説明

モルホリノピリミジン誘導体と療法におけるその使用

式(I)の化合物、又はその塩、エステル、又はプロドラッグ、それらの製造の方法、それらを含有する医薬組成物、及び療法における、例えば癌のような増殖性疾患、特にmTORキナーゼ及び/又は1以上のPI3K酵素により仲介される疾患の治療におけるそれらの使用。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
増殖性疾患の治療における医薬品として使用の、式(I):
【化1】

の化合物、又はその塩、エステル、又はプロドラッグ[式中、
mは、0、1、2、3又は4であり;
Xは、−CR4=CR5−、−CR4=CR5CR67−、−CR67CR5=CR4−、−C≡C−、−C≡CCR67−、−CR67C≡C−、−NR4CR67−、−OCR67−、−SCR67−、−S(O)CR67−、−S(O)2CR67−、−C(O)NR4CR67−、−NR4C(O)CR67−、−NR4C(O)NR5CR67−、−NR4S(O)2CR67−、−S(O)2NR4CR67−、−C(O)NR4−、−NR4C(O)−、−NR4C(O)NR5−、−S(O)2NR4−、及び−NR4S(O)2−より選択されるリンカー基であり;
1YとY2は、独立して、N又はCR8であり(但し、1YとY2の一方がNであり、他方がCR8である);
1は、C1-6アルキル、C2-6アルケニル、C2-6アルキニル、カルボシクリル、カルボシクリルC1-6アルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルC1-6アルキルより選択される基であり、該基は、ハロ、シアノ、ニトロ、R9、−OR9、−SR9、−SOR9、−SO29、−COR9、−CO29、−CONR910、−NR910、−NR9COR10、−NR9CO210、−NR9CONR1015、−NR9COCONR1015、及び−NR9SO210より選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;
2は、C1-6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより選択される基であり、該基は、ハロ、シアノ、ニトロ、−R11、−OR11、−SR11、−SOR11、−SO211、−COR11、−CO211、−CONR1112、−NR1112、−NR11COR12、及び−NR11COCONR1216より独立して選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;
それぞれのR3は、存在するとき、ハロ、シアノ、ニトロ、−R13、−OR13、−SR13、−SOR13、−SO213、−COR13、−CO213、−CONR1314、−NR1314、−NR13COR14、−NR13CO214、及び−NR13SO214より独立して選択され;
4とR5は、独立して、水素又はC1-6アルキルであり;
又は、R1とR4は、それらが付く単数又は複数の原子と一緒に、5〜10員の炭素環式又は複素環式環を形成し、ここで1、2又は3の環炭素原子は、N、O又はSで置き換えられていてもよく、そして該環は、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、ハロC1-6アルキル、ハロC1-6アルコキシ、ヒドロキシC1-6アルキル、ヒドロキシC1-6アルコキシ、C1-6アルコキシC1-6アルキル、C1-6アルコキシC1-6アルコキシ、アミノ、C1-6アルキルアミノ、ビス(C1-6アルキル)アミノ、アミノC1-6アルキル、(C1-6アルキル)アミノC1-6アルキル、ビス(C1-6アルキル)アミノC1-6アルキル、シアノC1-6アルキル、C1-6アルキルスルホニル、C1-6アルキルスルホニルアミノ、C1-6アルキルスルホニル(C1-6アルキル)アミノ、スルファモイル、C1-6アルキルスルファモイル、ビス(C1-6アルキル)スルファモイル、C1-6アルカノイルアミノ、C1-6アルカノイル(C1-6アルキル)アミノ、カルバモイル、C1-6アルキルカルバモイル、及びビス(C1-6アルキル)カルバモイルより選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;
