5mM EDTA、5mM MgCl2、及び0.5mg/mL BSA 無脂肪酸、pH 7.4)で希釈し、そして適切な量のタンパク質を含有するアリコートを96ウェルプレートに分配した。hCB1及びhCB2における化合物のIC50を、最終容量300μl中1ウェルあたり20000〜25000dpm(0.17〜0.21nM)で3H−CP55,940を用いて行う10点用量応答曲線から評価した。全結合及び非特異的結合をそれぞれ0.2μMのHU210の不存在下及び存在下で決定した。プレートをボルテックスし、そして60分間室温でインキュベートし、Tomtec又はPackardハーベスタを備えたUnifilters GF/B(0.1% ポリエチレンイミンに予め浸した)を通して3mLの洗浄緩衝液(50mM Tris、5mM MgCl2、0.5mg BSA pH7.0)を使用して濾過した。フィルターを1時間55℃で乾燥させた。放射能(cpm)を、65μl/ウェルのMS−20シンチレーション液を添加した後TopCount(Packard)で計数した。
【0121】
本発明において記載される多くの化合物は、1000nM未満の、B2受容体に対するIC50(解離定数)を有することが見いだされた。
【0122】
〔実施例〕
本発明はさらに、それにより本発明の化合物が製造され、精製され、分析されそして生物学的試験をされ得る方法を記載し、かつ本発明を限定するとは解釈されるべきではない。
以下の実施例により、より詳細に記載されるであろう。
【0123】
2,3−ジヒドロ−1H−ピロール−1−カルボン酸アリル
【化24】

【0124】
上記の化合物を、以下の方法により製造した。
【化25】

過硫酸ナトリウムの25%水溶液(150mmol)を、ピロリジン(150mmol)、水酸化ナトリウム(12.0g、300mmol)及び硝酸銀(0.75mmol)の水(150mL)中の撹拌溶液に0℃で1時間かけて滴下した。添加が完了した後、反応混合物を4〜10℃で2.5時間撹拌した。ブラインを加え、反応混合物をCH2Cl2(4×100mL)で抽出した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして溶媒を真空下除去した。残留物を、20グラムの4Åモレキュラーシーブを用いて乾燥したTHF(500mL)に溶解した。次いでこの溶液を、油浴(110℃)で短い経路の蒸留装置を通して−78℃に冷却したフラスコに蒸留した。次いでジイソプロパニルエチル(diisoporpanylethyl)アミン(150mmol)をクロロギ酸アリル(100mmol)に滴下した。懸濁液を一晩かけて室温まで昇温させた。反応溶液を水そしてブラインで洗浄した。乾燥した溶液を濃縮して残留物を得、これをさらにフラッシュクロマトグラフィーで精製した。生成物:7.5g、収率:33%。
1H NMR(400MHz、CDCl3):6.53(1H、m)、5.92(1H、m)、5.230(1H、dd、J=17.4、1.5Hz)、5.18(1H、dd、J=10.5、1.5Hz)、5.90(1H,m)、5.03(1H、m)、4.58(2H、m)、3.73(2H、m)、2.63(2H、m)。MS(ESI)(M+H)+=153.18。
【0125】
3,4−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸アリル
【化26】

上の化合物を文献の方法に従って製造した。(Osamu Okitsu、Ritsu Suzuki、and Shuj Kobayashi、J.Org.Chem.2001、66、809−823を参照のこと) MS(ESI)(M+H)+=168.2。
【0126】
実施例1
アリル−9−[(ジエチルアミノ)カルボニル]−5−(4−エトキシフェニル)−3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロベンゾ[h]−1,6−ナフチリジン−1(2H)−カルボキシレート
【化27】

表題化合物を、一般手順1に従って得た(7.0g、収率:81%)。MS(ESI)(M+H)+=465.563。
【0127】
1−[(アリルオキシ)カルボニル]−5−(4−エトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロベンゾ[h]−1,6−ナフチリジン−9−カルボン酸
【化28】

表題生成物(6.5g;99%収率)を、一般手順2に従って得た。1H NMR(400MHz、CDCl3):8.28(0.45H、d、J=1.4Hz)、8.23(0.55H、d、J=1.4Hz)、7.82(0.55H、dd、J=8.6、1.4Hz)、7.79(0.45H、d、J=8.6Hz)、7.32(1H、d、J=8.6Hz)、7.12(1H,d、J=8.6Hz)、6.83(1H,d、J=8.6Hz)、6.57(1H,d、J=8.6Hz)、6.01(1H、m)、5.35(1H,m)、5.23(0.55H、m)、4.89(1H、m)、4.76(1H、m)、4.65(1H、m)、4.42(1H,d、J=2.38Hz)、4.05(0.9H、q、J=−7.0Hz、3.99(1.1H、q、J=7.0Hz)、3.55(0.45H、m)、3.40(1.55H、m)、2.55(1H、m)、2.13(0.55H、m)、2.01(1.0H、m)、1.62(0.45H、m)、1.43(1.25H、t、J=7.0Hz)、1.39(1.65H、t、J=7.0Hz).13C(133MHz、CDCl3):199.87、171.77、158.33、147.05、135.86、133.01、127.58、126.72、114.77、114.60、66.36、63.49、55.48、54.90、44.57、23.07、14.77。MS(ESI)(M+H)+=437.500
【0128】
1−[(アリルオキシ)カルボニル]−5−(4−メトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロベンゾ[h]−1,6−ナフチリジン−9−カルボン酸
【化29】

表題化合物(3.15g;収率:95.0%)を、一般手順3に従って得た。
1H NMR(400MHz、CDCl3):8.28(0.4H、m)、8.18(m、0.6H)、7.77(0.4H、dd、J=8.2、0.4Hz)、7.74(0.6H、dd、J=8.2、0.6Hz)、7.35(1H、d、J=8.2Hz)、7.14(1H,d、J=8.5Hz)、6.83(1H、d、J=8.6Hz)、6.57(1H、dd、J=8.6、2.3Hz)、6.00(1H,m)、5.37(1H,m)、5.27(0.4H、m)、5.23(0.6H、d、J=10.5Hz)、4.87(1H、m)、4.68(1H,d、J=4.5Hz)、4.59(0.4H、dd、J=12.1、4.3Hz)、4.44(.4、d、J=1.9Hz)、3.83(1.8H、s)、3.77(1.2H、s)、2.51(1H、m)、2.08(1.4H、m)、1.62(0.6H、m)。MS(ESI)(M+H)+=423.5。
【0129】
1−[(アリルオキシ)カルボニル]−5−フェニル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロベンゾ[h]−1,6−ナフチリジン−9−カルボン酸
【化30】

表題化合物(1.46g;収率75%)を、一般手順3に従って得た。
1H NMR(400MHz、CDCl3、ppm):8.23(0.5H、m)、8.15(0.5H、m)、7.78(0.50H、dd、J=8.2、1.6Hz)、7.76(0.50H、dd、J=8.2、1.6Hz)、7.43(m、2H)、7.28(4H、m)、6.60(1H、d、J=8.6Hz)、5.95(1H、m)、 5.40(1H,m)、5.33(1.5H、m)、5.22(0.5H、dd、J=10.3、1.2Hz)、4.85(0.5H、m)、4.81(1H,m)、4.66(1H,m)、4.57(1H、m)、4.49(0.5H、d、J=2.0Hz)、2.58(1H,m)、2.17(0.5H、m)、2.06(1H、m)、1.56(0.5H、m)。
13C NMR(133 MHz、CDCl3、ppm):199.55、155.50、144.08、132.63、321.44、130.57、130.14、128.64、128.55、127.26、126.28、125.38、117.12、113.97、112.69、66.26、65.92、56.36、55.64、54.90、52.49、49.14、48.94、48.72、44.87、44.71、44.60、43.66、22.89
。MS(ESI)(M+H)+=393.4。
【0130】
1−[(アリルオキシ)カルボニル]−5−エチル−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボン酸
【化31】

表題化合物(9.0g;収率84%)を、一般手順4に従って得た。MS(ESI)(M+H)+=407.474。
【0131】
実施例2
実施例2の表題化合物を、出発物質として実施例1で作製された表題化合物を使用して作製した。
8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸tert−ブチル
【化32】

表題化合物(235.1mg、収率97%)を、一般手順5に従って得た。(ESI)(M+H)+=477.6。
【0132】
8−(モルホリン−4−イルカルボニル)−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸tert−ブチル
【化33】

表題化合物(235.1mg、収率97%)を、一般手順5に従って得た。(ESI)(M+H)+=464.6。
【0133】
4−フェニル−8−(ピロリジン−1−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸tert−ブチル
【化34】

表題化合物(225.6mg、収率99%)を、一般手順5に従って得た。(ESI)(M+H)+=448.6。
【0134】
8−{[(シクロプロピルメチル)アミノ]カルボニル}−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸tert−ブチル
【化35】

表題化合物(232.1mg、収率100%)を、一般手順5に従って得た。(ESI)(M+H)+=448.6。
【0135】
4−フェニル−8−{[(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)アミノ]カルボニル}−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸tert−ブチル
【化36】

表題化合物(222.2mg、収率91.5%)を、一般手順5に従って得た。(ESI)(M+H)+=478.6。
【0136】
8−{[(2−メトキシエチル)アミノ]カルボニル}−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸tert−ブチル
【化37】

