説明

三環式アンドロゲン受容体モジュレーター化合物

【課題】男性の性ステロイド依存性の疾患および状態のモジュレーターとして、男性ホルモン置換療法、造血の刺激、男性避妊薬および同化作用薬等に有用である化合物を提供する。
【解決手段】アンドロゲン受容体(AR)によって媒介されるプロセスを調節するための、アンドロゲン受容体のモジュレーター(すなわち、アゴニスト、半アゴニストおよびアンタゴニスト)である、非ステロイド性三環式化合物、ならびに該化合物の使用方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
【化1】

または
【化2】

または
【化3】

または
【化4】

または
【化5】

または
【化6】

または
【化7】

[式中、Rは、水素、F、Cl、Br、I、NO、OR12、SR12、SOR12、SO12、NR1213、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;
は、水素、F、Cl、Br、I、CH、CF、CHF、CHF、CFCl、CN、CFOR12、CHOR12、OR12、SR12、SOR12、SO12、NR1213、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−CアルケニルおよびC−Cアルキニル(ここで、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;
からRは、それぞれ独立して、水素、F、Cl、Br、I、OR12、NR1213、SR12、SOR12、SO12、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cアルキニル、C−Cアルケニル、アリール、ヘテロアリールおよびアリールアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、アルキニル、アルケニル、アリール、ヘテロアリールおよびアリールアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;または
およびRは一緒になって、結合を形成する;または
およびRは一緒になって、結合を形成する;または
およびRは一緒になって、3員〜8員の飽和または不飽和炭素環式または複素環式環(ここで、炭素環式または複素環式環は、必要に応じて置換される)を形成する;または
およびRは一緒になって、3員〜8員の飽和または不飽和炭素環式または複素環式環(ここで、炭素環式または複素環式環は、必要に応じて置換される)を形成する;または
およびR10は、それぞれ独立して、水素、F、Cl、Br、I、CN、OR12、NR1213、C(R12)2mOR13、SR12、SOR12、SO12、NR12C(O)R13、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキルおよびアリールアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキルおよびアリールアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;
11は、水素、F、Br、Cl、I、CN、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、OR14、NR1413、SR14、CH14、C(O)R14、CO14、C(O)NR1413、SOR14およびSO14(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;
12およびR13は、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、ヘテロアリールおよびアリール(ここで、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリールおよびアリール基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;
14は、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、C(O)R15、CO15およびC(O)NR1516(ここで、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、アリールおよびヘテロアリール基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;
15およびR16は、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;
Wは、OまたはS;
Xは、O、SおよびN{R14}から選ばれる;
Yは、O、S、N{R12}、N{OR12}およびCR1213から選ばれる;
Zは、O、SおよびN{R12}から選ばれる;
nは、0、1または2;
mは、0、1または2]
で示される化合物およびその医薬的に許容しうる塩。
【請求項2】
が、水素、F、Cl、Br、CF、CFCl、CFH、CFH、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が、CFOR12、CHOR12、OR12、SR12、SOR12、SO12およびNR1213から選ばれる請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
が、水素、F、Cl、Br、CF、CFCl、CFH、CFH、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−CアルケニルおよびC−Cアルキニル(ここで、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
が、水素、F、Cl、CF、CFCl、CFH、CFHおよび必要に応じて置換されるC−Cアルキルから選ばれる請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
およびR10が、それぞれ独立して、水素、F、Cl、Br、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
およびR10が、それぞれ独立して、水素、F、Cl、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
およびR10が、それぞれ独立して、水素、FおよびCHから選ばれる請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
が、水素、F、Cl、Br、I、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
が、水素、F、Cl、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
が、水素またはFである請求項9に記載の化合物。
【請求項12】
YおよびWが、それぞれ独立して、OまたはSである請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
YおよびWが、それぞれOである請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
11が、水素、F、Br、Cl、CN、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、OR14、NR1413、SR14、CH14、C(O)R14、CO14、C(O)NR1413、SOR14およびSO14(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
11が、水素、F、Cl、OR14、SR14、NR1413、CH14、C(O)R14、CO14、C(O)NR1413、SOR14、SO14および必要に応じて置換されるC−Cアルキルから選ばれる請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
