説明

不飽和または環状リンカー基を含有するヘテロアリール置換アミドおよび医薬としてのその使用

本発明は内皮性酸化窒素(NO)シンターゼの転写を調節し、有用な薬理活性化合物である式I
【化1】


(式中、A、Het、X、R1、R2およびR3は特許請求の範囲で定義された意味を有する)のN−アルキルアミドに関する。特に式Iの化合物は酵素の内皮性NOシンターゼの発現を上方に調節し、さらに前記酵素の発現の増加、またはNOレベルの増加、または減少したNOレベルの正常化が求められる症状に適用することができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
何れかの立体異性体形態または任意の比率の立体異性体形態の混合物としての式I
【化1】

の化合物またはその生理学的に許容しうる塩。
式中、Aは二重結合または三重結合の末端原子を通してHet基に結合する−CH=CH−CH2−、−C≡C−CH2−、環原子を通してHet基に結合する式II
【化2】

の基および式III
【化3】

の基から選択され、式IIおよびIIIにおいて、それを通して当該基が隣接する基に結合する結合は環原子および(CH2)r基から出発する線により表され、すべてのA基は1個またはそれ以上の同一または異なる置換基R4により置換されることができ;
HetはN、NR13、OおよびSから選択される1または2個の同一または異なるヘテロ環員を含有し、1個またはそれ以上の同一または異なる置換基R5により置換されうる5−員または6−員の単環式芳香族基であり;
Xは直接結合、CH2、OおよびNHから選択され;
R1およびR2は互いに独立して(C1−C6)−アルキル、(C3−C6)−アルケニル、(C3−C6)−アルキニル、(C3−C7)−シクロアルキル−CnH2n−、フェニル−CnH2n−およびヘテロアリール−CnH2n−から選択され、さらにR2は水素であることができ、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル、(C3−C6)−アルケニルおよび(C3−C6)−アルキニル基はすべて1個またはそれ以上の同一または異なる置換基R6により置換されることができ、CnH2n基はすべてフッ素および(C1−C4)−アルキルから選択される1個またはそれ以上の同一または異なる置換基により置換されることができ、そしてすべてのフェニル基およびヘテロアリール基は互いに独立して1個またはそれ以上の同一または異なる置換基R7により置換されることができ、あるいは
R1およびR2はそれらを有するN−CO基と一緒になって4−員〜10−員の単環式または二環式の飽和または不飽和環を形成し、それはN−CO基の一部である環窒素原子の他にN、NR12、O、S、SOおよびSO2から選択される1個または2個の同一または異なる別のヘテロ環員を含有することができるが、但しO、S、SOおよびSO2のシリーズから選択される2個の環員は環の隣接する位置に存在することはできず、またR1およびR2とそれらを有するN−CO基により形成される環は1個またはそれ以上の同一または異なる置換基R8により置換されることができ;
R3はフェニル、ナフタレニルおよびヘテロアリールから選択され、それらはすべてハロゲン、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルキルオキシ−(C1−C2)−アルキル−、OH、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されうる(C1−C4)−アルキルオキシ、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されうる(C1−C2)−アルキレンジオキシ、(C1−C4)−アルキルメルカプト、NH2、(C1−C4)−アルキルアミノ、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノ、((C1−C4)−アルキル)−CONH−、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C4)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C4)−アルキルオキシ)カルボニル−、COOH、CONH2、CN、CF3、H2NSO2−および(C1−C4)−アルキル−SO2−から選択される1個またはそれ以上の同一または異なる置換基により置換されることができ;
R4は(C1−C4)−アルキルおよびフッ素から選択され;
R5はハロゲン、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルキルオキシ−(C1−C2)−アルキル−、OH、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されうる(C1−C4)−アルキルオキシ、(C1−C4)−アルキルメルカプト、NH2、(C1−C4)−アルキルアミノ、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノ、((C1−C4)−アルキル)−CONH−、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C4)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C4)−アルキルオキシ)カルボニル−、COOH、CONH2、CN、CF3および(C1−C4)−アルキル−SO2−から選択され;
R6はフッ素、OH、オキソ、(C1−C4)−アルキルオキシ、(C1−C4)−アルキルメルカプト、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノ、((C1−C4)−アルキル)−CONH−、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C4)−アルキルオキシ)カルボニル−、COOH、CONH2、CNおよびCF3から選択され;
R7はハロゲン、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルキルオキシ−(C1−C2)−アルキル−、OH、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されうる(C1−C4)−アルキルオキシ、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されうる(C1−C2)−アルキレンジオキシ、(C1−C4)−アルキルメルカプト、NH2、(C1−C4)−アルキルアミノ、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノ、((C1−C4)−アルキル)−CONH−、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C4)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C4)−アルキルオキシ)カルボニル−、COOH、CONH2、CN、CF3、H2NSO2−および(C1−C4)−アルキル−SO2−から選択され;
R8はハロゲン、(C1−C4)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル−CnH2n−、フェニル−CnH2n−、ヘテロアリール−CnH2n−、(C1−C4)−アルキルオキシ−(C1−C2)−アルキル−、OH、オキソ、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されうる(C1−C4)−アルキルオキシ、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されうる(C1−C2)−アルキレンジオキシ、(C1−C4)−アルキルメルカプト、NH2、(C1−C4)−アルキルアミノ、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノ、((C1−C4)−アルキル)−CONH−、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C4)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C4)−アルキルオキシ)カルボニル−、COOH、CONH2、CN、CF3、H2NSO2−および(C1−C4)−アルキル−SO2−から選択され、ここですべてのフェニル基およびヘテロアリール基は互いに独立してハロゲン、(C1−C4)−アルキル、CF3および(C1−C4)−アルキルオキシから選択される1個またはそれ以上の同一または異なる置換基により置換されることができ;
R12は水素、(C1−C4)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル−CnH2n−、フェニル−CnH2n−、ヘテロアリール−CnH2n−、((C1−C4)−アルキル)−CO−、(C3−C7)−シクロアルキル−CnH2n−CO−、フェニル−CnH2n−CO−、ヘテロアリール−CnH2n−CO−、((C1−C4)−アルキル)−O−CO−およびフェニル−CnH2n−O−CO−から選択され、ここですべてのフェニル基およびヘテロアリール基はハロゲン、(C1−C4)−アルキル、CF3および(C1−C4)−アルキルオキシから選択される1個またはそれ以上の同一または異なる置換基により置換されることができ;
R13は水素、(C1−C4)−アルキルおよびフェニル−CnH2n−から選択され、ここでフェニル基はハロゲン、(C1−C4)−アルキル、CF3および(C1−C4)−アルキルオキシから選択される1個またはそれ以上の同一または異なる置換基により置換されることができ、ここですべてのR13基は互いに独立して同一であるか、または異なることができ;
ヘテロアリールはN、NR13、OおよびSから選択される1、2または3個の同一または異なるヘテロ環員を含有する5−員または6−員の単環式芳香族基であり;
nは0、1または2であり、ここですべての数字nは互いに独立して同一であるか、または異なることができ;
qは1、2、3、4または5であり;
rは0または1であり;
sは1、2、3または4である。
【請求項2】
Aは二重結合または三重結合の末端原子を通してHet基に結合する−CH=CH−CH2−、−C≡C−CH2−、および環原子を通してHet基に結合する式IIa
【化4】

