説明

ユーザインタフェース装置、項目設定方法およびプログラム

【課題】入力情報に対して自然な流れで設定の手順を踏むことができる操作性が良好なユーザインタフェース装置を提供する。
【解決手段】解析部11は、入力情報を文書構成要素に解析する。表示生成部12は、解析部11による解析に基づいて仕上がり予想表示情報を生成する。項目選択部13は、解析結果に基づいて処理が可能な処理項目を選択する。操作表示部14は、予想表示情報を表示し、かつ、項目選択部13が選択した処理項目を表示し表示した処理項目の候補から指定を受け付ける。領域生成部15は、指定を受け付けた処理項目による処理の対象となる領域の候補を操作表示部14に表示させる。操作表示部14は表示した領域の候補の中から選択する入力を受け付ける。設定部16は、先ず指定された処理項目の設定を行ってから、次に候補の領域から処理対象となる領域の指定を受け付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザインタフェース装置、項目設定方法およびプログラムに関し、特に、操作表示部を備えた電子機器上で画像編集を行うユーザインタフェース装置、項目設定方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、デジタル複合機などの画像形成装置においては、操作設定や出力する原稿の状態などを表示するタッチパネルは非常に狭く、その狭い表示面で操作の設定を行うために、操作性が決して良いと言えるものではなかった。
【0003】
このような問題を解決するために、スキャナで画像を読み込み、文字領域、写真領域、図形領域、背景領域を分離して分離した画像領域を操作者に選択させ、希望する領域選択キーが押されると、選択された画像領域毎に、濃度やカラーバランスの調整内容を指定するための画面が表示され、指定された調整内容に応じて濃度やカラーバランスが調整されて画像形成が行われる技術が考案されていた(特許文献1)。
【0004】
特許文献1の技術では、画像領域における調整内容の設定画面が表示されて選択メニューが表れ、表れたメニューから選択操作を行うため、利便性の高い技術だった。
【0005】
【特許文献1】特開2002−112022号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の技術においては、タッチパネルの画面で設定する点については利便性が高かったとしても、設定後の実際の出来上がり画像がどのように出力されるかは表示されないため、印刷として出来上がる配置や状態が印刷前には不明であるという問題があった。
【0007】
また、タッチパネルの画面においては、領域を先に指定するよりもむしろ、設定項目のメニューを先に表示させて、しかる後に領域を指定するニーズが高かったが、特許文献1に記載の技術はこのようなニーズに応えることができなかった。
【0008】
本発明は、このような問題を解決するためになされ、その目的は、入力情報に対して、操作者が自然な操作の流れの中で設定の手順を自然に踏ませることができる操作性が良好でユーザフレンドリなユーザインタフェース装置、項目設定方法およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明のユーザインタフェース装置は、画像の表示および表示画像上の位置の指定操作を受け付ける操作表示手段と、入力画像を文書構成要素に解析する解析手段と、前記解析結果に基づいて前記入力情報の仕上がり予想表示情報を生成して前記操作表示手段に出力する予想情報生成手段と、前記解析結果に基づき前記入力画像に処理を施すことが可能な処理項目の情報を選択して前記操作表示手段に出力する処理項目選択手段と、前記操作表示手段に表示された前記処理項目から一の前記処理項目の指定を受け付ける処理項目指定手段と、指定を受け付けた前記処理項目の対象となる領域候補を前記操作表示手段に出力して前記仕上がり予想表示情報とともに表示させる領域候補表示手段と、前記操作表示手段に表示された前記領域候補から一の前記領域候補の指定を受け付ける領域候補指定手段と、指定を受け付けた前記領域候補における前記処理項目を反映した新たな仕上がり予想表示情報を生成して前記操作表示手段に出力する新予想情報生成手段と、を備える。
【0010】
請求項2にかかる発明のユーザインタフェース装置は、画像の表示および表示画像上の位置の指定操作を受け付ける操作表示手段と、入力画像を文書構成要素に解析する解析手段と、前記解析結果に基づいて前記入力情報の仕上がり予想表示情報を生成して前記操作表示手段に出力する予想情報生成手段と、前記解析結果に基づいて前記入力画像に処理を施すことが可能な処理項目の対象となる領域候補を前記操作表示手段に出力して前記仕上がり予想表示情報とともに表示させる領域候補表示手段と、前記操作表示手段に表示された前記領域候補から一の前記領域候補の指定を受け付ける領域候補指定手段と、指定を受け付けた前記領域候補に基づき前記入力画像に処理を施すことが可能な処理項目の情報を選択して前記操作表示手段に出力する処理項目表示手段と、前記操作表示手段に表示された前記処理項目から一の前記処理項目の指定を受け付ける処理項目指定手段と、指定を受け付けた前記処理項目を反映した新たな仕上がり予想表示情報を生成して前記操作表示手段に出力する新予想情報生成手段と、を備える。
【0011】
請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載のユーザインタフェース装置において、前記処理項目指定手段は、文字情報の入力に応じて前記処理項目の指定を受け付ける。
【0012】
請求項4にかかる発明は、請求項1または2に記載のユーザインタフェース装置において、前記領域候補指定手段は、文字情報の入力に応じて前記領域候補の指定を受け付ける。
【0013】
請求項5にかかる発明のユーザインタフェース装置は、請求項1に記載のユーザインタフェース装置における仕上がり予想表示情報の第1の操作表示形態と請求項2に記載のユーザインタフェース装置における仕上がり予想表示情報の第2の操作表示形態とを選択的に切り替える切替手段を備える。
【0014】
請求項6にかかる発明は、請求項5に記載のユーザインタフェース装置において、前記切替手段は、操作者からの前記第1の操作表示形態および前記第2の操作表示形態の間で切り替え指定入力を受け付ける。
【0015】
請求項7にかかる発明は、請求項5または6に記載のユーザインタフェース装置において、前記切替手段は、前記第1の操作表示形態および前記第2の操作表示形態を、時間によって切り替える。
【0016】
請求項8にかかる発明は、請求項5〜7のいずれか1つに記載のユーザインタフェース装置において、前記領域候補についての情報、前記処理項目についての情報および前記切替手段による切り替えについての情報の少なくともいずれか1つの情報を履歴情報として格納する履歴手段をさらに備え、前記切替手段は、前記履歴手段が格納する前記履歴情報に基づいて前記第1の操作表示形態および前記第2の操作表示形態の間で切り替える。
【0017】
請求項9にかかる発明は、請求項8に記載のユーザインタフェース装置において、前記処理項目表示手段は、前記履歴手段の格納する前記履歴情報に基づいて、前記処理項目情報を選択する。
【0018】
請求項10にかかる発明は、請求項8または9に記載のユーザインタフェース装置において、前記領域候補表示手段は、前記履歴手段の格納する前記履歴情報に基づいて、仕上がり予想表示における前記領域候補を、前記操作表示手段に表示させる。
【0019】
請求項11にかかる発明は、請求項8〜10のいずれか1つに記載のユーザインタフェース装置において、識別情報を受け付ける識別手段をさらに備え、前記履歴手段は、前記識別手段によって受け付けられた前記識別情報に基づいて、前記履歴情報をそれぞれ格納し、前記切替手段、前記処理項目表示手段、および前記領域候補表示手段の少なくともいずれか1つは、前記履歴手段に格納された前記履歴情報を前記識別情報に基づいて使用する。
