説明

上部にラミネートを有する飲料缶

本発明は、上部にラミネートを有する飲料缶とその製造法に関し、より詳細には缶が製造される前に、金属の板にラミネートを付設して筒に取り付けられる、上部にラミネートを有する飲料缶に関するものである。缶の中身が充填される前にラミネートが取り付けられることによって達成される。ラミネートの層は、飲料缶全体に取り付けられ、それには飲料を飲む人が手で剥がし易くするための浅い刻線が付けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、上部にラミネートを有する飲料缶とその製造法に関し、より詳細には缶が製造される前に、金属の板にラミネートを付設して筒に取り付けられる、上部にラミネートを有する飲料缶に関するものである。
【背景技術】
【0002】
飲料缶の上部に汚物や毒物が付着していると、消費者は飲料缶を徹底的に洗浄しない限り、汚物や毒物を摂取することとなる。
【0003】
ある報告によるとハワイマウイ島のある店員が、掃除のために派遣された貯蔵室の周りに、ねずみの糞が落ちていることに気づいた。二、三日後にその店員は入院し、重い臓器の衰弱で亡くなった。医者はその店員に倉庫に居たことがあるか、ねずみの糞のある所に身を晒したかを尋ねるために付き添った。発見された物は、明らかにねずみの糞に棲息するハンタウイルスに似たウイルスであった。
【0004】
ねずみの糞は一度乾燥すると、埃のようになるので、防御装置を身に付けない者、手や顔を洗わない者、身の周りの物を徹底的に洗浄しない者は、容易にそれを吸収してしまう。検死結果の報告は医師の疑いを確かなものにした。
【0005】
また、アトランタにある病気予防に関する研究センターの報告によると、ジョージア州では、上部に致死的な毒性のある乾燥したねずみの尿がソーダの缶の上部にこびりついていたことが発見されている。倉庫やコンテナに貯蔵されている飲料缶は、げっ歯類等の動物に汚染されているが、適切に洗浄されることなく、小売業に輸送される。
【0006】
最も現代的で、上流階級の人が利用する店でさえねずみがいる。スーパーの倉庫には確実にねずみがいる。そのため、飲料缶の上部、特に直接口をつけて飲む部分は、消費者が水や石鹸で洗浄できなくても、上部から異質物を取り除く、何らかの方法を講じることが、最も重要である。
【0007】
[飲料缶を清潔に保つための試み]
米国特許第5292022号(1994年3月8日(ブランコ)「飲料を密封するための容器」)の図1の実施例には、缶の開封される部分のみを覆い、缶を開けると取り除かれる粘着質の保護装置が開示されている。更に、図2、図3で示された実施例には、缶の上部を覆う保護用の覆いが開示され、この覆いの周辺には圧力のある輪が付いている。保護用の覆いは缶が開けられると傷つき、弱められ、二つに割れ、割れた保護用の覆いは丸くなる。
【0008】
米国特許第5813559号(1998年9月29日(チョウ)「衛生用の覆いがある飲料缶」)には、五つの具体的例が開示されている。
いずれも飲料缶の上部のみをカバーする衛生用の覆いについてである。
これらの実施例の中で示されている多種の覆いは、缶の上部に鋲によって取り付けられている。缶が開けられる前に衛生用の覆いが180度回転するために、取り付けられている装置もある。
なおその外では、衛生用の覆いは、缶を開ける手段の一部となっている。多種の具体的な物にある違いは、缶の縁が覆われているか、或いはどのように覆われているかどうかである。
【0009】
米国特許第5934495号(1999年8月10日(チオド)「缶或いは飲料食品の容器全般のための保護用のフィルム」)には、飲料缶の上部の端に保護用のフィルムを取り付けることが開示されている。
保護用のフィルムは、自然に腐敗することやリサイクルできる。このフィルムは、タブを引けば缶が開けられる前に取り除かれるか、或いは、端が形作られる。
フィルムと缶の間には、消毒のために不活性ガスが注入されている。付属の宣伝用リーフレットにはその方法について説明されている。この特許は保護用のフィルムが、缶の中身が充填される頃か、機械による製造の最終に取り付けられる。
【0010】
米国特許第6443323号(2002年9月3日(デローズ)「缶の保護用のシール」)には、消費者が直接口を付ける部分のみを覆うように、プルタブの下に保護用のシールを付けることが開示されている。この保護用のシールは、缶が開けられる前に邪魔にならない所へ回転していく。
【0011】
