説明

ワイヤソー

【課題】ワイヤソーにおけるワイヤの脱線を防止して断線を防止すると共に、溝ローラの磨耗を低減する。
【解決手段】溝ローラ7a、7b間にワイヤ4を多列に巻き掛けて形成されたワイヤ列に加工物25を押し付けて、前記ワイヤ4を一方向走行又は往復走行させることにより、前記加工物25を多数枚の薄板に切断するワイヤソーにおいて、少なくとも一方の溝ローラ7bを他の溝ローラ7aよりも摩擦係数が低い金属製ローラとする。また、溝ローラ7a、7bの溝形状を逆台形状にし、溝ローラ7bの回転速度を溝ローラ7aよりも僅かに速くする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シリコン、サファイア、シリコンカーバイド等の各種加工物を枚葉状に切断するワイヤソーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、複数の溝ローラ間にワイヤを巻き回して形成したワイヤ列に、シリコンカーバイドやダイヤモンド等の砥粒が混合された加工液を供給し、前記ワイヤ列にシリコン、シリコンカーバイド、サファイア、セラミック材料等の各種加工物を押し付けて多数枚の枚葉状に切断する遊離砥粒方式のワイヤソーが知られている。
【0003】
また、前記ワイヤの表面にダイヤモンド等の砥粒がレジンや電着により固定された固定砥粒ワイヤを用い、水や水溶性のグリコール類等を使用した加工液を加工部に供給しながら、前記加工物を多数枚に切断する固定砥粒方式のワイヤソーも知られている。
【0004】
上記のような両方式のワイヤソーにおいては、通常1本のワイヤを複数の溝ローラ間に巻回してワイヤ列を形成し、このワイヤを一方向又は往復走行させながらワイヤ列の部分で加工物を加工するようになっている。
【0005】
通常、上記の溝ローラは、円筒状の金属ロールの外周にウレタンゴムやポリエチレン等のゴムや樹脂が固定され、その表面に加工するピッチに合わせた多数の溝が形成されている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2000−61800号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、上記特許文献1のように溝ローラにウレタンゴムを使用したワイヤソーでは、形成された溝が比較的柔軟で摩擦係数も比較的高いため、ワイヤの溝ローラへの食い付きが良く、ワイヤが溝ローラの溝に食い込み易い。
【0008】
このようにワイヤが溝ローラの溝に食い込んだ場合、ワイヤは左右の溝ローラの僅かな回転差(ワークローラー径の誤差、左右の溝ローラの駆動誤差、加工物の抵抗等)により、左右の溝ローラ間でワイヤの弛みや張りが生じ、弛みが発生した場合、ワイヤの逃げ場がなくなって溝からワイヤが脱線する問題がある。
【0009】
図5(a)及び(b)は、上記の従来のワイヤソーでのワイヤの弛みを表す説明図である。図5(a)は、ワイヤ54が正転方向に走行する場合を表し、左側の溝ローラ50aが反時計方向に速度R1で回転し、右側の溝ローラ50bは、速度R1より僅かに遅いR1´で回転する状態を表している。
【0010】
また、図5(b)は、ワイヤ54が逆転方向に走行する場合を表し、左側の溝ローラ50aが時計方向に速度R1で回転し、右側の溝ローラ50bは、速度R1より僅かに遅いR1´で回転する状態を表している。
【0011】
図5(a)のように左右の溝ローラ50a、50bの僅かな回転差により、ワイヤ54が正転方向に走行する場合は、右側の溝ローラ50bの下方でワイヤ54に図示二点鎖線のような弛みが生じる。この弛みが生じたワイヤ54は逃げ場がないので、そのまま溝ローラ54の溝53(図6参照)から脱線し、隣接する他の溝53に移行する。
【0012】
図5(b)は、ワイヤ54が逆転方向に走行する場合を示しており、右側の溝ローラ50bの上方でワイヤ54に弛みが生じる。この場合も上記同様にワイヤ54が溝53から脱線し、隣接する他の溝53に移行する。
【0013】
このようにワイヤ54が弛んだ場合、溝ローラ50a、50bの溝53からワイヤが脱線して隣接した他の溝53にワイヤが移行してワイヤ54同士が重なり、ワイヤ54がその摩擦によって断線する問題があった。また、ワイヤ54同士が重なった溝53部分で加工物が斜めに切断されて脱落し、その破片がワイヤ54に巻き込まれて断線する問題があった。
【0014】
また、左右の溝ローラ50a、50b間でワイヤ54が張り過ぎた場合、ワイヤ54が溝ローラ50a、50bの溝53に食い込んで、溝ローラ50が早く磨耗する問題があった。
【0015】
そこで、本発明の目的は、ワイヤソーの溝ローラからのワイヤの脱線を防止すると共に溝ローラ間でのワイヤ走行を安定化し、さらに溝ローラの磨耗を低減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0016】