【0020】
請求項12にかかる発明の項目設定方法は、入力画像を文書構成要素に解析する解析工程と、前記解析結果に基づいて前記入力情報の仕上がり予想表示情報を生成して、画像の表示および表示画像上の位置の指定操作を受け付ける操作表示部に出力する予想情報生成工程と、前記解析結果に基づき前記入力画像に処理を施すことが可能な処理項目の情報を選択して前記操作表示部に出力する処理項目選択工程と、前記操作表示部に表示された前記処理項目から一の前記処理項目の指定を受け付ける処理項目指定工程と、指定を受け付けた前記処理項目の対象となる領域候補を前記操作表示部に出力して前記仕上がり予想表示情報とともに表示させる領域候補表示工程と、前記操作表示部に表示された前記領域候補から一の前記領域候補の指定を受け付ける領域候補指定工程と、指定を受け付けた前記領域候補における前記処理項目を反映した新たな仕上がり予想表示情報を生成して前記操作表示部に出力する新予想情報生成工程と、を含む。
【0021】
請求項13にかかる発明の項目設定方法は、入力画像を文書構成要素に解析する解析工程と、前記解析結果に基づいて前記入力情報の仕上がり予想表示情報を生成して、画像の表示および表示画像上の位置の指定操作を受け付ける操作表示部に出力する予想情報生成工程と、前記解析結果に基づいて前記入力画像に処理を施すことが可能な処理項目の対象となる領域候補を前記操作表示部に出力して前記仕上がり予想表示情報とともに表示させる領域候補表示工程と、前記操作表示部に表示された前記領域候補から一の前記領域候補の指定を受け付ける領域候補指定工程と、指定を受け付けた前記領域候補に基づき前記入力画像に処理を施すことが可能な処理項目の情報を選択して前記操作表示部に出力する処理項目表示工程と、前記操作表示部に表示された前記処理項目から一の前記処理項目の指定を受け付ける処理項目指定工程と、指定を受け付けた前記処理項目を反映した新たな仕上がり予想表示情報を生成して前記操作表示部に出力する新予想情報生成工程と、を含む。
【0022】
請求項14にかかる発明の項目設定方法は、請求項12に記載の項目設定方法における仕上がり予想表示情報の第1の操作表示形態と請求項13に記載の項目設定方法における仕上がり予想表示情報の第2の操作表示形態とを選択的に切り替える切替工程を含む。
【0023】
請求項15にかかる発明のプログラムは、入力画像を文書構成要素に解析する解析機能と、前記解析結果に基づいて前記入力情報の仕上がり予想表示情報を生成して、画像の表示および表示画像上の位置の指定操作を受け付ける操作表示部に出力する予想情報生成機能と、前記解析結果に基づき前記入力画像に処理を施すことが可能な処理項目の情報を選択して前記操作表示部に出力する処理項目選択機能と、前記操作表示部に表示された前記処理項目から一の前記処理項目の指定を受け付ける処理項目指定機能と、指定を受け付けた前記処理項目の対象となる領域候補を前記操作表示部に出力して前記仕上がり予想表示情報とともに表示させる領域候補表示機能と、前記操作表示部に表示された前記領域候補から一の前記領域候補の指定を受け付ける領域候補指定機能と、指定を受け付けた前記領域候補における前記処理項目を反映した新たな仕上がり予想表示情報を生成して前記操作表示部に出力する新予想情報生成機能と、をコンピュータに実行させる。
【0024】
請求項16にかかる発明のプログラムは、入力画像を文書構成要素に解析する解析機能と、前記解析結果に基づいて前記入力情報の仕上がり予想表示情報を生成して、画像の表示および表示画像上の位置の指定操作を受け付ける操作表示部に出力する予想情報生成機能と、前記解析結果に基づいて前記入力画像に処理を施すことが可能な処理項目の対象となる領域候補を前記操作表示部に出力して前記仕上がり予想表示情報とともに表示させる領域候補表示機能と、前記操作表示部に表示された前記領域候補から一の前記領域候補の指定を受け付ける領域候補指定機能と、指定を受け付けた前記領域候補に基づき前記入力画像に処理を施すことが可能な処理項目の情報を選択して前記操作表示部に出力する処理項目表示機能と、前記操作表示部に表示された前記処理項目から一の前記処理項目の指定を受け付ける処理項目指定機能と、指定を受け付けた前記処理項目を反映した新たな仕上がり予想表示情報を生成して前記操作表示部に出力する新予想情報生成機能と、をコンピュータに実行させる。
【0025】
請求項17にかかる発明のプログラムは、請求項15に記載のプログラムにおける仕上がり予想表示情報の第1の操作表示形態と請求項16に記載のプログラムにおける仕上がり予想表示情報の第2の操作表示形態とを選択的に切り替える切替機能をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0026】
請求項1,12,15にかかる発明によれば、入力情報を文書構成要素に解析し、解析結果に基づいて入力情報の仕上がり予想表示情報を生成し、解析結果に基づいて処理を施すことが可能な処理項目を選択し、操作表示手段において予想表示情報を表示し、かつ、選択した処理項目の情報を表示し表示した処理項目から処理項目の指定を受け付け、受け付けた処理項目によって処理対象となる領域候補を操作表示手段に表示させる、指定された処理項目、および選択入力を受け付けた領域とを設定することによって、設定結果を反映した予想表示情報を生成して操作表示手段に再び表示させる。この構成によって、先ず処理項目を表示して指定を受け付け、しかる後に受け付けられた処理項目の対象となる領域の候補を表示して指定を受け付ける形態(第1の操作表示形態)から設定することができ、自然な操作の流れの中で、処理設定の手順を踏むことができるので、操作性が良くユーザフレンドリなユーザインタフェースを提供することができる。
【0027】
請求項2,13,16にかかる発明によれば、入力情報を文書構成要素に解析し、解析結果に基づいて、仕上がり予想表示における処理項目の実行対象となる領域候補を表示させ、表示した領域候補から領域の選択入力を受け付け、選択入力を受け付けた領域で可能な処理項目を選択し、選択された処理項目の候補を表示して指定を受け付けて、操作表示手段に表示させた領域から選択を受け付けた領域、および受け付けた処理項目を設定することによって、領域の候補を表示して指定を受け付けてから指定された領域での処理項目を表示して指定を受け付ける。この構成によって、先ず領域の候補を表示して指定を受け付け、しかる後に指定された領域における処理項目を表示して指定を受け付ける形態(第2の操作表示形態)から設定することができ、自然な操作の流れの中で、処理設定の手順を踏むことができるので、操作性が良くユーザフレンドリなユーザインタフェースを提供することができる。
【0028】
請求項3,14,17にかかる発明によれば、処理項目指定手段は、文字情報の入力に応じて処理項目の指定を受け付けることによって、操作者からの手動による入力によって処置設定を行うことができる。
【0029】
請求項4にかかる発明によれば、領域候補指定手段は、文字情報の入力に応じて領域候補の指定を受け付けることによって、操作者からの手動による入力によって処置設定を行うことができる。
【0030】
請求項5にかかる発明によれば、第1の操作表示形態と第2の操作表示形態とを選択的に切り替える切替手段を備えることにより、第1の操作表示形態、即ち最初に処理項目の候補を表示して指定を受け付け、次に指定された処理項目の対象となる領域の候補を表示して指定を受け付ける操作表示形態と、第2の操作表示形態、即ち最初に処理を受け付ける領域の候補を表示して指定を受け付け、次に指定された領域での処理項目の候補を表示して指定を受け付ける操作表示形態との間で切り替えて、設定を行うことができるので、操作性が良くユーザフレンドリなユーザインタフェースを提供することができる。
