説明

ボトルの液状収容物の入味検査方法及びボトル入味検査システム

【課題】検査精度を上げて入味容量のバラツキを少なくできるようにする。
【解決手段】キャップ天面高さと満注容量との相関関係を予め測定して第1相関関係情報を取得すると共に、最低充填容量を設定し、満注容量よりも所定量減量した液状収容物をボトルに充填した場合の入味線高さとキャップ天面との高低差と、所定量との相関関係を求めて第2相関関係情報を取得しておいて、被検査用ボトルに対するキャップ天面高さを計測して第1相関関係情報から満注容量を決定すると共に、満注容量と最低充填容量との差に対応する差分高さを第2相関関係情報から算出して、被検査用ボトルに対応する許容最低入味線高さを求め、液状収容物の実入味線高さを計測し、許容最低入味線高さと実入味線高さとを比較して、実入味線高さが高ければ良品と判定し、実入味線高さが低ければ不良品と判定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボトルの液状収容物の入味検査方法及びボトル入味検査システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、液状収容物を充填したボトルの液状収容物の入味検査を行うのに、ウェイトチェッカーにより実重量を計測する方法が最も精度が高いと考えられている。
しかし、ボトルへの液体の充填設備において、高速化が進むにつれて、実重量の計測は困難になってきている。
そこで、カメラと照明装置などにより構成された検査装置により、ボトルの入味線を撮像して入味線高さを計測し、入味量の代用検査を行うことが採用されてきている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−243328号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが近年、特にボトルが樹脂ボトルなどの場合、例えばペットボトルなどの薄肉化によるボトルの軽量化が進み、それに伴い、ボトル生産工程で夫々のボトルの大きさもわずかに異なることがあり、液状収容物を満杯状態に充填した満注容量のバラツキも大きくなってきている。
従って、精度良く入味量の検査を行なうことが困難になる虞がある。
【0005】
本発明の目的は、上記問題点を解消し、生産工程においてボトルの大きさが多少変化しても、検査精度を上げて入味容量のバラツキを少なくできるようにするところにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、製造過程でボトルの大きさが変化した際に、大きさの変化と相関関係がある部位が存在することを見出し、この部位を計測することでボトル内容量を推定し、推定した容量に基づいて入味量の検査を行なえば検査精度が上がることを知見し、そこに着目したものである。
【0007】
そこで、本発明のボトルの液状収容物の入味検査方法の第1の特徴構成は、多数のボトルのキャップ装着部における所定の突出端部の高さと液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して第1相関関係情報を取得すると共に、ボトルに対する液状収容物の最低充填容量を設定し、前記満注容量よりも所定量減量した液状収容物をボトルに充填した場合の入味線高さと前記突出端部の高さとの高低差と、前記所定量との相関関係を求めて第2相関関係情報を取得しておいて、ボトルに対する液状収容物の入味検査を行なうのに、液状収容物を充填した被検査用ボトルに対する前記突出端部の高さと実入味線高さを計測し、前記突出端部の計測高さを基に前記第1相関関係情報から前記満注容量を決定すると共に、前記満注容量と前記最低充填容量との差に対応する差分高さを第2相関関係情報から算出して、前記被検査用ボトルに対応する許容最低入味線高さを求め、前記許容最低入味線高さと前記実入味線高さとを比較するところにある。
【0008】
本発明の第1の特徴構成によれば、多数のボトルについて、それらのキャップ装着部における所定の突出端部の高さと液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して第1相関関係情報を取得することにより、ボトルの大きさが多少異なっても、異なった大きさのボトル毎の満注容量が分かり、また、前記満注容量よりも所定量減量した液状収容物をボトルに充填した場合の入味線高さと突出端部の高さとの高低差と、前記所定量との相関関係を求めて第2相関関係情報を取得しておくことにより、各ボトルに応じた正確な許容最低入味線高さの情報を簡単に取り出すことができる。
次に、被検査用ボトルにおける液状収容物の実入味線高さを計測するだけで、前述の第2相関関係情報を基に取り出した許容最低入味線高さと比較することにより、実入味量が適切かどうかが判定できるようになる。
【0009】