11が、水素、F、Cl、OR14およびSR14、から選ばれる請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
11が、OR14である請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
Zが、OまたはN{R12}である請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
Zが、N{R12}である請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
Zが、Oである請求項18に記載の化合物。
【請求項21】
nが、0または1である請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
nが、0である請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
12が、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、ヘテロアリールおよびアリール(ここで、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリールおよびアリール基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
12が、水素、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
13が、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、ヘテロアリールおよびアリール(ここで、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリールおよびアリール基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
13が、水素、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
Xが、OまたはN{R14}である請求項1に記載の化合物。
【請求項28】
Xが、N{R14}である請求項27に記載の化合物。
【請求項29】
Xが、NHである請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
およびRが、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;または
およびRが一緒になって、結合を形成する;または
およびRが一緒になって、4員〜6員の飽和または不飽和炭素環式または複素環式環(ここで、炭素環式または複素環式環は、必要に応じて置換される)を形成する請求項1に記載の化合物。
【請求項31】
およびRが、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
およびRが、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;または
およびRが一緒になって、結合を形成する請求項1に記載の化合物。
【請求項33】
およびRが、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
およびRが、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、ヘテロアリールおよびアリール(ここで、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキルおよびヘテロアリールおよびアリール基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;または
およびRが一緒になって、3員〜8員の飽和または不飽和炭素環式または複素環式環(ここで、炭素環式または複素環式環は、必要に応じて置換される)を形成する請求項1に記載の化合物。
【請求項35】
およびRが、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、ヘテロアリールおよびアリール(ここで、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキルおよびヘテロアリールおよびアリール基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;または
およびRが一緒になって、4員〜6員の飽和または不飽和炭素環式または複素環式環(ここで、炭素環式または複素環式環は、必要に応じて置換される)を形成する請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
が、水素、F、Cl、Br、I、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる; Rが、水素、F、Cl、Br、CF、CFCl、CFH、CFH、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;および
およびRが、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項1に記載の化合物。
【請求項37】
からRが、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;または
およびRが一緒になって、4員〜6員の飽和または不飽和炭素環式または複素環式環(ここで、炭素環式または複素環式環は、必要に応じて置換される)を形成する請求項36に記載の化合物。
【請求項38】
およびR10が、それぞれ独立して、水素、F、Cl、Br、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;
12が、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、ヘテロアリールおよびアリール(ここで、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリールおよびアリール基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;および
14が、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、C(O)R15、CO15およびC(O)NR1516(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
Wが、OまたはS;
Xが、Oまたは{R14};
Yが、OまたはS;
Zが、OまたはN{R12};および
nが、0または1である請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
6−ヒドラジノ−4−トリフルオロメチルキノリン−2(1H)−オン;
(±)−6,6a,7,8,9,9a(cis)−ヘキサヒドロ−6−トリフルオロエチル−4−トリフルオロメチルシクロペンタノ−[i]ピロロ[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
(±)−6,6a,7,8,9,9a(cis)−ヘキサヒドロ−6−エチル−4−トリフルオロメチルシクロペンタノ−[i]ピロロ[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
(±)−7,8−ジヒドロ−7,8−cis−ジメチル−6−トリフルオロエチル−4−トリフルオロメチル−6H−ピロロ[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
6−トリフルオロエチル−4−トリフルオロメチル−6,7,8,9−テトラヒドロシクロペンタノ[i]ピロロ[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