6とR7は、水素、ハロ、シアノ、ニトロ、及びC1-6アルキルより独立して選択され;
8は、水素、ハロ、シアノ、及びC1-6アルキルより選択され;
9とR10は、独立して、水素であるか又は、C1-6アルキル、カルボシクリル、カルボシクリルC1-6アルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルC1-6アルキルより選択される基であり、該基は、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、ハロC1-6アルキル、ハロC1-6アルコキシ、ヒドロキシC1-6アルキル、ヒドロキシC1-6アルコキシ、C1-6アルコキシC1-6アルキル、C1-6アルコキシC1-6アルコキシ、アミノ、C1-6アルキルアミノ、ビス(C1-6アルキル)アミノ、アミノC1-6アルキル、(C1-6アルキル)アミノC1-6アルキル、ビス(C1-6アルキル)アミノC1-6アルキル、シアノC1-6アルキル、C1-6アルキルスルホニル、C1-6アルキルスルホニルアミノ、C1-6アルキルスルホニル(C1-6アルキル)アミノ、スルファモイル、C1-6アルキルスルファモイル、ビス(C1-6アルキル)スルファモイル、C1-6アルカノイルアミノ、C1-6アルカノイル(C1-6アルキル)アミノ、カルバモイル、C1-6アルキルカルバモイル、及びビス(C1-6アルキル)カルバモイルより選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;
11とR12は、独立して、水素であるか又は、C1-6アルキル、カルボシクリル、カルボシクリルC1-6アルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルC1-6アルキルより選択される基であり、該基は、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、ハロC1-6アルキル、ハロC1-6アルコキシ、ヒドロキシC1-6アルキル、ヒドロキシC1-6アルコキシ、C1-6アルコキシC1-6アルキル、C1-6アルコキシC1-6アルコキシ、アミノ、C1-6アルキルアミノ、ビス(C1-6アルキル)アミノ、アミノC1-6アルキル、(C1-6アルキル)アミノC1-6アルキル、ビス(C1-6アルキル)アミノC1-6アルキル、シアノC1-6アルキル、C1-6アルキルスルホニル、C1-6アルカノイルアミノ、C1-6アルカノイル(C1-6アルキル)アミノ、カルバモイル、C1-6アルキルカルバモイル、及びビス(C1-6アルキル)カルバモイルより選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;
13、R14、R15、及びR16は、独立して、水素であるか又は、C1-6アルキル、カルボシクリル、カルボシクリルC1-6アルキル、ヘテロシクリル、及びヘテロシクリルC1-6アルキルより選択される基であり、該基は、ハロ、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、ハロC1-6アルキル、ハロC1-6アルコキシ、ヒドロキシC1-6アルキル、ヒドロキシC1-6アルコキシ、C1-6アルコキシC1-6アルキル、C1-6アルコキシC1-6アルコキシ、アミノ、C1-6アルキルアミノ、ビス(C1-6アルキル)アミノ、アミノC1-6アルキル、(C1-6アルキル)アミノC1-6アルキル、ビス(C1-6アルキル)アミノC1-6アルキル、シアノC1-6アルキル、C1-6アルキルスルホニル、C1-6アルキルスルホニルアミノ、C1-6アルキルスルホニル(C1-6アルキル)アミノ、スルファモイル、C1-6アルキルスルファモイル、ビス(C1-6アルキル)スルファモイル、C1-6アルカノイルアミノ、C1-6アルカノイル(C1-6アルキル)アミノ、カルバモイル、C1-6アルキルカルバモイル、及びビス(C1-6アルキル)カルバモイルより選択される1以上の置換基により置換されていてもよく;但し、Xが−C(O)NH−であるとき、R1は、基:
【化2】