表題化合物(238.1mg、収率100%)を、一般手順5に従って得た。(ESI)(M+H)+=452.5。
【0137】
8−({[2−(ジエチルアミノ)エチル]アミノ}カルボニル)−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸tert−ブチル
【化38】

表題化合物(250.1mg、収率100%)を、一般手順5に従って得た。(ESI)(M+H)+=493.6。
【0138】
8−[(ジエチルアミノ)カルボニル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸tert−ブチル
【化39】

表題化合物(181.6mg、収率80%)を、一般手順5に従って得た。(ESI)(M+H)+=450.6。
【0139】
4−(4−エトキシフェニル)−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸tert−ブチル
【化40】

表題化合物(320mg、収率100%)を、一般手順5に従って得た。(ESI)(M+H)+=521.7。
【0140】
4−(4−エトキシフェニル)−8−(モルホリン−4−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸tert−ブチル
【化41】

表題化合物(308mg、収率100%)を、一般手順5に従って得た。(ESI)(M+H)+=508.6。
【0141】
4−(4−エトキシフェニル)−8−(ピロリジン−1−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸tert−ブチル
【化42】

表題化合物(225.6mg、収率99%)を、一般手順5に従って得た。(ESI)(M+H)+=492.6。
【0142】
8−{[(シクロプロピルメチル)アミノ]カルボニル}−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸tert−ブチル
【化43】

表題化合物(302.1mg、収率100%)を、一般手順5に従って得た。(ESI)(M+H)+=492.6。
【0143】
4−(4−エトキシフェニル)−8−{[(2−フリルメチル)(メチル)アミノ]カルボニル}−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸tert−ブチル
【化44】

表題化合物(325mg、収率100%)を、一般手順5に従って得た。(ESI)(M+H)+=532.6。
【0144】
4−(4−エトキシフェニル)−8−{[(2−メトキシエチル)アミノ]カルボニル}−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸tert−ブチル
【化45】

表題化合物(253.7mg、84%収率)を、一般手順5に従って得た。(ESI)(M+H)+=496.6。
【0145】
8−({[2−(ジエチルアミノ)エチル]アミノ}カルボニル)−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸tert−ブチル
【化46】

表題化合物(330mg、収率100%)を、一般手順5に従って得た。(ESI)(M+H)+=537.7。
【0146】
8−[(ジエチルアミノ)カルボニル]−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸tert−ブチル
【化47】

表題化合物(300mg、収率100%)を、一般手順5に従って得た。(ESI)(M+H)+=494.6。
【0147】
実施例3
実施例3の表題化合物を、実施例2で作製された表題化合物を出発物質として使用して以下に記載される手順の1つ又はそれ以上を使用して作製した。
【0148】
8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン
【化48】

表題化合物(344.9mg、収率81%)を、一般手順7に従って得た。(ESI)
(M+H)+=377.5。
【0149】
8−(モルホリン−4−イルカルボニル)−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン
【化49】

表題化合物(287.7mg、収率90%)を、一般手順7に従って得た。(ESI)(M+H)+=364.4。
【0150】
4−フェニル−8−(ピロリジン−1−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン
【化50】

表題化合物(312mg、収率100%)を、一般手順7に従って得た。
(ESI)(M+H)+=348.4。
【0151】
N−(シクロプロピルメチル)−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化51】

表題化合物(319.3mg、88%収率)を、一般手順7に従って得た。
(ESI)(M+H)+=348.4。
【0152】
4−フェニル−N−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化52】

表題化合物(320mg、収率100%)を、一般手順7に従って得た。
(ESI)(M+H)+=378.5。
【0153】
N−(2−メトキシエチル)−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化53】

表題化合物(359.3mg、収率100%)を、一般手順7に従って得た。
(ESI)(M+H)+=352.4。
【0154】
N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化54】

表題化合物(420.7mg、収率100%)を、一般手順7に従って得た。
(ESI)(M+H)+=393.5。
【0155】
N,N−ジエチル−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化55】

表題化合物(295.1mg、収率100%)を、一般手順7に従って得た。
(ESI)(M+H)+=350.5。
【0156】
4−(4−エトキシフェニル)−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン
【化56】

表題化合物(420.9mg、収率100%)を、一般手順7に従って得た。
(ESI)(M+H)+=421.5。
【0157】
4−(4−エトキシフェニル)−8−(モルホリン−4−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン
【化57】

表題化合物(290.6mg、90%収率)を、一般手順7に従って得た。
(ESI)(M+H)+=408.5。
【0158】
4−(4−エトキシフェニル)−8−(ピロリジン−1−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン
【化58】

表題化合物(394.3mg、収率100%)を、一般手順7に従って得た。
(ESI)(M+H)+=392.5。
【0159】
N−(シクロプロピルメチル)−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化59】

表題化合物(325.3mg、収率88%)を、一般手順7に従って得た。
(ESI)(M+H)+=392.5。
【0160】
4−(4−エトキシフェニル)−N−(2−フリルメチル)−N−メチル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化60】

表題化合物(325mg、収率100%)を、一般手順7に従って得た。
(ESI)(M+H)+=432.5。
【0161】
N−(2−メトキシエチル)−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化61】

表題化合物(330.3mg、収率90%)を、一般手順7に従って得た。
(ESI)(M+H)+=352.4。
【0162】
N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化62】

表題化合物(340.6mg、収率80%)を、一般手順7に従って得た。
(ESI)(M+H)+=437.6。
【0163】
(4−(4−エトキシフェニル)−N,N−ジエチル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化63】

表題化合物(155.7mg、収率60%)を、一般手順7に従って得た。
(ESI)(M+H)+=394.5。
【0164】
実施例4
実施例3の表題化合物を、2mLの深型96ウェルマイクロタイタープレートにおいてパラレル方式で以下に列挙されるR5COClと反応させて、以下の一般手順12を使用して本発明の化合物を形成した。
【0165】
一般手順12(アミド形成)
【化64】

(CH2Cl)2(300μl/ウェル)中のアミン(約20μmol/ウェル、1当量)及びDIPEA(5当量)に、塩化アシル(2当量)を加えた。次いで96ウェルマイクロタイタープレートを20時間40℃にて振盪した。次いで、反応溶液をCH2Cl2(1mL)で希釈した。過剰量の試薬を、5%NaOH水溶液(400μl/ウェル)でクエンチした。プレートをさらに30分間振盪した。その後、溶液をhydromatrix(2mL/ウェル)に通し、そして集めた濾液を真空でエバポレートして生成物を得た。
【0166】
実施例5
実施例3の表題化合物を、96ウェルプレート方式で以下に列挙されるR6SO2Clと反応させて、以下の一般手順13を使用して本発明の化合物を形成した。
【0167】
一般手順13(スルホニルアミド形成)
【化65】

(CH2Cl)2(300μl/ウェル)中のアミン(約20μmol/ウェル、1当量)及びDIPEA(5当量)に、塩化スルホニル(3当量)を加えた。96ウェルプレートを20時間40℃で振盪した。次いで、反応溶液をCH2Cl2(1mL)で希釈した。過剰量の試薬を5%NaOH水溶液(500μl/ウェル)でクエンチした。プレートをさらに30分間浸透した。その後、溶液をhydromatrix(2mL/ウェル)に通し、そして濾液を真空でエバポレートして生成物を得た。
【0168】
実施例6
実施例3の表題化合物を、プレート方式で以下に列挙されるR7NCXと反応させて、以下の一般手順14を使用して本発明の化合物を形成した。
【0169】
一般手順14(ウレア又はチオウレアの形成):
【化66】

(CH2Cl)2中のアミン(1当量)及びDIPEA(3当量)に、イソシアネート又はチオイソシアネート(3当量)を加えた。プレートを8時間40℃にて振盪した。スカベンジャー樹脂(5当量)、アミノメチルポリスチレン樹脂を各ウェルに加えた。プレートをさらに30分間振盪した。次いで、溶液を濾過し、そして樹脂をDCMで洗浄した。プレート中の合わせた溶媒を真空でエバポレートして生成物を得た。
【0170】
実施例7
実施例3の表題化合物を、プレート方式で以下に列挙されるR8CHOと反応させて以下の一般式15を使用して本発明の化合物を形成した。
【0171】
一般手順15(還元的アミノ化)
【化67】

(CH2Cl)2(300μl/ウェル)中のアミン(約20μmol/ウェル、1当量)、NaBH(OAc)3(1.5当量)及びHOAc(5当量)に、アルデヒド(1.5当量)を加えた。プレートを次いで5時間40℃にて振盪した。次いで、反応溶液をCH2Cl2(1mL)で希釈した。溶液を5%NaOH水溶液(500μl/ウェル)クエンチした。プレートをさらに30分間振盪した。その後、溶液をhydromatrix(2mL/ウェル)に通し、そして濾液を真空でエバポレートして生成物を得た。
【0172】
実施例4〜7において、960種の化合物(プレート)を製造した。標準的手順として、80種の化合物ごとに10を純度について検査した。純度分析を分析用LCMS(UV検出)により行った。純度検査は、選択された化合物の75%が50%を超える純度を有することを示した。各ウェルの推定の物質は10〜17mgであった。
【0173】
実施例8
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、8−[[[(1−エチル−2−ピロリジニル)メチル]アミノ]カルボニル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−,2−プロペニルエステル
【化68】