本発明の第2の特徴構成は、前記許容最低入味線高さよりも前記実入味線高さが高ければ良品と判定し、前記実入味線高さが低ければ不良品と判定するところにある。
【0010】
本発明の第2の特徴構成によれば、液状収容物を充填した被検査用ボトルが、許容最低入味線高さよりも実入味線高さが高ければ良品と判定し、実入味線高さが低ければ不良品と判定することにより、簡潔で精度の高い入味検査ができる。
従って、ボトルの大きさが多少変化しても、入味容量のバラツキの少ない製品を提供できる。
【0011】
本発明の第3の特徴構成は、多数のボトルのキャップ装着部における所定の突出端部の高さと液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して第1相関関係情報を取得すると共に、ボトルに対する液状収容物の最低充填容量を設定し、前記満注容量と前記最低充填容量との差と、その差に対応する許容最低入味線高さとの相関関係を求めた第2相関関係情報を取得しておいて、ボトルに対する液状収容物の入味検査を行なうのに、液状収容物を充填した被検査用ボトルに対する前記突出端部の高さと実入味線高さを計測し、前記突出端部の計測高さを基に前記第1相関関係情報と第2相関関係情報とから許容最低入味線高さを求め、前記許容最低入味線高さと前記実入味線高さとを比較するところにある。
【0012】
本発明の第3の特徴構成によれば、多数のボトルについて、それらのキャップ装着部における所定の突出端部の高さと液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して第1相関関係情報を取得することにより、ボトルの大きさが多少異なっても、異なった大きさのボトル毎の満注容量が分かり、また、前記満注容量と設定された最低充填容量との差と、その差に対応する許容最低入味線高さとの相関関係を求めた第2相関関係情報を取得しておくことにより、各ボトルに応じた正確な許容最低入味線高さの情報を簡単に取り出すことができる。
次に、被検査用ボトルにおける液状収容物の実入味線高さを計測するだけで、前述の第2相関関係情報を基に取り出した許容最低入味線高さと比較することにより、実入味量が適切かどうかが判定できるようになる。
【0013】
本発明の第4の特徴構成は前記許容最低入味線高さよりも前記実入味線高さが高ければ良品と判定し、前記実入味線高さが低ければ不良品と判定するところにある。
【0014】
本発明の第4の特徴構成によれば、液状収容物を充填した被検査用ボトルが、許容最低入味線高さよりも実入味線高さが高ければ良品と判定し、実入味線高さが低ければ不良品と判定することにより、簡潔で精度の高い入味検査ができる。
従って、ボトルの大きさが多少変化しても、入味容量のバラツキの少ない製品を提供できる。
【0015】
本発明の第5の特徴構成は、多数のボトルの胴部の横幅と液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して第1相関関係情報を取得すると共に、ボトルに対する液状収容物の最低充填容量を設定し、前記満注容量よりも所定量減量した液状収容物をボトルに充填した場合の入味線高さとボトルのキャップ装着部における所定の突出端部の高さとの高低差と、前記所定量との相関関係を求めて第2相関関係情報を取得しておいて、ボトルに対する液状収容物の入味検査を行なうのに、液状収容物を充填した被検査用ボトルに対する前記胴部の横幅と実入味線高さを計測し、前記胴部の計測横幅値を基に前記第1相関関係情報から前記満注容量を決定すると共に、前記満注容量と前記最低充填容量との差に対応する差分高さを第2相関関係情報から算出して、前記被検査用ボトルに対応する許容最低入味線高さを求め、前記許容最低入味線高さと前記実入味線高さとを比較するところにある。
【0016】
本発明の第5の特徴構成によれば、多数のボトルについて、それらの胴部の横幅と液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して第1相関関係情報を取得することにより、ボトルの大きさが多少異なっても、異なった大きさのボトル毎の満注容量が分かり、また、前記満注容量よりも所定量減量した液状収容物をボトルに充填した場合の入味線高さとボトルのキャップ装着部における所定の突出端部の高さとの高低差と、前記所定量との相関関係を求めて第2相関関係情報を取得しておくことにより、各ボトルに応じた正確な許容最低入味線高さの情報を簡単に取り出すことができる。
次に、被検査用ボトルにおける液状収容物の実入味線高さを計測するだけで、前述の第2相関関係情報を基に取り出した許容最低入味線高さと比較することにより、実入味量が適切かどうかが判定できるようになる。
【0017】
本発明の第6の特徴構成は、前記許容最低入味線高さよりも前記実入味線高さが高ければ良品と判定し、前記実入味線高さが低ければ不良品と判定するところにある。
【0018】