の基から選択され、式IIaにおいて、それを通して当該基が隣接する基に結合する結合は環原子および(CH2)r基から出発する線により表され、すべてのA基は1個またはそれ以上の同一または異なる置換基R4により置換される請求項1記載の化合物またはその生理学的に許容しうる塩。
【請求項3】
Aは二重結合または三重結合の末端原子を通してHet基に結合する−CH=CH−CH2−および−C≡C−CH2−から選択される請求項1または2に記載の化合物またはその生理学的に許容しうる塩。
【請求項4】
Aは式IIc
【化5】

(式中、それを通して当該基が隣接する基に結合する結合は環原子から出発する線により表される)の基である請求項1または2に記載の化合物またはその生理学的に許容しうる塩。
【請求項5】
R1およびR2はそれらを有するN−CO基と一緒になって4−員〜10−員の単環式または二環式の飽和または不飽和環を形成し、それはN−CO基の一部である環窒素原子の他にN、NR12、O、S、SOおよびSO2から選択される1または2個の同一または異なることができる別のヘテロ環員を含有してもよいが、但しO、S、SOおよびSO2から選択される2個の環員は環の隣接する位置に存在することはできず、またR1およびR2とそれらを有するN−CO基により形成される環は1個またはそれ以上の同一または異なる置換基R8により置換されうる請求項1〜4の何れかの項に記載の化合物またはその生理学的に許容しうる塩。
【請求項6】
R3はハロゲン、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルキルオキシ−(C1−C2)−アルキル−、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されうる(C1−C4)−アルキルオキシ、(C1−C4)−アルキルメルカプト、(C1−C4)−アルキルアミノ、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノ、CONH2、CN、CF3および(C1−C4)−アルキル−SO2−から選択される1個またはそれ以上の同一または異なる置換基により置換されうるフェニルである請求項1〜5の何れかの項に記載の化合物またはその生理学的に許容しうる塩。
【請求項7】
Aは環原子を通してHet基に結合する式IIa
【化6】