表題化合物(90.6mg、収率99%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=489.6。
【0174】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、8−[[[2−(1−エチル−2−ピロリジニル)エチル]アミノ]カルボニル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(4−メトキシフェニル)−,2−プロペニルエステル
【0175】
【化69】

表題化合物(76.4mg、78.5%収率)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=519.6。
【0176】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、8−[[[(1−エチル−2−ピロリジニル)メチル]アミノ]カルボニル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−,2−プロペニルエステル
【化70】

表題化合物(83.3mg、83%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=490.6。
【0177】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−8−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−4−フェニル−,2−プロペニルエステル
【化71】

表題化合物(86.4mg、100%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=461.568。
【0178】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(4−メトキシフェニル)−8−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−,2−プロペニルエステル
【化72】

表題化合物(75.2mg、82%)を、一般手順5に従って製造した。
(ESI)(M+H)+=490.6。
【0179】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−8−[(4−メチル−1−ピペラジニル)カルボニル]−4−(2−ピリジニル)−,2−プロペニルエステル
【化73】

表題化合物(81.2mg、94%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=462.6。
【0180】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、8−[[[2−(ジエチルアミノ)エチル]アミノ]カルボニル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−,2−プロペニルエステル
【化74】

表題化合物(89.9mg、100%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=477.611。
【0181】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、8−[[[2−(ジエチルアミノ)エチル]アミノ]カルボニル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(4−メトキシフェニル)−,2−プロペニルエステル
【化75】

表題化合物(84.3mg、89%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=507.6。
【0182】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、8−[[[2−(ジエチルアミノ)エチル]アミノ]カルボニル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−,2−プロペニルエステル
【化76】

表題化合物(73.9mg、82%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=478.6。
【0183】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(4−メトキシフェニル)−8−[[(2−ピリジニルメチル)アミノ]カルボニル]−,2−プロペニルエステル
【化77】

表題化合物(79.2mg、84%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=499.6。
【0184】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−8−[[(2−ピリジニルメチル)アミノ]カルボニル]−,2−プロペニルエステル
【化78】

表題化合物(74.5mg、85%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=469.547。
【0185】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−8−[[(2−ピリジニルメチル)アミノ]カルボニル]−,2−プロペニルエステル
【化79】

表題化合物(75.6mg、86%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=470.5。
【0186】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、8−[(4−ホルミル−1−ピペラジニル)カルボニル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−,2−プロペニルエステル
【化80】

表題化合物(81mg、100%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=475.6。
【0187】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、8−[(4−ホルミル−1−ピペラジニル)カルボニル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−,2−プロペニルエステル
【化81】

表題化合物(78.8mg、97%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=476.5。
【0188】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−8−[[4−(フェニルメチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]−,2−プロペニルエステル
【化82】

表題化合物(90.2mg、99%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=537.7。
【0189】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−8−[[4−(フェニルメチル)−1−ピペラジニル]カルボニル]−4−(2−ピリジニル)−,2−プロペニルエステル
【化83】

表題化合物(89.4mg、98%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=538.7。
【0190】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、8−[[[2−[ビス(1−メチルエチル)アミノ]エチル]アミノ]カルボニル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−,2−プロペニルエステル
【化84】

表題化合物(80.5mg、94%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=505.7。
【0191】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、8−[[[2−[ビス(1−メチルエチル)アミノ]エチル]アミノ]カルボニル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−,2−プロペニルエステル
【化85】

表題化合物(79.4mg、92%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=506.7。
【0192】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、8−[[[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ]カルボニル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−,2−プロペニルエステル
【化86】

表題化合物(74.6mg、98%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=449.6。
【0193】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、8−[[[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ]カルボニル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−,2−プロペニルエステル
【化87】

表題化合物(70.5mg、92%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=450.5。
【0194】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、8−[[[2−(ジエチルアミノ)エチル]メチルアミノ]カルボニル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−,2−プロペニルエステル
【化88】

表題化合物(79.5mg、86%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=491.6。
【0195】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸、8−[[[2−(ジエチルアミノ)エチル]メチルアミノ]カルボニル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−,2−プロペニルエステル
【化89】

表題化合物(75.3mg、92%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=492.6。
【0196】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸,2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−8−[[[2−(4−チオモルホリニル)エチル]アミノ]カルボニル]−,2−プロペニルエステル
【化90】

表題化合物(76.4mg、89%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=507.7。
【0197】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸,2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−8−[[[2−(4−チオモルホリニル)エチル]アミノ]カルボニル]−,2−プロペニルエステル
【化91】

表題化合物(67.4mg、88%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=508.6。
【0198】
実施例9
実施例9の表題化合物を、出発物質として実施例8において作製された表題化合物を使用して作製した。
【0199】
N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化92】

表題化合物(65.4mg、収率97.8%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=393.5。
【0200】
ピペラジン,1−[(2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−イル)カルボニル]−4−メチル−
【化93】

表題化合物(61.7mg、96%)を、一般手順6に従って製造した
(ESI)(M+H)+=377.5。
【0201】
ピペラジン,1−[[2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(4−メトキシフェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−イル]カルボニル]−4−メチル−
【化94】

表題化合物(65.7mg、収率86%)を、一般手順6に従って製造した。
(ESI)(M+H)+=407.5。
【0202】
ピペラジン,1−[[2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−イル]カルボニル]−4−メチル−
【化95】

表題化合物(67.5mg、収率94%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=378.5。
【0203】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド、N−[(1−エチル−2−ピロリジニル)メチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−
【化96】

表題化合物(67.1mg、収率88%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=405.5。
【0204】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(4−メトキシフェニル)−
【化97】

表題化合物(61.5mg、収率78%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=423.6。
【0205】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[(1−エチル−2−ピロリジニル)メチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−
【化98】

表題化合物(76.4mg、収率100%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=406.5。
【0206】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[(1−エチル−2−ピロリジニル)メチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(4−メトキシフェニル)−
【化99】

表題化合物(74.0mg、収率91%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=435.6。
【0207】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(4−メトキシフェニル)−N−(2−ピリジニルメチル)−
【化100】

表題化合物(66.0mg、収率85%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=415.5。
【0208】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−N−(2−ピリジニルメチル)−
【化101】

表題化合物(68.3mg;収率95%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=385.5。
【0209】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−N−(2−ピリジニルメチル)−
【化102】

表題化合物(63.2;収率87%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=386.5。
【0210】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−
【化103】

表題化合物(72.4;収率98%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=394.5。
【0211】
1−ピペラジンカルボキサルデヒド,4−[(2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−イル)カルボニル]−
【化104】

表題化合物(65.4mg;収率89%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=391.5。
【0212】
1−ピペラジンカルボキサルデヒド、4−[[2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−イル]カルボニル]−
【化105】

表題化合物(72.1mg;収率98%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=392.5。
【0213】
ピペラジン,1−[(2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−イル)カルボニル]−4−(フェニルメチル)−
【化106】

表題化合物(69.7mg;収率82%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=453.6。
【0214】
ピペラジン,1−[[2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−イル]カルボニル]−4−(フェニルメチル)−
【化107】

表題化合物(84.7mg;収率100%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=453.6。
【0215】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[2−[ビス(1−メチルエチル)アミノ]エチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−
【化108】

表題化合物(84.7mg;収率100%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=421.6。
【0216】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[2−[ビス(1−メチルエチル)アミノ]エチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−
【化109】

表題化合物(74.2mg;収率94%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=422.6。
【0217】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−
【化110】

表題化合物(65.7mg;収率96%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=366.5。
【0218】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−
【化111】

表題化合物(74.2mg;収率100%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=365.5。
【0219】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−N−メチル−4−フェニル−
【化112】

表題化合物(75.5mg;収率99%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=407.6。
【0220】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−N−メチル−4−(2−ピリジニル)−
【化113】

表題化合物(65.7mg;収率86%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=408.6。
【0221】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−N−[2−(4−チオモルホリニル)エチル]−
【化114】

表題化合物(70.4mg;収率89%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=423.6。
【0222】
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−N−[2−(4−チオモルホリニル)エチル]−
【化115】

表題化合物(84.1mg;収率100%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=424.6。
【0223】
実施例10
実施例9の表題化合物を、96ウェルプレート方式で、以下に列挙されるR8CHOと反応させて以下の一般手順16を使用して本は発明の化合物を形成した。
【0224】
一般手順16(還元的アミノ化)
【化116】

以前に記載した一般手順15に従って、400種の化合物(5プレート)を製造した。80種の化合物のうち10を純度について検査した。純度分析を分析用LCMS(UV検出)で行った。純度検査は、選択された化合物の85%が50%を超える純度を有することを示した。各ウェルの推定の物質は10〜15mgであった。
【0225】
実施例11
アリル−5−(4−エトキシフェニル)−9−(ピロリジン−1−イルカルボニル)−3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロベンゾ[h]−1,6−ナフチリジン−1(2H)−カルボキシレート
【化117】

表題化合物(1.01g;収率79%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=490.6。
【0226】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,5−(4−エトキシフェニル)−3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−9−[[(2−メトキシエチル)アミノ]カルボニル]−,2−プロペニルエステル
【化118】

表題化合物(0.86g;収率67%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=494.6。
【0227】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,9−[(シクロペンチルアミノ)カルボニル]−5−(4−エトキシフェニル)−3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−,2−プロペニルエステル
【化119】