ではない]。
【請求項2】
Xが、−NR4CR67−、−OCR67−、−SCR67−、−S(O)CR67−、−S(O)2CR67−、−C(O)NR4CR67−、−NR4C(O)NR5CR67−、−S(O)2NR4CR67−、−NR4C(O)−、−C(O)NR4−、−S(O)2NR4−、及び−NR4S(O)2−より選択されるリンカー基である、増殖性疾患の治療における医薬品として使用の、請求項1に記載の式(I)の化合物。
【請求項3】
Xが、−SCR67−、−S(O)CR67−、及び−S(O)2CR67−より選択されるリンカー基である、増殖性疾患の治療における医薬品として使用の、請求項1に記載の式(I)の化合物。
【請求項4】
4が水素又はメチルである、増殖性疾患の治療における医薬品として使用の、請求項1〜3のいずれか1項に記載の式(I)の化合物。
【請求項5】
5が水素又はメチルである、増殖性疾患の治療における医薬品として使用の、請求項1〜4のいずれか1項に記載の式(I)の化合物。
【請求項6】
6が水素又はメチルである、増殖性疾患の治療における医薬品として使用の、請求項1〜5のいずれか1項に記載の式(I)の化合物。
【請求項7】
7が水素又はメチルである、増殖性疾患の治療における医薬品として使用の、請求項1〜6のいずれか1項に記載の式(I)の化合物。
【請求項8】
1が、C1-4アルキル、C3-6シクロアルキル、アリール、C3-6シクロアルキルC1-4アルキル、アリールC1-4アルキル、シクロへテロアルキル、ヘテロアリール、シクロへテロアルキルC1-4アルキル、ヘテロアリールC1-4アルキルより選択される基であり、該基は、ハロ、シアノ、ニトロ、R9、−OR9、−COR9、−CONR910、−NR910、及び−NR9COR10より選択される1以上の置換基により置換されていてもよい、増殖性疾患の治療における医薬品として使用の、請求項1〜7のいずれか1項に記載の式(I)の化合物。
【請求項9】
1が、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、シクロヘキシル、−CH2CN、−CH2C(O)NH2、−CH2CH2NC(O)CH3、フェニル、4−フルオロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、2−クロロ−6−フルオロフェニル、3−クロロ−4−フルオロフェニル、4−ブロモ−2−フルオロフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメトキシフェニル、4−シアノフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、3,4−ジメトキシフェニル、4−(N−メチルアミノカルボニル)フェニル、ベンジル、4−フルオロベンジル、2−クロロベンジル、2−クロロ−6−フルオロベンジル、4−メトキシベンジル、フェネチル、3−トリフルオロフェネチル、フラン−2−イルメチル、チエン−2−イルメチル、2−ピラジン−2−イルエチル、ピリジン−3−イル、2−メチルピリジン−3−イル、及び2−アミノカルボニルピリジン−3−イルより選択される基である、増殖性疾患の治療における医薬品として使用の、請求項8に記載の式(I)の化合物。
【請求項10】
2が、アリール及びヘテロアリールより選択され、該基は、ハロ、シアノ、ニトロ、−R11、−OR11、−COR11、CONR1112、−NR1112、及び−NR11COR12より独立して選択される1以上の置換基により置換されていてもよい、増殖性疾患の治療における医薬品として使用の、請求項1〜9のいずれか1項に記載の式(I)の化合物。
【請求項11】
2が、フェニル、ナフチル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、フラニル、チエニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、アザインドリル、インドリル、キノリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、ベンゾチエニルより選択され、該基は、ハロ、シアノ、ニトロ、−R11、−OR11、−COR11、−CONR1112、−NR1112、及び−NR11COR12より独立して選択される1以上の置換基により置換されていてもよい、増殖性疾患の治療における医薬品として使用の、請求項10に記載の式(I)の化合物。
【請求項12】
2が、3−(ヒドロキシメチル)フェニル、4−(ヒドロキシメチル)フェニル、4−(シアノメチル)フェニル、3,4−ジメトキシフェニル、3−フルオロ−4−メトキシフェニル、4−フェノキシフェニル、3−ピロリジン−1−イルフェニル、3−(アミノカルボニル)フェニル、4−(ジメチルアミノカルボニル)フェニル、フラン−3−イル、チエン−3−イル、5−(ヒドロキシメチル)チエン−2−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−4−イル、2−メトキシピリジン−5−イル、2−メトキシピリミジン−5−イル、2−メトキシナフト−6−イル、5,7−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−2,4,8,10−テトラエニル、アザインドリル、インドール−5−イル、1−メチルインドール−5−イル、キノリン−6−イル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラン−2−イル、ジベンゾフラン−1−イル、及びベンゾチエン−3−イルである、増殖性疾患の治療における医薬品として使用の、請求項11に記載の式(I)の化合物。
