説明

レーザ溶接方法及び鉄道車両用外板

【課題】長尺状の金属板同士の突き合わせ溶接において、複雑なギャップ管理を行なうことなく健全な溶接部を形成できるレーザ溶接方法及び鉄道車両用外板を提供する。
【解決手段】このレーザ溶接方法では、プレス成型によって第1の金属板11の端部12に鋭角に屈曲する第1の屈曲片14を設けると共に、第2の金属板21の端部22に鈍角に屈曲する第2の屈曲片24を設け、第1の屈曲片14と第2の屈曲片24とが当接するように第1の金属板11の端部12と第2の金属板21の端部22とを突き合わせている。プレス成型の金型では、加工材の長さに関わらず十分な直線性を達成できる。したがって、このレーザ溶接方法では、複雑なギャップ管理を行わなくとも、第1の屈曲片14と第2の屈曲片24とを当接させるだけで端部12,22間のギャップが抑えられ、レーザ溶接部W1を健全に形成できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザ溶接方法及びこの方法を用いて作製される鉄道車両用外板に関する。
【背景技術】
【0002】
レーザ溶接を適用する溶接形態の一つとして、金属板の端部同士の突き合せ部分に沿って溶接部を形成する突き合わせ溶接がある。突き合わせ溶接で健全な溶接部を形成するにあたっては、金属板の端部のギャップ管理が非常に重要なものとなっている。そのため、一般的には、金属板の端部同士を突き合わせた際のギャップは、板厚の1/10以下(或いはピーク出力の86%以上となるビーム径以下)に抑えることが望ましいとされている。
【0003】
ところが、金属板の端部をレーザ切断等で切り出す場合、加工精度の限界によって金属板の端部同士を突き合わせた際のギャップが局所的に板厚の1/10を超えてしまうことが多い。例えば鉄道車両構体などに用いる長尺の金属板では溶接長が5m近くになることがあり、このようなギャップ管理の困難性は特に顕著になる。
【0004】
突き合わせ溶接のギャップ管理に関する技術として、例えば特許文献1に記載のレーザ溶接方法がある。この従来のレーザ溶接方法では、一方の金属板の溶接開始端に予めレーザ照射をし、この部分を溶融させることで、端部間のギャップを小さくした状態で突き合わせ部分のレーザ溶接を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平7−132387号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した従来のレーザ溶接方法は、溶接開始端を溶融させているに過ぎないので、長尺状の金属板の突き合わせ溶接に対しては、ギャップを小さくする効果はあまり期待できないと考えられる。また、溶接開始端に形成された溶融部分自体は溶接に寄与しないので、レーザ溶接の終了後に溶接開始端の近傍を金属板から切除する工程も必要となり、工程の複雑化が生じるという問題もある。
【0007】
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、長尺状の金属板同士の突き合わせ溶接において、複雑なギャップ管理を行なうことなく健全な溶接部を形成できるレーザ溶接方法、及びこの方法を用いて作製される鉄道車両用外板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題の解決のため、本発明に係るレーザ溶接方法は、長尺状の第1の金属板の端部と、長尺状の第2の金属板の端部との突き合わせ部分をレーザビームの照射によって接合するレーザ溶接方法であって、第1の金属板の端部には、当該第1の金属板の本体部分に対して鋭角に屈曲する第1の屈曲片が形成され、第2の金属板の端部には、第1の屈曲片に対応して当該第2の金属板の本体部分に対して鈍角に屈曲する第2の屈曲片が形成され、第1の屈曲片と第2の屈曲片とが当接するように第1の金属板の端部と第2の金属板の端部とを突き合わせた状態で、第2の屈曲片側から端部の突き合わせ部分にレーザビームを照射することを特徴としている。
【0009】
このレーザ溶接方法では、鋭角に屈曲する第1の屈曲片と、これに対応して鈍角に屈曲する第2の屈曲片とが当接するように第1の金属板の端部と第2の金属板の端部とを突き合わせている。レーザ溶接の対象である長尺の金属板では、レーザ切断等で切り出された端部に比べて、屈曲片と本体部分とがなす頂部で画成される端部の方が高い直線性が得られる。したがって、このレーザ溶接方法では、複雑なギャップ管理を行わなくとも、第1の屈曲片と第2の屈曲片とを当接させるだけで端部間のギャップが抑えられ、健全な溶接部を形成できる。
【0010】
また、第1の屈曲片及び第2の屈曲片は、プレス加工によって形成されていることが好ましい。この場合、屈曲片と本体部分とがなす頂部で画成される端部の直線性をより確保できる。したがって、端部間のギャップを一層抑えることができる。
【0011】