7−エチル−8−メチル−6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−4−トリフルオロメチル−6H−ピロロ[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
5−アセチルオキシメチル−6−エチル−7−(2,2,2−トリフルオロエチル)−4−トリフルオロメチル−7H−ピロロ[3,2−f]キノリン−2(1H)−オン;
7−アリル−6−メチル−4−トリフルオロメチル−5H−ピロロ[2,3−f]キノリン−2(1H)−オン;
6−エチル−7−メチル−4−トリフルオロメチル−5H−ピロロ[2,3−f]キノリン−2(1H)−オン;
7−(3−トリフルオロメチルフェニル)−6−メチル−4−トリフルオロメチル−5H−ピロロ[2,3−f]キノリン−2(1H)−オン;
7−(2−ヒドロキシエチル)−6−メチル−4−トリフルオロメチル−5H−ピロロ[2,3−f]キノリン−2(1H)−オン;
4−トリフルオロメチル−7−メチル−6,7,8,9−テトラヒドロピリド[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
4−トリフルオロメチル−7,8−ジヒドロ−6H−ピロロ[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
4−トリフルオロメチル−5,6,7,8−テトラヒドロピリド[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
4−トリフルオロメチル−7−メチル−6−プロピル−6,7,8,9−テトラヒドロピリド[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
4−トリフルオロメチル−7−メチル−6−シクロプロピルメチル−6,7,8,9−テトラヒドロピリド[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
4−トリフルオロメチル−7−メチル−6−エチル−6,7,8,9−テトラヒドロピリド[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
4−トリフルオロメチル−7−メチル−6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−6,7,8,9−テトラヒドロピリド[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
4−トリフルオロメチル−6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−6,7,8,9−テトラヒドロピリド[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
4−トリフルオロメチル−6−プロピル−6,7,8,9−テトラヒドロピリド[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
4−トリフルオロメチル−6−エチル−6,7,8,9−テトラヒドロピリド[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
4−トリフルオロメチル−6−シクロプロピルメチル−6,7,8,9−テトラヒドロピリド[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
6,7−ジヒドロ−8,8−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−8H−ピラノ[3,2−g]キノリン−2(1H)−オン;
6,7−ジヒドロ−8,8,10−トリメチル−4−(トリフルオロメチル)−8H−ピラノ[3,2−g]キノリン−2(1H)−オン;
(±)−6,7−ジヒドロ−6−エチル−4−メチル−8H−ピラノ[3,2−g]キノリン−2(1H)−オン
(±)−7,8−ジヒドロ−8−エチル−4−メチル−6H−ピラノ[2,3−f]キノリン−2(1H)−オン;
(±)−6,7−ジヒドロ−6−エチル−4−トリフルオロメチル−8H−ピラノ[3,2−g]キノリン−2(1H)−オン;
(−)−6,7−ジヒドロ−6−エチル−4−トリフルオロメチル−8H−ピラノ[3,2−g]キノリン−2(1H)−オン;
(+)−6,7−ジヒドロ−6−エチル−4−トリフルオロメチル−8H−ピラノ[3,2−g]キノリン−2(1H)−オン;
(±)−6,7−ジヒドロ−6−エチル−3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−8H−ピラノ[3,2−g]キノリン−2(1H)−オン;
(±)−6,7−ジヒドロ−6−エチル−4−トリフルオロメチル−1−メチル−8H−ピラノ[3,2−g]キノリン−2(1H)−オン;
(±)−6,7−ジヒドロ−6−エチル−3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−1−メチル−8H−ピラノ[3,2−g]キノリン−2(1H)−オン;
(±)−6,7−ジヒドロ−6−エチル−2,4−ビス(トリフルオロメチル)−8H−ピラノ[3,2−g]キノリン;
6,8,8−トリメチル−4−トリフルオロメチル−8H−ピラノ[3,2−g]クマリン;
6−エチル−8,8−ジメチル−4−トリフルオロメチル−8H−ピラノ[3,2−g]クマリン;
7,8−ジヒドロ−6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−4−トリフルオロメチルピロロ[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−4−トリフルオロメチルピロロ[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;および
8−クロロ−6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−4−トリフルオロメチルピロロ[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
から選ばれる請求項1に記載の化合物。
【請求項41】
(±)−6,6a,7,8,9,9a(cis)−ヘキサヒドロ−6−トリフルオロエチル−4−トリフルオロメチルシクロペンタノ−[i]ピロロ[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
(±)−7,8−ジヒドロ−7,8−cis−ジメチル−6−トリフルオロエチル−4−トリフルオロメチル−6H−ピロロ[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
6−トリフルオロエチル−4−トリフルオロメチル−6,7,8,9−テトラヒドロシクロペンタノ[i]ピロロ[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
7−エチル−8−メチル−6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−4−トリフルオロメチル−6H−ピロロ[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
4−トリフルオロメチル−7−メチル−6−(2,2,2−トリフルオロエチル)−6,7,8,9−テトラヒドロピリド[2,3−g]キノリン−2(1H)−オン;
6,7−ジヒドロ−8,8−ジメチル−4−(トリフルオロメチル)−8H−ピラノ[3,2−g]キノリン−2(1H)−オン;
(−)−6,7−ジヒドロ−6−エチル−4−トリフルオロメチル−8H−ピラノ[3,2−g]キノリン−2(1H)−オン;および
(+)−6,7−ジヒドロ−6−エチル−4−トリフルオロメチル−8H−ピラノ[3,2−g]キノリン−2(1H)−オンから選ばれる請求項1に記載の化合物。
【請求項42】
医薬的に許容しうる担体ならびに式:
【化8】