【請求項13】
2が、アザインドリル、インドール−5−イル、ベンゾイミダゾリル、3−ヒドロキシフェニル、4−ヒドロキシフェニル、3−ヒドロキシメチルフェニル、又は4−ヒドロキシメチルフェニルである、増殖性疾患の治療における医薬品として使用の、請求項12に記載の式(I)の化合物。
【請求項14】
1YがCR8であり、Y2がNである、増殖性疾患の治療における医薬品として使用の、請求項1〜13のいずれか1項に記載の式(I)の化合物。
【請求項15】
1YがCH又はCFであり、Y2がNである、増殖性疾患の治療における医薬品として使用の、請求項14に記載の式(I)の化合物。
【請求項16】
1YがCHであり、Y2がNである、増殖性疾患の治療における医薬品として使用の、請求項15に記載の式(I)の化合物。
【請求項17】
3が非存在であるようにmが0である、増殖性疾患の治療における医薬品として使用の、請求項1〜16のいずれか1項に記載の式(I)の化合物。
【請求項18】
請求項1〜17のいずれか1項に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容される塩の、増殖性疾患の治療における使用のための医薬品の製造における使用。
【請求項19】
請求項1〜17のいずれか1項に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容される塩の、ヒトのような温血動物における抗増殖効果の産生への使用。
【請求項20】
請求項1〜17のいずれか1項に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容される塩の、ヒトのような温血動物における抗増殖効果の産生に使用のための医薬品の製造における使用。
【請求項21】
抗増殖効果をヒトのような温血動物において産生するための方法であって、請求項1〜17のいずれか1項に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容される塩の有効量を当該治療の必要な前記動物へ投与することを含む、前記方法。
【請求項22】
請求項1〜17のいずれか1項に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容される塩の有効量を投与することを含む、癌、炎症性疾患、閉塞性気道疾患、免疫疾患、又は心臓血管系疾患をそのような治療を必要とするヒトのような温血動物において治療するための方法。
【請求項23】
請求項1〜17のいずれか1項に記載の式(I)の化合物[但し、式(I)の化合物は、以下のものではない:
4−{6−[(メチルチオ)メチル]−2−メチルピリミジン−4−イル}モルホリン;
4−(6−{[(4−クロロフェニル)チオ]メチル}−2−メチルピリミジン−4−イル)モルホリン;
4−(6−{[(4−クロロフェニル)チオ]メチル}−2−メチルピリミジン−4−イル)−2,6−ジメチルモルホリン;
4−{6−[(フェニルスルフィニル)メチル]−2−メチルピリミジン−4−イル}モルホリン;
4−(6−{[(4−クロロフェニル)スルフィニル]メチル}−2−メチルピリミジン−4−イル)モルホリン;
4−{6−[(フェニルスルホニル)メチル]−2−メチルピリミジン−4−イル}モルホリン;
4−(6−{[(4−クロロフェニル)スルホニル]メチル}−2−メチルピリミジン−4−イル)モルホリン;
4−{6−[(メチルチオ)メチル]−2−フェニルピリミジン−4−イル}モルホリン;
4−{6−[(フェニルチオ)メチル]−2−フェニルピリミジン−4−イル}モルホリン;
4−(6−{[(4−クロロフェニル)チオ]メチル}−2−フェニルピリミジン−4−イル)モルホリン;
4−(6−{[(4−クロロベンジル)チオ]メチル}−2−フェニルピリミジン−4−イル)モルホリン;
4−(6−{[(4−クロロベンジル)チオ]メチル}−2−フェニルピリミジン−4−イル)−2,6−ジメチルモルホリン;
4−{6−[(メチルスルフィニル)メチル]−2−フェニルピリミジン−4−イル}モルホリン;
4−{6−[(フェニルスルフィニル)メチル]−2−フェニルピリミジン−4−イル}モルホリン;
4−(6−{[(4−クロロフェニル)スルフィニル]メチル}−2−フェニルピリミジン−4−イル)モルホリン;
4−{6−[(メチルスルホニル)メチル]−2−フェニルピリミジン−4−イル}モルホリン;
4−{6−[(フェニルスルホニル)メチル]−2−フェニルピリミジン−4−イル}モルホリン;
4−{6−[(メチルチオ)メチル]−2−ピリジン−2−イルピリミジン−4−イル}モルホリン;