そこで請求項1の発明は、複数の溝ローラ間にワイヤを多列に巻き掛けて形成されたワイヤ列に加工物を押し付けて、前記ワイヤを一方向走行又は往復走行させることにより、前記加工物を多数枚の薄板に切断するワイヤソーにおいて、
前記溝ローラの少なくとも一方を他の溝ローラよりも摩擦係数が低い金属製ローラとした構成を採用したワイヤソーである。この金属製ローラは、他の溝ローラよりも摩擦係数が低い金属で一体に構成しても、溝の形成されている外周部分のみを他の溝ローラよりも摩擦係数が低い金属で構成するようにしても良い。
【0017】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記溝ローラの溝が逆台形状に形成されている構成を採用したワイヤソーである。この逆台形状の溝は金属製ローラ側のみであっても良く、金属製ローラと他の溝ローラの両方に採用しても良い。
【0018】
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記金属製ローラを他の溝ローラに対して僅かに速く回転するようにした構成を採用したワイヤソーである。前記金属製ローラは、他のゴムや樹脂等からなる非金属製の溝ローラより0.05%程度速く回転させることが好ましい。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、溝ローラの少なくとも一方が摩擦係数の低い金属製ローラであるので、ワイヤが金属製ローラの溝内を滑ってワイヤの弛みを吸収し、ワイヤの溝からの飛び出しが発生せず、ワイヤが断線することがない。また、ワイヤの弛みが金属製ローラでの滑りによって吸収され、他のゴムや樹脂製の非金属製ローラでのワイヤの保持力が高まって溝ローラの磨耗が低減できる。
【0020】
本発明によれば、溝ローラの少なくとも一方を摩擦係数の低い金属製ローラとし、他方をウレタン等のゴムや樹脂製の比較的摩擦係数の高い非金属製ローラとしたので、ワイヤの左右方向へのブレはウレタン等のゴムや樹脂製の溝ローラで吸収し、弛みに関しては金属製ローラでの滑りで吸収できるので、ワイヤの溝からの脱線を効果的に防止できる。
【0021】
また、本発明によれば、溝ローラの溝を逆台形状に形成しているので、ワイヤを左右及び底面の3点で保持することができ、結果、ワイヤの保持力が高まってワイヤが溝から飛び出すことがなく、安定したワイヤ走行が可能となって切断精度も向上させるができる。
【0022】
また、本発明によれば、金属製ローラの回転を他方の溝ローラの回転より僅かに速めて回転させているので、その分ワイヤが金属製ローラの溝部で僅かにスリップして、ワイヤが金属製ローラの溝に食い込むようになり、結果、断線の防止と安定したワイヤ走行が行われるものである。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】は、本発明のワイヤソーの一実施形態を表す正面図である。
【図2】は、本発明のワイヤソーに使用される溝ローラ部分を説明する平面図である。
【図3】は、本発明のワイヤソーに使用される溝ローラの一部拡大断面図である。
【図4】は、本発明のワイヤソーの溝ローラの動作を説明する説明図である。
【図5】(a)及び(b)は、従来のワイヤソーの動作を説明する説明図である。
【図6】は、従来のワイヤソーに使用される溝ローラの一部拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明のワイヤソーの第1の実施形態について図1乃至図4に基づいて以下に説明する。
【0025】
図1は、本発明のワイヤソーの一実施形態を表す正面図であり、図示左からワイヤ4を繰出す供給リール2、該供給リール2から供給されたワイヤ4をトラバースするトラバースプーリ3、ワイヤ4を案内する複数のガイドプーリ5、供給側の張力を付与するテンションプーリ12、張力を付与されたワイヤ4を溝ローラ7bに案内する複数のガイドプーリ6が設けられている。
【0026】
前記供給リール2は、ワイヤ4が巻き回され、適宜のモータ(図示しない)により、正転時にはワイヤ4を繰出し、逆転時にはワイヤ4を巻き取るようになっており、前記トラバースプーリ3は供給リール2の軸方向に沿って前後に移動しながら、ワイヤ4をトラバースするようになっている。
【0027】
前記ワイヤ4は、固定砥粒方式の場合は、芯線の外周にダイヤモンド等の砥粒が固定されたものを用い、遊離砥粒方式の場合は、表面にブラスメッキや銅メッキが施された芯線を用いる。
【0028】
前記テンションプーリ12は、テンションアーム13の一端に軸支され、このテンションアーム13の他端側は揺動軸14に軸止されている。前記揺動軸14は、モータ15に接続され、このモータ15を駆動させることでテンションアーム13を揺動させて前記テンションプーリ12によりワイヤ4に適正な張力を付与するようになっている。
