説明

フェンダーパネルの固定構造

【課題】小さな部材を用いた簡単な改造を施すだけで、車両が衝突した際の修理費用を低く抑えることができ、車両前部のエクステリアデザインの自由度を向上させることができ、車体への組付け作業を簡単に行うことができるフェンダーパネルの固定構造を提供する。
【解決手段】ヘッドランプ3とフロントドア2の間に配置されたフェンダーパネル4の固定構造であって、フェンダーパネル4の後縁部4Kに車幅方向内側W1に向かうフランジ7を屈曲形成し、フェンダーパネル4よりも厚肉のリンフォース6に、フランジ7の上端部に対する接合部12と、フロントピラー1の被固定部13に対する固定部8とを設けて、接合部12をフランジ面7Mに車両前方側Frから接合し、固定部8を被固定部13に車幅方向外側W2から締め付け固定してある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両前後方向でヘッドランプとフロントドアの間に配置されたフェンダーパネルの固定構造に関する。
【背景技術】
【0002】
車両が軽微な衝突をした際に、ヘッドランプが後退してフェンダーパネルを車両後方側に押圧することがある。この場合、フェンダーパネルの後縁部がその後方のフロントドアの前縁部を車両後方側に押圧したり、フロントドアの揺動範囲内である前記前縁部の車幅方向内側に前記後縁部が入り込んだりすると、フロントドアの修理が必要になって修理費用が高くなる。
この問題を解消する手段として、従来、フェンダーパネルの後縁部をリンフォースを介してフロントピラー等の車体に強く固定することで、フェンダーパネルの後縁部の後退を防止するという手段や、フェンダーパネルの後縁部から車幅方向内側に延出したフランジを、フロントピラーから車幅方向外側に延出したブラケットに車両前後方向でボルト固定するという手段があった(特許文献1参照)。
【特許文献1】実開昭63−69084号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、近年の車両では、外観を向上させるためにフェンダーパネルを車幅方向外側に膨出した外膨らみ状に形成してあり、フロントピラーからフェンダーパネルのパネル面が車幅方向外側に離れていることから、上記従来の手段によればブラケットや補強用のリンフォースが大型化していた。
その結果、ブラケットやリンフォースに要する材料コストが増大するだけでなく、車両の重量が増大するという新たな問題が生じていた。また、リンフォースやブラケットをフロントドア側からフロントピラーやフェンダーパネルに連結しなければならず、作業空間が狭くて組付け作業に手間がかかっていた。
【0004】
上記の問題を解消する別の手段として、ヘッドランプに加わる衝撃を和らげることができるように、エプロンサイドメンバの車両前方側の端部に設けたクラッシュボックスをヘッドランプよりも車両前方側に長く延長する手段や、ヘッドランプの車両前後方向における長さを短くして、クラッシュボックスの後方にヘッドランプを配置する手段も考えられるが、これらの手段によれば、車両前部のエクステリアデザインの自由度が低くなるという新たな問題が生じる。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、小さな部材を用いた簡単な改造を施すだけで、車両が衝突した際の修理費用を低く抑えることができ、車両前部のエクステリアデザインの自由度を向上させることができ、車体への組付け作業を簡単に行うことができるフェンダーパネルの固定構造を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の特徴は、
車両前後方向でヘッドランプとフロントドアの間に配置されたフェンダーパネルの固定構造であって、
前記フェンダーパネルの後縁部に車幅方向内側に向かうフランジを屈曲形成し、