本発明の第6の特徴構成によれば、液状収容物を充填した被検査用ボトルが、許容最低入味線高さよりも実入味線高さが高ければ良品と判定し、実入味線高さが低ければ不良品と判定することにより、簡潔で精度の高い入味検査ができる。
従って、ボトルの大きさが多少変化しても、入味容量のバラツキの少ない製品を提供できる。
【0019】
本発明の第7の特徴構成は、前記突出端部は、ボトルに取り付けたキャップの天面、または、前記キャップ装着部においてボトル本体の全周にわたり径方向に突出する鍔部、または、ボトル本体の口縁部のいずれかであるところにある。
【0020】
本発明の第7の特徴構成によれば、突出端部として、ボトルに取り付けたキャップの天面、または、前記キャップ装着部においてボトル本体の全周にわたり径方向に突出する鍔部、または、ボトル本体の口縁部のいずれかを選択することにより、高さの計測ポイントを明確にでき、第1相関関係情報を得るための操作が簡単に、且つ、正確にできる。
【0021】
本発明の第8の特徴構成は、多数のボトルの胴部の横幅と液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して第1相関関係情報を取得すると共に、ボトルに対する液状収容物の最低充填容量を設定し、前記満注容量と前記最低充填容量との差と、その差に対応する許容最低入味線高さとの相関関係を求めた第2相関関係情報を取得しておいて、ボトルに対する液状収容物の入味検査を行なうのに、液状収容物を充填した被検査用ボトルに対する前記胴部の横幅と実入味線高さを計測し、前記胴部の計測横幅値を基に前記第1相関関係情報と第2相関関係情報とから許容最低入味線高さを求め、前記許容最低入味線高さと前記実入味線高さとを比較するところにある。
【0022】
本発明の第8の特徴構成によれば、多数のボトルについて、それらの胴部の横幅と液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して第1相関関係情報を取得することにより、ボトルの大きさが多少異なっても、異なった大きさのボトル毎の満注容量が分かり、また、前記満注容量と設定された最低充填容量との差と、その差に対応する許容最低入味線高さとの相関関係を求めた第2相関関係情報を取得しておくことにより、各ボトルに応じた正確な許容最低入味線高さの情報を簡単に取り出すことができる。
次に、被検査用ボトルにおける液状収容物の実入味線高さを計測するだけで、前述の第2相関関係情報を基に取り出した許容最低入味線高さと比較することにより、実入味量が適切かどうかが判定できるようになる。
【0023】
本発明の第9の特徴構成は、前記許容最低入味線高さよりも前記実入味線高さが高ければ良品と判定し、前記実入味線高さが低ければ不良品と判定するところにある。
【0024】
本発明の第9の特徴構成によれば、液状収容物を充填した被検査用ボトルが、許容最低入味線高さよりも実入味線高さが高ければ良品と判定し、実入味線高さが低ければ不良品と判定することにより、簡潔で精度の高い入味検査ができる。
従って、ボトルの大きさが多少変化しても、入味容量のバラツキの少ない製品を提供できる。
【0025】
本発明の第10のボトル入味検査システムの特徴構成は、ボトルのキャップ装着部における所定の突出端部の高さを計測する突出端部高さ計測機を設け、ボトル内の液状収容物の高さを計測する入味線計測機を設け、多数のボトルの前記突出端部の高さと液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して求めてある第1相関関係情報を備えると共に、前記満注容量よりも所定量減量した液状収容物をボトルに充填した場合の入味線高さと前記突出端部の高さとの高低差と、前記所定量との相関関係を予め測定して求めてある第2相関関係情報を備えたデータベースを設け、前記突出端部高さ計測機による被検査用ボトルに対する突出端部高さ計測値と、前記データベースにおける前記第1相関関係情報と前記第2相関関係情報を基に前記被検査用ボトルに対する満注容量を決定すると共に、前記満注容量と前記最低充填容量との差に対応する差分高さを第2相関関係情報から算出して、前記被検査用ボトルに対応する許容最低入味線高さを求める演算手段を設け、前記演算手段により求まった前記許容最低入味線高さと前記入味線計測機により前記被検査用ボトルを計測した実入味線高さとを比較可能に構成してあるところにある。
【0026】