表題化合物(1.05g;収率80%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=504.6。
【0228】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,9−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]−5−(4−エトキシフェニル)−3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−,2−プロペニルエステル
【化120】

表題化合物(0.91g;収率74%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=476.5。
【0229】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,5−(4−エトキシフェニル)−3,4,4a,5,6、10b−ヘキサヒドロ−9−[[(2−チエニルメチル)アミノ]カルボニル]−,2−プロペニルエステル
【化121】

表題化合物(1.10g;収率79%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=532.7。
【0230】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,5−(4−エトキシフェニル)−3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−9−[[[(5−メチル−2−フラニル)メチル]アミノ]カルボニル]−,2−プロペニルエステル
【化122】

表題化合物(0.80g;収率58%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=530.6。
【0231】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,9−[(ジエチルアミノ)カルボニル]−5−(4−エトキシフェニル)−3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−,2−プロペニルエステル
【化123】

表題化合物(0.83g;収率65%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=492.6。
【0232】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,5−(4−エトキシフェニル)−3,4,4a,5,6、10b−ヘキサヒドロ−9−[[[2−(1−ピロリジニル)エチル]アミノ]カルボニル]−,2−プロペニルエステル
【化124】

表題化合物(1.03g;収率74%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=533.6。
【0233】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−5−フェニル−9−(1−ピロリジニルカルボニル)−,2−プロペニルエステル
【化125】

表題化合物(0.62g、53%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=446.5。
【0234】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−9−[[(2−メトキシエチル)アミノ]カルボニル]−5−フェニル−,2−プロペニルエステル
【化126】

表題化合物(0.62g;収率53%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=450.5。
【0235】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,9−[(シクロペンチルアミノ)カルボニル]−3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−5−フェニル−,2−プロペニルエステル
【化127】

表題化合物(1.014g;収率85%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=460.6。
【0236】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,9−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]−3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−5−フェニル−,2−プロペニルエステル
【化128】

表題化合物(0.91g;収率81%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=432.5。
【0237】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−5−フェニル−9−[[(2−チエニルメチル)アミノ]カルボニル]−,2−プロペニルエステル
【化129】

表題化合物(0.606g;収率48%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=488.6。
【0238】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−9−[[[(5−メチル−2−フラニル)メチル]アミノ]カルボニル]−5−フェニル−,2−プロペニルエステル
【化130】

表題化合物(0.768g;収率61%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=486.6。
【0239】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,9−[(ジエチルアミノ)カルボニル]−3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−5−フェニル−,2−プロペニルエステル
【化131】

表題化合物(0.717g;収率71%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=448.6。
【0240】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−5−フェニル−9−[[[2−(1−ピロリジニル)エチル]アミノ]カルボニル]−,2−プロペニルエステル
【化132】

表題化合物(0.95g;収率75%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=489.6。
【0241】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−5−フェニル−9−[[[2−(1−ピロリジニル)エチル]アミノ]カルボニル]−,2−プロペニルエステル
【化133】

表題化合物(0.95g;収率75%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=489.6。
【0242】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,6−エチル−3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−5−フェニル−9−(1−ピロリジニルカルボニル)−,2−プロペニルエステル
【化134】

表題化合物(0.62g;収率53%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=446.5。
【0243】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,6−エチル−3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−9−[[(2−メトキシエチル)アミノ]カルボニル]−5−フェニル−,2−プロペニルエステル
【化135】

表題化合物(0.94g;収率76%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=478.6。
【0244】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,9−[(シクロペンチルアミノ)カルボニル]−6−エチル−3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−5−フェニル−,2−プロペニルエステル
【化136】

表題化合物(0.975g;収率77%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=488.6。
【0245】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,9−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]−6−エチル−3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−5−フェニル−,2−プロペニルエステル
【化137】

表題化合物(0.524g;収率44%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=432.5。
【0246】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,6−エチル−3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−5−フェニル−9−[[(2−チエニルメチル)アミノ]カルボニル]−,2−プロペニルエステル
【化138】

表題化合物(0.761g;収率57%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=516.7。
【0247】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,6−エチル−3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−9−[[[(5−メチル−2−フラニル)メチル]アミノ]カルボニル]−5−フェニル−,2−プロペニルエステル
【化139】

表題化合物(0.740g;収率55%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=514.6。
【0248】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,9−[(ジエチルアミノ)カルボニル]−6−エチル−3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−5−フェニル−,2−プロペニルエステル
【化140】

表題化合物(0.840g;収率68%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=476.6。
【0249】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−1(2H)−カルボン酸,6−エチル−3,4,4a,5,6,10b−ヘキサヒドロ−5−フェニル−9−[[[2−(1−ピロリジニル)エチル]アミノ]カルボニル]−,2−プロペニルエステル
【化141】

表題化合物(1.062g;収率79%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=517.7。
【0250】
実施例12
実施例12の表題化合物を、出発物質として実施例11において作製された表題化合物を使用して作製した。
【0251】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,5−(4−エトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−N−(2−メトキシエチル)−
【化142】

表題化合物(0.655g;収率94%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=410.5。
【0252】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,N−シクロペンチル−5−(4−エトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−
【化143】

表題化合物(0.625g;収率88%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=420.6。
【0253】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,N−シクロプロピル−5−(4−エトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−
【化144】

表題化合物(0.609g;収率91%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=392.5。
【0254】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,5−(4−エトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−N−(2−チエニルメチル)−
【化145】

表題化合物(0.708g;収率93%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=448.6。
【0255】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,5−(4−エトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−N−[(5−メチル−2−フラニル)メチル]−
【化146】

表題化合物(0.735;収率97%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=446.6。
【0256】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,5−(4−エトキシフェニル)−N,N−ジエチル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−
【化147】

表題化合物(0.603g;収率87%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=408.5。
【0257】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,5−(4−エトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−N−[2−(1−ピロリジニル)エチル]−
【化148】

表題化合物(0.755g;収率99%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=449.6。
【0258】
ピロリジン、1−[(1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−5−フェニルベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−イル)カルボニル]−
【化149】

表題化合物(0.609g;収率99%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=362.5。
【0259】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−N−(2−メトキシエチル)−5−フェニル−
【化150】

表題化合物(0.578g;収率93%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=366.5。
【0260】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,N−シクロペンチル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−5−フェニル−
【化151】

表題化合物(0.556g;収率87%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=376.5。
【0261】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,N−シクロプロピル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−5−フェニル−
【化152】

表題化合物(0.503g;収率85%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=348.4。
【0262】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−5−フェニル−N−(2−チエニルメチル)−
【化153】

表題化合物(0.659g;収率96%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=404.5。
【0263】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−N−[(5−メチル−2−フラニル)メチル]−5−フェニル−
【化154】

表題化合物(0.643g;収率93%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=402.5。
【0264】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,N,N−ジエチル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−5−フェニル−
【化155】

表題化合物(0.600g;収率97%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=364.5。
【0265】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−5−フェニル−N−[2−(1−ピロリジニル)エチル]−
【化156】

表題化合物(0.544g;収率78%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=405.5。
【0266】
ピロリジン、1−[(6−エチル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−5−フェニルベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−イル)カルボニル]−
【化157】

表題化合物(0.590g;収率87%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=390.5。
【0267】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,6−エチル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−N−(2−メトキシエチル)−5−フェニル−
【化158】

表題化合物(0.634g;収率95%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=394.5。
【0268】
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,N−シクロペンチル−6−エチル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−5−フェニル−
【化159】

表題化合物(0.637g;収率93%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=404.6。
【0269】
N−シクロプロピル−6−エチル−5−フェニル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロベンゾ[h]−1,6−ナフチリジン−9−カルボキサミド
【化160】

表題化合物(0.556g;収率87%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=376.5。
【0270】
6−エチル−5−フェニル−N−(チエン−2−イルメチル)−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロベンゾ[h]−1,6−ナフチリジン−9−カルボキサミド
【化161】

表題化合物(0.668g;収率91%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=432.6。
【0271】
6−エチル−N−[(5−メチル−2−フリル)メチル]−5−フェニル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロベンゾ[h]−1,6−ナフチリジン−9−カルボキサミド
【化162】

表題化合物(0.723g;収率99%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=430.6。
【0272】
N,N,6−トリエチル−5−フェニル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロベンゾ[h]−1,6−ナフチリジン−9−カルボキサミド
【化163】

表題化合物(0.580g;収率87%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=392.5。
【0273】
6−エチル−5−フェニル−N−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロベンゾ[h]−1,6−ナフチリジン−9−カルボキサミド
【化164】

表題化合物(0.618g;収率84%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=433.6。
【0274】
実施例13
実施例12の表題化合物を、プレート方式で以下に列挙されるR5COClと反応させて、以下の一般手順17を使用して本発明の化合物を形成した。
【0275】
一般手順17(アミド形成)
【化165】

実施例13の化合物を、一般手順12に従って製造した。
【0276】
実施例14
実施例12の表題化合物を、プレート方式で以下に列挙されるR6SO2Clと反応させて、以下の一般手順18を使用して本発明の化合物を形成した。
【0277】
一般手順18(スルホニルアミド形成)
【化166】

一般手順18は、一般手順13と同じである。
【0278】
実施例15
実施例12の表題化合物を、プレート方式で以下に列挙されるR7NCXと反応させて、以下の一般手順19を使用して本発明の化合物を形成した。
【0279】
一般手順19(ウレア又はチオウレア形成):
【化167】