前記フェンダーパネルよりも厚肉のリンフォースに、前記フランジの上端部に対する接合部と、前記フランジの上端部よりも車両前方側のフロントピラーの被固定部に対する固定部とを設けて、前記接合部を前記フランジの上端部のフランジ面に車両前方側から接合し、前記固定部を前記被固定部に車幅方向外側から締め付け固定してある点にある。(請求項1)
【0006】
この構成によれば、フェンダーパネルよりも厚肉のリンフォースの接合部を、フェンダーパネルの後縁部に形成したフランジの上端部のフランジ面に車両前方側から接合し、リンフォースの固定部を、フランジの上端部よりも車両前方側のフロントピラーの被固定部に車幅方向外側から締め付け固定してあるから、車両衝突時に後退しやすいフェンダーパネルの後縁部の上端部をフロントピラーに強く固定することができる。
すなわち、車両の軽微な衝突によりヘッドランプが後退してフェンダーパネルを車両後方側に押圧しても、リンフォースでフェンダーパネルの後退を効果的に抑制することができる。さらに、上記の押圧でフェンダーパネルが後縁部側の縦軸芯周りに車幅方向外側に回転しようとしても、フェンダーパネルのフランジを、このフランジに接合されたリンフォースの接合部で車両前方側から支えることができて前記回転を阻止することができる。これにより、エプロンサイドメンバの車両前方側の端部に設けたクラッシュボックスをヘッドランプよりも車両前方側に長く延長する手段や、ヘッドランプの車両前後方向における長さを短くして、クラッシュボックスの後方にヘッドランプを配置する手段を採用しなくても済む。そして、リンフォースを小型化することができる。また、前記リンフォースの固定部をフロントピラーの被固定部に車幅方向外側から締め付け固定するから、広い作業空間で作業を行うことができて組付け作業を簡単化することができる。
従って、車両が衝突した際のフロントドアの修理を不要にすることができて、修理費用を低く抑えることができ、車両前部のエクステリアデザインの自由度を向上させることができ、車体への組付け作業を簡単に行うことができる。(請求項1)
【0007】
本発明において、
前記リンフォースの固定部を、前記フェンダーパネルの上端部に設けた重ね合わせ部に車幅方向内側から重ね合わせて接合し、
前記固定部と重ね合わせ部を、前記フロントピラーの被固定部に車幅方向外側から締め付け固定してあると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
【0008】
前記リンフォースの固定部を、前記フェンダーパネルの上端部に設けた重ね合わせ部に車幅方向内側から重ね合わせて接合したことで、フェンダーパネルの後縁部のフランジとフェンダーパネルの上端部に設けた重ね合わせ部とをリンフォースで接続することになり、フェンダーパネルの後縁上部の剛性を向上することができる。そして、このように剛性が向上した部位をフロントピラーの被固定部に固定するから、固定の強度を強くすることができて、衝突時のフェンダーパネルの後退をより効果的に抑制することができる。(請求項2)
【0009】
本発明において、
前記固定部と重ね合わせ部を、前記フェンダーパネルとフロントピラーの各意匠面に連続する意匠面を備えたガーニッシュで覆い隠してあると、締め付け固定箇所の形状の自由度が向上し、締め付け固定作業の作業性を向上することができる。(請求項3)
【0010】
本発明において、
前記固定部と重ね合わせ部にボルト挿通孔を形成し、
前記ボルト挿通孔に挿通させた締め付けボルトで前記固定部と重ね合わせ部を前記フロントピラーの被固定部に締め付け固定してあると、簡単な構造でありながら固定部と重ね合わせ部をフロントピラーに強く締め付け固定することができる。(請求項4)
【0011】
本発明において、
前記フェンダーパネルを上下両端部間が車幅方向外側に膨出した外膨らみ状に形成し、
前記フェンダーパネルの上端部のうち、車両後方側の後ろ側上端部分を車幅方向内側に凹ませて第1凹部を形成するとともに、前記第1凹部の底壁で前記重ね合わせ部を構成し、