前述の装置は、缶や缶の上部が製造された後の個々の行程で、実際に損害を蒙っている。これで、缶の製造に巨額の費用が加算され、あまりにも高い流れ作業の機械装置は費用の大幅な修正に迫られるようになった。また、保護用の覆いが缶の上部まで伸びず、異質物が人の口や缶の中に入るのを防げなかった場合もある。また、ある装置では、消費者が飲料缶を開ける際に、やりにくい動作を余分にやらなければならない。
【0012】
また、ビールやソーダ等の飲料は消費者が最もおいしく飲めるように、一定の温度に冷やされていなければならないことが知られているが、現在のところ缶の温度を表示する方法がない。その結果、多くの人は望み通りの温度で飲料を飲むことができず、楽しく飲むことができない。
【0013】
更に、缶の蓋の表面は文字がなく無地状態であり、宣伝のために有効に使われていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明において、最も重要な目的は、缶の蓋が製造される前に、備え付けられる保護用のラミネートを付設した蓋を缶に取り付けることである。
更に本発明の目的は、飲料缶の蓋に付設した保護用のラミネートを、やりにくい動作をしないで、普通に開けて取り除かれるようにすることである。
また本発明の目的は、このような飲料缶の蓋を経済的で容易に製造できるようにすることである。
また本発明の目的は、飲料缶にある保護用のラミネートの一部に、温度表示機能を付与することである。
また本発明の目的は、保護用のラミネートの付設している飲料缶の蓋に文字を表示することである。
また本発明の目的は、飲料缶の使用方法を消費者に受け入れられ易いものにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本願の第1発明は、以下のものを含む、上部にラミネートを有する飲料缶を提供する。
缶を開け飲み口となる穴のある部分がついている主要部分;
缶の蓋は少なくとも上部と表面全体に取り付けられている保護用ラミネートがあり、主要部分とそれを形成している縁、液体分配部分との境界を定めるため前もって刻線を入れられている上部があり、表面全体に付けられている保護用ラミネート、液体分配部分が保護ラミネートから取り除き易くするための線が入った上部がある;
液体分配タブは蓋の上に前もっていれられた刻線の所で正確に持ち上がる位置に配置されていて、保護用ラミネートも缶の上にある刻線で剥がれる;
【0016】
本願の第2発明は、境界線として刻線が入れてあり、保護用ラミネートはきれいな円形に取り除くことができる、前記第1発明に記載の上部にラミネートを有する飲料缶を提供する。
【0017】
本願の第3発明は、保護用ラミネートは液体分配部分との境界を定めるため、前もって刻線がいれてあり、ラミネートはその線に沿って剥がれる、前記第1発明に記載の上部にラミネートを有する飲料缶を提供する。
【0018】
本願の第4発明は、飲料缶の保護用ラミネートには、剥がすための刻線がついている、前記第1発明に記載の上部にラミネートを有する飲料缶を提供する。
【0019】
本願の第5発明は、飲料缶のラミネートの上は印刷することができる、前記第1発明に記載の上部にラミネートを有する飲料缶を提供する。
【0020】
本願の第6発明は、飲料缶の保護ラミネートは、前もって決められた温度に達した時に、色が変わる温度を感知する物質を含んでいる、前記第1発明に記載の上部にラミネートを有する飲料缶を提供する。
【0021】
本願の第7発明は、以下の工程を含む飲料缶の製造方法を提供する。
(a)金属製の蓋となる平たいシートの片側に保護用ラミネートを被せる;
(b)金属シートを前もって決められた形や大きさの複数の蓋に切っていく;
(c)それぞれの蓋に液体分配部分との境界を定める刻線をつける;
(d)それぞれの缶の蓋に液体分配弁、液体分配部分で正確に立ち上がるように、液体分配タブをつけ、立ち上がった後、保護用ラミネートが刻線に沿って剥がれるようにする;
(e)飲料缶の蓋が確実に開けられるようにする;
【0022】
本願の第8発明は、前記(c)では刻線は缶の蓋全体に定められているので、保護用のラミネートはきれいな円形で取り除かれる、前記第7発明に記載の飲料缶の製造方法を有する飲料缶を提供する。
【0023】
本願の第9発明は、予め液体分配部分との境界を定めるためにラミネートに付けられていた線と刻線のある蓋はタブを液体分配弁から起こした時、分離する、前記第7発明に記載の飲料缶の製造方法を有する飲料缶を提供する。
