説明

ポリ−アルファ−オレフィン含有化粧品組成物

本発明は、少なくとも一種の第1級アルコールを、酸性アルミノ層状ケイ酸塩の存在下において60〜340℃の範囲の温度で脱水重合に付すことによって得られる、少なくとも一種のポリ-α-オレフィンを含有する化粧品組成物に関する。該第1級アルコールは、不飽和単官能性アルコール、分枝単官能性アルコール、および二官能性アルコールからなる群から選択される。該化粧品組成物は、相当する水和ポリ-α-オレフィンも含んでよい。本発明は、水和または非水和ポリ-α-オレフィンの、化粧用または医薬用製剤における油成分としての使用にも関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ある種のポリ-α-オレフィンを含有する新規な化粧品組成物、およびこれらのポリ-α-オレフィンの化粧用および医薬用製剤における油成分としての使用に関する。該化粧用または医薬用製剤は、良好な皮膚適合性を示し、特に軽い感覚を皮膚に与える。
【背景技術】
【0002】
消費者は、化粧用皮膚ケアおよびヘアケアエマルジョンに、一連の要求を満足させるように期待する。意図される用途を決定する洗浄および皮膚/ヘアケアの効果の他に、非常に高い皮膚適合性、良好な再脂化特性、エレガントな外観、最適な感覚印象および貯蔵安定性などのような様々なパラメータに価値が置かれる。
【0003】
多くの界面活性剤のほかに、ヒトの皮膚とヘアの洗浄およびケアに用いられる製剤は、とりわけ、油成分と水を含有する。用いられる油成分/エモリエントは、例えば、炭化水素、エステル油および植物性と動物性の油/脂肪/ワックスを包含する。感覚特性および最適な皮膚適合性に関する商業上の厳しい要求を満たすため、新規な油成分および乳化剤混合物が絶えず開発され試験される。天然および合成の油の大多数、例えばアーモンド油またはアボガド油、エステル油、エーテル、炭酸アルキル、炭化水素およびシリコーン油が、化粧用または医薬用製剤の製造において用いられる。皮膚の再脂化性に直接関係するそのケア効果のほかの、油成分の重要な機能は、消費者の皮膚に、べたつきがなく、ほぼ瞬間的で長持ちする滑らか感と柔軟感を付与することである。
【0004】
皮膚に対する主観的感覚は、ジャーナル Fette, Seifen, Anstrichmittel 87, 403 (1985)中で、U. Zeidlerによって説明されているように、皮膚上で油成分が拡がる物理化学パラメータに相関し客観化され得る。この文献によると、化粧用油成分は、低拡散性(< 300 mm2/10分)、中拡散性(>/= 300〜1000 mm2/10分)および高拡散性(>/= 1000 mm2/10分)の油に分類できる。所定の調製物中で高拡散性油を油成分として用いる場合、所要の皮膚の滑らか感が即座に達成され、シクロメチコン、例えば Dow Corning 245 fluid (Dow Corning Corporation)または Abil(登録商標) B 8839 (Goldschmidt Chemical Corporation)を用いると、消費者にとって望ましいビロード感も得られる。残念ながら、最後に述べた構造の高揮発性は、顕著な滑らか感、従ってビロード感が即座に失われ、皮膚に不快でうっとうしい感覚を残すことを意味するため、その体験は長続きしない。
【0005】
しかし、シクロメチコンは、非常に軽い鉱油、ポリブチレン(例えば Arlamol(登録商標) HD, ICI)、エチルヘキシルシクロヘキサン(Cetiol(登録商標) S, Cognis Deutschland GmbH & Co. KG)のような他の炭化水素系エモリエントよりも、皮膚に対する非常に軽い感覚を有する利点がある。従って、いかなる不都合もなく、皮膚に対する軽い感覚のようなシクロメチコンの利点と良好な拡散特性を兼ね備える炭化水素系油成分/エモリエントの必要性が存在する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明によって取り組むべき課題は、ほぼ即効性があって、比較的長持ちする皮膚への滑らか感を付与し、また良好な皮膚適合性を示す、向上した高拡散性油成分およびそれを含有する製剤を提供することであった。また、該油成分は、マルジョンにおける簡単かつ安定な混和に役立ち、pH変化の場合に加水分解安定性であろうし、また皮膚に対して非常に軽い感覚を付与する低粘性組成物をもたらすであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、少なくとも一種の第1級アルコールを、酸性アルミノ層状ケイ酸塩の存在下において60〜340℃で脱水重合に付すことによって得られうる、少なくとも一種のポリ-α-オレフィンを含有する化粧品組成物であって、該第1級アルコールは、
a)不飽和単官能性アルコール、
b)分枝単官能性アルコール、および
c)二官能性アルコール
からなる群から選択される、化粧品組成物に関する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の化粧品組成物において使用するポリ-α-オレフィンは、既に記述されてきたものである。それらは、本出願人のドイツ特許出願 DE 10152267、および国際特許出願 PCT/EP02/11392 に記載されている。化合物自体を記述することに加え、当該文献はそれらの製造についての詳細情報も含む。相当する出願を参照されたい。
【0009】
純粋に要点を簡単に述べることを目的として、第1級アルコールの反応は、好ましくは、不活性ガス雰囲気中で生成する水を連続的に除去しながら行われることを指摘する。触媒として用いる酸性アルミノ層状ケイ酸塩は、好ましくは3〜300 mval/100 gの酸チャージ(Saeurebeladung)を有する。アルミノ層状ケイ酸塩の例は、シート構造を有するタルクおよびクレイ、例えば、カオリナイト、モンモリロナイト、ベントナイトおよびヘクトライトである。水の除去を伴う反応を、水がそれ以上除去されなくなるまで行うことが適切である。反応時間は、通常、2〜48時間の範囲内である。その後、例えば濾過によって、触媒を除去する。ポリ-α-オレフィンのオリゴマー化度は、1〜10の範囲内である。特定オリゴマー化度の調節は、同伴するオレフィンを水の連続的除去中に反応混合物へ返して比較的高いオリゴマー化度をもたらすことにより達成し得る。得られるポリ-α-オレフィンは、無臭の無色または黄色がかった生成物であり、液体または固体であり得る。得られるポリ-α-オレフィンに対する正確な構造式はないが、それは、脱水重合条件下で、当該第1級アルコールは様々な不飽和モノマーへと異性化し、その後に互いに重合するからである。
【0010】
上記第1級アルコールは、単独でまたは互いの混合物において使用してよい。群b)アルコールのアルキル鎖は分枝しているが、群a)およびc)の第1級アルコールのアルキル鎖は直鎖または分枝のいずれであってもよい。不飽和アルコールは、モノ-またはポリ不飽和、とりわけオレフィン性不飽和であってよい。
好適な化粧品組成物は、第1級アルコールが6〜72個の炭素原子、とりわけ6〜24個の炭素原子を含有する組成物である。
【0011】
群a)アルコールは、好ましくは直鎖アルコールである。群a)の不飽和単官能性アルコールの例は、10-ウンデセン-1-オール、オレイルアルコール、エライジルアルコール、リシノリルアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール、ガドレイルアルコール、エルシルアルコールおよびブラシジルアルコールである。
【0012】
群b)アルコールは、好ましくは、b1)アルキル鎖中の少なくとも1つのメチル基、とりわけ、1〜6個のメチル分枝、b2)アルキル鎖中のC2−18分枝、およびb3)末端CHOH基に対してα−位におけるC2−18分枝を有する分枝アルコールの群から選択されるアルコールである。
【0013】
アルキル鎖中の少なくとも1つのメチル分枝での群b1)の場合、メチル基はアルキル鎖中のいずれに位置してもよい。適当な例は、イソオクチルアルコール、イソノニルアルコール、イソステアリルアルコールまたはイソトリデシルアルコールである。これらのうち、イソノニルアルコールは特に好ましい。いくつかのメチル基がある場合、アルコールのアルキル鎖へ任意に分散して、好ましくは2〜6個の数となる。群b2)C2−18アルキル基により分枝したアルコールの場合、アルコールのアルキル鎖中にその他の分枝はないことが好ましい。
【0014】
他の適当な第1級単官能性分枝アルコールは、専門家に既知のゲルベアルコールであり、これは、脂肪アルコールの二量化により得ることができ、それらは、好ましくは2〜18個の炭素原子を有する比較的長いアルキル鎖を末端CH2OH基に対してα-位に有することにより構造的に区別される。適当なゲルベアルコールは、2-ヘキシルデカノール、2-ブチルオクタノール、2-オクチルドデカノールおよび2-ヘキシルデシルパルミテート/ステアレート、2-エチルヘキサノールおよび2-プロピルヘプタノールである。2-エチルヘキシルアルコールが好ましい。
【0015】
適当な群c)アルコール、すなわち二官能性アルコール(2つのヒドロキシル基を有する)は、飽和または不飽和ジオール、例えばペンタン-1,5-ジオール、オクタン-1,8-ジオール、ヘキサン-1,6-ジオール、デカン-1,10-ジオール、ドデカン-1,12-ジオールまたは専門家に既知のダイマージオールである。
【0016】