本発明の第10の特徴構成によれば、突出端部高さ計測機、及び、入味線計測機、並びに、多数のボトルの突出端部の高さと液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して求めてある第1相関関係情報を備えると共に、前記満注容量よりも所定量減量した液状収容物をボトルに充填した場合の入味線高さと突出端部高さとの高低差と、前記所定量との相関関係を予め測定して求めてある第2相関関係情報を備えたデータベース、前記突出端部高さ計測機による被検査用ボトルに対する突出端部高さ計測値と、前記データベースにおける前記第1相関関係情報と前記第2相関関係情報を基に前記被検査用ボトルに対する満注容量を決定すると共に、前記満注容量と前記最低充填容量との差に対応する差分高さを第2相関関係情報から算出して、前記被検査用ボトルに対応する許容最低入味線高さを求める演算手段を設けてあることにより、被検査用ボトルの大きさに応じた満注容量、許容最低入味線高さ、実入味線高さが正確に分かり、前記演算手段により求まった前記許容最低入味線高さと前記入味線計測機により前記被検査用ボトルを計測した実入味線高さとを容易に比較できるようになり、実入味量が適切かどうかが判定できるようになる。
【0027】
本発明の第11の特徴構成は、前記許容最低入味線高さよりも前記実入味線高さが高ければ良品と判定し、前記実入味線高さが低ければ不良品と判定する判定手段を設けてあるところにある。
【0028】
本発明の第11の特徴構成によれば、実入味線高さが示す入味量が許容最低入味量かどうかの判定手段による高精度な判定を容易にでき、ボトルの大きさが多少変化していても、入味容量のバラツキの少ない製品を提供できるシステムを構成できる。
【0029】
本発明の第12の特徴構成は、ボトルのキャップ装着部における所定の突出端部の高さを計測する突出端部高さ計測機を設け、ボトル内の液状収容物の高さを計測する入味線計測機を設け、多数のボトルの前記突出端部の高さと液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して求めてある第1相関関係情報を備えると共に、前記満注容量と設定された最低充填容量との差と、その差に対応する許容最低入味線高さとの相関関係を予め測定して求めてある第2相関関係情報を備えたデータベースを設け、前記突出端部高さ計測機による被検査用ボトルに対する突出端部高さ計測値と、前記データベースにおける前記第1相関関係情報と前記第2相関関係情報を基に前記被検査用ボトルに対応する許容最低入味線高さを求める演算手段を設け、前記演算手段により求まった前記許容最低入味線高さと前記入味線計測機により前記被検査用ボトルを計測した実入味線高さとを比較可能に構成してあるところにある。
【0030】
本発明の第12の特徴構成によれば、突出端部高さ計測機、及び、入味線計測機、並びに、多数のボトルについて、それらのキャップ装着部における所定の突出端部の高さと液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して求めてある第1相関関係情報を備えると共に、前記満注容量と設定された最低充填容量との差と、その差に対応する許容最低入味線高さとの相関関係を予め測定して求めてある第2相関関係情報を備えたデータベース、前記突出端部高さ計測機による被検査用ボトルに対する突出端部高さ計測値と、前記データベースにおける前記第1相関関係情報と前記第2相関関係情報を基に前記被検査用ボトルに対する満注容量を決定すると共に、前記満注容量と前記最低充填容量との差に対応する許容最低入味線高さを、第2相関関係情報から求める演算手段を設けてあることにより、被検査用ボトルの大きさに応じた満注容量、許容最低入味線高さ、実入味線高さが正確に分かり、前記演算手段により求まった前記許容最低入味線高さと前記入味線計測機により前記被検査用ボトルを計測した実入味線高さとを容易に比較できるようになり、実入味量が適切かどうかが判定できるようになる。
【0031】
本発明の第13の特徴構成は、前記許容最低入味線高さよりも前記実入味線高さが高ければ良品と判定し、前記実入味線高さが低ければ不良品と判定する判定手段を設けてあるところにある。
【0032】
本発明の第13の特徴構成によれば、実入味線高さが示す入味量が許容最低入味量かどうかの判定手段による高精度な判定を容易にでき、ボトルの大きさが多少変化していても、入味容量のバラツキの少ない製品を提供できるシステムを構成できる。
【0033】
本発明の第14の特徴構成は、前記突出端部は、ボトルに取り付けたキャップの天面、または、前記キャップ装着部においてボトル本体の全周にわたり径方向に突出する鍔部、または、ボトル本体の口縁部のいずれかであるところにある。
【0034】
本発明の第14の特徴構成によれば、突出端部として、ボトルに取り付けたキャップの天面、または、前記キャップ装着部においてボトル本体の全周にわたり径方向に突出する鍔部、または、ボトル本体の口縁部のいずれかを選択することにより、高さの計測ポイントを明確にでき、第1相関関係情報を得るための操作が簡単に、且つ、正確にできる。
【0035】