の基であり、式IIaにおいて、それを通して当該基が隣接する基に結合する結合は環原子および(CH2)r基から出発する線により表され、式IIaの基は1個またはそれ以上の同一または異なる置換基R4により置換されることができ;
Hetはピリジンジイル、チアゾールジイル、オキサゾールジイル、イミダゾールジイルおよびチオフェンジイルから選択され、それらはすべて1個またはそれ以上の同一または異なる置換基R5により置換されることができ、ここでイミダゾールジイル基の1個の環窒素原子は水素および(C1−C4)−アルキルから選択される基を有し;
Xは直接結合およびOから選択され;
R1およびR2はそれらを有するN−CO基と一緒になって4−員〜7−員の単環式飽和または不飽和複素環を形成し、それはN−CO基の一部である環窒素原子の他にNR12、OおよびSから選択される1個の別のヘテロ環員を含有することができ、またR1およびR2とそれらを有するN−CO基により形成される環は1個またはそれ以上の同一または異なる置換基R8により置換されることができ;
R3はハロゲン、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルキルオキシ−(C1−C2)−アルキル−、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されうる(C1−C4)−アルキルオキシ、(C1−C4)−アルキルメルカプト、(C1−C4)−アルキルアミノ、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノ、CONH2、CN、CF3および(C1−C4)−アルキル−SO2−から選択される1個またはそれ以上の同一または異なる置換基により置換されうるフェニルであり;
R5はハロゲン、(C1−C4)−アルキル、(C1−C4)−アルキルオキシ−(C1−C2)−アルキル−、OH、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されうる(C1−C4)−アルキルオキシ、(C1−C4)−アルキルメルカプト、NH2、(C1−C4)−アルキルアミノ、ジ((C1−C4)−アルキル)アミノ、((C1−C4)−アルキル)−CONH−、CONH2、CN、CF3および(C1−C4)−アルキル−SO2−から選択され;
R8は(C1−C4)−アルキルおよびオキソから選択され;
R12はHおよび(C1−C4)−アルキル−から選択され;
rは0または1である
何れかの立体異性体形態または任意の比率の立体異性体形態の混合物としての請求項1、2、5および6の何れかの項に記載の化合物またはその生理学的に許容しうる塩。
【請求項8】
Xは直接結合である請求項1〜7の何れかの項に記載の化合物またはその生理学的に許容しうる塩。
【請求項9】
Hetは1個またはそれ以上の同一または異なる置換基R5により置換されうるピリジンジイル基である請求項1〜8の何れかの項に記載の化合物またはその生理学的に許容しうる塩。
【請求項10】
式VIの化合物および式VIIの化合物を反応させる
【化7】

(式中、Het、X、R1、R2およびR3は請求項1〜9で定義された通りであり、さらに何れの官能基も保護形態または前駆体基の形態で存在することができ、そしてL1は求核的に置換可能な脱離基である)ことからなる、Aが−CH=CH−CH2−の式Ibの化合物である請求項1〜9の何れかの項に記載の化合物またはその生理学的に許容しうる塩の製造法。
【請求項11】
医薬として使用される請求項1〜9の何れかの項に記載の化合物またはその生理学的に許容しうる塩。
【請求項12】
有効量の少なくとも1種の請求項1〜9の何れかの項に記載の化合物および/またはその生理学的に許容しうる塩と薬学的に許容しうる担体を含有する医薬組成物。
【請求項13】
内皮性NOシンターゼの発現を刺激するための薬剤の製造における何れかの立体異性体形態または任意の比率の立体異性体形態の混合物としての式Ia
【化8】

の化合物またはその生理学的に許容しうる塩の使用。
式中、Aは二重結合または三重結合の末端原子を通してHet基に結合する−CH=CH−CH2−、−C≡C−CH2−、環原子を通してHet基に結合する式II
【化9】