前記フェンダーパネルの上端部の周りに位置するフロントピラー部分のうち、車両後方側の後ろ側フロントピラー部分を車幅方向内側に凹ませて第2凹部を形成するとともに、前記第2凹部の底壁で前記被固定部を構成してあると、次の作用を奏することができる。(請求項5)
【0012】
フェンダーパネルを上下両端部間が車幅方向外側に膨出した外膨らみ状に形成することで、フェンダーパネルの外観を向上することができる。そして、前記第1凹部の底壁で前記重ね合わせ部を構成し、前記第2凹部の底壁で前記被固定部を構成してあるから、重ね合わせ部と被固定部を簡単に形成することができるとともに、重ね合わせ部と被固定部の構造を簡素化することができる。(請求項5)
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、小さな部材を用いた簡単な改造を施すだけで、車両が衝突した際の修理費用を低く抑えることができ、車両前部のエクステリアデザインの自由度を向上させることができ、車体への組付け作業を簡単に行うことができるフェンダーパネルの固定構造を提供することができた。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1,図2に示すように、フロントピラー1にフロントドア2の前縁部を揺動開閉自在に支持させ、車両前後方向でヘッドランプ3とフロントドア2の間にフェンダーパネル4を配置して自動車の車体の前部構造を構成してある。
【0015】
フロントピラー1は、いずれも横断面ハット形状のアウターピラー20とインナーピラーとピラーリンフォース(図示せず)から成り、アウターピラー20のフランジとインナーピラーのフランジでピラーリンフォースのフランジを挟み込み、3枚のフランジを一体に溶接接合してある。
【0016】
図3,図4に示すように、フェンダーパネル4の上下両端部間を車幅方向外側W2に膨出させてフェンダーパネル4の外観を良くしてある。そのために、フェンダーパネル4の後縁部4Kの上下両端部間がフロントピラー1から車幅方向外側W2に離れている。前記後縁部4Kの上下両端部間がフロントピラー1から車幅方向外側W2に離れたままにしておくと車室内に騒音や異物が侵入することから、フェンダーパネル4の後縁部4Kとフロントピラー1の間を、上下方向に沿う遮音材としての樹脂製のフェンダーカバー(図示せず)で塞いである。
【0017】
つまり、フェンダーパネル4の後縁部4Kに車幅方向内側W1に向かうフランジ7を屈曲形成し、前記フランジ7を、フェンダーパネル4の後縁から車幅方向内側前方に向かうフランジ部分と、このフランジ部分から車幅方向内側W1に向かうフランジ部分とから構成して、後者のフランジ部分にフェンダーカバーを車両前方側Frから重ね合わせてクリップ固定してある。
【0018】
本実施形態の車体の前部構造では、前記フェンダーパネル4を外膨らみ状に形成したことで、フェンダーパネル4は、車両前後方向の力に対して比較的剛性が強くなっている。このフェンダーパネル4の下縁部は下方にフロントタイヤが配置されるホイールアーチ22を形成している。
【0019】
次に、フェンダーパネル4の固定構造について説明する。本実施形態では、車両左側のフェンダーパネル4の固定構造について説明するが、車両右側のフェンダーパネル4の固定構造は、車両左側のフェンダーパネル4の固定構造と同一の構造であり、左右対称な構造である。
【0020】
[フェンダーパネル4の固定構造]
図2,図3に示すように、フェンダーパネル4の前下端部4Aをエプロンサイドメンバ5に、後ろ下端部4Bをフロントピラー1の下端部1Kにそれぞれ車幅方向外側W2から締め付けボルトで締め付け固定してある。エプロンサイドメンバ5の車両前方側Frの端部には、衝突時の衝撃を吸収するクラッシュボックス23を設けてある。
【0021】