【0031】
請求項6にかかる発明によれば、操作者からの第1の操作表示形態および第2の操作表示形態の間で切り替え指定入力を受け付けることによって、操作者の手動によって第1および第2の操作表示形態を切り替えることができる。
【0032】
請求項7にかかる発明によれば、第1の操作表示形態および第2の操作表示形態を、時間によって切り替えることによって、例えば、第1の操作表示形態において操作者からの入力がない場合は、第2の操作表示形態に切り替えることができるので、よりユーザフレンドリなインタフェースとなる。
【0033】
請求項8にかかる発明によれば、領域候補についての情報、処理項目についての情報、および切り替えについての情報の少なくともいずれか1つの情報を履歴情報として格納し、履歴情報に基づいて第1および第2の操作表示形態の間で切り替えることによって、今までの使用履歴に即した操作表示形態に切り替えることができる。
【0034】
請求項9にかかる発明によれば、格納している履歴情報に基づいて、処理項目情報を選択するので、より使用頻度の高い処理項目を優先して表示することができる。
【0035】
請求項10にかかる発明によれば、格納している履歴情報に基づいて、仕上がり予想表示における領域候補を表示するので、より使用頻度の高い領域の候補を優先して表示することができる。
【0036】
請求項11にかかる発明によれば、識別情報を受け付け、受け付けられた識別情報に基づいて、履歴情報を格納して、第1および第2の操作表示形態の切り替え、処理項目の選択、および領域候補の表示の少なくともいずれかを識別情報に基づく履歴情報によって行うので、例えば操作者を識別して頻度の高い表示形態を優先して表示することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0037】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるユーザインタフェース装置、項目設定方法およびプログラムの最良な実施の形態を、実施の形態1〜5、および変形例1〜3に沿って詳細に説明する。
【0038】
(1.実施の形態1)
(1.1.ユーザインタフェース装置の構成)
図1は、実施の形態1によるユーザインタフェース装置を備えた画像形成装置の機能的ブロック図である。画像形成装置はスキャナ1、画像処理部2、出力処理部3、画像出力部4、メモリ(ハードディスクドライブ(HDD))5、およびユーザインタフェース装置10を備える。
【0039】
スキャナ1は、原稿画像を読み取る。画像処理部2は、読み取った原稿画像をデジタルデータに変換して画像データを生成し、ユーザインタフェース装置10に送信する。ユーザインタフェース装置10は、画像データを受信して表示し、各種の設定を受け付ける。出力処理部3は、ユーザインタフェース装置10によって受け付けられた設定に基づいて入力画像データに対して出力処理を施す。また、出力処理部3は、入力画像データに対してガンマ変換など各種の画像処理を施す。画像出力部4は、出力処理部3によって施された出力処理に従って画像出力する。
【0040】
実施の形態1によるユーザインタフェース装置10は、解析部11、表示生成部12、項目選択部13、操作表示手段である操作表示部14、領域生成部15、および設定部16を備える。
【0041】
解析部11は、解析手段として機能するものであって、入力情報を文書構成要素に解析する。表示生成部12は、予想情報生成手段として機能するものであって、解析部11による解析結果に基づいて仕上がり予想表示情報を生成して操作表示部14に出力する。また、表示生成部12は、新予想情報生成手段としても機能するものであって、処理項目を反映した新たな仕上がり予想表示情報を生成して操作表示部14に出力する。項目選択部13は、処理項目選択手段として機能するものであって、解析結果に基づいて入力情報に処理を施すことが可能な処理項目を選択する。操作表示部14は、表示生成部12が生成した予想表示情報を表示する。領域生成部15は、領域候補表示手段として機能するものであって、操作表示部14が指定を受け付けた処理項目によって処理対象となる仕上がり予想表示における領域の候補を操作表示部14に表示させる。設定部16は、処理項目指定手段として機能するものであって、項目選択部13が選択した処理項目の情報を表示し、表示した処理項目の候補から処理項目の指定を受け付ける。また、設定部16は、領域候補指定手段としても機能するものであって、領域生成部15が操作表示部14に表示させた領域の候補から領域を選択する入力を受け付け、該選択入力が受け付けられた領域において、すでに指定されている処理項目の設定を行う。
【0042】
実施の形態1によるユーザインタフェース装置10は、画像データを入力し、先ず処理項目を表示して処理項目の指定を受け付け、次に受け付けられた処理項目の対象となる領域を表示して領域の指定を受け付ける。このような操作表示形態を、ここでは第1のインタフェースモード(第1の操作表示形態)と称する。実施の形態1によるユーザインタフェース装置は、第1のインタフェースモードを介して、入力情報に処理項目実行の設定を受け付け、受け付けられた設定を反映させて、さらに操作表示部3に表示して、処理項目の指定および領域の選択入力を受け付ける。
【0043】
解析部11は、入力した画像データに対して、文字画像、写真画像、図表画像、およびその他の画像のうちいずれの画像種であるかを解析する。解析部11はまた、解析した結果に基づいて、画像データを分割する。分割は、たとえば、文章の場合は段落ごとに分割する。写真画像および図表画像の場合は、それぞれ写真画像および図表画像ごとに分割する。
【0044】
このような分割は、例えば、文字であると判定した部分が連続した領域を判定することによって文字の集まった領域として分割することができる。また、中間調画素が連続することを検出して、写真画像の領域であることを検出し、写真画像領域を分割することができる。また、エッジ部と、濃淡の差が激しい領域であることを検出することによって、図表画像であることが検出できる。それ以外については、文字、写真、および図表画像でないものと判定し、分割処理を施す。これらは公知技術であるので詳細な説明を省略する。
【0045】
表示生成部12は、解析部11による解析結果に基づいて仕上がり予想表示情報を生成する。解析部11による解析結果によって、原稿全体のページにおける大枠が縁取られた状態で表示しても良い。また、画像データが領域ごとに縁取られた状態で表示しても良い。表示生成部12は、このように全体領域、あるいは個々の領域ごとに分けられた状態で表示する画像データを生成して、操作表示部14に表示させる。
【0046】
また、表示生成部12は、設定部16によって設定された内容に従って、仕上がり予想表示情報を生成し、操作表示部14に新しく生成された仕上がり予想を表示させる。
【0047】
ここで、表示生成部12は、最初に読み込んだ状態に対して、デフォルトの設定で、如何なる処理をも施さない状態での表示としておく。しかし、一般的に使用頻度の高い設定、例えば、左上でのホッチキス綴じの処理を施した状態での表示をデフォルト設定として表示することもできる。
【0048】
項目選択部13は、解析部11による解析結果に基づいて入力情報に処理を施すことが可能な処理項目を選択する。解析結果によっては、例えばモノクロデータである場合はカラー設定などは不要になる。一方、スキャナ1によってスキャンされる時に、分厚い本などの原稿の場合は、原稿の縁に黒い枠のイメージが出現するので、解析部11が黒い枠を検知した場合、「わく消去」という設定が必要となってくる。このように、項目選択部13は、解析部11による解析結果に基づいて設定が必要となる項目を選択し、不必要な項目を非選択とする。
【0049】