4−{6−[(フェニルチオ)メチル]−2−ピリジン−4−イルピリミジン−4−イル}モルホリン;
4−(6−{[(4−クロロフェニル)チオ]メチル}−2−ピリジン−2−イルピリミジン−4−イル)モルホリン;
4−{6−[(メチルスルホニル)メチル]−2−ピリジン−3−イルピリミジン−4−イル}モルホリン;
4−{6−[(メチルスルホニル)メチル]−2−ピリジン−4−イルピリミジン−4−イル}モルホリン;
4−{6−[(フェニルスルホニル)メチル]−2−ピリジン−2−イルピリミジン−4−イル}モルホリン;
4−{6−[(フェニルスルホニル)メチル]−2−ピリジン−3−イルピリミジン−4−イル}モルホリン;
4−{6−[(フェニルスルホニル)メチル]−2−ピリジン−4−イルピリミジン−4−イル}モルホリン;
4−{6−[(メトキシ)メチル]−2−メチルピリミジン−4−イル}モルホリン;
4−{6−[(メトキシ)メチル]−2−フェニルピリミジン−4−イル}モルホリン;
4−{6−[(メトキシ)メチル]−2−フェニルピリミジン−4−イル}−2,6−ジメチルモルホリン;
4−{6−[(フェノキシ)メチル]−2−(6−メチルピリド−2−イル)ピリミジン−4−イル}−2,6−ジメチルモルホリン;
N−[5−[[3−(1−シアノ−1−メチルエチル)ベンゾイル]アミノ]−2−メチルフェニル]−2,6−ジ−4−モルホリニル−4−ピリミジンカルボキサミド;
N−[5−[[3−(1−シアノ−1−メチルエチル)ベンゾイル]アミノ]−2−メチルフェニル]−6−(4−モルホリニル)−2−(トリフルオロメチル)−4−ピリミジンカルボキサミド;
N−[4−フルオロ−3−[(ピラジニルオキシ)メチル]フェニル]−2,6−ジ−4−モルホリニル−4−ピリミジンカルボキサミド;
4−[2−メチル−6−[(1E)−2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル]−4−ピリミジニル]−モルホリン;
4−[6−メチル−2−[(1E)−2−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル]−4−ピリミジニル]−モルホリン;
3,4,5−トリメトキシ−N−[4−メチル−6−(4−モルホリニル)−2−ピリミジニル]−ベンズアミド;
N−(2,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−2,6−ジ−4−モルホリニル−4−ピリミジンカルボキサミド;
N−(2,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4,6−ジ−4−モルホリニル−2−ピリジンカルボキサミド;
N−(3,4−ジメチルフェニル)−2,6−ジ−4−モルホリニル−4−ピリミジンカルボキサミド;
N−[3−(アミノカルボニル)フェニル]−2,6−ジ−4−モルホリニル−4−ピリミジンカルボキサミド;
N−(4,6−ジ−4−モルホリニル−2−ピリジニル)−N’−(3−メチルフェニル)−尿素;
N−(2,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−4,6−ジ−4−モルホリニル−2−ピリジンカルボキサミド;
4,6−ジ−4−モルホリニル−N−(1,2,3−トリメチル−1H−インドール−5−イル)−2−ピリジンカルボキサミド;
N−(2,3−ジメチル−1H−インドール−5−イル)−2−[(2R,6S)−2,6−ジメチル−4−モルホリニル]−6−(4−モルホリニル)−4−ピリミジンカルボキサミド;
2,6−ジ−4−モルホリニル−N−(1,2,3−トリメチル−1H−インドール−5−イル)−4−ピリミジンカルボキサミド;
N−[3−(ジメチルアミノ)フェニル]−2,6−ジ−4−モルホリニル−4−ピリミジンカルボキサミド;
N−[3,4,5−トリメトキシフェニル]−2,6−ジ−4−モルホリニル−4−ピリミジンカルボキサミド;
2,6−ジ−4−モルホリニル−N−(6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−6−イル)−4−ピリミジンカルボキサミド;及び
4−[2−メチル−6−[2−(5−ニトロ−2−フリル)ビニル]−4−ピリミジニル]−モルホリン]。
【請求項24】
請求項23に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容される塩を医薬的に許容される希釈剤又は担体とともに含んでなる医薬組成物。
【請求項25】
医薬品として使用のための、請求項23に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容される塩。
【請求項26】
Xが−SCR67−である、式(I)の化合物を酸化剤と反応させることによって(例えば、Oxone(登録商標)を水及びエタノールの混合溶媒系において室温で使用することによって)、Xが−S(O)2CR67−である請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するための方法。
【請求項27】
請求項1に記載の式(I):
【化3】