図5(a),図5(b),図7,図8に示すように、フェンダーパネル4よりも厚肉の金属板から成るリンフォース6に、前記フランジ7の上端部に対する接合部12と、前記フランジ7の上端部よりも車両前方側Frのフロントピラー1(詳しくはアウターピラー20)の被固定部13に対する固定部8とを設けてある。そして、前記接合部12を前記フランジ7の上端部のフランジ面7Mに車両前方側Frから溶接接合し、前記固定部8をフェンダーパネル4の上端部に設けた重ね合わせ部9に車幅方向内側W1から重ね合わせて溶接接合し、一体になった固定部8と重ね合わせ部9を前記被固定部13に、車幅方向外側W2から締め付け固定してある。
【0022】
詳述すると、図3,図5(a),図5(b)に示すように、フェンダーパネル4の上端部のうち、車両後方側の後ろ側上端部分を車幅方向内側W1に凹ませて第1凹部15を形成し、第1凹部15の底壁で前記重ね合わせ部9を構成してある。また、図1,図2に示すように、フェンダーパネル4の上端部の周りに位置するフロントピラー部分(フロントドア2のウインドガラスの前下端部に隣接するフロントピラー部分(アウターピラー部分))のうち、車両後方側の後ろ側フロントピラー部分を車幅方向内側W1に凹ませて第2凹部16を形成し、第2凹部16の底壁で前記被固定部13を構成してある。
【0023】
そして、固定部8と重ね合わせ部9にボルト挿通孔10を形成し、ボルト挿通孔10に挿通させた締め付けボルト11と、この締め付けボルト11に螺合するナット21とで固定部8と重ね合わせ部9を被固定部13に締め付け固定してある。この固定状態で、リンフォース6の下半部はフェンダーパネル4に対して車幅方向で離間している。
【0024】
図3に示すように、前記第1凹部15の底壁は後述のガーニッシュ17を取り付けるための複数の角形の取り付け部33を備えている。これにより、第1凹部15の底壁の剛性が強くなっている。
【0025】
[リンフォース6の構造]
図5(a),図5(b)〜図8に示すように、前記リンフォース6は、壁面が車幅方向を向く上側半分の上壁部24と、上壁部24の下端部から車幅方向外側W2に延出する中間壁部25と、壁面が車両前後方向を向く中間壁部25の後壁27から下方に延出し、壁面が車両前後方向を向く下壁部26とから成る。
【0026】
前記上壁部24の車両後方側の端部の下半部に、前記フェンダーパネル4の第1凹部15の底壁に形成した複数の取り付け部33のうちの車両後方側の取り付け部33に車幅方向内側W1から入り込む膨出部35を形成してある。
【0027】
前記中間壁部25は、車両前後方向から見た縦断面形状が上下逆L字形の車両前方側Frの前半部29と、車幅方向から見た縦断面形状が下側開放コの字形の車両後方側の後半部30とから成る。この後半部30は車幅方向外側W2になるにつれて車両前後方向の幅が狭くなっている。
【0028】
前記下壁部26は、下半部が車両前後方向から見てほぼ正方形に形成されて前記接合部12に構成され、この接合部12が、フランジ7の上端部のフランジ面7Mに対応して、下端部側ほど車両前方側Fr側に位置するように傾斜している(図3,図5(a)参照)。下壁部26の上半部31の車幅方向内側W1の側縁31Sと、中間壁部25の後壁27の車幅方向内側W1の側縁27Sとは円弧状に形成されて滑らかに連なっている。下壁部26の車幅方向外側W2の側縁と、中間壁部25の車幅方向外側W2の側縁とからは、一連のフランジ32が車両前方側Frに張り出している。
【0029】
図1,図2に示すように、フェンダーパネル4とフロントピラー1の各意匠面4M,1Mに連続する意匠面17Mを備えた縦に長い三角形状のガーニッシュ17を第2凹部16に嵌め込んで、第2凹部16をガーニッシュ17で第1凹部15ごと覆い隠してある。これにより、前記固定部8と重ね合わせ部9を覆い隠すことができる。
つまり、ガーニッシュ17の裏面に複数の係合爪19を形成し、図5(a),図5(b)にも示すように、前記複数の取り付け部33と第2凹部16の底壁(図1参照)に係合孔18を形成し、リンフォース6の膨出部35に係合爪19用の挿通孔35Hを形成して、複数の係合孔18に複数の係合爪19各別に係合させてある。