ポリ-α-オレフィンは、本発明の化粧品組成物において不飽和形態で使用してよい。しかし、より良い酸化安定性のために、ポリ-α-オレフィンを好適には脱水重合後に水素化し、本発明の組成物において水素化(硬化)した形態で用いる。
【0017】
水素化は、上掲の国際特許出願 PCT/EP02/11392 に記述され、既知の方法で150℃〜250℃の範囲の温度、好ましくは190〜210℃の範囲の温度にて、20〜150bar(低圧法)または150〜350bar(高圧法)の圧力下で行うことができる。適当な触媒は、先行技術で知られている水素化触媒、例えばニッケルまたは貴金属触媒、とりわけパラジウムまたは白金をベースとするものである。特に適当な貴金属触媒は、パラジウム触媒、とりわけ石炭担持パラジウムである。触媒を、ポリ-α-オレフィンに典型的な量および懸濁液の形態または固体形態のいずれかで添加することができる。好ましい石炭担持パラジウムのための使用量は、パラジウムとして表して、0.001〜5重量%の範囲である。しかし、触媒を、固体担体物質、例えば活性炭、グラファイト、キースラガー、シリカゲル、スピネル、酸化アルミニウムまたはセラミック物質に適用することもできる。他の適当な触媒は、ニッケル触媒、例えば懸濁ニッケル、例えば Nysofact 101 I a (Engelhard) であり、これを好ましくは、ニッケルを基準に0.01〜5重量%の量で使用する。
【0018】
既述のように、上記ポリ-α-オレフィンは、典型的には1,000 mm2/10分より大きく、好ましくは1,600 mm2/10分より大きな(Zeidlerの定義)高拡散値を有する、無色または淡黄色がかった実質的に無臭の化合物である。従って、それらは化粧用または医薬用製剤における油成分としての使用にとって、極めて適当である。以下、一般にポリ-α-オレフィンに言及する場合には常に、水素化および非水素化化合物のいずれもが包含される。
【0019】
化粧用製剤
本発明のコンパウンドによれば、安定な化粧用エマルジョンの製造が可能となる。これらの化粧用エマルジョンは、例えばクリーム、乳液、ローション、スプレー可能なエマルジョン、体臭を取り除く製品などの形態でのボディケア製剤であることが好ましい。本発明のコンパウンドを、例えば、フォームおよびシャワーバス、ヘアーシャンプーおよびケアリンスなどの界面活性剤含有製剤において使用することもできる。
【0020】
化粧用製剤を、水と油相を互いに一緒に含有するエマルジョンまたは分散体として調製することができる。好適な化粧品組成物は、通常の濃度(専門家に既知の)の、油/脂肪/ワックス、乳化剤、水、並びに化粧用製剤において通常用いられる他の助剤および添加剤を有するw/oまたはo/wエマルジョンの形態の組成物である。
【0021】
本発明の化粧品組成物は、例えば油溶性の界面活性剤/乳化剤および油溶性の活性成分と一緒になって、いわゆる油または脂肪の相の一部を形成する、1〜50重量%、好ましくは5〜40重量%、とりわけ5〜25重量%の油成分を含有する。本発明では、油成分は脂肪化合物、ワックスおよび液体油を包含するが、乳化剤/界面活性剤は含まない。ポリ-α-オレフィンは、単一の油成分としてまたは他の油/脂肪/ワックスと組み合わせて存在し得る。少なくとも一種のポリ-α-オレフィンの含有量百分率は、油成分全量を基準に、0.1〜100重量%、好ましくは1〜50重量%である。1〜20重量%、とりわけ3〜20重量%の量が、特に好ましい。
【0022】
想定する特定の用途に応じて、化粧用製剤は、多くの他の助剤および添加剤、例えば、表面活性物質(界面活性剤、乳化剤)、他の油成分、真珠光沢ワックス、コンシステンシー調整剤、増粘剤、過脂化剤、安定剤、ポリマー、シリコーン化合物、脂肪、ワックス、レシチン、リン脂質、生体活性物質、UV保護剤、抗酸化剤、脱臭剤、発汗抑制剤、フケ防止剤、皮膚形成剤、膨張剤、防虫剤、日焼け剤、チロシン抑制剤(脱色剤)、ヒドロトロープ、可溶化剤、防腐剤、香油、染料などを含有し、これらを以下に一例として挙げる。
【0023】
特定の添加剤の量は、想定する特定の用途に支配される。他の好適な態様では、化粧品組成物は、0.1〜20重量%、好ましくは1〜15重量%、とりわけ1〜10重量%の表面活性物質または表面活性物質混合物を含有する。
【0024】
表面活性物質
存在する表面活性物質は、アニオン性、ノニオン性、カチオン性および/または両性或いは双性イオン性界面活性剤または乳化剤、またはそれらの混合物であってよい。例えば、シャワージェル、フォームバス、シャンプーなどのような界面活性剤含有化粧用製剤では、少なくとも一種のアニオン性界面活性剤が存在することが好ましい。ボディ-ケアクリームおよびローションは、好ましくはノニオン性界面活性剤/乳化剤を含有する。
【0025】
通常のアニオン性界面活性剤の例は、石鹸、アルキルベンゼンスルホネート、アルカンスルホネート、オレフィンスルホネート、アルキルエーテルスルホネート、グリセロールエーテルスルホネート、α−メチルエステルスルホネート、スルホ脂肪酸、アルキルスルフェート、脂肪アルコールエーテルスルフェート、グリセロールエーテルスルフェート、脂肪酸エーテルスルフェート、ヒドロキシ混合エーテルスルフェート、モノグリセリド(エーテル)スルフェート、脂肪酸アミド(エーテル)スルフェート、モノおよびジアルキルスルホスクシネート、モノおよびジアルキルスルホスクシナメート、スルホトリグリセリド、アミド石鹸、エーテルカルボン酸およびその塩、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、N−アシルアミノ酸、例えばアシルラクチレート、アシルタートレート、アシルグルタメートおよびアシルアスパルテート、アルキルオリゴグルコシドスルフェート、タンパク質脂肪酸縮合物(特に、小麦系植物性の生成物)、並びにアルキル(エーテル)ホスフェートである。アニオン性界面活性剤がポリグリコールエーテル鎖を有する場合、通常の同族体分布を有し得るが、狭い同族体分布を有することが好ましい。
【0026】
通常のノニオン性界面活性剤の例は、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、脂肪酸ポリグリコールエステル、脂肪酸アミドポリグリコールエーテル、脂肪アミンポリグリコールエーテル、アルコキシル化トリグリセリド、混合エーテルおよび混合ホルマール、必要に応じて部分酸化されたアルキル(アルケニル)オリゴグリコシドまたはグルクロン酸誘導体、脂肪酸−N−アルキルグルカミド、タンパク質加水分解物(特に小麦系植物性の生成物)、ポリオール脂肪酸エステル、糖エステル、ソルビタンエステル、ポリソルベート並びにアミンオキシドである。ノニオン性界面活性剤がポリグリコールエーテル鎖を有する場合、通常の同族体分布を有し得るが、狭い同族体分布を有することが好ましい。
【0027】
通常のカチオン性界面活性剤の例は、第四級アンモニウム化合物、例えばジメチルジステアリルアンモニウムクロリド、およびエステルクォート、とりわけ第四級化脂肪酸トリアルカノールアミンエステル塩である。
【0028】
両性または双性イオン性界面活性剤の通常の例は、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アミノプロピオネート、アミノグリシネート、イミダゾリニウムベタインおよびスルホベタインである。上記界面活性剤は全て既知の化合物である。それらの構造および製造についての情報は、この分野における該当する概説書中に見出すことができる。
【0029】
特に適当な穏やかな(すなわち特に皮膚科学的に適合性の)界面活性剤の通常の例は、脂肪アルコールポリグリコールエーテルスルフェート、モノグリセリドスルフェート、モノ−および/またはジアルキルスルホスクシネート、脂肪酸イセチオネート、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、脂肪酸グルタメート、α−オレフィンスルホネート、エーテルカルボン酸、アルキルオリゴグルコシド、脂肪酸グルカミド、アルキルアミドベタイン、両性アセタール、および/またはタンパク質脂肪酸縮合物(好ましくは小麦タンパク質由来のもの)である。
【0030】
油成分
クリーム、ローションおよび乳液などのボディケア製剤は、通常、その感覚特性をさらに最適化するのを助長する多くの他の油成分およびエモリエントを含有する。適当な油性成分は、例えば、炭素数6〜18(好ましくは炭素数8〜10)の脂肪アルコールから誘導したゲルベアルコール、直鎖C6-22脂肪酸と直鎖もしくは分枝状C6-22脂肪アルコールとのエステル、または分枝状C6-13カルボン酸と直鎖もしくは分枝状C6-22脂肪アルコールとのエステル、例えばミリスチル ミリステート、ミリスチル パルミテート、ミリスチル ステアレート、ミリスチル イソステアレート、ミリスチル オレエート、ミリスチル ベヘネート、ミリスチル エルケート、セチル ミリステート、セチル パルミテート、セチル ステアレート、セチル イソステアレート、セチル オレエート、セチル ベヘネート、セチル エルケート、ステアリル ミリステート、ステアリル パルミテート、ステアリル ステアレート、ステアリル イソステアレート、ステアリル オレエート、ステアリル ベヘネート、ステアリル エルケート、イソステアリル ミリステート、イソステアリル パルミテート、イソステアリル ステアレート、イソステアリル イソステアレート、イソステアリル オレエート、イソステアリル ベヘネート、イソステアリル オレエート、オレイル ミリステート、オレイル パルミテート、オレイル ステアレート、オレイル イソステアレート、オレイル オレエート、オレイル ベヘネート、オレイル エルケート、ベヘニル ミリステート、ベヘニル パルミテート、ベヘニル ステアレート、ベヘニル イソステアレート、ベヘニル オレエート、ベヘニル ベヘネート、ベヘニル エルケート、エルシル ミリステート、エルシル パルミテート、エルシル ステアレート、エルシル イソステアレート、エルシル オレエート、エルシル ベヘネート、およびエルシル エルケートである。