または
【化9】

または
【化10】

または
【化11】

または
【化12】

または
【化13】

または
【化14】

[式中、Rは、水素、F、Cl、Br、I、NO、OR12、SR12、SOR12、SO12、NR1213、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;
は、水素、F、Cl、Br、I、CH、CF、CHF、CHF、CFCl、CN、CFOR12、CHOR12、OR12、SR12、SOR12、SO12、NR1213、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−CアルケニルおよびC−Cアルキニル(ここで、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、アルケニルおよびアルキニル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;
からRは、それぞれ独立して、水素、F、Cl、Br、I、OR12、NR1213、SR12、SOR12、SO12、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cアルキニル、C−Cアルケニル、アリール、ヘテロアリールおよびアリールアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、アルキニル、アルケニル、アリール、ヘテロアリールおよびアリールアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;または
およびRは一緒になって、結合を形成する;または
およびRは一緒になって、結合を形成する;または
およびRは一緒になって、3員〜8員の飽和または不飽和炭素環式または複素環式環(ここで、炭素環式または複素環式環は、必要に応じて置換される)を形成する;または
およびRは一緒になって、3員〜8員の飽和または不飽和炭素環式または複素環式環(ここで、炭素環式または複素環式環は、必要に応じて置換される)を形成する;または
およびR10は、それぞれ独立して、水素、F、Cl、Br、I、CN、OR12、NR1213、C(R12)2mOR13、SR12、SOR12、SO12、NR12C(O)R13、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキルおよびアリールアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキルおよびアリールアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;
11は、水素、F、Br、Cl、I、CN、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、OR14、NR1413、SR14、CH14、C(O)R14、CO14、C(O)NR1413、SOR14およびSO14(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;
12およびR13は、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、ヘテロアリールおよびアリール(ここで、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリールおよびアリール基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;
14は、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、アリール、ヘテロアリール、C(O)R15、CO15およびC(O)NR1516(ここで、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、アリールおよびヘテロアリール基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;
15およびR16は、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;
Wは、OまたはS;
Xは、O、SおよびN{R14}から選ばれる;
Yは、O、S、N{R12}、N{OR12}およびCR1213から選ばれる;
Zは、O、SおよびN{R12}から選ばれる;
nは、0、1または2;
mは、0、1または2]
で示される化合物およびその医薬的に許容しうる塩を含む医薬組成物。
【請求項43】
担体が、経腸、坐剤、非経口または局所投与に適している請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項44】
が、水素、F、Cl、Br、I、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項45】
が、水素、F、Cl、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項46】
が、水素、F、Cl、Br、CF、CFCl、CFH、CFH、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項47】
が、水素、F、Cl、Br、CF、CFCl、CFH、CFH、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項46に記載の医薬組成物。
【請求項48】
およびR10が、それぞれ独立して、水素、F、Cl、Br、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項49】
およびR10が、それぞれ独立して、水素、FおよびCHから選ばれる請求項48に記載の医薬組成物。
【請求項50】
11が、水素、F、Br、Cl、CN、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、OR14、NR1413、SR14、CH14、C(O)R14、CO14、C(O)NR1413、SOR14およびSO14(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項51】
11が、水素、F、Cl、OR14、SR14、NR1413、CH14、C(O)R14、CO14、C(O)NR1413、SOR14、SO14および必要に応じて置換されるC−Cアルキルから選ばれる請求項50に記載の医薬組成物。
【請求項52】
YおよびWが、それぞれ独立して、OまたはSである請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項53】
Zが、OまたはN{R12}である請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項54】
nが、0である請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項55】
12が、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、ヘテロアリールおよびアリール(ここで、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリールおよびアリール基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項56】