の基および式III
【化10】

の基から選択され、ここで式IIおよびIIIにおいて、それを通して当該基が隣接する基に結合する結合は環原子および(CH2)r基から出発する線により表され、すべてのA基は1個またはそれ以上の同一または異なる置換基R4により置換されてもよく;
HetはN、NR13、OおよびSから選択される1または2個の同一または異なるヘテロ環員を含有し、1個またはそれ以上の同一または異なる置換基R5により置換されうる5−員〜10−員の単環式または二環式芳香族基であり;
Xは直接結合、CH2、O、S、NHおよびN((C1−C4)−アルキル)から選択され、またはXは存在せず、この場合、R3基を示すフェニル、ナフタレニルまたはヘテロアリール基はHet基と融合しており;
R1およびR2は互いに独立して(C1−C10)−アルキル、(C3−C10)−アルケニル、(C3−C10)−アルキニル、(C3−C10)−シクロアルキル−CnH2n−、フェニル−CnH2n−、ナフタレニル−CnH2n−およびヘテロアリール−CnH2n−から選択され、さらにR2は水素であることができ、ここで(C1−C10)−アルキル、(C3−C10)−シクロアルキル、(C3−C10)−アルケニルおよび(C3−C10)−アルキニル基はすべて1個またはそれ以上の同一または異なる置換基R6により置換されることができ、CnH2n基はすべてフッ素および(C1−C4)−アルキルから選択される1個またはそれ以上の同一または異なる置換基によりされることができ、そしてすべてのフェニル、ナフタレニルおよびヘテロアリール基は互いに独立して1個またはそれ以上の同一または異なる置換基R7により置換されることができ、あるいは
R1およびR2はそれらを有するN−CO基と一緒になって4−員〜10−員の単環式または二環式の飽和または不飽和環を形成し、それはN−CO基の一部である環窒素原子の他にN、NR12、O、S、SOおよびSO2から選択される1または2個の同一または異なることができる別のヘテロ環員を含有することができるが、但しO、S、SOおよびSO2から選択される2個の環員は環の隣接する位置に存在することはできず、またR1およびR2とそれらを有するN−CO基により形成される環は1個またはそれ以上の同一または異なる置換基R8により置換されることができる;
R3はフェニル、ナフタレニルおよびヘテロアリールから選択され、それらはすべてハロゲン、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルオキシ−(C1−C6)−アルキル−、OH、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されうる(C1−C6)−アルキルオキシ、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されうる(C1−C3)−アルキレンジオキシ、(C1−C6)−アルキルメルカプト、NH2、(C1−C6)−アルキルアミノ、ジ((C1−C6)−アルキル)アミノ、((C1−C6)−アルキル)−CONH−、ジ((C1−C6)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C6)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C6)−アルキルオキシ)カルボニル−、COOH、CONH2、CN、CF3、((C1−C6)−アルキル)NHSO2−、ジ((C1−C6)−アルキル)NSO2−、H2NSO2−および(C1−C6)−アルキル−SO2−から選択される1個またはそれ以上の同一または異なる置換基により置換されることができ;
R4は(C1−C6)−アルキル、ハロゲンおよびオキソから選択され;
R5はハロゲン、(C1−C6)−アルキル、フェニル−CnH2n−、(C1−C6)−アルキルオキシ−(C1−C3)−アルキル−、OH、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されうる(C1−C6)−アルキルオキシ、(C1−C6)−アルキルメルカプト、NH2、(C1−C6)−アルキルアミノ、ジ((C1−C6)−アルキル)アミノ、((C1−C6)−アルキル)−CONH−、ジ((C1−C6)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C6)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C6)−アルキルオキシ)カルボニル−、COOH、CONH2、CN、CF3、H2NSO2−、((C1−C6)−アルキル)NHSO2−、ジ((C1−C6)−アルキル)NSO2−および(C1−C6)−アルキル−SO2−から選択され、ここでフェニル基はハロゲン、(C1−C4)−アルキル、CF3および(C1−C4)−アルキルオキシから選択される1個またはそれ以上の同一または異なる置換基により置換されることができ;
R6はフッ素、OH、オキソ、(C1−C6)−アルキルオキシ、(C1−C6)−アルキルメルカプト、ジ((C1−C6)−アルキル)アミノ、((C1−C6)−アルキル)−CONH−、ジ((C1−C6)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C6)−アルキルオキシ)カルボニル−、COOH、CONH2、CNおよびCF3から選択され;