【0031】
他の適当な油性成分の例は、直鎖C6-22脂肪酸と分枝状アルコール(とりわけ2−エチルヘキサノールおよびイソプロパノール)とのエステル、C18-38アルキルヒドロキシカルボン酸と直鎖または分枝状C6-22脂肪アルコールとのエステル(とりわけジオクチルマレート)、直鎖および/または分枝状脂肪酸と多価アルコール(例えば、プロピレングリコール、二量体ジオールまたは三量体トリオール)および/またはゲルベアルコールとのエステル、C6-10脂肪酸に基づくトリグリセリド、C6-18脂肪酸に基づく液体モノ−/ジ−/トリグリセリド混合物、C6-22脂肪アルコールおよび/またはゲルベアルコールと芳香族カルボン酸(とりわけ安息香酸)とのエステル、C2-12ジカルボン酸と直鎖もしくは分枝状C1-22アルコールまたはヒドロキシル基数2〜6のC2-10ポリオールとのエステル、植物油、分枝状第一級アルコール、置換シクロヘキサン、直鎖および分枝状C6-22脂肪アルコールカーボネート[例えばジカプリリルカーボネート(Cetiol(登録商標)CC)]、C6-18(好ましくはC8-10)脂肪アルコールから誘導したゲルベカーボネート、安息香酸と直鎖および/または分枝状C6-22アルコールとのエステル[例えばFinsolv(登録商標)TN]、直鎖もしくは分枝状の対称もしくは非対称ジアルキルエーテル(各アルキル基の炭素原子数6〜22)[例えばジカプリリルエーテル(Cetiol(登録商標)OE)]、エポキシ化脂肪酸エステルのポリオールによる開環生成物、シリコーン油(とりわけ、シクロメチコーン、シリコンメチコーン種など)、および/または脂肪族もしくはナフテン族炭化水素(例えば、鉱油、ワセリン、ペトロラタム、イソヘキサデカン、スクアラン、スクアレンまたはジアルキルシクロヘキサン)である。
【0032】
脂肪およびワックス
脂肪およびワックスは、ケア成分として、および化粧用製剤のコンシステンシーを増加させる目的で、ボディケア製品へ添加される。脂肪の通常の例はグリセリド、すなわち、高級脂肪酸の混合グリセロールエステルから実質的に成る、固体または液体の植物性または動物性生成物である。脂肪酸部分グリセリド、すなわち例えばグリセロールモノ/ジラウレート、パルミテートまたはステアレートなどのような、グリセロールとC12−18脂肪酸の工業用モノ-および/またはジエステルを、この目的で使用することもできる。適当なワックスはとりわけ、天然ワックス、例えばカンデリラ蝋、カルナウバ蝋、木蝋、エスパルト蝋、コルク蝋、グアルマ蝋(Guarumawachs)、米糠蝋、サトウキビ蝋、オーリキュリ蝋(Ouricurywachs)、モンタン蝋、蜜蝋、シェラック蝋、鯨蝋、ラノリン(羊毛蝋)、尾脂(Buerzelfett)、セレシン、オゾケライト(地蝋)、ワセリン、パラフィン蝋および微結晶ワックス;化学修飾ワックス(硬蝋)、例えばモンタンエステル蝋、サソール蝋、水素化ホホバ蝋、並びに合成ワックス、例えばポリアルキレンワックスおよびポリエチレングリコールワックスである。
【0033】
適当な真珠光沢ワックスの例は、アルキレングリコールエステル、とりわけエチレングリコールジステアレート;脂肪酸アルカノールアミド、とりわけヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド;部分グリセリド、とりわけステアリン酸モノグリセリド;多塩基性の(場合によりヒドロキシ置換した)カルボン酸と、炭素数6〜22の脂肪アルコールとのエステル、とりわけ酒石酸の長鎖エステル;脂肪物質、例えば脂肪アルコール、脂肪ケトン、脂肪アルデヒド、脂肪エーテルおよび脂肪カーボネート(総炭素数が少なくとも24のもの)、とりわけラウロンおよびジステアリルエーテル;脂肪酸、例えばステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸またはベヘン酸;炭素数12〜22のオレフィンエポキシドの、炭素数12〜22の脂肪アルコールおよび/または炭素数2〜15/ヒドロキシル基数2〜10のポリオールによる開環生成物;並びにそれらの混合物である。
【0034】
増粘剤
適当な増粘剤は、例えば、アエロジル型(親水性シリカ)、多糖、とりわけキサンタンガム、グアー、寒天、アルギネートおよびチロース、カルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエチルおよびヒドロキシプロピルセルロース、ポリアクリレート(例えばCarbopols(登録商標)[Goodrich];Synthalens(登録商標)[Sigma];Keltrol種[Kelco];Sepigel種[Seppic];Salcare種[Allied Colloids])、ポリアクリルアミド、ポリマー、ポリビニルアルコールおよびポリビニルピロリドンである。
特に有効であることが判明している他のコンシステンシー調整剤は、ベントナイト、例えばBentone(登録商標) Gel VS-5PC (Rheox)(これはシクロペンタシロキサン、ジステアルジモニウム ヘクトライトおよび炭酸プロピレンの混合物である)、およびCosmedia(登録商標) SPとして知られるナトリウム ポリアクリレートである。他の適当なコンシステンシー調整剤は電解質、例えば塩化ナトリウムおよび塩化アンモニウムである。
【0035】
安定剤
脂肪酸の金属塩、例えばステアリン酸またはリシノール酸のマグネシウム塩、アルミニウム塩および/または亜鉛塩を安定剤として使用してよい。
【0036】
UV保護剤および抗酸化剤
本発明におけるUV光保護剤は、例えば、室温で液状または結晶であり、紫外線を吸収して、その吸収したエネルギーをより長波長の放射線(例えば熱)として放出することのできる有機物質(光保護フィルター)である。UV−Bフィルターは、油溶性または水溶性であり得る。油溶性物質を以下例示する:
【0037】
・3−ベンジリデンカンファーまたは3−ベンジリデンノルカンファーおよびそれらの誘導体、例えば3−(4−メチルベンジリデン)−カンファー;
・4−アミノ安息香酸誘導体、好ましくは4−(ジメチルアミノ)−安息香酸−2−エチルヘキシルエステル、4−(ジメチルアミノ)−安息香酸−2−オクチルエステル、および4−(ジメチルアミノ)−安息香酸アミルエステル;
・桂皮酸エステル、好ましくは4−メトキシ桂皮酸−2−エチルヘキシルエステル、4−メトキシ桂皮酸プロピルエステル、4−メトキシ桂皮酸イソアミルエステル、2−シアノ−3,3−フェニル桂皮酸−2−エチルヘキシルエステル[オクトクリレン(Octocrylene)];
・サリチル酸エステル、好ましくはサリチル酸−2−エチルヘキシルエステル、サリチル酸−4−イソプロピルベンジルエステル、サリチル酸ホモメンチルエステル;
・ベンゾフェノン誘導体、好ましくは2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4'−メチルベンゾフェノン、2,2'−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン;
・ベンザルマロン酸エステル、好ましくは4−メトキシベンザルマロン酸ジ−2−エチルヘキシルエステル;
・トリアジン誘導体、例えば2,4,6−トリアニリノ−(p−カルボ−2'−エチル−1'−ヘキシルオキシ)−1,3,5−トリアジン、およびオクチル・トリアゾン、またはジオクチル・ブタミド・トリアゾン[Uvasorb(登録商標)HEB];
・プロパン−1,3−ジオン、例えば1−(4−t−ブチルフェニル)−3−(4'−メトキシフェニル)−プロパン−1,3−ジオン;
・ケトトリシクロ(5.2.1.0)デカン誘導体。
【0038】
適当な水溶性物質は、次のような物質である:
・2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸並びにそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、アルカノールアンモニウム塩およびグルカンモニウム塩、および2,2−(1,4−フェニレン)−ビス−1H−ベンゾイミダゾール−4,6−ジスルホン酸およびその塩、とりわけナトリウム塩;
・ベンゾフェノンのスルホン酸誘導体、好ましくは2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸およびその塩;
・3−ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体、例えば4−(2−オキソ−3−ボルニリデンメチル)−ベンゼンスルホン酸および2−メチル−5−(2−オキソ−3−ボルニリデン)−スルホン酸並びにそれらの塩。
【0039】
通常のUV−Aフィルターはとりわけ、ベンゾイルメタン誘導体、例えば1−(4'−t−ブチルフェニル)−3−(4'−メトキシフェニル)−プロパン−1,3−ジオン、4−t−ブチル−4'−メトキシジベンゾイルメタン(Parsol(登録商標)1789)または1−フェニル−3−(4'−イソプロピルフェニル)−プロパン−1,3−ジオン、およびエナミン化合物である。