また、レーザビームの照射位置にフィラーワイヤを供給することが好ましい。こうすると、溶接の健全性を一層確保できる。
【0012】
また、突き合わせ部分へのレーザビームの照射に先立って、第1の屈曲片の先端部と第2の屈曲片の先端部とを電気抵抗スポット溶接によって仮固定することが好ましい。これにより、端部間のギャップを一層抑えることができる。
【0013】
また、レーザビームの照射位置に対応して設けられた凹部を有する載置台に第1の金属板及び第2の金属板を載置し、凹部の開口部分で第1の金属板の端部と第2の金属板の端部とを突き合わせ、第1の金属板、第2の金属板、及び凹部で形成される空間にアシストガスを流通させながらレーザビームの照射を行うことが好ましい。この場合、溶接部表面での酸化膜の形成が抑制され、接合体の外観が良好なものとなる。
【0014】
また、本発明に係る鉄道車両用外板は、上記のレーザ溶接方法によって接合された第1の金属板及び第2の金属板の接合体からなることを特徴としている。
【0015】
この鉄道車両用外板では、端部間のギャップが抑えられた状態で第1の金属板及び第2の金属板がレーザ溶接されるので、健全な溶接部によって第1の金属板及び第2の金属板が強固に接合され、十分な剛性が得られる。
【0016】
また、第1の屈曲片及び第2の屈曲片を覆うように、突き合わせ部分に沿って長尺の骨部材が接合されていることが好ましい。これにより、第1の金属板と第2の金属板との間で効率良く力の伝達がなされる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、長尺状の金属板同士の突き合わせ溶接において、複雑なギャップ管理を行なうことなく健全な溶接部を形成できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係るレーザ溶接方法を適用して作製された鉄道車両用外板の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】第1の金属板及び第2の金属板の斜視図である。
【図3】本発明に係るレーザ溶接方法を示す断面図である。
【図4】図3の後続の工程を示す断面図である。
【図5】図4の後続の工程を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、図面を参照しながら、本発明に係るレーザ溶接方法及び鉄道車両用外板の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明に係るレーザ溶接方法を適用して作製された鉄道車両用外板の一実施形態を示す斜視図である。図1に示すように、外板1は、長尺状の第1の金属板11及び第2の金属板21と、これらの金属板11,21の接合部分に沿って設けられた骨部材31とによって構成されている。なお、図1では、骨部材31の一部を切り欠いて図示している。
【0021】
第1の金属板11及び第2の金属板21は、例えば厚さ1.5mmのステンレス鋼(例えばSUS301L)からなり、長さは5m程度となっている。第1の金属板11の端部12には、図2(a)に示すように、第1の金属板11の本体部分13に対して例えば60°(鋭角)に屈曲する第1の屈曲片14がプレス成型によって形成され、第2の金属板21の端部22には、図2(b)に示すように、第2の金属板21の本体部分23に対して例えば120°(鈍角)に屈曲する第2の屈曲片24がプレス成型によって形成されている。第1の屈曲片14及び第2の屈曲片24の幅は、例えば20mmとなっている。
【0022】
第1の金属板11と第2の金属板21とは、第1の屈曲片14と第2の屈曲片24とが当接するように端部12,22同士が突き合わされており、この突き合わせ部分Pに沿って連続的に形成されたレーザ溶接部W1によって互いに強固に接合されている。
【0023】
一方、骨部材31は、長尺状の平面部32と、平面部32における幅方向の端部から起立する一対の側部33,33と、側部33,33の先端から外側に向かってそれぞれ突出する一対のフランジ部34,34とによって断面ハット状をなしている。骨部材31は、平面部32と側部33,33とによって第1の屈曲片14及び第2の屈曲片24が覆われるように突き合わせ部分Pに沿って配置され、フランジ部34,34のそれぞれに沿って連続的に形成されたレーザ溶接部W2,W2によって第1の金属板11及び第2の金属板21に強固に接合されている。
【0024】
以上の構成を有する外板1は、第1の屈曲片14及び第2の屈曲片24が上方を向き、かつ骨部材31が内側を向いた状態で、鉄道車両の側構体の一部として用いられる。
【0025】
続いて、上述した外板1の製造方法について説明する。
【0026】