図2は、操作表示部における入力した画像データ、および選択可能な処理項目の表示を示す模式図である。操作表示部14の表示面200には、読み取られた画像データによる画像201が表示されている。画像201には、読み取りデータの境界を示す外枠202、文字領域203、写真領域204〜206が表示される。
【0050】
項目選択部13は、解析部11による解析結果に従って、処理項目を選択して、処理項目としてステープル211、パンチ212、綴じ代調整213、わく消去214、スタンプ215、およびページ番号216を選択し、画面の右側に表示させている。
【0051】
また、項目選択部13によって選択された処理項目として、出力カラー221、出力濃度222、用紙223、拡大/縮小224、片面/両面225、集約226、ソート/スタック227、および地肌228が、画面の左側に表示される。
【0052】
操作表示部14は、操作者からのメニューの指定、および領域の選択を含む各種の設定入力を受け付ける。操作表示部14は、人間の指先、スタイラスペン、その他の接触入力具を介して接触することによって入力を受け付ける。操作表示部14は、指先やペン先からの押圧により抵抗の変化を検知する抵抗膜方式、あるいはアナログ容量結合方式などの公知技術によって、表示するパネル面のそれぞれの位置における入力を検出する。以下に入力の形態として、操作表示部14に対して接触して入力を行う接触入力(タッチ入力とも称する)を例に挙げて説明するが、必ずしもタッチ入力のみが本発明の実施の形態ではなく、マウスやキーボードを含む種々の入力方式を適用することができる。
【0053】
図3は、操作表示部において、処理項目が選択された場合の表示を説明する模式図である。図4は、処理項目と設定可能領域との対応定義テーブルの模式図である。今、操作者によって操作表示部14において表示されている処理項目のうち、パンチ穴212が接触入力により選択されたとする。
【0054】
操作表示部14が、パンチ穴212からの接触入力を検知すると、表示生成部12は、「パンチ穴」に対応して設定できるパンチ穴の領域を、図4に示した対応定義テーブルから読み出して、設定できる領域302および303を、操作表示部14に表示する。パンチ穴が可能な領域302および303を、読み取った全体の画像301において表示する形態は、互いに重畳する形態でも良く、上書きして表示する形態でも良い。あるいは、可能な領域の色を変化させる、点滅させる、あるいはそれ以外をダークアウトさせるなどの表現形態を適用することができる。
【0055】
操作者は、図3に示されたパンチ穴領域303に接触することによって選択入力を行う。操作表示部14は、パンチ穴212からの接触入力を受け付け、設定部16は、受け付けた領域においてパンチ穴処理を施す設定を行う。
【0056】
表示生成部12は、設定部16によって設定された内容に従って、さらに、操作表示部14において表示する仕上がり予想情報を生成して操作表示部14において表示させる。この、新しく表示された仕上がり予想画面から、修正などの設定入力を受け付ける。受け付けた設定は再び反映されて表示され、受け付けない場合は、印刷実行を受け付ける。
【0057】
設定部16が設定した設定情報は、印刷実行が受け付けられた場合、出力処理部3に送信され、画像出力部4は、出力処理部3によって出力処理を施された出力情報に従って画像出力する。
【0058】
こうして、ユーザインタフェース装置10は、画像データを入力し、最初に処理項目を表示して処理項目の指定を受け付け、次に受け付けられた処理項目の対象となる領域を表示して領域の指定を受け付ける第1のインタフェースモードによって操作者からの各種の処理項目の設定を受け付けることができる。
【0059】
(1.2.ユーザインタフェース装置による設定手順)
図5は、実施の形態1によるユーザインタフェース装置による設定手順を説明するフローチャートである。ここでは、スキャナ1が原稿を読み込んで入力情報を取得するものとして説明するが、ネットワークを介し、あるいは記録媒体を介して文書情報を入力する構成も可能である。
【0060】
解析部11は、入力情報を文書構成要素に解析する。解析には、ヒストグラムの変化、エッジ部の検出、文字認識など公知の技術を使うことができる(ステップS101)。
【0061】
表示生成部12は、解析部11の解析結果に基づいて操作表示部14に仕上がり予想画面を表示させる。仕上がり予想画面は、図2に示したように、原稿画像の中で、用紙と画像データ部分を枠で縁取ることによって、領域を見易いものとする(ステップS102)。
【0062】
項目選択部13は、解析結果に基づいて入力情報に処理を施すことが可能な処理項目を選択する。画像データによっては、設定が不可能な処理項目もあるため、このような表示することが無意味な項目を排除して、操作上可能な項目を選択する。例えば、モノクロデータに対してカラー設定は意味がないので、カラー設定の項目は排除する。また、所定値よりも大きな余白値を検知した場合は、優先的にパンチ穴や綴じ代を処理項目の候補として選択する(ステップS103)。
【0063】
操作表示部14は、項目選択部13で選択された処理項目の情報を表示する。表示例は、図2で示されたステープル211〜ページ番号216、および出力カラー221〜地肌228の設定項目である(ステップS104)。
【0064】
操作表示部14は、操作表示部14に表示した処理項目から、操作者による指定入力を受け付ける。ここで、指定入力は接触入力であることが好ましいが、それに限らずマウス・キーボードの形式であっても良い(ステップS105)。
【0065】
操作表示部14が、指定入力を受け付けた場合(ステップS105のYes)、領域生成部15は、項目指定を受け付けた処理項目によって処理対象となる仕上がり予想表示における領域の候補を、操作表示部14に表示させる。例えば図4に示した対応テーブルによって、パンチ穴が選択された場合、パンチ穴を設定すべき領域としては、(40,0)および(200,40)で定義される領域302と、(0,40)および(40,270)で定義される領域303とが、図3に示したように候補の領域として対応付けられて表示される(ステップS106)。
【0066】
操作表示部14が、指定入力を受け付けない場合(ステップS105のNo)、そのま
ま終了して、例えば印刷の実行に移行する。
【0067】
操作表示部14は、表示された領域302および303の候補の中から、領域を選択する入力を受け付けたか否かを検知する(ステップS107)。選択入力を検知した場合、例えば領域303が選択された入力を検知した場合(ステップS107のYes)、設定部16は、ステップS105において指定を受け付けた処理項目、およびステップS107において操作表示部14が選択入力を受け付けた領域を設定する(ステップS108)。
【0068】
操作表示部14が、指定入力を受け付けない場合(ステップS107のNo)、そのまま終了して、例えば印刷の実行に移行する。
【0069】
表示生成部は、設定部16による設定結果に基づいて操作表示部14において入力情報の仕上がり予想情報を生成して操作表示部14に表示させる(ステップS109)。そして、再び項目選択部13が項目を選択するSステップ103に移行してステップS103以降を繰り返す。これによって、調整の試行を繰り返すことができる。
【0070】
操作表示部14が、指定入力を受け付けない場合(ステップS105のNo、およびステップS107のNo)は、そのまま終了して、例えば印刷の実行に移行する。
【0071】
この手順によって、先ず処理項目を表示して指定を受け付け、しかる後に指定を受け付けた処理項目の対象となる領域の候補を表示し、処理を施す領域の指定を受け付けるという第1のインタフェースモードによって、入力情報に対して処理項目実行の設定を受け付ける。
【0072】
(1.3.効果)