UV−AフィルターとUV−Bフィルターを混合物として使用しても当然よい。特に好ましい組成物は、ベンゾイルメタン誘導体、例えば4−t−ブチル−4'−メトキシジベンゾイルメタン(Parsol(登録商標)1789)および2−シアノ−3,3−フェニル桂皮酸−2−エチルヘキシルエステル(オクトクリレン)と、桂皮酸エステル、好ましくは4−メトキシ桂皮酸−2−エチルヘキシルエステルおよび/または4−メトキシ桂皮酸プロピルエステルおよび/または4−メトキシ桂皮酸イソアミルエステルとの組み合わせから成る。このような組み合わせは、水溶性フィルター、例えば2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸並びにそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、アルカノールアンモニウム塩およびグルカンモニウム塩と有利に組み合わせる。
【0040】
上記可溶性物質のほかに、不溶性遮光顔料、すなわち、微分散金属酸化物または塩も、この目的のために使用し得る。適当な金属酸化物の例は、とりわけ、酸化亜鉛、二酸化チタンである。塩としては、ケイ酸塩(タルク)、硫酸バリウムおよびステアリン酸亜鉛を使用し得る。このような酸化物および塩は、皮膚の手入れおよび保護用エマルジョンのための、顔料として使用される。
【0041】
上記二群の主な光保護物質のほかに、抗酸化剤タイプの副次的日焼け止め剤をも使用し得る。抗酸化剤タイプの副次的日焼け止め剤は、UV線が皮膚に侵入すると開始される光化学反応鎖を断つものである。
【0042】
生体活性物質
本発明において生体活性物質とは、例えばトコフェロール、トコフェロールアセテート、トコフェロールパルミテート、アスコルビン酸、(デオキシ)リボ核酸およびその断片化生成物、β−グルカン、レチノール、ビサボロール、アラントイン、フィタントリオール、パンテノール、AHA酸、アミノ酸、セラミド、プソイドセラミド、精油、植物抽出物、例えばプルーン抽出物およびバンバラナッツ抽出物、並びにビタミン複合体を意味すると理解される。
【0043】
防臭剤
防臭剤は、体臭を打ち消すか、マスクするか、または抑制する。体臭は、アポクリン汗に皮膚細菌が作用して不快臭のある分解産物を形成することによって生じる。従って、防臭剤は、抗菌剤、酵素阻害剤、臭気吸収剤または臭気マスキング剤として作用する活性成分を含有する。
【0044】
抗菌剤
基本的に、適当な抗菌剤はグラム陽性菌に対して作用する任意の物質、例えば4−ヒドロキシ安息香酸並びにその塩およびエステル、N−(4−クロロフェニル)−N’−(3,4−ジクロロフェニル)−尿素、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル(トリクロサン)、4−クロロ−3,5−ジメチルフェノール、2,2’−メチレン−ビス−(6−ブロモ−4−クロロフェノール)、3−メチル−4−(1−メチルエチル)−フェノール、2−ベンジル−4−クロロフェノール、3−(4−クロロフェノキシ)−プロパン−1,2−ジオール、3−ヨード−2−プロピニル ブチル カルバメート、クロルヘキシジン、3,4,4’−トリクロロカルバニリド(TTC)、抗菌性香料、チモール、タイム油、オイゲノール、丁子油、メントール、ミント油、ファルネソール、フェノキシエタノール、グリセロールモノカプレート、グリセロールモノカプリレート、グリセロールモノラウレート(GML)、ジグリセロールモノカプレート(DMC)、サリチル酸−N−アルキルアミド、例えばサリチル酸−n−オクチルアミドまたはサリチル酸−n−デシルアミドである。
【0045】
酵素阻害剤
適当な酵素阻害剤の例は、エステラーゼ阻害剤である。エステラーゼ阻害剤は好ましくは、クエン酸トリアルキル、例えばクエン酸トリメチル、クエン酸トリプロピル、クエン酸トリイソプロピル、クエン酸トリブチル、およびとりわけクエン酸トリエチル[Hydagen(登録商標)CAT]である。エステラーゼ阻害剤は、酵素活性を阻害することにより、臭気の生成を抑制する。他のエステラーゼ阻害剤には、ステロールスルフェートまたはホスフェート、例えばラノステロール、コレステロール、カンペステロール、スチグマステロールおよびシトステロールのスルフェートまたはホスフェート、ジカルボン酸およびそのエステル、例えばグルタル酸、グルタル酸モノエチルエステル、グルタル酸ジエチルエステル、アジピン酸、アジピン酸モノエチルエステル、アジピン酸ジエチルエステル、マロン酸およびマロン酸ジエチルエステル、ヒドロキシカルボン酸およびそのエステル、例えばクエン酸、リンゴ酸、酒石酸または酒石酸ジエチルエステル、およびグリシン酸亜鉛がある。
【0046】
臭気吸収剤
適当な臭気吸収剤は、臭気生成化合物を吸収し、概ね保持することのできる物質である。そのような臭気吸収剤は、各成分の分圧を低下させ、それにより各成分の拡散率も低下する。これに関して重要な条件は、香料が損なわれず維持されなければならないということである。臭気吸収剤は細菌に対して有効ではない。臭気吸収剤は例えば、リシノール酸の錯亜鉛塩、または当業者に「Fixateure」として知られる、あまり香気のない特殊な香料、例えばラブダナムまたはエゴノキの抽出物、またはある種のアビエチン酸誘導体を、主成分として含有する。臭気マスキング剤は、臭気をマスクする機能を有すると共に、防臭剤に香気を付与する香料または香油である。
【0047】
発汗抑制剤
制汗剤はエクリン汗腺の働きに作用することによって、発汗を抑制して、腋下の湿りおよび体臭を消す。
制汗剤の適当な収斂性活性成分はとりわけ、アルミニウム、ジルコニウムまたは亜鉛の塩である。この種の適当な制汗成分は、例えば、アルミニウムクロリド、アルミニウムクロロヒドレート、アルミニウムジクロロヒドレート、アルミニウムセスキクロロヒドレート、およびそれらと例えば1,2−プロピレングリコールとの錯化合物、アルミニウムヒドロキシアラントイネート、アルミニウムクロリドタートレート、アルミニウムジルコニウムトリクロロヒドレート、アルミニウムジルコニウムテトラクロロヒドレート、アルミニウムジルコニウムペンタクロロヒドレート、およびそれらと例えばアミノ酸(例えばグリシン)との錯化合物である。
【0048】
フケ防止剤
適当なフケ防止剤は、Pirocton Olamin (1-ヒドロキシ-4-メチル-6-(2,4,4-トリメチルペンチル)-2-(1H)-ピリジノン モノエタノールアミン塩)、Baypival(登録商標)(Climbazole)、Ketoconazol(登録商標)(4-アセチル-1-{4-[2-(2,4-ジクロロフェニル) r-2-(1H-イミダゾール-1-イルメチル)-1,3-ジオキシラン-c-4-イル]メトキシフェニル}-ピペラジン)、ケトコナゾール、エルビオール(Elubiol)、二硫化セレン、コロイド硫黄、硫黄ポリエチレングリコールソルビタンモノオレエート、硫黄リシノールポリエトキシレート、硫黄タール蒸留物、サリチル酸(またはヘキサクロロフェンとの組み合わせ)、ウンデシレン酸、モノエタノールアミド スルホスクシネート Na塩、Lamepon(登録商標)UD(タンパク質/ウンデシレン酸縮合物)、ジンクピリチオン、アルミニウムピリチオン、およびマグネシウムピリチオン/ジピリチオン マグネシウムスルフェートである。
【0049】
防虫剤
適当な防虫剤は、N,N−ジエチル−m−トルアミド、ペンタン−1,2−ジオールまたは3−(N−n−ブチル−N−アセチルアミノ)−プロピオン酸エチルエステル)であって、これは防虫剤(登録商標) 3535の名称でMerck KGaAから市販されており、およびブチルアセチルアミノプロピオネートである。
【0050】
日焼け剤および脱色剤
適当な日焼け剤はジヒドロキシアセトンである。
メラニンの生成を抑制し、脱色剤として使用する適当なチロシン抑制剤の例は、アルブチン、フェルラ酸、コウジ酸、クマリン酸およびアスコルビン酸(ビタミンC)である。
【0051】
ヒドロトロープ
更に、流動性を改善するために、ヒドロトロープ、例えばエタノール、イソプロピルアルコール、またはポリオールを使用してもよい。適当なポリオールは、好ましくは炭素数2〜15で、少なくとも2個のヒドロキシル基を有する。
【0052】
防腐剤
適当な防腐剤は、例えば、フェノキシエタノール、ホルムアルデヒド溶液、パラベン、ペンタンジオールまたはソルビン酸およびSurfacine(登録商標)の商品名で既知の銀錯体、並びにKosmetikverordnung の補遺6、パートAおよびBに挙げられた種類の他の化合物である。
【0053】
香油および芳香
適当な香油は、天然および合成香料の混合物である。天然香料は、下記植物の抽出物を包含する:花、茎および葉、果実、果皮、根、木、ハーブおよび草、針葉および枝、樹脂およびバルサム。動物性原料、例えばシベットおよびビーバー、並びにエステル、エーテル、アルデヒド、ケトン、アルコールおよび炭化水素型の合成香料化合物も使用できる。
【0054】
染料
適当な色素は、化粧品の目的に適当で承認された任意の物質である。例としては、コチニールレッド A (C.I. 16255)、パテントブルー V (C.I. 42051)、インジコチン (C.I. 73015)、クロロフィリン (C.I. 75810)、キノリンイエロー (C.I. 47005)、二酸化チタン (C.I. 77891)、インダンスリーンブルー RS (C.I. 69800) およびマッダーレーキ (C.I. 58000)が含まれる。これらの色素は通例、混合物全体に対して0.001〜0.1重量%の濃度で使用する。
【実施例】
【0055】
以下の実施例において、AVは酸価を、IVはヨウ素価を、およびOHVはヒドロキシル価を表す。