[式中、Xは、−X1CR67−であり、X1は、−NR4−、−O−、−S−、−S(O)−、又は−S(O)2−である]の化合物を製造するための方法であって、式(II):
【化4】

[式中、L1は、脱離基(ハロ(例えばクロロ)、トシル、メシル、など)である]の化合物を式(III):
1−X1H (III)
の化合物と(任意選択的に、トリエチルアミンのような好適な塩基とテトラヒドロフラン又はN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒の存在下に)反応させることを含んでなる、前記方法。
【請求項28】
Xが−S(O)2CR67−である、請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するための方法であって、式(IX):
【化5】

の化合物を好適な有機金属試薬(ボロン酸の活性化エステル:R2B(OR)3(ここでRは、メチルのようなC1-4アルキルである)など)と好適な金属触媒(パラジウム又は銅など)の存在下に反応させることを含んでなる、前記方法。
【請求項29】
Xが、−C(O)NR4CR67−、−NR4C(O)NR5CR67−、又は−S(O)2NR4CR67−である、請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するための方法であって、式(I):
【化6】

[式中、Xは、−NH2CR67−である]の化合物を
【化7】

より選択される式(XVI)の化合物と任意選択的に好適な塩基(トリエチルアミンなど)の存在下に反応させることを含んでなる、前記方法。
【請求項30】
Xが、−C(O)NR4−、−NR4C(O)NR5−、又は−S(O)2NR4−である、請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するための方法であって、式(XV):
【化8】

の化合物を
【化9】

より選択される式(XVI)の化合物と好適な塩基(トリエチルアミンなど)の存在下に反応させることを含んでなる、前記方法。
【請求項31】
式(XXIII):
【化10】

の化合物を式(V):
【化11】

の化合物と反応させることを含んでなる、請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するための方法。
【請求項32】
Xが−NR4C(O)−である、請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するための方法であって、式(XVII):
【化12】

の化合物をアミン:R4NH2とO−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム・ヘキサフルオロリン酸塩のような好適な活性化試薬と、ジイソプロピルエチルアミンのような塩基とテトラヒドロフランのような溶媒を使用して反応させることを含んでなる、前記方法。
【請求項33】
Xが−S(O)2CR67−である、請求項1に記載の式(I):
【化13】