一般手順19は一般手順14と同じである。
【0280】
実施例16
実施例12の表題化合物を、プレート方式で以下に列挙されるR8CHOと反応させて、以下の一般手順20を使用して本発明のさらなる化合物を形成した。
【0281】
一般手順20(還元的アミノ化)
【化168】

一般手順20は、一般手順15と同じである。
【0282】
実施例13〜16において、1040種の化合物(13プレート)を製造した。80種ごとの化合物から10を純度について検査した。純度分析を、分析用LCMS(UV検出)により実行した。純度検査は、選択された化合物のうち80%が50%を超える純度を有することを示した。各ウェルにおける推定の物質は約10〜12mgである。
【0283】
実施例17
1−[(アリルオキシ)カルボニル]−4−(3−チエニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボン酸
【化169】

表題化合物(10.7g;収率59%)を、一般手順3に従って得た。
1HNMR(400MHz、CDCl3):8.23(1H,m)、7.75(1H、m)、7.37(1H、m)、7.13(1H,m)、6.62(1H、m)、5.35(m、4H)、4.92(1H、m)、4.82(0.4H,m)、4.67(1.6H、m)、3.82(2H,m)、2.52(1H,m)、2.17(1H,m)、1.53(1H,m)。(ESI)(M+H)+=385.4。
【0284】
8−[(ジメチルアミノ)カルボニル]−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化170】

表題化合物(1.31g;収率88%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=450.5。
【0285】
4−(4−エトキシフェニル)−8−[(メチルアミノ)カルボニル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化171】

表題化合物(1.48g;収率100%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=436.5。
【0286】
8−{[(シクロプロピルメチル)アミノ]カルボニル}−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化172】

表題化合物(1.24g;収率79%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=476.6。
【0287】
8−[(シクロブチルアミノ)カルボニル]−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化173】

表題化合物(1.5g;収率95%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=476.6。
【0288】
8−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化174】

表題化合物(1.563g;収率98%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=462.5。
【0289】
8−[(アリルアミノ)カルボニル]−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化175】

表題化合物(1.563g;収率80%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=462.5。
【0290】
4−(4−エトキシフェニル)−8−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化176】

表題化合物(1.568g;収率97%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=490.6。
【0291】
8−(アゼチジン−1−イルカルボニル)−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化177】

表題化合物(1.116g;収率73%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=462.5。
【0292】
8−[(ジメチルアミノ)カルボニル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化178】

表題化合物(1.283g;収率95%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=406.5。
【0293】
(3aS,9bS)−8−[(メチルアミノ)カルボニル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化179】

表題化合物(1.283g;収率96%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=392.5。
【0294】
アリル−{[(シクロプロピルメチル)アミノ]カルボニル}−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボキシレート
【化180】

表題化合物(1.295g;収率91%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=432.5。
【0295】
8−[(シクロブチルアミノ)カルボニル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化181】

表題化合物(1.12g;収率78%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=432.5。
【0296】
8−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化182】

表題化合物(1.07g;収率78%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=418.5。
【0297】
8−[(アリルアミノ)カルボニル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化183】

表題化合物(1.134g;収率82%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=418.5。
【0298】
4−フェニル−8−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化184】

表題化合物(1.463g;収率99%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=446.5。
【0299】
8−(アゼチジン−1−イルカルボニル)−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化185】

表題化合物(1.40g;収率100%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=418.5。
【0300】
8−[(ジメチルアミノ)カルボニル]−4−(2−フリル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化186】

表題化合物(1.30g;収率99%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=396.5。
【0301】
4−(2−フリル)−8−[(メチルアミノ)カルボニル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化187】

表題化合物(1.30g;収率100%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=382.4。
【0302】
8−{[(シクロプロピルメチル)アミノ]カルボニル}−4−(2−フリル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化188】

表題化合物(1.20g;収率86%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=422.5。
【0303】
8−[(シクロブチルアミノ)カルボニル]−4−(2−フリル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化189】

表題化合物(1.13g;収率81%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=422.5。
【0304】
8−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]−4−(2−フリル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化190】

表題化合物(1.27g;収率95%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=408.5。
【0305】
8−[(アリルアミノ)カルボニル]−4−(2−フリル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化191】

表題化合物(1.25g;収率93%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=408.5。
【0306】
4−(2−フリル)−8−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化192】

表題化合物(1.25g;収率87%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=436.5。
【0307】
8−(アゼチジン−1−イルカルボニル)−4−(2−フリル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化193】

表題化合物(1.214g;収率90%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=408.5。
【0308】
8−[(ジメチルアミノ)カルボニル]−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化194】

表題化合物(1.285g;収率94%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=412.5。
【0309】
8−[(メチルアミノ)カルボニル]−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化195】

表題化合物(0.966g;収率74%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=398.5。
【0310】
8−{[(シクロプロピルメチル)アミノ]カルボニル}−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化196】

表題化合物(1.08g;収率75%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=438.5。
【0311】
8−[(シクロブチルアミノ)カルボニル]−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化197】

表題化合物(1.048g;収率73%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=438.5。
【0312】
8−[(シクロプロピルアミノ)カルボニル]−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化198】

表題化合物(1.20g;収率86%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=438.5。
【0313】
8−[(アリルアミノ)カルボニル]−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化199】

表題化合物(1.421g;収率100%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=424.5。
【0314】
8−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化200】

表題化合物(1.49g;収率100%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=452.6。
【0315】
8−(アゼチジン−1−イルカルボニル)−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−1−カルボン酸アリル
【化201】

表題化合物(1.157g;収率83%)を、一般手順5に従って得た。
(ESI)(M+H)+=424.5。
【0316】
実施例18
実施例18の表題化合物を、実施例17において作製された表題化合物を出発物質として使用して作製した。
【0317】
4−(4−エトキシフェニル)−N,N−ジメチル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化202】

表題化合物(0.848g;収率95%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=365.5。
【0318】
4−(4−エトキシフェニル)−N−メチル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化203】

表題化合物(0.751g;収率88%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=352.4。
【0319】
N−(シクロプロピルメチル)−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化204】

表題化合物(0.893g;収率94%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=392.5。
【0320】
N−シクロブチル−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化205】

表題化合物(0.809g;収率85%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=391.5。
【0321】
N−シクロプロピル−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化206】

表題化合物(0.824g;収率90%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=378.5。
【0322】
N−アリル−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化207】

表題化合物(0.801g;収率87%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=378.5。
【0323】
4−(4−エトキシフェニル)−8−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン
【化208】

表題化合物(0.962g;収率96%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=406.5。
【0324】
8−(アゼチジン−1−イルカルボニル)−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン
【化209】

表題化合物(0.872g;収率95%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=378.5。
【0325】
N,N−ジメチル−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化210】

表題化合物(0.722g;収率92%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=322.4。
【0326】
N−メチル−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化211】

表題化合物(0.697g;収率93%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=308.4。
【0327】
N−(シクロプロピルメチル)−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化212】

表題化合物(0.807g;収率95%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=348.4。
【0328】
N−シクロブチル−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化213】

表題化合物(0.740g;収率87%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=348.4。
【0329】
N−シクロプロピル−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化214】

表題化合物(0.692g;収率85%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=334.4。
【0330】
N−アリル−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化215】

表題化合物(0.779g;収率96%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=334.4。
【0331】
4−フェニル−8−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン
【化216】

表題化合物(0.848g;収率96%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=362.5。
【0332】
8−(アゼチジン−1−イルカルボニル)−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン
【化217】

表題化合物(0.703g;収率87%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=334.4。
【0333】
4−(2−フリル)−N,N−ジメチル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化218】

表題化合物(0.678g;収率89%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=312.4。
【0334】
4−(2−フリル)−N−メチル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化219】

表題化合物(0.713g;収率99%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=298.4
【0335】
N−(シクロプロピルメチル)−4−(2−フリル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化220】

表題化合物(0.647;収率79%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=338.4。
【0336】
N−シクロブチル−4−(2−フリル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化221】

表題化合物(0.792g;収率96%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=338.4。
【0337】
N−シクロプロピル−4−(2−フリル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化222】

表題化合物(0.698g;収率89%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=324.4。
【0338】
N−アリル−4−(2−フリル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化223】

表題化合物(0.729g;収率92%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=324.4。
【0339】
4−(2−フリル)−8−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン
【化224】

表題化合物(0.739g;収率86%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=352.4。
【0340】
8−(アゼチジン−1−イルカルボニル)−4−(2−フリル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン
【化225】

表題化合物(0.777g;収率99%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=324.4。
【0341】
N,N−ジメチル−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化226】

表題化合物(0.713g;収率89%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=328.4。
【0342】
N−メチル−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化227】

表題化合物(0.659g;収率84%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=314.4。
【0343】
N−(シクロプロピルメチル)−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化228】

表題化合物(0.765g;収率88%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=354.5。
【0344】
N−シクロブチル−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化229】

表題化合物(0.851g;収率99%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=354.5。
【0345】
N−シクロプロピル−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化230】

表題化合物(0.780g;収率93%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=340.4。
【0346】
N−アリル−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化231】

表題化合物(0.714g;収率86%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=340.4。
【0347】
8−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン
【化232】