このように、実施の形態1によるユーザインタフェース装置10によると、最初に設定すべきメニューを表示し、このメニューの中から操作者は処理項目を選択した場合、選択された項目によって処理可能な領域が表示されて操作者は次に、処理する領域を指定するという自然な操作の流れの中で、処理設定の手順を踏ませるように導くことができるので、操作性が良くユーザフレンドリなユーザインタフェースを提供することができる。
【0073】
(変形例1)
ここで、操作表示部14は、操作者が処理項目を指定する指定入力を行った場合、指定された処理項目を受け付ける構成とすることができる。例えば、アルファベットを入力できる画面(不図示)を表示して文字情報の入力を受け付け、受け付けた処理内容に対応する処理項目を、項目選択部13は選択し、選択された処理内容を操作表示部14は表示して選択入力を受け付ける。
【0074】
また、処理を施す領域についても、操作者は、操作表示部14から数字情報を入力し、領域生成部15は入力された数字情報によって、領域情報を生成して操作表示部14におて表示することが望ましい。
【0075】
このように構成することによって、操作者が手動で処理項目および領域情報を入力することができ、より詳細に処理内容および処理対象の領域を設定することができる。
【0076】
(2.実施の形態2)
実施の形態2によるユーザインタフェース装置が実施の形態1と異なる点は、入力情報に対して、先ず領域生成部15は、解析結果に基づいて表示生成部12が生成する仕上がり予想表示において、処理項目の実行対象となる領域の候補を操作表示部14に表示させ、操作表示部14は表示した領域の候補から操作者による領域を選択する選択入力を受け付け、項目選択部13は選択入力を受け付けた領域において処理可能な処理項目の候補を選択し、操作表示部14は選択された処理項目の候補を表示して処理項目の指定を受け付けることである。
【0077】
このようにして操作表示部14は先ず候補となる領域を表示して次に領域において可能な処理項目を表示して受け付け、設定部16は操作表示部14が受け付けた領域および処理項目を設定する。ここで、実施の形態2によるユーザインタフェース装置20(不図示)は、その機能的ブロック図が実施の形態1による場合と同じであるので、図示を省略する。
【0078】
実施の形態2によるユーザインタフェース装置20は、最初に領域を表示して領域の指定を受け付け、次に受け付けられた領域で処理可能な処理項目を表示して処理項目の指定を受け付ける。このような表示形態をここでは、第2のインタフェースモード(第2の操作表示形態)と称する。
【0079】
図6は、実施の形態2によるユーザインタフェース装置によって表示される画面の模式図である。図7は、領域が選択されることによって処理可能な項目が表示されることを説明する図である。図8は、表示された処理項目の候補から項目が選択された場合を説明する図である。図9は、実施の形態2によるユーザインタフェース装置による設定手順を説明するフローチャートである。図6〜9を参照しながら、実施の形態2によるユーザインタフェース装置の設定手順を説明する。
【0080】
スキャナ1によって読み込まれた原稿画像601は、解析部11による解析結果に基づいて、表示生成部12が仕上がり予想を表示させる(ステップS201)。領域生成部15は、また、解析結果に基づいて、設定可能な処理項目の対象となる領域を表示する領域情報を生成する。そして、生成した領域情報によって、操作表示部14に処理項目の対象となる領域を表示する。図6では、操作表示部14の画面600において、処理項目の対象となる領域602〜610が表示されている(ステップS202)。
【0081】
これらの領域602〜610は、接触入力による選択を受け付ける(ステップS203)。ここで今、領域606が選択されたとする(ステップS203のYes)。そうすると、項目選択部13は、領域606に対応して設定可能な項目対応定義テーブルから選択し(ステップS204)、操作表示部14は、選択された処理項目を画面700に表示させる(図7)。領域606に対応して可能な処理項目は、図7に示されているように、とじしろ調整711、わく消去712、およびスタンプ713の処理項目が表示される。
【0082】
これらの処理項目は、例えば図4に示した対応定義テーブルによって対応付けて選択できる。処理項目は、ここでは仕上がり表示の右側に表示されている。ここで、対応しない項目、例えばステープル処理などについては、グレーアウトで表示しても良く、全く表示を消しておくこともできる(ステップS205)。
【0083】
今、ここで操作表示部14において表示されている項目のうち、綴じ代調整711が選択入力を受け付けると(ステップS206のYes)、領域生成部15は、操作表示部14において項目による仕上がり情報を生成して表示させる。操作表示部14において表示する画面は、図8に示したように変化する。この場合、選択された綴じ代調整811を強調表示しても良く、あるいは他の表示を消すことによって選択されたことを表示しても良い。
【0084】
綴じ代調整812の選択入力を受け付けたことによって今度は、また領域生成部15が設定すべき領域を表示する(図8)。表示生成部12は、操作表示部14の画面802が上下左右に移動設定するためのアイコン803を生成して、操作表示部14に表示し、該アイコンを介して上下左右への移動および決定の入力を受け付ける。
【0085】
設定部16は、このようにして領域の選択を受け付け、受け付けられた領域において処理可能な処理項目の候補を提示し、候補の中から選択の指定を受け付ける(ステップS207)。
【0086】
このように、実施の形態2によるユーザインタフェース装置20によると、最初に処理設定が可能な領域を表示しておき、操作者が領域を指定すると該領域において設定できるメニューを表示し、このメニューの中から操作者は処理項目を選択することができるので、処理すべき領域を最初に指定し、次にその領域での処理項目を設定するという自然な操作の流れの中で、処理設定の手順を踏ませるように導くことができるので、操作性が良くユーザフレンドリなユーザインタフェースを提供することができる。
【0087】
(3.実施の形態3)
図10は、実施の形態3によるユーザインタフェース装置を備えた画像形成装置の機能的ブロック図である。
【0088】
実施の形態3によるユーザインタフェース装置30が、実施の形態1および2と異なる点は、すでに説明した第1のユーザインタフェースモード(第1の操作表示形態)および第2のユーザインタフェースモード(第2の操作表示形態)の間で操作表示の形態を切り替える切替部31を、さらに備え、切替部31によって切り替えられる操作表示形態で、操作表示部14において表示することである。
【0089】
切替部31は、操作者からの第1のユーザインタフェースモードおよび第2のユーザインタフェースモードの間で切り替え指定入力を受け付ける構成とすることが望ましい。切替部31は、操作表示部14に表示されるアイコン、あるいは選択メニューの形態(不図示)で画面上に表示して配設されるように構成することができる。
【0090】
この構成によって、第1のユーザインタフェースモード、即ち最初に処理項目の候補を表示して指定を受け付け、次に指定された処理項目の対象となる領域の候補を表示して指定を受け付ける操作表示形態と、第2のユーザインタフェースモード、即ち最初に処理を受け付ける領域の候補を表示して指定を受け付け、次に指定された領域での処理項目の候補を表示して指定を受け付ける操作表示形態との間で切り替えて、設定を行うことができる。
【0091】
このように実施の形態3によるユーザインタフェース装置は、第1のユーザインタフェースモードで設定することも、また第2のユーザインタフェースモードで設定することも可能であるので、操作性が良くユーザフレンドリなユーザインタフェースを提供することができる。
【0092】
(変形例2)