まず、第1の金属板11と第2の金属板21とを用意し、図3に示すように、これらを載置台41に載置する。この載置台41には、レーザビームの照射位置に対応して断面矩形の長尺状の凹部42が設けられている。第1の金属板11と第2の金属板21とを載置台41に載置した後、凹部42における開口部分の略中央で、第1の屈曲片14と第2の屈曲片24とが当接するように第1の金属板11の端部12と第2の金属板21の端部22とを突き合わせる。
【0027】
これにより、載置台41には、第1の金属板11の端部12、第2の金属板21の端部22、及び凹部42によって断面矩形の長尺状の空間Sが形成され、第1の金属板11の端部12と第2の金属板21の端部22との突き合わせ部分Pの真下に空間Sが位置することとなる。この後、第1の屈曲片14と第2の屈曲片24の先端側を電極43,43で挟んで局所的に電流及び圧力を付与し、例えば80mmピッチでスポット溶接部W3を形成する。これにより、第1の金属板11と第2の金属板21とが仮固定される。
【0028】
第1の金属板11と第2の金属板21とを仮固定した後、図4に示すように、第2の金属板21における第2の屈曲片24と本体部分23とがなす頂部25に向けてレーザヘッド44からレーザビームLを照射し、突き合わせ部分Pに沿って連続的なレーザ溶接部W1を形成する。このとき、レーザビームLの照射位置には、フィラーワイヤ供給ノズル45をセットし、その先端からフィラーワイヤ46を供給する。また、レーザビームLの照射位置及び空間Sにアシストガスを供給し、突き合わせ部分Pの両面の酸素パージを行う。
【0029】
溶接に用いるレーザは、例えばYAGレーザであり、出力は約4kWである。また、レーザヘッド44の走査速度は、例えば3m/minである。また、フィラーワイヤ46は、第1の金属板11及び第2の金属板21と同様のステンレス鋼(例えばSUS308)であり、直径は約0.8mmである。アシストガスは、例えばアルゴンガスであり、約30リットル/minで供給される。
【0030】
レーザ溶接部W1を形成した後、骨部材31を突き合わせ部分Pに沿って配置し、平面部32と側部33,33とによって第1の屈曲片14及び第2の屈曲片24が覆われるようにして、フランジ部34,34を第1の金属板11の本体部分13及び第2の金属板21の本体部分23にそれぞれ当接させる。そして、図5に示すように、フランジ部34,34に向けてレーザビームLを照射することにより、フランジ部34,34のそれぞれに沿って連続的なレーザ溶接部W2,W2を形成する。これにより、図1に示した外板1が完成する。
【0031】
従来のようにレーザ切断等で金属板の端部を切り出す場合、厚さ1.5mm程度の金属板では、端部間のギャップを板厚の1/10以下に抑えるには、金属板の端部の直線性を0.075mm程度に保つ必要があり、例えば長さが5mに及ぶ長尺の金属板においてこのような直線性を確保することは困難であった。
【0032】
これに対し、上述したレーザ溶接方法では、プレス成型によって第1の金属板11の端部12に鋭角に屈曲する第1の屈曲片14を設けると共に、第2の金属板21の端部22に第1の屈曲片14の角度に対応して鈍角に屈曲する第2の屈曲片24を設け、第1の屈曲片14と第2の屈曲片24とが当接するように第1の金属板11の端部12と第2の金属板21の端部22とを突き合わせている。
【0033】
ここで、プレス成型における金型では、加工材の長さに関わらず0.050mm程度の直線性を達成できる。このため、第1の金属板11の端部12及び第2の金属板21の端部22の直線性は、プレスの金型の直線性が転写されることによって当該金型と同等の0.050mm程度まで向上させることが可能となる。したがって、このレーザ溶接方法では、複雑なギャップ管理を行わなくとも、第1の屈曲片14と第2の屈曲片24とを当接させるだけで端部12,22間のギャップが抑えられ、レーザ溶接部W1を健全に形成できる。
【0034】
本実施形態では、レーザ溶接に先立って、第1の屈曲片14と第2の屈曲片24とを電気抵抗スポット溶接で仮固定しているので、端部12,22間のギャップがより確実に抑えられている。また、レーザ溶接部W1の健全性は、レーザビームLの照射位置へのフィラーワイヤ46の供給によって一層担保されている。
【0035】
また、このレーザ溶接方法では、第1の屈曲片14及び第2の屈曲片24を形成することにより、第1の金属板11の端部12及び第2の金属板21の端部22の剛性が予め高められている。したがって、第1の金属板11及び第2の金属板21のハンドリング性が向上し、第1の金属板11及び第2の金属板21を載置台41に載置する際などの、端部12,22の変形を抑えることもできる。剛性が高められた第1の金属板11の端部12と第2の金属板21の端部22とを接合することで、接合体である外板1の剛性を十分に確保できる。さらに、第1の屈曲片14及び第2の屈曲片24は、レーザ溶接の際の位置合わせ部材としても機能し、レーザビームLを第2の金属板21の頂部25に対して位置合わせすることが容易となる。
【0036】