表題化合物(0.856;収率96%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=368.5。
【0348】
8−(アゼチジン−1−イルカルボニル)−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン
【化233】

表題化合物(0.740g;収率90%)を、一般手順6に従って得た。
(ESI)(M+H)+=340.5。
【0349】
N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化234】

表題化合物(317mg、収率97%)を、一般手順6に従って製造した。
(ESI)(M+H)+=365.484。
【0350】
実施例19
実施例18の表題化合物を、プレート方式で以下に列挙されるR5COClと反応させて、以下の一般手順21を使用して本発明の化合物を形成した。
【0351】
一般手順21(アミド形成)
【化235】

手順21は一般手順12と同じである。
【0352】
実施例20
実施例18の表題化合物を、プレート方式で以下に列挙されるR7NCXと反応させて、以下の一般手順22を使用して本発明の化合物を形成した。
【0353】
一般手順22(ウレア又はチオウレア形成):
【化236】

一般手順22は一般手順14と同じである。
【0354】
実施例21
実施例18の表題化合物を、プレート方式で以下に列挙されるR8CHOと反応させて、以下の一般手順23を使用して本発明の化合物を形成した。
【0355】
一般手順23(還元的アミノ化)
【化237】

一般手順23は、一般手順15と同じである。
【0356】
実施例19〜21において、960種(合計12プレート)の化合物を製造した。製造された化合物の90%は、50%より高い純度を有する。プレート化学から直接得られたこれらの化合物を、分取用LCMSで精製した。LC/MS精製された化合物は、>85%の純度であり、そして>25mgが回収された。
【0357】
実施例22
1−ベンゾイル−4−フェニル−8−(ピロリジン−1−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン
【化238】

表題化合物(85mg;収率73%)を、一般手順9に従って得た。
1H NMR(CDCl3、400MHz):7.50−7.20(13H、m)、6.64(0.44H、d、J=8.4Hz)、6.62(0.56H、d、J=8.4Hz)、4.82(0.44H、d、J=2.5Hz)、4.37(0.56H、d、J=3.9Hz)、3.57(6H、m)、2.65(1H、m)、2.10(2H、m)、1.87(4H、m)。(ESI)(M+H)+=452.6。
【0358】
1−ベンゾイル−N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化239】

表題化合物(45.2mg、収率67%)を、一般手順9に従って製造した。
(ESI)(M+H)+=497.651。
【0359】
N,N−ジエチル−4−フェニル−1−(フェニルスルホニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化240】

表題化合物(55mg、収率:48%)を、一般手順10に従って製造した。
1H NMR(400MHz、CDCl3):ppm 7.78(1H、d、J=1.0Hz)、7.68(1H、dd、J=8.2、1.0Hz)、7.56(1H、m)、7.42(2H、dd、J=7.8、7.4Hz)、7.28(4H、m)、7.08(2H、dd、J=7.6、1.6Hz)、6.58(1H、d、J=8.2Hz)、4.60(1H、d、J=6.4)、4.21(1H、d、J=2.7Hz)、3.42(7H,m)、1.85(2H,m)、1.26(6H、t、J=7.0Hz)。(2つの異性体の比:18:1)
MS(ESI)(M+H)+=490.63。
【0360】
1−ベンジル−N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化241】

表題化合物(120mg、99%収率)を、一般手順8に従って製造した。
1H−NMR(400MHz、CD3Cl):8.05(m、1H)、7.78(m、1H)、7.60−7.30(m、11H)、6.95(d、J=8.8Hz、0.3H)、6.84(d、J=8.8Hz、0.7H)、5.18(d、J=9.5Hz、0.3H)、5.02(d、J=12.7Hz、0.7H)、4.70(m、0.7H)、4.64(m、0.3H)、4.45(m、1H)、3.75(m、2H)、3.4−3.2(m、10H)、1.35(m、6H)。(ESI)(M+H)+=483.668
【0361】
N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−1−(2−フリルメチル)−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化242】

表題化合物(TFA塩として140mg、収率:79%)を、一般手順8に従って製造した。
1H−NMR(400MHz、CDCl3):8.04(d、J=1.6Hz、1H)、7.80−7.60(m、2H)、7.50−7.25(m、5H)、6.93(d、J=8.6Hz、0.22H)、6.82(d、J=8.8Hz、0.78H)、6.77(m、1H)、6.53(m、1H)、5.14(d、J=9.4HZ、0.22H)、4.65−4.55(m、2H)、4.07(d、J=11.6H、0.78H)、3.73(m、2H)、3.57(m、2H)、3.33(m、10H)、3.14(m、0.78H)、2.20(m、1H)、1.32(m、6H)。ppm。
MS(ESI)(M+H)+=473.629。
【0362】
N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−4−フェニル−1−(ピリジン−3−イルメチル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化243】

表題化合物(95.6mg;収率:53%)を、一般手順8に従って得た。
1H−NMR(400MHz、CD3Cl):8.65(m、2H)、8.10(br、1H)、7.92(d、J=2.1Hz、0.6H)、7.78(d、J=2.0Hz、0.4H)、7.64(m、1H)、7.56(br、1H)、7.34(m、5H)、6.86(d、J=8.6Hz、0.4H)、6.74(d、J=8.6Hz、0.6H)、5.13(d、J=9.8Hz、0.4H)、4.93(m、0.6H)、4.65−4.40(m、2H)、4.04(d、J=11.5Hz、0.4H)、3.64(m、2H)、3.40−3.05(m、10)、2.66(m、0.4H)、2.15(m、0.6H)、1.24(m、6H)。ppm。
MS(ESI)(M+H)+=484.648。
【0363】
N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−1−[(1−メチル−1H−ピロール−2−イル)メチル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化244】

表題化合物(72mg;収率:40%)を、一般手順8に従って製造した。
【0364】
1−(3−フリルメチル)−8−(モルホリン−4−イルカルボニル)−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン
【化245】

表題化合物(83.6mg;収率75%)を、一般手順8に従って製造した。
1HNMR(400MHz、CDCl3):7.50−7.30(m、8H)、7.25−7.10(1.38H)、6.55(d、J=8.2HZ、1H)、6.35(m、0.75H)、4.26(d、J=−12HZ、1H)、4.08(d、J=−12Hz、1H)、3.40−3.85(m、8H)、3.28(d、J=5.1Hz、0.75H)、3.20(m、1.50H)、3.08(dt、J=9.3、4.1Hz、0.75H)、2.40−2.20(m、2H)、1.85−1.70(m、1H)、1.60−1.40(m、1H)、ppm。
MS(ESI)(M+H)+=443.544。
【0365】
N−[2−(ジイソプロピルアミノ)エチル]−1−[(5−エチル−2−フリル)メチル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化246】

表題化合物(TFA塩として45mg;収率:30%)を、一般手順8に従って製造した。
MS(ESI)(M+H)+=529.737。
【0366】
4−フェニル−8−(ピロリジン−1−イルカルボニル)−1−(チエン−2−イルメチル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン
【化247】

表題化合物(45.0mg;収率:54%)を、一般手順8に従って製造した。
1H NMR(CD3Cl):7.77(s、1H)、7.50−7.30(m、9H)、7.17(dd、J=4.4、3.4Hz、1H)、6.61(d、J=8.4Hz、1H)、4.94(d、J=4.2Hz、1H)、4.53(d、J=4.2Hz、1H)、4.38(dd、J=10.3、6.2Hz、1H)、3.78(m、1H)、3.60(m、4H)、3.26(m、1H)、2.58(m、1H)、2.10−1.70(m、6H)、ppm。MS(ESI)(M+H)+=444.612。
【0367】
N,N−ジエチル−4−フェニル−1−(チエン−2−イルスルホニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド
【化248】

表題化合物(85mg、76%)を、一般手順10に従って得た。
1H NMR(400MHZ、CDCl3):ppm 7.88(0.3H,m)、7.76(0.7H、dd、J=2.0、1.1Hz)、7.64(0.3H、m)、7.63(0.3H、m)、7.53(0.7H、dd、J=5.1、1.1Hz)、7.43(0.7H、dd、J=3.8、1.4Hz)、7.27(5H,m)、7.12(1H,m)、7.11(1H、dd、J=7.0、2.1Hz)、7.05(1H、dd、J=4.9、3.8Hz)、6.50(0.7H、d、J=8.2Hz)、6.30(0.3H、d、J=8.0Hz)、5.16(0.3H、d、J=7.0Hz)、4.65(0.3H、d、J=2.8Hz)、4.58(0.7H、d、J=6.5Hz)、4.27(0.7H,m)、3.48(5H,m)、1.92(3H,m)、1.27(2.1H、t、J=7.0Hz)、1.28(3.9H、t、J=7.0Hz)。
MS(ESI)(M+H)+=496.659。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