〔実施例1〕
2,700gのイソノニルアルコールを、窒素下、5重量%の触媒K5の存在下に、水の分離が観察されるまで、加熱した。更なる水の放出がなくなるまで、反応混合物をその温度に保った。まだ熱い反応混合物を濾過によって触媒から除去し、透明な無色の生成物が得られた。分析:AV=0.1、IV=167、OHV=0.7。
【0056】
〔実施例2〕
1,200gの2−エチルヘキサノールを、窒素下、5重量%の触媒K5の存在下に、水の分離が観察されるまで、加熱した。更なる水の放出がなくなるまで、反応混合物をその温度に保った。まだ熱い反応混合物を濾過によって触媒から除去し、透明な無色の生成物が得られた。分析:AV=0.2、IV=217、OHV=0.4。
【0057】
〔実施例3〕
イソノニルアルコールに基づく1,030gのポリ-α-オレフィン(実施例1で得たもの)と0.05重量%の石炭担持パラジウムを、100barの水素で、5時間、200℃にて処理した。触媒を濾過により除去し、生成物を脱臭した。分析:OHV=0.9、AV=1.6、IV=0.1。
【0058】
〔実施例4〕
2-エチルヘキサノールに基づく560gのポリ-α-オレフィン(実施例2で得たもの)と0.05重量%の石炭担持パラジウムを、100barの水素で、5時間、200℃にて処理した。触媒を濾過により除去し、生成物を脱臭した。分析:OHV=0.1、IV=1.1、AV=0.1。
【0059】
化粧品組成物