【0024】
本願の第10発明は、前記(c)では更に持上げる部分に、剥ぎ取るための刻線を入れる、前記第7発明に記載の飲料缶の製造方法を有する飲料缶を提供する。
【0025】
本願の第11発明は、前記(c)では更に保護用ラミネートに印刷を施すことができる、前記第7発明に記載の飲料缶の製造方法を有する飲料缶を提供する。
【0026】
本願の第12発明は、前記(c)では更に保護用ラミネートに前もって決めておいた温度に達した時、色が変わる温度を感知する物質を含ませることができる、請求項7に記載の飲料缶の製造方法を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施例について説明する。
【0028】
図1A、図1Bにおいて番号20は典型的な従来の飲料缶の全体を示す。
金属製の飲料缶20は主要部分30と上部32(図上1B)が含まれている。
飲料缶20の主要部分30の上部32にはタブリング40が配置され、タブリング40は鋲42によって取り付けられている。
タブリング40は凹部エリア50の端に取り付けられ、円形の浅い溝52はエリア54との境界を定めている。
【0029】
図2Bに示すように、タブリング40は、飲料缶20の上部32図に見える位置に取り付けられている。そして、タブリング40が持上げられると、エリア54が飲料缶に挿し込まれて、中身の液体を飲用可能な液体オリフィス60(飲み口)が形成される。
上部32が徹底的に洗浄されない限り、エリア54に付着した異物は、飲料缶20の中に入り、異物が飲用者の口の中に入るということは理解される。
【0030】
そこで図3Bに示すように、フィルム70、又はラミネート70が明確に示されている。本発明では、フィルム70、又はラミネート70は缶が形成される前に、上部32を構成する平らな金属板に予め取り付けられる。
本発明は、飲料缶20を製造する過程において、製造装置を変更することや、飲料缶20の製造費や上部32を構成する金属板の製造費のアップは要求されない。
【0031】
フィルム70、又はラミネート70は上部32の製造過程において粘着により付設され、その後に主要部30に取り付けられる。
保護用のフィルム70、又はラミネート70は液体オリフィス60の周囲に境界線を定めるために前もって刻線61が入れられている。
消費者が缶の飲み口を開栓した時、液体オリフィス60の部位に位置する保護用のフィルム、又はラミネート7070が上部32のエリア54と一緒に開口穴の中に入り込む。
消費者は希望すれば、飲料缶20の中身をすぐに飲むことができる。
【0032】
消費者が清潔な缶20で飲みたいのなら、蓋を構成する上部32から、保護用のフィルム70、又はラミネート70を剥がすことができる。
液体オリフィス60を含む蓋を構成する上部32から、保護用のフィルム70、又はラミネート70を取り除き易くするため、保護用のフィルム70、又はラミネート70には蓋を構成する上部32の周囲に沿って多数の刻線72が設けられている。
【0033】
缶の蓋を構成する上部32はアルミニウム、鉄の素材で円形を呈する平板からなり、塗料が塗られてできている。
蓋を構成する上部32が模られて形成された後にリング42が取り付けられる。
ここで、缶の蓋を構成するアルミニウム、鉄製の上部32の上面には塗料が塗られておらず、下面に塗料が塗られている。缶20の中身との接触によって起こるアルミニウムや鉄との化学反応を防ぐためである。
【0034】
本発明に係る飲料缶20の蓋を構成する上部32に付設した保護用のフィルム70、又はラミネート70は、他の組み立てに先行して取り付けられる。
【0035】
蓋を構成する上部32が製造され、飲料缶20に液体が充填され、缶20の蓋が主要部30に取り付けられるため縮小されている間も、保護用のフィルム72、又はラミネート70は缶20に留まっている。
【0036】
蓋を構成する上部32が製造されている間は、線を入れる過程で、刻線72は複数あるものがひとつにまとまることが可能である。
例えば刻線72は浅く切り込まれた線であり、摘み片であるエリア73は保護用のフィルム70、又はラミネート70が浅くきりこまれた刻線72と一緒に取り外せるように設計されている。
複数あるなかのひとつの刻線72は、蓋を構成する上部32の全周に亘って形成されているので、保護用のフィルム70、又はラミネート70はきれいな円形で取り外すことができる。
【0037】
保護用のフィルム70、又はラミネート70に求められる特性には、平らな材料が缶20に形成される時に、金属の下側の表面にくっ付くということである。