[式中、
nは1又は2であり;
1は、−H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、−CH2−R8、−C(=O)−NH−R7、−C(=S)−NH−R7、−C(=O)−O−R7、−S(=O)2−R6、及び−C(=O)−R5より選択され、ここでR5、R6、R7及びR8は、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルより独立して選択され、ここでR1、R5、R6、R7又はR8の定義において使用される該C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−R、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか、又は−O−CH2−O−で二置換されて縮合環を形成し;
2は、−H及びC1-6アルキルより選択され;
3及びR4は、−H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルより独立して選択され、ここで該C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか;又はR3及びR4は、式Iにおいてそれらに結合した窒素と共に、複素環を形成し、ここで該複素環は、ベンジル、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ、及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;
Arは、C6-10アリール及びC3-6ヘテロアリールより選択され、ここで該C6-10アリール及びC3-6ヘテロアリールは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化
1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ、及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;そして
RはC1-6アルキルである]
の化合物、その薬学的に許容しうる塩、ジアステレオマー、鏡像体、又はそれらの混合物。
【請求項2】
式中nが1若しくは2であり;
1がC1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、−CH2−R8、−C(=O)−NH−R7、−C(=S)−NH−R7、−S(=O)2−R6、及び−C(=O)−R5より選択され、ここでR5、R6、R7及びR8はC1-6アルキル、C2-6アルケニル、
3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-2アルキル、フェニル、フェニル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-2アルキルより独立して選択され、ここでR1、R5、R6、R7若しくはR8の定義において使用される該C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C3-6アルキル、フェニル、フェニル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-2アルキルは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-3アルキル、−C(=O)−R、−C(=O)−OR、−SR、−CF3、−CN、メトキシ、エトキシ、フルオロ及びクロロより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか、又は−O−CH2−O−で二置換されて縮合環を形成し;
2が−H、メチル及びエチルより選択され;
3及びR4が、−H、C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-2アルキル、フェニル、フェニル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-2アルキルより独立して選択され、ここで該C1-4アルキル、C2-4アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-2アルキル、フェニル、フェニル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-2アルキルは、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-3アルキル、−C(=O)−OR、−CF3、−CN、メトキシ、エトキシ、フルオロ及びクロロより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか;又はR3及びR4は、式Iにおいてそれらに結合した窒素と共にヘテロシクロアルキル環を形成し、ここで該ヘテロシクロアルキル環は、ベンジル、−CHO、C1-3アルキル、−C(=O)−OR、−CF3、−CN、メトキシ、エトキシ、フルオロ及びクロロより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;
Arは、フェニル及び5員若しくは6員のC3-5ヘテロアリールより選択され、ここで該フェニル及び5員若しくは6員のC3-5ヘテロアリールは、C1-3アルキル、−C(=O)−OR、−CF3、−CN、メトキシ、エトキシ、フルオロ及びクロロより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;そして
RがC1-3アルキルである、
請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式中、nが1若しくは2であり;
1が、−CH2−R8、−C(=O)−NH−R7、−C(=S)−NH−R7、−S(=O)2−R6、及び−C(=O)−R5より選択され、ここでR5、R6、R7及びR8はC1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-2アルキル、フェニル、ベンジル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロアリールより独立して選択され、ここで該C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-2アルキル、フェニル、ベンジル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-2アルキル、C3-6ヘテロアリールは、メチル、エチル、−C(=O)−CH3、−C(=O)−OCH3、−C(=O)−OCH2−CH3、−SCH3、−CN、メトキシ、エトキシ、フルオロ及びクロロより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか、又は該フェニル若しくはベンジルは、−O−CH2−O−で場合により二置換されて縮合環を形成し;
2が−H、メチル及びエチルより選択され;
3及びR4が−H、メチル、エチル、プロペニル、シクロプロピル−メチル、シクロブチル、シクロペンチル、テトラヒドロフリル−メチル、フリル−メチル、ピリジル−メチル、チオモルホリニル−エチル、ピロリジニル−メチル、ピロリジニル−エチル、チエニル−メチルより独立して選択され、ここで該メチル、エチル、プロペニル、シクロプロピル−メチル、シクロブチル、シクロペンチル、テトラヒドロフリル−メチル、フリル−メチル、ピリジル−メチル、チオモルホリニル−エチル、ピロリジニル−メチル、ピロリジニル−エチル、チエニル−メチルは、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジイソプロピルアミノ、メチル、エチル、メトキシより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか、又はR3及びR4は、式Iにおいてそれらに結合した窒素と共に、ピペリジン、アゼチジン、ピペラジン、ピロリジン及びモルホリンより選択されるヘテロシクロアルキル環を形成し、ここで該ピペリジン、アゼチジン、ピペラジン、ピロリジン及びモルホリンは、ベンジル、メチル及び−CHOより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;そして
Arが、フェニル、ピリジル、フリル及びチエニルより選択され、ここで該フェニル、ピリジル、フリル及びチエニルは、1つ若しくはそれ以上のメトキシ若しくはエトキシで場合により置換される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
式中、nが1若しくは2であり;
1が、−CH2−R8、−C(=O)−NH−R7、−C(=S)−NH−R7、−S(=O)2−R6、及び−C(=O)−R5より選択され、ここでR5、R6、R7及びR8は、メチル、エチル、イソプロピル、1−プロピル、2−メチル−1−プロピル、3−メチル−1−ブチル、2−エチル−1−ブチル、1−ブチル、1−プロペン−3−イル、4−メチル−2−ペンテン−1−イル、3−メチル−2−ブテン−1−イル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンチル−メチル、フェニル、ベンジル、4−モルホリニル−エチル、テトラヒドロチオピラン−4−イル−エチル、フリル、イソオキサゾリル、ピリジル、チエニル、ピラゾリル、イミダゾリル、及びピロリルより独立して選択され、ここで該メチル、エチル、イソプロピル、1−プロピル、2−メチル−1−プロピル、3−メチル−1−ブチル、2−エチル−1−ブチル、1−ブチル、1−プロペン−3−イル、4−メチル−2−ペンテン−1−イル、3−メチル−2−ブテン−1−イル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペンチル−メチル、フェニル、ベンジル、4−モルホリニル−エチル、テトラヒドロチオピラン−4−イル−エチル、フリル、イソオキサゾリル、ピリジル、チエニル、ピラゾリル、イミダゾリル、及びピロリルは、メチル、エチル、−C(=O)−CH3、−C(=O)−OCH3、−C(=O)−OCH2−CH3、−SCH3、−CN、メトキシ、エトキシ、フルオロ及びクロロより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか、又は該フェニル若しくはベンジルは、−O−CH2−O−で場合により二置換されて縮合環を形成し;
2が−H、メチル及びエチルより選択され;
3及びR4は、−H、メチル、エチル、プロペニル、シクロプロピル−メチル、シクロブチル、シクロペンチル、テトラヒドロフリル−メチル、フリル−メチル、ピリジル−メチル、チオモルホリニル−エチル、ピロリジニル−メチル、ピロリジニル−エチル、チエニル−メチルより独立して選択され、ここで該メチル、エチル、プロペニル、シクロプロピル−メチル、シクロブチル、シクロペンチル、テトラヒドロフリル−メチル、フリル−メチル、ピリジル−メチル、チオモルホリニル−エチル、ピロリジニル−メチル、ピロリジニル−エチル、チエニル−メチルは、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジイソプロピルアミノ、メチル、エチル、メトキシより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか、又はR3及びR4は、式Iにおいてそれらに結合した窒素と共に、ピペリジン、アゼチジン、ピペラジン、ピロリジン及びモルホリンより選択されるヘテロシクロアルキル環を形成し、ここで該ピペリジン、アゼチジン、ピペラジン、ピロリジン 及びモルホリンは、ベンジル、メチル及び−CHOより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;そして
Arが、フェニル、4−エトキシフェニル、4−メトキシフェニル、ピリジル、フリル及びチエニルより選択される、
請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
化合物が、
1−ベンゾイル−4−フェニル−8−(ピロリジン−1−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン;
1−ベンゾイル−N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N,N−ジエチル−4−フェニル−1−(フェニルスルホニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
1−ベンジル−N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−1−(2−フリルメチル)−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−4−フェニル−1−(ピリジン−3−イルメチル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−1−[(1−メチル−1H−ピロール−2−イル)メチル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
1−(3−フリルメチル)−8−(モルホリン−4−イルカルボニル)−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン;
N−[2−(ジイソプロピルアミノ)エチル]−1−[(5−エチル−2−フリル)メチル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
4−フェニル−8−(ピロリジン−1−イルカルボニル)−1−(チエン−2−イルメチル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン;
N,N−ジエチル−4−フェニル−1−(チエン−2−イルスルホニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
及びそれらの薬学的に許容しうる塩、
より選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
医薬としての使用のための、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
疼痛、不安又は機能的胃腸管障害の治療のための医薬の製造における、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項8】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物及び薬学的に許容しうる担体を含む医薬組成物。
【請求項9】
温血動物における疼痛の治療のための方法であって、このような治療を必要とする該動物に、治療有効量の請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物を投与する処置を含む、方法。
【請求項10】
温血動物における機能的胃腸管障害の治療のための方法であって、このような治療を必要とする該動物に、治療有効量の請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物を投与する処置を含む、方法。
【請求項11】
式I
【化2】

の化合物を製造するための方法であって、
式II
【化3】

の化合物を、R5−C(=O)−Cl、R6−S(=O)2−Cl、R7−NCO、R7−NCS及びR8CHOより選択される化合物と反応させることからなり、
式中、
nは1若しくは2であり;
1は、−CH2−R8、−C(=O)−NH−R7、−C(=S)−NH−R7、−S(=O)2−R6、及び−C(=O)−R5より選択され、ここでR5、R6、R7及びR8は、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルより独立して選択され、ここで該C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−R、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか、又は−O−CH2−O−で二置換されて縮合環を形成し;
2は−H及びC1-6アルキルより選択され;
3及びR4は、−H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルより独立して選択され、ここで該C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか;又はR3及びR4は、式Iにおいてそれらに結合した窒素と共に複素環を形成し、ここで該複素環は、ベンジル、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ、及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;
ArはC6-10アリール及びC3-6ヘテロアリールより選択され、ここで該C6-10アリール及びC3-6ヘテロアリールは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ、及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;そして
RはC1-6アルキルである、上記方法。
【請求項12】
式I:
【化4】