〔実施例5〕
実施例3のポリ-α-オレフィンを油成分として用いて、以下のo/wエマルジョンを調製した。

Eumulgin(登録商標) B2 2重量%
Lanette(登録商標) O 5重量%
油成分 16重量%
グリセロール 3重量%
水 73.85重量%
ホルマリン(37%) 0.15重量%
【0060】
〔実施例6〕
実施例3のポリ-α-オレフィンを油成分として用いて、以下のo/wエマルジョンを調製した。

Eumulgin(登録商標) VL 75 4.5重量%
油成分 16重量%
Carbopol(登録商標) 0.3重量%
KOH (20%) 0.7重量%
グリセロール 3重量%
水 75.35重量%
ホルマリン(37%) 0.15重量%
【0061】
〔実施例7〕
実施例3のポリ-α-オレフィンを油成分として用いて、以下のo/wエマルジョンを調製した。

Dehymuls(登録商標) PGPH 5重量%
油成分 20重量%
グリセロール 5重量%
硫酸Mg7H2O 1重量%
水 68.85重量%
ホルマリン(37%) 0.15重量%
【0062】
イソノニル-オリゴマー-ポリ-α-オレフィンは、室温で12週間の保存期間にわたり一定粘度を有していた(約5,000mPas)。Carbopol(登録商標)を含有するエマルジョンは、−5℃、並びに40、45および50℃のいずれの温度でも、4週間にわたり安定であった。
下記表1は、Nexbase(登録商標) 2006 FGまたは低濃度液体パラフィン油を油成分として含有するエマルジョンと比較した、実施例6のエマルジョンの粘度および保存安定性試験を示す。本発明のエマルジョンとは対照的に、比較用エマルジョンは、これらの条件下で約1週間後に分離した。
【0063】
【表1】

【0064】
表1中、「1」=安定エマルジョン、「5」=非安定エマルジョンおよび「−」=明らかに不安定な(すなわち分離した)エマルジョン、RT=室温。
本発明の化粧品組成物の多様な潜在的用途を説明する調製例を、以下の表に示す。全ての量は、市販物質の全組成物における重量百分率を表す。
【0065】
【表2】