本発明の第15の特徴構成は、ボトルの胴部の横幅を計測する胴部横幅計測機を設け、ボトル内の液状収容物の高さを計測する入味線計測機を設け、多数のボトルの胴部の横幅と液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して求めてある第1相関関係情報を備えると共に、前記満注容量と設定された最低充填容量との差と、その差に対応する許容最低入味線高さとの相関関係を予め測定して求めてある第2相関関係情報を備えたデータベースを設け、前記胴部横幅計測機による被検査用ボトルに対する胴部横幅計測値と、前記データベースにおける前記第1相関関係情報と前記第2相関関係情報を基に前記被検査用ボトルに対する満注容量を決定すると共に、前記満注容量と前記最低充填容量との差に対応する前記許容最低入味線高さを第2相関関係情報から求める演算手段を設け、前記演算手段により求まった前記許容最低入味線高さと前記入味線計測機により前記被検査用ボトルを計測した実入味線高さとを比較可能に構成してあるところにある。
【0036】
本発明の第15の特徴構成によれば、胴部横幅計測機、及び、入味線計測機、並びに、多数のボトルの胴部の横幅と液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して求めてある第1相関関係情報を備えると共に、前記満注容量と設定された最低充填容量との差と、その差に対応する許容最低入味線高さとの相関関係を予め測定して求めてある第2相関関係情報を備えたデータベース、前記胴部横幅計測機による被検査用ボトルに対する胴部横幅計測値と、前記データベースにおける前記第1相関関係情報と前記第2相関関係情報を基に前記被検査用ボトルに対する満注容量を決定すると共に、前記満注容量と前記最低充填容量との差に対応する許容最低入味線高さを、第2相関関係情報から求める演算手段を設けてあることにより、被検査用ボトルの大きさに応じた満注容量、許容最低入味線高さ、実入味線高さが正確に分かり、前記演算手段により求まった前記許容最低入味線高さと前記入味線計測機により前記被検査用ボトルを計測した実入味線高さとを容易に比較できるようになり、実入味量が適切かどうかが判定できるようになる。
【0037】
本発明の第16の特徴構成は、前記許容最低入味線高さよりも前記実入味線高さが高ければ良品と判定し、前記実入味線高さが低ければ不良品と判定する判定手段を設けてあるところにある。
【0038】
本発明の第16の特徴構成によれば、実入味線高さが示す入味量が許容最低入味量かどうかの判定手段による高精度な判定を容易にでき、ボトルの大きさが多少変化していても、入味容量のバラツキの少ない製品を提供できるシステムを構成できる。
【0039】
本発明の第17の特徴構成は、前記突出端部高さ計測機、及び、前記入味線計測機、並びに、前記胴部横幅計測器は、光学式計測機から構成してあるところにある。
【0040】
本発明の第17の特徴構成によれば、突出端部の高さの計測や、入味線の計測、並びに、胴部横幅の計測を、光学式計測器機により短時間で行うことにより、ボトルへの液体の充填設備における高速化に対応でき、生産性を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】第1相関関係情報を示すグラフである。
【図2】第2相関関係情報を示すグラフである。
【図3】入味検査方法を示すフロー図である。
【図4】ボトルに対する液状収容物の充填ラインを示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
以下に本発明の実施の形態を、図1〜図4の図面に基づいて説明する。
液状収容物を充填したガラス瓶の他に、樹脂ボトル等のボトル1を対象として、収容した液状収容物の充填量を検査する入味検査を行なう方法であって、特にボトル1として近年多用されるポリエステル樹脂からなるペットボトル(PET)は、軽量化のために薄肉化の成型が行われる傾向にあり、成型段階で多少の大きさの違いが微妙に発生することが有る。そのために、同量の液状収容物3をボトル1に充填しても、入味線の高さはボトル1により異なることがある。
【0043】
そこで、ボトル1の大きさが多少変化しても、安定した量の液状収容物3を充填した製品を提供するために、入味検査を行なう必要があり、以下にボトル1の入味検査方法を示す。
【0044】
〔ボトルの入味検査方法〕
ボトル1の液状収容物3の入味検査方法において、キャップ2を取り付けた多数のボトル1について、それらのキャップ天面高さKと液状収容物3を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して第1相関関係情報を取得する。図1の測定グラフに示すように、例えば、キャップ天面高さ310.5mmの場合、満注容量は2050mlとなる等のキャップ天面高さKの変化により異なり、キャップ天面高さKに対応する満注容量を予め計測して求めておく。
【0045】
ボトル1に対する液状収容物3の最低充填容量(B)は、規定のボトル容量により設定される。