R7はハロゲン、(C1−C6)−アルキル、(C1−C6)−アルキルオキシ−(C1−C3)−アルキル−、OH、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されうる(C1−C6)−アルキルオキシ、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されうる(C1−C3)−アルキレンジオキシ、(C1−C6)−アルキルメルカプト、NH2、(C1−C6)−アルキルアミノ、ジ((C1−C6)−アルキル)アミノ、((C1−C6)−アルキル)−CONH−、ジ((C1−C6)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C6)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C6)−アルキルオキシ)カルボニル−、COOH、CONH2、CN、CF3、SF5、H2NSO2−、((C1−C6)−アルキル)NHSO2−、ジ((C1−C6)−アルキル)NSO2−および(C1−C6)−アルキル−SO2−から選択され;
R8はハロゲン、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル−CnH2n−、フェニル−CnH2n−、ヘテロアリール−CnH2n−、(C1−C6)−アルキルオキシ−(C1−C3)−アルキル−、OH、オキソ、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されうる(C1−C6)−アルキルオキシ、1個またはそれ以上のフッ素原子により置換されうる(C1−C3)−アルキレンジオキシ、(C1−C6)−アルキルメルカプト、NH2、(C1−C6)−アルキルアミノ、ジ((C1−C6)−アルキル)アミノ、((C1−C6)−アルキル)−CONH−、ジ((C1−C6)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C6)−アルキル)アミノカルボニル−、((C1−C6)−アルキルオキシ)カルボニル−、COOH、CONH2、CN、CF3、SF5、H2NSO2−および(C1−C6)−アルキル−SO2−から選択され、ここですべてのフェニル基およびヘテロアリール基は互いに独立してハロゲン、(C1−C4)−アルキル、CF3および(C1−C4)−アルキルオキシから選択される1個またはそれ以上の同一または異なる置換基により置換されることができ;
R12は水素、(C1−C6)−アルキル、(C3−C7)−シクロアルキル−CnH2n−、フェニル−CnH2n−、ヘテロアリール−CnH2n−、((C1−C6)−アルキル)−CO−、(C3−C7)−シクロアルキル−CnH2n−CO−、フェニル−CnH2n−CO−、ヘテロアリール−CnH2n−CO−、((C1−C6)−アルキル)−O−CO−およびフェニル−CnH2n−O−CO−から選択され、ここですべてのフェニル基およびヘテロアリール基はハロゲン、(C1−C4)−アルキル、CF3および(C1−C4)−アルキルオキシから選択される1個またはそれ以上の同一または異なる置換基により置換されることができ;
R13は水素、(C1−C4)−アルキルおよびフェニル−CnH2n−から選択され、ここでフェニル基はハロゲン、(C1−C4)−アルキル、CF3および(C1−C4)−アルキルオキシから選択される1個またはそれ以上の同一または異なる置換基により置換されることができ、ここですべてのR13基は互いに独立して同一であるか、または異なることができ;
ヘテロアリールはN、NR13、OおよびSから選択される1個またはそれ以上の同一または異なるヘテロ環員を含有する5−員〜10−員の単環式または二環式芳香族基であり;
nは0、1、2または3であり、ここですべての数字nは互いに独立して同一であるか、または異なることができ;
qは1、2、3、4または5であり;
rは0または1であり;
sは1、2、3または4である。
【請求項14】
心臓血管疾患、安定または不安定狭心症、冠状動脈性心疾患、冠動脈疾患、プリンツメタル型狭心症、急性冠症候群、心不全、心臓麻痺、心筋梗塞、卒中、血栓症、末梢動脈閉塞性疾患、内皮機能不全、アテローム性動脈硬化症、再狭窄、PTCA後の内皮障害、高血圧、本態性高血圧、肺高血圧、二次性高血圧、腎血管性高血圧、慢性糸球体腎炎、勃起障害、心室性不整脈、糖尿病、糖尿病の合併症、腎症、網膜症、血管形成、気管支喘息、慢性腎不全、肝硬変、骨粗しょう症、記憶力の低下または学習能力の低下を治療するための、あるいは閉経後の女性または避妊薬の摂取後の心血管系リスクを低くするための薬剤の製造における請求項13で定義された化合物またはその生理学的に許容しうる塩の使用。
【請求項15】
式Iaの化合物は請求項1〜9の何れかの項で定義された式Iの化合物またはその生理学的に許容しうる塩である請求項13または14に記載の使用。

【公表番号】特表2008−543959(P2008−543959A)
【公表日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−518664(P2008−518664)
【出願日】平成18年6月14日(2006.6.14)
【国際出願番号】PCT/EP2006/005716
【国際公開番号】WO2007/000248
【国際公開日】平成19年1月4日(2007.1.4)
【出願人】(399050909)サノフィ−アベンティス (225)
【Fターム(参考)】