【0029】
図示中央には、2本の溝ローラ7a、7bが設けられ、両溝ローラ7a、7b間にワイヤ4が多数巻き回されてワイヤ列が形成されている。前記溝ローラ7bに供給されたワイヤ4は両溝ローラ7a、7bの外周に複数刻まれた溝30に巻き掛けられ、図2のように溝ローラ7a、7bの軸方向と直交するようにワイヤ列を形成している。
【0030】
前記ワイヤ列を経由したワイヤ4は、回収側に設けられた複数のガイドプーリ8に案内され、供給側と同様にテンションプーリ16、複数のガイドプーリ9、トラバースプーリ10を経て回収リール11に巻き取られるようになっている。
【0031】
前記テンションプーリ16は供給側と同様に、テンションアーム17の一端に設けられ、モータ19の駆動により、揺動軸18を基点にテンションアーム17を揺動させて、ワイヤ4に適正な張力を付与するようになっている。
【0032】
前記回収リール11は、適宜のモータ(図示しない)により、正転時にはワイヤ4を巻取り、逆転時には巻き取られたワイヤ4を繰出すようになっており、前記トラバースプーリ10は、回収リール11の軸方向に沿って前後に移動しながら、ワイヤ4をトラバースするようになっている。
【0033】
前記ワイヤ列の上方には加工部20が設けられ、この加工部20には、加工テーブル21がテーブル駆動モータ22と図示しない適宜のボールネジによって昇降自在に設けられている。この加工テーブル21の下方には、左右2列の加工物25、25が設けられ、これらの加工物25、25は、セラミックスやカーボン等のダミー部材24と接着され、適宜な固定手段により貼付け台23を介して保持されている。また、前記加工物25、25は、前記加工テーブル21を下降させることで、往復動又は一方向に走行させられたワイヤ4に押し付けられ、枚葉状の薄板に切断されるようになっている。
【0034】
また、前記溝ローラ7a、7bに近接した上方にはワイヤ4に向けて加工液27を噴出する2つのノズル26、26が設けられている。これらのノズル26、26からは、固定砥粒方式の場合は界面活性剤を含有する冷却水等からなる加工液27が噴出するようになっており、遊離砥粒方式の場合にはダイヤモンドやシリコンカーバイド等の砥粒を含んだ加工液27が噴出するようになっている。
【0035】
前記溝ローラ7aは、円筒状の芯金32の外周にポリエチレン樹脂やウレタンゴムを圧入等の適宜手段で固定することにより形成され、この樹脂やゴム表面に所定のピッチで溝30が多数形成されている。なお、本実施形態においてはウレタンゴム製ローラを使用している。
【0036】
前記溝ローラ7bは、前記溝ローラ7aの溝30の摩擦係数よりも低い金属製ローラが使用され、その外周に上記溝ローラ7aと同ピッチで溝30が多数形成されている。本実施形態においては、前記溝ローラ7bは、ステンレス製ローラで一体形成されている。なお、本実施形態においては全体がステンレスで一体形成されたローラを用いたが、芯金に別素材を用い、外周にステンレス等の金属素材を用いるようにしても良い。
【0037】
前記両溝ローラ7a、7bは、ワイヤソー1の本体に設けられた2本のスピンドル33、33に適宜の固定手段で固定され、両スピンドル33、33を駆動させることにより、両溝ローラ7a、7bは、正転方向または逆転方向に回転駆動されるようになっている。
【0038】
上記溝ローラ7a、7bの外周は、従来のようにV字形状となる溝30が形成されている。このように溝ローラ7aに比較的摩擦係数の高いゴムや樹脂を用い、溝ローラ7bに前記溝ローラ7aよりも摩擦係数が低いステンレス等の金属製ローラを用いることで、溝ローラ7a、7b間で発生したワイヤ4の弛みを溝ローラ7bの外周でのワイヤ4の滑りによって吸収するのでワイヤ4に弛みが発生しない。
【0039】
次に本発明のワイヤソーの第2の実施形態について以下に説明する。なお、第1の実施形態と共通する部分の説明は省略する。
【0040】
第2の実施形態では、図3(a)及び(b)のように溝ローラ7a、7bの溝30の形状を逆台形状に形成したものとなっている。このことにより、前記V字形状の溝30よりもワイヤ4の保持力が高まり、ワイヤ4の走行が安定するので、ワイヤ4の脱線(目飛び)を防止できる。これは、V字形状の溝30がワイヤ4を両側面の2点で保持することに対し、逆台形状に溝30を形成することでワイヤ4と溝30の接触が両側面及び底面の3点に増大し、結果、溝30へのワイヤ4の保持力が高まることによるものである。
【0041】
なお、本実施形態においては両溝ローラ7a、7bの溝30を逆台形状に形成したが、金属製の溝ローラ7bのみを逆台形状に形成しても良い。但し、両溝ローラ7a、7bの溝30、30のバランスを保つ観点から、両溝ローラ7a、7bの溝30、30を逆台形状に形成することが好ましい。