ここでユーザインタフェース装置30は、時間を計測する計時部32を備え、切替部31は、第1のインタフェースモードと第2のインタフェースモードとの間での操作表示形態を、計時部32の時間計測によって切り替えるものとする。例えば、10秒間おきに第1および第2のインタフェースモードによる表示を切り替える。
【0093】
あるいは、第1のインタフェースモードで10秒間継続して表示し、その間に、設定入力を受け付けない場合には、第2のインタフェースモードに切り替えて表示する。しかし、第1のインタフェースモードにおいて10秒以内に設定入力を受け付けた場合は、そのまま第1のインタフェースモードによる表示を継続する。
【0094】
このように構成することによって、操作者が一定時間設定入力を行わない場合は、他のインタフェースモードに切り替えるので、操作性が良くユーザフレンドリなユーザインタフェースを提供することができる。
【0095】
(4.実施の形態4)
図11は、実施の形態4によるユーザインタフェース装置の機能的ブロック図である。ユーザインタフェース装置40が、実施の形態3と異なる点は、履歴部41をさらに備えることである。
【0096】
履歴部41は、設定部16が設定した領域についての情報、処理項目についての情報、および切替部31による切り替えについての情報の少なくともいずれかの情報を履歴情報として格納する。
【0097】
ここで切替部31は、履歴部41が格納する履歴情報に基づいて第1および第2のユーザインタフェースモードの間で切り替える。この構成によって、ユーザインタフェース装置が第1のユーザインタフェースモードか、あるいは第2のユーザインタフェースモードかいずれの表示形態で表示される可能性が高いかを履歴情報に基づいて判定して切り替えて表示するので、操作者の所望の操作表示形態で表示することができる。
【0098】
また、項目選択部13は、履歴部41の格納する履歴情報に基づいて、処理項目情報を選択する。この構成によって、処理項目を選択して表示する際に、選択される可能性の高い処理項目を優先的に表示させることができる。
【0099】
また、領域生成部15は、履歴部41の格納する履歴情報に基づいて、仕上がり予想表示における領域の候補を、操作表示部14に表示させる。この構成によって、領域の候補を表示する際に、選択される可能性の高い領域の候補を優先的に表示させることができる。
【0100】
(5.実施の形態5)
図12は、実施の形態5によるユーザインタフェース装置の機能的ブロック図である。実施の形態5によるユーザインタフェース装置50が、実施の形態4と異なる点は、識別情報を受け付ける識別部51を、さらに備える点である。そして、履歴部41は、識別部51によって受け付けられた識別情報に基づいて、履歴情報をそれぞれ格納する。
【0101】
この構成によって、切替部31は、履歴部41に格納された履歴情報を、識別情報に基づいて使用して第1および第2のユーザインタフェースモードの間で表示形態を切り替えて表示できるので、例えば操作者を識別情報によって識別し識別された操作者ごとに好適な表示形態に切り替えて表示させることができる。
【0102】
(変形例3)
また、項目選択部13は、履歴部41に格納された履歴情報を、識別情報に基づいて使用して表示すべき項目を選択するので、操作者を識別情報によって識別し識別された操作者ごとに良く指定を受ける処理項目を選択して表示することができるので、操作者ごとに好適な処理項目メニューを表示することができる。
【0103】
また、領域生成部15は、履歴部41に格納された履歴情報を、識別情報に基づいて使用して表示すべき領域を優先的に表示するので、操作者を識別情報によって識別し識別された操作者ごとに良く選択する領域を優先的に表示することができるので、操作者ごとに
好適な領域候補を表示することができる。
【0104】
このように実施の形態5によるユーザインタフェース装置50は、識別部51が識別情報を受け付けることによって、例えば操作者ごとの履歴情報を使用でき、これによって、操作者ごとに好適な処理項目および領域候補をきめ細かく表示することができるので、操作性が高くユーザフレンドリなインタフェースを提供することができる。
【0105】
(6.ハードウェア構成など)
図13は、実施の形態によるユーザインタフェース装置を備えた画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。この画像形成装置は、ファックスやスキャナなどの複合的機能を備える複合機(MFP)として構成されている。図に示すように、このMFPは、コントローラ2210とエンジン部2260とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ2210は、MFP全体の制御、画像表示制御、各種制御、画像処理制御など、FCUI/F2230、操作表示部14からの入力を制御するコントローラである。エンジン部2260は、PCIバスに接続可能な画像処理エンジンなどであり、例えば取得した画像データに対して誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
【0106】
コントローラ2210は、CPU2211と、ノースブリッジ(NB)2213と、システムメモリ(MEM−P)2212と、サウスブリッジ(SB)2214と、ローカルメモリ(MEM−C)2217と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)2216と、ハードディスクドライブ5とを有し、ノースブリッジ2213とASIC2216との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス2215で接続した構成となる。また、MEM−P2212は、ROM(Read Only Memory)2212aと、RAM(Random Access Memory)2212bとをさらに有する。
【0107】
CPU2211は、MFPの全体制御を行うものであり、NB2213、MEM−P2212およびSB2214からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
【0108】
NB2213は、CPU2211とMEM−P2212、SB2214、AGP2215とを接続するためのブリッジであり、MEM−P2212に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
【0109】
MEM−P2212は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM446とRAM2212bとからなる。ROM2212aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM2212bは、プログラムやデータの展開用メモリ、画像処理時の画像描画メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
【0110】
SB2214は、NB2213とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB2214は、PCIバスを介してNB2213と接続されており、このPCIバスには、FCUI/F2230なども接続される。
【0111】
ASIC2216は、マルチメディア情報処理用のハードウェア要素を有するマルチメディア情報処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP2215、PCIバス、HDD5およびMEM−C2217をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。
【0112】