の化合物を製造するための方法であって、Xが−SCR67−である、式(I):
【化14】

の化合物を酸化剤と反応させること(例えば、Oxone(登録商標)を水及びエタノールの混合溶媒系において室温で使用することによって)を含んでなる、前記方法。
【請求項34】
Xが−X1CR67であり、X1が−NR4−、−O−、−S−、−S(O)−である、請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するための方法であって、式(XXVIII):
【化15】

の化合物を式(V):
【化16】

の化合物と反応させることを含んでなる、前記方法。
【請求項35】
Xが、−C(O)NR4CR67−、−NR4C(O)NR5CR67−、又は−S(O)2NR4CR67−である、請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するための方法であって、Xが−NH2CR67−である式(I):
【化17】

の化合物を
【化18】

より選択される式(XVI)の化合物とトリエチルアミンのような好適な塩基の存在下に反応させることを含んでなる、前記方法。
【請求項36】
Xが、−C(O)NR4−、−NR4C(O)NR5−、又は−S(O)2NR4−である、請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するための方法であって、式(XXXII):
【化19】

の化合物を
【化20】

より選択される式(XVI)の化合物と反応させることを含んでなる、前記方法。
【請求項37】
Xが−X1CR67であり、X1が−NR4−、−O−、−S−、−S(O)−、又は−S(O)2−である、請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するための方法であって、式(XXVII):
【化21】

[式中、L1は、脱離基(ハロ(例えばクロロ)、トシル、メシル、など)である]の化合物を式(XXXVIII):
1−L1 (XXXVIII)
の化合物と好適な塩基(トリエチルアミン又は水素化ナトリウムなど)と溶媒(テトラヒドロフラン又はN,N−ジメチルホルムアミドなど)の存在下に反応させることを含んでなる、前記方法。
【請求項38】
Xが−X1CR67であり、X1が−S−である、請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するための方法であって、式(XXXIX):
【化22】

の化合物を式(XXXVIII):
1−L1 (XXXVIII)
の化合物と好適な塩基(水酸化ナトリウムなど)と溶媒(N,N−ジメチルホルムアミドなど)の存在下に反応させることを含んでなる、前記方法。
【請求項39】
Xが−X1CR67−であり、X1が−NR4−、−O−、−S−、−S(O)−、又は−S(O)2−である、請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するための方法であって、式(XXXX):
【化23】

の化合物を好適な有機金属試薬(ボロン酸の活性化エステル:R2B(OR)3(ここでRは、メチルのようなC1-4アルキルである)など)と好適な金属触媒(パラジウム又は銅など)の存在下に溶媒(1,4−ジオキサンなど)を使用して反応させることを含んでなる、前記方法。
【請求項40】
Xが、−NR4C(O)−、−NR4C(O)CR67−、−NR4S(O)2−、又は−NR4S(O)2CR67−である、請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するための方法であって、式(XXXXVIII):
【化24】

[式中、X1は、−C(O)−、−C(O)CR67−、−S(O)2−、又は−S(O)2CR67−であり、L1は、好適な脱離基(クロロ又は活性化エステルなど)である]の化合物を式(XXXXIX):
【化25】

のアミンと好適な塩基(トリエチルアミンなど)の存在下に反応させることを含んでなる、前記方法。
【請求項41】
Xが−NR4CHR6−である、請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するための方法であって、式(XXXXX):
【化26】

の化合物を式(XXXXIX):
【化27】

のアミンと好適な還元剤(NaCNBH3など)の存在下に反応させることを含んでなる、前記方法。

【公表番号】特表2009−523161(P2009−523161A)
【公表日】平成21年6月18日(2009.6.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−549922(P2008−549922)
【出願日】平成19年1月8日(2007.1.8)
【国際出願番号】PCT/GB2007/000037
【国際公開番号】WO2007/080382
【国際公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【出願人】(300022641)アストラゼネカ アクチボラグ (581)
【Fターム(参考)】