満注容量(A)よりも所定量(HS)減量した液状収容物3をボトル1に充填した場合の入味線高さとキャップ天面高さとの高低差Tと、前記所定量(HS)との相関関係を求めて第2相関関係情報を取得しておく。図2の測定グラフに示すように、例えば、キャップ天面高さから求めた満注容量(A)が2050mlの場合、最低充填容量(B)を2020mlとすれば、満注容量(A)と最低充填容量(B)との差(HS=A−B)が30mlとなり、キャップ天面高さから入味線高さまでの高低差Tは、36mmとなる。
従って、許容最低入味線高さL、キャップ天面高さから36mm低い位置、即ち310.5−36=274.5mmとなる。
【0046】
次に、被検査用ボトル1における液状収容物3の実入味線高さHを計測し、許容最低入味線高さLと実入味線高さHとを比較して、実入味線高さHが高ければ良品と判定し、実入味線高さHが低ければ不良品と判定し、生産ラインから排除する。
【0047】
〔ボトルの入味検査システム〕
上記入味検査方法を、図3に示すフローに基づいて行うための設備として、図4に示すように、ボトル1に対する液状収容物3の充填ラインにおいて、液状収容物3が充填されたボトル1のコンベア搬送上に、ボトル1の通過を検出する入口光電センサ4を設け、その入口光電センサ4の下流に、ボトル1に取り付けたキャップ2の天面高さを計測するカメラと照明装置などにより構成された光学式計測機からなるキャップ天面高さ計測機5と、キャップ天面高さ計測機5と同様に、ボトル1内の液状収容物3の高さを計測する光学式計測機からなる入味線計測機6を配設し、更に下流にボトル1の通過を検出する出口光電センサ7を設けてあり、それらの入口光電センサ4、キャップ天面高さ計測機5、入味線計測機6、出口光電センサ7から情報を受ける制御装置8を設けてある。
【0048】
前記制御装置8には、キャップ2を取り付けた多数のボトル1について、それらのキャップ天面高さKと液状収容物3を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して求めてある第1相関関係情報を備えると共に、満注容量よりも所定量減量した液状収容物3をボトル1に充填した場合の入味線高さとキャップ天面との高低差と、前記所定量との相関関係を予め測定して求めてある第2相関関係情報を備えたデータベース9を設け、キャップ天面高さ計測機5による被検査用ボトル1に対するキャップ天面高さ計測値と、データベース9における第1相関関係情報と第2相関関係情報を基に被検査用ボトル1に対する満注容量を決定すると共に、前記満注容量と前記最低充填容量との差に対応する差分高さを第2相関関係情報から算出して、被検査用ボトル1に対応する許容最低入味線高さLを求める演算手段10を設け、演算手段10により求まった許容最低入味線高さLと入味線計測機6により被検査用ボトル1を計測した実入味線高さとを比較して、実入味線高さが高ければ良品と判定し、実入味線高さが低ければ不良品と判定する判定手段11を設けてある。
前記判定手段11により判定したボトル1の良否判定結果に基づいて、不良品を排除する排除装置(図外)を、搬送ラインの後部に設けることにより、入味容量の安定した液状収容物入りボトル1を、提供できる。
【0049】
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
【0050】
〈1〉 ボトル1の入味検査方法において、第2相関関係情報として、満注容量と最低充填容量との差と、その差に対応するキャップ天面よりも低い位置の許容最低入味線高さLとの相関関係を求めておいても良く、この場合は、判定の際に第2相関関係情報から迅速に許容最低入味線高さLが取り出せ、入味検査システムにおいても、第1相関関係情報の他に、上記第2相関関係情報を備えたデータベース9を設け、前記キャップ天面高さ計測機5による被検査用ボトル1に対するキャップ天面高さ計測値と、前記データベース9における第1相関関係情報と第2相関関係情報を基に被検査用ボトル1に対応する許容最低入味線高さLを求める演算手段10を設けてあれば、他は、前述の本実施形態と同様である。
〈2〉 満注容量を算出するのにボトルのキャップ天面の高さを計測するのに代えて、ボトルのキャップ装着部においてボトル本体の全周にわたり径方向に突出する鍔部(一般的にはネジ部の下側に位置するネックリングと称する)や、キャップ装着前のボトル本体の口縁部の高さを計測しても良く、それらを、突出端部と総称する。従って、高さ計測機として、キャップ天面高さ計測機を含めた総称として突出端部高さ計測機と呼ぶ。
〈3〉 ボトルの大きさを計測するのに、前記突出端部の高さを計測して判断するのに代えて、ボトルの胴部の横幅を、胴部横幅計測機で計測しても良い。
〈4〉 ボトル入味検査システムにおいて、判定手段を設けずに、人為的に判断しても良い。
【0051】
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【符号の説明】
【0052】
1 ボトル
2 キャップ
3 液状収容物
5 キャップ天面高さ計測機
6 入味線計測機
9 データベース
10 演算手段
11 判定手段
K キャップ天面高さ