上述したレーザ溶接方法を適用して作製された外板1では、端部12,22間のギャップが抑えられた状態で第1の金属板11及び第2の金属板21がレーザ溶接されるので、健全なレーザ溶接部W1によって第1の金属板11及び第2の金属板21が強固に接合され、十分な剛性が得られる。また、骨部材31によって第1の金属板11と第2の金属板21との間で効率良く力の伝達がなされる。
【0037】
また、レーザ溶接の際、レーザビームLの照射位置と、第1の金属板11、第2の金属板21、及び載置台41の凹部42で形成される空間Sとに向けてアシストガスを流通させ、突き合わせ部分Pの両面の酸素パージを行っている。このため、レーザ溶接部W1の表面での酸化膜の形成が抑制され、接合体の外観が良好なものとなる。
【0038】
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上述した実施形態では、第1の金属板11と第2の金属板21との接合体に断面ハット状の骨部材31を接合して外板1としているが、骨部材の断面形状は、種々の形状を適用できる。また、必ずしも第1の屈曲片14及び第2の屈曲片24が骨部材で覆われていなくてもよく、この場合、車両の内側で上方に突出する第1の屈曲片14及び第2の屈曲片24を、網棚などの車室内構造を取り付けるための取付片として利用してもよい。
【0039】
なお、上述した実施形態では、第1の屈曲片14と第2の屈曲片24とを電気抵抗スポット溶接で仮固定しているが、ボルトやリベットによる機械的な締結で仮固定を行ってもよく、第1の屈曲片14と第2の屈曲片24とに凸部及び凹部を設け、これらの嵌合によって仮固定を行ってもよい。
【符号の説明】
【0040】
1…外板、11…第1の金属板、12…端部、13…本体部分、14…第1の屈曲片、21…第2の金属板、22…端部、23…本体部分、24…第2の屈曲片、31…骨部材、41…載置台、42…凹部、46…フィラーワイヤ、L…レーザビーム、P…突き合わせ部分、S…空間、W1…レーザ溶接部、W3…スポット溶接部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長尺状の第1の金属板の端部と、長尺状の第2の金属板の端部との突き合わせ部分をレーザビームの照射によって接合するレーザ溶接方法であって、
前記第1の金属板の端部には、当該第1の金属板の本体部分に対して鋭角に屈曲する第1の屈曲片が形成され、
前記第2の金属板の端部には、前記第1の屈曲片に対応して当該第2の金属板の本体部分に対して鈍角に屈曲する第2の屈曲片が形成され、
前記第1の屈曲片と前記第2の屈曲片とが当接するように前記第1の金属板の端部と前記第2の金属板の端部とを突き合わせた状態で、前記第2の屈曲片側から前記端部の突き合わせ部分に前記レーザビームを照射することを特徴とするレーザ溶接方法。
【請求項2】
前記第1の屈曲片及び前記第2の屈曲片は、プレス加工によって形成されていることを特徴とする請求項1記載のレーザ溶接方法。
【請求項3】
前記レーザビームの照射位置にフィラーワイヤを供給することを特徴とする請求項1又は2記載のレーザ溶接方法。
【請求項4】
前記突き合わせ部分への前記レーザビームの照射に先立って、前記第1の屈曲片の先端部と前記第2の屈曲片の先端部とを電気抵抗スポット溶接によって仮固定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のレーザ溶接方法。
【請求項5】
前記レーザビームの照射位置に対応して設けられた凹部を有する載置台に前記第1の金属板及び前記第2の金属板を載置し、
前記凹部の開口部分で前記第1の金属板の端部と前記第2の金属板の端部とを突き合わせ、
前記第1の金属板、前記第2の金属板、及び前記凹部で形成される空間にアシストガスを流通させながら前記レーザビームの照射を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のレーザ溶接方法。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項記載のレーザ溶接方法によって接合された第1の金属板及び前記第2の金属板の接合体からなることを特徴とする鉄道車両用外板。
【請求項7】
前記第1の屈曲片及び前記第2の屈曲片を覆うように、前記突き合わせ部分に沿って長尺の骨部材が接合されていることを特徴とする請求項6記載の鉄道車両用外板。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−167434(P2010−167434A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−11208(P2009−11208)
【出願日】平成21年1月21日(2009.1.21)
【出願人】(000003377)東急車輛製造株式会社 (332)
【Fターム(参考)】