【0066】
【表3】

【0067】
【表4】

【0068】
【表5】

【0069】
【表6】

【0070】
【表7】

【0071】
【表8】

【0072】
【表9】

【0073】
【表10】

【0074】
【表11】

【0075】
【表12】

【0076】
【表13】

【0077】
【表14】

【0078】
【表15】

【0079】
【表16】

【0080】
【表17】

【0081】
【表18】

【0082】
【表19】

【0083】
付録

1)Abil(登録商標)EM 90
INCI:セチルジメチコンコポリオール
製造業者:Tego Cosmetics (Goldschmidt)

2)Amphisol(登録商標)K
INCI:セチルリン酸カリウム
製造業者:Hoffmann La Roche

3)Antaron(登録商標)V 220
INCI:(エイコセン/ビニルピロリドン)コポリマー
製造業者:GAF General Aniline Firm Corp. (IPS-Global)

4)Antaron(登録商標)V 216
INCI:(ビニルピロリドン/ヘキサデセン)コポリマー
製造業者:GAF General Aniline Firm Corp. (IPS-Global)

5)Arlacel(登録商標)83
INCI:セスキオレイン酸ソルビタン
製造業者:Uniqema (ICI Surfacants)

6)Arlacel(登録商標)P 135
INCI:ジポリヒドロキシステアリン酸PEG-30
製造業者:Uniqema (ICI Surfacants)

7)Bentone(登録商標)38
INCI:クオタニウム-18ヘクトライト
製造業者:Rheox (Elementis Specialties)

8)Carbopol(登録商標)980
INCI:カルボマー
製造業者:Goodrich

9)Carbopol(登録商標)2984
INCI:カルボマー
製造業者:Goodrich

10)Carbopol(登録商標)ETD 2001
INCI:カルボマー
製造業者:BF Goodrich
【0084】
11)Carbopol(登録商標)Ultrez 10
INCI:カルボマー
製造業者:Goodrich

12)Cegesoft(登録商標) C 17
INCI:乳酸ミリスチル
製造業者:Cognis Deutschland GmbH, Gruenau

13)Ceraphyl(登録商標)45
INCI:リンゴ酸ジエチルヘキシル
製造業者:International Specialty Products

14)Cetiol(登録商標)868
INCI:ステアリン酸エチルヘキシル
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

15)Cetiol(登録商標)A
INCI:ラウリン酸ヘキシル
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

16)Cetiol(登録商標)B
INCI:アジピン酸ブチル
製造業者:Cognis Deutschland GmbH (Henkel)

17)Cetiol(登録商標)J 600
INCI:エルカ酸オレイル
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

18)Cetiol(登録商標)OE
INCI:ジカプリリルエーテル
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

19)Cetiol(登録商標)PGL
INCI:ヘキシルデカノール、ラウリン酸ヘキシルデシル
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

20)Cetiol(登録商標)CC
INCI:炭酸ジカプリリル
製造業者:Cognis Deutschland GmbH
【0085】
21)Cetiol(登録商標)SB 45
INCI:シア脂(リンネ)
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

22)Cetiol(登録商標)SN
INCI:イソノナン酸セテアリル
製造業者:Cognis Deutschland GmbH (Henkel)

23)Cutina(登録商標)E 24
INCI:ステアリン酸PEG-20グリセリル
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

24)Cutina(登録商標)MD
INCI:ステアリン酸グリセリル
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

25)Dehymuls(登録商標)FCE
INCI:ジステアリルクエン酸ジココイルペンタエリスリチル
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

26)Dehymuls(登録商標)HRE 7
INCI:PEG-7水添ヒマシ油
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

27)Dehymuls(登録商標)PGPH
INCI:ジポリヒドロキシステアリン酸ポリグリセリル-2
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

28)Dow Corning(登録商標)244 Fluid
INCI:シクロメチコン
製造業者:Dow Corning

29)Dow Corning(登録商標)245 Fluid
INCI:シクロペンタシロキサン シクロメチコン
製造業者:Dow Corning

30)Dow Corning(登録商標)2502
INCI:セチル ジメチコン
製造業者:Dow Corning
【0086】
31)Dry(登録商標)Flo Plus
INCI:オクテニルコハク酸トウモロコシデンプンAl
製造業者:National Starch

32)Elfacos(登録商標)ST 37
INCI:(PEG-22/ドデシルグリコール)コポリマー
製造業者:Akzo-Nobel

33)Elfacos(登録商標)ST 9
INCI:(PEG-45/ドデシルグリコール)コポリマー
製造業者:Akzo-Nobel

34)Emery(登録商標)1780
INCI:ラノリンアルコール
製造業者:Cognis Corporation (Emery)

35)Emulgade(登録商標)PL 68/50
INCI:セテアリルグルコシド,セテアリルアルコール
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

36)Emulgade(登録商標)SE-PF
INCI:ステアリン酸グリセリル、セテアレス-20、セテアレス-12、セテアリルアルコール、パルミチン酸セチル
Manufacturer: Cognis Deutschland GmbH

37)Eumulgin(登録商標)B 2
INCI:セテアレス-20
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

38)Eumulgin(登録商標) VL 75
INCI:ラウリルグルコシド(および)ジポリヒドロキシステアリン酸ポリグリセリル-2(および)グリセリン
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

39)Eusolex(登録商標) OCR
INCI:オクトクリレン
製造業者:Merck

40)Eusolex(登録商標) T 2000
INCI:二酸化チタン、アルミナ、シメチコン
製造業者:Rona (Merck)
【0087】
41)Eutanol(登録商標)G
INCI:オクチルドデカノール
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

42)Eutanol(登録商標)G 16
INCI:ヘキシルデカノール
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

43)Eutanol(登録商標)G 16 S
INCI:ステアリン酸ヘキシルデシル
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

44)Finsolv(登録商標)TN
INCI:安息香酸アルキル(C12-15)
製造業者:Findex (Nordmann/Rassmann)

45)Generol(登録商標)R
INCI:アブラナ種子ステロール[Brassica Campestris (Rapseed) Sterols]
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

46)Glucate(登録商標)DO
INCI:ジオレイン酸メチルグルコース
製造業者:NRC Nordmann/Rassmann

47)Hostaphat(登録商標)KL 340 N
INCI:トリラウレス-4リン酸
製造業者:Clariant

48)Isolan(登録商標)PDI
INCI:ジイソステアリン酸ジイソステアロイルポリグリセリル-3
製造業者:Goldschmidt AG

49)Keltrol(登録商標)
INCI:キサンタンガム
製造業者:CP Kelco

50)Lameform(登録商標)TGI
INCI:ジイソステアリン酸ポリグリセリル-3
製造業者:Cognis Deutschland GmbH
【0088】
50)Lanette(登録商標)14
INCI:ミリスチルアルコール
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