L 許容最低入味線高さ
H 実入味線高さ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数のボトルのキャップ装着部における所定の突出端部の高さと液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して第1相関関係情報を取得すると共に、
ボトルに対する液状収容物の最低充填容量を設定し、
前記満注容量よりも所定量減量した液状収容物をボトルに充填した場合の入味線高さと前記突出端部の高さとの高低差と、前記所定量との相関関係を求めて第2相関関係情報を取得しておいて、
ボトルに対する液状収容物の入味検査を行なうのに、
液状収容物を充填した被検査用ボトルに対する前記突出端部の高さと実入味線高さを計測し、
前記突出端部の計測高さを基に前記第1相関関係情報から前記満注容量を決定すると共に、
前記満注容量と前記最低充填容量との差に対応する差分高さを第2相関関係情報から算出して、前記被検査用ボトルに対応する許容最低入味線高さを求め、
前記許容最低入味線高さと前記実入味線高さとを比較するボトルの液状収容物の入味検査方法。
【請求項2】
前記許容最低入味線高さよりも前記実入味線高さが高ければ良品と判定し、前記実入味線高さが低ければ不良品と判定する請求項1に記載のボトルの液状収容物の入味検査方法。
【請求項3】
多数のボトルのキャップ装着部における所定の突出端部の高さと液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して第1相関関係情報を取得すると共に、
ボトルに対する液状収容物の最低充填容量を設定し、
前記満注容量と前記最低充填容量との差と、その差に対応する許容最低入味線高さとの相関関係を求めた第2相関関係情報を取得しておいて、
ボトルに対する液状収容物の入味検査を行なうのに、
液状収容物を充填した被検査用ボトルに対する前記突出端部の高さと実入味線高さを計測し、
前記突出端部の計測高さを基に前記第1相関関係情報と第2相関関係情報とから許容最低入味線高さを求め、
前記許容最低入味線高さと前記実入味線高さとを比較するボトルの液状収容物の入味検査方法。
【請求項4】
前記許容最低入味線高さよりも前記実入味線高さが高ければ良品と判定し、前記実入味線高さが低ければ不良品と判定する請求項3に記載のボトルの液状収容物の入味検査方法。
【請求項5】
多数のボトルの胴部の横幅と液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して第1相関関係情報を取得すると共に、
ボトルに対する液状収容物の最低充填容量を設定し、
前記満注容量よりも所定量減量した液状収容物をボトルに充填した場合の入味線高さとボトルのキャップ装着部における所定の突出端部の高さとの高低差と、前記所定量との相関関係を求めて第2相関関係情報を取得しておいて、
ボトルに対する液状収容物の入味検査を行なうのに、
液状収容物を充填した被検査用ボトルに対する前記胴部の横幅と実入味線高さを計測し、前記胴部の計測横幅値を基に前記第1相関関係情報から前記満注容量を決定すると共に、
前記満注容量と前記最低充填容量との差に対応する差分高さを第2相関関係情報から算出して、前記被検査用ボトルに対応する許容最低入味線高さを求め、
前記許容最低入味線高さと前記実入味線高さとを比較するボトルの液状収容物の入味検査方法。
【請求項6】
前記許容最低入味線高さよりも前記実入味線高さが高ければ良品と判定し、前記実入味線高さが低ければ不良品と判定する請求項5に記載のボトルの液状収容物の入味検査方法。
【請求項7】
前記突出端部は、ボトルに取り付けたキャップの天面、または、前記キャップ装着部においてボトル本体の全周にわたり径方向に突出する鍔部、または、ボトル本体の口縁部のいずれかである請求項1〜6のいずれか1項に記載のボトルの液状収容物の入味検査方法。
【請求項8】
多数のボトルの胴部の横幅と液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して第1相関関係情報を取得すると共に、
ボトルに対する液状収容物の最低充填容量を設定し、
前記満注容量と前記最低充填容量との差と、その差に対応する許容最低入味線高さとの相関関係を求めた第2相関関係情報を取得しておいて、
ボトルに対する液状収容物の入味検査を行なうのに、
液状収容物を充填した被検査用ボトルに対する前記胴部の横幅と実入味線高さを計測し、前記胴部の計測横幅値を基に前記第1相関関係情報と第2相関関係情報とから許容最低入味線高さを求め、
前記許容最低入味線高さと前記実入味線高さとを比較するボトルの液状収容物の入味検査方法。
【請求項9】
前記許容最低入味線高さよりも前記実入味線高さが高ければ良品と判定し、前記実入味線高さが低ければ不良品と判定する請求項8に記載のボトルの液状収容物の入味検査方法。
【請求項10】