更に保護用のフィルム70、又はラミネート70は、液体分配タブが、蓋32から引っ張り取られ、切り口のある表面を破る時、速やかに切り離されなければならない。こういった素材は、プラスチックコーティングやポリエステルを用いて作ることができる。
【0038】
保護用のフィルムは多種類に着色して作ることができる。
これによって、缶20には卓越した特長ができる。
着色された保護用のフィルムは特別な宣伝活動でブランドとして区別されるために使われる。
飲料会社が宣伝活動を行う際、缶20の主要部30にメッセージを印刷できる。
先行活動も含まれるため、飲料会社にとって、個々の宣伝活動はかなり大きな仕事である。会社が行える宣伝活動には限りがある。
缶32の表面には、宣伝用のメッセージを載せることができる。前もってプログラムされたメッセージはジェットプリンター、レーザープリンター或いは他の高速プリンターで印刷できる。
【0039】
缶への印刷は、蓋を縮小する前あるいは縮小した後のいずれでもできる。
缶の印刷はコンピュータで制御されているので、飲料会社はこの方法で多くの小規模の宣伝活動を行える。
缶の印刷は生産ラインでおこなわれるため、保護用のフィルム70、又はラミネート70に宣伝メッセージを加える費用を最小限に抑えることができる。
これは、競争の激しい産業にとって有益な要素である。
【0040】
更に、保護用のフィルム70、又はラミネート70は、温度によって色が多種に変化する成分を含まておくことができる。
保護用フィルム70、又はラミネート70の色は、飲料を消費するのに理想の温度を表示する手段として用いられる。
【0041】
温度表示は、缶20の主要部30の位置にも取り付けられる。これを取り付ける方法のひとつに、温度を感知するインクで缶20に印刷するというのがある。
棒や点のように印刷したものは独立した温度表示になりうるし、文字全体の一部になりうる。
温度表示の色は室温から希望の温度に下がった時に変わる。飲料を飲む者にとってはクールな体験となる。
【0042】
レーザーを用いても保護用のフィルム70、又はラミネート70と保護用フィルムの上に刻線72の上に印刷することができる。
【0043】
第一に、ベルトコンベアーで中身が充填された缶20が運ばれ、写真感知機が蓋を構成する上部32の上にあるプルタブ40の開口部を探知する。
第二にレーザーがプログラムに従い蓋を構成する上部32の平らな部分にメッセージを印刷する。
第三に、保護用フィルムを取り外せるようにするため、レーザーガンが保護用のフィルム70、又はラミネート70に様々な形態で刻線72を形成することができる。
たとえば、レーザーガンは、飲料缶20の外側にある脇の壁面切断のための線を作ることができる。このことは図4に示されている。これで、消費者は保護用のフィルム70、又はラミネート70を剥がし易くなる。
【0044】
蓋を構成する上部32に付設した保護用フィルム70を取り付けるためには印刷するか、或いは蓋の上に温度を感知する物質を含んだ塗料を塗るかの選択がある。塗料は剥がれないように設計されている。
【0045】
その他に、最初に蓋を構成する上部32の材料に温度を感知する物質を印刷するか、被せるかという選択もある。
保護用のフィルム70、又はラミネート70は、缶20の組み立て中や運送中に温度を感知する層を覆って、缶20の中身が塗料と直接接触するのを防いでいる。
【0046】
また、保護用のフィルム70、又はラミネート70を二重の層にするという選択もある。下の層は温度を感知する物質を含み、蓋を構成する上部32に接触している。上の層は透けているが、缶20が開けられた時、下の層が缶の中身に接触するのを防いでいる。
【0047】
本発明は上記した実施の形態や個々の構成に限定される必要はなく、適切に交換することができるし、適宜選択の余地がある。
【0048】
本発明とそれに付随する図面の中で、個々の構成部分の位置を示すために使われている「真上に」「下方に」「上に」「下げる」「内側」「外側」「外部」「内部」「垂直」「水平に」といった空間に関する用語は、必ずしもそのような位置に限定されなければならないというわけではない。
本発明は上記した実施例に限定されるものでない。
このように、本発明の目的は充分に効果的に達成されている。その実施例は本発明の機能と構造的原理を説明する目的で記述されている。そして課題はその原理から離れることなく変化を起こすことである。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1A】中身が消費される前の典型的な金属の飲料缶の側面図であり、重要な設計図でもある。