の化合物を製造するための方法であって、
式III:
【化5】

の化合物をR34NHと反応させることからなり、
式中、
nは1若しくは2であり;
1は、−C(=O)−O−C1-6アルキル及び−C(=O)−O−C2-6アルケニルより選択され;
2は、−H及びC1-6アルキルより選択され;
3及びR4は、−H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルより独立して選択され、ここで該C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか;又はR3及びR4は、式Iにおいてそれらに結合した窒素と共に複素環を形成し、ここで該複素環は、ベンジル、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ、及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;
Arは、C6-10アリール及びC3-6ヘテロアリールより選択され、ここで該C6-10アリール及びC3-6ヘテロアリールは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ、及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;そして
RはC1-6アルキルである、上記方法。
【請求項13】
式IV:
【化6】

の化合物を製造するための方法であって、
式Vの化合物を式VIの化合物と反応させることからなり、
【化7】

式中、
nは1若しくは2であり;
1は、−C(=O)−O−C1-6アルキル及び−C(=O)−O−C2-6アルケニルより選択され;
9はC1-6アルキルであり;
Arは、C6-10アリール及びC3-6ヘテロアリールより選択され、ここで該C6-10アリール及びC3-6ヘテロアリールは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ、及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;そして
RはC1-6アルキルである、上記方法。
【請求項14】
式II:
【化8】

[式中、
nは1若しくは2であり;
2は−H及びC1-6アルキルより選択され;
3及びR4は、−H、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルより独立して選択され、ここで該C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル、C6-10アリール、C6-10アリール−C1-4アルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル、C3-6ヘテロシクロアルキル−C1-4アルキル、C3-6ヘテロアリール、及びC3-6ヘテロアリール−C1-4アルキルは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換されるか;又はR3及びR4は、式Iにおいてそれらに結合した窒素と共に複素環を形成し、ここで該複素環は、ベンジル、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ、及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;
Arは、C6-10アリール及びC3-6ヘテロアリールより選択され、ここで該C6-10アリール及びC3-6ヘテロアリールは、−OH、−CHO、−NH2、−NHR、−NR2、C1-6アルキル、−C(=O)−OR、−C(=O)−NHR、−SR、−SH、ハロゲン化C1-6アルキル、−CN、−NO2、C1-6アルコキシ、及びハロゲンより選択される1つ若しくはそれ以上の基で場合により置換され;そして
RはC1-6アルキルである]
の化合物。
【請求項15】
化合物が、
8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン;
8−(モルホリン−4−イルカルボニル)−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン;
4−フェニル−8−(ピロリジン−1−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン;
N−(シクロプロピルメチル)−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
4−フェニル−N−(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−(2−メトキシエチル)−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N,N−ジエチル−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
4−(4−エトキシフェニル)−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン;
4−(4−エトキシフェニル)−8−(モルホリン−4−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン;
4−(4−エトキシフェニル)−8−(ピロリジン−1−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン;
N−(シクロプロピルメチル)−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
4−(4−エトキシフェニル)−N−(2−フリルメチル)−N−メチル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−(2−メトキシエチル)−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
4−(4−エトキシフェニル)−N,N−ジエチル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
ピペラジン,1−[(2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−イル)カルボニル]−4−メチル−;
ピペラジン,1−[[2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(4−メトキシフェニル)−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−イル]カルボニル]−4−メチル−;
ピペラジン,1−[[2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−イル]カルボニル]−4−メチル−;
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[(1−エチル−2−ピロリジニル)メチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−;
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(4−メトキシフェニル)−;
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[(1−エチル−2−ピロリジニル)メチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−;
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[(1−エチル−2−ピロリジニル)メチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(4−メトキシフェニル)−;
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(4−メトキシフェニル)−N−(2−ピリジニルメチル)−;
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−N−(2−ピリジニルメチル)−;
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−N−(2−ピリジニルメチル)−;
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−;
1−ピペラジンカルボキサルデヒド,4−[(2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−イル)カルボニル]−;
1−ピペラジンカルボキサルデヒド,4−[[2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−イル]カルボニル]−;
ピペラジン,1−[(2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−イル)カルボニル]−4−(フェニルメチル)−;
ピペラジン,1−[[2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−イル]カルボニル]−4−(フェニルメチル)−;
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[2−[ビス(1−メチルエチル)アミノ]エチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−;
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[2−[ビス(1−メチルエチル)アミノ]エチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−;
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−;
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−;
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−N−メチル−4−フェニル−;
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−N−メチル−4−(2−ピリジニル)−;
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−フェニル−N−[2−(4−チオモルホリニル)エチル]−;
1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド,2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−4−(2−ピリジニル)−N−[2−(4−チオモルホリニル)エチル]−;
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,5−(4−エトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−N−(2−メトキシエチル)−;
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,N−シクロペンチル−5−(4−エトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−;
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,N−シクロプロピル−5−(4−エトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−;
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,5−(4−エトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−N−(2−チエニルメチル)−;
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,5−(4−エトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−N−[(5−メチル−2−フラニル)メチル]−;
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,5−(4−エトキシフェニル)−N,N−ジエチル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−;
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,5−(4−エトキシフェニル)−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−N−[2−(1−ピロリジニル)エチル]−;
ピロリジン,1−[(1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−5−フェニルベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−イル)カルボニル]−;
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−N−(2−メトキシエチル)−5−フェニル−;
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,N−シクロペンチル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−5−フェニル−;
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,N−シクロプロピル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−5−フェニル−;
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−5−フェニル−N−(2−チエニルメチル)−;
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−N−[(5−メチル−2−フラニル)メチル]−5−フェニル−;
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,N,N−ジエチル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−5−フェニル−;
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−5−フェニル−N−[2−(1−ピロリジニル)エチル]−;
ピロリジン,1−[(6−エチル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−5−フェニルベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−イル)カルボニル]−;
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,6−エチル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−N−(2−メトキシエチル)−5−フェニル−;
ベンゾ[h][1,6]ナフチリジン−9−カルボキサミド,N−シクロペンチル−6−エチル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロ−5−フェニル−;
N−シクロプロピル−6−エチル−5−フェニル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロベンゾ[h]−1,6−ナフチリジン−9−カルボキサミド;
6−エチル−5−フェニル−N−(チエン−2−イルメチル)−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロベンゾ[h]−1,6−ナフチリジン−9−カルボキサミド;
6−エチル−N−[(5−メチル−2−フリル)メチル]−5−フェニル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロベンゾ[h]−1,6−ナフチリジン−9−カルボキサミド;
N,N,6−トリエチル−5−フェニル−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロベンゾ[h]−1,6−ナフチリジン−9−カルボキサミド;
6−エチル−5−フェニル−N−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1,2,3,4,4a,5,6,10b−オクタヒドロベンゾ[h]−1,6−ナフチリジン−9−カルボキサミド;
4−(4−エトキシフェニル)−N,N−ジメチル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
4−(4−エトキシフェニル)−N−メチル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−(シクロプロピルメチル)−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−シクロブチル−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−シクロプロピル−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−アリル−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
4−(4−エトキシフェニル)−8−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン;
8−(アゼチジン−1−イルカルボニル)−4−(4−エトキシフェニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン;
N,N−ジメチル−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−メチル−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−(シクロプロピルメチル)−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−シクロブチル−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−シクロプロピル−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
(N−アリル−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
4−フェニル−8−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン;
8−(アゼチジン−1−イルカルボニル)−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン;
4−(2−フリル)−N,N−ジメチル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
4−(2−フリル)−N−メチル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−(シクロプロピルメチル)−4−(2−フリル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−シクロブチル−4−(2−フリル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−シクロプロピル−4−(2−フリル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−アリル−4−(2−フリル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
4−(2−フリル)−8−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン;
8−(アゼチジン−1−イルカルボニル)−4−(2−フリル)−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン;
N,N−ジメチル−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−メチル−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−(シクロプロピルメチル)−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−シクロブチル−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−シクロプロピル−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
N−アリル−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;
8−(ピペリジン−1−イルカルボニル)−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン;
8−(アゼチジン−1−イルカルボニル)−4−チエン−3−イル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン;
N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−4−フェニル−2,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3,2−c]キノリン−8−カルボキサミド;及び
それらの薬学的に許容しうる塩
より選択される、請求項14に記載の化合物。

【公表番号】特表2007−522209(P2007−522209A)
【公表日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−553084(P2006−553084)
【出願日】平成17年2月2日(2005.2.2)
【国際出願番号】PCT/SE2005/000125
【国際公開番号】WO2005/075476
【国際公開日】平成17年8月18日(2005.8.18)
【出願人】(391008951)アストラゼネカ・アクチエボラーグ (625)
【氏名又は名称原語表記】ASTRAZENECA AKTIEBOLAG
【Fターム(参考)】