ボトルのキャップ装着部における所定の突出端部の高さを計測する突出端部高さ計測機を設け、
ボトル内の液状収容物の高さを計測する入味線計測機を設け、
多数のボトルの前記突出端部の高さと液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して求めてある第1相関関係情報を備えると共に、前記満注容量よりも所定量減量した液状収容物をボトルに充填した場合の入味線高さと前記突出端部の高さとの高低差と、前記所定量との相関関係を予め測定して求めてある第2相関関係情報を備えたデータベースを設け、
前記突出端部高さ計測機による被検査用ボトルに対する突出端部高さ計測値と、前記データベースにおける前記第1相関関係情報と前記第2相関関係情報を基に前記被検査用ボトルに対する満注容量を決定すると共に、前記満注容量と前記最低充填容量との差に対応する差分高さを第2相関関係情報から算出して、前記被検査用ボトルに対応する許容最低入味線高さを求める演算手段を設け、
前記演算手段により求まった前記許容最低入味線高さと前記入味線計測機により前記被検査用ボトルを計測した実入味線高さとを比較可能に構成してあるボトル入味検査システム。
【請求項11】
前記許容最低入味線高さよりも前記実入味線高さが高ければ良品と判定し、前記実入味線高さが低ければ不良品と判定する判定手段を設けてある請求項10に記載のボトル入味検査システム。
【請求項12】
ボトルのキャップ装着部における所定の突出端部の高さを計測する突出端部高さ計測機を設け、
ボトル内の液状収容物の高さを計測する入味線計測機を設け、
多数のボトルの前記突出端部の高さと液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して求めてある第1相関関係情報を備えると共に、前記満注容量と設定された最低充填容量との差と、その差に対応する許容最低入味線高さとの相関関係を予め測定して求めてある第2相関関係情報を備えたデータベースを設け、
前記突出端部高さ計測機による被検査用ボトルに対する突出端部高さ計測値と、
前記データベースにおける前記第1相関関係情報と前記第2相関関係情報を基に前記被検査用ボトルに対応する許容最低入味線高さを求める演算手段を設け、
前記演算手段により求まった前記許容最低入味線高さと前記入味線計測機により前記被検査用ボトルを計測した実入味線高さとを比較可能に構成してあるボトル入味検査システム。
【請求項13】
前記許容最低入味線高さよりも前記実入味線高さが高ければ良品と判定し、前記実入味線高さが低ければ不良品と判定する判定手段を設けてある請求項12に記載のボトル入味検査システム。
【請求項14】
前記突出端部は、ボトルに取り付けたキャップの天面、または、前記キャップ装着部においてボトル本体の全周にわたり径方向に突出する鍔部、または、ボトル本体の口縁部のいずれかである請求項10〜13のいずれか1項に記載のボトル入味検査システム。
【請求項15】
ボトルの胴部の横幅を計測する胴部横幅計測機を設け、
ボトル内の液状収容物の高さを計測する入味線計測機を設け、
多数のボトルの胴部の横幅と液状収容物を満杯状態に充填した場合の満注容量との相関関係を予め測定して求めてある第1相関関係情報を備えると共に、前記満注容量と設定された最低充填容量との差と、その差に対応する許容最低入味線高さとの相関関係を予め測定して求めてある第2相関関係情報を備えたデータベースを設け、
前記胴部横幅計測機による被検査用ボトルに対する胴部横幅計測値と、
前記データベースにおける前記第1相関関係情報と前記第2相関関係情報を基に前記被検査用ボトルに対する満注容量を決定すると共に、前記満注容量と前記最低充填容量との差に対応する前記許容最低入味線高さを第2相関関係情報から求める演算手段を設け、
前記演算手段により求まった前記許容最低入味線高さと前記入味線計測機により前記被検査用ボトルを計測した実入味線高さとを比較可能に構成してあるボトル入味検査システム。
【請求項16】
前記許容最低入味線高さよりも前記実入味線高さが高ければ良品と判定し、前記実入味線高さが低ければ不良品と判定する判定手段を設けてある請求項15に記載のボトル入味検査システム。
【請求項17】
前記突出端部高さ計測機、及び、前記入味線計測機、並びに、前記胴部横幅計測器は、光学式計測機から構成してある請求項10〜16のいずれか1項に記載のボトル入味検査システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2013−75711(P2013−75711A)
【公開日】平成25年4月25日(2013.4.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−217707(P2011−217707)
【出願日】平成23年9月30日(2011.9.30)
【出願人】(309007911)サントリーホールディングス株式会社 (307)
【Fターム(参考)】