【図1B】中身が消費される前の典型的な金属の飲料缶の平面図であり、重要な設計図でもある。
【図2A】分解式金属の飲料缶の側面図であり、重要な設計図でもある。
【図2B】分解式金属の飲料缶の平面図であり、重要な設計図でもある。
【図3A】本発明に従って一部を取り除かれた保護用のプラスチック層と組み立てられた飲料缶の側面図であり、重要な設計図である。
【図3B】本発明に従って一部を取り除かれた保護用のプラスチック層と組み立てられた飲料缶の平面図であり、重要な設計図である。
【図4】本発明に従って保護用のラミネートの層を有して組み立てられ、一部分が省略された飲料缶の図面である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下のものを含む、上部にラミネートを有する飲料缶。
缶を開け飲み口となる穴のある部分がついている主要部分;
缶の蓋は少なくとも上部と表面全体に取り付けられている保護用ラミネートがあり、主要部分とそれを形成している縁、液体分配部分との境界を定めるため前もって刻線を入れられている上部があり、表面全体に付けられている保護用ラミネート、液体分配部分が保護ラミネートから取り除き易くするための線が入った上部がある;
液体分配タブは蓋の上に前もっていれられた刻線の所で正確に持ち上がる位置に配置されていて、保護用ラミネートも缶の上にある刻線で剥がれる;
【請求項2】
境界線として刻線が入れてあり、保護用ラミネートはきれいな円形に取り除くことができる、請求項1に記載の上部にラミネートを有する飲料缶。
【請求項3】
保護用ラミネートは液体分配部分との境界を定めるため、前もって刻線がいれてあり、ラミネートはその線に沿って剥がれる、請求項1に記載の上部にラミネートを有する飲料缶。
【請求項4】
飲料缶の保護用ラミネートには、剥がすための刻線がついている、請求項1に記載の上部にラミネートを有する飲料缶。
【請求項5】
飲料缶のラミネートの上は印刷することができる、請求項1に記載の上部にラミネートを有する飲料缶。
【請求項6】
飲料缶の保護ラミネートは、前もって決められた温度に達した時に、色が変わる温度を感知する物質を含んでいる、請求項1に記載の上部にラミネートを有する飲料缶。
【請求項7】
以下の工程を含む飲料缶の製造方法。
(a)金属製の蓋となる平たいシートの片側に保護用ラミネートを被せる;
(b)金属シートを前もって決められた形や大きさの複数の蓋に切っていく;
(c)それぞれの蓋に液体分配部分との境界を定める刻線をつける;
(d)それぞれの缶の蓋に液体分配弁、液体分配部分で正確に立ち上がるように、液体分配タブをつけ、立ち上がった後、保護用ラミネートが刻線に沿って剥がれるようにする;
(e)飲料缶の蓋が確実に開けられるようにする;
【請求項8】
前記(c)では刻線は缶の蓋全体に定められているので、保護用のラミネートはきれいな円形で取り除かれる、請求項7に記載の飲料缶の製造方法。
【請求項9】
予め液体分配部分との境界を定めるためにラミネートに付けられていた線と刻線のある蓋はタブを液体分配弁から起こした時、分離する、請求項7に記載の飲料缶の製造方法。
【請求項10】
前記(c)では更に持上げる部分に、剥ぎ取るための刻線を入れる、請求項7に記載の飲料缶の製造方法。
【請求項11】
前記(c)では更に保護用ラミネートに印刷を施すことができる、請求項7に記載の飲料缶の製造方法。
【請求項12】
前記(c)では更に保護用ラミネートに前もって決めておいた温度に達した時、色が変わる温度を感知する物質を含ませることができる、請求項7に記載の飲料缶の製造方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−503367(P2007−503367A)
【公表日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−533623(P2006−533623)
【出願日】平成16年6月8日(2004.6.8)
【国際出願番号】PCT/US2004/018224
【国際公開番号】WO2004/110877
【国際公開日】平成16年12月23日(2004.12.23)
【出願人】(599145052)
【氏名又は名称原語表記】CHARLES CHANG
【Fターム(参考)】