51)Lanette(登録商標)E
INCI:セテアリル硫酸Na
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

52)Lanette(登録商標)O
INCI:セテアリルアルコール
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

53)Monomuls(登録商標)90-0-18
INCI:オレイン酸グリセリル
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

54)Myrj(登録商標)51
INCI:ステアリン酸PEG-30
製造業者:Uniqema

55)Myritol(登録商標)331
INCI:ココグリセリル
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

56)Myritol(登録商標)PC
INCI:ジ(カプリル/カプリン酸)PG
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

57)Neo Heliopan(登録商標)303
INCI:オクトクリレン
製造業者:Haarmann & Reimer

58)Neo Heliopan(登録商標)AP
INCI:ジナトリウム フェニル ジベンゾイミダゾール テトラスルフォネート
製造業者:Haarmann & Reimer

59)Neo Heliopan(登録商標)AV
INCI:メトキシケイヒ酸オクチル
製造業者:Haarmann & Reimer

60)Neo Heliopan(登録商標)BB
INCI:オキシベンゾン-3
製造業者:Haarmann & Reimer
【0089】
61)Neo Heliopan(登録商標)E 1000
INCI:パラメトキシケイヒ酸イソアミル
製造業者:Haarmann & Reimer

62)Neo Heliopan(登録商標)Hydro (Na-Salz)
INCI:フェニルベンズイミダゾールスルホン酸
製造業者:Haarmann & Reimer

63)Neo Heliopan(登録商標)MBC
INCI:4-メチルベンジリデンカンファ
製造業者:Haarmann & Reimer

64)Neo Heliopan(登録商標)OS
INCI:サリチル酸オクチル
製造業者:Haarmann & Reimer

65)Novata(登録商標)AB
INCI:ココグリセリル
製造業者:Cognis Deutschland GmbH

66)Parsol(登録商標)1789
INCI:t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン[Butyl Methoxydibenzoylmethane]
製造業者:Hoffmann-La Roche (Givaudan)

67)Pemulen(登録商標)TR-2
INCI:(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30))コポリマー
製造業者:Goodrich

68)Photonyl(登録商標)LS
INCI:アルギニン、アデノシン三リン酸2Na、マンニトール、ピリドキシンHCl、フェニルアラニン、チロシン
製造業者:Laboratoires Serobiologiques (Cognis)

69)Prisorine(登録商標)ISAC 3505
INCI:イソステアリン酸
製造業者:Uniqema

70)Prisorine(登録商標)3758
INCI:水添ポリイソブテン
製造業者:Uniqema
【0090】
71)Ravecarb(登録商標)106
ポリカーボネートジオール
製造業者:Enichem

73)SFE(登録商標)839
INCI:シクロペンタシロキサンおよび(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー
製造業者:GE Silicones

74)Silikonoel Wacker AK(登録商標)350
INCI:ジメチコン
製造業者:Wacker

75)Squatol(登録商標)S
INCI:水添ポリイソブテン
製造業者:LCW (7-9 rue de l'Industrie 95310 St-Ouen l'Aumone France)

76)Tego(登録商標)Care 450
INCI:ジステアリン酸ポリグリセリル-3メチルグルコース
製造業者:Tego Cosmetics (Goldschmidt)

77)Tego(登録商標)Care CG 90
INCI:セテアリルグルコシド
製造業者:Goldschmidt

78)Tween(登録商標)60
INCI:ポリソルベート60
製造業者:Uniqema (ICI Surfactants)

79)Uvinul(登録商標)T 150
INCI:オクチルトリアゾン
製造業者:BASF

80)Veegum(登録商標)Ultra
INCI:ケイ酸(Al/Mg)
製造業者:Vanderbilt

81)Z-Cote(登録商標)HP 1
INCI:酸化亜鉛、ジメチコン
製造業者:BASF

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一種の第1級アルコールを、酸性アルミノ層状ケイ酸塩の存在下において60〜340℃で脱水重合に付すことによって得られうる、少なくとも一種のポリ-α-オレフィンを含有することを特徴とする化粧品組成物であって、該第1級アルコールは、
a)不飽和単官能性アルコール、
b)分枝単官能性アルコール、および
c)二官能性アルコール
からなる群から選択される、化粧品組成物。
【請求項2】
第1級アルコールは、6〜72個の炭素原子、とりわけ6〜24個の炭素原子を含有することを特徴とする請求項1に記載の化粧品組成物。
【請求項3】
用いる群b)のアルコールは、
b1)アルキル鎖中の少なくとも1つのメチル基、とりわけ、1〜6個のメチル分枝、
b2)アルキル鎖中のC2−18分枝、および
b3)末端CHOH基に対してα−位におけるC2−18分枝
を有する分枝アルコールの群から選択されるアルコールであることを特徴とする請求項1または2に記載の化粧品組成物。
【請求項4】
ゲルベアルコール、とりわけ2-エチルヘキシルアルコール、またはイソノニルアルコールをアルコールとして用いることを特徴とする請求項3に記載の化粧品組成物。
【請求項5】
直鎖アルコールを群a)のアルコールとして用いることを特徴とする請求項1または2に記載の化粧品組成物。
【請求項6】
アルコールを群b)またはc)から選択し、およびポリ-α-オレフィンを脱水重合の後に水素化することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の化粧品組成物。
【請求項7】
w/oまたはo/wエマルジョンの形態で存在することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の化粧品組成物。
【請求項8】
油成分1〜50重量%、好ましくは5〜40重量%、とりわけ5〜25重量%を含有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の化粧品組成物。
【請求項9】
少なくとも一種のポリ-α-オレフィンの含有量百分率は、油成分全量に基づき0.1〜100重量%、好ましくは1〜50重量%、より好ましくは1〜20重量%、最も好ましくは3〜20重量%であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の化粧品組成物。
【請求項10】
表面活性物質または表面活性物質混合物0.1〜20重量%、好ましくは1〜15重量%、とりわけ1〜10重量%を含有することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の化粧品組成物。
【請求項11】
少なくとも一種の第1級アルコールであって、
a)不飽和単官能性アルコール、
b)分枝単官能性アルコール、および
c)二官能性アルコール
からなる群から選択される該第1級アルコールを、酸性アルミノ層状ケイ酸塩の存在下において60〜340℃で脱水重合に付すことによって得られうる、少なくとも一種のポリ-α-オレフィンの、並びに、群b)およびc)の第1級アルコールの脱水重合後に水素化された生成物の、化粧品または医薬品製剤における油成分としての使用。

【公表番号】特表2006−523636(P2006−523636A)
【公表日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−505039(P2006−505039)
【出願日】平成16年4月7日(2004.4.7)
【国際出願番号】PCT/EP2004/003699
【国際公開番号】WO2004/091565
【国際公開日】平成16年10月28日(2004.10.28)
【出願人】(505066718)コグニス・アイピー・マネージメント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング (191)
【氏名又は名称原語表記】Cognis IP Management GmbH
【Fターム(参考)】