Xが、OまたはN{R14}である請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項57】
およびRが、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;または
およびRが一緒になって、結合を形成する;または
およびRが一緒になって、4員〜6員の炭素環式または複素環式環(ここで、炭素環式または複素環式環は、必要に応じて置換される)を形成する請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項58】
およびRが、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;または
およびRが一緒になって、結合を形成する請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項59】
およびRが、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、ヘテロアリールおよびアリール(ここで、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、ヘテロアリールおよびアリール基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;または
およびRが一緒になって、3員〜8員の飽和または不飽和炭素環式または複素環式環(ここで、炭素環式または複素環式環は、必要に応じて置換される)を形成する請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項60】
が、水素、F、Cl、Br、I、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;
が、水素、F、Cl、Br、CF、CFCl、CFH、CFH、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;および
およびRが、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項61】
からRが、それぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;または
およびRが一緒になって、4員〜6員の飽和または不飽和炭素環式または複素環式環(ここで、炭素環式または複素環式環は、必要に応じて置換される)を形成する請求項60に記載の医薬組成物。
【請求項62】
およびR10が、それぞれ独立して、水素、F、Cl、Br、C−Cアルキル、C−CハロアルキルおよびC−Cヘテロアルキル(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;
12が、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、ヘテロアリールおよびアリール(ここで、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアリールおよびアリール基は、必要に応じて置換される)から選ばれる;および
14が、水素、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヘテロアルキル、C(O)R15、CO15およびC(O)NR1516(ここで、アルキル、ハロアルキルおよびヘテロアルキル基は、必要に応じて置換される)から選ばれる請求項61に記載の化合物。
【請求項63】
Wが、OまたはS;
Xが、Oまたは{R14};
Yが、OまたはS;
Zが、OまたはN{R12};および
nが、0または1である請求項62に記載の化合物。
【請求項64】
請求項1に記載の化合物が、アンドロゲン受容体アンタゴニストであり、組成物がアンドロゲン受容体アンタゴニストの投与に応答する状態を治療するのに有効である請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項65】
状態が、アクネ、男性型禿げ頭症、多毛症、前立腺過形成、前立腺癌および乳癌から選ばれる請求項64に記載の医薬組成物。
【請求項66】
請求項1に記載の化合物が、アンドロゲン受容体アゴニストであり、組成物がアンドロゲン受容体アゴニストの投与に応答する状態を治療するのに有効である請求項42に記載の医薬組成物。
【請求項67】
状態が、消耗病、性不能症、性的機能不全、性腺機能低下症、骨粗鬆症、癌性悪液質および乳癌から選ばれる請求項66に記載の医薬組成物。
【請求項68】
アンドロゲン受容体アゴニストによる治療に応答する状態を有する個人を治療することにおける使用のためのアンドロゲン受容体アゴニストである請求項1に記載の化合物。
【請求項69】
性不能症、性的機能不全、消耗病、性腺機能低下症、骨粗鬆症、癌性悪液質および乳癌から選ばれる状態を治療することにおける使用のためのアンドロゲン受容体アゴニストである請求項1に記載の化合物。
【請求項70】
消耗病、性不能症、性的機能不全、性腺機能低下症、骨粗鬆症、癌性悪液質および乳癌から選ばれる状態または疾患を治療するための医薬を製造するためのアンドロゲン受容体アゴニストである請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項71】
アンドロゲン受容体アンタゴニストによる治療に応答する状態を有する個人を治療することにおける使用のためのアンドロゲン受容体アンタゴニストである請求項1に記載の化合物。
【請求項72】
アクネ、男性型禿げ頭症、多毛症、前立腺過形成、前立腺癌および乳癌から選ばれる状態を治療することにおける使用のためのアンドロゲン受容体アンタゴニストである請求項1に記載の化合物。
【請求項73】
アクネ、男性型禿げ頭症、多毛症、前立腺過形成、前立腺癌および乳癌から選ばれる状態または疾患を治療するための医薬を製造するためのアンドロゲン受容体アンタゴニストである請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項74】
男性ホルモン置換療法、女性アンドロゲン置換療法または造血の刺激において使用するための医薬を製造するためのアンドロゲン受容体アゴニストである請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項75】
(a)インビトロにおいてアンドロゲン受容体を含むサンプルを請求項1に記載の化合物に接触させること;(b)該化合物をアンドロゲン受容体に結合させて、結合した化合物/受容体の組合せを形成すること;次いで、(c)該結合した化合物/受容体の組合せを単離することを含む、該サンプルの精製方法。

【公開番号】特開2009−161550(P2009−161550A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−55087(P2009−55087)
【出願日】平成21年3月9日(2009.3.9)
【分割の表示】特願2002−565989(P2002−565989)の分割
【原出願日】平成14年2月23日(2002.2.23)
【出願人】(500204625)リガンド・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド (21)
【Fターム(参考)】