このASIC2216は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC2216の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C2217を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジック等により画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部2260との間でPCIバスを介してUSB(Universal Serial Bus)2240、IEEE(the Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394インタフェース2250が接続される。
【0113】
MEM−C2217は、送信用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD5は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストーレジである。
【0114】
AGP2215は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM−P2212に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィクスアクセラレータカードを高速にするものである。
【0115】
ASIC2216に接続する操作表示部2220は、操作者からの操作入力を受け付けて、ASIC2216に受け付けられた操作入力情報を送信する。
【0116】
なお、実施の形態による画像補正部を組み込んだMFPで実行される画像補正プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
【0117】
実施の形態による画像補正部を組み込んだMFPで実行される画像補正プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【0118】
さらに、実施の形態による画像補正部を組み込んだMFPで実行される画像補正プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施の形態による画像補正部を組み込んだMFPで実行される画像補正プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0119】
実施の形態による画像補正部を組み込んだMFPで実行される画像補正プログラムは、上述した各部(解析部11、表示生成部12、項目選択部13、操作表示部14、領域生成部15、設定部16、切替部31、計時部32、および履歴部41など)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから画像処理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上に解析部11、表示生成部12、項目選択部13、操作表示部14、領域生成部15、設定部16、切替部31、計時部32、および履歴部41などが主記憶装置上に生成されるようになっている。
【0120】
以上説明した本発明の実施の形態あるいは変形例は、説明のための一例であって、本発明はここに説明したこれらの具体例に限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0121】
以上のように、本発明にかかるユーザインタフェース装置、項目設定方法およびプログラムは、電子機器の有する操作表示技術に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0122】
【図1】実施の形態1によるユーザインタフェース装置を備えた画像形成装置の機能的ブロック図である。
【図2】操作表示部における入力した画像データ、および選択可能な処理項目の表示を示す模式図である。
【図3】操作表示部において、処理項目が選択された場合の表示を説明する模式図である。
【図4】処理項目と設定可能領域との対応定義テーブルの模式図である。
【図5】実施の形態1によるユーザインタフェース装置による設定手順を説明するフローチャートである。
【図6】実施の形態2によるユーザインタフェース装置によって表示される画面の模式図である。
【図7】領域が選択されることによって処理可能な項目が表示されることを説明する図である。
【図8】表示された処理項目の候補から項目が選択された場合を説明する図である。
【図9】実施の形態2によるユーザインタフェース装置による設定手順を説明するフローチャートである。
【図10】実施の形態3によるユーザインタフェース装置を備えた画像形成装置の機能的ブロック図である。
【図11】実施の形態4によるユーザインタフェース装置の機能的ブロック図である。
【図12】実施の形態5によるユーザインタフェース装置の機能的ブロック図である。
【図13】実施の形態によるユーザインタフェース装置を備えた画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0123】
1 スキャナ
2 画像処理部
3 出力処理部
4 画像出力部
5 メモリ(HDD)
10、20、30、40、50 ユーザインタフェース装置
11 解析部
12 表示生成部
13 項目選択部
14 操作表示部
15 領域生成部
16 設定部
31 切替部
32 計時部
41 履歴部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像の表示および表示画像上の位置の指定操作を受け付ける操作表示手段と、
入力画像を文書構成要素に解析する解析手段と、
前記解析結果に基づいて前記入力情報の仕上がり予想表示情報を生成して前記操作表示手段に出力する予想情報生成手段と、
前記解析結果に基づき前記入力画像に処理を施すことが可能な処理項目の情報を選択して前記操作表示手段に出力する処理項目選択手段と、
前記操作表示手段に表示された前記処理項目から一の前記処理項目の指定を受け付ける処理項目指定手段と、
指定を受け付けた前記処理項目の対象となる領域候補を前記操作表示手段に出力して前記仕上がり予想表示情報とともに表示させる領域候補表示手段と、
前記操作表示手段に表示された前記領域候補から一の前記領域候補の指定を受け付ける領域候補指定手段と、
指定を受け付けた前記領域候補における前記処理項目を反映した新たな仕上がり予想表示情報を生成して前記操作表示手段に出力する新予想情報生成手段と、
を備えることを特徴とするユーザインタフェース装置。
【請求項2】
画像の表示および表示画像上の位置の指定操作を受け付ける操作表示手段と、
入力画像を文書構成要素に解析する解析手段と、
前記解析結果に基づいて前記入力情報の仕上がり予想表示情報を生成して前記操作表示手段に出力する予想情報生成手段と、
前記解析結果に基づいて前記入力画像に処理を施すことが可能な処理項目の対象となる領域候補を前記操作表示手段に出力して前記仕上がり予想表示情報とともに表示させる領域候補表示手段と、
前記操作表示手段に表示された前記領域候補から一の前記領域候補の指定を受け付ける領域候補指定手段と、
指定を受け付けた前記領域候補に基づき前記入力画像に処理を施すことが可能な処理項目の情報を選択して前記操作表示手段に出力する処理項目表示手段と、
前記操作表示手段に表示された前記処理項目から一の前記処理項目の指定を受け付ける処理項目指定手段と、
指定を受け付けた前記処理項目を反映した新たな仕上がり予想表示情報を生成して前記操作表示手段に出力する新予想情報生成手段と、
を備えることを特徴とするユーザインタフェース装置。
【請求項3】
前記処理項目指定手段は、文字情報の入力に応じて前記処理項目の指定を受け付ける、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項4】