前記ボルト挿通孔10は、車両前後方向で、第1凹部15の底壁の車両前方側Frの取り付け部33に形成した係合孔18と、車両後方側の取り付け部33に形成した係合孔18との間に位置している。ガーニッシュ17は樹脂材で成形してある。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】車体前部構造の側面図
【図2】車体前部構造の分解斜視図
【図3】フェンダーパネルの側面図
【図4】フェンダーパネルの後面図
【図5】(a)はフェンダーパネルの固定構造の側面図(b)は図5(a)のA−A断面図
【図6】フェンダーパネルの固定構造の後面図
【図7】リンフォースの斜視図(1)
【図8】リンフォースの斜視図(2)
【符号の説明】
【0031】
1 フロントピラー
1M 意匠面(フロントピラーの意匠面)
2 フロントドア
3 ヘッドランプ
4 フェンダーパネル
4M 意匠面(フェンダーパネルの意匠面)
4K 後縁部(フェンダーパネルの後縁部)
6 リンフォース
7 フランジ
7M フランジ面
8 固定部
9 重ね合わせ部
10 ボルト挿通孔
11 締め付けボルト
12
接合部
13 被固定部
15 第1凹部
16 第2凹部
17 ガーニッシュ
17M 意匠面(ガーニッシュの意匠面)
Fr 車両前方側
W1 車幅方向内側
W2 車幅方向外側

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両前後方向でヘッドランプとフロントドアの間に配置されたフェンダーパネルの固定構造であって、
前記フェンダーパネルの後縁部に車幅方向内側に向かうフランジを屈曲形成し、
前記フェンダーパネルよりも厚肉のリンフォースに、前記フランジの上端部に対する接合部と、前記フランジの上端部よりも車両前方側のフロントピラーの被固定部に対する固定部とを設けて、前記接合部を前記フランジの上端部のフランジ面に車両前方側から接合し、前記固定部を前記被固定部に車幅方向外側から締め付け固定してあるフェンダーパネルの固定構造。
【請求項2】
前記リンフォースの固定部を、前記フェンダーパネルの上端部に設けた重ね合わせ部に車幅方向内側から重ね合わせて接合し、
前記固定部と重ね合わせ部を、前記フロントピラーの被固定部に車幅方向外側から締め付け固定してある請求項1記載のフェンダーパネルの固定構造。
【請求項3】
前記固定部と重ね合わせ部を、前記フェンダーパネルとフロントピラーの各意匠面に連続する意匠面を備えたガーニッシュで覆い隠してある請求項2記載のフェンダーパネルの固定構造。
【請求項4】
前記固定部と重ね合わせ部にボルト挿通孔を形成し、
前記ボルト挿通孔に挿通させた締め付けボルトで前記固定部と重ね合わせ部を前記フロントピラーの被固定部に締め付け固定してある請求項2又は3記載のフェンダーパネルの固定構造。
【請求項5】
前記フェンダーパネルを上下両端部間が車幅方向外側に膨出した外膨らみ状に形成し、
前記フェンダーパネルの上端部のうち、車両後方側の後ろ側上端部分を車幅方向内側に凹ませて第1凹部を形成するとともに、前記第1凹部の底壁で前記重ね合わせ部を構成し、
前記フェンダーパネルの上端部の周りに位置するフロントピラー部分のうち、車両後方側の後ろ側フロントピラー部分を車幅方向内側に凹ませて第2凹部を形成するとともに、前記第2凹部の底壁で前記被固定部を構成してある請求項2〜4のいずれか一つに記載のフェンダーパネルの固定構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−132256(P2009−132256A)
【公開日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−309649(P2007−309649)
【出願日】平成19年11月30日(2007.11.30)
【出願人】(000002082)スズキ株式会社 (3,196)
【Fターム(参考)】