【0042】
次に第3の実施形態について、図4(a)及び(b)に基づいて説明する。
【0043】
図4(a)は、ワイヤソー1を正転方向に駆動している状態を表わすもので、溝ローラ7a、7bは、それぞれ反時計方向に回転している。この時、溝ローラ7aの回転速度をR1に設定し、溝ローラ7bの回転速度を前記R1よりも例えば0.05%速めたR2に設定する。
【0044】
上記のように溝ローラ7aの回転速度をR1、溝ローラ7bの回転速度をR2にすると、ワイヤ4は、溝ローラ7aの回転速度R1に追従してR1で走行する。この時、金属製の溝ローラ7bは、溝ローラ7aよりも僅かに速く回転させているので、溝ローラ7bがワイヤ4に対してスリップして滑りが発生する。
【0045】
このように溝ローラ7b上でワイヤ4の滑りを誘発させ、他方溝ローラ7aにワイヤ4を追従させることにより、ワイヤ4は、溝ローラ7bの溝30に食い込むようになる。従って、ワイヤ4は、溝30に保持されて安定に走行すると共に溝30からの脱線が起こらない。
【0046】
さらに、溝ローラ7bの外周でワイヤ4の滑りが発生しても、溝ローラ7bは、金属製ローラで形成されているので、磨耗が少なく、他方、溝ローラ7aではワイヤ4が溝ローラ7aに追従しながら走行するので、滑りが発生せず、溝ローラ7aの磨耗も低減できる。
【0047】
図4(b)は、ワイヤ4の逆転走行を表わすものであり、溝ローラ7bの回転速度を溝ローラ7aに対して0.05%程度速めた構成を採用している。この場合も、金属製の溝ローラ7bの外周でワイヤ4に滑りが生じるが、上記同様にワイヤ4が溝ローラ7bに食い込むので、ワイヤ4に弛みが発生しない。なお、溝ローラ7bを溝ローラ7aよりも速める度合は、溝ローラ7a、7bの素材、摩擦係数によって適宜定めることができる。
【0048】
上記が、本発明の実施形態であるが、発明の範囲内で各種の変更ができる。
【0049】
本発明においては、金属製ローラとしてステンレス製ローラを用いたが、これに限定されず、各種の金属製ローラを用いることができ、ゴムや樹脂等の非金属製ローラに対して摩擦係数が低く、硬度が高いものであれば使用できる。
【0050】
使用する溝ローラの本数も2本だけでなく、3本や4本でも良く、この場合は少なくとも1本の溝ローラが他の溝ローラよりも摩擦係数の低い金属製ローラであれば良い。
【0051】
また、金属製ローラは、少なくとも表面の溝部分が金属で形成されていれば良く、例えば溝表面に金属がコーティングされたものでも良い。
【符号の説明】
【0052】
1 ワイヤソー
2 供給リール
3 トラバースプーリ
4 ワイヤ
5 ガイドプーリ
6 ガイドプーリ
7a 溝ローラ(非金属製ローラ)
7b 溝ローラ(金属製ローラ)
8 ガイドプーリ
9 ガイドプーリ
10 トラバースプーリ
11 回収リール
12 テンションプーリ
13 テンションアーム
14 揺動軸
15 モータ
16 テンションプーリ
17 テンションアーム
18 揺動軸
19 モータ
20 加工部
21 加工テーブル
22 駆動モータ
23 貼付け台
24 ダミー部材
25 加工物
26 ノズル
27 加工液
30 溝
31 ウレタンゴム
32 芯金
33 スピンドル
50 溝ローラ
51 ウレタンゴム
52 芯金
53 溝
54 ワイヤ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の溝ローラ間にワイヤを多列に巻き掛けて形成されたワイヤ列に加工物を押し付けて、前記ワイヤを一方向走行又は往復走行させることにより、前記加工物を多数枚の薄板に切断するワイヤソーにおいて、
前記溝ローラの少なくとも一方を他の溝ローラよりも摩擦係数が低い金属製ローラとしたことを特徴とするワイヤソー。
【請求項2】
前記溝ローラの溝が逆台形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のワイヤソー。
【請求項3】
前記金属製ローラを残りの溝ローラに対して僅かに速く回転するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載のワイヤソー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−76172(P2012−76172A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−222315(P2010−222315)
【出願日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(000132954)株式会社タカトリ (65)
【Fターム(参考)】