前記領域候補指定手段は、文字情報の入力に応じて前記領域候補の指定を受け付ける、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項5】
請求項1に記載のユーザインタフェース装置における仕上がり予想表示情報の第1の操作表示形態と請求項2に記載のユーザインタフェース装置における仕上がり予想表示情報の第2の操作表示形態とを選択的に切り替える切替手段を備える、
ことを特徴とするユーザインタフェース装置。
【請求項6】
前記切替手段は、操作者からの前記第1の操作表示形態および前記第2の操作表示形態の間で切り替え指定入力を受け付ける、
ことを特徴とする請求項5に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項7】
前記切替手段は、前記第1の操作表示形態および前記第2の操作表示形態を、時間によって切り替える、
ことを特徴とする請求項5または6に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項8】
前記領域候補についての情報、前記処理項目についての情報および前記切替手段による切り替えについての情報の少なくともいずれか1つの情報を履歴情報として格納する履歴手段をさらに備え、
前記切替手段は、前記履歴手段が格納する前記履歴情報に基づいて前記第1の操作表示形態および前記第2の操作表示形態の間で切り替える、
ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記載のユーザインタフェース装置。
【請求項9】
前記処理項目表示手段は、前記履歴手段の格納する前記履歴情報に基づいて、前記処理項目情報を選択する、
ことを特徴とする請求項8に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項10】
前記領域候補表示手段は、前記履歴手段の格納する前記履歴情報に基づいて、仕上がり予想表示における前記領域候補を、前記操作表示手段に表示させる、
ことを特徴とする請求項8または9に記載のユーザインタフェース装置。
【請求項11】
識別情報を受け付ける識別手段をさらに備え、
前記履歴手段は、前記識別手段によって受け付けられた前記識別情報に基づいて、前記履歴情報をそれぞれ格納し、
前記切替手段、前記処理項目表示手段、および前記領域候補表示手段の少なくともいずれか1つは、前記履歴手段に格納された前記履歴情報を前記識別情報に基づいて使用する、
ことを特徴とする請求項8〜10のいずれか1つに記載のユーザインタフェース装置。
【請求項12】
入力画像を文書構成要素に解析する解析工程と、
前記解析結果に基づいて前記入力情報の仕上がり予想表示情報を生成して、画像の表示および表示画像上の位置の指定操作を受け付ける操作表示部に出力する予想情報生成工程と、
前記解析結果に基づき前記入力画像に処理を施すことが可能な処理項目の情報を選択して前記操作表示部に出力する処理項目選択工程と、
前記操作表示部に表示された前記処理項目から一の前記処理項目の指定を受け付ける処理項目指定工程と、
指定を受け付けた前記処理項目の対象となる領域候補を前記操作表示部に出力して前記仕上がり予想表示情報とともに表示させる領域候補表示工程と、
前記操作表示部に表示された前記領域候補から一の前記領域候補の指定を受け付ける領域候補指定工程と、
指定を受け付けた前記領域候補における前記処理項目を反映した新たな仕上がり予想表示情報を生成して前記操作表示部に出力する新予想情報生成工程と、
を含むことを特徴とする項目設定方法。
【請求項13】
入力画像を文書構成要素に解析する解析工程と、
前記解析結果に基づいて前記入力情報の仕上がり予想表示情報を生成して、画像の表示および表示画像上の位置の指定操作を受け付ける操作表示部に出力する予想情報生成工程と、
前記解析結果に基づいて前記入力画像に処理を施すことが可能な処理項目の対象となる領域候補を前記操作表示部に出力して前記仕上がり予想表示情報とともに表示させる領域候補表示工程と、
前記操作表示部に表示された前記領域候補から一の前記領域候補の指定を受け付ける領域候補指定工程と、
指定を受け付けた前記領域候補に基づき前記入力画像に処理を施すことが可能な処理項目の情報を選択して前記操作表示部に出力する処理項目表示工程と、
前記操作表示部に表示された前記処理項目から一の前記処理項目の指定を受け付ける処理項目指定工程と、
指定を受け付けた前記処理項目を反映した新たな仕上がり予想表示情報を生成して前記操作表示部に出力する新予想情報生成工程と、
を含むことを特徴とする項目設定方法。
【請求項14】
請求項12に記載の項目設定方法における仕上がり予想表示情報の第1の操作表示形態と請求項13に記載の項目設定方法における仕上がり予想表示情報の第2の操作表示形態とを選択的に切り替える切替工程を含むことを特徴とする項目設定方法。
【請求項15】
入力画像を文書構成要素に解析する解析機能と、
前記解析結果に基づいて前記入力情報の仕上がり予想表示情報を生成して、画像の表示および表示画像上の位置の指定操作を受け付ける操作表示部に出力する予想情報生成機能と、
前記解析結果に基づき前記入力画像に処理を施すことが可能な処理項目の情報を選択して前記操作表示部に出力する処理項目選択機能と、
前記操作表示部に表示された前記処理項目から一の前記処理項目の指定を受け付ける処理項目指定機能と、
指定を受け付けた前記処理項目の対象となる領域候補を前記操作表示部に出力して前記仕上がり予想表示情報とともに表示させる領域候補表示機能と、
前記操作表示部に表示された前記領域候補から一の前記領域候補の指定を受け付ける領域候補指定機能と、
指定を受け付けた前記領域候補における前記処理項目を反映した新たな仕上がり予想表示情報を生成して前記操作表示部に出力する新予想情報生成機能と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項16】
入力画像を文書構成要素に解析する解析機能と、
前記解析結果に基づいて前記入力情報の仕上がり予想表示情報を生成して、画像の表示および表示画像上の位置の指定操作を受け付ける操作表示部に出力する予想情報生成機能と、
前記解析結果に基づいて前記入力画像に処理を施すことが可能な処理項目の対象となる領域候補を前記操作表示部に出力して前記仕上がり予想表示情報とともに表示させる領域候補表示機能と、
前記操作表示部に表示された前記領域候補から一の前記領域候補の指定を受け付ける領域候補指定機能と、
指定を受け付けた前記領域候補に基づき前記入力画像に処理を施すことが可能な処理項目の情報を選択して前記操作表示部に出力する処理項目表示機能と、
前記操作表示部に表示された前記処理項目から一の前記処理項目の指定を受け付ける処理項目指定機能と、
指定を受け付けた前記処理項目を反映した新たな仕上がり予想表示情報を生成して前記操作表示部に出力する新予想情報生成機能と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項17】
請求項15に記載のプログラムにおける仕上がり予想表示情報の第1の操作表示形態と請求項16に記載のプログラムにおける仕上がり予想表示情報の第2の操作表示形態とを選択的に切り替える切替機能をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2007−188474(P2007−188474A)
【公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−290890(P2006−290890)
【出願日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】